2021年1月31日日曜日

2021年01月31日

30日夜

シャワー浴びて、高橋源一郎「一億三千万人のための小説教室」読み始める。保坂和志も「書きあぐねている人のための小説入門」でこの本に触れていたはず。とても面白い。

「なぜ、人は、いや小説家は、他の小説家をまねようとするのでしょうか。その答は、なぜ、ことばを覚えるのか、という問いへの答と同じです。」

小説家の部分を画家や音楽家に替えてもいけそうだ。


31日

朝8時前に起きる。本を読みながら、実家から送られてきた餅をストーブで焼いて食べる。塩ゆでされた豆が入っていておいしい。「一億~」読み終える。途中「なんだこれ?」というような変わった文章が引用されていて、気になっていたら、武者小路実篤だった。まどがコンタクトを買いに行った。こないだ完成したキャンバスの側面を塗る。スケッチブックにボールペンで何枚か絵を描く。ペーパートークの返送準備作業進める。発送ついでにスーパーへ買い物。帰ってカレーを作る。甘とうがらしや大根なども入れてみる。こないだまどの買った牛肉が少し余っていたので、焼いて添えた。小栗虫太郎「黒死館殺人事件」読み始める。

まどに店番をお願いして、昨日instagramでフォローしていただいたVACANT 101さんに行く。今回は運営されている藤井さん自身の個展。偶然Zunzun-planCの矢野さんと、Zunzunで明日から展覧会をされる三輪さんも来ていた。ここは本来藤井さんとパートナーの高橋さんが運営しているゲストハウスで、その一室をギャラリーにしている。藤井さんの今回の作品はコラージュやスプレーペイントの行程も含んだ写真作品。5人でいろいろお話した。

ある種の小説を読んでいると、強烈に絵を描いている時の感覚が思い出される時がある。高橋源一郎や保坂和志もそうだし、他にもたくさんある。事象に対する認識の在り方みたいなものが共通しているのか。自然と絵について考えることになる(そういえば保坂和志はどこかで「画家がキャンバスに絵の具を置くようにして小説を書きたい」と言っていた)。一方、少し前の日記のように、絵を描いている時に湧いてくる考えをつらつらと言葉にしてみると、これはけっこうめちゃくちゃな文章で面白いのでは?と思えることもある。こないだ参加したグループ展では肩書きを「古書店主」にした。現在の自分は画家として小説を読んでいて、古書店主として絵を描いている。こういうことが以前からやりたかった。肩書きなんてどうでもいいような気もするけど、古本屋は画家のように自分の趣味趣向へ思い切り針を振っていたら成り立たない仕事で、古書店主として絵を描いて発表するというのはやはりどこか今までと姿勢が違う。

店に戻り、まどと店番を交代する。今日はなぜかお客さんがびっくりするくらい来ない。なんでだろう。発送準備やネット出品の作業を進める。

今日はこれから絵を描きたい。

2021年1月30日土曜日

2021年01月29~30日

28日夜

閉店後、音楽聞きながら一休み。突然風が強くなってきたので、洗濯物を中に入れる。料理。豚しゃぶ、小松菜のおひたし、根菜の煮物を作る。梨木香歩「ほんとうのリーダーのみつけかた」読み終える。少し絵を進めて、シャワー浴びて寝る。


29日

朝8時起き。ゴミ出し。ごはんを炊くのを忘れていた。午前中ずっと絵を描く。キャンバス1枚完成。なんだかまた絵の構図がまとまってきた。もっとズタボロの、バランスの崩れた、何を描いてるのかわからないようなものも描きたい。郵便局に行って本の発送。詩野うら「偽史山人伝」読み始める。

開店。店頭買取1件。品出しを進める。ひどく寒いがお客さんはそこそこ。最近は日によって気温差が激しい。早く安定してほしい。ルヌガンガに「ナース・ウィズ・ウーンド評伝」注文する。

閉店後、ペーパートークの準備。今回は遠隔参加や事前持ち込みの方が多く、今のところ15名の方々から印刷物が到着している。香川の他には徳島、兵庫、鳥取、石川、三重、京都、鹿児島、岩手、神奈川、東京、埼玉。明日大阪や広島からも届く予定で、こんなに県外からの参加者が多いのは初めてだ。早くもテーブルから印刷物があふれ、椅子を使って場所を拡張する。

「木山捷平詩集」読み終える。以前読んだ、ちくま日本文学全集の木山捷平の巻にも詩が少し収録されていたけど、その時はあまりピンとこなかったような覚えがある。今回改めてまとまった量を読んでみたらかなり染みた。


30日

朝8時頃に起きる。料理。タコミートと、菜の花とニンジンのおひたしを作る。まどとモーニング。「偽史山人伝」読み終える。なんとなく筒井康隆の短編を思い出す。不思議なことがいろいろ起こっているけど構造自体はシンプルというか、ある設定のもとに起こりうる出来事を演算していくような感じで、すっと頭の中に入ってくる。八百屋に寄って帰る。

少し早めに開店。遠隔参加の方へ返送する印刷物をまとめる。毎回この作業にかなり時間がかかる。参加者が50人くらいになったらどうしよう。まあその時考えれば良いか。当日参加の方もけっこういらっしゃって、最終的には28名の参加があり、33種類の印刷物が集まった。今までで最多だ。YOMSMAGに寄稿していただいたサンズイ舎さん、ヤジベエさん、どろん堂さんが全員参加していたのもうれしい。考えてみればペーパートークの第一回は2006年なので、(途中9年のブランクがあるが)今年でちょうど15周年ということになる。

品出しを進める。今日は店頭買取も2件。ご近所のアーティストランスペース、Zunzun-planCの方が2月から始まる展覧会のチラシを持ってきてくれる。今日instagramでフォローいただいて知ったけど、LIMA coffeeさんのビルの3階もVacant 101というギャラリーになっていて、現在展覧会が行われているようだ。なんだか楽しい。

ペーパートークの返信作業の続きは明日にまわして、今日はゆっくり過ごしたい。

2021年1月28日木曜日

2021年01月28日

27日夜

閉店後に本の出荷、スーパーで買い物。料理。パクチー、ひき肉、椎茸、パプリカ、春雨を炒める。ナンプラーがないので醤油でごまかした。ポテトサラダを作る。トマトも切っておく。風呂に入り、少し読書。早めにふとんに入る。暑くて何回か起きた。


28日

朝8時起き。朝ごはんを食べて洗濯。けっこうたまっていたので2回洗濯機をまわした。ここ最近暖かかったけど、明日は最高気温5度の予想。変動が激しい。外出。郵便局で本の出荷。喫茶店へ。色川武大「怪しい来客簿」読み終える。

帰って絵の続き。(この日記も始めて1年と10カ月ほどになりますが、初めて画像を入れてみようと思います。)この状態だった絵を、


















こう塗った。
















この絵のきっかけになったスケッチブックに描いたドローイングでは、手に持っているものはじゃが芋だった。今日色を塗って手がじゃが芋に侵食し始めたし、右上と左下にマーカーで線を足して、じゃが芋もじゃが芋ではなくなろうとしている。手はまだ「何かを持っている」を留めている。考えてみれば手と芋は字面も似ているので、仲良くなるのも仕方のないことだ。
絵を描きながらこうやって日常とは違う感覚で言葉や認識と関わっている時間は落ち着く。自然の中に身を置いたり動物とたわむれている時間も似たようなところがあるんじゃないかと思う。

開店。この日は棚卸しを重点的に進める。まだ半分も終わってない。先は長い。「鈍痛ハイボール」品出しする。土曜日のペーパートークに向け続々と印刷物が届いている。現在9名。当日どうなるか楽しみ。

今日はゆっくり本を読みたい。

2021年1月27日水曜日

2020年01月25~27日

24日夜

なんだか疲れてしまった。カフカ「審判」読み終え、田口史人さんの新刊「あんころごはん」読み始める。この本は店でも取り扱う予定。その場の時間の蓄積にひょいと身をひたすような文章で、どこかへ連れて行ってもらったような気持ちになる。シャワー浴びて寝た。


25日

朝8時起き。まどの機嫌が悪く、自分もなんだかダラダラした気分。何をやろうか考えているうちに時間が過ぎていってしまう。とりあえず八百屋とスーパーへ買い出しに行く。夜に作る料理の献立が決まると気持ちにも少し張りが出てくる。ふだんあまり買わない林檎を買ってみた。

開店。晴れて気持ちの良い天気。お客さんは少なめだけど、けっこう皆さん何かしら買ってくれてうれしい。

ペーパートークに出す印刷物を作る。2020年の読書記録をまとめたもの。こうして書き出してみるとけっこうな量がある。この本はあの喫茶店で読んだとか、あの公園のベンチで読んだとか、あそこに行く途中の電車の中で読んだとか、いろいろ思い出してくる。

閉店後料理。菜の花とニンジンのおひたし、卵とトマトの炒め物、手羽先の酢醤油炒め。青山真治監督「こおろぎ」見る。この映画の公開時の鈴木京香は今の自分と同じ年のようだ。びっくり。「あんころごはん」読み終え、シャワー浴びて寝る。


26日

朝8時前に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。色川武大「怪しい来客簿」読み始める。

この日はレンタカーを借りて、徳島の雑貨店cue!さんで行われている河合浩さんの個展を見に行った。河合さんの展示はいつもものすごい量がある。今回も壁面での展示だけでなく、たくさんのドローイングが束になってどさっと置いてあった。これだけあると作品ごとの細かい工夫がわかりやすい。木のブロックにコラージュや着彩を施した作品も良い。今回は展覧会に合わせて作成されたというトートバックを購入。

11号線で高松から徳島に向かうと、途中にいくつも峠があり、産直の魚や果物が売られていたり、播磨灘も一望できて、運転していて楽しい。喫茶店も多い。白鳥から南に行って阿波市に抜ける318号線もいい。目に留まったところで少しずつ降りてみたいくらいだ。

夜はまどと六ろくへ行って、カレーとビール。河合さんのトートバッグをまどがえらく気に入ったので、使ってもらうことに。帰り際まいちゃんに補助金のことなどを話す。


27日

朝8時起き。ゴミ出し、朝ごはん。絵を進める。読書。レンタカーに置き忘れていた上着を取りに行って、買い物。洗濯をやり損ねてしまった。

開店。お客さんは少ない。発送準備、帳簿付け、品出し、一箱の入れ替え。美作の優柔不断ブックスさんから、注文していた「鈍痛ハイボール」が届く。どんどん売っていきたい。

みかんちゃんが来てくれる。高松から宇和島までは高速バスと特急を乗り継いでいるそうで、乗り継ぎの時間を含めると5時間ほどかかるらしい。四国全体で考えてみればほぼ対角線だ。

今日はこれから料理。

2021年1月24日日曜日

2021年01月23~24日

22日夜

閉店後、本の出荷。帰ってまどとお茶を飲みながら話す。絵をじりじり進める。カフカ「審判」読み始める。

「それは君の考え違いだよ。君は逮捕された、確かにそうだが、それは君が職業をやってゆくことを妨げはしないんだ。今までどおりの暮しかたをしても、ちっともかまわないんだ」
なんじゃそりゃ。思わず笑ってしまった。


23日

朝8時半頃に起きる。さっこからもらった餅を石油ストーブで焼いて食べる。絵進める。まどぐっすり寝れた模様。ほうれん草のおひたしを解凍し、ひき肉と白菜のオイスターソース炒めを作る。にんにくと生姜も入れた。2人でそうじと洗濯。

開店。めずらしくずっと雨が降っているが、意外とお客さんが来てくれてうれしい。発送準備と少し品出し。

まどに店番をお願いし、図書館へ。「讃岐村塾歴史講座 人間国宝鎌倉芳太郎の仕事」聞く。講師は東山魁夷せとうち美術館学芸員の窪美酉嘉子さん。1時間という短さだったこともあり、沖縄での民俗調査、首里城、紅型染めと要点をかなり絞った内容。気になっているMAVOとの関わりについては特に触れられず。最近発見されたという昭和7年撮影の写真は、香川県出身の芸術家の会合でのもので、猪熊弦一郎と鎌倉が並んで写っていた。

店に戻り、まどと交代。品出し進める。Kさんが来られて、この間読んだ岡井隆の本の話になり、おすすめの短歌関係のブログなどを教えていただく。夜は棚卸しの続き。まだまだ先は長い。閉店間際まどがさっこを連れてきてくれる。今日予定されていた茎でのさっこのライブはコロナの影響で中止になってしまった。代わりに茎で撮影したライブ映像を配信するとのこと。

閉店後、さっことまどと時宅に行く。瓶ビールといぶりがっこチーズ。さっこが、絵を描いている時にどういうことを考えているのかを細かく聞いてくれる。描いている時の細かい心の動きは面白い。さっこは山の仕事の人と海の仕事の人とでは声の出し方が違う、という話をしてくれた(音声学か何かの本を参照していたけど、細かい内容を忘れてしまった)。最近木材を削ってホゾ継ぎできるようになったらしい。すごいな。

さっこと別れて家に帰り、読書。シャワーを浴びて寝た。


24日

目覚ましなしでもほぼぴったり8時に起きた。まどとモーニングへ。大橋裕之「夏の手」読み終える。まどが久々のまとまった休みにのびのびしていていい感じ。家に帰って「審判」読み進める。画家と主人公Fとのやり取り面白い。ついつい笑ってしまう。スケッチブック何枚か絵を描く。筋トレ。

開店。お客さんは夕方以降に増えた。品出し、棚卸し進める。成瀬さんと戸田さん来てくれていろいろ話す。焚火やりたい。晩ごはんはまどの希望により大きい牛肉を食べた。うまい。

ちょっとテンションが上がり気味なので、ぼーっとしよう。

2021年1月22日金曜日

2021年01月21~22日

20日夜

夜10時まで棚卸を進めて閉店。料理。鯖の塩焼き、卵焼き、野菜ときのこの炒め物を作る。ほうれん草を茹でて切って冷凍する。いちいちお湯を沸かしているとガス代がかかるので、まとめて茹でてしまおう。シャワー浴びて、小島信夫「階段のあがりはな」読み終えて寝る。


21日

朝8時に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。納豆ご飯にシラスをたくさん乗せて食べる。洗濯。明日から週末いっぱいまで雨らしい。外出。本を出荷し、今日もまだ行ったことのない、混んでなさそうな(失礼)喫茶店に行く。ここはコーヒーを頼むとモーニングサービスでトーストかゆで卵のどちらかがついてくるという。両方つけるとプラス50円。モーニングも店によってやり方がいろいろで面白い。途中でなぜか湯呑に入った緑茶が出てきた。ナット・ヘントフ「ジャズ・ストリート」読み進める。酒屋と八百屋に寄って帰る。キャンバス少し進める。

開店。この日はネット出品の作業と帳簿付けを進める。ペーパートークに出す印刷物のための作業もやる。品出しと棚卸も少し。

閉店後、「ジャズ・ストリート」読み終える。風呂。料理。ウインナーと菜の花とニンジンの炒め物、トマトと玉ねぎのサラダを作る。「中村草田男句集 炎熱」読み始める。絵を進めて寝る。


22日

朝8時起き。ゴミ捨て、ごはん。雨は降ったり止んだりではっきりしない。気分もいまいち。とりあえず本を少しずつ読みつつ、絵を進める。絵が詰まってきて、空も明るくなってきたので、久しぶりに栗林公園に行くことにする。冬だからか人が少ない。梅の花が咲いている。秋に来た時には見かけなかった鳥が鳴いている。楽しい。ベンチに座って読書。帰ってまたさらに絵を進める。「炎熱」読み終える。

東京のgallery TOWEDで行われているグループ展はあさって24日が最終日。TOWEDを運営している内田さんと知り合ったのはちょうど10年前で、最後に会ったのは4年前くらいか。月日の経つのは早い。

10年ほど住んだ東京も5年住んだ高松も地元ではないし、新潟ももう実家を出てからの時間のほうが長いし、自分がどこの誰なのかもはやよくわからない。20代より30代のほうが、しんどいこともいろいろあるけど、確実に何かが良くなってきている実感はある。しんどいといっても、休むのが下手なだけな気もする。よく「10楽しいことがあっても1辛いことがあったら帳消しになる」みたいなことが言われるけど、逆に言えば辛いことの10倍楽しいことが起きている可能性があるということだ。そうでもないかもしれないが。もっともっと休みたい(店はちゃんとやります)。

開店。お客さんは少なめ。確定申告に向けた帳簿のまとめ作業がひと段落。ペーパートーク用の作業、リトルプレス取り扱いの連絡。まどは今日が12連勤の最終日。すごい。

タワーレコード高松丸亀町店の岡本さんがご来店、フリーペーパー”music for READING"いただく。読書に合う音楽ということで、自分もPierre BastienのPopというアルバムを紹介した。自作の自動演奏マシーンによる温かい音楽。近日ルヌガンガにて紹介されているCDを並べてフェアが行われる予定、しかしPopは国内盤が出ていない。音源自体はBandcampで聞ける。https://pierrebastien.bandcamp.com/album/pop

今日は棚卸はお休み。ゆっくりしよう。

2021年1月20日水曜日

2021年01年19~20日

18日夜

絵を描く。途中までいってた絵がすいすい進み、完成。気持ちが良い。シャワー浴びて寝る。


19日

朝8時前に起きる。ゴミ出し、朝ごはん。小島信夫「階段のあがりはな」読み始める。スーパーに行って封筒や食料など買い物。帰って持続化補助金と飲食店継続応援金の書類を封筒に詰める。郵便局で簡易書留にて発送。すっきり。今日はひたすら休むことに決める。ジュンク堂へ。海外文学の棚が縮小されていた。朔日さんで、いりこチキンカレーと焼きネギ鰆カレーのあいがけを食べる。鰆のカレーあっさりしてておいしい。

仏生山へ。久しぶりに温泉でゆっくりする。低温炭酸浴は今の季節ちょっと冷たく感じたので、ぬるま湯のところで手と頭だけ出して本を読む。お風呂の中で本を読むのはページがふにゃふにゃになりそうで抵抗があるけど、露天風呂ならいいかなと思える。お湯から上がって、温泉内の古本コーナーでチェーホフ「決闘・妻」、モーム「要約すると」、宇野浩二「蔵の中・子を貸し屋 他二編」購入。コーヒー牛乳飲みながらさらに読書。「階段のあがりはな」は10編が収録された短編集。

「が、その女は、ニンニクを妻が親類へやったのは、私の店はおかげで今はうまく行っています、それにそちらで使ってくれ、といいところを見せようと思っただけだから、あんたのほうが了見がせまい、というので、そうではない、あいつは身びいきなのだ、と私は言ったのです。」(「手紙相談」)
この「手紙相談」はほとんど全てが中華料理店の店主(書くことに慣れていないと思われる)から届いた手紙で、ずっとこんなギクシャクした調子が続く。ニンニクのやり取りに執拗にこだわるところは声出して笑ってしまった。手紙にしては異常に長いのも可笑しい。

八百屋に寄って帰り、灯油を買いに行く。絵の続きを進める。小腹が空いたので余っていたおかずを食べる。料理。根菜の煮物、ほうれん草のおひたし、豚しゃぶ。まどが帰ってきて、午前中買ったお刺身を皿に盛って晩ごはん。まどは最近NHKのドキュメンタリー番組をよく見ているらしい。太平洋戦争が終わってからもフィリピンのルバング島でサバイバル生活を送っていた小野田寛郎のドキュメンタリーを見る。食器の片づけはまどがやってくれることになった。松田定次監督「七つの顔」見る。1946年公開の映画。少し本読んで寝た。


20日

朝8時起き。ゴミ出し、朝ごはん。少し絵を進めて図書館へ。返してまた借りる。まだ行ったことのない喫茶店に行ってみる。空いていた。読み止しの本を忘れてしまっていたので、ナット・ヘントフ「ジャズ・カントリー」を読み始める。装幀は平野甲賀さん。平野さんといえば描き文字のイメージが強いけど、この本のような描き文字の入ってないデザインもかっこいい。スマートレターを買って帰る。

開店。お客さんの入りはふつう。品出し、一箱入れ替え、ペーパートーク再告知。ペーパートークは開催まであと10日。今回自分は去年読んだ本を書きだした読書記録リストを出す予定。ブログに書くのはためらうけど、こういうプライベートな交換会なら良いかなと思った。遠隔参加や事前持ち込みを推奨して、集まりづらい状況の中でもなんとか開催していきたい。帳簿付け作業進める。閉店を延長して棚卸作業。

これから料理。

2021年1月18日月曜日

2021年01月18日

17日夜

閉店後料理。花椒入りの豚生姜焼き、菜の花とニンジンのおひたし、白菜の浅漬けを作る。鈴木清順監督「刺青一代」見る。カットアップみたいな箇所がいくつかある。ラストのアクションシーンの演出がかっこいい。和泉雅子がかわいい。Twitterで話題になっていたうつ病闘病記の漫画を見る。催眠療法の部分にかなり違和感。自分にも「うつが治った」とか言ってた時があった。シャワー浴びて寝る。


18日

朝8時前に起きる。朝ごはん。読書。岡井隆「現代短歌入門」読み終える。キャンバスほんの少しだけ進める。本の出荷。

開店。発送準備、品出し。補助金申請書類が全て完成、明日やっと出せる。1ヶ月以上かかったな。休憩中に小林エリカ「忘れられないの」読み終える。大阪のtoi booksさんが企画されていたオンラインイベント「『長い一日』連載完結記念 『滝口悠生、大滝瓶太のゆるゆる話』」のアーカイブを見る。タイトルにはゆるゆるとあるけど、とても聴きごたえのある内容だった。読みたい本がまた増えた。酉島伝法さんは川沿いでよく小説を書くそうだ。いいなあ。

明日は定休日。先週の火曜日は用事が多かったので、一日まるまる休みというのも久々な気がする。何しよう。

2021年1月17日日曜日

2021年01月16~17日

15日夜

風呂に入り、白菜とツナのマヨネーズ和えを作る。織田作之助「夫婦善哉」読み終えて寝る。


16日

朝8時半に起きる。昨日作ったマヨネーズ和えをパンにはさんで食べる。

外出。宮脇書店で北條民雄「いのちの初夜」購入。この角川文庫の新装版は昨年暮れに出たばかりだけど、既に品切れとなっているようだ。増刷されるだろうか。郵便局で本の発送。西宝町のTSUTAYAに向かう。まどがレンタルしていた漫画を返却。ついでに本を見る。このお店の美術書コーナーの品ぞろえはいつもすごい。「抽象と力」やダントー、グロイスなどの美術評論の本のすぐ近く、現代アーティストのコーナーに「ニューヨークで考え中」があったりするのもいい。店員さんの熱意が伝わってくる。併設されているタリーズは、勉強している大学生などで午前中からけっこう混んでいた。帰って洗濯。岡井隆「現代短歌入門」読み始める。

開店。あまり客足の芳しくなかった先週と比べると、今日はお客さんが多い。品出し、補助金申請書類の作業を進める。書類作業の途中でプリンターが反応しなくなったり、マイクロソフトのアカウントがなぜかロックされたり(どちらも解決済)と、小さなトラブルが発生。うーむ。さっこが杉原さん(8年ぶりくらいに会った)を連れてきてくれたり、小野君とヒップホップの話をしたりする。

まどがこの日晩ごはんを時宅で食べてきて、とてもおいしかったと言っているのを聞いていたら、自分もなんだかビールを飲みたくなってきたので、まどと一緒に行く。まどはカフェオレ、自分は煮卵とパクチーサラダとプレモル。久しぶりにお酒を飲んだ。

帰って「現代短歌入門」読み進める。持論を展開するというよりは、様々な歌人による評論と実作品を照らし合わせながら深部へと迫っていくような文章で、とても面白い。いろんな歌集や評論を読みたくなる。シャワー浴びて寝る。


17日

朝8時過ぎに起きる。週末はゴミ出しがないので起きるのが遅くなりがち。朝ごはんを食べて料理。イカ、ほうれん草、ニンジン、エリンギをニンニク、塩、唐辛子で炒める。卵焼きも焼いた。

外出。本を出荷して喫茶店へ。スケッチブックに何枚か絵を描く。何回思ったかもうわからないくらいだけど、やっぱり絵を描くのはいい。「現代短歌入門」読み進める。第十一章「私文学としての短歌」すごい。興奮。ダイソーでCDRを買う。これも補助金申請用。

開店。少し暖かいので換気がしやすい。店頭買取2件。品出しを進める。河合さんが来てくれる。前回会ったのはもう6、7年前だろうか。徳島の喫茶店をいろいろ教えてもらう。学会誌の買取について問い合わせあり。もちろん買取対応しています。

年明けからコロナ疲れというか、世界が縮まっていくようで気分の優れないことが多かったけど、一昨年店に来てくれた香港のVanessaや四川のFannのことを今日ふと思い出して、なんとなく頭の中が広くなった。

閉店間際、お客さんとアイラ―やドルフィーの話になり、「良いご縁をいただきました」と言っていただく。うれしい。

今日はこれから弁当のおかずを作る。映画を一本見たいけど、時間あるかな。

2021年1月15日金曜日

2021年01月14~15日

13日夜

まどが弁当のおかずを作ってくれていた。ありがたい。ポテサラだけ作り足す。大久保篤「鈍痛ハイボール」読み終える。風呂。まどが最近YouTubeの動画を見ながらストレッチをしていて、とても効いているらしい。自分もやってみる。肩から背中にかけてを集中的にほぐす感じで、なかなか効いた。依田高典「行動経済学」少し読んで寝る。


14日

朝8時に起きる。朝ごはん。ドーナツも食べる。あんなにあったのにだいぶ減ってきた。午前中は本の発送と買い物。

開店。お客さんの数は少ないが、何冊も買ってくれる方が多い。品出し進める。「行動経済学」は少しずつ読み進めることにして、休憩中に織田作之助「夫婦善哉」を読み始める。

川崎のヒップホップグループ「SCARS」のメンバーSTICKYが亡くなってしまった。とても好きなラッパーだったので悲しい。STICKYのフロウやリリックが持っている、ネガティブさと達観したような冷静さがない混ぜになった空気は唯一無二だ。

閉店後、少し休憩して料理。豚肉と野菜の辛みそ炒めと玉子焼きを作る。まどはこの日残業でかなり遅く帰ってきた。本を読んで早めに寝る。


15日

朝8時前に起きる。ゴミ捨て。朝ごはん、今日もドーナツ。外出。本を出荷し、銀行にお金を預けて、喫茶店に入って本を読む。織田作之助の文章はテンポが良く、読んでいて楽しい。おしゃれ。行けないけど大阪に行きたくなる。スケッチブックにボールペンで少し絵を描く。スーパーに寄って帰宅。

この日から東京のギャラリートウドにてグループ展がスタート。無事に終われると良いな。

開店。お客さんはそこそこ。セットものの漫画や文学、郷土関連本などの品出しを進める。三豊からkoko書房さんがご来店、yomsには今までも何度か来ていただいてたようだ。koko書房さんには哲学、精神世界、SF、ミステリーなどの本が充実している。いろいろお話できてうれしかった。月に数日のみの開店ということだけど、どこかでタイミングを合わせて伺いたい。

今日もこれから料理。洗濯もやってしまいたい。まどはこの土日も仕事。

2021年1月13日水曜日

2021年01月10~13日

09日夜

ハチミツしょうが豆乳を飲みながら読書。ロベール・ドアノー「不完全なレンズ」読み終える。キャンバスの続き。昨年末から詰まっていた絵を進める。思い切ってかなりの部分塗りつぶしてみたらけっこううまいこといった。30分くらいやるだけでも何かしら発見がある。


10日

朝8時起き。家でモーニングしようということになる。まどはパンを買いに行き、自分はコーヒーをいれてカフェオレを作る。トーストにバターとハチミツを塗って、シナモンをかける。食べながら帳簿付け作業の引継ぎ。メモをとりながらやるので、あっという間に2時間経過。少しだけ筋トレやる。昼ごはんはうどん。

開店。昨日よりもだいぶ寒さはやわらいだ。午前中とったメモをテキストデータにまとめる作業、これもまた時間がかかる。お客さんはそこそこ。高松市は今日が成人式で、終わってからの同窓会などは自粛を呼びかけるという。

実家に住んでいる弟が電話をくれて、甥2人とFaceTimeでビデオ通話する。こないだ送ったおもちゃけっこう喜んでもらえたようだ。父親からLINEで庭に積もった雪の写真が届く。60cmほど積もっている。数年ぶりに屋根に上って雪下ろしをしたらしい。これは大変だ。

古井由吉「辻」を読み進め、キャンバスに絵を描く。いろいろこねくり回して、いい感じになってきた。


11日

朝、キャンバス完成。「辻」読み進める。まどがカレーを作ってくれていた。

開店。低気圧で頭が痛い。コーヒーいれて飲む。店頭買取一件。映画、哲学、文学など。とてもありがたい。この日は先日寄付いただいた本を中心に品出し。昼間はお客さんが少なく、夜にかけて増えた。佐渡のタガヤス君からドーナツが届く。素朴な飽きのこない味でふわふわとした食感。うれしい。

晩ごはんを食べたあと、帳簿付けの引継ぎ。途中ミスしてしまい焦る。最終的になんとかなったが、借方とか貸方とか、簿記の概念は難しい。

閉店後風呂に入り、「インターネット混濁池」というオンラインイベントを鑑賞する。「混濁池」というのは清水ニューロンさんがやっているzineイベント(と言って良いのか)で、東京・中野の区民センターのようなところで開催していた。今回はオンラインでの開催で、YOMSでもzineを扱っている蚊に(福士千裕)ちゃんや、しわしわ、ナガバサヨさんも参加している。ウェブページにアクセスすると池や森などにたくさんのリンクが張ってあり、迷路のように世界を回遊することができる。ニューロンさんがBGMに用意していたDJmixもいい感じだった。かなりわけわかんないけどそれがいたって普通だし何も問題がないといった世界観で、翌日が定休日にも関わらず用事だらけでくさっていた気分がかなりましになった。感謝。


12日

朝8時前に起きる。ゴミ捨て。キャベツの浅漬けを作り、朝ごはん。読書。「辻」読み終え、五十嵐大介「そらトびタマシイ」読み始める。これはまどが大好きでいつも本棚に入れている一冊。表題作の主人公の女の子がどことなくまどに似ている。

歯医者へ。年末から通って進めていた奥歯の再消毒~かぶせものもこの日が最後。あっけなく15分ほどで処置完了。宮脇書店で川崎長太郎「淡雪」と大橋裕之「夏の手」購入する。「淡雪」は小学館のP+D booksシリーズの中の1冊で、このシリーズは庄野潤三の諸作や小島信夫の「別れる理由」も入っている。どれも活字の大きいペーパーバックで、とても安い。

帰宅。確定申告書の控えを引っ張り出し、補助金申請書類の記入続き。昼ごはんを食べる。少し休憩して再び外出。商工会議所へ向かう。担当の若い職員さんはとても物腰の柔らかい対応。書類の記載で一部欠けてしまっている箇所があり、修正することになる。帰って書類データの修正作業。なんと他にも未記入箇所を発見。焦っているだけでは何も進まないとわかっていても、ストレスがたまる。

喫茶店に行き休憩。「そらトびタマシイ」読み終え、大久保篤「鈍痛ハイボール」読み始める。徳島のパンクバンドthirsty chordsの方がウェブ上に書いていた日記をまとめた冊子で、こないだサンリンシャで蓮井さんからおすすめされて買った。読んでみるとかなり本の話題が多く、内田百閒、町田康、宮本常一、添田唖蝉坊、つげ義春、川崎長太郎、嘉村磯多などたくさんの作家の名前が出てきて楽しい。スーパーに寄って帰る。

料理。エビチリ、卵焼き、菜の花とニンジンのおひたし、野菜スープを作る。ウインナーも焼いて晩ごはん。缶チューハイ飲む。まども帰ってきた。この土日も出勤になるらしく心配。

ソレイユに行き、「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」見る。なんだか切なくなった。フレッシュな気持ちを保ちながら表現と向き合い続けるのは本当に難しい。帰ってシャワー。本を読んで寝る。


13日

朝8時に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。寒さはだいぶやわらいだ気がする。まどとスタバに行く。かなり空いていた。本を読みながらぽつりぽつりと話す。

開店。発送準備、一箱の入れ替え。後半は書類修正作業を進める。なんとか完成。

竹森ができたての「高松マチナカお散歩MAP」を持ってきてくれる。マサキさんのかわいいイラストがたくさん使われていて、YOMSの2人のイラストも大変素晴らしい仕上がり。

今日はゆっくり風呂に入る。

2021年1月9日土曜日

2021年01月08~09日

07日夜

野村孝監督「拳銃は俺のパスポート」見る。今日はニュースを追っていて疲れたので、昔の映画を見ると気持ちがなごむ。まどはこの日21時半に帰ってきた。いつもより2時間ほど遅い。仕事場の移転の関係で、1月いっぱいくらいまで忙しいようだ。


08日

朝8時起き。ゴミ捨て、朝ごはん。料理。ブロッコリーをゆでて、鶏肉と野菜と椎茸の生姜煮を作る。洗濯、筋トレ。ロベール・ドアノー「不完全なレンズで」読み始める。訳は堀江敏幸。ドアノー撮影の写真も多数収録されている。

開店。この日も雪のちらつく寒さ。お客さんは少ないが、皆さん買って行ってくれる。品出し、ネット出品の作業などを進める。

香川県内も感染者数がここ数日増えてきていて、県は警戒レベルをひとつ上げたようだ。県内外への不要不急の外出は控えるようにとのこと。今月は河合さんの個展を徳島へ見に行こうと思っていたけど、見直すかもしれない。

閉店。風呂に入って料理。にんじんとレンコンの素揚げ、ハンバーグを作る。なんだか左側の首筋から肩甲骨の下あたりまでが痛む。またぎっくり背中か。この日も早めに寝た。


09日

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べて外出。喫茶店に行く。読み止しのドアノーも、スケッチブックも家に忘れてきてしまったことに気づき、カバンに入っていた古井由吉「辻」を読み始める。人の少ない広い喫茶店でぼーっとするのが好きだ。テーブルが広くて、ソファ席もあるとなお良い。社会的には推奨されなくても、休んだりさぼったりすることで成される自己実現もあるんじゃないかという気がする。スーパーと八百屋に寄って帰る。少しだけキャンバスに絵を描く。新潟の父親から「久々に恐怖を感じる積雪」というメッセージと共に動画が送られてきた。50~60cmくらい積もっている。土曜日なだけまだましかもしれないけど、雪かきが大変だ。

開店。今日も寒く、お客さんは少ない。ネット出品の作業を進め、補助金申請のための書類作成を進める。見積が出そろって、やっと終わりが見えてきた。火曜日に税務署と商工会議所に行く予定。品出しを進める。

今日はゆっくり本を読んで、もう少し絵を描きたい。

2021年1月7日木曜日

2021年01月05~07日

04日夜

風呂に入り、早々にふとんへ。車谷長吉「業柱抱き」読み終えて寝る。


05日

定休日。年末年始もずっと作業していたので、なんだか久しぶりの休みという感じがする。

午前中は喫茶店で手紙を書く。スーパーに寄って帰り、昼ごはん。外出。図書館に行って本を返し、岡井隆「現代短歌入門」を借りる(この日は偶然岡井隆の誕生日だったようだ)。サンリンシャへ。蓮井さんとダイゾー君と話す。「鈍痛ハイボール」というzineを購入。徳島県を拠点に活動するメロディックパンクバンドthirsty chordsの方が自身の日記を編集しまとめたもの。かなりのボリュームがある。23日のまど企画イベントのチラシを置いてもらう。スマートレター、ビールなどを買い足し帰宅。すぐにまた出張買取で出発。近場なのでタクシーで運ぶ。細かなやるべきことが多い。まどは土曜もしばらく出勤になる模様。年末くらいからやたらと忙しそうで心配だ。少し時間ができたので、たまらず2度目の喫茶店。磯﨑憲一郎「赤の他人の瓜二つ」読み始める。家に帰り、タコミートを作る。まども帰ってきて、余りのおかずとタコミートで晩ごはん。食べ終わってからまた料理。鶏肉と野菜のトマト煮込みを作る。石油ストーブの上で煮込んでみた。洗濯物を畳んでシャワー。「赤の他人の瓜二つ」読み終えて、少しスケッチブックに絵を描いて寝る。

忙しい忙しいばかり書いていると、自分で自分を追い詰めるような感じになっていく。休んだっていいんだ、ゆっくり軌道修正しよう、とかそういう方向に意識を持って行きたい。気が詰まっているとやるべきことに対して「ここまでしかできなかった(できなかったことに意識が向いている)」と考えがちだけど、「とりあえずここまではできた(できたことに意識が向いている)」と考えたほうが健康に良さそうだ。


06日

朝8時起き。ゴミ捨て、朝ごはん。ここ最近の朝ごはんは浅漬けとしらす納豆ご飯がメインになっている。午前中はグループ展に出す絵と、実家へのプレゼントの梱包を途中までやる。

開店。お客さんそこそこ来る。本の寄付を段ボール3箱いただく。ありがたい。この日は品出しあまりせずに、昨日引き取った本の査定、メール連絡、受託商品の清算、発送準備などを進める。テントの見積りも上がってきた。

閉店後、少しまどと話す。鯖の塩焼きと玉子焼きを作る。風呂に入ってさっさと寝た。


07日

朝8時起き。ゴミ捨て、朝ごはん。昨日の午前中にやった梱包作業の続きを終え、郵便局で発送。家に戻って宮崎夏次系「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」読み終える。小松菜とニンジンのおひたしを作る。

開店。雪がちらちら舞っている。気圧の変動で頭が痛いが、まどが「そういう時はコーヒーが効く」と言っていたのを思い出してカフェオレを作って飲んでみると、だいぶましになった。淀川長治のトーク動画を聞きながら発送準備や品出しを進める。日曜洋画劇場で淀川長治が解説をやっていた時、自分はまだ小学生だったな。

消化の良い栄養のあるものを食べて、あったかくして過ごしたい。今日も早めに寝る。

2021年1月4日月曜日

2021年01月04日

03日夜

風呂に入ってすぐふとんに入る。寝ころびながら車谷長吉「業柱抱き」読み進める。


04日

朝8時に起きる。体力がだいぶ回復してきているのを感じる。朝ごはんはキャベツの浅漬けとゆかり納豆ご飯。外出。本の出荷。銀行や郵便局をまわって喫茶店に入る。友人知人へ手紙を書く。スーパーに寄って帰宅。鱈のバター焼き、小松菜のおひたしを作る。最近肉を醤油味で炒めるようなおかずばかり作っているので、洋風のメニューも増やしたい。

昨日投稿した日記を読み返すと、田口さんから新刊が届いたこととか、いろいろ書き忘れていることがあるようだ。

開店。お客さんけっこう多い。まどの新作「ひととと」が通販でも店頭でもよく売れている。受託商品についての連絡や、帳簿付けなど進める。均一本コーナーに司馬遼太郎や山本周五郎、松本清張などをたくさん補充。店頭買取1件。出張買取のご依頼も1件。

今日はこれから料理して、ゆっくり風呂に入って、また手紙を書く。本も読みたい。絵も描きたい。


ここからはお知らせです。

東京のtowedというギャラリーで行われる、「今年最初に見せたい絵 2021」というグループ展に絵を出します。
https://gallery-towed.com/2021-1
今回はtowedのメンバーである内田百合香さんにお誘いいただきました。出すのは1、2枚になるかと思いますが、東京で展示するのも5年ぶりの機会ですし、お近くの方はご覧になってください。都内の緊急事態宣言発令等の影響により、開催期間・日時に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
今までのプロフィールでは肩書きを「絵描き」にしていたんですが、今回から「古書店主」にしました。古書店を経営して本を読みながら絵について考え、余暇に制作し、作品を発表する自分がしっくりきているなあと感じます。

よろしくお願いいたします。

2021年1月3日日曜日

2021年01月01~03日

31日夜

29日、30日と店舗リフォーム作業で疲れたので、本を読んで過ごす。鮎川信夫「近代詩から現代詩へ」読み終え、車谷長吉「業柱抱き」読み始める。何が辛くて大晦日に車谷長吉を読んでいるのか。順番がまわってきてしまったんだからしょうがない。


01日

朝起きて、石油ストーブの上で餅を焼いて食べる。敷いていたアルミホイルが、餅をどかした後熱気でくるくると回り始めて面白かった。

この日は店の掃除と、明日始まる蚤の市の設営。スーパーで紅白の正月商戦用のお菓子が半額になっていたので、おやつに食べる。晩ごはんは豚キムチ鍋。120ほどある商品の全てに管理用のシールを作って貼っていく。なかなか手間のかかる作業だ。まどは受託商品の棚卸しを進めていた。

夜、なんだか体調が悪く、早々に寝る。お茶に塩をはちみつを入れて飲む。真冬の外作業で体がやられてしまったか。


02日

体温は平熱で、特に風邪の症状もないけれど、たくさん寝て汗をかいたので体がだるい。大事をとって、まどに店番をやってもらうことにする。申し訳ない。朝ごはんは昨日食べた鍋の残り、昼ごはんは豚汁うどん。夜はひき肉と野菜の炒め煮、菜の花のおひたし、卵焼き。

新年最初の営業日ということもあり、お客さんは多かったようだ。蚤の市の商品もけっこう売れている。自分の作ったダルマもけっこう売れた。うれしい。まどの新作漫画本「ひととと」もこの日が初売り。少しだけまどと交代し、発送準備、ネット出品分の作業、ウェブショップへの商品のアップロードなどをやる。

閉店後、本の出荷。風呂に入り、少し読書して寝る。


03日

朝9時頃に起きる。朝ごはんを食べて、ポテサラを作る。まどと外出、近所の神社に初詣で。おみくじはまどが中吉、自分は大吉。健康を祈願する。

開店。昨日ほどではないが、お客さんはそこそこ来る。蚤の市の商品もけっこう売れていてうれしい。しかしとにかく忙しい。連絡、発送準備、帳簿付けなど。

今日も早めに寝ます。