2022年5月30日月曜日

おつまみ(2022年05月29~30日)

28日(土)夜

閉店後、本の出荷。シャワーを浴びて、酢と塩と白胡椒をふったきゅうりをつまみにビールを飲む。最近つまみにはきゅうりとかとうふとか、お腹にたまらないあっさりしたものが食べたくなる。本を読もうかなあと思いつつスマホを眺めてしまう。こういうだらだらした時間が過ごしたかったような気もする。岡崎乾二郎「感覚のエデン」ほんの少し読み進めて、早めに寝る。


29日(日)

朝7時半に起きる。ストレッチ。朝ごはんを食べ、まどの漫画原稿を見せてもらう。午前中は冊子の製本作業。思ったより時間がかかる。薄い冊子なのであまり値段を上げるわけにはいかないけど、どうしようかな。途中、キャンバス梱包用のプチプチなどを買いに外出。まどは店入口にあるzineやミニコミを置く本棚の棚板付け替え作業。奥行が出てたくさん品物が置けるようになった。

茎やfragrantの入っているビルの前を通る。開店時間中は2階でfragrantのカオリさんが、1階で茎のめぐさんが作業しているのが見えてとてもなごむ。茎での展覧会は来週末6/4から。植物を買いに来たお客さんの視界に絵が入ってへーと思ったり、絵を見に来た人がこの花かわいいなーと考えたりしたらいいなと思う。絵が主役じゃなくて全然かまわない。

開店。店頭買取3件。お客さんと少し映画の話。品出しを少し進め、あとは昨日引き取った本の査定。量が多い。

閉店後、本の発送。シャワー。「人生は複数」20部製本完了。ルシア・ベルリン「掃除婦のための手引き書」読み始める。キャンバス進め、1枚完成。1時前に寝る。


30日(月)

朝7時過ぎに起きる。涼しい。ストレッチと筋トレ。まどとモーニング。まどはネームを編集者さんへ送ったばかりでそわそわしている様子。昨日買取で入った「作家主義」のロベール・ブレッソンの章を読む。ミシェル・ドラエとジャン゠リュック・ゴダールによるインタビュー。主に「バルタザールどこへ行く」について語られている(自分はまだ未見)。

「ものごとを、われわれ自身がそれらを見たり感じたりしているとおりに提出しながら、観客にそれらのものごとを感じとらせなければならないということだ。しかも、観客に大きな自由を与えながら…」(ブレッソン)

スケッチブックにマーカーで少し絵を描く。出て、本屋や八百屋に行って帰る。昨日完成したキャンバスにまた少し手を入れる。「掃除婦~」続き読む。

開店。まどがネット出品を手伝ってくれることになり、出してもらう本のより分けや価格設定などの作業を少しやる。発送準備、品出し、一箱入れ替え。店頭買取1件。査定完了、金額をお伝えする。ネット出品と在庫整理を進める。

今日はこれからルクスへ。

2022年5月28日土曜日

浮上(2022年05月26~28日)

25日(水)夜

ブログを書き終え、本を発送して風呂。12時頃に寝る。夜も蒸し暑くなってきた。何回か起きる。


26日(木)

朝7時半に起きる。ストレッチと筋トレ。ゴミを出して朝ごはん。料理。ハマチの煮つけ、卵焼き、小松菜のおひたし。キャンバス進める。コンビニでジュースを買って公園へ。出張買取の依頼が入る。瀬戸夏子「白手紙紀行」読み進め、スケッチブックに絵を描く。帰って製本機「とじ太くん」テスト。一部糊がくっついてない箇所ができてしまったけど、くっついている部分はかなり丈夫。いい感じだ。

開店。出張買取の対応、レンタカーの手配、発送準備など。来週末から始まる絵の個展に関する記事を掲載したいとのご連絡をいただき、メール返信。ありがたい。手を動かしていると気持ちも上向いてくる。冊子原稿データの修正。夕方から雨が降ってきた。コーヒーが飲みたくなるけど我慢する。Bookcafe Solow店主、宮脇慎太郎さんの写真集”UWAKAI"を品出し。

当然みんなそれぞれ趣味や生きがいが違っていて、うんざりするほど幅が広いのはそれでこそ人類という感じがする。うんざりしながらも各自やりまくったほうがいい。いや別にずっと寝ていたっていい…。

閉店後、本を出荷してルクスへ。tofubeatsの配信ライブに小鉄君が出るのでまいちゃんと見る。小鉄君いつものように曲間のMCも軽快ですごい。その後お客さんも何人かいらっしゃり、いろいろしゃべって元気が出た。ビール2本飲んだ。

帰ってシャワー浴びて、とじ太くんで製本テスト。うまくいった。新しい文章の冊子は「人生は複数」というタイトルにした。12時頃に寝る。


27日(金)

朝7時半に起きる。ストレッチと筋トレ。まどとモーニングへ。「白手紙紀行」読み終える。出て、2人で少し商店街を散歩。まどは場所を変えて作業するとのことで、自分は帰ってキャンバスの続きをやる。あと少しで完成しそうだけど、決め手がつかめない。

開店。HAPPFATさんがMIX CDの納品に来てくれる。HAPPFATさんはこの夏に塩上町でKOKUA COFFEE STANDという喫茶店を始められる予定。夜は飲み屋にもなり、ビルの上の階にはギャラリーも併設。すごいな。オープンが楽しみ。品出し、発送準備。冊子原稿のプリントアウト進める。

18時にまどと店番交代。夕ご飯を食べ、本の発送。プリントアウトした紙を裁断し、順番に並べていく作業を23時頃までやる。けっこう時間がかかった。シャワー浴びて料理。麻婆豆腐とパクチーサラダを作る。24時半頃にベッドに入るが、暑かったりでなかなか寝付けず。


28日(土)

朝7時半に起きる。この日もまどとモーニングへ。まど制作中の漫画を見る。スケッチブックに少し絵を描く。

レンタカーを借りて出張買取へ。眠い、暑い。1時間半ほど本の結束と積み込み。量次第では2往復になるかもしれないと思っていたけど、なんとか1往復でいけた。今回のご依頼は建築関係のお仕事をされている方からで、いろいろそっち方面のお話をしているうちに蔵書も見せていただくことに。専門的な職種の方の本棚は見ていて楽しい。店に戻って本を降ろし、また出発。上原屋でうどん。西村ジョイへ行き、カフェで休憩。岡崎乾二郎「感覚のエデン」読み始める。木材やL字金具を買って店まで運ぶ。レンタカー返却。まどへのお土産にハーゲンダッツを買う。

店番交代。天気も良くお客さん多い。品出し、発送準備進める。6月に2日間だけ東京に行くことにした。何人かに連絡をとる。

今日はシャワー浴びてビール飲んで、早めに寝たい。

2022年5月25日水曜日

休む(2022年05月22~25日)

21日(土)夜

閉店後、本の出荷。帰って、ブランデーのソーダ割り飲みながらエリック・ロメール「緑の光線」見る。シャワー浴びて12時頃に寝た。


22日(日)

朝7時に起きる。公園で朝ごはんを食べようということになり、炊飯器をセットして二度寝。起きてストレッチと筋トレ。おにぎり作る。公園に行き、ビニールシートを敷いて食べる。天気は快晴、からっとして涼しい。スケッチブックに絵を描く。まどはスタバへ。家に帰り、個展に出すキャンバスを選んで作品リスト用の写真を撮る。何枚かまだ手を加えたくなるものがある。「来るべきデザイナー」続き読む。

開店。お客さんは少なめ。午前中撮影した作品リスト用画像の切り抜き作業をやるが、思うところあり途中で計画変更。「簡易製本機 とじ太くん」届く。明日試してみよう。個展に向けての準備はまずまず順調に進んでいる。

閉店後、本の出荷。シャワー浴びて読書。「来るべきデザイナー」読み終える。面白かった。キャンバス少し進めて寝る。


23日(月)

朝7時半に起き、早速キャンバスを進める。長いこと放っていた絵が少しずつ良い方向に行き始めた。朝ごはんを食べ、外出。ナルホドでマスキングテープと絵の具を買う。公園で少し読書。吉増剛造「詩とは何か」続き。いつもはテーブル付きのベンチに座るところを木の根元にしてみた。なかなか良い感じ。ドラッグストアに寄って家に帰り、絵の続きを開店ギリギリまでやる。製本は接着テープがまだ届いてなかったので今度にした。

開店。お客さんは普通くらい。この日は久しぶりにネット出品の作業もやった。

閉店後、シャワー。読書、絵。


24日(火)

午前中タリーズ。「詩とは何か」、大島智子「セッちゃん」読み終える。昼ごはんはビビンバを買って食べた。図書館へ移動し、「牛腸茂雄作品集成」、中平卓馬「Adieu A X」読む。帰って絵の続き。まど3回目のワクチン。晩ごはんはキムチチャーハンとパクチーサラダ。

サム・ペキンパー「わらの犬」見る。途中から個人的な思い出とシンクロしてしまい、延々と自分の人生を否定されているような気分になった。監督としては暴力の不毛さを描きたかったのだと思うし、素早いカットの切り替わりなど映像的に面白い部分もたくさんあったけど、引いて見れない。だめだ。もう見ないだろう。


25日(水)

朝モーニング。スケッチブックに絵を描き、小川国夫「流域」読み始める。まどと別れて家に帰ると、昨日の余波が来て何もできず。疲れもあるのかもしれない。店を休むことにする。「流域」読み終え、瀬戸夏子「白手紙紀行」読み始める。面白い。映画。勅使河原宏「他人の顔」見て、その後増村保造「黒の試走車」見る。しかし後者の作品の世界観が殺伐としていて、また気分が悪くなってしまった。どうも過敏になっているようだ。映画としては面白いのに。

今はネットで売れた本の発送準備を終えたところ。明日は持ち直したい。

2022年5月21日土曜日

そんな夢、冊子作り(2022年05月19~21日)

18日(水)夜

閉店後、シャワー浴びてガートルード・スタイン「三人の女」読み進め、早めに寝る。バーでウイスキーコークを頼んだらそうめんがめちゃくちゃ入っていて、バーテンに「暑くなってきましたからね」と言われ、箸をグラスに突っ込んで食べた。1300円もした。そんな夢。


19日(木)

朝8時前に起きる。よく寝た。ストレッチ、筋トレやる。朝ごはん。郵便局に行き商品の発送。コンビニでオレンジジュースを買って今日も公園に行く。やることが多いので作業計画を立てスマホのメモ帳に入力。スケッチブックに絵を描くが、この日はうまくいかず。読書。芝生に座ってお祈りをしているらしき人が見える。こないだは腕立て伏せしている人もいた(お祈りとは多分違う人)。家に戻り、少し休んでレジスペースの整理と掃除。ストーブをしまう。

開店。前半は品出しを進め、後半は冊子の原稿データを作りプリント。この日はお客さんが多かったが背筋の寒くなる売り上げ。古本の寄付をいただく。

閉店後、風呂に入る。「三人の女」読み終え、ルクスへ。ギネス飲みながらまいちゃんと話す。「2年に3回くらい個展をやりたいなあ」と言うとまいちゃんが「あー、1年に1.5回…」と言うので、「そうだねえ」と答え、小泉進次郎みたいなやり取りをした。1時頃に寝る。

思い返せば許せない人や出来事はいろいろあるけど、自分はかなり運の強い人間だと思う。何かを作って発表したり、商売をまじめにやることで怒りを愛に変え続けていかないといけない。


20日(金)

朝8時前に起きる。ストレッチ、筋トレ。水木しげる「敗走記」読み始める。まどとモーニングへ。昨日プリントした冊子原稿をチェック。「敗走記」読み終え、吉増剛造「詩とは何か」読み始める。一旦家に帰って、八百屋とスーパーで買い物。鶏肉と野菜のトマト煮込みを作る。今日は前半まど店番。原稿チェックの続き、修正すべき点を洗い出す。姿勢が悪いせいか背中の筋が痛い。「来るべきデザイナー」続き読む。

店番交代。この日は店頭買取2件。サブカルチャー、ビジネス書など。冊子原稿データ修正作業やる。とりあえず完成。次は印刷だ。この日はネットでけっこう注文が入ったのもあり、売り上げは悪くなかった。

閉店後、本の出荷。シャワー。個展に出すキャンバスの選別作業をやる予定が、なんとなくだるくなりずっと読書。「来るべき~」と「詩とは~」を交互に読み進めた。12時頃に寝る。ぶらっと広島へ一人旅、お好み焼き屋を探しているとブックオフが目に入り…という普通の夢を見た。


21日(土)

朝9時に起きる。よく寝た。ごはん炊くのを忘れていたので今日もまどとモーニングへ。読書してスケッチブックに絵を描く。喫茶店を出て、製本用のペーパーファスナーをナルホドに探しに行くが、いろいろ考えてやっぱりやめた。以前ネットで見つけて気になっていた「簡易製本機 とじ太くん」を買うことにする。帰って料理。たたききゅうりと卵焼きを作る。

誰かといる時に「なんかこの人合わないな」「イライラするな」と思っていても、同時に心のどこかで「やっぱり人間そのくらいでなくっちゃな」と思っている。かみ合わなさをポジティブな方向に解放できればと思うけど、なかなか難しい。

開店。雨が降りそうで降らない変な天気。お客さんは少なくないが、売り上げなかなか伸びず。店頭買取2件。どちらの方も「後でまた伺います」とのことで一旦店を出られたのだけど、支払いの時に査定額を取り違え、多く支払ってしまった。高額ではないけど痛い。落ち込んでばかりもいられないので、どんどん品出しを進める。

今日は疲れた。キャンバスを選ぶ作業をやりたいけど、映画見て寝るかも。


2022年5月18日水曜日

温泉で考えた(2022年05月17~18日)

16日(月)夜

閉店後、本を出荷してシャワーを浴びる。木山捷平「耳学問・尋三の春」読み終え、キャンバスを進めて寝る。


17日(火)

朝7時半に起きてストレッチと筋トレ。今日は定休日で、徳島まで出張買取。まどとモーニングへ行く。スケッチブックに絵を描いて、ガートルード・スタイン「三人の女」読み始める。

レンタカーを借りて出発。天気は曇っているが午後には晴れるらしい。11号線を走るのは気持がいい。途中大川オアシスで少し休憩する。昼はミロクスパイスというお店でカレー3点盛り。まろやかな味でボリューム満点、おいしかった。出張買取は文学、ライフスタイル、芸術関係などジャンルいろいろ。ブックオフに寄り、ヘンリー・ジェイムズ「デイジー・ミラー」、笙野頼子「タイムスリップ・コンビナート」、伊藤亜紗「ヴァレリー 芸術と身体の哲学」、手塚治虫「人面瘡」、大山海「奈良へ」、大島智子「セッちゃん」、志村貴子「わがままちえちゃん」購入。また買ってしまった。帰りは美馬市から塩江を通り北上。塩江の道の駅で降りると緑の匂いがとても良かった。旅の気分には匂いも重要だ。

長いこと運転して疲れたので仏生山温泉に行く。温泉はいい。来ている人たちみんなが「ちょっと熱いな」「この湯舟ちょっと浅いな」「指先がふやけてきたな」など、自分にしかわからない身体感覚を頼りにうろうろしている。行動の動機が外側(他者や社会)でなく内側(身体)から来ていることをみんなが了解している。しかし自分は本当に「人がそこそこの数いるけど、お互いが理解し合わなくても問題がない場所」が好きなんだなと思う。

家に帰って本をおろし、少しキャンバスを進めて寝る。


18日(水)

朝7時半に起きる。ストレッチをして朝ごはん。青空が広がり良い天気。車を返しに行く。公園に向かい歩いていると馬場君に遭遇。散歩の帰りらしい。一緒に公園へ行き、温泉の話などする(馬場君には何回か温泉の話をしているような)。フィールドレコーディングの話にもなり、馬場君が使ってないレコーダーを貸してもらえることになった。録ってみたい場所がいくつかある。借りたら試してみよう。

家に帰り、キャンバスを進める。ひと段落して、また公園に行く。「三人の女」続き。最初は内容が頭にすんなり入ってこなかったけど、読み進めるうちに楽しくなってきた。訳者富岡多恵子の解説によると、スタインは大学でヘンリー・ジェイムズの兄から心理学を学んでいたらしい。

開店。発送準備進める。お客さんはそこそこ多い…と思ったら夕方以降はさっぱり。閉店間際になってまたお客さんが来る。今日は瀬戸芸春会期の最終日だ。昨日お預かりした買取の本を査定し、ご連絡する。品出しはあまりできず。

昨日ずっと車を運転していたので疲れた。今日はゆっくりしよう。

2022年5月16日月曜日

人の流れ(2022年05月14~16日)

13日(金)夜

閉店後、本の出荷。頭が興奮して落ち着かず、柳沢英輔「フィールド・レコーディング入門」読み終え、コピー本作業の続き。パンチ穴を開ける。今回は5冊くらいにまとまりそう。新しいキャンバスを少し進める。1時頃に寝る。


14日(土)

朝8時前に起きる。ストレッチと筋トレ。キャンバス続き。やはりキャンバスに描いていると気持ちが充実してくる。スケッチブックでは満たされない何かがあるようだ。色や筆の太さなどを一手一手時間をかけて考えるのがいいのだろうか。

まどと喫茶店へ行きモーニング。スケッチブックにマーカーで絵を描き、木山捷平「耳学問・尋三の春」読み始める。自分は破調の際立った文体が好きだけど、そういう本ばかり読んでいても疲れるので、たまにはたおやかな文章が読みたくなる。まどと映画の話をする。ブレッソンやゴダール、カウリスマキなど。楽しい。まどは最近図書館でも映画を見ているようだ。スーパーで梱包用のビニール袋、ナルホドで画用紙などを買い帰宅。掃除機をかける。

開店。晴れ間がのぞいてきていい感じだ。発送準備などを進める。マルテにインターンしているという女性がいらっしゃり、話しているうちにいつの間にかインタビューが始まった。最近また少しずつ、店を始めるいきさつなどを聞かれる機会が増えている。夜になると徳島に住んでいるアーティストの堺さんがご来店。瀬戸芸を見に来たそう。共通の友人も多いので久しぶりにいろいろお話する。この日も観光らしきお客さんはそれなりにいた。ゴールデンウィークの混雑を避けて来られたようだ。

閉店時間を過ぎても帳簿付けや発送などがあり、22時前に終了。シャワー浴びる。コピー本作業。非常にゆっくりと進んでいるがもうすぐで完成するはず。1時に寝る。4時頃に目が覚め、二度寝がなかなかできず。


15日(日)

朝7時半に起きる。ストレッチと筋トレ。筋肉痛がなくなってきた。地道に続けたい。朝ごはんを食べて、カレーを作る。高野文子「ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事」読み始める。高野文子の線はポップなのになまめかしい。レンタカー会社に予約の電話を入れると、「そのお声は…齋藤様ですね」と言われる。中世のようなやり取りをした。自分の声はすぐ相手に誰かわかるようだ。外出してひとつ用事を済ませ、帰って夏みかんを食べる。おいしい。

開店。お客さんはそれほど多くない。品出しを進める。Kankyo recordsのプレイリスト聞きながら作業。休憩中にTwitterで何気なくエゴサーチしてみたら、自分が過去にやった展覧会の写真がたくさん出てきて懐かしい気分になった。店頭買取1件。スケッチブックコピー本5冊を完成させる。けっこう時間がかかったな。

閉店後、本の出荷。シャワー。ブランデーのソーダ割り飲みながら、デヴィッド・クローネンバーグ「スキャナーズ」見る。「ラッキー嬢ちゃん」読み終えて12時半頃に寝る。


16日(月)

朝7時半に起きる。ストレッチと筋トレ。下半身だけでなく上半身もバランスよく鍛えたい。朝ごはんを食べてキャンバスの続き。外出し、レターパック、ビール、食料の買い出し。帰って荷物を置いて公園へ。スケッチブックに絵を描いて「耳学問」続き読む。

開店。発送準備など進める。ほか自主制作商品の事務処理など。店頭買取1件、美術や写真関係、最近のカルチャー誌などたくさん。ありがたい。堺さんが再びご来店。ちょうど美術関係の買取があったので見てもらい、そのうちの1冊もお買い上げとなった。

常に人の流れを感じることのできる場所にいたい。限られた関係の中で同じ土俵に立って優劣を競い合うのが苦手だ。店は自分が動かなくても誰かがやってくる。お客さんが棚を見ていろんな方向に意識を集中しまた分散させている様子をレジから感じ取る。お互いが好奇心の赴くままふわふわと漂っていられたらいい。いろんな人が気軽に来れるように今後も工夫していこう。

今日はゆっくり本を読む。明日はまどと徳島。

2022年5月13日金曜日

いろいろなことがある(2022年05月10~13日)

09日(月)夜

閉店後、本の出荷。シャワー浴びて早めにベッドに入る。少しスケッチブックに絵を描いて寝た。


10日(火)

朝6時半に起きる。今日は展覧会を見るために関西へ。ごはんを食べてフットバスに乗る。うとうとしつつ、船木亨「メルロ=ポンティ入門」読み終える。以前読んだ郡司ペギオ幸夫「やってくる」を思い出す箇所も多かった。

11時過ぎになんばOCATに到着し、織田作之助も通ったというカレー屋さん「自由軒」に初めて行く。開店直後で空いていた。ごはんとカレーがあらかじめ混ぜ合わされていて、真ん中に生卵が落とされており、好みでソースをかけてさらに混ぜて食べるというもの。ドライカレーとも違う。まったりしていておいしい。出て、アイスを食べたりして少し時間をつぶし、ルイヴィトンでやっているゲルハルト・リヒター展へ。青木淳による船の帆を思わせる建築がかっこいい。入口近くに掲示された展覧会ポスターの写真を撮っているとドアがスッと開き、スタッフの方が入口まで案内してくれた。コンパクトながら見応えのある展覧会。ワコウワークスオブアートで10年前くらいに見た時はあまりわからなかったストライプシリーズの大きいバージョンがあり、近づいて見ると奇妙な没入感があった。滞在時間1時間半ほどで大阪を離れる。まどから借りた携帯アルコールスプレーをまめに吹く。

神戸へ。兵庫県立美術館で「ミニマル/コンセプチュアル」展を見る。作品ごとに丁寧な解説が付けられていて、面白い本を1冊読み終えたような気分になった。ギャラリーと作家とでやり取りされた手紙も展示されており楽しい。ブルース・ナウマンとギルバート&ジョージの作品をまとまった量見れたのがうれしい。常設展示室では元永定正の特集展示も見れた。

灘から長田へ移動し、ぱるふあんという喫茶店へ。丸みを帯びた入口や内装が素晴らしく、ネットで見て以前から気になっていたお店。現在はお店を引き継がれた若い方が経営されている。アイスコーヒーも玉子サンドもおいしい。小島信夫「公園・卒業式」読み始める。「初期作品集」と銘打たれており、十代の頃に書かれた文章も収録されている。既に後の作風に繋がるような部分があり驚く。

元町に移動。花森書林さんに行くが定休日だった。まだ時間に余裕があったので、六甲の青年センターでやっている古本市へ。ジョージ・ナカシマ「木のこころ」、増田みず子「シングル・セル」、金時鐘「猪飼野詩集」、松浦寿輝「花腐し」購入。もっと買いたかったけど荷物が重くなりそうだったのでやめた。

帰りはジャンボフェリー。うどん食べて、風呂にさっと入って汗を流す。船内の座敷でごろごろしながら絵を描いたり、ストレッチやったり、本を読んだり。「公園・卒業式」読み終え、馬場君から借りた柳沢英輔「フィールド・レコーディング入門」読み始める。著者が録音のどういう部分に魅力を感じているのかが伝わってくる文章で、エッセイとしてもすごく面白い。

高松に着いて、駅からタクシーに乗って帰る。ちょうどいい旅になった。


11日(水)

朝9時前に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。卵焼き、ほうれん草、豚肉の生姜焼きを作る。生姜焼きには玉ねぎの他に余っていたにんじんとピーマンも入れた。洗い物して外出。ルヌガンガへ行き、「フィールド・レコーディング入門」を自分用に購入。八百屋へ。「なつみ」というみかんを買う。カラマンダリンとデコポンを掛け合わせた品種だそう。すっきりとした甘さでおいしい。

開店。お客さんは少ない。品出し進める。先日藤井さんと来られた元BLANKY JET CITYの照井さんが再びご来店、名刺代わりにとCDをいただく。よくいらっしゃる映画好きのお客さんからもおみやげの手ぬぐいをいただく。ありがとうございます。ヤマトの配達員の方が大きな段ボールを持ってやってきた。こないだ修理の依頼をしたプリンターの回収。精密機械専用の箱があるようだ。梱包して運び出し。福田さんやってきて、ミニコミ「些末事研究」の最新号をいただく。今回も自分とまどが寄稿している。他にも豪華な執筆陣が参加。福田さんといろいろお話する。何かを作り続けるのも、反応を気長に待つのも同じくらい大事だなと思った。夜に栗金商店の2人が来てしゃべっていると、記者のKさんも来て軽く打ち合わせ。来客の多い、うれしい一日。ビニールシート越しの会話を心掛けた。

閉店後、本の出荷。帰って風呂に入る。夜は少し寒い。スケッチブックのコピーを裁断する作業。12時前に早めに寝た。


12日(木)

朝8時に起き、少し読書。雨の中、まどとkincoさんへモーニングを食べに行く。スケッチブックのコピーに描いた日付とタイトルを入れる作業。枚数が多いので時間がかかる。2時間弱やり、7割ほど終了。

開店。雨の割にはそこそこお客さんが来る。今週末くらいまで天気のぐずついた日が続くようだ。昨日入荷した「些末事研究」が早速売れている。個展についての取材があり、諸々回答。天気も悪いせいか、いろんなことを考えてしまって仕事の手が思うように動かなかった。

閉店後、コピー本作業の続き。ブランデー水割り飲む。ひと段落ついて久しぶりにルクスへ。シュウさんという若い男性の方と小鉄君がいて、二人とも音楽にとても詳しく、会話を聞いているだけで勉強になる。いつの間にか1時前になっていた。帰って歯を磨いてすぐに寝た。


13日(金)

朝9時起き。寝坊してゴミを出すのを忘れた。この日も雨のようだ。高松に越したばかりの頃は雨が降っても1日中続くなんてことはほとんどなかった気がする。雨量が年々増えているのでは。

朝ごはんを食べ、ひとつ用事を済ませ、スーパーで少し買い物して帰る。シャワー浴びて料理。明太子パスタ、レタスとパプリカで簡単なサラダを作る。昼ごはん。この日はまどが少し店番なので、外出して散髪。喫茶店に行き読書。

店番交代。この日は雨のせいかネット出品していた商品がよく売れた。発送準備を進める。修理に出していたプリンターが戻ってきてとても快適。内部に紙がクシャクシャに縮んだ状態で詰まっていたらしい。途中ルヌガンガへ注文していた「来るべきデザイナー」を買いに行く。中村さんに些末事に書いた文章をほめられうれしくなった。「来るべきデザイナー」にはYOMSのショップカードをやってくれた鈴木哲生氏など知人が何人か載っていて、たいていみんなSNSでは寡黙だったり関係ない話をしているので、こうやって本でフォーマルな話が読めるのは貴重。パラパラめくると、TATA君が自分が10年ほど前にやっていた活動に触れてくれていて、うれしくて泣きそうになっていたら、半空の暖さんが店に入ってきて必死に涙をこらえた。情緒不安定と思われたかもしれない(情緒は安定とか不安定とかいう言葉で測れるものだろうか)。夕方、香川在住で小説を書いているという女性の方が冊子を持ってきてくれる。持ち込みは基本全てお断りしているとお伝えする。すみません。でも薄く長く付き合っていく中でまた改めて声をかけたりするかもしれない。持ち込みの方にはいつも歯切れの悪い返事しかできず、申し訳ないです。

今日はこれからコピー本作業の続きをやる。明日で完成させたい。

2022年5月9日月曜日

筋トレ再び(2022年05月08~09日)

07日(土)夜

閉店後、スーパーで買い物。ヨーグルト食べる。疲れてリビングでごろごろする。そのまま少し寝た。起きて、これは逆に筋トレをやったほうがいいんじゃないかと思い腕立て、腹筋、背筋をやる。カリンティ・フェレンツ「エぺぺ」読み終えて寝る。


08日(日)

朝8時頃に起きる。筋トレとストレッチ。朝ごはんを食べ、洗い物。コンビニに行き本の発送、ネットプリント出力して帰りまた発送。高松駅にバスのチケットを買いに行くと、ちょうど窓口が昼休み。外のベンチで絵を描き、船木亨「メルロ=ポンティ入門」読み始める。著者のエッセイ的な部分もあって楽しい。

「ひとが、そのつもりでもないことをしてしまい、『それはわたしのせいではない』と考えたりすることを、それもひとつの人間的事実として認め、そう考えるのももっともであるような曖昧な態度をとってしまうわけをあきらかにしようとしていた。」(P18)

チケット買って帰宅。まどがおかずを作ってくれていた。

開店。買取の対応、発送準備などでなかなか忙しい。店頭買取2件。小鉄君や稲盛さん来てくれて、いろいろ話した。小鉄君もゴールデンウィーク中は仕事が忙しかったそうだ。この日は店を10分ほど抜けてコンビニへ行きネットプリント。これをやるだけで残業せずに済む。この一週間は雑誌、本の本、旅の本、マンガ、最近の文芸書など軽い気分で読めるものが売れた。昔の純文学を数冊まとめて買っていく、古本旅をしているらしき人も数人来られた。

閉店後、本の発送。帰ってブランデーのソーダ割り飲む。なんだか肌寒い。ネットでキャンバス注文。山下澄人「砂漠ダンス」読み終えて寝る。寝入った瞬間に短い悪夢に襲われ起きる、というのが断続的に続く。


09日(月)

朝8時頃に起きる。筋トレの筋肉痛が今頃やってきて、全身が痛い。ストレッチして少しずつ筋を伸ばす。悪夢の原因もこれか。シャワー浴びる。朝ごはん食べて外出。郵便局でお金をおろし、スーパーでスケッチブックをコピー。やっと全部終了。ついでに買い物して帰る。喫茶店に行って「メルロ=ポンティ入門」続き読む。

開店。この日はネット出品作業を中心に進める。寒いし連休明けの初日なので人は少ないかと思ったが、意外にお客さんが来た。店頭買取1件。馬場君が来てくれて少し話す。

自分の意思も感情も認識もままならないことを人類総動員で実践しているのに、それを認めたら世の中がうまくいかなくなるからみんな黙ってなんとかやっていこうとする。人間のそういう慎ましさが泣ける。

今日はもうゆっくり過ごす。

2022年5月7日土曜日

自然と口から(2022年05月06~07日)

05日(木)夜

閉店後、コンビニでネットプリントの出力。ついでにスーパーでビールと生姜の練り込まれたかまぼこを買う。店に戻り、飲みながら発送準備や帳簿付けを進める。最近お酒をよく飲んでいる。終わってみたらもう夜の11時。シャワー浴びてすぐ寝た。


06日(金)

朝8時に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。洗い物をして外出。郵便局で発送。スーパーに行き、ドローイング本用にスケッチブックをコピーする。たまに後ろに順番待ちの人が来るのでお譲りする。プリンターの調子も悪いのでしょうがない。すみません。1時間弱ほどかかって半分ほどコピー終える。八百屋で野菜を買って帰る。

本でも読もうかと公園へ行くと、小学校低学年らしき子供たちが遠足に来ていて大勢遊んでいた。そのうちの一人の子供が、別の子供に向かって「お前友達いんのかよ?」と言っている。そう言わせてしまう価値観を育てたものって何なんだろう。学校や大人からの影響のような気もするけど、自然と口から出ているようにも思えて、より根深いものに感じる。大人でも、何かの拍子に人間の関係性が陣取りゲームみたいなものだと思いこんで、周りと比べてしまう人は自分も含め多い。アーティスト同士の会話でも、すぐに人間関係や制作環境の話に移ってしまって、帰り道に作品の話なんて全然しなかったなと気付くことがけっこうある。

開店。この日は連休中休みで、お客さんは少ない。品出し進める。安岐さんや半空の岡田さん来てくれて少し話す。プリンターの修理を依頼、戻ってくるのは来週末くらいになりそうだ。それまではめんどくさいけどネットプリントでがまんしよう。以前受けたインタビューの校正依頼がきたので、確認して返信。

閉店後、コンビニでネットプリントして発送準備。シャワー。この日はお酒呑まず読書。藪内亮輔「海蛇と珊瑚」読み始め、面白くて一気に読み終える。様々な作風の歌が収められていて良かった。1時過ぎに寝る。


07日(土)

朝8時過ぎに起きる。まどとモーニング。カリンティ・フェレンツ「エぺぺ」続き読む。序盤は少し退屈に感じる部分もあったけど、後半に入ると言語学の話が多くなり、面白くなってきた。著者はブダペスト大学で言語学の博士号を取っている。スケッチブックに少し絵を描く。絵がうまくいくと気持ちが前向きになる。家に帰って料理。にんにくの芽と豚肉の辛みそ炒め、にんじんとピーマンのおかか和えを作る。まどが昨日作ってくれた味玉もある。

開店。この日は個展のための作業をのんびり進めよう…と思っていたら、店頭買取2件のほか出張買取の問合せも何件か来たり、発送件数も多かったりで忙しかった。お客さんも最初は少なかったものの、日が暮れるにつれ増えた。夜になってからは疲れてぐったり。発送は明日にまわすことにした。

今日はゆっくり過ごしたい。新しいキャンバスがもうなくなったからまた通販で買おう。

2022年5月5日木曜日

じりじり日記(2022年05月04~05日)

03日(火・祝)夜

21時半頃まで帳簿付けなどの作業。閉店後、本の発送。古井由吉「私のエッセイズム」読み終えて寝る。


04日(水・祝)

朝8時頃に起きる。ゴミ捨て。まどとモーニングへ。カシワイ「光と窓」読み終え、カリンティ・フェレンツ「エぺぺ」読み始める。ハンガリーの小説家。ルヌガンガへ行き、本を見る。「来たるべきデザイナー」という本を注文。この日はまどが夜まで店番をやってくれることになった。外出。レターパックやスマートレターを買い、スーパーで食料を買い出し、酒屋でビールとジンジャーエールを買い足す。帰って料理。小松菜のおひたし、だし巻き卵、肉じゃが作る。

昼ごはんを食べながら、自分も映像で参加するイベント「第56回 公園コンサート × Z/e/n/l/y MASSACRE」を配信で見る。見ながらいろいろ作業しようと思っていたけどつい見入る。公園に行って、文章の冊子の作業続き。構成が固まってきた。一旦家に帰り、再び喫茶店へ。ここ一年の間で書いたスケッチブックを見返し、良い絵に付箋を貼っていく作業。コピーをとって最終的に冊子にまとめる予定。見返すと、あのキャンバスのここの部分はこの絵から取ったんだなとか、このやり方はこの絵が発端なのかなとか、いろんな発見があって面白い。

まどと店番交代。発送準備も進めてくれていて助かった。少し品出し。この日昼はお客さんが多いようだったけど、夜は少なめ。

閉店後、久しぶりにサウナへ行く。料金が高くなっていて、どうやらロウリュが追加されたようだった。30分ごとにアロマの香る水が焼石の上に落ちるという仕掛け。出て、スーパーでビールとおつまみを買って公園で飲む。静かな公園でぼーっと視線を遠くにやっているのはいい。帰って、歯を磨いて寝た。


05日(木・祝)

朝8時頃に起きる。ごはんを食べて、洗い物。昨日のイベント用に作った映像の抜粋をSNSにアップする。まどがおかずを作ってくれることになった。個展に向けての作業がたまっていて焦っているのか、どうも気持ちが落ち着かない。毎日何かしら進んではいるのに。イライラにまどを付き合わせるのも悪いので公園で読書。「エぺぺ」は言語学者が一切の言葉が通じない街に迷い込み翻弄される話で、よけい気持ちが落ち着かなくなりそうで笑える。一旦家に帰り、スケッチブックをトートバッグに入れてスーパーへ。ドローイング本のためにスケッチブックのコピーを取る。途中で「家のプリンターでやればいいのでは」と思い、ついででコピー用紙を買って帰る。コロナの影響で減らしていた店のカフェ席をひと席増やす。椅子のちょうつがいが一つ外れていたので修理。入口ドアの枠部分を雑巾がけ。

開店。この日はお客さんはそれほど多くなかった。家の片づけをしているという近所のお宅の方がやってきて、ちょっと見てもらえないかとのことで、30分ほど店を閉めてお伺いする。郷土関連の本などを引き取り。戻って作業を再開しようとすると、プリンターの調子がおかしくなってしまった。FAQを見て対策をしようとしてもそこでまた何かのトラブルに出くわしてしまうスパイラル。とりあえずやるべきことをやってメーカーに問い合わせのメールを送った。まどに少し店番をやってもらい、燦庫に個展のチラシを置いてもらいに行く。プリンターが使えないと発送準備ができないので、品出しを中心に進める。おすすめ一箱も入れ替え。

今日はこれからネットプリントして発送作業。その後はゆっくりする。

2022年5月3日火曜日

冊子づくり(2022年05月02~03日)

01日(日)夜

21時半頃まで事務作業などをやり、閉店。本の出荷。家に帰ってシャワー。ブランデーのソーダ割りを飲みながら読書。ブルーノ・タウト「建築とは何か」読み終えて1時前に寝る。


02日(月)

朝7時半頃に起きる。まどとモーニングに行こうとなり喫茶店へ。スケッチブックに少し絵を描き、古井由吉「私のエッセイズム」読み始める。短いものが多く読みやすい。銀行をまわってお金を預ける。まどは一旦家に帰り、自分は公園へ。文章を紙に書いてまとめようとするが、風が強いのもあってなんとなくやめ、また読書。

人と話してて、会話が全然かみ合わず、お互いが「ゲッ」となった時はかなり抽象的な時間が流れているはずで、それは自分対相手の関係性をベースに考えているために苦痛なものとして捉えられている。これをお互いの喜びとして感じ合うにはどうすればいいのかをよく考えるけど、難しい。自分はこういう時間にこそ人間らしさがあるのではないかと思っている。公園を散歩して、道路を走る車の音、飛行機雲、遠くで走り回る子供、青々とした新緑、鳥の声に向かってほとんど同時に弱く注意を向けると、自分がのっぺりとした薄いものになっていって、自分対相手ではない面的な世界との関わりを実感する。

開店。発送準備、品出しを進める。若い女性2人組がレジ前にあった個展のチラシを手に取って楽しそうに話していた。うれしい(目の前の男がやる個展とは知らない様子だった)。以前から進めていた案件がひと段落つく。これで個展に向けての作業に集中できるようになった。東京の頃からの友人より久しぶりに連絡。みんな動き出している。

閉店後、本を出荷し、タリーズへ。スケッチブックに絵を描きつつ、個展に出すための文章の冊子の構成を練る。選別がだいたい終わった。今日湧いてきた文章も入れることにした。まどと歩いて家に帰り、シャワーを浴びる。少し本を読んで寝る。


03日(火・祝)

朝8時頃に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。まどと一緒に洗い物や洗濯をしつつ、冊子作業の続きをやったり、キャンバスを少し進めたりする。冊子の文章の順番を決めたいがうまくいかない。一度ゲラを作って、組み替えつつ考えてみよう。

外出。まどと図書館まで歩き、本を借りて「私のエッセイズム」続き。忙しいはずなのに、日記を見返すとけっこう本を読んでいる。読書の時間が取れないと落ち着かないのでしょうがない。

開店。この日はとてもお客さんが多く、忙しかった。兵庫県の加西市でVoidというギャラリーを運営されている伊藤さんが家族でご来店。栗金商店の堀金君も最近Voidでライブをしている。お話すると、共通の知人がたくさんいることがわかった。おみやげにアジフライせんべいをいただく。これも自分たちで開発した商品だそう。個展のフライヤーとショップカードをお願いする。夕方にはまどのお母さんがお友達とご来店。久しぶりにいろいろ話した。まどの同人誌を買ってくれた。

今日はこれから冊子の作業。明日は自分も出る(映像出演)イベントがあるので、まどに店番を頼んで見る予定。

2022年5月1日日曜日

撮影(2022年04月30日~05月01日)

29日(金)夜

閉店後、本の出荷。ついでにビールと豆腐を買って家で飲む。久々のビールとてもおいしい。シャワー浴びて早めに寝る。5時くらいになぜか目が冴えて起きたので、ブルーノ・タウト「建築とは何か」少し読んでまた寝た。


30日(土)

朝7時半に起きる。ごはんを食べて、カレーを作る。ルーを買い忘れていたけど、まどがコンビニまで買いに行ってくれて助かった。昨日スーパーでもらった段ボールを切って貼り合わせ、大きめの箱にする。

馬場君やってきて、公園に道具を持って移動し映像の撮影。最初とりあえず頭の中にあるアイディアを全部やってみて、映像を見返してその必要/不要を決め、次に本番をやろうとなる。実際やってみると、当初予定していた割と鍵になるはずのアイディアが全然使えないことがわかり、捨てる。結果的にシンプルな方向でいくことに。その後さらに2テイクを撮影。充電もなくなりそうだったので、店に戻って映像を見直す。撮影途中に起こったアクシデントも良い効果になっていたので、これでいけそうだ。ストレージにアップして、イベント主宰の直嶋さんに送る。

トキワパーラーさんとルヌガンガに個展のチラシを持って行く。中村さんと少し話す。

開店。天気は回復したけれど肌寒い。品出し、発送準備を進める。この日も日が暮れるにつれお客さんが増えていく流れ。店頭買取2件。お久しぶりのお客さんが多くうれしかった。MOTIFでのグループ展に参加しているミヤザキさんと南田さんもご来店。高松駅近くでおすすめのお店はないですかと聞かれたので、駅2階にある寿司屋、七幸をおすすめする。閉店時間を過ぎてもお客さんがなかなか途切れず、なんとなく作業していたら22時前になった。

閉店後、疲れてぐったり。こういう時に気持ちをうまく切り替えて風呂に入ってマンガでも読めればいいのだけど、そううまい具合にはいかず、スマホをだらだら見てしまう。いつの間にか時計は23時半をまわっていて、慌ててシャワーを浴びる。何もせず寝るのはなんとなく悔しいので、少し読書。1時頃に寝た。まどはこの日豊島に1泊。


1日(日)

朝9時に起きる。疲れていたのか、まどがおらずベッドを広く使えたからか、とても眠りが深かった。朝ごはんを食べて、昨日の映像撮影で使った道具の片づけ。外出し本の発送。スーパーで買い物。おかずを作るのが面倒くさく、アジフライとほうれん草の胡麻和えを買う。帰って洗い物。MOTIFに行き、グループ展見る。ギャラリーのお二人ともいろいろお話。考えてみれば初めてちゃんとしゃべったかもしれない。個展のチラシも置いてもらった。家に帰り、キャンバス少し進める。絵を描く時間がもっとほしい。

開店。お客さんの入りは普通くらい、しかし県外らしきお客さんが多い。まとめてけっこうな冊数を買ってくださる方も。普段自分からお客さんに話しかけることはほとんどないが、保坂和志と磯﨑憲一郎と古井由吉を買われたお客さんがいたので、思わず声をかけてしまった。品出し、発送準備進める。気持ちがそわそわするなと思っていたら、夕方から雨。この日は店頭買取4件。先日の出張買取の分を査定し、ご連絡して了承をいただく。

今日はこれから本を出荷し、ゆっくり絵を描いたり本を読んだりする。