2020年7月31日金曜日

2020年07月30~31日

29日夜

弁当のおかずはまどが作ってくれていた。本を読んでいたら急に眠気が襲ってきて、早めの就寝。


30日

朝7時半に起きる。なんだか首筋が痛いので、以前買った温感パッチを貼ってみる。

ブローティガン「芝生の復讐」読み終え、錦野恵太「『差別はいけない』とみんな言うけれど。」読み始める。読んでいたらまた眠気に襲われて、何度かうとうとしてしまう。

開店。昨日ウェブショップに品出しした10枚のトートバッグが全て売れていた。ひたすら発送準備を進める。郵送買取の依頼も1件入ったので、見積りをして返信。店頭買取3件。

なんだか疲れている。するすると文字を追うような本が読みたくなったので、佐藤亜紀「バルタザールの遍歴」を読み始める。

閉店。商品の出荷。スーパーでビールとサーモンのお刺身を買って、家で呑む。あんまり何もできず寝た。梅雨が明けたらしい。


31日

朝7時半に起きる。料理。ゴーヤチャンプルー、水菜のサラダ、甲子の胡麻和えを作る。

喫茶店に行き読書。「バルタザールの遍歴」読み進める。帰って少しだけ絵を描く。

開店。店頭買取1件。友達が来てくれたり、本もトートバッグもけっこう売れていて、やるべきこともたくさんあり、充実しているはずなのに、なぜだろう気分がさっぱりしない。日記に書くことすら思いつかない!それをそのままこうやって書いています。気圧のせいにしようかな。

DOMMUNEでやってた低音不敗が本当にすごい話がたくさんで面白かった。

明日は展覧会のDMを配りにまわろうと思う。

2020年7月29日水曜日

2020年07月28~29日

27日夜

いつもの感じで筋トレ、風呂、読書。伊藤整「近代日本の文学史」読み終える。料理。酒かすと味噌に漬けておいた鶏肉を焼いて、水菜のサラダを作る。大童澄瞳「映像研には手を出すな!」読み始める。めちゃくちゃ面白い。


28日

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べてカフェオレを作る。

amazonプライムでエドワード・ヤン「牯嶺街少年殺人事件」見る。4時間もある映画だけど、長いとは感じなかった。消化するのにまだ時間がかかりそう。投稿されている感想を見ると、当時の台湾の社会状況を知っておくと良い、と書いている人がけっこういる。

昼ごはんを食べる。鶏肉の漬けだれには粉わさびをたくさん入れた。あまりつーんとはならず、むしろ少しコクが増している気がする。酢と塩と胡椒だけで味付けしたサラダと驚くほど合う。

外出。サウナへ行く。さっきごはんを食べたばかりだからか、あまりジュワーッとはならず。ロビーで「映像研」読み進める。

屋島西町の喫茶店「青猫」さんへ行く。店に何度か来ていただいていた方が働いていた。棚にあるレコードがパンク、ジャーマンロック、サイケ、現代音楽などなどすごい内容。思わず見入ってしまう(販売はされていない)。画集も良いのがたくさんある。コーヒーフロートもおいしかった。ブローティガン「芝生の復讐」読み始める。

帰宅。少しして、カレーの開発に余念のないコジマさんが試作品を持ってきてくれる。野菜のみのサンバルカレーと、キャベツのスパイス炒め。バジルもたくさんいただいた。まどが帰ってから2人で食べて、感想をLINEで送る。

料理。ひき肉と玉ねぎとバジルを炒める。卵を茹でてかぼちゃをレンジで蒸す。きゅうりを適当に切って、塩としょうがとごま油で和える。

「映像研」最新刊の5巻まで読み終える。4巻以降くらい、お金儲けにしか興味がない金森が、実は人の心の細かい動きのことを考えているのが少しずつわかってきて、ぐっとくる。

この日は絵を描く時間取れず。


29日

朝7時半に起きる。ごはん、筋トレ。

「芝生の復讐」の続きを読んで、絵をやる。白く塗っておいたキャンバスに、前スケッチブックに描いた絵をマーカーでもう一回描く。なんとなくうまくいきそう。

開店。店頭買取3件。荷物もたくさん届いて忙しい。
先日発注した、オリジナルトートバッグを品出しする。
猫のイラストをよく描いている花原史樹君に、YOMS猫を描いてもらった。花原君には9年前にやった自分とまどの結婚パーティーでも紙芝居をやってもらったり(当時彼は沖縄に住んでいて、Ustreamで中継した)、いろいろお世話になっている。

今日はこれから料理をして、本を読む。

2020年7月27日月曜日

2020年07月27日

26日夜

いつも通り、筋トレ、絵、風呂、読書。キャンバスが1枚完成。今月は手を動かした割には完成した絵が少ない。なんとなく凝り固まっているような感じもする。もっと適当に描きたい。


27日

朝7時半に起きる。筋トレ、朝ごはん。

銀行に売上のお金を預けて、喫茶店に行く。伊藤整「近代日本の文学史」読み進める。個人個人の作家の名前は知っていても、作品がどういった歴史の背景のもとに書かれているのかはほとんど知らなかった。読みたい本が増えて楽しい。

スーパーと八百屋に寄って帰る。野菜の値段が上がっている気がする。じゃが芋が高い。
甲子豆(こうしまめ、平べったい形をしたインゲン豆。香川県内で広く栽培されているそう)のごま和えを作る。鶏肉を、酒かすと味噌と粉わさびで漬ける。

以前茎で個展をやった時に広島から来てくれた安村君が、いつの間にか秋田の美術大学の大学院に進学して、アーティストランスペースを始めていた。工芸高校から秋田へ進学した汐音ちゃんやアシュリーも同じ大学。なんだかうれしい。

開店。品出しを進める。午前中天気が良かったのでもう梅雨明けかなと思っていたら、夕方頃に一雨降ってきた。
藤井さんがお客さんを案内してきたりもあって、この日はけっこう売れた。お店に入るなり「買うぞ」と真剣な目で棚を見ているお客さんが多かった気がする。うれしい。

今日は本を読んで、少し絵を描く。明日は定休日で、特に予定は決めていない。

2020年7月26日日曜日

2020年07月26日

25日夜

まどとしゃべって、筋トレ、絵、読書、風呂。


26日

朝8時頃起きて、昨日買ったパンを朝ごはんに食べる。筋トレ。この日、ごはんはまどが作ってくれることに。

キャンバスの続き。1枚を進めて、もう1枚を真っ白なところからやり始めたら、そっちのほうがあれよともう少しで完成かというところまでいく。楽しい。洗濯物を畳んで少し読書。

以前メールマガジンで原稿を頼まれた時、肩書きを「古本屋」にしたら、校正を担当していた長い付き合いの人から「以前、肩書きは『絵描き』にしていませんでしたか?」と聞かれたことがある。少し迷って、結局そのまま「古本屋」にした。
「アーティスト」は自分には違うような気がして、以前は「絵描き」という肩書きにしていたけど、なんだかそれも中途半端な感じがしていた。雑誌などで見かける自分の好きなアーティストはインタビューの中で「ただ好きな絵を描いているだけ」というような発言でもってシーンや業界への距離をやんわりと表明していることが多く、それにも影響されていたのだと思う。
自分は絵以外の表現媒体でも、古本屋をやっていても、じわじわと伝えていきたい大事なものというのはけっこう明確にある(これはここ1年くらいの間ではっきりと思った)。しかしそれを言葉にしてステートメントにすると、途端に陳腐になってしまう。難しい。

開店。ひたすら発送準備と品出しを進める。たのしい本が棚に躍り出るのをうずうずしながら待っている感じはたまらないものがある。店頭買取1件。
螺旋さん、ミヤザキさん、MOTIFにて個展開催中の南田さんが店に来てくれて、いろいろお話する。

絵を描いて本をゆっくり読みたい。次の定休日はあまり予定を入れないようにしよう。

2020年7月25日土曜日

2020年07月25日

24日夜

少し本を読んで、キャンバスに絵を描く。4枚のキャンバスをそれぞれ少しずつ進める。手が詰まったので、筋トレして風呂に入る。風呂から上がってスケッチブックにドローイング。最初はだめかなと思っても手を動かしているうちに少しずつ良くなっていくし、頭の中に描きたい形がたまっていく感じがある。


25日

朝7時半に起きる。筋トレ。

おととい読み終えた岡潔「春宵十話」は、漱石について書かれた箇所が多い。
「漱石のおもしろさはタイミングが実によいことにある。いいかえれば人生というものの四次元的な特徴がよく出ているということである。たとえば『行人』で兄と弟が風呂に行くつもりで旅館の階段を降りかかる。無言でびょうぶを見つめていたと思うと、突然兄は『おい二郎』と声をかけ『さっきの話だがね…』と汽車の中で自分から打ち切ったばかりの話を始めて階段の途中でぴたりと立ち止る。こういうタイミングである。これで自分がその主人公とともに生きているような気がする。」
この面白さは小島信夫の小説にも通じる部分だと思う。不可思議に感情や記憶が立ち上がる瞬間を、そのまま形にしてしまう。脈絡や必然性や説明責任、及びそれらを規定する社会制度から解放される(「自分がその主人公とともに生きているような気がする」の部分はもう少し考えていきたい)。絵でこういうことをやるのはとても難しいけど、そういう絵が描ければと思う。
自分は小説を読み始めたのが遅いので、漱石も教科書で読んですっかり忘れた程度。岡崎乾二郎の「抽象の力」でも漱石についてたくさん触れられていたし、読んでいきたい。

まどが前半店番をやってくれることになったので、ドライブに行く。

鬼無の小麦堂さんへ。山間にある小さなパン屋さん。猫もたくさんいる。子猫がなついてくれてうれしい。すぐ隣にある小屋に入ってパンを食べる。おいしくてたくさん食べてしまったので、おみやげ用に少し買い足す。

香南町のかまんよ書店さんに行く。青木さんに会うのも久しぶり。いろいろ話す。今回は青木さんに「小島信夫の本ありませんか」と聞いたら「ありますよ」との返事だったので、お伺いした。「階段のあがりはな」と、黒島伝治「橇・豚群」も購入。
以前、藤塚町の不二書店さんでは小島信夫の「暮坂」と「一寸さきは闇」を買った。住んでいる街で好きな作家のあまり見ない本が買えるとうれしくなる。

前々から気になっていた、公渕森林公園に行く。電車と徒歩では行きにくい場所。想像していたよりもかなり広く、この日はかなり蒸し暑いのもあり、全部はまわれず。いろんな植物と、それを説明するいろんな立て看板がある。園内のマップに記載されていない、細くて輪郭のはっきりしない道がかなりあって楽しい。まるで迷路みたいなので、昆虫採集をしている親子連れもジョギングしているおじさんグループも、実はみんな道に迷っているんじゃないか?という気分になった。道に迷いながらジョギングするってけっこうすごいことだ。いや、迷ってないんだけど。

レンタカーを返却。片原町のミヤモト惣菜店さんで、夕ご飯用に羊肉のカレーをテイクアウトする。
店に戻ってまどと交代。発送準備と品出しを進める。

なんだか自分はいろいろと考えすぎてしまう。行動や発言も、無意識のうちに批判やツッコミをされると思い込んで、それに対する言い訳を考え始めてしまう。SNSの影響もあるかもしれない。思いつめすぎると周りにもキリキリしがち。

今日も絵を描きたい。

2020年7月24日金曜日

2020年07月24日

23日夜

筋トレ、風呂、読書。岡潔「春宵十話」読み終え、伊藤整「近代日本の文学史」読み始める。


24日

朝7時半に起きる。ごはんを軽く食べて、少し店の事務作業。まどを起こすと、朝ごはんにケーキを食べ始めた。少し筋トレやる。

2人で高松市美術館へ行く。今回は「身体とムービング」という展覧会。
尼崎市の所蔵する白髪一雄作品と高松市美術館が所蔵する具体美術協会の作家作品とで最初の一室が構成されていて、白髪作品の変遷と自館の所蔵作品の充実ぶりが同時に味わえる内容だった。所蔵作品をうまく使った展覧会は見ててうれしい気分になる。後半は現代の作家による展示で、石田尚志さんの映像作品も良かったし、中園孔二さんの絵をその生涯を終えた地である高松で見るのは、なんだか目に込み上げるものがあった。
自分が東京から高松に越してしばらく経ってから、アトリエに使える物件はないかと賃貸物件を検索すると、中園さんが使っていた物件が出てきたことがあった。場所が遠かったし、当時はお金も運転免許もなかったので、借りるまでは至らなかった。どうでもいいけど心のどこかで大事なものになっている出来事はいろいろあって、この日記にはそういうのも書いていこうと思う。

外に出ると雨が本降りになっていた。美術館のすぐそばにある、「つまさんど」さんというサンドイッチとコーヒーのお店に入る。この物件は一度サンリンシャの蓮井さんが教えてくれて内見したことがあり、その時は中がボロボロで、借りるのはやめた。しかし今回入ってみたら本当にきれいなお店になっていて驚く。職人さんの技術はすごい。つまさんどさんは平日昼の火・木曜のみの営業で、夜は違う屋号でバーをされているそうだ。サンドイッチもカフェオレもとてもおいしかった。

開店。店頭買取2件。この日は夕方まで雨が降っていたけど、お客さんはそこそこ。
長野に引っ越したという知人が、通販で絵本をまとめて買ってくれる。うれしい。入荷のお知らせがんばろう。
晩ごはんはまどが鮭チャーハンを作ってくれた。目玉焼きが乗っていて、わかめスープもついている。おいしい。

本を読むのもいいけど、もっと絵を描くことに時間を使わないといけない。

明日はまどが店番をやってくれることになったので、レンタカーを借りてドライブする。

2020年7月23日木曜日

2020年07月23日

22日夜

ネットで買った、尾崎一雄「暢気眼鏡・虫のいろいろ」(岩波文庫)が届いていた。
ベッドに寝転がってごろごろ本を読んでいたら、そのまま寝落ちしてしまう。


23日

朝6時半に目が覚める。髪を切ってシャワー。オクラともやしのナムル、豆苗オムレツ、手羽先の照り焼きを作る。照り焼きはいつもなら香椒を入れるけど、今回は無し。コロナの影響なのか最近スーパーでホールの香椒が売っておらず残念。

夫婦そろって外出。まどは仕事へ。高松駅前にあるチェーンのお店に入り、岡潔「春宵十話」読み進める。久しぶりにこざっぱりしたチェーン店に入ったら、ノートPCを広げてマーケティングの話をしている若い男性2人組がいたりして、なんだか新鮮な気分になった。コーヒーはおいしくない。
サンポートでやっている古本市に行く。出店者数は少ないけど、お客さんはけっこういる。吟遊堂さんで紀田順一郎「新版 古書街を歩く」、クワイエットルームさんでケイト・ザンブレノ「ヒロインズ」とマルセー・ルドゥレダ「ダイヤモンド広場」購入。最近ちょっと本を買いすぎな気がする。やっぱり古本市(と一口に言っても、いろんな形態のものがあるけれど)は無店舗でやっている方や本業ではない方の出店がたくさんあって楽しい。徳島の古書店「ソラリス」の瀬尾さん、みかんちゃんとも久々に会った。いろんな人がいろんな人と少しずつ話して、何かしら大らかな雰囲気ができていくのを感じるのがいい。

開店。品出し進める。店頭買取1件。
川上さんご来店、取り置き分のお買い上げ。レモンケーキをいただいた。ソラリスさんもご来店、いろいろお話する。

今日は筋トレやって本を読む。明日はまども休みなので、午前中に美術館へ行く予定。

2020年7月22日水曜日

2020年07月20~22日

19日夜

筋トレ、読書。バイト行ってシャワー浴びて寝る。暑くて何度も目が覚めてしまった。小さい茶トラの猫が2匹家に住み着く夢を見た。


20日

朝8時起き。すっかり真夏の気温になった。春ごろに「今年の夏の暑さは尋常ではない」みたいなニュースが出ていたけど、どうなるだろう。

植草甚一「アメリカ小説を読んでみよう」読み終え、久々に絵を描く。なかなか進まない。じっくりやりたい。作業場も暑くなってきた。筋トレやって外出、八百屋に寄ってから酒屋でビールを買い足す。帰って空芯菜とツナの炒め物を作る。

開店。なんだかやる気が出ない。一箱の入れ替え。10月にやる展覧会のチラシのデータを作り、入稿する。

閉店、バイト。この日を最後にしばらく休み。岡田利規「現在地」読み終えて、寝る。


21日

朝8時起き。

外出、図書館に本を返しに行く。電車に乗って綾川へ。図書館で展示コーナーや郷土資料を見る。昼はうどん。ヤマザキOKコンピュータ「くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話」読み終える。ヤマザキさんと最後に会ったのは去年の祖谷だから、もう1年経っている。
瓦町に戻り、MOTIFで展覧会見る。喫茶店に入り、ロブ=グリエ「快楽の館」読み始める。スケッチブックに1枚絵を描く。不二書店さんで小島信夫「一寸さきは闇」、開高健「ロマネ・コンティ・一九三五年」、小林信彦「ビートルズの優しい夜」、「オーウェル評論集」購入。スーパーで買い物。

帰って、少し休んで料理。ラタトゥイユ、だし巻き卵、空心菜のおひたし、豆苗ともやしの味噌汁を作る。
まどが帰ってきて晩ごはん。うなぎを食べる。

アマプラでヒッチコック「見知らぬ乗客」見て、筋トレしてシャワー浴びて寝る。


22日

朝7時半に起きる。朝ごはん、筋トレ。「快楽の館」読み終える。キャンバスに絵を描く。少しずつでも進めたい。岡潔「春宵十話」読み始める。

外出。100均で筆を買って、ドラッグストアで麦茶のパックやアイスを買う。商品を袋に詰めるスペースのないお店だと、買った後袋に詰める時、後ろに並んでいるお客さんが気になる。どうにかならないもんか。

開店。郵送買取の本が届く。少しずつ品出し。

コジマさんが試作品のカレーを持ってきてくれた。アジを使ったフィッシュカレーとレモンのピクルス。おいしい。カレーは青唐辛子が効いている。

今日はもうバイトもなし。料理して絵を描きたい。

2020年7月19日日曜日

2020年07月19日

18日夜

売れた本の出荷。筋トレ。腕立てが連続40回くらいできるようになった。腕立てをやった後、二の腕の外側は張るけれど内側はあまり使われていない。ダンベル買おうか。
シャワー浴びて、小島信夫「抱擁家族」読み終える。絵を描く時間は取れなかった。

本を読んで、たいして中身が頭に入ってないのに賢くなったりおしゃれになったような気分になって、背伸びして時には恥をかいたりして、その経験をもとにさらにいろいろ読もうと意気込んだり、やたらなことは言うもんじゃないなと慎重になったりするのが良いなと思う。


19日

朝9時に起きる。よく寝た。前半少しまどが店番をやってくれることになる。

料理。まどが枝豆を茹でてむいてくれていたので、そこにオクラを入れて、鰹節と梅を入れて和える。キュウリとささみを豆板醤、塩、生姜、ごま油で和える。卵焼きも作る。
ビールを買い足しに出かけたら、日曜で酒屋が休み。

喫茶店に行き、植草甚一「アメリカ小説を読んでみよう」読み始める。読んでみたい小説や見たい映画がどんどん増えて楽しい。
絵を描こうとスケッチブックを開いたら、以前描いた絵(全く覚えていない)が全然良くなくて思わず笑ってしまった。こういう、過去の自分が現在の自分を開き直らせて励ますような瞬間があると、絵を描いていて良かったなと思う。でもこういう効用(?)はその絵を描いた人間にしか感じることのできないものかもしれない。
レターパックを買って、店に戻る。

店番交代。少しずつ品出しを進めるが、いまいちやる気がでない。まどは頭痛がすると言っていた。気圧の問題だろうか。天気予報を見るとけっこう傘マークが出ている。梅雨明けはもう少し先らしい。

今日はこれからバイト。

2020年7月18日土曜日

2020年07月17~18日

16日夜

筋トレ、読書、バイト。ゆっくり風呂に入る。


17日

朝7時半に起きる。わさび菜の胡麻マヨネーズ和えを作る。洗濯物たたむ。

公園に行く。ティム・インゴルド「メイキング」読み終える。
「漁師はしばしば、動物に遭遇しないうちからそれを夢見ている。芸術家、建築家、作曲家、作家も同様に、つねに遠方へと放たれる傾向にある創作力の閃きを捕獲して、それを効率的な作業の直接性へと呼び戻すことに夢中になる。」
帰って、スケッチブックに1枚絵を描く。

開店。店頭買取1件。空が明るくなって、気温も上がってきた。このまま梅雨明けだろうか。地道に品出し。
ルヌガンガの涼子さんが天ぷらを差し入れてくれた。昨日おすそ分けしたとうもろこしもかき揚げに。天ぷらだと甘さがさらに際立っておいしい。隣のたかまつさんからも野菜をいただいた。

閉店。本を出荷して、スーパーに寄って帰る。筋トレと風呂。バイトは休み。

小島信夫「抱擁家族」読み始める。読むのは2回目。最初に読んだ時よりも、感情の逡巡がどれだけ事細かに書かれているのかを感じることができるようになった気がする。以下は浮気した妻の体に視線をやった場面。
「俊介は時子の血管の中の血の流れから、それが皮膚にもたせるつやから、しぼんだり開いたりするマツ毛の動きから、首筋から肩へ流れる骨組から、ゼイ肉を適度につけて二つか三つヒダを作っている下腹部から心持ち大きさの違う二つの乳房から、しっかりした足をもった比較的長い脚などを造物主のような気持で眺め、自分の手を離れて独り立ちした人間の重さにおどろいた。この状態から早く逃れたいと俊介は思った。」


18日

朝8時起き。今日はペーパートーク。
まどと喫茶店に行き、商店街を歩いて買い物する。

印刷物を置くテーブルを用意して、開店。お客さんは多い。本の寄付が1件。
行司君や、以前通販で本を買ってくれた成瀬さんが来てくれる。久しぶりにいろいろ話す。

ペーパートークは4ヶ月ぶりの開催で、今回の参加者は17名。Twitterのアンケートでは20名以上の人が参加の意思を示してくれたけど、ちょっと少なかったか。作りこんだ内容のものが多い。作りこんでいないものも良い。県外からの参加は岡山、徳島、兵庫、大阪、神奈川、熊本。ありがたい。
zineを作ったところで、それをどうしたらいいのかわからないという人はけっこういるようだ。置いてもらうようなお店とかがあれば良いけど、無かったらどこかに適当に置いてしまうとか、友達と締切と集合場所だけ決めて作って交換し合うとか、めちゃくちゃ小規模でも何か方法はあるはずだ。
ペーパートークは2006年に始めた。当時、高円寺駅の高架下で「途中でやめる」の山下陽光さんが「場所っプ」という「誰も何も売らないし買わない店」をやっていて、要するにただ決まった時間に路上で夜を徹して酒を飲んでいた。人通りの多い場所で、陽光さんも顔が広いので、30人くらい集まって、いつの間にかちゃぶ台が出ていたりする。自分はそこによく遊びに行っていて、何かやりたいなあと思い、フリーペーパーをもともとよく作っていたのでそういう印刷物の交換会はどうだろうとなって、始めた。けっこうめちゃくちゃなものが集まって面白かった。壁のある場所でやり始めたのは2017年、yomsでやるようになってからだ。

今日もバイトなし。少し絵も描きたい。

2020年7月16日木曜日

2020年07月15~16日

14日夜

大阿久佳乃「のどがかわいた」読み終え、早めに寝る。


15日

朝7時半に起きる。筋トレ。

阿佐田哲也「ギャンブル人生論」読み始める。まども一緒に読書。夜は漫画を描くのに時間を使いたいので、朝に本を読むようにしたいとのこと。

外出。歩いて図書館へ行き、プリンターのインクを買ったり、お店の口座にお金を入れたり、年金を3ヶ月分払ったりする。少し早足で歩いていると、自然と姿勢も整ってきて良い感じだ。

開店。ネットでよく売れている。発送準備を進める。

Philbooksさんと高橋さん、コジマさん来る。コジマさんはいよいよ本格的にカレーの開発に乗り出したようで、今度試食をさせてもらえることになった。

閉店、本を出荷。筋トレやりつつ読書。「ギャンブル人生論」読み終える。
バイトを終えて、少しウイスキーを飲みつつメルカリで古本を検索。「おっ」というのがあっても、Amazonで調べてみるともっと安い値段で売られていて、しかしAmazonにはメルカリのような「見つけた」という感覚はないので、買う気にもなれずにだんだん眠くなってくる。寝た。


16日

朝7時半に起きる。もう7月半ばなのにずいぶん涼しい。

料理。にんじんをゆでる。豆苗と玉子の炒め物を作る。昨日まどが作ってくれた手羽のニンニク醤油を加えて弁当完成。

コンビニでガス代を支払い、久しぶりに公園に行く。ティム・インゴルド「メイキング」読み始める。
「わたしは建築のことを、創造のプロセスを探求するという関心をアートと人類学の両者が分かちあう領域だと考える。そのプロセスはわたしたちの生活環境と、その環境を把握する方法を生成してくれる。」
スケッチブックにボールペンで絵を描く。2枚ほどうまくいく。

明日の夜に浦生の砂浜にテント立てて1泊しようかな、とぼんやり考える。しかしその翌日はペーパートークだ。いや関係ない、こんなことができるのも今のうちだ、暑くなったらもうテント泊なんてできないぞ。テントの中で自由に過ごすなんてもう何年もやってないな。どんな本読もうかな。砂浜にぽつんと立ったテントの中で男が一人で筋トレしてるとか、うけるなぁ。いや、むしろこわいかな。夜中暑いどころか寒かったらどうしよう。身の危険を感じて結局深夜に自転車で帰宅する羽目になるかもしれない。面倒だな、やっぱりやめようか。

スーパーに行って、帰って筋トレ。

開店。店頭買取1件。お客さんは少ないけど、皆さん買って行ってくれてありがたい。通販のご依頼もいただく。
実家からとうもろこしが届いたので、周りの方々におすそわけする。

22日から運用が開始される予定のGoToキャンペーンは、東京が対象外になった。香川も感染者が増えてきていて心配だ。状況が落ち着いていたら来週は18きっぷを使って広島に行こうと思っていたけど、中止にしよう。

今日もバイト。お酒は控えたい。

2020年7月14日火曜日

2020年07月14日

朝7時半に起きる。早起きできた。

午前中は筋トレと読書。腕立てや腹筋の一度にできる回数が増えてきた。今は筋肉痛も出なくなり、むしろ常に筋肉に「動かした後の感じ」が残っているくらいのほうが気持ちが高まる。

午後、仏生山温泉へ。1ヶ月ぶり。
お湯にゆっくりつかっていると、上がろうとしたタイミングで隣の人も立ち上がったのでなんとなくやめにするだとか、羽化したばかりの緑がかったセミが(太い幹にすれば良いのに)細い枝につかまろうとしてうまくいかずもがいている足の動きだとか、細かい物事をゆっくり気にすることができて良いなと思う。銭湯や電車の中や公園や喫茶店など、最低限の秩序を守りつつ各々が自由に過ごしている場所が好きだ。一人で過ごしている人が多いほど良い。
露天風呂の中にあるベンチに座って本を読む。水木しげる「神秘家列伝」全4巻読み終える。
ロビーの古本コーナーで小泉文夫「音楽の根源にあるもの」購入。フルーツ牛乳飲みながら、大阿久佳乃「のどがかわいた」読み始める。ハッとするほど丹精な文章。自分が10代の頃には絶対に書けなかっただろうな。スケッチブックに少し絵を描くが、うまくいかず。

ブックオフに行く。カルペンティエル「失われた足跡」、小栗虫太郎「黒死館殺人事件」、サリンジャー「フラニーとゾーイ―」、モラエス「徳島の盆踊り」購入。「徳島の盆踊り」はまったく知らなかった本。読むのが楽しみだ。

今回仏生山駅の古本コーナーでは何も買わず。前に売られていた古山高麗雄の文庫、やっぱり買っておくべきだった。
考えてみれば、火曜定休でいつも行けていないへちま文庫さんも合わせると、仏生山には古本を売っているところが4カ所もある。1ヶ月くらい間を空けて行くと、たいてい何かしら本との出会いがあってうれしい。

一旦家に荷物を置いて、スーパーと八百屋で買い物。オクラが安くなってきている。
洗濯機をまわしながら料理。たたきキュウリ、オクラのチーズ焼き、ゴーヤチャンプルーを作る。

まどが帰ってきて、一緒に夕ご飯を食べる。Facebookに投稿していた写真を見返してみたら懐かしい気持ちになったそうで、見てみると東京に住んでいた頃のアパートでの暮らしや、初めて高松に来た時の写真がたくさんあった。楽しかった思い出はどんどん忘れていってしまうので、不意に出会うとうれしくなる。
自分が読み終わった「神秘家列伝」をまども読んでいて、ドイルの話をしたり、まどが最近聞いて面白かったラジオの話もしたりする。こうしてお互い楽しかったことを少しずつ報告し合うのが楽しい。普段は一緒にご飯を食べることがほとんどないので(朝まどは時間に余裕がなく、すぐに家を出る。夜は店が21時までなので、食事は別々にとる)、こういう時間は貴重。

夜にやっていたバイトをしばらく休むことにした。

そろそろ個展のチラシも作らないといけない。

2020年7月13日月曜日

2020年07月13日

12日夜

少し打ち上げに混ぜてもらい、川瀬慈さんやサウダージブックス浅野さんと話す。川瀬さんが調査した祖谷の民謡の話面白かった。生徒に最近辛かったことを民謡の節回しに乗せて歌ってもらう、という取り組みをしている学校があるそうだ。浅野さんからは谷川雁の福岡の炭坑での活動について話を聞いた。目黒区美術館で2009年に行われた「’文化’資源としての炭坑」展を見に行った時、組合の発行した雑誌がたくさん展示されていたのを思い出した。

今この日記を書いていて、2009年はたくさん絵を描いて展覧会も頻繁にやっていた時期なのに、「生活や労働と表現の関係」という自分の興味は並行してずっとあったんだなと改めて思った。

打ち上げから抜けてバイト行ったら「さっきまでたくさん面白い話をしていたのに、なんで俺はこんなことをしているんだ」という気分になってしまい、家に帰ってウイスキーの水割りを飲んでしまった。なんじゃこりゃ。

水木しげる「神秘家列伝」1巻を読み終えて、寝る。


13日

朝8時半に起きる。最近起きるのが遅い。もう1時間早く起きたい。
筋トレ、読書。「神秘家列伝」2巻読み始める。

八百屋に行って、帰って料理。オクラのおかかあえと、ひき肉と野菜のオイスターソース炒めを作る。

開店。天気は小雨。なんだか気分がだるい。ゆっくり作業する。

休憩中、ついついヤフオクやメルカリでセット出品されている古本を見てしまう。中には気になる作家の本がガツンとまとまって出品されていることもあり、これは買っておくべきだろうかと、かなり迷う。しかし狙っていた本ばかり一度に何十冊も手に入るのは、何か味気ないような気もするのはなぜだろう。
古本屋に行くと、わざわざ足を運んだのに目当ての本はなかったりする。でもこの機会だから何か買おうかなと、頭の中で自分の興味の履歴を掘り起こして、少しでもかするものはないかと棚に目を凝らす。そうして、その時は苦肉の策という勢いで選んだ本が、結果自分の読書の幅を広げたりする。
ネットで古本を探せば、欲しい本は(自分の場合)たいていすぐに見つかる。それが逆にやっかいだったりもする。「少しだけ欲しかった本」を買うという体験も捨てがたい。

今日もバイト。明日は休み、ゆっくり本を読みたい。

2020年7月12日日曜日

2020年07月11~12日

10日夜

筋トレ、読書、シャワー。少し絵を描いて寝る。


11日

朝8時起き。

ビーフカレーを作る。カレールーを切らしていたので、スーパーへ。筋トレと読書。まどが前半少し店番をやってくれることになる。絵を描く。最近少しずつ進めていたキャンバスがやっと完成。やはり一度崩したらうまくいった。他のもう一枚も少し進める。

ルヌガンガに行って、注文していた鈴木大拙「神秘主義」と、小島信夫・保坂和志「小説修行」を買う。

まどと交代。お客さんはそこそこ来ている。飲み物も出た。店頭買取2件。

「山下達郎不遇な時代を語る」という、1987年にNHK-FMで放送された番組を聞く。大瀧詠一がコメントで「年をとるごとに歌はどんどん悪くなる。うまいように聞こえる歌でも、実はその人の歌い方を狭めていっている。その逆で、歌い方を広げていくだろうという可能性を持った人というのは、現在のところ山下達郎以外には見当たらない」と言っている。うまい/へたとはまた違った、広げる/狭める。

来週のペーパートーク用に「うれしい電話」という文章を書いた。表紙含め8ページの冊子になるよう、Illustratorでレイアウトする。文字だけでいっぱいになってしまい、挿絵は入れられず。詩を書いている時と文章を書いている時はまた全然感覚が違うなと思った。

閉店。本を出荷して、筋トレやりつつ読書。カフカ「アメリカ」読み終える。他の作品とかなり違っていて、主人公がトラブルに見舞われても、明るい未来が待ってるんじゃないだろうかと思わせるような雰囲気があった。筋トレもカフカも続けると少しずつ楽しくなってくる。シャワー浴びて、スケッチブックに一枚絵を描いて寝た。


12日

朝8時過ぎに起きる。

まどと喫茶店へ。水木しげる「神秘家列伝」読み始める。全4巻。宮武外骨も取りあげられている。
帰って料理。ホタテと小松菜をにんにく、塩、唐辛子で炒める。まどは栗林公園に行った。

開店。お客さんはそこそこ多い。
店頭買取1件。郵送買取依頼分の査定。「うれしい電話」を30部製本する。これでペーパートークに向けての準備はOK。

今福龍太さんとサウダージブックスの浅野さんがご来店、YOMSMAGを渡す。

今日はこれからバイト。

2020年7月10日金曜日

2020年07月10日

09日夜

筋トレと読書、バイト。


10日

朝8時起き。筋トレ。肩の位置が少し上がったのを見て、腕は肩と首の筋肉で吊るされているんだな、と実感する。そういう発見が楽しい。

喫茶店でモーニング。佐久間裕美子「真面目にマリファナの話をしよう」読み終える。「危険ドラッグ」としての大麻のイメージがどのように作られていったのかの歴史的背景など、おもしろかった。

帰って弁当の準備。まどが牛肉のにんにく醤油和えとゆで野菜を用意してくれていたので、ポテトサラダだけ作り足して、弁当完成。

開店。一箱の入れ替え。郵送買取の依頼1件。雨が降り始める。今日はだめかなと思っていたら、それでもお客さんが来てくれてうれしい。

まどが描いた漫画がnoteの公式アカウント?にピックアップされていた。まどは毎日iPadで絵を描いていて、今回ピックアップされたのはオリジナルのストーリー漫画。自分はそんなに漫画を熱心に読むわけではないけど、コマごとの展開とか、構図とか、本当にうまいなと思う。

休憩、カフカ「アメリカ」読み始める。ペーパートーク用に何か文章を書けないかなと思って、手を付け始めたら、あれよと言う間に書きあがった。よし。

今日はバイト休み。絵を描く。

2020年7月9日木曜日

2020年07月08~09日

07日夜

絵をやる。進んでいるのかそうでないのかわからないような状態がずっと続く。

深夜3時頃、激しい雨の音で目が覚める。心配になって店まで降りていくと、道路に降った雨が少し川のようになって流れ始めている。Twitterで「家の入口付近に水を入れたビニール袋をたくさん置くと土嚢代わりになって水の流入を防いでくれる」というのを見たので、ゴミ出し用の袋を持って、念のため1時間ほど店で様子を見る。高松市にも大雨洪水警報が出ていた。松山市は避難指示が出ている模様。そわそわしながら、気象庁ホームページの情報を見たり、少しだけ本を読んだりする。しばらくすると雨も弱まり、店先の水も引き始めた。どっと疲れた。4時過ぎに再び寝る。


08日

朝9時に起きる。ごはん食べて読書。村上春樹「職業としての小説家」読み終える。絵の続き。完成までいったかなと思ったら、やっぱりいまいち。もう1回崩そうか。庄野潤三「夕べの雲」読み始める。

開店。夜まで雨は降らないようだ。店頭買取2件。
品出し。入荷した本の画像はハッシュタグをつけてSNSに投稿している。ある程度ジャンルをまとめて、本同士のつながりが見えるような感じにすると、けっこう反応があるようだ。

DOMMUNEでTYOGQOMの番組見る。GQOMは南アフリカで生まれたダンスミュージック。盛り上がるとみんながどこからか木の枝を取ってきて振り回し始めるとか、田舎に行くほどBPMが速くなるとか、めちゃめちゃ面白い。

閉店、筋トレと読書。
バイトに行き、帰りがけにコンビニでライチのカクテルを買って飲んでみる。おいしいけど、ウォッカベースでけっこう酔う。度数9%。一人で飲んでても何も楽しくない、もうやめよう、と既に日記に10回くらい書いているような気がする。コンビニやスーパーでいろいろ選んでいる時が楽しいんだろう。


09日

朝8時起き。ごはん食べてコーヒーいれる。「夕べの雲」読み終える。

ごはんを食べて筋トレ。腕立て伏せや肩や首の運動をやっていたら、ストレートネック(スマホ首とも言うらしい)が改善されて、肩の位置も上がってきた。姿勢と崩していると、良くない体重のかかり方をしているのがわかってくる。脇のあたりの筋肉がふくらんできている。腕やお腹の筋肉に力が入る範囲も広がったように感じる。「ここに効いてくるのか」という意外な部分が反応したりもする。体とやり取りしているような感じがたのしい。
ネットの筋トレ情報を見ると「こんなにやらないといけないのか」「別にそこまで求めてないな」「けっこうお金がかかるんだな」などと思い始めてしまいそうなので、ちょっとまだ控えている。もう少し慣れてきたら見るかもしれない。

絵をやる。今日もまた、進んだかそうでないのかわからないような感じ。新しいキャンバスに少し手を付ける。

開店。午後から雨の予報だったけど、ほとんど降らず。お客さんは少ない。
故郷の新潟では、日照時間が少ないためか、雨が止んだことを「晴れた」と言う。降ってなければ太陽が出てようが出ていまいが同じという考え。以前まどと東京から夜行バスで新潟へ向かった時、夜が明けて柏崎のサービスエリアで停車し外へ出ると、どんよりした分厚い雲が空を覆っていて、懐かしい気分になってつい興奮した。まどはなんでそんなに喜んでいるのか全く理解できない、という表情をしていた。

棚の整理、品出し。東京に住んでいた頃によく行っていた古本屋さんは、うちよりも何倍も本が売れているはずなのに、棚にはいつも隙間なくきれいに本が並べられていた。常に補充できる在庫のストックがあって、常に細かく手を入れているということだ。すごい。

週末は店を臨時休業にして出かける予定だったけど、無しにした。通常営業にする。

休憩中に佐久間裕美子「真面目にマリファナの話をしよう」読み始める。クリントンやオバマも、大麻を使用したことがあるとはっきり公言していたそうだ。

今日もバイト。

2020年7月7日火曜日

2020年07月07日

6日夜

雨の中バイトへ。
軸原ヨウスケ・中村裕太「アウト・オブ・民藝」読み終え、風呂に入って寝る。


07日

朝8時に起きる。村上春樹「職業としての小説家」読み始める。

午前中、ずっとキャンバスに絵を描く。なかなかうまいこといかなくて、こねくり回しているうちに2時間くらいが過ぎた。
昼ごはんを食べて、少し事務作業。発送準備と入稿。

minamoへ國廣さんの絵の展示を見に行く。はがきサイズくらいの海のような夜空のような絵が4枚と、B5サイズの人物の絵が2枚。

スマートレターとレターパックを買って、喫茶店に入る。雨で公園に行けないというのもあって、最近ほぼ毎日喫茶店に行っている。
「職業としての小説家」読み進める。小説についてというよりは、小説家について書かれている(タイトルを見ればそりゃそうなんだけど、もっと小説についても書かれているのかと思っていた)。自分の心身のコンディションをいかに良好に保つかということが繰り返し語られていて、アスリートの書いた文章を読んでいる気分になる。
途中のままになっているキャンバスをどうしようか考える。今まで画面の中に積み上げてきたバランスを壊すようなものをドンと入れてみようか。思い入れが一度なくなってきたくらいのタイミングで、良い方向に転がることが多い。

スーパーに寄って帰る。料理。ささげ豆のごま和え、キャベツのわさび漬け、レタスチャーハンを作る。チャーハンは、ごはんを先に卵黄とからめてから炒めた。ぱらっとはならなかったけど、味はおいしい。

まどが仕事から帰ってきて、一緒に晩ごはん。村上春樹の話をすると、潔癖症で規則正しい生活習慣にあこがれるまどは興奮して、猛然と家事をやり始めた。

今日は何か作業の間が開くたびに筋トレをやった。腹筋をやり続けて、だんだん力の入る部分が広がってきているのを感じる。楽しい。

これからまた絵の続き。

2020年7月6日月曜日

2020年07月06日

05日夜

ゴーティエ「ミイラ物語」読み終える。
バイト。帰りがけに雨が降ってきた。
シャワー浴びて、ノートに何枚かマーカーで絵を描いて、寝る。


06日

朝7時半起き。昨日大家さんからいただいたハムを焼く。

喫茶店に行き、モーニング。
軸原ヨウスケ・中村裕太「アウト・オブ・民藝」読み始める。山本鼎記念館にあった、農民美術運動の制作物は現在上田市立美術館に所蔵されているらしい。そういえば今年「農民美術・児童自由画100年展」という展覧会をやっていた。
長野県には気になる場所がたくさんあるけど、あまりめぐったことがない。レンタカーを借りてまわるのが良さそうだ。

八百屋とスーパーに寄って帰る。料理。ゆでたキャベツとツナを塩、ごま油、しょうがで和える。

高松市美術館の次回の展示は、収蔵作品を軸とした展覧会。
白髪一雄の作品がまとめて見れる。そして中園孔二さんの作品も展示される。これは楽しみというか、胸に詰まる。

開店の準備をしていると向かいのギャラリーminamoの國廣さんがやってきて、挨拶すると「アクリル絵の具をもらったので、私も最近絵を描いているんです。明日minamoで一日だけの展覧会をするので来てください」というようなことを言っていた。絵の出来には謙遜している様子だったけど、外からのきっかけに率直に反応して、すぐにまとめて出すスピード感がすごいなと思う。展覧会見に行こう。

一箱の入れ替え。昨日買い取った本を品出しする。
常連のお客さんからご紹介いただいた方がご来店。蔵書の整理を検討されているとのことで、近いうちにお伺いすることになりそう。

今日も九州が大雨で大変なことになっている。ここ数年水害が多すぎないか。予報を見ると、香川はそれほどの被害はなく済みそうだ。いざその時が来たら(余裕があれば)店の本を一斉に2階にまで上げないといけないのかと思うと憂鬱。

これからバイト。明日は定休日。ゆっくり絵を描きたい。

2020年7月5日日曜日

2020年07月05日

04日夜

筋トレ、シャワー。ゴーティエ「ミイラ物語」読み進める。
キャンバスに絵を描く。昼間に進めていたのがうまくいく。1枚完成。


05日

朝8時半に起きる。最近よく寝ている。ごはん食べて読書。

料理。にんじん、ピーマン、ナス、ささげ豆を炒め、茹でた豚肉と一緒に生姜、醤油、ごま油、鰹節とあえる。卵焼きも作る。

まどが少し店番をやってくれることになったので、外出する。
讃州堂さんへ行く。サマセット・モーム「雨・赤毛 他一篇」、レッシング「ラオコオン」購入。「ラオコオン」はついこの間最寄りの図書館で検索をかけたら所蔵されていなかったので、うれしい。御主人が店番されていたので、初めてご挨拶する。組合についての話をいろいろお伺いした。
サニールートで喫茶モーニングとミルキー。ミルキーはフルーツも入ったサニールートオリジナルの飲み物。
ブックオフに寄り、小島信夫「アメリカン・スクール」(新潮文庫)購入。今まで何回か入荷していたけど、手元に残さず売ってしまっていた。

帰ってまた筋トレ。
今までは筋トレをやってもすぐに飽きてやめてしまっていた。最近は下腹部に自然と力が入るようになったとか、この姿勢は良くないとすぐに気がつくようになったとか、自分の内側からの変化が感じられて楽しい。他人はどれだけトレーニングしているかとか、量で比べようとすると気持ちがだれる。自分を楽しませるためにやりたい。結果お腹も引っ込んでくれたらいいなあと思う。

まどと交代する。
今日のお客さんの入りはふつう。昨日より売れた。
店頭買取1件。雑誌、芸術、文学などさまざま。かなりの量でテンションが上がる。

東京都知事選では小池知事が再選。どうなるのか。

今日はこれからバイト。もう少し本を読みたい。

2020年7月4日土曜日

2020年07月03~04日

02日夜

スーパーに行って料理。ししとう入りの麻婆茄子と、小松菜のおひたしを作る。
バイトに行って、筋トレをやって風呂。藤枝静男「石心桃夭」読み始める。美術の話題が多い。


03日

朝7時半に起きる。今日からしばらく雨の予報。郵便局で本を発送して、図書館へ行く。

開店。おととい昨日とお客さんが多かったのはやはり雨が続く前に買い物しようということだったのか、今日は極端にお客さんが少ない。
復刻版のキンダーブックをどんどん品出しする。なんだろう、と気になる絵が目に入ると、ほとんどが武井武雄によるものだった。タッチも絵によって使い分けている。すごいな。

父と久しぶりにメールのやり取り。定年後の楽しみとして、家にある本の整理と目録作りをやっている。メールの文面を見返してみると、お互いあまり相手の話題をくみ取っておらず、てんで勝手に今の自分の興味や発見をくっちゃべっているようで可笑しい。ラジオが2つ鳴っているような感じ。それでもなんとなく楽しいのが不思議だ。
ひいじいちゃんの日記?が出てきたらしく、それによるとカムチャツカの缶詰工場へ出稼ぎに行こうとして止められたり、その後東京に出て銀座線の改札員をやったりしていたようで、10代の後半(大正時代)は都会でなんとかやろうとしていた形跡がうかがえるそうだ。関東大震災も経験している。
ひいじいちゃんは「どんどん外に出て、いろんなものを見たほうがいい」とよく言っていたらしい。幼稚園の頃に亡くなったのでほとんど記憶はないけれど、なんとなく自分と似たものを感じる。

閉店、「石心桃夭」読み終える。筋トレやってシャワー浴びて、スケッチブックに少しだけ絵を描いて寝る。


04日

朝8時半に起きる。

熊本で豪雨、ものすごい被害が出ている。熊本が地元の友達へ連絡する。大丈夫とのこと。高松は自然災害が少ないけど、その分いざ来たらパニックになりそうな気がする。この辺だと高松高校か、市役所裏にある建物に行けばいいらしい。

まどと喫茶店でモーニング。ゴーティエ「ミイラ物語」読み始める。まどは最近保坂和志「書きあぐねている人のための小説入門」を少しずつ読んでいる。
帰って料理。豚肉の生姜焼きとポテトサラダを作る。昨日の小松菜おひたしがまだ余っていたので、それも加えて弁当完成。
少しキャンバスに絵を描く。昨日スケッチブックに描いた絵を元にして進めてみた、うまくいきそう。

開店。この日お客さんは多かったけど、ちょっと覗いてみたという感じのお客さんも多く、買っていく人は少なかった。高い本が少しずつ売れた。

ウイルスのせいで古本屋めぐりがなかなかできない。高松は古本屋が多い街だと思うけど、もっともっと、浴びるほど大量の古本が見たい。ついヤフオクやメルカリでセット出品されている本を検索してしまう。セットだと少し棚を見ているような感覚を味わえる。
この春から、うちも含めいろんな本屋さんがウェブショップに力を入れ始めていて、それらをざっと見ていると、思ったよりも店で本を見ている感覚があって、たのしい。しかしネットで買い始めると癖になりそうで、ちょっとこわい。自分は買ってもらってる立場なのに。

休憩中に「ミイラ物語」読み進める。ファラオ登場の場面、身につけている装飾品と容貌の描写だけで丸2ページ使っている。

今日もバイト休み。絵を描きたい。

2020年7月2日木曜日

2020年07月02日

朝7時半に起きる。涼しい。

ごはんを食べて、電気代払って、公園に行ってコーヒー飲みながら読書。
平倉圭「かたちは思考する」読み終える。第三部を読んで、自分は言葉や事象への認識を分解して組み直した時のズレよりも、日常のコミュニケーション(とされている物事)からたまにはみ出る異様さに関心があるんだなと思った。

保育園の園児たちが、先生の吹いたシャボン玉を追いかけていて、二胡の練習の音と、この夏最初のセミの鳴き声も聞こえてくる。SNSで暗いニュースを見たばかりだったので、この子たちも大きくなって隣の国を憎むようになるのかなとか、ブラック企業に勤めることになったりするのかなとか、いろいろ考えてしまう。子どもを見ると、本屋をがんばろうという気持ちが強くなる。

ルヌガンガに行って、中村さんとレジ袋有料化について話す。本を1冊注文。
帰って野菜炒めを作る。夜も料理をすることにした。

開店。梅雨の中休みのためか、昨日今日とお客さんが多い。
Iさんご来店、ジョージナカシマ記念館の話からイサムノグチや鎌倉芳太郎の話に広がる。三木に鎌倉芳太郎の生家があり、現在はカフェになっていて鎌倉の型染作品も展示されているらしい。行ってみようかな。

東京でコロナウイルスの新規感染者数がここ数日増えている。今日は岡山でも2人。心配だ。広島に行くのはやっぱり難しいかもしれない。

今日はこれから明日の弁当のおかずを作って、バイト。

2020年7月1日水曜日

2020年06月30日~07月01日

29日夜

バイト行く。「田中小実昌ベスト・エッセイ」読み終える。


30日

朝7時半に起きる。外は雨。定休日。

斎藤潤一郎「死都調布南米紀行」読み終え、磯﨑憲一郎「終の住処」読み始める。
スケッチブックにマーカーで絵を描く。

今日一日をどう過ごそうか考えるが、定まらない。あれやこれやとやりたいことは浮かんでくるけど、AをやったらBをやる時間がなくなってしまうみたいなふうに考えてしまって、どんどんやる気がなくなってくる。
喫茶店に行って、帰って、雨も止んできたし自転車に乗ってサウナへ行くことにする。バイパス通り沿いのぽかぽかの湯へ。ここは480円でサウナに入れる。水風呂も冷たい。今回はサウナのギューンという感じはあまり味わえず、1時間ちょいで退室。上原屋でかけうどんを食べて、栗林のマクドナルドで読書。「終の住処」読み終える。
帰って少し事務作業、八百屋へ買い物。

noteに書いた「三倍の日常」を冊子にしようとデータを作り始めたら、やはりかなりの分量で、データ作成も印刷製本も大変(となると、値段も上げざるをえない)なことがわかった。これはちょっと厳しいかもしれない。

神代辰巳「恋文」見る。萩原健一の表情がすごい。申し訳なさや怯えや確信がぐちゃぐちゃになって、まったく整理できていないのが一瞬で見てわかるような笑顔。

料理。かぼちゃのチーズ焼き、ホタテとえのきと野菜のバター炒め、トマトと新玉ねぎのサラダを作る。サラダにアボカドも入れようかと思ったら、まだ渋くて硬かった。
まども帰ってきて、ごはんを食べる。まどが制作に関わった、香川県のゲーム条例に関する番組がYouTubeにも公開されていたので、それを見ながら食べた。笑ってしまいそうになるくらい、笑えないおかしなことだらけ。

平倉圭「かたちは思考する」読み始める。
「紙の上に線を引く。線はすでに私を巻き込んでいる。」
「絵具を置く。線を引く。そのたびごとに絵の全体の姿が変わる。強くなったり曖昧になったりする。結果は完全には予測できない。一筆ごとに絵の惹きつける強さが変わる。つまり形には『力』がある。(略)この力が十分に強くなるとき、形は芸術と呼びたくなるものに変わってくる。」

少し絵を描いて、疲れて早めに寝た。


01日

朝7時半に起きる。

朝早くから公園へ。「かたちは思考する」読み進める。真っ赤な小枝が散らばって落ちていたので、手の指の間に数本挟んで遊ぶ。
銀行に寄り、帰って洗濯。

広島市現代美術館で開催中の式場隆三郎展が、コロナの影響で今月の26日まで会期が延長されている。18きっぷの期間とギリギリかぶっているが、行けるだろうか。式場隆三郎の展示が美術館で行われることも今後あるかどうか。さすが広島現美という企画だ。

開店。この日からビニール袋を1枚10円にした。5円にしようか迷ったけど、おつり用の5円玉がなくなった時のことを考えると調達に手間取りそうなので、10円にした。

雨が降るのか降らないのかはっきりしないような天気が続いているし、気分もだるい。森の中とかで何も考えずにごろごろしたいなとよく思うけど、その行動に至るまでにはけっこうな心身や装備の段取りが必要で、難しい。そこそこ本は売れている。がんばろう。

香港で国家安全維持法が施行され、早くもデモ参加者が多数逮捕されているようだ。去年の夏に香港からやってきたVanessaからprotest zineを置かせてくれないかと言われたのも、そのzineをきっかけに四川からやってきたFannと中国の現状について話したのも、まだ一年も経っていないつい最近のことだ。

今日はバイト。