2019年9月29日日曜日

2019年09月29日

昨日はまどと屋島の健康ランドに初めて行った。
以前屋島に住んでいたのに、その時はなんとなく素通りしていたのだった。
22時ごろ到着すると、既に何人かのお客さんがロビーのソファや床に敷いた毛布の上でゴロゴロとくつろいでいる。
自由な雰囲気だ。
BGMも、スティールパンなどひと昔前のイージーリスニングといった趣でいい感じ。

早速風呂に入る。
広々とした大浴場で、泳いでもOKなスイミングバスというコーナーまである。
体を洗って少し湯につかり、サウナへ。
久しぶりにやったら少し効きすぎてしまい、あわててぬる湯につかり調節。
海辺の露天風呂に吹く風が気持ちいい。
風呂から上がって派手なアロハ柄の室内着に着替える。

ソファに座って山下澄人「鳥の会議」を読む。
まどは小腹が空いたらしく、レストランでフライドポテトを食べていた。
通路の椅子に毛布を敷いて寝る。


朝起きて、屋島から西の女木島・男木島あたりの海が一望できるロビーで読書。
「鳥の会議」読み終え、「デュシャンは語る」読み始める。
健康ランドでデュシャンの本を読むのはなんだか不思議な気分。
10年前くらいにも一度この本を読んだはず。

サニールートコーヒーで朝ごはんを食べて、西村ジョイに少し買い物。
朝の空気がどうも涼しすぎて、ジョイの激安古着コーナーを物色し、300円ほどでスウェットを買うが、外に出たらもう日が昇っていて暖かかった。

開店、どんどん品出し。

健康ランドでくつろいだはずなのに、なぜか体が異様に重く、休憩中また寝てしまう。
サウナが効きすぎたのだろうか。
詩がひとつ書けた。

この日は昼はお客さんが少なかったけど、閉店間際になってけっこう増える。
波は本当に読めない。

これからバイト。

2019年9月28日土曜日

2019年09月28日

朝8時過ぎに起きる。
だいぶ体力も回復した。

葉物野菜が食べたくなったので、わさび菜のごまマヨネーズ和えを作る。
最近体力が弱っていたのは、食事の献立も偏りぎみで、食べる時間も不規則だったからな気がする。
岡潔はエッセイなどで「食べるのは腹が減った時でいい。家族がみんな集まって食べる必要もない」というようなことを言っていた。
自分はある程度規則正しいほうが調子が良い。

「井伏鱒二随筆集」読み終える。

今日から瀬戸芸秋会期がスタート。
開店したとたん、北京からやってきたという女の子2人組が来店。
歌川広重や竹久夢二について話す。

和歌山からmy ceramicsの藤村ファミリーがやってくる。
新作を買取り、店頭にあった委託分の在庫を一部引き取り。
コードとソケットのついた照明器具が2点入荷、どちらも傑作。
大さんから、上海アートブックフェアに参加してみての印象を聞く。
中国のお客さんはけっこう作りのしっかりしたものを選ぶ傾向があったようだ。
アート寄りのイベントというのも関係しているのだろうか。
わさぶろうさんやってくる。
カフェに場所を移して、気になっていた関西でのいろんなことについてさらに話を聞いた。

レトロでパン買って食べる。
安くておいしい。

my ceramics新入荷分を品出し。
本も少しずつ出す。

「ここにある本て売ってるんですか?」と質問を受けることが意外と多い。
古本屋という業態になじみがないのだろうか。
じわじわと浸透していきたい。

バイトが休みになったので、健康ランドに来た。
今はお風呂に入ってふにゃふにゃなので、また明日改めて書きます。


2019年9月27日金曜日

2019年09月26~27日

26日

目が覚めたら朝10時。
8時間半くらい寝た。
遅れてやってきた古本市の疲労がすごい。
洗濯物をたたむ。

まどは昨日が仕事の最終勤務日で、職場でもらった花束を持って帰ってきた。
お疲れ様。

愛知県の大村知事が「表現の不自由展」の再開に向け動くと明言した翌朝、文化庁が補助金の不交付の方針を固めたとのニュース。
朝から気が滅入る。
どうなるか。

品出し進める。
芸術、民俗学関係の本が不足してきた。
並べ方を工夫しないといけない。

休憩中、少し仮眠。
ガルシア=マルケス「百年の孤独」読み終え、「井伏鱒二対談集」読み始める。
インスタントラーメンを茹でて、刻みネギを入れて食べた。

嫌なニュースが多くて疲れていたら、茎のめぐさんが来てくれて、いろいろ話してなごむ。

安部公房の文庫本を品出ししていたら、「地球儀に住むガルシア・マルケス」というエッセイが目に留まったので読む。
「一番肝心なことは、ああ読んでよかった、という思いじゃないか。もし知らずに過したらひどい損をするところだった、見落さないでよかった、という、これこそ世界を広げることだし、そういう力を持っている作家との出会いというのはやはり大変なことです。文学ならではの力というべきかもしれない」
表現に触れた時の感動が簡潔に言い表されている。
文学でなくとも、音楽や絵画などの文化活動全般にこの感覚は共通するものだ。
ここへ公金を投入すること、ならびにその判断に至る過程をオープンにして議論することは、国の発展に寄与するものだと思う。

この日はバイトが無かったので、閉店後まどと時宅に行き、お酒を飲む。
出雲の「十旭日」という地酒がとてもおいしかった。

映像人類学研究者の川瀬慈さんや、てしまのまどの安岐さんらがやってくる。
川瀬さんと安岐さんのトークイベントが、この日ルヌガンガで開催されていた。
岐阜、熊本、エチオピアなど、話の舞台がどんどん様々な場所に飛んでいく。
エチオジャズや、建築などの形で残るハイレ・セラシエ政権の遺物についても、少しお話を聞けた。
川瀬さんは自分が話すだけでなくその場にいる人にどんどん質問して掘り下げるので、話題が途切れることがない。
すごい好奇心とバイタリティだ。

時宅を出てからバーでもう一杯飲んで、この日は2時過ぎに寝る。


27日

8時過ぎに起きる。
まどもこの日は早起きして、2人で朝ごはん食べる。

開店。
どうも疲れが取れず、ゆっくりと品出し。
休憩中もずっと寝ていた。
休憩時間中には絵を描いたり読書していたのに、ここ最近寝てばかり。

些末事研究の福田さんが来てくれたり、徳島のDJちぷさんや福山に住んでいるヤジベエさんいいこさんも来てくれて、にぎやか。
この日はTooniceでセンセイ企画のビブリオバトルのイベントがあった。

昨日川瀬さんと話したことを思い出す。
川瀬さんとは、7月にあったソロー生誕祭でも少し話していて、詩集「くもり」を買ってくれた。
祖谷や高松でこうした形で出会えているというのは本当に幸せなことだと思う。
講演会などの場だったら、かしこまってしまって絶対うまく話せなかったはず。

ほとほと疲れているけど、今日はバイト。
夜にバイトを入れていると、つい酒を飲んでしまうということがなくて良い。

2019年9月25日水曜日

2019年09月25日

朝7時半に起きる。

「活字と自活」読み終え、ガルシア=マルケス「百年の孤独」読み始める。

絵を進める。
いつの間にか個展の搬入まで約2週間。
もう何枚か納得できる絵を仕上げたい。

開店、品出し進める。
買取1件。

休憩中に筋トレと読書。
チケットショップで健康ランドの入場券を買った。

何回か高松での古本市に出店してきて、毎回来てくれるお客さんも少しずつ増えてきた。
そのお客さんの中には、店舗のほうにはおそらく来たことのない方もいる。
やはりイベントの力というものは大きいのだろうか。
基本店舗にある在庫を見つくろって持って行ってるので、店舗のほうがいろんな本があるのだけど、イベントだと個々のお店の輪郭は見えづらいし、お客さんの気持ちも違ってくる。
チラシを積極的にまかないといけないし、出店も様々なやり方で展開できればと思う。
いろんな本を眺めて買って、生活の一部に溶け込ませる面白さをいろんな人に知ってほしい。
本は読む以外にも様々な要素が絡んでいる。

閉店間際になって疲れてきた。
昨日けっこう休んだはずなのにな。

これからバイト。

2019年9月24日火曜日

2019年09月24日

定休日。
朝8時に起きる。

ごはん食べて本を読む。
小島信夫「女流」、チャペック「ロボット」読み終える。
「女流」は男女の恋愛を描いているが、主人公であるところの「私」は、恋愛をしている男の弟。
終わり近くになったところで急に「私は以上のような文章を書いた。思うままに私の中にとびこんでくる時間にのせてつづったものが、果して小説かどうか分らぬ」と、さらに語りの視点の転換が挟まる。

不動産屋で火災保険の更新。
銀行にお金を預ける。

昨日おとといと出店で忙しく、あまりちゃんとしたものを食べれていなかったので、久しぶりに料理。
チキンカレーと、卵とモロヘイヤのスープを作る。

まどと喫茶店に行く。
テレビのニュースが流れていて、外国人の日本でのマナーの悪さを伝えている。
簡潔に現状と対策を述べれば良いのに、長々とディテールを語るのでどうも気分が萎える。
もっと増税後の税金の使われ方とか、台風の被害への取り組みとかについて掘り下げてほしい。

荻原魚雷さんの「活字と自活」読み始める。
冒頭は東京の中央線沿いでの生活について多く書かれている。
自分も東京にいた頃はそのあたりに住んでいたので、いろいろ思い出すことが多い。
確かに不思議な磁場があると思う。
「中央線」とあえてカテゴライズする時、そこには自嘲や皮肉のニュアンスが込められていることも多く、「中央線沿いに住んでるやつらのお互い傷をなめ合ってる感じが嫌いなんだよね」とはっきり言う人もいた。
個人的には、市井の人々がお互い傷に塩を塗りつけ合っているような世の中なので、傷をなめ合えるような環境があるだけ良いのでは、と思う。
ある観点のもとに人間の属性を切り分け、「あいつらとは違う」と自尊心を保つのも一つの方法かもしれないけど、孤独に心がむしばまれてしまった時にまでその生き方を続けようとするのは、ちょっと厳しい。

新刊書店に行って本見て、何も買わず帰る。

今日は夜バイト。
それまで本読んだり絵描いたりします。

2019年9月23日月曜日

2019年09月22~23日

22日

朝7時半起き。
外は台風接近のため、高松では珍しいくらいの大雨。

弁当を用意して、とりあえず丸亀町に向かう。
月イチのグリーンマーケットでも設営を毎回手伝っていて、この日も手伝い。
いつもは角材を使った足を立ててその上に合板をビス止めしているのが、今回はレンタルの事務机だったので、作業はスムーズに進む…と思いきや、風が強くて雨がガード下まで吹き込むということで、ブースの位置変更に手間取る。
11時開始で8時半には設営を始めたが、出店者の皆さんはかなり早めに準備を始めていた。
店に戻り、荷物にビニール袋をかぶせてカートで2往復し、なんとか開始時刻までに本を並べ終わる。

この日はかなり売れた。
前日、一箱を絵本、もう一箱を児童書やライフスタイル本、そしてあとは「渋め」の「古本市向け」の本にしようと選んでいて、だんだん「渋い本、古本市向けの本とは…?」と自問自答モードに入ってしまったけど、割と反応はあった気がする。
単価の高い本もけっこう出る。
この天気にも関わらずお客さんがとても多かったのは、雨で人の流れがアーケードに集中したというのもあったかもしれない。
夕方に近付くにつれ雨は止んだ。

会場の片付けを終え、店に本を運び、伝票整理。
翌日出すために本をさらに品出しする。

高知に行った時に寄った「夜と昼」さんもこの日出店していて、うちに泊まった。
お酒を飲みつつ本や店や街の話。
俳句や短歌の話がとても面白かった。

1時過ぎくらいに寝る。


23日

7時半に起きる。
夜と昼さんとモーニング。

丸亀町に向かい会場設営。
だいたい机の配置も把握できていたし、天候も回復したので、スムーズにやれた。

古本市目当ての人はおそらく初日に狙いをつけているのもあり、売上は昨日ほどではなかったけど、それでも上々だった。
最近量の多い買取が続いていて出ていくお金も多かったので、ひと安心。

山口県の周南市で古本市の企画を考えているという方と少し話す。
マルシェやフリマなどの催しの中の1コーナーとしてでも、何かしらの形で続いていけば良いなと思う。

店に戻り、伝票整理と本を棚に戻す作業。
棚のところどころに微妙な隙間ができてしまっている。
SNSで買取募集を呼びかけたら、その30分後くらいにファッションやインテリアデザインなどの本の店頭買取がある。
ありがたい。

今日はバイトも休みなので、早めに寝たい。
明日は定休日。

2019年9月21日土曜日

2019年09月21日

朝8時半起き。

もう窓を開けながら寝ていると寒い季節になってきた。
風邪に気を付けないと。

ごはん食べて、絵を描く。
佐渡でドーナツ屋をやっている耕君から、祖谷でソロー生誕祭の時もらったグルジア土産のノートにマーカーで描いてみたら、けっこう良い感じに描けた。
しかし、佐渡(島)と祖谷(山奥)とグルジア(どこにあるかいまいちわからない国)って、書いてて自分がどこにいるのかもわからなくなってくる。
少し読書。

開店。
ネットで売れた分の発送準備。

うまくできた絵をスキャンして、東京の友達の柳沼君に送る。
柳沼君は「自治区」とか「もっと!いい状態!」という名前でシルクスクリーンをやっている。
6年前くらい、桜台poolというライブハウスで絵の展覧会をやった時に初めて会った。
柳沼君は10/12に千葉県で行われる野外音楽フェス「全感覚祭」に出店、その場でTシャツに様々なアーティストやイラストレーターのデザインをプリントし、販売するとのこと。
今日送った自分の絵も、柳沼君に声をかければプリントしてもらえます。

愛知県から、郵送買取希望の本が2箱到着。
文学、芸術、ライフスタイル、出版関係の本など、ありがたい。
査定して金額を了承いただいた後、オンラインにて振込み完了。
晩ご飯食べて、早速買い取った本を品出し。
明日古本市というタイミングで買取が続き、ありがたい。

明日の出店に向け本を選ぶ。
いつも丸亀町へ持って行く絵本やライフスタイル系の本は一箱だけにして、あとは古本市向けな感じでいってみようと思う。

これからバイト行って、戻ったらまた選書。

2019年9月20日金曜日

2019年09月19~20日

19日

朝ごはんを食べて料理。
ツナとポテトを炒めてとろけるチーズをかけたものを作る。
香辛料を何か使おうと思い、オールスパイスとコリアンダーをかけてみるが、香りがチーズに合わず失敗。
ゆでたアスパラガスを入れて弁当完成。

昨日買い取った本をどんどん品出しする。
休憩中は、疲れていたのか、2階でうとうと居眠りしていた。

今年に入ってから鳥取、京都、岡山、徳島、高知などいろんなところに行っているのに、旅への渇望感が止まない。
この日も、別に行く予定もないのに八幡浜~別府のフェリー運賃や、新潟から松本までの電車の所要時間を調べていた(鈍行では7時間弱ほどかかるらしい。新潟~東京とあまり変わらなかった)。
こうして、様々な旅程を思いついては調べるのが癖になっている。
仕事に集中しないといけない。

アンケートの依頼があり、返信。

この日はバイト休み。
閉店後に8月の経費を改めて見なおす。
早めに寝た。


20日

朝7時半に起きる。

この間桟橋で本を読んでいた時に、その時の状況が頭の中ですらすらと言語になって、自分にも小説のようなものが作れるような気がした。
しかし、後になっていざやってみると難しい。
まだ今は詩のほうが作りやすいかも。
小説を書いて暮らす作家の日常ってどんなものなのだろうか、想像がつかない。

とある案件のために、スケッチブックに絵を描く。

愛知県より郵送買取の依頼あり。
月末は兵庫県からも買取がある予定。
ある程度まとまった量の買取はやはりテンションが上がる。

この日も、週末の古本市に向け品出し。
休憩中に郵便局と銀行に行く。
山尾悠子「歪み真珠」読み終える。
まどが親子丼を作ってくれた。

香川在住のお客さんから、新しく本に関係した場所を作りたいというプランを聞く。
福祉や教育の面からのアプローチ。
こういうお話を聞いていると、なんだか自分も元気がわいてくる。

小島信夫「女流」読み始める。

今日はこれからバイト。

2019年9月18日水曜日

2019年09月18日

17日夜

晩御飯を食べて、買ったばかりのこうの史代「日の鳥」と山川直人「コーヒーもう一杯4」を読み終える。
絵を少しだけ描いて、バイトに行く。
バイト後、高松港に行って桟橋の音を録音。

桟橋で木山捷平「茶の木」読み進める。
思わず笑ってしまうくらい、すっとぼけた味わいのある私小説集。
頭の中で「いい加減にしてくれよー」と言ってしまった。


18日

朝8時に起きる。
夜明け頃はもう寒いので、今日から長袖長ズボン。

スーパーで買い物。
ナス、長ネギ、にんじんを豆板醤やみそで炒める。
ゆでたオクラも入れて弁当完成。

少し早めに開店、品出し。
この秋の店内イベントに関する連絡いろいろ。

「茶の木」読み終える。
最後に収録されている「太宰治」、太宰をはじめこれでもかと様々な文士が登場してきて楽しい。
山尾悠子「歪み真珠」読み始める。

久しぶりに、100冊超の買取依頼。
SFや幻想文学、アメリカ文学が中心。
ありがたい。

9/22・23は丸亀町グリーンで古本市。
いつもは絵本やライフスタイル本を中心に持って行ってるけど、今回はどんな品ぞろえにしようか。

これからバイト。

2019年9月17日火曜日

2019年09月16~17日

16日

朝8時半起き。
チャーシューを作った余りの煮汁で煮卵を作る。

最近涼しかったのに、昨日今日とまた日差しが強い。
古本買う。
吉田健一「汽車旅の酒」、保坂和志「もうひとつの季節」。

開店、品出しを進める。

最近Twitterのタイムラインを見るのを控えていて、投稿する時くらいしか開かないようにしている。
iPhoneの「週間レポート」が「今週スマートフォンを見ていた時間は、一日平均~時間~分でした」と教えてくれるのだけど、Twitterをあまり見なくなってからその時間が3割ほど短くなった。
Twitter見るよりも、絵描いたり店の作業に時間を当てたい。

まどが仕事休みだったので、夜に交代して絵を描く。
久々に、板へ絵の具を塗る。

夜にもうひとつ、短時間の仕事を入れようかどうか迷う。

バイトに行って、少し本を読んで寝た。


17日

10時起き、たっぷり寝た。

まどと喫茶店に行き、仏生山へ向かう。
「ことでん温泉乗車入浴券」というきっぷ(うちわに日付のスタンプが捺されたもの)を買うと、仏生山駅から320円区間が乗り放題になり、うちわを仏生山温泉で提示することで温泉にも入れる。
オリジナルタオル付。
http://www.kotoden.co.jp/publichtm/kotoden/ticket/kotoden_onsen/index.html

仏生山温泉には、今年になってから初めて来た気がする。
まだ暑いので、寒い時期には閉め切られている内湯と外湯の間のガラス戸が開放されていた。
ぬるい温泉につかりながら庭木の葉や流れる雲を見ていると、なんだか時間がとても間延びして感じられる。
なんの根拠もなく「結論を急ぐ必要はない」と思ったりする。
温泉から上がって、休憩スペースで読書。
仏生山温泉では小規模ながら古本の販売も行われており、横田順彌や常盤新平などの本が目に留まるが、我慢する。
ポール・オースター「ムーン・パレス」読み終え、木山捷平「茶の木」読み始める。

仕事へ向かうまどと別れ、近くの法然寺まで歩く。
法然寺は「法然上人二十五霊場」の第二番札所となっているらしい。
けっこう急な傾斜の石段を登っていくと、南にある平池越しに香川らしい山並みの景色が望める。
隣のちきり神社を通って、来た道へと戻る。

この日も古本買う。
武田百合子「犬が星見た」、石ノ森章太郎「章説 トキワ荘の青春」、山川直人「コーヒーもう一杯 4」、こうの史代「日の鳥」。
漫画が多い。

バイトまで、漫画読んだり絵描いたりします。

2019年9月15日日曜日

2019年09月15日

朝9時起き。

今日は店でおつまみを出すので、下準備をする。

開店。
ネット出品を少しずつ進める。

高松の古本市にも何回か出店されている、ほんやら堂さんが来てくれる。
最近骨折してしまい、近くの病院に入院しているとのこと。
長いこと香川に住んで古本を買っている方なので、相場やお店の変遷についてのお話がとても興味深い。

時宅のモモさんが来てくれる。
自分で料理を作ってお店で出してみると、普段行ってる個人経営の飲食店はどうやって値段や作り置きする量を決めているのか、ということが気になってくる。
冷蔵庫内のスペース配分とか、普段しないような話ができた。

センセイが来てくれる。
センセイは普段中学の国語教師をしていて、TooniceでたまにDJイベントや、ビブリオバトルも企画している。
ついこないだまで、夏休みの宿題の読書感想文を読むので大変だったらしい。
読む本は自由に選んでも課題図書として出されているものでも良いらしく、課題図書の本が気になって教えてもらったら、どれも最近出たばかりの本だった。
自分が小学校(中学校の読書感想文の記憶はあまりない)の時は、課題図書リストを渡されてその中から選ぶという方式で、本は「蜘蛛の糸」「にんじん」「十五少年漂流記」などいわゆる名作と呼ばれているもの。
先月末は一人女の子が感想文用の本を探しに来たけど、うまく書けたかな。

お客さんとけっこうしゃべった一日だった。
おつまみは思ったよりも出なかった、また気が向いたらやろうと思う。

今日はバイト休み。
マクドナルド行って本読もうかな。

2019年9月14日土曜日

2019年09月14日

朝9時起き。

ごはん食べてスーパーに行く。
明日出すおつまみのための材料を買い出し。
帰ってチャーシューを仕込む。
合間に洗濯をしたり、弁当の準備をする。

ポール・オースター「ムーン・パレス」読み始める。

東京のポポタムさんやタコシェさんがカナダのTCAF(Tronto Comic Arts Festival)に参加した体験をまとめたZine「POPOREPO Vol.1」を読む。
参加者として関わったからこそ感じた緊張感や運営側のホスピタリティが、柔らかいイラストや文章の奥からじわっと伝わってくる。
東京に住んでいた時は、タコシェに絵を載せたフリーペーパーを置いてもらっていた。
今考えると、まったくお店の儲けにならないのに、よくA3サイズのフリーペーパーなんて持っていってたなあと思う。
店長の中山さんは「これってどこで印刷してるんですか?」と聞いてくれたりしてくれて、とてもうれしかった。

スケッチブックにまた少し絵を描く。
やりたいことを詰め込みすぎず、少しずつ丁寧に向かっていくことが大事。

茜さんが来てくれる。
東京での思い出から働き方について思うことまで、いろいろ話す。
店にいるばかりだと自分の世界にこもりがちになってしまうけど、お客さんと良い会話ができたときにはその世界が少し広がった気がして、気分がすっきりする。
自分はマニュアルありきの接客は苦手でも、人とのコミュニケーション自体は好きなんだろうと思う。
合う合わないは当然あるけど。
仙人みたいな暮らしはとても想像がつかない。

今日もこれからバイト。
明日は店でおつまみを出します。

2019年9月13日金曜日

2019年09月13日

朝9時前に起きる。
Tシャツ1枚だともう肌寒い。

「高群逸枝と柳田国男」読み終える。

ネット出品進める。
休憩中に郵便局。

最近あまり人と話していない気がする。
もっと誰かと会話すべきか。
お客さんに話しかけるのはできるだけ控えたい(話しかけられるのは好き)。

図書館で柔らかめの社会学系の本や、芸術評論の本を借りたい気分。
できれば最近出たものがいい。
本を古本屋で買う習慣がついていると、この辺はなかなか出会う機会がなかったりする。

久しぶりにスケッチブックにボールペンで絵を描く。
いろんな形をまとまらないまま画面に散らしてみる。
やっぱり絵を描くのは良い。
自分の中の言葉にならない部分を全部うまく受け止めてくれる。

今日はこれからバイト。

2019年9月12日木曜日

2019年09月11~12日

11日

朝9時起き。

ごはん食べて、郵便局に行く。
蒸し暑い。
弁当はチャーシュー丼。

店頭買取が何件かあり、ありがたい。
品出しを進める。
夜まどが店番を代わってくれたので外出、雨に降られる。
バイト。

スケラッコ「大きい犬」、古井由吉「杳子・妻隠」読み終える。
「杳」という字は「暗い」という意味らしいけど、木の下に日があるって良い字だなと思う。

子どものころ、秘密基地を作るのが好きだった。
最初は実家の裏庭に穴を掘って隠れ家を作ろうとしたけど、50センチくらい掘ったところで断念。
次は家の庭の萱(かや)の木の枝にロープや板、使っていないボロ傘などを組み合わせて屋根を作り、そこで一雨やりすごしてみようと計画した。
萱の木は根元からたくさんの枝が「ノ」の字みたく放射状に伸びていて、よく枝の間に入り込んで遊んでいた。
屋根を作って「後は雨が降るのを待つばかり」と興奮していたら、母親からストップがかかり、結局解体することに。
他にも庭に大量の段ボールを使って小屋を作ったり、学習机の下に潜り込んで机の壁に落書きしたり、押し入れの中に懐中電灯を持って潜り込んだり、ありったけのかけ布団を部屋に敷いてモグラのようにその中を徘徊したり、マットレスをV字に立てて上にシーツをかけて空間を作ったり、車庫にテントを張ったり、落葉を集めてその中に埋もれて寝ようとしたり(これは周りの人間から全く共感を得られず未遂に終わった)、していた。
こうやって書き出してみると、本当にいろいろやっている。
何もない空間に対して秩序や機能を与えることに心地よさを感じるのは、絵や展覧会に対しても同様かもしれない。
坂口恭平さんやかとうちあきさんの本を読んだ時もかなり共感する部分があった。
手近な材料や既にある環境から出発して自分の心地よいと思える感覚を探っていく、というような姿勢も好きだ。
自分のこういう部分は一生変わらないだろう。


12日

朝9時起き。
早起きしようと思ってたけど無理だった。
昨日の雨のおかげかだいぶ涼しい。

村上信彦「高群逸枝と柳田国男」読み始める。
婚姻制研究への柳田の態度を批判的に検証している。

食材を買って、オクラのおかか和えと、空心菜とネギの炒め物を作る。

開店、品出し。
休憩中に中央公園に行って本を読もうとしたら、蚊がまだ多くて無理だった。
午後の陽が出ている間はまだ暑い。
ネット出品進める。

今日はバイト休み。
これからまた、高松港に桟橋の音を録音しに行く。

2019年9月10日火曜日

2019年09月10日

朝9時起き。

今日は定休日。
まどと出かける約束になっているけど、まどはだいたい正午くらいまで寝ているので、朝ごはんを食べて本を読む。
オルダス・ハックスリー「すばらしい新世界」読み終える。

まど起きて外出。
無印やロフトで買い物。
誕生日プレゼントということで財布を買ってもらう。
サンリンシャに寄って、蓮井さんと久しぶりにいろいろ話す。
大工町のKUKKIAさんというパン屋さんでパンを買って帰る。

スーパーへ食材の買い出し。
帰ってイカと小松菜の炒め物、きゅうりの梅酢しょうが和えを作る。

15日は自分で作ったつまみを店で出す予定。
今のところは炊飯器で作った鶏ももチャーシューと、自家製梅酢のたたききゅうりを出そうと思っている。
店の上に引っ越してからこういうことがやりやすくなった。
今日はチャーシューの試作。
材料をジップつきの袋に入れて炊飯器で2時間低温調理。
けっこううまくいった。

旅への欲求が消えないので、岡田喜秋「思索の旅路」を読む。
岡田喜秋は雑誌「旅」の元編集長。
堀辰雄など文学作品に関しての文章も面白いけど、旅そのものに関する文章の端々が素晴らしい。
特に鉄道旅に関してその陰影が濃いように感じられるのは自分の趣向のせいだろうか。
「八十人も坐れるはずの列車の一隅に坐り、まばらな乗客しかいないローカル線の中にいる自分を発見するとき、これが現代の旅であったのか、と一瞬不思議なくらいの異和感におちいり、背中にふれる飴色の木製の座席の板に、つよく身体を押しつけてみることがある」
高知県出身の、大町桂月という紀行文を多く著している作家についての章もあり、気になった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E7%94%BA%E6%A1%82%E6%9C%88
高知というよりは、青森の十和田ゆかりの人物として語られることが多いようだ。
青空文庫でけっこう読める。
https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person237.html

古井由吉「杳子・妻隠」読み始める。
「杳子」が映画になっている(山口小夜子も出演)のは知っていたけど、改めて調べてみると、サントラのLPもリリースされていた。
当時23歳の畑野亨という人物が多重録音で制作したニューエイジ/コズミック系の音楽らしく、現在ではレア盤のようだ。
ここで少し視聴できた。
https://raregroove.shop-pro.jp/?pid=127352712

今まで定休日もなんだかんだ発送作業などの雑務をしてしまっていた。
これからは今日みたいに、できるだけ店のことはやらず、ゆっくりと過ごしたい。

これからバイト。

2019年9月9日月曜日

2019年09月09日

朝8時半起き。

ごはん炊いて、シャワー浴びて、料理。
鶏肉、キャベツ、にんじん、玉ねぎを塩、にんにく、豆板醤、唐辛子で炒める。
ナルホドに行って絵の具を買う。

品出しを進める。
最近、平日でも開店直後にお客さんが来ることが多い。

休憩中、少し絵を進めて本を読む。

津山に行きたい。
万歩書店が2つあるし、知り合いも何人かいる。
鳥取に行く途中に通り過ぎた時、山間の駅という感じの雰囲気が好きだった。
西東三鬼も津山の出身。

なんとなく、本や本屋さんの情報もSNS以外から収集したいという気分になり、いろいろブログを探してみる。
古書店通いをしている人のブログの中にはTwitterに移行したものも。
Twitterのページをブックマークしておくべきか。
2006年頃にインターネットをやっていた時の、いろんな掲示板やブログをまわっていた感覚が最近なんだか懐かしい。

高知市街の店舗物件を検索してみる。
高松よりは少し高いか。
街のつくりや路面電車の有無を考えると、高知の人のほうが高松の人より街を歩き回るような気がするけど、どうだろうか。

今日はこれからバイト。
本を読みたいけど、少し具合が悪いので、できれば早めに寝たい。

2019年9月8日日曜日

2019年09月07~08日

07日

朝8時半起き。
ごはんを炊いている間に少し本を読む。

今日はペーパートーク。
早めに開店準備をして、事前に集まった印刷物をテーブルに並べる。
今回は今までで一番参加者が多い、20人くらいか。
印刷物が足りなくなってくるなんて状況は久々な気がする。
内容もかなり幅広い。
ペーパートークは今後隔月でやる予定。
次は閉店後に軽い打ち上げのような時間を作ってもいいかもしれない。

休憩。
ルヌガンガで本を見る。
中村さんも涼子さんもお客さんとけっこう会話していて、すごいなあと思う。
うちの店でやったら、他のお客さんが狭苦しく感じてしまうかもしれない。
ルヌガンガは広々としていて居心地の良い空間だ。
ドトールに入って本を読む。

品出し。
俳句・短歌関係を中心に買取あり。
マルテでやっている浅野さんの講座へ通っているという方々が、詩集を買ってくれた。
バイト。

高知旅行以降、腕立て伏せと腹筋が習慣化してきている。
梅雨始めぐらいから首や肩がやたらと凝っていたのは、ストレートネックというやつらしい。
デスクワークが多かったり、スマホの見過ぎでなりやすいようだ。
腕立て伏せをするようになって凝りはかなり軽減した。
腹式呼吸も意識してやるようにしている。

川端康成「掌の小説」読み終え、オルダス・ハックスリー「すばらしい新世界」読み始める。
まどが使っているラベンダーオイルをお風呂に垂らしてみたら香りがとても良くて、ぐっすり眠れた。


08日

朝9時半起き。
寝坊した。

ごはん食べて、少し早めに開店準備。
ペーパートークに遠隔参加された方へ送るために、集まった印刷物をまとめる。

ゆきのちゃんが来てくれる。
おとといまで新潟にいたらしい。
福岡や、東北の話などをする。

年配のお客さんが、自分が新潟の出身と聞いて、会津八一と屋島寺の関係について教えてくれる。
調べてみると、屋島寺ではなく八栗寺の梵鐘に会津八一の揮毫が刻まれているようだ。
http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kurashi/kosodate/bunka/kikuchikan/map/14.html
当時の八栗寺の住職が、岡山の法界院の住職に梵鐘製作について相談し、会津八一へ作歌と揮毫を依頼するという流れになったらしい。
八栗寺はまだ行ったことがないけど、八栗や庵治のあたりは車で通ったことがあって、独特な雰囲気があるなあと思っていた。
紅葉の時期にでも行ってみたい。
お寺周辺のベンチとかで、ゴロゴロしながら本を読むのも良さそう。

休憩中、久々に集中して絵を描く。
進めていた絵のほかに、1枚新しく手をつけたらけっこううまくいった。
力の抜けた感じの絵は描き続けてないとなかなか出てこない。

今日はバイト休み。
まどと久々に時宅に行ってきます。

2019年9月6日金曜日

2019年09月06日

朝9時半起き。
暑い。

まどは朝早くから出かけた。
発送準備と、ネット出品作業進める。

明日は店内で自作印刷物交換会ペーパートーク。
今回は5カ月ぶりの開催というのもあってか、けっこう遠隔参加が多い。
現在13名、香川の他には岡山・兵庫・愛媛・高知・神奈川・東京・大阪。
楽しくなりそう。
これからは隔月でやっていく予定。

休憩中に絵を進めようと思ったけどうまくいかず。
機械的に手を動かせば完成するはずなのに、気が散って集中できない。

絵をギャラリーや展覧会に頼らず売っていくにはどんな方法があるだろう。
描いたそばから写真に撮って、BASEにでもアップしていけば良いだろうか。
売れるかどうかはわからないけど、近況報告も兼ねて。

今日はけっこう売れた。
これからバイト。

2019年9月5日木曜日

2019年09月05日

高知で買った本は山本健吉「私小説作家論」、古井由吉「聖」、フエンテス「アウラ・純な魂 他四編」、木山捷平「鳴るは風鈴」、高井有一「夜の蟻」、「山之内獏詩集」、チャペック「いろいろな人たち」など。
今年に入ってから、ずいぶん買う本のジャンルが偏っている気がする。
9割が文学だ。
今月はもう本は買わず、ゆっくり読んでいくことにしよう。

昨日の夜は体調が悪かったけど、なんとかバイトはやった。
胃腸が弱っている気がする。
腕立て伏せと腹式呼吸のおかげか、肩や首の調子は良い。
帰って絵も少し描いた。


朝8時過ぎに起きる。

島田潤一郎「90年代の若者たち」読み終える。
昨日もなんとなく「あしたから出版社」をパラパラめくっていた。
島田さんの文章はとても瑞々しい。
自分もなんとかがんばろうという気分になる。

朝ごはんを食べて、ホームセンターに行く。
前から動きの悪かった扇風機が昨日ついに動かなくなってしまったので、軸に差すための油を買う。
油にもいろんな種類があり、迷っていたら予想以上に時間がかかってしまった。
帰って扇風機の軸に注油、しばらく置く。

発送準備、品出しなど。

扇風機はやっぱり壊れてしまったようだ。
休憩中に、新しいのを買いに行く。
しかし厳しい残暑。
アイス食べる。

ノートにやりたいことを書き出してみる。
中期的な目標がないとやる気も起きてこない。
何かと先立つものも必要だ。

「仕事」と「趣味」の境界について考える。
「仕事が趣味みたいなもんですから」という生き方は尊敬されるし、実際うらやましい。
しかし、自分がその領域まで達することができるのかはかなりあやしい。
古本という、自分の好きなものを商って暮らしているけど、毎日どのくらいの収入が見込めるかわからない状態にはまだ慣れない。
普段フルタイムで賃労働をしながら小さくお店をやるのも、それはそれで楽しそうだ。
人によって気持ちの良いバランスはそれぞれ違うんだろう。
今はまだ探っている途中。
自分は常にいろんなところに意識が向いている状態のほうが、精神的に調子が良い。
ひとつの方向に価値判断が縛られると、すぐに気が滅入ってしまう。

川端康成「掌の小説」読み始める。
500ページ弱の文庫本に111のごく短い小説が収められている。
息をのむような恐ろしい密度の文章が次々と迫ってくる。
「火に行く彼女」とか、たった2ページなのに、鳥肌が立ってしまった。

ブログ書きすぎた。

今日もこれからバイト。
夜にも仕事なんて大変だねと言われることがあるけど、このバイトは正直とても楽です。

2019年9月4日水曜日

2019年09月01~04日

01日

なんとなく、朝のうちから喫茶店に行ってみる。
多和田葉子「献灯使」読み終える。

ペーパートーク用の印刷物「今年作った料理」を作る。
けっこううまくできた。

バイト後、高松港の桟橋の音をコンタクトマイクで録音した。
岡山での個展初日にライブをやるので、その時この音も使えたらと思う。


02日

朝9時半頃に家を出る。
お店を休んで、18きっぷで高知へ旅行。

グラス「ブリキの太鼓」を読み始める。
長い。

途中秘境駅として知られる坪尻駅に停車。
阿波池田駅で祖谷そばを食べる。

高知駅からさらに乗り継いで、朝倉へ。
初めて「夜と昼」に行く。
店内はとてもきれいで、丁度良い広さ。
平凡社ライブラリーやみすず書房の本がたくさんある。
アイスコーヒーを飲んで何冊か購入。

路面電車でゲストハウスへ。
途中年配のご夫婦に道を尋ねたら、一緒に行こうと言ってくれる。
ゲストハウスのスタッフの人は沢田マンションに長いこと住んでいたそうだ。
沢田マンションの歴史を手短に聞く。
これからひろめ市場に行こうと思っていますと言ったら、車で送ってくれた。

ひろめ市場では、おすすめしてもらったお店でかつおのたたき、じゃこ天、ぎょうざなどを食べる。
どれもすごくおいしかったし、ボリュームがあるし、安かった。

喫茶店で少し休んでから、ゲストハウスに戻る。
きれいで広くて快適。
なんとなく腕立て伏せをやる。


03日

久々に夢を見た。
倉庫のような場所でバイトをしているが、いまいち周囲とうまく噛み合ってない様子で、気がついたら終業前なのに同僚の人たちが消えていた。
社員の人に聞くと、地下の事務所でミーティングでしょと言われ、みんな一言声をかけてくれればいいのにと思いつつ、あぁまた何か忘れてしまってたんだな自分は、と焦ってしまう。
しかし事務所に行くと、いるのは長い付き合いの友人達だった。
いつのまにか自分はゲラゲラ笑いながら、くだらないことばかりしゃべっていた…という夢。
倉庫は大学の時にやってた日払いバイトの記憶だろう。
友人達としゃべっているのは、東京にいた時の飲み会なんかの記憶だろうか。

東京については、日記には違和感ばかり書いていた気がする。
実生活でも遠ざけていたように思う。
本当はいろんな友達と最近こういうことをやってるとかやろうと思ってるとか話し合うのは好きなはずなのに、なぜか嫌な記憶ばかりを肥大化させて、きれいな記憶を隅に追いやろうとしていた。
高松に来た理由を強いものにしたかったのかもしれないけど、こんな考え方では孤独になるばかりだ。
なんだかホームシックに似た感情が沸いてきてしまった。

ゲストハウスの近くにある喫茶店でモーニングを食べる。
サラダにスパゲティもついている。

MY遊バスという観光バスに乗って、牧野植物園へ。
このバスの乗車券を買うと路面電車の200円圏内は1日乗り放題になる。
植物園までの券は600円なので、だいぶお得。
季節が良かったのか、温室外の植物もかなり見応えがあった。
次はもう少し涼しい季節に来て、スケッチしたい。
まどは植物画に惹かれた様子。

街に戻るが、まどの体調が悪くなってしまう。
昼ごはんを食べて、午後は別行動をとることに。

市街地にある井上書店さんに行き、まだ時間が余っていたので、夜と昼で教えてもらったかたりあふ書店さんへ行くことにする。
ネットで調べた電話番号は不通。
路面電車の終着駅からさらに工業団地のような風景の中を20分以上歩き、到着。
運良く店長さんがいたところで、中を見せてもらう。
自分の背丈ほどにまで本が床から積み重なっている。
数冊購入。
はりまや橋まで車で送っていただき、車中で少しお話する。

まどと合流して、高松へ向かう。
途中トラブルがあったけどなんとか大丈夫だった。
高知にはまた来たい。

「ブリキの太鼓」読み終える。


04日

朝8時過ぎに起きる。

スーパーに買い物に行って、料理。
にんじんをゆでて、キャベツ・鶏肉・油揚げをオイスターソースなどで炒める。

ネットでけっこう売れている。
休憩中に郵便局と銀行、電気代の支払い。
扇風機が壊れた。

なんだか体調が良くない。
疲れだろうか。

少し休んでバイト行ってきます。