2019年5月31日金曜日

2019年05月31日

8時に起きる。

料理。
みじん切りにした鶏肉・にんじん・玉ねぎ・しょうが・にんにく・砕いたピーナッツを、干し椎茸でとった出汁・豆板醤・花椒・みそ・塩・ごま油で炒める。

野菜をゆでている間、Jeff Millsのインタビューを読む。
https://jp.residentadvisor.net/features/2555
90年代、使わないJames BrownやSteely DanのレコードをあえてDJに持って行き、視界に入れることでファンキーさやディープさを思い出していたという話などなど、すごく面白かった。
おふだみたいなもんだろうか。
「DJの時に何をどう考えて動き音を組み立てているのか」に隅々まで意識をめぐらし、自身の理論を解説している。
いつの間にか読みふけってしまい、野菜がくたくたになってしまった。
別の野菜をゆでなおす。

トキワ街の「まるみや」で野菜を買って店へ。
今日も、芸術関係を中心に品出し。


うつ病が治った。
波のようなものだから、ケガと違って「完治」は無いのだろうけど、ここ1ヶ月ほどで劇的に良くなった。
今まで医療費もばかにならなかったのでうれしい。
ブログで日常の記録をつける習慣ができて、料理をたくさん作るようになったのが、良い方向に働いたと思う。

調子が悪くなり始めると、身の回りのいろんな人や出来事が、自分を攻撃しようとしているような感覚に陥る。
その攻撃から自分を守ろうとして、ムダに気を張って疲れてしまう。
反比例するように周囲から必要とされたい欲求は強まるため、コミュニケーションの距離感を見誤る。
ひどい時には、脳に直接恐怖を注射されたような、背筋の凍りつく感覚にとらわれる。
さっきまで手に持っていたものをどこに置いたのかすら思い出せなくなる。
こうなるともう論理的思考でどうこうできる次元ではないので、医者に頼ることになる。

ブログは、当初「嫌なことや疑問があったら率直に書くべきだ。自分に正直でありたい」と思いながら書いていた。
しかし文章を書いていくうちに、もう一人の「明晰な自分」から「それは誰かへの当てつけか」「後で余計しんどくなるぞ」などと突っ込みが入るようになり、どんどん自分の感情が整理されていくことに気づいた。
感情の乱れとして表れてしまっている誤字や余計な言い回しを慎重に修正していくことで、文面も感情も穏やかになっていく。
これは、脊髄反射的に表現できるTwitterでは味わえなかった感覚だと思う。
修正・整理を繰り返していくことで、何を自分はかっこいい/ださいと思うのかについての考えが深まる。
価値判断が鍛えられ、卑屈な感情が薄らいでいく。
始めてから3日くらいで、だんだん効果が表れ始めた。

料理は、外食するお金もそんなにないのでやらざるを得ない。
気持ちが落ちていると、やるべき物事の順番がつけづらくなる。
しかし、料理をする上では食材の準備や調理の順序をしっかり意識しなければならない。
なんとかやっていくことで、おろそかになってしまう部分を補うことができる。
醤油味に飽きたら、にんにくや香辛料を活用するようになる。
茶色の炒め物に飽きたら、色の濃い食材を足すにはどうすれば良いのか考えるようになる。
カット野菜より、キャベツを丸ごと1個買うほうがお得だし、腐らせないよう効率よく消費するレシピを考える。
工夫することが楽しくなっていく。

なんとなく、自分に対しての標語のようなものができた。
・自分のやっていることを人に紹介する時、卑屈になる必要はない。それを笑う人のほうが悪い。
・他人を不用意に馬鹿にしない。馬鹿にする/されるという心理状況が身近にありすぎると、自分がへまをした時にすぐ「馬鹿にされてしまう」という妄想が働き、余計に悔しい思いをして疲れる。
・場の空気に流され、愛想笑いや流された発言をしないようにする。後でその空気のせいにしようと思っても手遅れ。
・ネットスラングはできるだけ使わない。物事を矮小化・戯画化してしまう癖がつくと、自分に大変なことが起こった時に焦る。
・苦手かもと感じてしまっている人に対してこそ、面と向かってきちんと話すことを心掛ける。
また調子が悪くなるかもわからないし、ここに書いておきます。


お客さんから平野啓一郎「マチネの終わりに」を買い取った。
最近の文芸書がちょうど少なくなってきていたので、ありがたい。
結婚記念日に新刊書店で、しかも店員さんにおすすめ本を聞いて購入されたとのこと。
そして「このお店の中の本で、おすすめっていうとどれですか」と質問を受ける。
山崎ナオコーラ「かわいい夫」をおすすめし、即決で購入。
なんだかバトンをつないだようでうれしい。
またお売りいただいた時には、次の本を紹介できるようにしておきたい。

本読んで、風呂入って寝ます。
店このまま開けながら読んでようかな。
絵描きたい。

2019年5月30日木曜日

2019年05月30日

朝8時起き。

「柳田国男と今和次郎」読み終える。

絵を描く。
最近スマホのアプリでテクノを作っていて、そっちに時間を取られてなかなか手がつけられなかった。
絵と音楽ではなんとなく気持ちの切り替えが必要になる。
短い時間の中で、交互にやるのは難しい。

松下製麺所でうどん食べて店。

「讃岐おもちゃの会」の機関誌「ふりつち」を20冊ほど品出し。
調べてみると、各号400部限定での発行のようだ。
表紙には手刷りの版画が貼り付けられており、付録にも版画がほぼ毎号ついているので、かなりの手間暇がかけられている。
内容は日本各地の郷土玩具に関するエッセイ・コラムが中心。
丸亀や多度津の広報誌の表紙にも作品が使われている武田三郎の版画は本当に良い。
そういえば、讃州堂さんで見た香川の短歌同人誌の表紙に使われていた版画も良かった。
誌名も作家名も忘れてしまって悔しいが、武田三郎ではなかったはず。
あと、秋山泰計という高松市出身の版画家の図録も入荷していて、この人の作品もものすごい。
シュルレアリスムやピカソ、ベン・シャーン、棟方志功などからの影響を感じさせるけど、中村宏の世界観に通じるような雰囲気もある。
読売アンデパンダンにも出品していたそうだ。

クッツェー「恥辱」読み始める。
面白い。
ルヌガンガにはクッツェーの小説が充実していたな。

ブログはやはり精神的に良い気がする。
マンガ家の田中圭一さんが、Twitterで「鬱の時は文章が乱れてしまう」と書いていた。
Twitterだとものによっては3秒くらいで書けてしまうので、文章に込められた自分の心と対話する時間が持ちにくい。
その点ブログは、じっくりと向き合える。

最近長く書いてしまいがちなので、このくらいでやめにします。

2019年5月29日水曜日

2019年05月28~29日

28日

昨日関西行きの行程を考えていたら寝るのが遅くなってしまい、10時起き。
「古書古書話」読み終え、畑中章宏「柳田国男と今和次郎」読み始める。

松下製麺所でうどん食べて、ソローの宮脇さんと合流して詫間に向かう。
さらに宮之浦港でさっこと合流し、車で出発。
三豊のあたりは道路が狭いのにトラックが多くて、けっこう怖い。

みどり食堂というドライブインのようなところに入る。
ハンバーグ、あんかけ揚げ餃子、ごはん。
厨房が広く、しっかりしたごはんが食べられて、しかも安かった。
1時過ぎにも関わらずお客さんがどんどん入ってくる。

近くにある、さっこおすすめの古道具屋さんへ。
よく見ると窓に「古本・古レコード」と書かれており、店内に入ると予想以上の量。
串田孫一や庄野潤三が何冊かあり、迷うが少し高い。
蜂飼耳「紅水晶」買う。
戦前に発行された雑誌や文庫もある、しかし状態は厳しいものが多かった。
お店は40年弱営業されているそう。

宮之浦港に戻ってさっこの運転するボートに乗り、志々島へ。
志々島はフェリーが1日3往復するだけの小さな島。
ここ数年移住者が少しずつ増えてきているようだ。
自分の作った詩集「くもり」の中の詩に、さっこがメロディをつけて歌ってくれる。
今までに味わったことのない感覚。

志々島の北西にある粟島へ。
海運会社に関わりのある方が多く住まわれているそうで、お金のかかった建物が目立つ。
島で滞在制作している大小島さんに久しぶりに会った。
多分5年ぶりくらい。
夜は、滞在制作しているインド人の方々が作った猪肉のカレーをいただいた。
生玉ねぎが付け合わせ。
初めて手で食べてみる、うまい。
インド北部の少数民族の方々ということだったけど、皆さんおしゃれで、スマホやパソコンを使いこなし、英語と日本語でコミュニケーションしている。
鳥の鳴きまねが上手だった(野生のニワトリをおびき寄せて、パチンコでしとめるらしい)。

帰りの車内、宮脇さんと「高松のみんなでソウル行きたいね」という話をする。
まどと2人で半空に行き、いろいろ話す。

29日

朝8時起き。
ごはんを炊いて、洗濯機をまわす。
鶏肉・にんじん・青梗菜を回鍋肉風に炒め、小松菜のおひたしとチーズオムレツを作る。

病院へ行く。
3月、まどが医師の処方箋ミスにより間違った薬を飲んでしまい、昏睡状態に陥って入院した。
自分もまども精神面・金銭面でかなりの痛手を被ってしまったので、病院と交渉を進めていたのだった。
今日、晴れて示談が成立。
入院費用と、欠勤した分の給与、+αが返ってきた。

ビールを買い足す。
店のビルの2~4階にある不要物撤去、業者が決定。
レジカウンター横に棚を増設。

さっこから新作のCDをもらったので聴く。

休憩中「柳田国男と今和次郎」読み進める。
今和次郎の活動を、ダダやシュルレアリスムなどの芸術運動と同時代に起こったものとしてとらえようとしていて、面白い。
柳田国男はけっこう周りの人と思想的に対立している。
その対立の様子が垣間見える本は、面白いものが多い気がする。
「高群逸枝と柳田国男」も、「柳田国男・南方熊楠往復書簡集」も面白かったな。

スーパーで食材見て、本読んで寝ます。

2019年5月27日月曜日

2019年05月27日

昨日の閉店後のことから書く。

時宅で食べた自家製ラー油がおいしかったので、ハローズに行って材料を探してみる。
八角があれば良かったのだけど、案の定ない。
唐辛子も小分けの袋のみで高くつく。
ネットで見たレシピ通りに作ったら八角抜きでも千円を超えてしまうので、またの機会にした。
東京に住んでいた時は、かなり香辛料が手に入りやすい環境だったんだなあと思う。
以前もスーパーでクローブを探した時、なかなか見つからなかった。
丸亀町にあったジュピターも閉店してしまったし、どうしようか。

帰って荻原魚雷「古書古書話」を読み始める。
ルヌガンガで魚雷さんのトークを聞いた時に購入した。
今年に入って日本の近代文学(特に私小説)を意識して読むようになったのは、魚雷さんの影響が強い。
魚雷さんの本には小林秀雄や辻潤の話が出てきたと思えば、昔の実用書を面白く読んでいたりもして、興味深い。
固有名詞が多く、各章ごとに発見がある。
店を始めてから読書のモチベーションのひとつに「勉強」が加わり、それは何かを失ってしまっているような気もするけど、今のところは楽しい。
本を読む速さも1.5倍くらいになった。
美学校で講義もしていたという、松山俊太郎の「インドを語る」面白そう。

精神的に調子が良いとすべてを記録しておきたくなる。
20歳頃の時は、その日聞いたCD(買ったCDではない)を毎日ノートに記録していた。
小学生の時「進研ゼミ」をやっていて、付録冊子に路上観察学会の林丈二さんが連載をしていて、その異常な記録癖に興奮した記憶がある。
ただ、創作もしているので、記録ばかりに時間を取られるのはあまり良いことではない。

朝7時起き。
昨日気になったことをブログに書いたら(上記)もう1日分くらいの量になってしまった。

ここ最近、トートバッグを作りたいと考えている。
プリント代込みで安く作ってくれる業者さんもあるけど、自分で一から作ってみても良いかもしれない。
しかし、ミシンが必要。
インクジェットで出力できるアイロン転写シートは、値段も質もだいぶピンキリのようだ。

ベーコンと小松菜(違うかもしれない。実家から送られてきたもの)とにんじんを炒めて、チーズオムレツと粉ふき芋も作る。
昼と夜用の弁当を準備。

店に行く前に、藤塚町の不二書店さんに行く。
かなり久しぶり。
「古書古書話」の中に出てきてまさに今日気になった八木福次郎「新編 古本屋の手帖」、講談社文庫版の庄野潤三「夕べの雲」(表紙がかわいい)、梅崎春生、木村荘八、南方熊楠など読みたかった本がたくさん。
しかも安い。
久々にスイッチが入り、たくさん買ってしまう。
週末京都行くのに。
梅崎春生の「幻下」新潮文庫版、こないだ買った講談社文芸文庫版と内容がかぶっていた。
興奮しすぎた。
でも、うれしい。

棚がだんだんいっぱいになってきたので、受託商品の品出しやネット出品を進める。
最近のネット販売は数は出ないけど、単価が上がってきている。
せっかく店舗を持っているんだし、店で売れるのが一番良いけど、ネット販売で得たお金も店舗を充実させるために使っていくので、結局還元される。

アメリカ南部の黒人服役囚のブルース?聞く。

本を読むのは楽しい。
本を買うのも、買うために移動するのも楽しい。
楽しさを暑苦しくなく伝える言葉をうまくひねり出せないものかと、よく考える。

今週末土曜はさっこの月例ライブ。
前回のカシオトーンソロがかなり良かったので、どうなるか楽しみ。
翌日の日曜は早朝から関西に向かって、その日の深夜のフェリーで日帰りし、月曜はまた12時から店を開ける予定。

明日は定休日。
まどとソローの宮脇さんとさっこの4人で、三豊で遊んできます。

2019年5月26日日曜日

2019年05月26日

朝8時起き。
ごはん食べてブログを書く。

暑い。
北海道でも気温が30度台にまで上がっている。
みかんちゃんが、「最近温暖化の影響で、東北でも柑橘類の栽培計画が進んでいる」と言っていたな。

店の中の湿度がだんだん上がってきた。
密閉性の高い空間のおかげで冬やイベントの時は助かっているけど、夏はどうなるかな。
湿度が高いままクーラーをつけると、すぐに腹が痛くなる。

中央公園で休憩。
コンビニの飲み物はいつからかジュースが少なくなった気がする。
小さい紙パックでいいから、もっとフルーツジュースを置いてほしい。
10代のカップルが抱き合ったり膝枕したり離れたりして、せわしない。
鳩や雀が餌を求めてやってくる。
チャトウィン「パタゴニア」読み終える。

ビート作り。
ベースとうわもの部分作るのも楽しくなってきた。
先にリズムを作ってしまうと、どうもそれに引っ張られてしまう。
歌を作っている人は、メロディが思い浮かんだらスマホで鼻歌を録音したりできる。
ダンスミュージックを作っている人は「シンセはこういう音色で、ここであのレコードからサンプリングしたこの部分を入れて、ブレイクはこんな感じで…」とアイディアが湧いたらどうしているんだろうか。

来週末の6/2は京都に行く。
出町柳のmomuragで行われているグループ展に参加していて、この日が最終日。
見に行けそうだ。
夜は「外」でbonnounomukuroと湿った犬と食品まつりさんの3マンライブがある。
ライブ見終わったら夜行のフェリーで帰る予定。
国立国際美術館でやっている「抽象世界」という展覧会が面白そう。
日本であまり見ることのできない作家がたくさん。
ここ最近で関西も新しい古本屋さんが増えているけど、どれだけ行けるか。

帰って料理やるか、本読むかして寝ます。

2019年05月25日

朝8時前に起きる。

ご飯食べて、早めに店へ。
みかんちゃんが店に送ってくれたみかんを受け取る。

とある件を処理するため交渉。
前進のきざしが見えた。
悔いを残さないように、着実にやっていきたい。

札幌の芝さんから冊子「プレス芝 NO.1」が届いていたので、出す。
特集は自作料理。
内容はエッセイやイラストなど様々、終始どこか不穏な雰囲気が流れていて面白い。
ラフな作りのようにも見えるけど、こういうものほど編集する人の気質が如実に表れる気がする。
芝さんは札幌でOISOGASHI MYHOMETOWNというお店をやっていた。
東京で1度お会いしたことがあるけど、結局お店には行けず。
作ったZINEを販売してもらったりお世話になった。

最近お客さんから「こういう本ありますか」と問合せをいただくことが多い。
ありがたい。

休憩時、銭湯に行く。
あまり行ったことのない、ボロボロの廃屋がたくさんあるエリア。
なかなかタフな環境だった。
入湯料400円で、サウナとせっけんと貸タオル無料。
公園でピルクル飲んだ。

みかんイベントは最高に面白かった。
用語解説、五感(さわる、見る、匂う、味わう、聞く)にまつわるみかんの話、試食・試飲、農家さんの話やNPOでの取り組みなど。
脱線もあったかもしれないけど、それもすべて含めて充実した内容だった。
当日このイベントを知って参加された方も多数。
ジュースを使ったビアカクテルおいしかった。

まどと時宅に行ったら、みかんちゃんと竹森と中井さんもいて賑やか。
そうめんに入れた自家製ラー油がうまい。
少し乳酸発酵感があったけど、なんだろう。

歯磨いてすぐに寝た。

2019年5月24日金曜日

2019年05月24日

朝8時起き。

少し絵を描く。
最近はずっと板に黒のマーカーと白のポスターカラーで描いている。
だんだん色を使ったり、コラージュも加えてみようかという気持ちになってきた。

プリンターのインクを買って店へ。

品出し。
美術関係が多く、棚のスペースが足りなくなってきた。
うれしいけど、なんとかしたい。

2~4階不要物撤去の見積り。
業者さん「面白い物件ですね~」と感心していた。
確かに変わったつくり。
後日金額を伝えてくれることになった。
4tトラックが3台必要らしい。
仏壇に関しては「魂抜き(閉眼供養とも言うそうだ)」という手続きが必要とのこと。
これにも少しお金がかかる。

とある件を処理するために、書類をもらいに行く。
やるだけやってみよう。

女性ボーカルのラヴァーズロックを探して聞く。
”Studio One Women”、Jennifer Laraなど。

店の周りは居酒屋が多いので、前に人がたまりがち。
今日もちょっと「うーむ」と思ってしまった。
外の均一本を整理しに行ったら、少し散ってくれる。
どうしたもんか。

梅崎春生が読みたい。
リバーさんに、講談社文芸文庫から出ているのが1冊あったはず。
今年は読んだことない作家の小説を積極的に読むぞ。

昨日は売上いまいちだったけど、今日は割といけた。
給料日前とか関係なく、昨日はたまたまだったのかもしれない。

明日、店ではいよいよ「あなたの知らないみかんの世界」。
楽しみだ。

2019年5月23日木曜日

2019年05月23日

朝9時に起きる。
ごはん食べて、シャワー浴びて、炒め物作ったらあっという間に出なければいけない時間になってしまった。
店に行く途中、コピー用紙を買う。

ひたすら品出し。
マンガ、詩、社会学、郷土関係などジャンルはいろいろ。
お客さんはそれなりに来たけど、売上は少なかった。
給料日前だからだろうか。

廃品回収の次の見積りは、明日15時からになった。
どうなるか。

ブルース・チャトウィン「パタゴニア」読み始める。
これは年末に徳島の荒物屋ソラリスさんで買った。
ソラリスさんは外観は荒物屋だけど、店内奥に行くと古本がたくさんある。
店名から想像するにSFがたくさんあるのかな?と思ったら、マンガやサブカル、文学、芸術関連などジャンルがとても幅広い。
しかも良い本がたくさんあって、値段も良心的。
この時はチャトウィンと、ルーツレゲエのディスクガイドを買った。
また徳島に行った時は伺います。

シアトル在住のSean Pearsonさんから、注文していたドローイングZINEが到着。
バッジもおまけでつけてくれた。
Seanとはinstagramで相互フォローの状態になっていて、ホームページを見てみたらZINEを作っているようだったのでメッセージを送ってみた。
PayPalでお金を払ってくれれば送るよとの返事だったので、アカウントを作って送金。
国際郵便はさすがに高くつくけど、驚くほど簡単に海外の人とやり取りができて、なんか世界がぐっと広がった気分。
いい感じだ。

昨日動きすぎたせいか、とても疲れた。
早く帰って寝たい。

2019年5月22日水曜日

2019年05月22日

朝8時過ぎに起きる。
ごはん食べて、食材の整理や洗い物をする。

レンタカー借りて、出張買取。
香川はため池や小高い山が多いので細い道が入り組んでいる。
今日の買取は美術・工芸関係の図録や書籍などが中心。
猪熊弦一郎、イサムノグチ、和田邦坊など、香川ゆかりの作家も多くうれしい。
ありがとうございます。

里村洋子「丹藤商店ものがたり」読み終える。
舞台となっている鹿瀬は新潟県の阿賀野川上流にある、かなり山奥の町。
新潟水俣病の原因となった、昭和電工の工場があった町でもある。
自分の生まれ故郷も、阿賀野川の下流地域にある。
「お地蔵さん」という章で、高橋伸之さんというアーティストが、水と土の芸術祭の関連としてリヤカーにたくさんのお地蔵さんを載せて阿賀野川流域を遡っていくという作品・企画のことが書かれている。
お地蔵さんを作ったのは、この本の出版元でもある「冥土のみやげ企画」の旗野さん。
旗野さんは阿賀野市安田の出身。
熊本の水俣や栃木の足尾など、公害の記憶の濃い場所の石を用いて地蔵を作り、それをまた別の場所に設置し土地の記憶を交わす。
新潟でも地蔵の設置を進めていたが、鹿瀬ではなかなか事がうまく運ばなかったようだ。
高橋さんの企画と旗野さんの念願が合致し、ついには地域からの要望で盆踊りに地蔵が加わり、鹿瀬にも設置が決まる。
高橋さんは愛知県生まれ。
今まで自分は地域の芸術祭に対してどこか懐疑的な思いが強かったけど、もっと個々の出来事を掘り下げ、見聞きすることが必要だなと感じた。
こういった話はまだたくさん、いろんな場所に眠っているんだろうなと思う。

折坂悠太さんの新しいライブ動画がアップロードされていた。
素晴らしい歌声と演奏だ。

なんとなく、Duet Emmoを聞いてみる。
こんなにダブ処理がいい湯加減だとは思わなかった。
めちゃくちゃかっこいい。
続けてNew Age SteppersのピールセッションやMaximum Joyを聞く。
最近ニューウェーブやポストパンクあまり聴いてなかったな。
大学の頃、Contortionsの来日ライブとか行ったのに。
ギターの女の人、No New Yorkの裏ジャケと全く見た目変わってなかったな。

品出し。
大型本が増えてきた。

週末のイベント用に、tooniceの井川さんからプロジェクターを借りた。
店用にもひとつ買っておかなければ。
これから店閉めて、接続・投影の確認をします。

2019年05月21日

朝8時起き。

今日は定休日。
洗濯しつつ本読んだりする。

実家から米や野菜が届いたので、母ちゃんに電話する。
今回も「子供を早く作れ」という話からスタート。
自営業になったということを言ったら驚いた様子で、自営業がいかに時代の空気を常に察知しなければならない大変な仕事かという話も頂戴する。
母ちゃんは自営業を一度もやったことがないが。
しかし、今まで「不妊治療のためだったらお金は出してあげないこともない」「こういうことは末度加さん本人には言えないから祐平に言うけど…」「子はかすがいだよ~」などなど、自分の価値観̪ありきで傲慢な発言を連発していたにも関わらず、「時代の空気を読む」とはこれいかに。
話相手の心情も読めてないのに、たいしたもんだと思う。
「結婚や出産についてのアドバイスは親族であっても控えるべき」「母ちゃんの通ってきた昭和のキャリア観は、残念ながら平成後期に崩壊しました」という旨のメールを送る。
今年は店も忙しいし、実家帰るのは来年以降にしよう。

朝ホットケーキを作る。
ベーキングパウダーを前作った時の倍の量入れたら、良い感じになった。
昼は辛みそひき肉混ぜ麺。
ひき肉、砕いたピーナッツ、れんこん、しいたけを豆板醤やみそや花椒で炒める。
けっこううまくいった。
ピーナッツはこれからも料理に積極的に使っていきたい。

まどと外出、廃品回収業者の見積立ち合い。
あまりに捨てるものの量が多く、結果辞退となってしまったが別の解体業者を紹介してもらえた。
「お値段頑張ります」と言っていただけた。

今週土曜日はみかんちゃんこと広井さんによるトーク「あなたの知らないみかんの世界」。
簡易的なチラシを作ったので、友達の店に置いてもらう。

古着屋でズボンとTシャツを買う。
マクドナルドで日記書いたり本読んだり。
「夏の花・心願の国」読み終え、「丹藤商店ものがたり」を読み始める。
「丹藤~」は新潟の北書店で買った。
阿賀野川上流の鹿瀬という町にある商店にまつわる聞き書き。

帰ってまた料理。
鯖の煮つけ、ほうれん草おひたし、野菜の天ぷら(にんじん、れんこん、アスパラガス)を作る。
アスパラ天うまい。

こないだダウンロードしたKORG gadget le 2という無料のアプリでビート作り。
けっこう音色も作りこめるし、エフェクトも種類がたくさんある。
いつの間にか3時間以上経っていた。

明日は出張買取。
安全運転でいきたい。

2019年5月20日月曜日

2019年05月20日

朝8時起き。

絵を描く。
昨日の夜にスケッチブックにいろんな形をとりとめなく描いていたら、板やキャンバスに改めて描きたくなるネタがいくつかできた。
あとは体力と時間のある限り、どんどん手を動かすだけ。
1枚小さい絵が完成。

高松空港はアジア圏へのLCCが充実している。
ソウル、上海、台北。
ソウルの航空券がいくらくらいか調べてみたら、早めに取れば仁川まで7000円以内で行けるようだ。
時間的にも価格的にも、ジェットスターで東京行くのとそんなに変わらない気がする。
ZINE売ってる本屋さんや、クラブイベントに行ってみたい。
友達から聞いた情報では、上海から一番安く行ける日本の都市は高松らしい、とのこと。
今の高校生とか、手軽に海外に旅行行けて良いな。

ハードオフに不用品を売って、うどん食べて店に行く。
最近毎日うどん食べてるな。
品出しやネット出品を進める。

廃品回収業者に、店の上の階に置いてある家具などの撤去費用を見積もってもらう。
現在は大家さんのご厚意で、店の上の2~4階に荷物を置かせてもらっても良いことになっている。
先日思い切って「住まわせていただけませんでしょうか」と言ってみたら、なんと家賃を割り増しで払う条件でOKが出た。
必要なものは運び出しているので、後は捨てるなり使うなりしてくれとのこと。
6月中には引っ越しを終える予定。
遠方から来てもらったお客さんも泊ってもらいやすくなるし、弁当を準備しなくていいし、何かと便利になりそうだ。

豆乳をあっためて、レモンの皮のぶつ切りと黒砂糖入れたらおいしかった。
納豆に砕いたピーナッツとナンプラーを入れて食べてみたい。
辛みそ肉そぼろを作ってまぜ麺を作りたい。

店の中が蒸し暑くなってきた気がする。
さっさと帰って風呂に入ろう。


2019年5月19日日曜日

2019年05月19日

朝8時に起きて、ごはん食べて8時半に家を出る。
丸亀町グリーンマーケットでの出店。

隣でブースを出していた珈白(こはく)の藤田さんが、yomsのウェブショップでヤジベエさんのZINE「ばななぼーと」を買ってくれていた。
藤田さんはVIDEOTAPEMUSICさんを香川に呼んだりと、ライブの企画もされている。
VIDEOさんもヤジベエさんが気になっていたそうで、それもあってZINEを代理で藤田さんが買っていたとのこと。
2部購入されていたのはそういうことだったのか。
話をすると、気になってはいつつも行けなかったイベントにいくつか関わられていた。

出店は、運動会シーズンで家族連れが少なかったのと、ゆっくり商品を見るのにはちょっと風が強すぎたのもあり、売上げは先月と比べると少なめ。
「愛の完成/静かなヴェロニカの誘惑」読み終え、原民喜「夏の花・心願の国」読み始める。
ムージル~原民喜はなんとなく選んだ流れだったけど、なんだかとても良い感じ。
するすると言葉が流れ込んでくる。

うどん食べて店に戻る。
まどと本を棚に入れなおす。
22日に出張買取のため、レンタカーを予約。

店も売上があまり伸びずこれはまずい、と思っていたら、ネットで高い本が売れてなんとかなった。

最近は品出しをしつつ、ずっと吹き溜まっていた本を均一棚に出したりしている。
棚を新しく作ってから、やはり均一本が以前より売れるようになった。

出張買取の効果もあり、だんだん黒っぽい本の比率が増えてきている。
新しめの本も増やしていければと思うけど、そんなに簡単にはいかない。
マンガ、映画、民俗学、サブカル、あたりが若干足りなくなってきただろうか。
本の並びを工夫して、なんとか面白く見せたい。

今日明日とまども時間があるので、これから六ろくでカレーを食べてきます。

2019年5月18日土曜日

2019年05月18日

朝8時起き。
ごはん食べてシャワー。

Twitterで見た、お腹が引っ込むというストレッチをやってみる。
めちゃくちゃしんどい。
普段やらない動きを必死になってやっている自分がなんだか面白かった。
続けたい。

ムージル「愛の完成/静かなヴェロニカの誘惑」読み始める。
古井由吉の翻訳。
感情や感覚のひだにズブズブ分け入っていくような文章。
修飾が多いのに、全然まだるっこしい感じがしない。
他の訳者によるものも読んでみたい。

昨日まどが作ってくれたほうれん草のおひたしが余っている。
鶏肉と野菜のカレー粉炒めを作って弁当完成。

森脇さんからメール来る。
こないだのMOYOOSHI NIGHTでは、YouTubeの動画の音をモノトロンとディレイを通して加工するというライブをやった。
YouTubeの音というよりは、ほぼモノトロンのVCF回路がホヨホヨ鳴っている音がメイン。
けっこううまくいったので、このセットで録音もしてみたい。
なんとなく安眠できそうな気がする。
完成したらCDRにしよう。

ノストと機材や音楽制作アプリの情報やり取り。
KORG Gadget 2 Leという無料のアプリをダウンロードしてみる。
打ち込みの練習に使えそう。
やってみたらけっこう奥が深くて、楽しい。

Nohelani Cyprianoというハワイのソウルシンガーとても良い。
シティポップな感じだけど、しっかりハワイだ。

今日は夕方まであまり売上がなかったけど、閉店間際に伸びた。
ありがとうございます。
古本屋さんはどこで平常心を保っているのだろうか。
自分はどうも焦りすぎていけない。

閉店後に、明日の丸亀町グリーンマーケットに出す本を選ぶ。
明日は8時に起きて、9時に丸亀町に現地集合。


2019年05月17日

朝8時起き。
けっこう寝た。

橋本治と浅田彰の対談をWebで読む。
小林秀雄や辻惟雄、岡本太郎らへの視点が面白い。
自分は、対談で言われている奇想の日本美術史に光を当てるような本ばかりを読んできたような気がするな。

ネットにも読みごたえのある記事は多いけど、読むのが追いつかない。
大抵忙しくなると時間や物事を切り詰めて管理しようとして、しんどくなってしまう。
ある程度適当にやることを心掛けたい。

少し絵描いて外出。
銀行にお金を預けて店に行く。

昨日はだらだらしてしまったので、気合を入れて作業。
zineの品出しをする。
書籍のネット出品も進める。

中央公園に休憩に行ったら、本を読んでいる男性が何人かいた。
おばあさんが一人テーブルで刺繍をしたりもしている。
いい感じだ。

「写真術」読み終える。

東京にいる頃、韓国ドラマを見る仕事をしていた。
鍋でラーメンを作ってそのまま食べてるシーンがけっこう出てきて、それがやたらうまそうに見える。
家にまどが買ったトムヤムラーメンがあったので、キャベツと青ネギを入れて食べた。

2019年5月16日木曜日

2019年05月16日

朝8時起き。

定休日の火曜日もずっと動いていて、水曜も朝から棚を作って夜まで店番をしたのでさすがに疲れた。
まどに夕方まで店番をしてもらうことに。

ほうれん草のおひたしが余っていたので、バジルオムレツと、豚肉と野菜の炒め物を作る。
本を読んだり絵を描いたりする。
夜までにお腹が空いてしまいそうだったので、ホットケーキを作って食べた。
なんだかぺしゃんこ。
ベーキングパウダーが足りなかったのか。

3時半頃に店に行く。
Gui ScottやShackletonのmix聞きながら作業。
先日買い取った「大航海時代叢書」を品出しし、中古Zineコーナーのために箱を用意する。

なんだかものすごく疲れた。
お酒飲みたい気もするけど、早く帰って本読んで寝ようかな。


2019年5月15日水曜日

2019年05月15日

7時半に起きる。
昨日の余りのお好み焼きを食べて、9時前に外出。

昨日ホームセンターで買った木材を組み立てて、均一本コーナー用の棚を作る。
ペンキ塗るのに思った以上に時間がかかってしまった。
なんとか開店時間ギリギリに完成。
目線の高さに本がきてかがまなくてよくなったし、収容能力もアップしたと思う。

ここ1週間くらいZINEなどの個人出版物に関しての買取販売について悩んでいた。
買取販売は今後行っていくことにしようと思う。
以下どのように対応・展開するかを箇条書きでまとめてみます。
・中古ZINEについては店内にコーナーを作り、そこで販売する。
・定価以上の価格では販売しない。
・フリーペーパーに関しては、希少価値の認められるものでも買取はしない。その代わりにフリーペーパー再配布コーナーを作り、そこで手に取れる状態にする(YOMSで行っている自作印刷物交換会Paper Talkで集まった印刷物の余りもここで再配布する)。
・ネット上での販売は行わない。
・SNSでの新入荷のお知らせはしない。
こういった個人出版物はあまりにも流通の形態が多様なので、今後どんなデリケートな問題が出てくるかはわからない。
買取依頼をされた方や製作者とも意見交換をして、買取販売の取りやめも含めてその都度考えていければと思う。
今回は文化資源どうのと言うよりも、買取依頼をされたお客さんの「YOMSさんが無かったらこういうの(中古ZINE)は捨ててました」という言葉が一番の考える動機になった。
なあなあに済ませてはいけない問題とは思っていても今まで手が付けられていなかったので、この機会に再度考えることができて良かったと思う。

レモネードシロップの中のレモンをコップに入れて、黒砂糖と一緒にお湯で溶いて飲んだ。
けっこうおいしい。

北園克衛「単調な空間」を読み終えて、「写真術」読み進める。
あまり複数の本を同時進行で読むことはないけど、やってみたらけっこう楽しい。

品出し。
閉店間際に、100円均一棚にかぶせる板を取り付ける。

風呂入って本読んで寝ます。
モビールか、小さい立体みたいのも作りたい。

2019年5月14日火曜日

2019年05月14日

朝8時起き。

京都の出町柳で行われる「momurag大クロージング展」に参加するので、絵を進める。
展示初日は18日で、作品は16日必着と言われているので、今日送らないといけない。

コープに買い物行って、お好み焼きを作る。
新潟に生まれて米ばかり食べてきたので、粉もん文化に馴染みの薄い人生を送ってきた。
今回は青ネギを多めに入れ、ある程度焼いてから豚肉を乗せてひっくり返すということをやってみた。
火加減がうまくいってなかったのか、肉はカリカリに焼けたけど周りの生地にうまく火が通らない。
返すのもうまくいかず、ぼろぼろになってしまった。
青ネギがメインだったらポン酢で食べるのが良いかな。
お好み焼きはいろいろ実験したくなるし、キャベツがたくさん食べれて良い。

絵が完成。
発送。

京都のmomuragは村屋という居酒屋と、東京の御徒町にあるmogragというギャラリーが共同で運営している。
割とできたばかりの時に「BUOY」という個展と、一昨年にYOMSのポップアップショップをやらせてもらった。
関西で絵の展示をすると「えっ何これめっちゃいい、ほしい」と、初見の人が買ってくれることが結構ある。
ストレートな反応は気持ちいい。
村屋は去年閉店したけど、momuragを改装して新規オープンするという流れ。
みなみさんの作る唐揚げはうまい。

ホームセンターに行く。
店頭に棚を作って均一コーナーを拡大しようと考えている。
板や防腐効果のある塗料などを買って、軽トラで店に運ぶ。
ハケを買い忘れていたので、塗料を塗るのは明日やることにした。
明日完成できるかな。

昨日ブログに書いた、せんべろ立ち呑みに行ってみる。
ジャックダニエルハイボールが300円は良い感じ。
ポテサラとうま塩きゅうりは100円。

マクドナルドでノートに日記を書く。
東京に住んでいるノストと、LINEでテクノの話をする。
Madteo、Terrence Dixon、Dresvnなど。
テクノの知識は2000年代前半くらいで止まっているので、新しいのをどんどん聞きたい。

「写真術」読み進める。
ブレッソンの「集中している人が好きだ」という言葉が印象的。
ブレッソンの写真も集中そのもの。
時間と空間がみなぎっている。

もう少し本読んで寝ます。

2019年5月13日月曜日

2019年05月13日

8時頃に起きる。

みんなでお茶を飲んで少ししゃべって、外出。
さか枝でかけ中+穴子天。
濱洲さんの作った詩のzineは、表紙に自身が焼いたレンガが使われていて、輪ゴムで製本されている。
森脇さんから「月刊ヒー」の最新号を受取り、お金を支払う。

博多は大都市だけど、なぜかこれまで積極的に行きたいと思うことがなかった。
今回のイベントで、かなり心理的な距離は近づいたような気がする。
高松からは夜行バスも出ている。

さか枝は5月末で休業とのこと。

店に早めに着く。
念入りに掃除して、ブログ書く。
品出し。

かまんよ書店の青木さんが来る。
青木さんはネット販売のみで本を売っている。
自分とは売り方がかなり違うので、話を聞いていると面白い。

「月刊ヒー」最新号を読む。
今回の特集は「微生物」。
森脇さんは未完成であったりまだ過程の途中だったりすることを、てらい無く形にして外に出す。
「やるからには完成形を」と焦って大見栄を切り、後からボロが出て引っ込みがつかなくなってしまう人は多い。
特にSNSではあまりにも速く反応が返ってきてしまうため、意見を発することへ過剰に周到さが要求されているように感じてしまう。
そんな中で、森脇さんの世界に対するゆったりした疑問の提示に触れると、なんだか肩が軽くなるような気持ちがする。

かなりうれしい出来事があったので、ジュンク堂で北園克衛の詩集「単調な空間」を買う。
余白もたっぷり取られてて、じっくりとひたることができるデザインになっている。
前々から欲しかったので、とてもうれしい。
OVERSでTシャツも1枚買う。
今年はものすごい勢いで生活が変化している。

ライオン通りにビールやチューハイが250円の立ち呑み屋ができたそうなので、行ってみたい。
ビールはスーパードライだけど、つまみもそこそこ安そう。

明日は店が休みなので、均一棚を作る木材を買いに行きたい。
京都の出町柳にあるギャラリーmomurag(個展と、yomsのポップアップショップをやらせてもらった)の大クロージング展に出す絵も描かなければならない。
午前に絵、午後に棚作り、帰ってまた絵、で一日終わりそう。

さすがに疲れた。
サウナに行きたいけど、今日は家の風呂にしておこう。

2019年05月12日

朝7時に起きて、昨日に引き続きmonotronとディレイをいじる。
何か見た目にも面白い要素がほしい。
スライドフィルムを映写するとか、やじろべえを氷の上に立たせてその不安定な状態を見ながら音楽を聴いてもらうというのも考えたけど、結局YouTubeの動画を流すことにする。
iPadとmonotronをつないで、動画の音声もリアルタイムで加工することにした。

機材を持って店。
セッティングを確認して、一福でかけ小+とり天。

Twitterで行ったアンケートが終了。
YOMSでzineの買取販売を行うことについて、
いいと思う(買いたい)…58%
別にいいと思う(買わないけど)…18%
感心しない…3%
モノによる…21%
という結果に。
108票が集まった、ありがとうございます。
もう少しだけ考えます。

15時すぎに森脇さん到着。
いろいろ打ち合わせ。
今回森脇さんは夫の濱洲さん、投資家/ライターのヤマザキOKコンピュータさん、機織りや染色などをやっている彌永さんと4人で福岡からやってきている。
「ミステリートーク」は当初森脇さんが1人でしゃべる予定だったけど、福岡勢と僕を加えた5人でミステリーサミットを行うことになった。

トキワ街にあるOVER’Sで古着を見たかったけど、意外と閉まるのが早かった。

美術関係や児童書を中心に店頭買取あり。
出張買取の依頼も1件、こちらも美術関係が多めとのこと。
ありがたい。
最近は買取の量も内容も充実してきている気がする。
入荷状況をSNSでお知らせしているので、「こういう本を持って行ったら喜ぶのかもしれない」と思ってもらえたりしているのだろうか。
こないだ画像をアップしていたこの本、まだありますか?と問合せを受けることも多い。
新しめの本でも古い本でも、買取歓迎しています。
お値段がどれだけつけられるかは、一度見させてもらってになりますが…。

MOYOOSHI NIGHTは面白いイベントになった。
ミステリーサミットの話題は、サンカ(山の中で、定住せず手作りの品物を売ったり道具の修理を請け負ったりしながら仮住まいの生活を送った人々)が中心。
サンカの生活にどこか憧れてしまうのはなぜだろう、と森脇さん。
みんなでそこに、今の労働・経済活動の在り方や、職人の社会的地位、地域社会の歴史など各々知っていることを肉付けしていく。
徳島の祖谷に住んでいるイナモリさんも来てくれていたので、祖谷に伝わる山の民の話や急斜面での農業の話なども聞けた。
自分のライブは、音量が小さかったけど、けっこうよくできた。
イベントのラストは受託商品の紹介をたたみかけるように早口でやった。
わーっとしゃべったらけっこう爽快感があったので、また機会があればやってみたい。

しかし、お客さんが少なかった。
もっと告知をしなければいけないし、ゲストの人の面白さをみんなに伝えていかないといけない。

まどと店を片付け、家に戻る。
zineの買取販売について、みなさんに意見を聞いた。
真剣に答えていただきうれしい。

森脇さんは「今日はちょっと調子が悪いかもしれない」と言いつつも笑顔が多い。
イベントの時、近距離で話しているのを見るだけで愉快な気分になってしまう。

ありがとうございました。

2019年5月11日土曜日

2019年05月11日

朝8時に起きる。

明日のMOYOOSHI NIGHTでの、ライブのセッティングを考える。
昨日は深夜だったので大した音も出せなかった。
monotron DuoのVCFでホヨホヨという口笛のような音を出し、ディレイを通して重ねてみる。
思ったより面白い、30分くらいこれやってみても良いかもしれない。
久しぶりにターンテーブルやコンタクトマイクやら引っ張り出したけど、結局シンプルな感じになった。

ごはん食べて、少し読書。
店舗物件の大家さんに挨拶。
一福で冷かけ小+かき揚げ。

店番しながら、zineの買取販売についてさらに考える。
ある程度ガイドラインを作っておいたほうが良さそう。
フリーペーパーについては、再配布ができるような箱を置いてそこに入れてもらうのも良いかもしれない(チラシは除く)。

森脇さんに連絡。

YOMSのPayPalアカウントを作る。
個人アカウントは驚くほど作るのが簡単だったけど、ビジネスアカウントは少し手間取った。
PayPalアカウントを持っている方がどれくらいいるかわからないけど、とりあえず始めてみる。
「他サービスのアカウントなら持ってる」といった声が出たら、またその都度検討することにしよう。

阿部知二の、戦前に出た単行本を品出し。
こういうのはとにかく調べて、知識をつけていくしかない。

忙しくて、読書がなかなか進まない。
ここ3日くらい、店で日記を書いている。

MOYOOSHI NIGHTでは森脇さんにインタビューも行う予定。
これからマクドナルドに行って、質問を練ります。

2019年5月10日金曜日

2019年05月10月

朝8時に起きる。
ごはんを食べて、手早くカレーを作る。

レンタカーを借りて出張買取へ向かう。
岩波の大航海時代叢書、フロイト全集、ブルトン集成、サルトル全集、庄司浅水著作集、ルー・ザロメ著作集、ゴヤ、キリコ、ヴィトゲンシュタイン、ボーヴォワール、ニジンスキー、埴谷雄高、阿部知二などなど。
ありがたい。

車返して戻って品出し。
本がたまってきた、まずい。
どんどん出さなければ。

店頭の均一本コーナーを整理したい。
けっこうごちゃごちゃしてしまっている。
ベストセラーものからライトノベル、新書、時代小説、全集などある程度バランス良く置いておきたいところ。
今は閉店時に全ての均一本を店内にしまっているので、量を出そうと思ったら、開店・閉店時に出し入れするのが面倒だ。
店先の壁に棚を据え付けて、閉店時には丁番と南京錠で板を固定しふたをしてしまう、というのがいいかもしれない。
いくらか高さがある棚のほうが、お客さんも見やすいだろうし。

イッペンさんと森田理論さんが来てくれたのでお話する。
イッペンさんは香川県の西側の高瀬というところに住んでいて、モジュラーシンセとサンプラーを使ったライブをやっている。
森田さんは高知県に住んでいて、バンドもやっているけど前に見た時はハーシュノイズをやっていた。
お2人とも、高松のTooniceや松山の音溶で行われたライブイベントでご一緒した。
60年代のサンフランシスコで、カセットテープを使った音楽のコミュニティ?のようなものがあったらしいとイッペンさん。
ヤン富田の「フォーエバー・ヤン ミュージック・ミーム 1」という本に書いてあったそうだ。
気になるな。

あさってはその他の短編ズの森脇さんをゲストにお迎えして、MOYOOSHI NIGHTというイベントをやる予定。
自分もライブを久々にやるので、準備をしておかないといけない。
ターンテーブル、コンタクトマイク、振動モーター、磁石などを使う予定。

2019年5月9日木曜日

2019年05月09日

朝8時に起きる。

音楽のことばかり考えていてなぜか忘れてしまっていたけど、昨日は小豆島在住の平野甲賀さんと平野公子さんご夫妻がいらした。
甲賀さんに「この棚自分で作ったの?良いねぇ」と褒められうれしくなる。
店にまだ1部だけ残っている、鈴木哲生君の書き文字カレンダーを見てもらうのを忘れていた。
次は絶対に忘れないようにしよう。

「漱石全集を買った日」読み終える。
ほとんど全ページに付箋を貼りたくなるような、密度の濃い内容。
ブログに感想なんて、とてもまとめきれない。
関西に行って古本屋をまわりたい。

久々にきちんと料理。
ナムルを作ろうと思ったけど、もやしが無かったのでキャベツで代用。
他に豚の生姜焼きと、ゆでたじゃが芋にゆかりをまぶしたものを作る。
芋+ゆかりは前に里芋でやってみて、おいしかったのでじゃが芋でも試してみた。
やっぱり里芋のほうがおいしくできるな。
なんだか茶色い弁当になってしまった。

スーパーに寄って店へ。
向かいのビル4Fのminamoではまどかさんのオンライン古着ショップFOOLのポップアップが今日から。
品出しを進める。

明日は出張買取なので、レンタカーを予約。
こないだレンタカー借りたら、返却10秒前くらいの場所で警察に歩行者妨害で止められてしまった。
初めて捕まったので頭が真っ白に。
悔しい。
そのことを思い出してナーバスになりそうだったので、周到に前回とは違う店で予約。
じっくりと行きたい。

コーヒーに黒砂糖を多めに入れて飲んでみる。
けっこうおいしい。

ルレーヴで、パンと紅茶で休憩。
ポール・ヒル、トーマス・クーパー「写真術 21人の巨匠」を読み進める。
まだ途中だけど、ブラッサイへのインタビューがすごく良かった。
自分の強い部分を意識しても決して驕らず、弱い部分を意識しても決して恥じない。
写真以外の表現にも、冷静さを保ちつつ全方位的に目を向けていく。
簡潔な言葉、ピカソへの愛情。
かっこいい。
「語るピカソ」も読みたい。

ネット出品を進める。
BASEでも受託商品が売れた、ありがたい。

風呂入って、少し絵描いて寝ます。

2019年05月08日

朝6時半に起きる。
どんどん目が覚める時間が早くなっている。

小津安二郎「晩春」を久しぶりに見る。
夜帰ってからだと、ブログも書いておきたいしあまり映画を見る時間がない。

まどが弁当を用意してくれることになっているので、ご飯を食べて、絵を描く。
今日はあまりうまくいかなかったかも。

KORGのESX-1やvolcaシリーズのデモ演奏動画をYoutubeでいろいろ見る。
サンプラーを買ってかっこいい音楽を作りたい(20年前も同じことを考えていた気がする)。
とりあえずESX-1を2万円台前半で探しているところ。
volca FM1台だけでいい感じのアンビエントのライブ動画を上げてる人、けっこういるな。

ハードオフに寄って、上原屋でかけ大+かき揚げを食べ、店へ。
月曜に買取った本を中心に品出し。
出張買取の依頼が1件。

絵本がいっぱいになってきた。
月イチで出させてもらっている丸亀町グリーンでの出店は、家族連れでにぎわう場所というのもあって、絵本がよく売れる。
次回は19日日曜の予定、まだ少し先。

リマコーヒーで休憩、清水裕也・山本善行 「漱石全集を買った日」を読み始める。
清水さんは自分よりだいぶ年下だった。
面白い箇所がたくさんありすぎて、細かく感想を書き始めたら止まらなくなりそうだ。
中四国の古本屋の話が出た時には岡山と松山の話をされていて、「その間にある高松ももっとがんばらなければ…」と思った。
自分は新潟出身で高松には何の血縁もないけど、住んでいる街が盛り上がるのは楽しいし、好きなもので盛り上がるならなお嬉しい。

毎日9時間くらいは店の作業をしている。
やれることは山積み、古本屋って忙しい。
お客さんと話しながら手を動かすのもけっこう慣れてきた。
やればやるだけ売上には反映される。
どんどん売って、自分がかっこいいと思うお店や表現にお金を使っていきたい。

店のスピーカーをBOSEにして低音が強化されたので、閉店時間後も音楽を聴いてしまう。
Madteoの曲をYoutubeでいろいろ聞いた。

6/2に京都の「外」でbonnounomukuroと食品まつりと湿った犬の3マンがあるらしい。
素晴らしい組み合わせ。
湿った犬は札幌の方々で、リズムマシンとアナログシンセで恐ろしく図太いテクノを演奏する。
関西でやるのは貴重な機会なので、なんとか行けたら良いなと思う。
そのタイミングで、善行堂さんにも寄れればいいな。

もう少しだけ本読んで寝ます。

2019年5月8日水曜日

2019年05月07日

朝8時に起きる、けっこう寝た。
今日は定休日。
ごはん食べて洗濯物たたむ。

ブログ書く。
ZINEを店で買取/販売することに関しての考えをまとめる。
できるだけはっきり今後の方針を定めたいけど、どうなるか。

マクドナルドに行って本を読む。
庄野潤三「庭のつるばら」読み終える。
ハーモニカ、ブルームーン、ピアノのけいこ、伊予柑ゼリー、フーちゃんの電話。
差し込まれる言葉が、電車の車窓から一瞬見える遠景のように鮮やか。

家に帰る。
まどがもりもり家事をやっている。
ブログに書いたZINEの件や、PayPalについて話し合う。
店用銀行口座のPayPalアカウントを作り、そのURLのQRコードをレジに貼っておけば、店でも手軽にクレジットカード払いができるようになるのでは。
しかし他のクレジットカード決済サービスと比べて、PayPalを利用している人はどのくらいいるのだろうか。

こうの史代「ぴっぴら帳 完結編」を読み終える。
小鳥飼うのもいいな。
同性愛をオチに使っている話がひとつあり、がっかりした。

晩ご飯食べて、音楽をいろいろ聴く。
これから何か音楽を作る(演奏ではなくトラックメイク)気で聴くと、自分がどういうポイントに反応しているのか分析できて楽しい。
Miles Davisの"Go Ahead John"、John McLaughlinのギターソロが本当にすごすぎて何回か繰り返し聞く。
友達にも聞いてもらったら「奥に引っ込んだような位相の音だけエコーで飛んでる」との返事。

絵をやる。
いまいちと思っていた絵も、手を加えたら良くなった。
やり始めた時の思い入れが消えかけたころに、もう一度絵をつぶすと良い方向に転がることが多い。

GYAOでタルコフスキーの映画が無料配信されているようなので見たかったけど、今日は見れなそう。
屋島のTSUTAYAでは、タルコフスキーの他にもエドワードヤンやポランスキーなどが借りれた。
もう品ぞろえは変わってしまっただろうか。
東京に住んでた時、新宿TSUTAYAや高円寺DORAMAが近くにあるのがいかに恵まれた環境だったのかを痛感させられることが多い。

歯磨いて寝ます。

2019年5月7日火曜日

2019年05月06日

朝7時に目が覚めて、ブログ書く。
まどが鶏肉をみそに漬けておいてくれたので、それを野菜と一緒に炒めて、ほうれん草のおひたしも作る。
昼用夜用の弁当を用意する。
久々の玄米。

昼、頭にくる出来事があった。
注意したら「はいはいわかりました」と逆ギレされたので、詰める。

海外の方からZINEを購入するので、PayPalで支払い。
驚くほど簡単だ。
なんだか世界が広がったような感じがする。

本来定休日だった火曜も営業していたので、今日で12日間連続営業。
さすがに眠い。
買取依頼分の査定と品出しを進めた。
帰って庄野潤三「庭のつるばら」を読み始める。

「ZINEなどの個人出版物を古物として販売すること」について、いろいろと考えている。
店でZINEを扱っていると、「こういうのも買い取ってもらえるんですか」と、個人出版物の買取依頼がくることがある。
内容はファンジンや読み物や作品集など様々。
最近は展覧会のカタログがハンドメイドで少部数のみ作られていることも多い。
中には、どう見ても制作コストに見合っていない販売価格のものもある。
こういった、いわゆる一般書籍と違う流通をしている出版物を、ZINEを扱う古書店がいわば転売することに関して、ずっと態度を決めかねている。
「うちは古物商だから」ということで割り切るのは簡単だけど、経済的な面を第一で考えるなら、最初から利率の低いZINEなんか扱っていない。
査定をするにしても、元値が記載されていないことが多く難しい。
「今話題のあの本を書いた人、こんなとこでも書いてたんだな」とか、希少性のはっきりしているものはある程度やりやすいけど。
そのZINEが発表されたのがどのような場所だったのかというのもある。
文学フリマやコミティアなどの即売会で広く頒布されたものもあれば、仲間同士のクローズドな集まりで交換されたものもある。
「友達だけに渡すつもりで作ったのに、なんか古本屋で売られてた…」となったらがっかりするだろう。
物故した小説家の書簡が高値で取引されているのを見慣れている方からすれば、何を今さらという話かもしれないけど。

以上のようなことを、つらつらと考えていた。
売りに来られる方がどうこうではなく、店として「これは買い取れますがこれは無理ですね」といった基準をどこに据えるかが非常に難しい。
出版のあり方が多様化しているので、今後こういった買取依頼は確実に増えるはず。

よろしければ、ご意見をいただければと思います。
メールアドレスはlopnor1982(以下アットマークgmail)です。
Twitterのリンクからこちらの記事をご覧になった方も、リプライだと流れてしまうので、メールをいただければ幸いです。


2019年5月6日月曜日

2019年05月05日

朝7時に起きてブログ書く。
お好み焼き食べ過ぎて胃が重いので、ヨーグルトとりんご。

絵を進める。
最近は絵をやるのが楽しいので、今のうちに感覚を取り戻しておきたい。
描けば描くほど「これはこうすればもっといける」「次はこういう絵も描いてみよう」といった判断が素早くできるようになる。

もう5年も前の話だけど、東京にいた時、友達とシェアしていたアトリエが火事になってしまったことがあった。
原因はタコ足配線。
地下の物件なのでそれほど延焼しなかったのは良かったけど、中は異常な高温になっていたようだ。
天井部のプラスチックがつらら状に溶けていた。
不動産屋が言いがかりをつけて20万くらい払う必要のないお金を請求してきたり(法律はこうなってるみたいですがと言ったら引き下がった)、毎日戦々恐々。
絵は消防隊員に踏まれて水でびしょ濡れ、今まで気持ちを入れて描いてた絵がただのゴミになった。
それを産廃業者に持っていってもらうために整理する。
アトリエに置いてあった私物の本も、大判の画集なんかも含め400冊ほどがカビが生えてだめになり、全部捨てた。
しかし物件自体はとても良い環境だったので、この出来事がなかったら香川にも越してなかっただろう。
火事以降、新作をメインにした展覧会は1回しかやってなかったけど、5年経ってやっと復調してきた実感がある。
がんばるぞ。

店に行って、豆を焙煎して、開店。
この日はお客さんも多く、けっこう売れた。
品出しを進める。

instagramでかっこいい絵描いている人がいたので、連絡を取ってドローイングzineを買うことにした。
円で支払うためPayPalのアカウントを新規開設。
思ったよりシンプルだ。

店を終えて栗林のマクドナルドで本読む。
ここは24時間営業で、コンセントもあり、深夜は全然人がいない(ほとんどドライブスルー客のみになる)。
パソコン持ち込んで長時間仕事している人もよく見かける。
「薬草まじない」読み終える。

帰って風呂に入って寝た。



2019年5月5日日曜日

2019年05月04日

朝7時に目が覚める。
絵を描く。
昨日作ったアジフライなどが余っていたので、それをおかずにして弁当を作る。

9時前に家を出て、店で荷物を準備して女木島に向かう。
ある程度覚悟はしていたけど、フェリー乗り場は芸術祭を見に来た観光客で予想以上の大行列。
しかし思ったよりすいすい進み、なんとか定刻の便に乗れた(30分後さらに臨時便が出たので、乗り損ねたお客さんはいない模様)。
こえび隊やフェリー会社の方々はほんと大変だな。

女木島に着き、SETOUCHI BOOK CAMPの会場へ。
芸術祭の作品を見る人が通るルートとは少し離れた場所だった、これにはいろいろな事情があるらしい。
ロケーション自体は目の前に青い海が広がっていて、猫も寄ってくるし最高。
サングリアと焼きそばをいただく。
暇な時間に本読んだり、持ってきた本のネット出品作業を進めた。

女木島ではKOURYOUさんが「家船」という作品を発表している。
こないだ店で一緒にライブドローイングをやった福士さんも参加しているので、また改めてまどと2人で見に行きたい。

高松に戻り、店に荷物を置いて、サンリンシャの「GWまんがまつり」に行く。
松山に住んでいる西武アキラさんがワークショップをやっていた。
西武さんは野中モモさんのzineイベントで初めて会って、それももう何年も前。
いつもかなりお久しぶりなタイミングで偶然再会して、お互いそれぞれの活動をチェックしているわけでもないので、ほとんどうまく話せたためしがない気がする。
旧グッゲンハイム邸でイベントを企画したりしている山田さんとけっこう話した。

スーパーで買い物をして帰る。
まどとお好み焼きを作って、百円になっていた刺身も皿に盛って、酒を飲む。
かなり酔っぱらってしまった。

起きたらまた7時。
賃労働をやっていた時よりも朝方生活になっている。
NTSラジオにアップされた岸野雄一さんのDJmix聞きながらブログ書く。
トラックリストあるのありがたい。

胃が重いので、ヨーグルト食べます。


2019年5月4日土曜日

2019年05月03日

朝8時に起きる。

アジフライ、小松菜おひたし、チーズオムレツを作る。
揚げ物はなんとなくめんどくさそうなイメージだったけど、やってみたら簡単だった。

最近いろんな方向にやる気がわいている。
どんどん本を売って買取もして棚を鍛えていきたいし、店でイベントも企画したいし、もっと本読みたいし、絵も描きたいし、映画見たいし、mixCDも作りたいし、サンプラー買って打ち込みやりたいし、料理をもっと工夫したい。
店はいろんなことができる。
古本屋だから本を売ることに集中すればいいんだけど、自分の性分的にそれは難しい。
映画を見ても音楽を聴いても新しい料理に挑戦しても、それが店の面白さに結び付いていく感覚が興奮する。

チュツオーラ「薬草まじない」を読み始める。
「やし酒飲み」を読んだ時、解説を先に読んだらまた違った印象だったのではないかと思ってしまったので、今回は解説を先に読んでみた。
アフリカにおける死生観や厳格なタテ社会など、文化的な背景が頭に入っているとやはり印象は違ってくる気がする。
チュツオーラの小説はあまりにもあっけなく人が死ぬし(深沢七郎の「笛吹川」など、思い出してみると人がどんどん死ぬ小説には好きなものが多いかもしれない)、不妊の女性に対する態度はぞっとするほど冷酷だ。
本編はまだ少ししか読めてないけど、楽しみ。

明日は女木島とサンリンシャでも本を売る。
店舗も通常営業の予定。

女木島用の本を閉店後に選ぶ。
海に関係した本を選んでみたら、写真集、民俗学、文学、自然科学などけっこう良いバランスになった。
60~70年代くらいの美術手帖や、カラーブックスなども持っていく。

シャワー浴びて寝ます。

2019年5月2日木曜日

2019年05月02日

朝8時起きが板についてきた。

ごはん食べて買い物に行く。
納豆はコープの北海道大豆のやつがうまい。
帰って鯖の塩焼きと、ベーコンと野菜の炒め物を作る。

よく考えてみたら、昨日は1円もお金を使っていなかった。
東京に住んでいた時は1円も使わない日なんてほとんどなかったけど、こっちに越してからは割とある。
電車に乗らなくなったのが大きい。
東京だと美術館に展覧会を見に行こうとなっただけで往復の交通費千円、入館料千円、ご飯代飲み物代でまた千円。
…それでも東京はやっぱりめちゃくちゃ楽しい(お金があれば)。

絵を進めて、少しだけ本を読む。
今年度からうちが自治会の保健委員になっているので、回覧をまわす。
前任の方からうまくやり方を聞けていなかったので遅くなってしまった。
月一の会合には大家さんが代理で行って、回覧のための資料をもらってきてくれるとのこと。
ありがたい。

店に行ってコーヒーの焙煎、掃除。
床板に傷が目立ってきた。
余裕のある時にニスを塗ってカバーしたい。

ノートに日記を書く。
途中ブランクがあるけど、12年くらい書いていると思う。
「あれっていつだったっけ」とたまに見返すと別の発見もあり、便利。
しかし今はブログにも日記を書いてるので、内容がだぶっている。
日記の他に、読んだ本を日付とともに記録しているノートもある。
読み終わったら店の棚に出したりしているので、読書記録はなんとなく残しておきたい気持ちがある。
どうも日々の記録に時間を使いすぎている。

しわしわから新作zineが届いたので店頭に出す。
イラストや写真など、ビジュアル表現を主体にしたものは紹介のポップを書くのがなかなか難しい。
どうしても抽象的な文章になってしまうし、自分の感覚を頼りにしすぎたら主観的な文章になりすぎてしまうのでは、と思ってしまう。
とりあえず、しわしわの新作はとても良い感じです。

閉店時間が過ぎてたけど、店を開けながら本を読む。
「若冲」読み終える。
延長したらお客さんも来てくれたし、何冊か売れた。

今日はこれから少し料理して寝ます。



2019年5月1日水曜日

2019年05月01日

朝8時半に起きる。

この日は夕方4時までまどが店番なので、本を読んだり絵を進めたりする。
ズボンにアイロンをかける。

棚にある未読の本がたまってきた。
背表紙を眺めて次に何を読むか考えるのは、実際に読むのと同じくらい楽しい。

豚ひき肉と豆苗の炒め物、チーズポテト、ゆで野菜(キャベツとにんじん)をポン酢で味付けしたものを作る。
こないださっこから大玉のキャベツをもらったので、しばらくキャベツには困らなそう。
お好み焼き作ろうかな。

連休中はさすがに商店街に人が多い。
観光客も多いけど、なんとなく地元の若い子たちが高松市街まで出てきているような気もする。

5/12の「MOYOOSHI NIGHT」と5/25の「あなたの知らないみかんの世界」の告知画像ができたので、SNSに再告知。
画像のフォーマットを決めたので、今後はそこに情報を当てはめて作っていくことにする。
毎度「画像作らなきゃ」というところで時間を取られるのがもったいないので、なるべく早く仕上げて告知できようにしたい。
投稿してみると、どちらのイベントも文字情報で一度告知していたけど、今回のほうがやはり反応が良い。
一時期から、クラブイベントでもSNSでの告知用にスクエアサイズのGIF動画を作ったり、フライヤーに使ったイラストや写真などは誰が作ったものなのかをきちんとクレジットしたり、Tシャツなどグッズを制作したり、音楽以外の要素も含めて丁寧に一つの出来事を作っていく人が増えた気がする。
見習いたい。

東京から作村ファミリーが来る。
作村は絵を描いたり木版画をやったりしていたけど、今は左官の親方としてバリバリやっている。
最近のインスタグラムを見ると、40人ほどの職人を束ねてかなり大きい現場をこなしていた。
高松の築地町というところに西日本ではかなり有名な左官ごて職人の金物屋があるそうで、そこに行ってこてを買い込んだらしい。
まな子さんもイラストの仕事をかなり忙しくやっている。
イラストレーターの友達は何人かいるけど、まな子さんはちょっと意地悪そうというか、生々しい女性を描くのが得意で、ありそうでなかなかない絵。
2人の子どもを育てながら、ほんとがんばってるな。
作村の木版画の個展でトークイベントが行われた時、自分は司会をやった。
こちらで文字おこししたものが読めます。
http://lopnor.archive661.com/text/seikatsu.html

今日はこれから髪を切って風呂に入る。
美容院はもう17年行っていない。