2024年3月17日日曜日

個展が始まった(2024年03月12~17日)

11日(月)夜

閉店後、本を出荷して帰宅。シャワーを浴びて、個展会場に貼る文章の作業を少しやる。持って行くものを準備し、モバイルバッテリーを充電して寝る。


12日(火)

朝7時過ぎに起きる。空港へのバスはこの時間帯たくさん出ているのでまどと早々に出る。外はかなりの勢いで雨が降っており、飛行機が苦手なまどはかなりナーバスになっている。

空港に着き、カフェで朝食。ホットドッグとコーヒー。飛行機を待ちつつ、ティム・インゴルド『応答、しつづけよ。』読み進める。空港にはかなり霧が出ていたけど、無事離陸し、成田へ着く。いつもは東京駅行きのバスを使っているところ、京成線に乗ってみることに。第3ターミナルから京成線のある第2ターミナルへはかなりの距離がある。乗り心地はいいけど、どちらもあまり変わらないかなという感じがした。東京に着いても雨は降り続いている。

蔵前に行き、隙間というギャラリーでヒマさん(平山昌尚さん)の個展を見る。ARTという文字と右矢印の書かれたドローイングが点在していて、横に立てば誰でもARTになれる。このギャラリーは、作家が作品を1点譲渡する代わりに個展開催の機会を提供し、売れた場合は作家へ全額バックされるという珍しいシステムのもと運営されているようだ。

新宿へ移動。友人のアーティストニ艘木洋行が二丁目の『BAR星男』にて『喫茶と軽食 ロドス』という名前で間借り営業していて、ごはんを食べに行く。ひどい雨だけど、平日の14時くらいにも関わらずお客さんがいた。水餃子ランチと、アイスコーヒーとチーズケーキを食べる。水餃子は皮から作っているらしい。二艘木はカフェで長年働いた後にラーメン屋でも働いたりと、かなり幅広い料理に取り組んで頑張っていたので、なんだか感慨深かった。偶然、映画『王国(あるいはその家について)』の監督草野なつかさんがいらっしゃり、いろいろお話する。映画の評判はSNSなどでよく目にしていたけど、香川近辺での上映予定は今のところないそう。見たいな。

まどは九段下のKADOKAWAへ向かい、自分はディスクユニオンへ。久々に6階のノイズアヴァンギャルドコーナーを見る(自分が大学生だった20年前からこの場所にある。その頃と比べると少し規模は縮小しているけど、すごいことだ)。フランスのコラージュアーティストLt.Caramel、シュトックハウゼン、KOMPAKTから出ている良く知らないユニット(300円だった)を買う。ユニオン中古センターへ移動。SUN RAのいかにも廉価版なジャケットの4枚組CD(安い。アルバム6枚分くらい入っている)、Evan ParkerがECMから出したエレクトロアコースティックもの、Richie Hawtinのコンセプトシリーズ、Mike InkのSTUDIO 1コンピレーションなど購入。レコードや、もっといろんなジャンルのコーナーも見たかったけど、時間の都合で断念。

高円寺へ移動。駅のホームで浅沼弥沙さんと合流し、るすばんばんするかいしゃへと向かう。るすばんさんは本来定休日だけど、店主の荒木さんは中で作業していた。市村柚芽さんとも合流。浅沼さんと市村さんは、お2人とも以前から冊子をYOMSで扱わせてもらっていて、まだお会いしたことはなかった。荒木さんにはYOMS開店直後の6年ほど前にご挨拶したことがあり、今回かなり久々にお会いできた。荒木さんは市村さんの画集を出版されてもいる。るすばんさんは以前2階にあったのが同じ建物の1階に移転していて、奥のほうにも店舗の空間が広がっている。とても素敵だった。きくちちきさんのポストカードを買う。るすばんさんの隣にある書店ヤンヤンさんでは、前日までYOMSで写真集を扱っている富澤大輔さんの展示も行われていた。これは全くの偶然。行けず残念だ。

るすばんさんからすぐ近くの『新しい人』というお店へ、市村さん浅沼さんと3人で行く。小内光さんの詩集を扱っているお店ということで、以前から気になっていた。古着や古道具が面白いバランスで展示販売されている。浅沼さんは店主さんと以前から少しお知り合いだったようだ。お店オリジナルの手ぬぐいを購入。YOMSショップカードと個展のDMも置いていただいた。

さらに、昨年2月に市村さんの個展を見に行った古物店『背骨』にも行く。市村さんなぜかずっと恐縮していて面白い。背骨やはり素晴らしい空間だ。ガリ版刷りの考古学の個人研究誌?があり、買ってみると、偶然明日向かうつくばのことがいろいろと載っていた。出て、3人でサイゼリヤに入るが、自分は時間がなくドリンクバーを頼み少しだけ飲んで出る。お2人は一緒に晩ごはんを食べたようだ。市村さんも浅沼さんもなんだか一緒にいてとても楽な感じがしたので(といっても、初対面だったので、向こうにかなり気を使わせていたかもしれないが)またお会いしたい。

水道橋へ行き、ムンド不二でまど、ju seiのせいさん、浦君、呉さんとごはん。ムンド不二はいろんな友人が行っていて、前から気になっていた。個展のDMも置いていただく。何を食べてもおいしかったし、浅沼さんもおすすめしていたミントレモネードも最高だった。せいさんからアピチャッポン・ウィーラセタクンのVR作品を体験した話を聞く。大がかりなインスタレーション作品のようで、東京はやっぱりいろんなものが見れるなあと改めて思った。

この日は大久保駅近くの安ホテルに宿泊。シャワーを浴びてすぐに寝た。


13日(水)

朝7時に起き、新宿へ移動してベルクで朝ごはん。いつもながらおいしい。秋葉原からつくばエクスプレスに乗って、つくばへと向かう。コンビニで搬入に使う道具を買う。

まどのお母さんと合流し、下妻へと向かう。先日まどの母方のおばあちゃんが亡くなったので、お墓参り。お家にある位牌に線香をあげて、お寺へ移動する。途中、まどのおじさん(お母さんのお兄さん)と合流。その後ファミレスで食事。お母さんとおじさんは80年代から音楽や演劇をやっていて、おじさんはバンド『連続射殺魔』で一時期ボーカルを担当(琴桃川凛とのダブルボーカル)、ガセネタのメンバーとも交流があったそうだ。当時のことをいろいろ聞いた。

まどは漫画家やイラストレーターの友達と会うために再び東京へ。自分はいよいよ個展の搬入。会場の千年一日珈琲焙煎所はけっこう広く、多めに絵を送ったけれど壁面に余裕をもって展示することができた。最初はスムーズに進むものの途中から微調整に入り、思ったよりも時間はかかった。結局、PEOPLEの植田さんが店を終える20時ギリギリまで作業。

植田さん、千年一日の土田さんと3人で居酒屋へ。送迎会の季節だからか筑波大生らしき若者が多い。2人はビールをすごい勢いで飲んでいた。メヒカリのフライやマグロぶつ、生ハムサラダ、揚げ出し豆腐などつまむ。だいたい音楽の話をしていた気がする。植田さんがPEOPLEを始める前のことを聞いてみると、00年代には高円寺のドムスタあたりでも遊んでいたようで、自分と少し行動範囲がかぶっていたことがわかり面白かった。

この日は土田さんの家に泊まらせてもらった。レコードやCDを見ていろいろ話した。


14日(木)

朝起きて、土田さんと少し散歩。キジの鳴き声が聞こえた。茨城は平らで(というか、香川に起伏がありすぎるのかもしれない)、畑や田んぼが遠くまで広がっていて、新潟を思い出す。冷える。霜柱が立っている。

つくば駅に行き、展示の記録写真を撮影してもらう皆藤君と合流。千年一日の大坪さんのかっこいいVOLVOでカフェへと向かう。まだ開店前ということもあり、シャッターを閉めた状態と開けた状態とで撮影。皆藤君は用事がつかえているようで、少し話した後に東京へ戻った。自分は少し早めの昼ご飯。野菜のたくさん入ったブッダボウルがおいしい。まども早い時間帯に来る予定だったが、場所を間違えたようで遅くなり、皆藤君とは会えず。残念。しかし昨日の東京での会は楽しかったとのこと。

個展オープン。レコードをかけながら在廊。自分のことを知らないであろうカフェのお客さんも、思ったより真剣に絵を見てくれていてうれしい。高松で一度ライブを見たCHIYORIさんYAMAANさん、栃木県鹿沼市のCenterご一行、河合さん、まどのお友達の漫画家やイラストレーターの方々。なんだかんだでずっとしゃべっていた。レコードを変えるたびに土田さんが反応してくれるのもうれしかった。途中Peopleへ。古本がかなり安い。富士正晴やヘンリー・ジェイムズ、トマス・ウルフなど買う。ジョルジュ・ベルナノス『田舎司祭の日記』(ブレッソン映画の原作)が買えたのもうれしかった。土田さんが最近リリースしたカセットも買う。

18時をまわり、バスと電車を乗り継いで東京へ。寒い。秋葉原で立ち食いそばを食べる。まどとは別のタイミングで予約したため違う夜行バス。東京駅の掘っ立て小屋のような待合所から出発した。


15日(金)

帰りの道中『応答、しつづけよ。』読み終え、ヘンリー・ジェイムズ『アスパンの恋文』続きを読み始める。久々に文庫を読むと進みが早く感じられる。南珈琲でモーニング。ノートにボールペンで絵を描こうとするがうまくいかず、結局読書。

作業部屋へ行き、東京で買ったCDを聞きつつキャンバスを進める。展覧会がひと段落した後はたいてい間が開いてしまうので、すぐに手をつけてみた。いい感じだ。tomoさんへお弁当を買いに行く。YOMSのことをご存知だったようで、うれしい。

開店。この日は発送作業がたまっており、ずっと梱包をしていた。店頭買取は3件。休み明けだからか、平日にしては件数が多い。3件のうち1件は段ボール5箱。在庫整理もわっせわっせとやる。大三君が来てくれて、東京やつくばでの話をする。まどが作業通話アプリでよく同業の人たちと話している、と言うと羨ましそうにしていた。ライター仕事は孤独なのだろうか。矢野さん来てくれて、先月やったPaper Talkの話など。ヒマさん夫妻来て、個展見ましたよという話や、その他いろいろ。あれよと楽しくお話している間に時間は過ぎ、ブログの更新もやろうかと思っていたけど、とてもそんな余裕はなく23時くらいまで作業。


16日(土)

朝9時過ぎまでたっぷりと寝た。朝ごはんを食べてお弁当の用意。まどがコーヒーをいれてくれる。この日からルーツレコードの周年記念セールが始まっていて、行きたかったけど時間がなくやめにした。Tさんより電話。お知り合いの方が本の買取を希望しているらしく、近々連絡がいくと思うとのこと。映画のポスターなどもあるようで、楽しみだ。

開店。店頭買取1件、ほかお持ち込みが段ボール7箱。この日も発送件数が多かった。花原史樹君の『ね、この素晴らしき世界』が在庫切れになったので再発注。大学を卒業して4月から地元の島根県(勤務先は隠岐島だそう)で先生になる春木君が来てくれて、いろいろお話。ルヌガンガで買ったばかりの、春木君の短歌が掲載された『現代短歌』の最新号を見せてくれる。乾遥香×瀬戸夏子の対談でも春木君の短歌はポジティブな感触と共に語られており、瀬戸さんの批評を好んで読んでいる自分としても感慨深かった。お客さんは多く、国内外からの観光客が多かった印象。

21時をまわり、帳簿付けやレジのお金の整理。閉店、本の出荷。久しぶりにビールを買って飲みつつ、たまっているブログを書く。今日中に終わるだろうか?とか考えながら書いていたら、24時半をまわっても半分ほどしか書けず。帰ってシャワー浴びて寝た。


17日(日)

朝8時に起きる。ご飯を食べて料理。豚の生姜焼き、ほうれん草のおひたし、もやしとにんじんのナムルを作る。

まどがいれてくれたコーヒーを飲みながら読書。『アスパンの恋文』読み終える。昨日、この本の表紙の画像をSNSに投稿したら、バンド『ジョンのサン』の方が「後半がとても面白いです」とリプライをくれた(ジョンのサンはメンバーに友人が2人ほどいるが、この方はおそらく話したことがない。ライブは10年ほど前に一度見たきりなので、また何かの機会に見たい)。確かに後半へ進むにつれて心理描写が細かくなり、とても笑える。どこか小島信夫の『抱擁家族』あたりの作品に通じるような部分もある。

「あなたが他人でなくなれば、わたしと同じ立場になるわけですわ。わたしのものはすべてあなたのものになって、お好きなようになされますわ。そうなればわたしはあなたのなさることを邪魔するわけにいきませんし、お好きなようになされるでしょう」(p172)

外出。小雨が降り始める。ルーツレコードの開店29周年セールへ行く。中古のCDとレコードが2割引。ルーツは11時開店で、YOMSが12時開店なので、ある程度見るジャンルを絞っていかなければならない。いろいろ見て、Harry Belafonteが世界各国のお酒にまつわる民謡を取り上げて歌っているレコードと、Enoch Lightがビッグバンドでブラジル音楽を演奏しているレコードを買った。ペラジャケっていいですね。

開店。この日は以前お預かりした分の支払いが2件と、郵送買取の振り込みが1件。さらに店頭買取が1件。発送件数は少なく、久しぶりに品出しや均一本の補充などを進める。アパッチさんが来て、フライヤーをいただく。kokuaで5時間レコードのみでDJをやるそうだ。kokuaは今月末で閉店の予定。もう何回か行っておきたい。

今日はこれから久々に映画を見る。

2024年3月11日月曜日

共鳴(2024年03月09~11日)

08日(金)夜

閉店後、冊子『人生は複数』増刷のための作業。裁断を終えてページ順に紙を並べる。あとは製本だ。本を出荷して帰宅。


09日(土)

朝8時過ぎに起きる。お弁当の用意をして外出。

南でまどとモーニング。小島信夫、森敦『文学と人生』読み終える。後半の第11章から、短編と長編との違いや私小説についての議論を軸に展開していく対話は小島作品の核心に迫る内容だった。これを踏まえると、なんだかのんべんだらりとしているようにも読めた第10章までの2人の対話も、新しく柔らかな輝きを持ち始める…というか、まぎれもない小説であったことに気が付く。

南を出て、無印でベルトを買う。旅行の前はなんだかんだいろんなものが必要に思えてきて、つい出費してしまう。八百屋でデコポンを買う。

開店。この日は店頭買取で持ち込み1件。かなり量が多く、昨日も買取があったため店内に本があふれるが、小一時間ほどでより分けて結束し、移動。発送準備、少し品出し、均一本の追加。12日に東京で会う友達への連絡なども。ちゃゆう君や、カンデラの矢野夫妻が来てくれて少し話す。閉店時間を過ぎても発送準備や個展関係の作業。いつもは開けていても売れるということはまずないが、この日はお客さんが来てくださり、何冊か売れた。ありがとうございました。

『人生は複数』製本作業を進めようと思っていたけど、店の作業をやっていたらいつの間にか23時半。帰ってまどと話す。まんが原稿の進行が気になっている様子。つくばから帰ってきたら自分ももっと料理をやるようにする。風呂から上がってヘンリー・ジェイムズ『アスパンの恋文』をぱらっとめくる。面白すぎて眠れなくなる予感がして、解説だけ先に読んで寝た。


10日(日)

朝8時に起きる。お弁当を用意して久々にコーヒーをいれる。朝ごはんはドーナツとヨーグルト。

早々に外出して店へ。在庫整理をして、ナルホドへ行くが休みだった。ソレイユの前を通ると、15日からビクトル・エリセの新作をやるそうだ。夕方から夜の上映だったら、19日の定休日に見に行けそう。『人生は複数』製本作業に手をつける。

開店。製本作業を進めつつ、少し品出し、発送準備。岡山からの郵送買取が段ボール1箱届く。他は店頭買取で個人全集の買取と、二玄社の日本名跡叢刊を中心に書道関係の本4箱の買取の2件。わっせわっせと整理。昨日に引き続き、熱心に棚を見て買ってくださるお客さんが多かった。この日岡山では文学フェスティバルも行われており、もしかするとそことはしごした方もいたのかもしれない。サチコさんとくりたろうが来る。製本作業しながらだったので少しだけしゃべった。

閉店後も作業。製本作業は最後の一部で背表紙に使うマスキングテープが足りなくなりストップ。ウルトラマンみたいな声が出た。帳簿付けを終えるとまた23時過ぎ。個展会場に貼る文章のデータ作成もやろうと思っていたけど翌日にまわす。帰ってシャワーを浴びて寝た。


11日(月)

朝7時に起きる。朝ごはん。明日からの旅行(というより、遠征か?)の準備を少しやる。一人で南へ行き、文章をもっと出せないだろうかと頭をひねる。ティム・インゴルド『応答、しつづけよ。』続き少し読むが、なんとなく引っ張られてしまいそうな気がしてすぐにやめた。文章いくつか完成。去年から文章と絵の展示を組み合わせる方法をいろいろ試していて、今回は内容のほうを少し変え、絵の制作と古本の仕事が交差した(ように思えた)瞬間を中心に文章にしている。ナルホドでマスキングテープ、コンビニで炭酸水を買って帰る。

開店。製本最後の1冊を完成させる。今回の作業で39冊できた。文章のデータをillustratorへ流し込み、プリント。合間に発送準備と品出し。この日は小鉄君とルヌガンガ中村さんが来てくれた。小鉄君にこないだ買ったタケロドリゲスのCDを貸し、アートリンゼイと、キップハンラハン周辺のパーカッショニストのCDを借りる。人種差別を含む音楽表現の流通の話などをした。なんだかんだ友人以外にもお客さんは来られ、ネットでも商品が動き、いい具合だった。

先日のとある買取の話。「実家に置いてた本を持ってきた」というお客さん。文庫が段ボール5箱ほどあり、見てみると某新古書店の均一で購入されたものがとても多い。しかも古本屋的にうれしい作家のものばかり。査定しているうち「これを均一からとは、やりますね!」と、驚きとともに古本魂が共鳴してきた。そして100円+税で買われた本の多くを私は100円で買い取った。ありがたかった。

今日はこれから明日以降の準備。明日はまどの『天井裏に誰かがいる』第2話が掲載された、コミックビーム4月号が発売。

2024年3月8日金曜日

ラジオ出演(2024年03月07~08日)

06日(水)夜

閉店後、本の出荷。営業中に作った作品リストの価格と、作業部屋にある絵を実際に見比べて微調整。少し梱包も進めて帰る。ビール飲みつつ小島信夫、森敦『文学と人生』続き読む。関東へ向かうまでに読み終えられるだろうか。


07日(木)

朝8時半に起きる。シャワー。食器の片づけ。朝ごはんを食べてお弁当を用意して外出。作業部屋で梱包の続き。LINEで集荷の依頼。

開店。作品リストの価格を修正してプリント。これでやっと完成。発送準備進める。

14時過ぎにまどと店番を交代し、ラジオ局へと向かう。この日はRNCラジオのCHIT CHAT RADIOという番組への出演。RNCには5年ほど前に『ラジオスローリー』という番組でお世話になった。今回も同じスタジオでの放送。生放送ということもあり緊張したけど、まあまあうまく話せた。春に読みたい1冊、ということで安西水丸『ちいさな城下町』を紹介する。

汗をかいて店へと戻る。途中100均や無印で買い物。丸亀町に立ち飲みコーナーができていたり、タコ焼き屋さんがセールをしていたり、誘惑が多い。春風堂であんバターフランス買う。店に戻り、灯油を買いに行く。

まどと店番を交代して、給料を支払う。あんバターフランスで糖分を摂取したせいか猛烈に眠い。少しずつ作業。立て続けに店頭買取の問い合わせが3件入る。どちらも以前何度か買取でお世話になっている方で、それなりの量がありそう。明日、明後日、つくばから帰った15日に店まで持ってきていただける予定。年度末を感じる。

閉店。眠気のほか、どうも体の節々が痛く、帰ることにする。途中、コンビニでヤマトの伝票をもらう。


08日(金)

朝8時半に起きる。体調回復。いつもの軽い風邪か。朝ごはんを食べてお弁当を用意し、温めた豆乳にはちみつを入れて飲む。まどと外出。天気が良くて猫も多い。店に行き、つくばへ送る絵の梱包。昨日すぐに帰ってしまったので間に合うだろうかと思ったけど、それほど時間はかからず、開店までに終えることができた。

開店。以前にも買取でお世話になったお客さんが雑誌をたくさん持ってきてくださる。これもどんどん査定していこう。4月に搬出でつくばへ行く際の諸々を予約。今回の個展は初日も最終日も平日で、最終日前日は日曜。この個展以降は少し展覧会をお休みする予定なので、多めに在廊しようと思う。15時頃にヤマトの集荷が来て、絵の発送。思ったより送料がかかる。女の子3人組が来て、本当に楽しそうに本を買ってくれて(外でそれぞれの買った本を出して写真に撮っていた)うれしくなる。夜は冊子『人生は複数』の裁断作業。

今日はこれから裁断作業続き。早く個展準備をひと段落させて、映画でも見たい。

2024年3月6日水曜日

いろんなやり方(2024年03月05~06日)

04日(月)夜

閉店後に作品リスト用の画像作成作業をやり、帳簿付けをして帰宅。小島信夫、森敦『文学と人生』続き少し読む。


05日(火)

朝8時に起きる。料理。マッシュポテトのバジルマヨネーズ味、ほうれん草おひたし、豚肉と野菜の辛みそ炒めを作る。お弁当の用意。自分で料理をした時にはよくお弁当の写真をInstagramに載せていて、たまに褒められるとうれしいけど、そうやって気持ちに余裕のある状態で料理できるのは日ごろまどがほとんど料理をやってくれている(まどは料理の画像はSNSに上げない)おかげということを考えると、なんだか無邪気な自分がばからしく思える。こういうことを書くのも良いパートナーをアピールすることになる、とか、考え始めたらきりがないけど。

まどと久しぶりに南でモーニング。スケッチブックに絵を描く。今後の活動について考える。今回の個展が終わったら、少し展覧会はお休みして店のことをじっくりやろう。県外で展覧会やるのはお金もかかるので、その辺をどううまくやりくりしていくかも考えたい(声をかけていただくのはありがたいけど、金銭的に譲歩してもらわないと正直けっこうしんどい)。しかし別に絵を描いているからといって、展覧会という発表形式にこだわる必要はないんじゃないかとも思う。自分は別に絵を生業にしたいわけでもないし。いかにも美術らしい場から離れた、街イベントのテンプレみたいな方法に分け入る方向性にも何かしら活路がありそう。友達から「知り合いが絵飾りたいって言ってるんだけど…」って言われたら、いろいろ取り決めを交わした上で一年いくらで貸すとかでもいいし。中古レコードや古物、無店舗(市、ネット、出店メイン)で古本屋をやっている人たちのやり方にも学びたい。

ティム・インゴルド『応答、しつづけよ。』読み始める。奥野克己による翻訳が平易でとても読みやすい。

「もし思想があなたの精神にとって予期された訪問者であり、アポイントを取ってノックして来るのだとすれば、そんなものは、そもそも考えなのでしょうか?」(P14)

その後、『文学と人生』続き。本はたいてい2冊並行して読んでいて、1冊は小説やエッセイ、もう1冊は美術や哲学関連というパターンが多く、その間にマンガや詩集、歌集などが入る。2冊の内容がたまに共鳴し合うとものすごい高揚感が得られるが、『応答、しつづけよ。』と『文学と人生』はまさにそんな組み合わせだ。久しぶりに喫茶店に長居して、いろんな方向に考えを散らすことができた。

店に行き、ブログを書く。店内の照明もつけておくとお客さんが入ってきてくれて、何冊か買ってくださった。若い方が多い。定休日にのぞいてくれるお客さんはやはり本に前向きなのか、買ってくれることが多い。調子に乗ってひっそり営業することに。木曜に出演するラジオ番組の台本が届く。質問部分に追記して返信。冊子『人生は複数』裁断作業。ネットで売れていた本の発送。

作業部屋で、過去一度完成させた絵の修正作業をする。2枚進めて、1枚は2度目の完成までいったけど、もう1枚はどうもうまくいかず、あきらめた。次回の展示までにはどうにかしたい。この日は昼も晩もごはんはお弁当。

今回の個展では、会場の千年一日珈琲焙煎所CAFEの店長土田さんからのリクエストにより、在廊中自分がレコードをかけることになっている。何をかけようと考えていたら、いつの間にか足はルーツレコードへ向かっていた。1920年代の録音がたくさん入ったアルゼンチンタンゴと、南アフリカの歌のコンテスト?のレコードを買う。店員さんと少しお話。16日から周年セールが始まるとのことで、また来ようと思う。

戻り、展覧会場に設置する作品リスト用データ作り。画像撮影漏れなどは特になく、7割くらいできた。

帰宅。まどに髪を切ってもらい、風呂に入る。上がって、まどが漫画家の知人からいただいたクラフトビールを飲む。香りが華やかでおいしい。少し本の続きを読むが、すぐにやめて、個展会場に展示する文章を作る。ゼロから考えるわけではなく、常日頃から考えていたことや一度SNSに投稿した文章を整理してスマホのメモにまとめていくだけなのでそれほど苦労はしない。とりあえず4つほど完成。


06日(水)

朝7時過ぎに起きる。早起き。昨日は寝る前に文章を練ったせいか、興奮してなかなか寝付けなかった。二度寝はやめて、文章の作業をする。さらに6つほどできる。朝ごはんを食べてお弁当の準備。

9時前に早めの外出。スーパーで梱包用の養生テープを買う。作業部屋で在廊中にかけるレコードを選ぶ。ジャズ、レゲエ、タンゴ、サーフ/ガレージ、オールディーズ、エレクトロニカ、歌謡曲など様々。楽しい。昨日買った2枚もいい感じだった。再び外出し、レターパックなど買い足す。戻って、梱包のための準備を少しやる。

開店。この日はお客さんが少なめだったけど、発送件数が多かった。花原史樹君の缶バッジ、再納品分が到着。早速品出しする。発送準備を済ませて、作品リストデータ作り。夜にやしまーるの中條さんが久々にご来店。これからソレイユにヴェンダースを見に行くとのこと。

今日はこれから作品リスト仕上げと、絵の梱包。あさってにつくばへと発送する予定。

2024年3月4日月曜日

個展の準備(2024年03月02~04日)

01日(金)夜

22時前に閉店。本の出荷。作業部屋へ行き、個展に出す絵を選ぶ。なんだか久しぶりにこういう作業ができた気がする。帰宅、シャワー。小島信夫、森敦『文学と人生』続き少し読んで寝る。


02日(土)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当を用意して外出。果汁100%ジュース、みかん、マスクなど買う。店へ行き、途中だった査定を済ませて金額を連絡する。作業部屋で絵の選別作業続き。

開店。ウェブショップに出した商品がたくさん売れていて、主にその発送作業を進めた。店頭買取1件。花原史樹君が作ってくれた缶バッジの在庫がなくなりそうなのでメールしてみると、追加生産してくれることになった。お客さんはけっこう多い。久しぶりに欧米からの観光客も来られ、購入されたいくつかのローカルな商品からはこの店での出会いを楽しんでくれたことが伝わってきてうれしかった。夜に平尾君と植松さん来てくれて、いろいろ話す。家に本棚を作ろうとしているらしい。

先日お越しいただいたお客さんから、うれしいアイディアをメッセージでいただく。実現に向けて動くとなるとけっこう大がかりなことになりそうだけど、どうなるだろうか。

閉店後、本の出荷。ついでにビール買う。ILIAN TAPEのbandcampからいろいろ聞きつつ、飲みながら帳簿付けやブログ更新をやっていると、いつの間にか23時を過ぎていた。作業部屋へ移動し、個展会場に置いておく作品リスト用の画像を撮影。しかし途中でペンキ缶を落としてぶちまけてしまう。やってしまった。しばらくお酒を飲むのはやめよう。


03日(日)

朝8時に起き、朝ごはん。お弁当を準備して作業部屋へ。画像撮影の続き。途中で展示する絵を変えたくなってしまい右往左往。

開店。店頭買取1件。昨日に引き続き良い本が入ってきている。冊子『人生は複数』増刷分のプリントを進めながら作業。発送が少なく、品出しをたっぷりと進めることができた。売り上げは昨日ほどではないけど、昨日かなり売れたからまあ、いいか。夜にe-tax経由で確定申告書の提出。

友人知人や、知り合いの知り合いくらいの人たちがたくさん関わっている案件についての、信じられないようなひどい事実を偶然目にしてしまい、気が遠くなる。

この日は甘いものを買って早めに帰り、まどと食べる。まども最近体調がいまいちの様子。風呂に入り、仕事中にプリントしたものの裁断を進めて寝る。


04日(月)

朝9時に起きる。朝ごはん。ポンカンやヨーグルトも食べる。お弁当を用意して外出。スーパーと八百屋で買い物。作品リスト作りのための作業を少しやる。最近全然本読んだり映画見たりできていないが、準備が整うまでは辛抱しないといけない。

開店。この日も品出しをプリント作業と並行して進めるが、ここ数日続いている頭痛(風邪ではなく気圧によるものか)がこの日は特にひどく、あまり進まず。売り上げは夜にかけて伸びた。

閉店後、Photoshopで作品リスト用の画像の切り抜きと調整。

2024年3月1日金曜日

満身創痍(2024年02月27日~03月01日)

26日(月)夜

個展に向けて絵を選ぶ作業をやろうと思っていたけど、源泉徴収の件で不備が見つかり、まどと連絡とりつつ確認や修正をやる。終わったらもう夜遅くになっていた。在庫整理作業をやって帰り、さっさと寝る。


27日(火)

朝7時に起きる。まどはまだ寝ている。一人で南へ行きモーニング。小島信夫、森敦『文学と人生』続き読む。各章の最後に付け加えられた小島信夫による追記が全体の流れを引き締めている。スケッチブックにドローイング。

レンタカーを借りて出発。たまっていた段ボールを捨て、出張買取へ行く。今回は割と近場の事務所へ。大きめの段ボール7箱に工芸、郷土、文学関連など。特に工芸関係が多くありがたい内容。車にどんどん積み込んで、店に運ぶ。

まどと合流しドライブへ。牟礼の道の駅にあるじゃこやで昼ご飯。道の駅には何度か来ているはずだけど、ご飯を食べるのは初めて。漬けハマチ丼大盛りと味噌汁。かなりのボリュームだった。裏の公園を少し散歩して、売店で不知火買う。その後八栗のあたりにある『蒼島』という、石材屋さんのショップ(ギャラリー?)で『LOCAL DESIGN OF KAGAWA 金子正則とその時代』という展示を見る。現在やしまーるで活躍されている中條さんによる企画展。当時の雑誌や新聞記事、記録写真などがかなりの量展示されている。偶然ルヌガンガの中村さんもいらっしゃり、びっくり。

久しぶりにぽかぽか温泉へ。ゆっくりお湯に浸かってかなり体がほぐれた。五右衛門風呂に入って見上げる空がかなり良かった。上がって畳の部屋で少し本を読み、寝る。

レンタカーを返して、時宅で晩ごはん。まどとマンガや漫画家の話などする。自分は今年の後半は少し展覧会を減らして、いろんな県外のお店なんかをまわってみたい、という話もした。最近新潟へ帰省したという近藤君と少し話す。ビルボードプレイス(万代という繁華街にある商業施設。25年くらい前からある)の中で行われたzineイベントに参加したそうで、その話などを聞いた。

店に戻り、まどと午前中に引き取った古本を箱から出して結束し、バックヤードへ移動。動いているうちに暑くなってくる。改めて良い本が多いなと実感。ブログを書く。

岡山県立美術館で走泥社展が始まっている。いつ頃に行こうか。


28日(水)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べて、洗濯物たたむ。まどがカレーを作ってくれた。市販のルーで作るでも、S&Bの赤缶カレー粉を入れるとまたさらにおいしくなるようだ。

外出。マルナカでコピー用紙を買い、銀行や郵便局をまわる。酒屋で飲み物の買い出し。瓶のサイダーやオレンジジュースの値段を聞いてみると、思ったよりも安かった。

そうじを終えて、開店。週半ばではあるけどそこそこお客さん来る。ご近所で古物(アンティークや服など)を扱っているという方も来られ、いろいろお話する。品出し、発送準備。浅田農さん(明津設計)より、注文していた商品が届く。

少し体調悪いので、閉店後スーパーでヨーグルトやチーズ、生姜湯の素などを買い、すぐに帰る。消化の良さそうなものをいろいろ飲んだり食べたりして、すぐに寝る。


29日(木)

朝9時半頃に起きる。朝ごはんはお粥と梅干し。マイナンバーカードを使い、e-taxで確定申告書を送付しようとするが、なんだかうまくいかず。どうやら電子証明書の期限が誤記されていたようで、実際は期限切れになっていた模様。市役所まで更新に行くことになった。

開店。ゆっくりと品出しや査定、発送準備などを進める。熱はないが体はぐったりしていて、雨も降っているし帰ろうか迷うが、ありがたいことに発送も多く、結局通常営業していた。昨日届いた明津設計デザインの「予定帳」「予定表」を品出し。日付や時刻と一緒に日の出日の入りの時刻や月の満ち欠けも記載され、自分の生活の内と外にある時間スケールを同時にとらえるような構成になっている。

閉店後、本の出荷。この日も早めの帰宅。風呂に入って寝た。


01日(金)

朝8時半に起きる。寝てばかりで時間の経つのが早く感じる。体調はかなり回復した。今考えると、朝ごはんを多めに食べる。

まどと外出。ネットで注文した炭酸ジュースを台車に乗せ運ぶ(住所を間違えて家の方に指定していた)。市役所へ。確定申告の期限間近だし、マイナンバー関係は混雑しているだろうと思っていたが、ほとんど待っている人はおらず、すぐに手続きは終わった。『人生は複数』増刷のための材料を買いにナルホドへ行き、きむらで果汁100%のジュースを買う。

開店。この日はお客さんがそこそこ多く、売り上げも良かった。のどの痛みもだいぶましになっている。査定、発送準備。花原史樹君がyoms限定イラスト入りで製作してくれた缶バッジをウェブショップに登録。

8日までにつくばへ絵の発送、それに向けて梱包資材の調達、並行して作品リストの製作。絵と並べて展示する文章の準備。冊子『人生は複数』の再製作。香川を出るのは12日の朝。あと10日ほどの間にできるのだろうか。

2024年2月26日月曜日

切り替え(2024年02月25~26日)

24日(土)夜

帳簿付けや在庫整理、均一本の補充などやっていたら23時前。ついでにずっと開けていたら、外国からの観光客の方がzineなど買ってくれた。本を発送して店に戻り、アメリカの実験映画作家Larry Gottheimの1970年作品”Fog Line”を見る。定点でとらえた、霧深い丘の風景。映るのは数本の木と電線のみで、それらを包み込む霧が約11分の間薄くなったり濃くなったりを繰り返すだけの作品。

予定よりも仕事が遅くなってしまい、結局この日税務署へ提出する書類の作成はできず。


25日(日)

朝9時過ぎに起きる。もう少し早く起きたい。朝ごはんを食べて、まどの漫画のゲラチェック。雑誌に掲載され始めた頃は、まどがどれに掲載される予定の作品の作業をどこまで進めているかまでわかっていたけど、今はほぼわかってない。もっとパートナーの仕事に興味を持ったほうがいいんじゃないかと思うこともあるけどまあいいか。お弁当の用意をして外出。

この日も少し早めの開店。気温も低く雨が降ってはいるがお客さんはそこそこ多く、ありがたい。店頭買取はお預かりで段ボール5箱ほど。徳島から川人さん来店。鳥取に行ってきたそうで、汽水空港にも寄ったとのこと。自分はまだ鳥取駅周辺にしか行ったことがない。他の街にも行ってみたい。お客さんがいない間に、明日税務署へ持って行く書類を準備する。割とすぐに完成。明日無事に受理なるか。夜になるとお客さんは少なくなり、先日届いた小内光さんの新しい冊子を品出しする。これは昨年夏に小内さんが長野県で滞在製作と展示をされた際の記録をまとめたもの。デザインは明津設計こと浅田農さんによるもので、表紙に差した(ように見えるデザイン)光と影が美しい。yomsでの販売分は、冊子単独での販売と別に展示で使用された陶器作品のついた限定エディションも製作してくださった。お気遣いいただきありがたい。

ここ最近、疲れからかなんなのか、唇から血の気が引くような感じと呼吸の浅さが同時にやってくることがちょくちょくある。過呼吸か、自律神経の何かによるものか。今日はお客さんに愛想のない対応をしてしまった気もする。反省。

閉店後、本の出荷。作業部屋でビール飲みつつ、村上さんから買ったミャンマー竪琴のCDを聞く。いい感じだ。ミャンマーはクーデター前から海外発送に関して厳しい規制があり、CDも直接現地まで行って買い付ける必要があるとのこと。キャンバスの続きをやり、完成。

帰宅、風呂。『今和次郎採集講義』読み終えて寝る。


26日(月)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べてお弁当を用意し、早速外出。以前日の出タクシーの営業所があったところを通り過ぎると、新しいお店ができるようで、工事が行われていた。古い建具を使っている。和食メインの定食屋さんだろうか。

税務署へ行き書類の提出。特に問題なく、思ったよりも早く終了。税務署の窓口業務の方々は、日々いろんな人が来るだろうにいつも穏やかに対応してくださる。自分も見習いたい。まどと南へ行く。小島信夫、森敦『文学と人生』読み始める。小島信夫『別れる理由』終了後に行われた対談をまとめたものだけど、内容としてはほとんど続きに近い。出てまどと分かれ、作業部屋で個展に向けての準備。

開店。気持ちを入れ替えて、お客さんに明るい声で挨拶するよう心掛ける。店頭買取1件。品出し、発送準備、査定進める。小鉄君来てくれて、ラーメンや音楽の話などする。昨日お預かりした段ボール5箱査定完了。やるべきことを少しずつ終えることができて気持ちがいい。広島へ異動になった小林記者が久しぶりに来店。裁判の取材?か何かで香川へ出張があったとのこと。仕事忙しいようだけど、そんな中うちに寄ってくれたのがありがたい。おととい来て花原君のイラスト集を買ってくれた海外からの観光客の方が、友達へのプレゼントにともう1冊買ってくれた。

日記を見返してみると、友人知人が来ない日のほうが少ないようだ。レジに座ってばかりいると気持ちがふさいでしまいがちだけど、たくさんの人に支えられてなんとかここまでやってこれているのだということを忘れないようにしたい。

今日はこれから在庫整理作業と、個展に向けての準備。