2021年5月31日月曜日
10年(2021年05月29日~31日)
2021年5月28日金曜日
こまごま作業(2021年05月26~28日)
25日夜
シャワー浴びて、本読んで、筋トレやって早めに寝た。
26日
朝8時に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。少し事務作業。持続化補助金の件で確認、申請書類修正版をメールで送る。外に出て本の発送。帰って、絵の撮影続きやる。ほうれん草とじゃこ天の炒め物、卵焼き作る。読書。昼ごはん。売れた本の発送準備。14時過ぎに外出、用事済ませる。
16時半から営業開始。告知していたよりも遅くなってしまった、申し訳ない。品出し進める。藤井さんからうちを紹介してもらったというお客さんがご来店。クノーの「文体練習」を探しているとのこと。あいにく在庫はなかったけど、いろいろ変わった小説の話をしていたら別の本を買ってくれた。うれしい。
閉店後風呂に入り、筋トレ。吉村弘「街のなかでみつけた音」読み終え、笙野頼子「ひょうすべの国」読み始める。この日も早めに寝た。
27日
朝8時前に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。喫茶店に行き、読書。スケッチブックに少し絵を描く。不二書店さんへ行き高見順「敗戦日記」、干刈あがた「ワンルーム」購入。久々に古本屋さんに行って気持ちが満たされた。他にほしい本もあったけど、また今度にする。スーパーに寄って帰り、水菜とトマトのサラダを作る。ししとうを焼いて薄く塩をまぶす。よく行く八百屋に実山椒が入るのはまだこれかららしい。今年こそは実山椒の佃煮を作って、冷奴に乗せて食べたい。
開店。なんだかぼーっとしてしまう。品出し少しずつ進める。樺山さんが来てくれた。鳴門から東京へ転勤になったとのこと。久しぶりにいろいろ話す。instagram経由で出張買取のご依頼あり。
閉店後、22時近くまでネット出品などの作業進める。作業終えてシャワー。ひき肉と野菜の辛みそ炒め作る。「ひょうすべの国」読み終え、阿部昭「無縁の生活」少し読んで寝る。
28日
朝8時に起きる。朝ごはん。来月の個展の告知用に文章を書き、画像と一緒にギャラリーへ送る。晴れているのでアイスコーヒーを買って公園で少し読書。陽は暖かいけど風は冷たい。家に戻り、ネット出品少し進める。雑誌などがまだ山積みの状態。開店当初の在庫不足な状態と比べれば贅沢なことだけど、早いとこ進めなければ。
開店。お客さんはそこそこ来るが、あまり売れない。夕方以降常連さんが買ってくれてほっとする。ひたすら品出し、ネット出品を進める。出張買取のためにレンタカーの手配。
今日は風呂に入ってゆっくりしたい。
2021年5月25日火曜日
何かを作らせる(2021年05月24~25日)
2021年5月23日日曜日
街の雰囲気(2021年05月22~23日)
21日夜
21時過ぎまで作業。本の出荷。カンディンスキー「点と線から面へ」読み始める。キャンバス進めて、シャワー浴びて寝る。
22日
朝9時前に起きる。よく寝た。自分はコーヒーの焙煎、まどはパンの買い出しに行き、家モーニングをやる。はちみつトーストとコーヒー。キャンバス続きやる。また違った感じの絵が出来そう。洗濯物干す。この週末は割と天気が良い模様。
タウン誌「香川こまち」が今月発行の号をもって休刊するそうだ。開店当初からうちのことを何度も取り上げてくれてありがたかった。ライターの方々も皆さん丁寧で、取材とあまり関係のない話題で盛り上がったりもして、うれしかった。近所のカレー屋さん「マサラ亭」さんもつい先日に閉店されている。前職の図書館を退職した日にマサラ亭さんのカツカレーを食べた。淡々と続いていた、街にあって当然と思っていた雑誌やお店が突然無くなるのはつらい。街の雰囲気は繊細な人の動きの積み重ねでできているんだなと改めて思う。
開店。ネット出品しておいた商品がけっこう売れている。お客さんは、晴れの週末の割にはそれほどという感じ。経済センサス活動調査の依頼が来たので、オンラインで入力して提出する。
閉店後も21時過ぎまでネット出品などの作業。本の出荷。スーパーでイカ天と炭酸水を買って、家でハイボールを飲む。「点と線から面へ」読み進める。キャンバスの続き。完成。風呂に入って寝る。
23日
朝8時前に起きる。朝方は少し冷えたけど、日中は30℃まで上がるそうだ。トーストとスープで朝ごはん。昨日一旦完成させた絵にまた少し描き加える。今日はまどに店番を頼んで、自分は出張買取2件。9時に家を出る。
レンタカーを借りて1件目のお宅へ。こちらへ伺うのも3回目になる。今回も映画関係、少女マンガ、純文学、ミステリー、幻想文学、美術批評、雑誌などとてもありがたい内容。雑誌も時代の雰囲気が良い感じに出ているものが多く、楽しい。台車で何往復かして玄関まで運び、車をつけて積み込む。一旦店に戻り、本をおろす。
サニールートコーヒーに行き、ドライカレーを食べる。奥田亜紀子「心臓」読み終える。よかった。「点と線から面へ」読み終え、「マラマッド短編集」(新潮文庫)読み始める。
出張買取2件目。こちらのお宅もこれで2回目。何度もご依頼いただけるのはうれしい。00年代以降の小説家の単行本、文庫版の漫画など。店に戻って本をおろし、レンタカーを返す。冷たい麺が食べたくなったので、スーパーで材料を買って帰る。まどへのお礼にハーゲンダッツも買った。
帰って料理。中華麺を茹でて、ひき肉、玉ねぎ、砕いたピーナッツなどを炒めた肉みそを乗せ、きゅうりとゆで卵を添える。麺の量が多く、食べすぎた。店番交代。レシートの帳簿付け、発送準備、メール返信など。この日は売れた冊数は少なかったものの、1冊あたりの単価は高かった。
今日はこれから本を読んでゆっくりする。明日は午後から雨の予報なので、午前中は図書館へ本を返しに行って、久しぶりに公園で過ごす予定。
2021年5月21日金曜日
予言(2021年05月20~21日)
19日夜
21時過ぎまでネット出品などの作業をやる。まどが鶏肉入りの野菜スープを作ってくれていたので、卵焼きと、水菜とラディッシュとトマトのサラダを作る。岡井隆「私の戦後短歌史」読み終える。短歌は「結社」という党派的な考え方が普通にあるのが他の表現と比べて特殊なように感じる。シャワー。徳田秋声「仮装人物」少し読んで、筋トレして寝る。
20日
朝8時に起きる。筋トレのおかげかとても眠りが深い。しかし起き掛けの眠気もすごい。朝ごはん。ごはんの上にキャベツの浅漬けを載せて、わさびふりかけをかけて食べる。おいしい。外は雨。前回の個展の芳名帳を探して、書いていただいた方々の名前やメールアドレスなどをExcelにまとめる。こういう作業は展覧会が終わったらすぐにやらないとだめだな。次回個展の案内メールも送信。スーパーに行って買い物。
開店。この日はずっと雨、ネット出品作業進める。悪天候の中常連さんが来てくれてありがたい。夜ルヌガンガの中村さんが来てくれて、久々にいろいろ話す。
疲れたので、この日閉店後の作業はなし。まどがカレーを作ってくれていた。読書。途中で止まっていたキャンバス進める。シャワー。筋トレ。胸のあたりの筋肉がビキビキと痛い。キャンバス完成。12時半頃寝る。
21日
朝8時起き。ゴミ捨て、朝ごはん。外出、本の発送。喫茶店に入り読書。「仮装人物」読み終える。解説は古井由吉。確かにリズムというか、文章の運び方が似ている気がする。帰って新しいキャンバスを少しだけ進める。雨やんだ。
開店。天候が回復したおかげか、開店直後からお客さんが多い。ご近所にお住まいの方からできるだけ早めに本を引き取ってほしいとの依頼があり、14時半頃少し店を閉めて伺うことになる。発送準備、少し品出し進める。本の引き取り。お客さんは占いに凝っているようで、「あんた8月生まれの乙女座か!来月忙しなるで~」と言われる。さてどうなるか。店に戻ってまた本の整理。矢野さん来てくれて00年代くらいの、蒼井優とか太田莉菜とか多部未華子とか、そういう話をする。なんとなく胃がもたれているので、夕飯はサラダとごはんのみ。
今日はちょっとゆっくり過ごしたい。
2021年5月19日水曜日
大きめのお皿(2021年05月18~19日)
17日夜
21時半まで本の整理や帳簿付けなどをする。閉店後、本の出荷。炭酸水とカルパスを買い、帰ってハイボールを作って飲む。永島慎二「フーテン」読み進める。シャワーを浴びて寝る。
この日は小島信夫「私の作家遍歴」全3巻が届いた。これはなかなか手に入らないもののうちの一つで、ひとつ峠を越えた気分。
18日
朝8時前に起きる。ゴミ捨て。ピーマンとにんじんを細切りにしてゆでる。朝ごはん。「フーテン」読み終える。なんだかとても眠い。天気予報は昼過ぎ少し雨、外はまだ晴れているのでコンビニでアイスコーヒーを買って公園に行く。岡井隆「私の戦後短歌史」読み始める。スケッチブックにボールペンで何枚か描く。雲行きがあやしくなってきた。ナルホドに行って画用紙と製本用のペーパーファスナーを買って帰る。昼ごはん。大きめのお皿におかずを盛り付けてみる。こういうことが楽しめるようになってきたのもまどのおかげだなと思う。
個展に出す予定のキャンバスの側面を塗る作業。だいぶ良くなった。午前中に買った画用紙を切って、スケッチブックコピー本の表紙にする。パンチ穴を開けてペーパーファスナーで製本。全部で117枚。
「詩を書く」のと「突然連絡をする」のは何か似ている気がする。気持ちの立ち上がり方というか。いろんな物事から離れていると、全てがどこか「突然の連絡」じみてくる。
再び外出、アップタウンに行って読書。スーパーへ行き、肉や魚、サラダ油などを買って帰る。料理。ほうれん草とあさりとキノコのバター醤油炒め、キャベツの浅漬け、クミン塩の粉ふき芋を作る。炒め物は明日のお弁当用。まどが帰ってきて、カツオのたたきを切って晩ごはん。たたきを大葉で巻いて醤油をつけて食べる。うまい。またハイボール1杯飲む。
店に行き、発送準備、本の整理など。ネット出品も少し進めたかったが時間足りず。コピー本を完成させて、かなり久々に筋トレ。かなり筋力が落ちているのを実感。シャワー浴びて寝る。
19日
朝8時半に起きる。筋トレ久々にやって疲れているのか、とても眠い。ゴミ出し、朝ごはん。読書。郵便局へ行って本の発送、八百屋に寄って帰る。筋トレ。最近チョコレートやグミなどのお菓子が食べたくなることが多い。調べてみるとセロトニンが足りてないとか、マグネシウムが足りてないとか、いろいろ出てくる。
開店。天気は悪くないけどお客さんは少ない。発送準備、品出し進める。昨日作業を進めておいたおかげでストレスが少ない。浜吉さん来てくれて、久々に話す。実際ハゲたらどのくらいショックか、など。常連のよく本を買ってくれるお客さんが来てくれたおかげで、売上はなんとかなった。
5月末~6月頭は営業時間の変更が多い。5/26水曜は16時からの営業で、5/30日曜と6/4金曜は終日お休み。
今日はゆっくり本を読みたい。
2021年5月17日月曜日
旅気分(2021年05年17日)
16日夜
閉店後、安岡章太郎「小説家の小説家論」読み終える。シャワーを浴びて寝る。
17日
朝8時前に起きる。けっこうな勢いで雨が降っている。ここ3年くらいに起きた各地の水害で、梅雨が一気におっかない季節になってしまった。香川は相変わらず一日中雨が降り続ける日はほとんどないけど、それでも最近は雨の量がかなり増えたと思う。朝ごはん。なんとなく四国各地の喫茶店を検索して旅気分を味わう。マルタン(高知)、淳(窪川)、鈴(宇和島)、不二家(今治)などに行ってみたい。マリモ(松山)、可否庵(徳島)は良かったな。行ったことのない街でどう過ごすかを考えるだけでも楽しい。ごろごろしながら永島慎二「フーテン」読み進める。この時代のヒッピーやフーテンの刹那的な生き方は、やっぱりちょっと苦手かもしれない。
展覧会に出せる絵がどのくらいあるかと見てみたら、26枚あった。意外にあるな。側面を塗ったりとか、まだ作業が必要な絵がないかを確認。作品リスト用の写真も撮らないといけない。年末に描いた絵を見てみると、最近描いているのと違うスカスカな絵でびっくりした。まだ描いてから半年も経ってないのに。こんなだったっけ。
開店。雨は昼過ぎから止んだ。蒸し暑い。香川を拠点に活動している作家さんに、資料用にと江戸文化関係の本をたくさんご購入いただく。ありがたい。この日も店頭買取1件、段ボール7箱。せっせと査定する。後日お支払となった。日曜には出張買取2件。安岐さん来て、いろいろお話する。パンをいただいた。
今日はこれから絵の作業。
2021年5月16日日曜日
「生きようとする力」(2021年05月15~16日)
14日夜
この日は早めに作業終了。なんとなく夜の街を自転車でぶらぶらする。お酒を買おうとしてやめる。家に帰り、シャワーを浴びて、絵を進めて寝る。
15日
朝8時半に起きる。まどとkincoさんに行ってモーニング。ノヴァーリス「青い花」読み進める。5年以上前に一度読んで、今回は再読。香大近くにあるハラルフード屋さんへ行ってみる。ネパールの方が経営しているお店。ここでは昨日出店してもらったマンジャルさんもカレー週に1回販売しているらしい。メースやコリアンダーシード、ホールのカルダモンなど、スーパーでは見ないハーブ/スパイスがいろいろあった。帰って絵の続き。キャンバス1枚完成。
開店。お客さんは多いけど売上はそれほどいかないという日。夕方ごろからぽつぽつ雨が降り出す。店頭買取3件。最近また買取が増えてきている、ありがたい。どんどん出していかなければ。実家から野菜など届く。葉物がたくさんでうれしい。まどが小松菜のポタージュを作ってくれた。
ふと3月末に書いた日記を見返してみたら、「香川県のコロナ感染者数が、こないだまで0人の日が続いていたのに、ここ3日で急激に増加している。」とあって、たかだか1ヶ月半前なのにずいぶん昔のことのような気がした。
閉店後、少しネット出品の作業。この日の夜はひたすら読書。ノヴァーリス「青い花」と安岡章太郎「小説家の小説家論」を交互に読む。「青い花」読み終える。1時頃に寝た。
16日
朝8時起き。食器や調理道具の片づけ。家モーニングをやろうということになり、まどとスーパーに行く。水菜とウインナーと玉子のサンドイッチ、昨日作ったポタージュ、ミルクティー。おなかいっぱいになった。昨日一旦完成させた絵にまた少し描き加える。
「小説家の小説家論」読み進める。作品論というよりはいろんな作家との思い出を綴ったエッセイという感じ。「小説論」ではなく「小説家論」だから、まあそうか。太宰治の章に出てくるOというのは、よされ節の話もしているし、長部日出雄だろうか。庄野潤三について書いた章が面白かった。
「彼の文学の本当の原動力とは何だろうか。『それは生きようとする力だ』と彼は言う。しかし、(生きようとする力)とはまた何と、見えにくい力だろう。彼の文学が、平素文学に親しまないような人からさえ理解される要素をもちながら、その小説から議題を引き抜いて手軽に論じにくいのは、そのためである。」
自分は「庭のつるばら」などの庄野潤三の晩年の作品が好きだ。ひたすら穏やかな日常が綴られている日記のような文章だけど、ものすごく離れたところから自身の生活を見ているような、言葉にし難い凄みがある(しかもそれが何冊にもわたって続く)。この安岡の文章を読んでその凄みの奥にあるものに触れたような気がしたし、現在の大変な状況の中で庄野潤三の作品はより大切にしたくなるものだなと思った。
今日は前半少しまどが店番をやってくれることになった。外出。リマコーヒーさんでアイスコーヒーを飲み、永島慎二「フーテン」少し読む。Vacant 101でやっているTAKAPOPさんの個展を見に行く。帰って昼ごはんにラーメンを作って食べる。昨日まどがハラルフードショップで買ったもの。意外とマイルドな味でおいしかった。トイレと風呂の掃除をする。
店番交代。お客さんの数はまずまずだけど、それほど売れない。ネットのほうは動いている。この日も店頭買取2件。ファッション関係の本などを品出し。この日は通販や取り置きのご依頼もたくさんいただいてうれしかった。
今日はこれから風呂に入って本を読む。次の定休日には個展に向けての作業をまとめてやってしまいたい。
2021年5月14日金曜日
カレー、DM(2021年05月13~14日)
12日夜
21時まで作業をやるつもりが、結局22時までやってしまう。ネット出品分で売れた本にクレームが入ってしまった。閉店後、シャワー。料理。そら豆とエビとしめじのガーリック炒め、卵焼き、ゆでブロッコリー。そら豆の薄皮をむくのに時間がかかり、終わったのは23時半。Spotifyで中国のインディーズバンドとかいろいろ聞いてたら24時半。疲れて寝る。絵描けず。
13日
朝8時起き。雨は止んだ模様。ゴミ捨て、朝ごはん。絵少しやる。どうも気分が上向かないので外出。郵便局で商品の発送、お金の振込み。喫茶店に行き、岡崎武志「古本極楽ガイド」読み進める。帰って絵の続き。昨日しめじを使った炒め物を作ったせいか、絵のほうにもしめじみたいな形が出てきた。
開店。天気は回復したけどお客さんは少ない。品出し淡々と進める。こないだ雑誌をお持ち込みいただいたお客さんが、さらに追加で持ってきてくれる。これでとりあえず一旦打ち止めとのこと。全部で400冊くらいだろうか。竹内さん来てくれて、いろいろ話す。今日も21時まで雑誌の査定を進めた。
閉店後、「古本~」読み終える。古本屋にもいろんな種類があるけど、うちの場合はお客さんからの買取が仕入の全てなので、様々な趣味趣向が折り重なってくる。自分の好みとは重ならないものが大量に入ってきたりするのが面白い。生活していくためにそれらの商品をあーだこーだ考えて必死で売って、それがいつの間にか「編集」とか「ある種の表現」とか呼ばれたりもする。不思議なもんだ。風呂に入って、少し絵を進めて寝た。
14日
朝8時に起きる。ゴミ捨て、本の出荷。朝ごはん。ノヴァーリス「青い花」少し読む。絵の続き。公園に行って安岡章太郎「小説家の小説家論」読み始める。
10時20分ごろ店に戻り、片付けとそうじ。今日は11時から店頭にてマンジャルさんのカレー販売。店も早めに開ける。最初は客足の伸びがいまいちだったものの、12時を過ぎてお昼休憩の時間帯に入ると一気に売れて、12時15分ごろには33食が完売。ほっとした。ひと段落してから自分もカレーを食べる。とてもおいしい。
この日は店頭買取2件、お客さんの数はそこそこ。最近また買取依頼が増えてきてうれしい。品出し、ネット出品進める。
秋田のアーティストランスペース「オルタナス」に展覧会のDMを置いてもらったので、秋田や能代に住む友人に連絡。オルタナスの運営メンバー安村君は、3年前に茎でやった個展を広島への帰省ついでに見に来てくれた。当時は多摩美の学生で、今は秋美の院生。このご時世秋田から香川まで展覧会を見に来る人なんていないだろうし、別に来れなくても構わないんだけど、こういうやり取りをすること自体がなんとなく楽しい。
今日は早めに作業を終えてゆっくり過ごしたい。
2021年5月12日水曜日
初日(2021年05月11~12日)
10日夜
この日もなんだかんだ本の整理などで22時閉店。閉店後、本の出荷。帰ってシャワー。まどが料理を済ませてくれていた。小島信夫「暮坂」読み進めて寝る。
11日
朝8時に起きる。ゴミ捨て。まどが家モーニング用にいろいろ準備してくれていて、朝から水菜とウインナーとマッシュポテトのサンドイッチ。贅沢な気分。この日は10時に近所のお宅まで出張買取。出発前に本の整理や、洗濯物の片づけ、福岡で彌永さんがやっているお店「SHOP編集」に送る展覧会DMの準備などをする。10時前になり、台車を押して出張買取へ。昔の文学関係や理工系の学術書など。書込みのあるものが多く、あまりお支払することはできなかった。4箱を台車になんとか載せて帰る。
コーヒーを買って公園へ行き読書。「暮坂」読み進める。冗長に感じる箇所もあるけど(しかし「別れる理由」に比べたらよっぽどましだ)、たいていその後で「えっ、どういうこと?」というような引っかかりが現れて笑えてくるので、もう身を委ねるしかないな、という気分になる。
「私はここまでZ先生に代って私に向ってしゃべっている。『小島さん、あなたは私にききたいことの答えは、あなた自身がほんとうは知っているのです。誰の場合もそうしたものです』」
帰って昼ごはんを食べ、金曜日のマンジャルさんによるカレー店頭販売の再告知。今のところ曇りの予報。雨は勘弁してほしい。外出。郵便局でDMの発送。プリンターインク購入。西宝町のTSUTAYAに行って本を見る。美術書コーナーの品ぞろえがいつ行っても良い。図書館へ行って本を借りる。レターパックなどを買って、スーパーに寄って帰る。春風堂で買ったクッキーを食べながら少し休憩。
マルナカに行き、スケッチブックのコピーを取る。後で製本して個展で展示する予定。描いた時はいまいちだなと思っていても、後から見返すと良く思えてきたりするから面白い。帰って料理。明日の弁当用に牛すじ煮込みと小松菜のおひたしを作る。本を読んでまどの帰宅を待つ。余り物のおかずで晩ごはん。まどはこの日職場でほめられて少し賞与をもらったそうだ。すごい。
風呂に入り、「暮坂」読み終える。アラン・ロブ=グリエ監督「ヨーロッパ横断特急」見る。他の作品と比べるとぐっとわかりやすい。12時過ぎに寝る。この日は仕事もやりたかった作業もできてよかった。
12日
朝8時に起きる。朝ごはんはこの日もパン。コピー本作業やる。今日はこれから雨。ここ数年明らかに降水量が増えている気がする。九州南部はもう梅雨入りしたらしい。公園に行き、少し散歩して読書。岡崎武志「古本極楽ガイド」読み始める。空気が肌寒い。八百屋に寄って帰る。そら豆が安かった。コピー本作業続き進める。
開店。雨が降り始めるがお客さんはちらほらいらっしゃる。しかし売上はそれほどいかず。先週の古書買取でもらった木箱、SNSで「誰かいりませんか」と呼びかけるとすぐに引き取り先が決まった。ありがたい。発送準備、昨日の出張買取で入った本の処理を進める。棚に出せる本は少なめ、隙間が目立つのが苦しい。安岐さん来てくれていろいろ話した。
今日から月末まで時短営業、20時で閉める。そう切羽詰まった経済状況ではないけれど、今後どうなるかはわからない。「もらえるもんはもらっとけ」とも思えない。もっとうまいお金の使い方はないもんか。21時までは店でネット出品などの作業をやることにする。
今日はこれから絵を描く。
2021年5月10日月曜日
売っては買って(2021年05月10日)
09日夜
店で帳簿付けなどをしていたら、いつの間にか22時前になっていた。閉店後、風呂に入る。まどが翌日のおかずを作ってくれている。畦地梅太郎「山の出べそ」読み終えて寝る。
10日
8時起き。朝ごはんはパン。コピー本を作るため、スケッチブックの良く描けた絵にふせんを貼っていく。昨日買い取った雑誌と、おととい虫干しした古書の整理。外出。駐輪場に自転車がなかったので、もしやと思いこないだ行った喫茶店に行ってみたら、あった。公園に行き、小島信夫「暮坂」読み進める。94年の短編集。最初に収められた「羽衣」では、書かれていることがいつ起きたことなのか判然としないような文章が続く。
「Uの話になるのを、私は気にしているが、彼は私にいちど美保の松原で『羽衣』の薪能をみに行こうといっている。でなくて、二、三年前に既にみに行ったのだ。私がこうしてこの小説を書いているこの時点よりちょっと前で、このことは、Sに内緒にしておかなくてはなるまい、と思ってきている。」
スーパーに寄って帰る。開店。お客さんはそこそこ。観光客らしき人はさすがにほとんどいない。昨日雑誌を持ってきてくださった方がいらっしゃって、今日も段ボール4箱ほど追加。まだまだあるそうだ。さらに店頭買取も1件。文学、デザイン関係など。この日は先週買い取った古書を中心に品出し。固有名詞なんかを調べながらやるので時間がかかる。均一本も出す。油断するとすぐに棚に隙間ができてしまう。先月に出した和田邦坊の木版画が売れた。閉店後も1時間ほど作業、雑誌の査定進める。
今日はこれから本を読んで絵を描く。明日は定休日だけど、朝10時に近所のお宅へ出張買取。他にもスケッチブックのコピー本を作ったり、買い物に行ったり、新しい什器のための図面を書いたり、やることがたくさんある。
2021年5月9日日曜日
そわそわ(2021年05月08~09日)
07日夜
閉店後、台所のシンク下の隙間をパテでふさぐ。佐々木良「美術館ができるまで」読み終える。シャワー。絵を描こうと思っていたけど、疲れて寝てしまった。
08日
朝8時過ぎに起きる。この日はまどが一日店番をやってくれることになった。朝ごはんは家モーニング。春風堂で食パンを買い、カフェオレを作る。はちみつがなかったのでバターをパンに塗り、きび砂糖とシナモンをかけて食べる。洗濯。こないだ買い取った戦前発行の本を2階のベランダに持ってきて虫干し。はたきでほこりを払い、パラパラとめくって風に当てる。昼ごはんはツナとブロッコリーのパスタ。
この日は姫路で行われている「樹L」というイベントへの電話出演が15時半からで、そわそわと落ち着かない。配信を聞いてみるとパーソナリティ(?)のシャイスケさんもオボコさんも軽快にしゃべっていてすごい。普通にラジオを聞いている気分。キャンバスに絵を描いたり、思い立ってスーパーにウイスキーとピスタチオを買いに行ったり、配信を聞くのをやめにして畦地梅太郎「山のでべそ」や小島信夫「暮坂」を少し読んだり、虫干しの続きをやったりする。そうこうしているうちに電話がかかってきた。あっという間に終了。YOMSの音声CMも作っていただいてうれしい。ちょうど店に買取依頼が2件ほど来ていたので、レジに行って査定。もう一回スーパーへ買い出しに行き、夕ご飯に野菜と鶏肉のトマト煮込みを作る。
香川県の感染者数が増加を続けていて、12日からまた時短要請が延長されることになった。今回は20時までの営業(酒類の提供は19時まで)とのことで、うちも要請の対象になるようだ。栗林公園も月末まで休園。このちょうどいい季節にふらっと行けないのは寂しい。
ベッドに横になり、そのまま2時間ほど眠る。起きて「山のでべそ」を読み進めて、また寝た。
09日
朝8時ごろ起きる。この日まどは不用品のゴミ捨てを兼ねてドライブ。朝ごはんを食べて、料理。ほうれん草とイカの炒め物、卵焼き、トマトと玉ねぎのサラダ。午前中は絵を描いたり本を読んだりを交互に進めた。
開店。開けて数時間はほとんど店の前を人が通らず「だめかな」と思っていたけど、夕方近くなってからちらほらとお客さんが来た。郷土本を集めていらっしゃるお客さんといろいろお話する。買取依頼も1件、雑誌大量。かなり重い。家が近いので明日また追加で持ってくるとのこと。また別のお客さんからは香川県のダムのトレーディングカードの寄付もいただいた。本当にいろんな品物があるもんだな。この日は昨日買い取った本の品出しを少し進めて、今日入ってきた本を査定して、あとは発送準備でだいたい終わった。時短営業の件もSNSで告知。
今日はこれから風呂に入って、本を読む。
2021年5月7日金曜日
登山、思い出す(2021年05月06~07日)
2021年5月5日水曜日
迷う(2021年05月04~05日)
03日夜
閉店後、本の出荷。家に帰り、風呂に入る。川崎長太郎「淡雪」読み進めて、新しいキャンバスに手を付けて寝る。
04日
朝8時前に起きる。ゴミ捨て、料理。ちくわと野菜の炒め物を作る。昨日まどが作ってくれた味噌汁とマーボーナスもある。朝ごはん。絵の続き、あまりうまくいかない。コンビニで年金の支払いをして、公園で読書。「淡雪」読み終える。スケッチブックにボールペンで何枚か絵を描く。最初うまくいかなかったけど、だんだん良くなってきた。帰ってまた絵の続きを少しやる。
開店。お客さんは昨日よりはだいぶ少ない…と思っていたら、夕方にかけて増えた。発送準備、ネット出品作業。まどが手伝ってくれているおかげで、最近はネットでも良く売れている。休憩中、大阿久佳乃「パンの耳」3号読み終える。しばらく月1くらいのペースで出るようだ。
閉店後、料理。鮭とエリンギのバター醤油炒め、小松菜のおひたし、ポテトサラダを作る。ビール買いに行こうか迷って、やめにして、ミルクティー飲む。シャワー。絵の続きやる。リチャード・マシスン「13のショック」読み始める。「異色作家短篇集」シリーズ中の一冊で、これは函入りの初版。著者名がマティスンとなっている。2回新装版が出ていて、装幀はこれが一番好き。いつの間にか函入りの単行本が好きになっていた。やっぱり物としての魅力があるな。12時くらいに寝る。
05日
朝8時前に起きる。8連勤も今日が最終日。ゴミ捨て、朝ごはん。絵の続きやる。雨の中喫茶店へ行き読書。「13のショック」読み進める。「死者のダンス」という作品は、ただ死者たちがバンド演奏の轟音に身を任せて騒ぎまくっている描写が20ページくらい続いていきなり終わる。最高。「人生のモンタージュ」もいい。スーパーに寄って帰り、絵やる。開店時間間際になるといつも調子が出てくるのはなぜだろう。するするとうまくいき、完成。最近は早いペースで絵ができるようになってきた。個展の初日はちょうど一カ月後、あとどれくらいやれるだろうか。
開店。雨がしとしとと降り続いている。お客さんは少ない。明日山に登ろうかと思っていたけど、地面がぬかるんでいそうだしやめようかな。ネット出品作業進める。
こないだ買った大正エログロナンセンス系の本をパラパラめくる。「接吻の変遷」などマイルドな内容のものもあれば、露骨なものも。買い取った時には反射的に「おお、これは面白い…」と思ったけど、それをそのまま「面白くないですか~?」と前のめりに売るのは少しためらいがある。面白さの中のホモソーシャルな部分が気になってしまう。しばらく迷って、淡々と売っていくことにした。
今日はお酒を飲みながら映画でも見ようと思う。
2021年5月3日月曜日
エロとケレン(2021年05月02~03日)
01日夜
22時半ごろまで帳簿付けの作業をやる。本の発送。ついコンビニでお菓子を買って食べてしまう。風呂に入り、諸星大二郎「オリオンラジオの夜に」読み終えて寝る。
02日
朝7時半に起きる。朝ごはん。手羽と玉ねぎの生姜焼きを作る。スーパーで買い物。帰って青菜のおひたしも作る。ブックオフに行く。セールだけどそれほど混んではいない。パウル・クレー「造形思考」上下、カンディンスキー「点と線から面へ」、和山やま「夢中さ、きみに。」、田島列島「ごあいさつ」買う。ついでに服も見て、ズボン買う。帰って少し絵を進める。
開店。観光客らしきお客さんもちらほら。売り上げも普通くらい。長野のお店「黒猫」から届いた商品を品出しする。「直島ミュージックスタジオ作品集」は、直島で60年代から自主製作のレコードを出しているレーベルの初期作品を集めたCD。ブックレットの解説やインタビューも充実している。
閉店後、シャワー浴びて絵を描く。1枚完成。展覧会まであと1ヶ月ほど、どれだけ描けるだろうか。柴崎友香「百年と一日」読み始める。12時頃寝る。まども自分も蚊に刺されて途中で起きてしまい、蚊帳を出す。もうそんな季節になったか。
03日
朝7時半に起きる。栗林公園や県立ミュージアムが今日から9日まで休園/休館することになったらしい。ずいぶん急な話だ。そんなに密になることもないはずなのに。朝ごはんを食べ、洗濯物をたたむ。県外各所へQRコード修正済みのDMを送る。中央公園に行き、はずれのベンチに座って読書。こちらではイベントが開催されていた。「百年と一日」読み終え、川崎長太郎「淡雪」読み始める。スーパーで野菜と卵を買って帰り、ピーマンとにんじんのおかか和えを作る。
開店。開けて早々、見積りの依頼。大正時代に出版されたエログロナンセンスな雑誌や書籍がたくさん。これから骨董好きの人にも見せるからまだ売るかは確定ではないけど、とりあえずざっくり見積りをしてくれないかとのこと。とりあえず査定を出す。後で連絡をもらうことになった。この日は開店して2時間くらいはお客さんが多く、後はちらほら。飛田さんが久しぶりに来てくれていろいろ話す。見積した本は、一部骨董好きの方が買われた後の残りを売っていただけることになった。奥付を見ると意外と香川や愛媛で出版されたものが多く、興味深い。
京都に住んでいるディナミシャイスケさんからフリーペーパー「月刊めりす」が届く。シャイスケさんとは2回ほどしゃべったことがあるくらいだけど、共通の友人は多い。フリーペーパーはケレン味の効いた内容。8日に姫路の琥珀というアンティークショップで「樹L」というイベントをするそうで、自分も15時すぎくらいから電話出演の予定。配信もあり。今から既に緊張している。
今日はこれから風呂に入って本を読む。