2023年3月30日木曜日

見積もり(2023年03月27~30日)

26日(日)夜

閉店後、本の発送。スーパーで甘めのお酒を買って作業部屋へ。円盤の田口さんから売ってもらったポータブルのレコードプレーヤーを床置きして、久しぶりにフリージャズや台湾の歌謡曲などのレコードを聴く。東畑開人「聞く技術、聞いてもらう技術」読み始める。聞くことはまず聞いてもらうことから始まるとか、5秒くらい間をおいて話すとか、なんとなく気持ちが楽になることが書いてあっていい。結局この日はほとんどレコード聞くのと読書で時間が過ぎていき、キャンバスは下塗りと少し色を加えて終わった。精神的には充実した。23時半ごろに帰宅、シャワー浴びて寝る。


27日(月)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて外出、店へ。不燃ごみがまだ回収されていなかったので、たまった分を捨てておく。ソレイユでリチャード・C・サラフィアン「バニシング・ポイント」見る。この日はメンズデーで500円引き。ストーリーと呼べるほどのものはあまりないけどこの乾いた無常感がいい。映画館で見れてよかった。スーパーで買い物。

開店。平日にしてはお客さんが多い。店頭買取2件。岡山県在住で、「ランバーロール」や「コミックビーム」にも作品が掲載されている古山フウさんがご来店。まどが漫画のことをいろいろ話している。イラストレーター/漫画家の石山さやかさんが共通の知人で、つないでもらったようだ。品出し、発送準備など進める。夜になって、小林記者が来てくれる。なんと広島へ異動になってしまったとのことで、寂しい。しかし既に広島でのモチベーションも高まっているようだ。その後、こないだのSyndicateでのグループ展を見たという若いお客さんがやってきて、たくさん買ってくれた。香川で何かしら展覧会をやると、後になって店で反応をもらうことも多い。店をやっているとお客さんのほうからふらっと来てくれる(当たり前ですが)ので、自分のペースで人と向き合うことができて楽だ。

閉店後、馬場君とマルナカの前で待ち合わせ、お酒とつまみを買って公園で飲む。咲いている桜はまだ少ない。なぜか1本だけ五分咲きくらいのがあった。意外と寒かったが話ははずむ。大三君の「香川にモスクができるまで」を読んで、自分にとって美や絵は常に「どう良くあるべきか」を考えるための手段というか、ある種宗教的なものなんじゃないかと思った、という話など。帰ってシャワーを浴びて寝た。


28日(火)

朝8時頃に起きる。祝日があった関係で7連勤、その後に引っ越しをやってさらに5連勤…の後の、久々の休日。

朝ごはんを食べて散歩。よく晴れていて、風に揺れる緑も桜の花もいきいきとして見える。喫茶店へ。「聞く技術~」読み終え、イーフー・トゥアン「空間の経験」続き。出て、この辺で唯一(というか、香川県で唯一かもしれない)のセルフ式の蕎麦屋さんへ入り昼ご飯。味はふつう。うどんで良かったかなという感じ。銀行や郵便局をまわって、レターパックなどを買う。

田町の商店街に最近できたWAX GATE RECORDさんに初めて行く。外に向かってディスプレイされているのはYMOやDEVO、ジグジグスパトニックなどのレコードで、店内に置いてあるのもニューウェーブ関連に良いのが多い印象だった。いろいろ見て、バッハの曲をコーラスグループが歌っているレコードや、Domeのセカンドなども気になったが、なんとなくスカが聞きたい気分だったのでTROJANSのレコードを買う。

店に戻り、レターパックにハンコ捺しや発送準備の作業。レコード聞きつつ少しキャンバスを進める。

家に帰って料理。麻婆豆腐、卵焼き、小松菜のおひたしを作る。まどが帰ってきて、一緒に晩ごはんを食べる。風呂。この日再度作業部屋に行こうかと思っていたけど、疲れているのでやめにして、読書。「空間の経験」読み終える。人類学、建築、文学、認識論など様々な人文知をまたぐ面白さがあった。

「十代のイヨネスコは、安定した不変の状態から、現れたり消えたりしながら最終的には永久に去っていく事物のまっただなかに遠心力によって投げ込まれたかのように感じていた。かれは時間のなかに、経過のなかに、有限性のなかにいたのであって、現在というものは消滅してしまったのである。かれに残されているのは過去と明日だけであり、明日のこともすでに過去として意識されているのであった。」(p330)

近松秋江「黒髪 他二編」少し読んで寝る。


29日(水)

朝、まどと近所のLUSH LIFE COFFEEさんでモーニング。少し読書。

開店。店頭買取2件。先日公開された郵送買取のWeb記事をご覧になった方から見積もり依頼のメールがあり、やり取りする。送ってくださることになった。ありがたい。この日はけっこう買ってくださるお客さんが多く、売り上げは良かった。一昨日にも来てくれた若いお客さんがたくさん買ってくれて、いろいろ話もしてくれてうれしくなった。最近大阪から地元の香川へ引っ越して、タトゥーアーティストを目指しているそう。夜に堀金君が来てくれて、映画の話などする。たのしい。閉店の直前にも古本の持ち込みあり。

メールのやり取りや査定で残業。閉店後、本を出荷して帰る。風呂に入り、スケッチブックを何枚か描いて、少し本を読んで寝た。


30日(木)

朝8時頃起きる。朝ごはん。まどが珈琲をいれてくれる。「黒髪」読み進める。スペイン風邪のことが出てくる。ちくわと野菜の炒め物を作る。

外出。途中八百屋で柑橘を買って作業部屋へ。しばらく糖分を控えて、代わりに果物をとるようにしたい。父親からもらたコルトレーンのレコードを聴きながらキャンバスの続きをやる。まだ方向性が定まらない。

開店。この日はお客さんが多かった。しかし買っていく人は少ない。店頭買取2件、以前お預かりした分の支払い1件、郵送買取の見積もり1件。発送準備、品出し進める。途中、なぜか気分がふさいでしまう。知人が店に来てくれたが、うまく話せず。気を長くしてやっていかないといけない。

今日はこれから映画を見る。

2023年3月26日日曜日

ミャンマー音楽トーク、作業部屋(2023年03月24~26日)

23日(木)

閉店後、zoomで6月個展の打ち合わせ。やるべきことがはっきりした。面白い空間が作れそうだ。記録写真もしっかり撮っておきたい。コンビニで本を発送し、ビールを買って飲みながら帰る。


24日(金)

朝7時過ぎに起きる。簡単に朝食を済ませて店へ。燃えるゴミを捨てる。南珈琲へ行き、一人でモーニング。井戸川射子「この世の喜びよ」読み始める。言い回しに独特な部分が多いけど自分はするすると読める。出て、飲み物や消耗品の買い出し。郵便局でお金おろす。店に戻り、本の在庫整理。

開店。薄曇りの空模様。若いグループの来客が多い。発送準備、アルバイト用の本の準備など進める。アルバイトTさんに本を渡し、支払い。疲れがたまったので、お客が引けたタイミングを見計らってうとうとする。読書の続き。「この世の」読み終える。夕方村上さん来られ、準備を進める。

ミャンマー音楽トークは県外からのお客さんも多く、大入り満員。トークはたまたま先月栃木で聞く機会があったが、その時ともまた違った話題が盛り込まれていて、村上さんの引き出しの多さを感じた。お客さんも熱心にうなずきながら聞き入っている方が多くうれしい。終了後、時宅へ移動。お客さんも多数打ち上げに参加される。

ビール2杯目を飲んだらなんだか気持ち悪くなってしまい、お金を払って店へ戻る。疲れがきたようだ。まどが村上さんを連れてきてくれたので軽く挨拶をし、2階で1時間ちょいほど寝て、家に帰ってまた寝た。


25日(土)

朝10時過ぎに起きて、シャワー浴びて朝ごはん。新居は明るい。引っ越しで体は疲労困憊だけど、まども片づけや整理整頓をがんばっている。ご飯と余っていたおかずを弁当箱に詰めて出発。

店に到着、開店。昨日のイベントで出した椅子の片づけ、品出しなど。お客さんは多い。店頭買取1件、以前お預かりした分の支払い1件。徳島へ出発前の村上さんがわざわざ店まで差し入れを持ってきてくれた。ありがたい。来月の頭に関西へ行くことにしたので、しばらく会っていない知人に連絡をとる。なんとなく思い出したようにYoung Marble GiantsやESGを聞いていたら、よく来てくれる大学生カップルが来てくれて、なんだか春の雰囲気も相まって涙が出そうになった。東京より佐貫絢郁さんの作品集届く。

閉店後、本を発送し、スーパーで買い物をして帰る。料理をしようとするが、まどが作ったおかずがまだあることがわかり、調子に乗ってダラダラ。ワサビ菜の胡麻マヨネーズ和えを作る。イーフー・トゥアン「空間の経験」続き読んで寝る。


26日(日)

朝9時頃に起きる。朝ごはん、弁当の準備。外出して、喫茶店に行こうか迷うが、作業部屋へ向かう。以前寝室として使っていた部屋を作業部屋として使えることになった。途中だったキャンバスを進めてみたら、あっけなく完成してしまった。もっと作業部屋の居心地を良くしたい。レコードも聞きたい。冷蔵庫も置きたいが、ポットくらいにしておこうか。

開店。この日は天気が不安定で、お客さんは少なめ。均一本の補充、品出しなど進める。先月、東京・高円寺の骨董店「背骨」で個展を見た市村柚芽さんの画集届く。個展の時は買いそびれてしまっていたので、ネットで通販した。市村さんの描く陰影は独特だ。お手紙も添えてくださりうれしい。昨日届いた佐貫さんの作品集も品出しする。佐貫さんもまだ会ったことがないが変わった作風だ。いつかいろいろ制作のことについて話を窺ってみたい。

今日はこれからまた作業部屋で絵を描く。

2023年3月23日木曜日

引っ越し(2023年03月22~23日)

21日(火・祝)夜

まどと引っ越しの準備。本の箱詰め、服の袋詰め。熱中してシャワー浴びれず。


22日(水)

朝8時に起きる。昨日の代休で店はお休み。いよいよ引っ越し。とりあえず南珈琲へ行き(本当に、自分は週に3,4回南へ行っている)、スケッチブックに絵を描く。イーフー・トゥアン「空間の経験」続き読む。

不動産屋で鍵をもらい、レンタカーを借りて出発。昨日まで雨予報だったのが晴れて暑いくらいの陽気になった。腕まくりをして荷物の移動。途中ゆめタウンで段ボールを捨てたり、ニトリや西村ジョイへ買い出しに行ったり、コープでアイス買って食べたり、仏生山温泉で休憩したり。最終的に6往復した。夜24時くらいに運び込みを終え、寝る。まどは家具の配置をあれこれ考えていた。

まどは本当に引っ越しや模様替えが好きだ。というか、自分の生活空間に秩序を与えてそれを磨き上げていくのが好きらしい。自分はそれほど熱心ではない。引っ越しは本当に疲れるしできることなら避けたい。同じ物件に10年以上住んだって全然いいと思っている。模様替えの時に「使いやすくなったでしょう?」とまどに言われて、内心では「別にどっちでもいいし、新しいやり方に慣れなきゃいけないのは面倒くさいな」と思っているが、実際生活してみれば使いにくいということはないし、まどの生活への意欲がそれで満たされるならいいんじゃないかと思っている。ただ、何も言わないと生活空間がまどの感覚だけで満たされてしまうので、最低限は主張しないといけない。


23日(木)

朝8時くらいに起きる。短い夢をいろいろ見たような気がする。近所にある「パンの木」という昔ながらのパン屋さんへ朝ごはんを買いに行く。小学校の近くにあった。

レンタカーを返し、店へ行ってブログを書く。引っ越し後のふわふわした奇妙な感覚。tooniceへ行き、明日のミャンマー音楽トークイベントのためにプロジェクターのスクリーンを借りる。店に戻って立ててみるとかなり大きいが、やれないことはなさそうだ。少し荷物の整理。

開店。店頭買取2件、うち1件は後日支払いとなる。以前お預かりした分の支払いが1件。先日依頼のあった郵送買取(見積もりを出して、買い取らせていただくことになった)の件、ご依頼主がライターの方で、一連のやり取りをWeb記事にしてもらえることになった。ありがたい。依頼も増えるだろうか。発送準備、品出し進める。宮脇さん来て、来月から石の民俗資料館にて行われる個展のチラシを持ってきてくれる。会期中何回か本と表現についてのトークもやりたいとのことで、自分も話すことになりそう。植松さんも個展のチラシを持ってきてくれる。こちらも来月に古馬場町のバーで開催。イベントや展覧会が増えてきたな。但馬さん来て少し話す。無農薬のレモンいただいた。

今日はこれから6月個展のためのzoom打ち合わせ。

2023年3月21日火曜日

そんな季節(2023年03月20~21日)

19日(日)夜

お客さんから借りたBlu-rayと、友達からかりたプレイヤーとでロベール・ブレッソン「バルタザールどこへ行く」見る。主人公のロバが転々といろんな場所をめぐり、辛い目に遭う。ブレッソン作品にしては音楽がたくさん使われている。丘の上での静かなラストシーンが印象的。シャワーを浴びて、キャンバスを進めて寝る。


20日(月)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べて、スーパーへ段ボールを拾いに行く。家に戻って本を箱詰め。引っ越しは明後日に迫っているが、まどにやっておくべきことはないかと聞くと、そんなにないとの返事。キャンバスの続きやる。最近描くのが楽しくて調子が良い。しかし時間があるだけやってしまうので、本を読む時間は減ってしまう。

開店。お客さんは多い。明日は祝日なので今日を休みにしている人も多そうだ。発送準備、ネット出品など進める。引っ越しが間近で気もそぞろ。いまいちやる気出ず、ゆっくりめに作業。

閉店後、本を出荷し、スーパーでビールを買って飲む。風呂に入り、串田孫一「可憐な悪魔」読み終えて寝る。

「精神の位置によって道具の内容は自から変化する。或いは道具の概念がずれる。」(p41)

「意識が透明になったと感じられる時、最も鋭く意識が働いている。それを無意識と間違えてはならない。」(p64-65)


21日(火)

朝8時前に起きる。ごみ捨て、キャンバス続き。外出。郵便局でお金をおろし、スーパーで総菜をいろいろ買う。

南珈琲へ。イーフー・トゥアン「空間の経験」続き少し読む。戸田さんと成瀬さんと合流。二人とも岡山から来てくれた。大学を卒業したばかりで、戸田さんは大阪、成瀬さんは東京へ引っ越すとのこと。成瀬さんは先日東京で濱口竜介と伊藤亜紗のトークを聞いてきたらしい。俳優の演技の話など面白そうだ(細かいことは忘れてしまった)。

開店。品出しなど進める。ほどなく戸田さん成瀬さん来てくれて、いろいろ話す。お互い話すべきことがいくらでも出てきそうな雰囲気があり、大阪や東京でもまたたくさん話そうとなった。岡山で見たロベール・ブレッソン「湖のランスロ」がとても気になって、YouTubeにアップされていた森での戦闘シーンを見返す。重い剣や甲冑と肉体の疲労、兜の内側にある柔らかい頭蓋骨、死体に向かって言葉をかけない、戦士が死んだ後に森を走り続ける馬、矢が甲冑にはじかれる音が森に響く、瀕死の馬の動く目玉。夜に大三君来てくれて(最近よく来る)、低気圧がつらいという話をする。最近ずっと脳みそがギューッと締め付けられるような感覚と、背中の重さが抜けない。

今日はこれから明日の引っ越しに向けて物の整理。

2023年3月19日日曜日

しゃべる(2023年03月17~19日)

16日(木)夜

閉店後、本の出荷。ルクスへ行っていろいろ話し、帰宅。キャンバス続き。風呂。「トリストラム・シャンディ」下巻読み終え、1時ごろに寝る。


17日(金)

朝8時前に起き、ごみ捨て、朝ごはん。キャンバス続き。途中本の発送や消耗品の買い出しに行く。セットもののネット出品を1件。その後またキャンバス、1枚完成。

開店。品出し、査定、発送準備など進める。この日は17時でまどと店番を交代。外は小雨。Centerさんで南田真吾さんとアレックス・ベシキアンさんの2人展。共作展かと思っていたら、それぞれ一人で描いた作品が並べられていた。その後、Syndicateでのグループ展の打ち上げへ。展覧会企画の話やデッサンの話などいろいろ。長時間いた割には安く上がり、料理もいろんなものがあっておいしく、いい感じだった。居酒屋を出た後、矢野さんとジュノ君とさらに屋台ずしに入って3時間弱しゃべる。漫画やアニメなどの話を延々やった。この日は7時間くらいずっと飲み食いしながらしゃべっていた。帰ってからも興奮してなかなか寝付けず。


18日(土)

朝8時過ぎに起きる。食器の片づけ。まどと南珈琲へ。イーフー・トゥアン「空間の経験」続き読み、スケッチブックにドローイング描く。近くの不動産屋で契約の説明と書類記入および捺印。意外に時間かかる。帰宅。昨日完成した絵でうまくいった部分を途中のまま放っておいたキャンバスにかぶせてみようと思い立ち、進める。

開店。品出し、発送準備など進める。店頭買取1件。この日商店街ではサヌキロックコロシアムという複数の会場を使った回遊型の音楽イベントが行われていた。商店街で大きいイベントをやっている時たいてい店の売り上げは芳しくないが、この日はそこそこお客さんの数も多く、かなりの冊数買っていただいたお客さんもいたりで、売り上げは悪くなかった。夜、Dommuneの中原昌也特集見る。高橋源一郎の話も阿部和重の話もとても面白く、なんだか泣けてきた(保坂和志に四股を踏ませた話には笑ってしまった)。改めて中原さんの小説を読みたくなった。

閉店後、24日のミャンマー音楽トークイベントに向けスライドプロジェクターのリハーサル。3年前にも同じことをやったはずだけど、どんなふうにしていたか忘れてしまっている。本を出荷し、帰って風呂。味噌汁をたっぷり作り、卵焼き、白菜のツナマヨ和えも作る。まどがライブハウス受付のバイトから帰宅。忙しかったようでへとへとになっている。少しだけキャンバスを進めて寝た。


19日(日)

朝9時半に起きる。8時間くらい寝た。晴れている。朝ごはんを食べて、コンビニでコーヒーを買い公園に行ってみる。風は冷たいがほのぼのとして良い雰囲気。串田孫一「可憐な悪魔」読み始める。

「物が存在するには、それを動かせる空間がなければならない。」(p4)

「芸術は隠れたところに、意外な妥協がある。それには餘り触れないことになっている。」(p31)

帰ってキャンバスの続き。昨日の段階ではどうなるんだろうという感じだったけど、面白くなりそうな予感がしてきた。

開店。天気も回復して、昨日よりお客さんが多い。品出し、発送準備進める。郵送買取の依頼1件入り、見積もりを出す。了承が取れるといいが、どうなるだろうか。

今日はこれから映画を見る。

2023年3月16日木曜日

ふつうの日記(2023年03月14~16日)

13日(月)夜

閉店後、本を出荷してスーパーで買い物。処分価格100円のハマチ刺しを買い、家でビール。いましろたかし「化け猫あんずちゃん」読む。無免許バイク運転で捕まり、シラを切ろうとするあんずちゃん。キャンバスを進め、シャワー浴びて1時過ぎに寝る。


14日(火)

朝8時前に起きる。ごみ捨て、朝ごはん。チャッターアイランド(とても面白い)聞きながらキャンバス続き。料理。手羽先の酢醤油煮、白菜とツナのポン酢和え、菜の花のおひたし作る。洗濯物干して昼ご飯。

外出、レターパックやら出汁用の鰹節やら買ってまわる。三越でホワイトデーのケーキも買う。行ったことのなかった喫茶店「ワキ」に入り、イーフー・トゥアン「空間の経験」続き。

帰って仕事。レターパック等へのハンコ捺し、発送準備、品出し、スリップ作り進める。仕事をしているとちょうど電話連絡入り、さらにもう1件持ち込みが入る。3時間弱作業をした。

晩ごはんを食べながら、フレデリック・ワイズマン「ナショナル・ギャラリー英国の至宝」見る。3時間くらいある映画を見ていると、さすがに休日を過ごしている気分になってくる。シャワー浴びて、キャンバス進めて寝る。


15日(水)

朝8時半ごろに起きる。ごみ捨て、朝ごはん。昨日のおかずがそこそこ余っていたので、サバだけ焼く。この日もチャッターアイランド聞きながらキャンバス続き。もうあと少しで完成しそう。

開店。査定、品出し、発送準備進める。良い本が入ってきていてうれしい。なんとなくやる気が出ず、ダラダラしてしまう。夜になって些末事福田さんが畑で採れたというブロッコリーを持ってきてくれる。その後平尾君とivoryさんが来てくれて、天狗のことや、音楽イベントのことなどゆっくり話す。

閉店後、本を発送。スーパーで荷造りのための段ボールをもらう。お酒を買おうか迷うが、やる気が出ない時にアルコールを飲むのは良くないんじゃないか、豆乳をあっためて飲もう、と思いやめる。

豆乳飲みつつ、キャンバス少し進める。風呂。ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」下巻読み進めて寝る。


16日(木)

朝8時半に起きる。一人で南珈琲へ行きモーニング。スケッチブックにドローイングを書き、「トリストラム・シャンディ」続き。午前中に1時間ほど読書すると、テンションと集中力が上がっていい感じだ。

「私の書く文章がつぎつぎと自然に出て来て、全体の構成もまたおのずから成ってゆく有様を一目御覧になりさえすれば、世の文士たる方々も、表の入口をさっと開いて隣人やら友人やら親戚やらをむやみに呼びこんで来る、ついでに悪魔までが子分どもを引きつれてまぎれこんで来て、ハンマーやら武器やらをやたらにふりまわすなどという、あのばかばかしい大さわぎ沙汰から永久にピタリと解放されることでしょう。」(p114)

家に帰って洗濯物を片づける。キャンバスの続き。一旦完成かなというところまできたけど、もう少しいけそうな気もする。雑なままでいいような気もする。店の作業もあるが結局開店間際まで描いていた。

開店。お客さんは多い。発送準備、査定、品出し進める。ネット出品も少し。一昨日持ち込みいただいたお客さんが、さらに追加で持ってきてくださる。

今日はこれから本を発送してキャンバスの続き。今日中に終わるだろうか。

2023年3月13日月曜日

無言で上がる(2023年03月12~13日)

11日(土)夜

閉店後、本を発送してivoryさん企画のイベントに行く。ゲストDJはokadadaさん。90分のセットの中で本当に幅広い選曲をしていて楽しかった。イベント全体的にダンスホールぽい曲がけっこうかかっていて、okadadaさんも最後のほうジャパレゲかけてたし、ラガな雰囲気あった。出て、たまたま商店街のほうに出ていたという馬場君と合流し、コンビニで飲み物を買って話す。帰ってシャワー浴びて寝た。


12日(日)

朝8時に起きる。歩いてバカ一代へ。東京から原田さんが高松へ来ていて、「てしまのまど」の安岐さんと一緒に4人でうどんを食べましょうということになっていたが、現地に着いてみると明らかに1時間以上は並ぶ長蛇の列。あきらめて安岐さんの車でコメダに行く。ここもモーニング客でいっぱい、少しだけ並んだ。まどは原田さんと作画の話、自分は安岐さんと東京へ行った時のことの話をする。原田さんは昨日工藤冬里さんに会ってきたそうで、冬里さんから預かったという器をいただく。ドライフラワーや木の実なんかを入れるとよさそうだ。1時間ほど話し、街中まで戻って一度解散する。まどはライブハウスのバイトへ。帰ってキャンバス進める。

開店。商店街を散歩していた原田さんが店にも来てくれる。うちで詩集を扱っているおさないひかりさんは原田さんとお知り合いだったようだ。まどの「ひととと」を買ってくれた。その後、ivoryさんやokadadaさん、昨日のイベントに出演されていた方々がご来店。ivoryさんから「okadadaさんは本が好きなんですよ」と聞いてはいたけど、購入された本が普段相当いろいろ読んでいることが窺えるものばかりで、無言でテンションが上がってしまった。その後品出し、発送準備。夜、まどに店番を代わってもらい「はやぶさ」というお店でラーメン食べる。夜に買取持ち込み1件。1時間ちょい残業。

閉店後、本の出荷。シャワー浴びてキャンバスの続きをやり、早めに寝る。


13日(月)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べ、食器や洗濯物の片づけをやる。キャンバス続き。南珈琲へ行き、読書。イーフー・トゥアン「空間の経験」読み進め、ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」下巻読み始める。

「大洋の広大さは、直接には把握することができない。ウィリアム・ジェイムズが述べているように、「われわれは、海を見るたびに受ける印象を頭の中で増殖させていくことによって、大洋を一つの全体として考えるのである」。」(「空間の経験」p35)

「三角形は、はじめのうちは「空間」であって、ぼんやりとしたイメージでしかない。三角形を三角形として認識するためには、三つの角(すなわち、三つの場所)をあらかじめ確認しておくことが必要なのである。」(「空間の経験」p38)

開店。発送準備など進める。昨日お預かりした本の査定。さらに1件、雑誌などの持ち込みがある。安岐さん来てくれて少しお話。夜、okadadaさんとライター/DJのshakkeさんのポッドキャスト「チャッターアイランド」を聞いてみる。noteのほうにもポッドキャストの関連記事があり、紹介した書籍なども書かれていて楽しい。

大江健三郎が亡くなった。たまたま単行本の在庫がたくさんあり、こういう時に出すのはどうなんだろうとは思いつつ、20冊ほど出す。

明日は久しぶりに特に用事のない日(やるべきことはたくさんあるが)。映画が見たい。

2023年3月11日土曜日

よく遊ぶ(2023年03月09~11日)

08日(水)夜

本を出荷してルクスに行く。大三君としゅう君もやってきて、えらいしょうもない話をして終わった。帰ってシャワー。ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」中巻読み終えて寝る。


09日(木)

朝9時前に起きる。朝ごはんを食べ、絵の梱包と発送。なんとか開店時間までに間に合った。セブンイレブンで滝口悠生の新刊「ラーメンカレー」関連のネットプリントを出力。

開店。この日はお客さんが少ない。いまいちこちらもやる気が出ないが、ネット出品作業や発送準備などを進める。ひとつの作業がひと段落すると「あれ、次やるべきことはなんだっけ」となり、ぼーっとしてしまうが、少し考えてみればやるべきことはたくさんある。頭の切り替えが難しい。

閉店後、ただひと谷藤さんとまどとで時宅へ。安岐さんと但馬さんもいた。ただひと谷藤さんは子供が生まれてしばらくただひの実家がある高松に住んでいたが、再び東京へ戻るとのこと。いろいろ話す。こないだ高松市美術館で聞いたデュシャンについての講演会の話もした。

帰ってすぐに寝た。


10日(金)

朝8時に起きて、少し片づけ。まどと南珈琲へ。妹尾克己、イシイ省三「抽象絵画の先駆者 坂田一男の素描」読み終える。3年ほど前に岡山県美で見た坂田一男展ではゆらめくような線が重ねられた抽象画が印象に残ったけれど、この本に収録されている風景の素描の線からもそれらに通じるものを感じることができて、面白かった。イーフー・トゥアン「空間の経験」続き少し読む。

「経験は外的世界に向けられている。見ることと思考することは、明らかに自己の外に出ていくものである。それに対して、感じることはもっとあいまいである。(略)何かを感じているときには「指向と被作用とが同じ経験のなかで同時に起こっているのである」。」(p22)

出て、不動産屋へ行く。店から徒歩圏内にある物件を内見。家賃の割にはとても広く、日当たりも良い。まども満足そうだ。契約書を交わし、再来週に引っ越し予定。食器や服、家電だけを持っていく予定だけど、すぐに終わるかどうか。スーパーに寄って帰る。

開店。品出し、発送準備など。お客さんは多い。店頭買取2件。久々にTさんが「春の陽気に誘われて…」と来店され、ジャン=ピエール・メルヴィルや小島信夫の話などする。自分は映画の知識がまだまだ足りないなと痛感。晶文社より大三君の「香川にモスクができるまで」追加納品分届く。夜、ジュノ君と田窪さん来て、いろいろお話する。2人とも時宅へ行くとのことで、自分も閉店後に合流。ジュノ君のマティス話が面白かった。

久しぶりに日本酒を飲んでけっこう酔ってしまったけど、なんとかシャワーを浴び、寝る。


11日(土)

朝8時過ぎに起きる。震災からもう12年が経った。朝ごはんを食べ、キャンバスを下塗り。久しぶりに公園へ行く。日差しがぽかぽかであったかい。スケッチブックに絵を描く。しばらくすると花粉がつらくなってしまった。八百屋に寄り、帰って料理。豚汁、卵焼き、菜の花ともやしのナムルを作る。キャンバス下塗り二度目。

絵のことでうれしい連絡があるが、すぐには応えられそうになく残念。申し訳ないです。

開店。この日もお客さんが多い。年度末が近いからか店頭買取も多く、この日は3件。均一本の補充、発送準備など進める。「香川にモスクができるまで」も出す。

今日はこれからイベントへ行く。最近よく遊んでいるな。

2023年3月8日水曜日

ほめ(2023年03月07~08日)

06日(月)夜

閉店後、本の発送。シャワー浴びて、いろいろ音楽を聞きつつキャンバスを進める。そこそこ良い具合に進む。自分はやはり物を配置していくように絵を作っていくのが得意なようだ。1時前に寝る。


07日(火)

朝8時前に起き、ごみ捨て。南へ行き、カフェオレ飲みながら読書。ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」中巻読み進め、イーフー・トゥアン「空間の経験」読み始める。帰ってごはんを作ろうと思っていたが、まどが作ってくれたとのことで、スーパーと八百屋で買い物だけして帰る。やたら暖かい。キャンバス続き。

Syndicateへ行き、グループ展の搬出。みんなおしゃべりしながら手際よくやっていく中、作品数の多い自分は1枚1枚グラシン紙とプチプチとで梱包していくので時間がかかる。しかし思ったよりも早く終えることができた。2往復して絵を家まで運ぶ。

少し休憩して、再び外出。久々にサウナへ行く。水風呂に入ったらジュワジュワきて体が軽くなった。体育会系の若い人たちの体はたくましい。自分ももう少し運動しなければいけない。トマトジュース飲みながら「トリストラム」続き。

「二十五年の間に他の原因によって起った不和の回数を総計したよりも多いのでした。ーーがこれは本題とは関係のないことーーなぜこんなことを書きつける気になったのかーーそれは私のペンに聞いて下さいーーペンが私を支配するのでーー私がペンを支配しているわけではありませんから。」(p259)

家に帰って晩ごはんを食べる。仕事のことなどでまどだいぶストレスがたまっているようだ。こないだ買ったハーブティーを飲む。東京でお世話になった人たちへ送るお礼の品を梱包し、手紙や伝票を書く。キャンバス進めて1時前に寝る。


08日(水)

朝8時過ぎに起きる。ごみ捨て、朝ごはん。キャンバス進める。昨日荷造りしたお礼の品を郵便局で発送。料理。豚の生姜焼き、粉吹き芋、春菊の胡麻和え作る。キャンバス続き、1枚完成。ペースが速くなってきた、この調子でいきたい。少し読書。

開店。お客さんは多い。ネットで注文していた、キャンバスを発送するための差し箱が届く。浜松の古書店で働いているというお客さんが「高松いいところですね」と言ってくれたり、作業着姿のお客さんが棚のつくりをほめてくれたり(内装関係のお仕事をされているのだろうか)、うれしいことが続く。些末事研究福田さん来てくれて、東京でのことなど、久しぶりにいろいろお話。夜には札幌の古書店で働いているという方が品揃えをほめてくれた。何かのドッキリだろうか(失礼)。

10月の大阪での個展会場をまだきちんと見れていないので、下見も兼ねて関西へ行くべきか考え中。どうせなら京都にも足を伸ばしたい。神戸から夜行のフェリーで帰ろうか。

今日はこれからキャンバスの発送準備。

2023年3月6日月曜日

展示終了(2023年03月04~06日)

03日(金)夜

閉店後、まどと燦庫で行われている時宅6周年記念イベントへ。人がたくさんいた。近藤君がドラムをたたいているのを初めて見た。その後宮脇さんとルクスへ行き、帰ってシャワーを浴びて寝た。


04日(土)

朝8時に起きる。まどと駅前まで歩き、プロントへ入る。ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」中巻、岡内大三「香川にモスクができるまで」交互に読み進める。スケッチブックに何枚かドローイング。キャンバスで改めてやってみたい絵も描けた。家に帰って、キャンバスの下塗り。洗濯物を干す。

開店。品出しなど進める。

13時から2時間ほどまどに店番をやってもらい、高松市美術館へ。マルセル・デュシャンについての著作を多数書かれている平芳幸浩さんによる講演会「版画・エディション・マルチプル」を聞く。デュシャンとグレゴリー・ベイトソンは一度対談したことがあるらしい。その内容については平芳さんの「マルセル・デュシャンとアメリカ」でも一部触れられているようだ。読んでみたい。

店に戻り、品出し続き。買取依頼も数件。この日は途中で店を出たにも関わらず、時間が妙に長く感じた。

閉店後、本の出荷。ついでにビール買う。帰って飲みながらGYAOで増村保造「最高殊勲夫人」見る。最高。精神が回復した。キャンバスの下塗りの続きをやり、シャワー浴びて寝る。


05日(日)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べて、料理。親子丼、春菊のおひたし、にんじんともやしのナムルを作る。キャンバスの続き。とりあえず一昨日完成した絵と同じやり方で進めてみるが、そんなに時間が経っていないはずなのに「何を考えていたんだっけなあ」となる。描いていた時の感覚はすぐに蒸発して消えて行ってしまう。スーパーで少し買い物して、段ボールをもらう。

開店。品出し、発送準備など進める。店頭買取1件。出張買取の問い合わせも入る。

15時になり、まどと店番を交代してSyndicateへ。この日はグループ展最終日。岡山から成瀬さんが来てくれていて、いろいろ話す。東京へ引っ越すそうだ。その後も菊池さん、ちゃゆう君、小野君、Center大山さん、但馬さんなどたくさん人が来てくれた。18時をまわり、矢野さんとジュノ君と天下一品に行ってラーメン。天一、10年ぶりくらいに行ったかもしれない。またいろいろ話す。展覧会としてどうだったかはまだ判断できないけど、自分の展示に関して言えば今後も展開していきたいことが見えてよかった。次は6月に兵庫県で個展。

店に戻り、まどと再び交代。発送準備、品出し。閉店時間を過ぎてからも作業を続けていたら、お客さんが入ってきてくれて少し売れた。

閉店後、ゆっくり音楽を聞いたり本を読んで過ごす。シャワーを浴びて寝る。


06日(月)

朝8時過ぎに起きる。キャンバス少しだけ進める。まどとけやきカフェに行き、読書。「香川にモスクができるまで」読み終える。とても面白かった。著者の、いち日本人としての在日ムスリムへの心の動きも丁寧に書かれているのが臨場感があってとてもいい。自分だったらこの時どう感じるだろうか、と想像が膨らむ。

開店。品出し、発送準備進める。この日は選書の作業を進め、60%くらいのところまできた。あと少しか。この日はお客さんの数はふつうだったけど、かなりの金額を買ってくださる方が多く、売り上げは良かった。

今日はじっくり絵を描く。明日は展覧会の搬出。

2023年3月3日金曜日

お礼の品(2023年03月02~03日)

01日(水)夜

閉店後、本の出荷。ついでにスーパーで買い物。帰ってシャワー浴びる。いつもならビールを飲んでしまうところを我慢して、読書。岡﨑乾二郎「絵画の素」読み終える。キャンバスを進め、1時前に寝た。


02日(木)

朝8時前に起き、ごみ捨て。朝ごはん食べる。キャンバス進める。南へ行き、岡内大三「香川にモスクができるまで」読み始める。まだ4分の1くらいだけどとても面白い。取材時の、大三君の心の動きも書かれているのがいいなと思う。読み進めるのが楽しみ。帰って、こないだ壊れた椅子の修理。修理というか、足についていた板が一部割れたのでそこだけ外した。キャンバスまた少しやる。

開店。発送準備、品出し。昨日はお客さんが少なかったが、この日はそこそこ。徳島から来られた方が、来月美馬市の「うだつ上がる」で行われる古本市のチラシを持ってきてくれる。今回は2回目。前回けっこうたくさんお客さんが来たらしい。いい感じだ。選書作業進める。半分弱まできた。ネット出品用の本の準備もやる。夜は査定。

閉店後、冷奴をつまみにビール飲む。読書。シャワー浴びてキャンバスの続き。1時前に寝る。


03日(金)

朝8時に起きる。ごみ捨て。料理。豚キムチ、卵焼き、ほうれん草としめじのお味噌汁を作る。キャンバス続き。

外出。いろんなお店をまわり、東京でお世話になった人たちへ送るお礼の品を(もう一か月近く経ってしまったが)買う。シューレに行ったら東京・西荻窪「サウスアベニュー」のハーブティーが売っていて、自分用に買う。

途中、日赤向かいにある喫茶店「NAN」でモーニング。「モスク」家に忘れてしまい、ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」中巻読む。NANの天井はタイル張りで、角が丸みを帯びていていい感じだ。吉祥寺の「くぐつ草」や神戸の「ぱるふあん」など、天井の丸い喫茶店は居心地がいい。坂出の「薔薇館」も丸かったはずだけど、まだ行けてない。今度行こう。

帰ってキャンバスやる。1枚完成。

開店。発送準備、品出しなど。なんとなくお腹の調子が悪く低速運転。いつも来てくれるお客さんが「展覧会見に行きましたよ」と言ってくれてうれしい。あづささんや、高知の森田理論さん、4年ぶりに東京から菊池さん来てくれたり、この日はお久しぶりなお客さんも多かった。菊池さんは東京での個展も見てくれたそうで、絵のタイトルの付け方が気になったらしく、その流れで小説や詩についても話した。

今日はこれから、まどと燦庫で行われている時宅6周年記念イベントに行く。

2023年3月1日水曜日

駆け足日記(2023年02月23日~03月01日)

22日(水)夜

なんとなくテンションが上がって、ルクスへ行く。ivoryさんとまいちゃんと、昔聞いていた音楽の話など。こういう話は誰としても楽しくていい。帰って、シャワーを浴びて、キャンバスの続きをやる。


23日(木・祝)

朝8時半ごろに起きる。キャンバス続き。まどと南でモーニング。岡﨑乾二郎「絵画の素」読み始める。スケッチブック何枚か描く。まどとナルホドへ。スケッチブック、ガッシュ、マスキングテープ買う。帰って洗濯物干す。キャンバスの続き。

開店。品出し、発送準備など進める。お客さんは多い。店頭買取2件。Kさん久々に来られ、短歌の話などいろいろ。坂出の鎌田醤油には澁澤龍彦の生原稿が展示されているそうだ。気になる喫茶店もいくつかあるし、行ってみたい。夜、選書作業始める。150冊ほど選ぶことになっていて、少しずつ進めていかないと後が大変になりそうだ。

閉店後、本の出荷。お酒を飲みながら、熊井啓「サンダカン八番娼館 望郷」見る。苦しく悲しい話だけど、ストーリーよりも田中絹代のちょっとした表情の動きに感情が動かされる。シャワー浴びて、12時過ぎに寝た。


24日(金)

朝8時頃起きる。ごみ捨て、朝ごはん。キャンバスを進め、1枚完成。買い物へ行く。麻婆豆腐を作り、ブロッコリーをゆでる。

開店。昨日の帳簿付け、発送準備など進める。今日も休みにして4連休にしている人が多いのか、お客さんは多い。この日も夜から選書作業。ルヌガンガの中村さんが来てくれて、久しぶりにいろいろ

夜は燦庫へ。途中からの参加だったけど、shu君のユニットいまさらやちゃゆう君のライブも初めて見れてよかった。HAPPFATさんのDJはとても幅広い選曲でいろんなことをやっていて(テクニックに詳しくないので語彙が追い付かない)、時間があっという間に過ぎていった。ゲストのKotsuさんのDJは終始高いテンションを保っていて、途中のブレイク部分でも一切だれず、久しぶりにテクノ/ハウスでたくさん踊れて最高に楽しかった。いつの間にか2時過ぎになっていて、離脱。シャワー浴びて寝た。


25日(土)

朝9時半に起きる。まどとけやきカフェでモーニング。スケッチブックに絵を描くが、うまくいかず。「絵画の素」続き読む。帰り、部分洗い用洗剤を買う。

開店。店頭買取1件。ほか段ボール3箱買取依頼あり、後日お支払いとなる。品出し、査定、発送準備進める。千葉の「南方書局」より本届く。夜に栗金商店の2人とヤマハラさん来てくれて、少し話す。

閉店後、この日も燦庫へ。姫路から来られた生物さんのDJ、変わったダブステップやフットワークなどをコラージュ的な感じでミックスしていてとてもよかった。最後のほうでソニックドラゴルゴをかけていて親近感。

帰ってすぐに歯を磨いて寝た。


26日(日)

朝10時半に起きる。10時間くらい寝た。朝ごはん食べて料理。ブロッコリーをゆで、卵焼きを作り、豚肉、玉ねぎ、しめじ、にんじんを適当に味噌と豆板醤で炒める。

開店。さっそく店頭買取3件。ここ最近出張買取の依頼は少ないが、店頭買取が増えてきた。豊島からよしのももこさんが2年ぶりくらい?に来店、初めての小説「ジドウケシゴム」を納品いただく。宣伝用のチラシもお預かりする。チラシには作家の山下澄人さんがコメントを書いている(そこに至るまでの話は伏せます)。よしのさんは以前も「ようかいどく」という冊子を家族と作って納品いただいたことがあり、山下さんの作品は自分も以前から好きで読んでいたので、とてもうれしい気分になる。いろいろお話した。

夜は風呂に入り、ビールを飲みつつ読書。早めに寝た。


27日(月)

日、月と2日連続で、北欧のとある国にある日本家屋で展覧会をやる夢を見た。現地に着くと絵が一部(一部というのが気持ち悪い)届いていなかったり、勝手に他の作家に絵をインスタレーションの素材に使われたりした。何度も途中で起きてしまった。

南でモーニング。読書、スケッチブック。

この日は夜に体調が悪くなり、まどと店番を交代した。早めに寝て、夜中に起きて、キャンバスの下塗りをやる。


28日(火)

朝また南。読書、スケッチブック。スケッチブックに描いた絵から次のキャンバスの展開が少し見えた。ナルホドでジェッソや筆を買う。銀行をまわり、レターパックを買い足し、スーパーや本屋に行って帰る。カレーを作って昼ご飯。

この日はグループ展のギャラリー番。向かう途中、茎に寄って、ミモザと「バニーテイル」という猫じゃらしがもっとふわふわになったような植物を買う。めぐさんと少し話す。番をしながら読書、ネット出品作業。ルヌガンガ中村さん来てくれた。

家に帰り、晩ごはん。店で作業やる。発送準備など。おかげ様でけっこう売れていて、明日にまわしたらあわててしまうところだった。本を発送するついでに、田中菫さんのネットプリントHOT MILK LETTERSをプリントする。帰ってビール飲みつつ、ネットプリント読んだり、絵のことを考えたりした。シャワー浴びて寝る。


1日(水)

朝8時半に起きる。ごみ捨て、朝ごはん。鱈とほうれん草としめじと玉ねぎのバター焼き、ポテトサラダカレー味、キャロットラペ作る。午前中は絵を描こうと手を入れ始めたら、用事のあることを思い出し、結果すぐに時間はつぶれてしまった。

6月に行う個展についてやり取り。おおよその詳細が固まった。展示内容についてもイメージが整いつつある。

開店。良い天気で暖かいが、お客さんは少ない。品出しなど進める。豊島の吉野さんから「ジドウケシゴム」追加分届く。台湾生まれ日本在住の写真家、富澤大輔さんがやっている「南方書局」の本を品出し。富澤さんは書画や額縁の製作などの活動もされていて、幅は広いが全体としてどことなく統一感のある独特な雰囲気をもっている。南方書局の本をデザインしているのは、先日東京でもお会いした浅田農さん。

まどにめでたい知らせが届く。発表はもう少しだけ先になりそうだ。

今日はこれから風呂に入って絵を描く。