2022年1月30日日曜日

せかせか日記(2022年01月28~30日)

27日(木)夜

閉店後、料理。豚の生姜焼き、トマトと玉ねぎのサラダ、ほうれん草のおひたしを作る。ほうれん草をたくさんゆでたら甘い匂いが漂っていい感じ。吉田喜重「さらば夏の光」見る。男と女がヨーロッパのいろんな街を歩きながら観念的な会話を繰り広げる、ほぼそれだけの映画。映像が本当に美しい。ネット上の感想を見るとアラン・レネからの影響を指摘するものがいくつかあった。シャワー浴びて、「現代マンガ選集 異形の未来」少し読んで寝る。


28日(金)

朝7時半頃に起きる。ゴミ捨て、洗濯。朝ごはん。「異形の未来」読み終える。本の発送。古井由吉「哀原」読み始める。キャンバス進める。全然うまくいかない、どうしよう。

開店。通販のご依頼あり。発送準備進める。少しずつ品出し。

この日は疲れたので閉店後も本の出荷はせず、少し本を読んですぐに寝た。


29日(土)

朝8時前に起きる。まどと話して喫茶店でモーニングを食べることに。本の出荷。「哀原」続み終える。スケッチブックにマーカーで少し絵を描く。スーパーで買い物をして帰り、灯油を買う。買うたびに灯油が高くなっている気がする。おかずがまだ多少余っていたので、卵焼きだけ作り足した。

開店。発送準備など進める。数時間作業して、途中用事が入ってしまい、急遽閉店。ちょうど買取のお客さんがいらしたけれど、受け取って後日清算ということになる。申し訳ない。

夜、まどと一緒にデヴィッド・リンチ「イレイザーヘッド」見る。多分20年ぶりくらいに見た。「定本山之口貘詩集」途中まで読み進めて寝る。


30日(日)

朝8時過ぎに起きる。「定本山之口貘詩集」読み終える。まどとスーパーに行き、帰って朝ごはん。まどが張り切ってサンドイッチを作ってくれた。sanbon radio聞きながら食べる。片付けて料理。鶏肉と野菜のトマト煮込みを作る。高見順「敗戦日記」読み始める。

この日はまどが前半少し店番をやってくれることになっていたので、オタール・イオセリアーニ「月曜日に乾杯!」見る。まどかさんからこないだ貸してもらったDVD。

店番交代。昨日お預かりした本の査定。発送準備。松本さんから買い取った「寝そべり主義宣言」を品出しすると、早速取り置き希望の連絡が入る。反応があるとうれしい。

今日もゆっくり過ごしたい。

2022年1月27日木曜日

経ているな(2022年01月27日)

26日(水)夜

閉店。まどが料理をしてくれていた。洗い物や、洗濯物の片づけをする。風呂。sanbon radioの続きをまどと聞きつつキャンバスを進めるが、どうもうまくいかない。失敗したかも。斉藤斎藤「人の道、死ぬと町」読み進めて寝る。


27日(木)

朝8時前に起きる。ストレッチ。朝ごはん食べる。読書。「人の道~」読み終える。PortBの演劇と絡めた作品、東日本大震災や笹井宏之の死についての作品を読んで、短歌でこういうこともできるのか、と思った。外出、本の出荷。新刊書店をまわり、グレゴリー・ベイトソン「精神と自然」、野矢茂樹「語りえぬものを語る」購入。去年あたりから哲学の本を楽しく読めるようになってきた。

まどのマンガ「うくひと」の、モーニング&イブニング月例賞奨励賞の受賞がこの日発表。
https://morning.kodansha.co.jp/news/5433.html
「コミックDAYS」で全編読めます。今準備中の次回作はさらに画力がアップしていて、完成が楽しみ。

開店。昨日感染者数が大幅に増加したせいかお客さんは少ない。品出しを少しずつ進める。店頭買取1件、本の寄付1件。さっこから来月松山でやるという展覧会のチラシが届く。松山また行きたいけど、コロナの状況はどうなっているだろうか。まどかさんが来てくれて、イオセリアーニのDVDを貸してくれた。こないだグルジア映画の話をしたところ。うれしい。早く見たい。頭がふわふわしてなんだか落ち着かないので、レジ前スペースの絵を久々に入れ替えたりした。

この日は素人の乱の松本さんが来てくれた。お話したのは12,3年ぶりだと思う。2000年代半ば頃は素人の乱でよく遊んでいて、大学卒業後初めての個展は山下陽光さんの経営していた素人の乱2号店でやらせてもらったし、内田るんとか、切腹ピストルズのキスケとか、いろんな人たちと知り合った。数年前まで豊島に住んでいた宇野澤さんと知り合ったのも陽光さんの店だ。話はいくらでも逸れていくけど、こうやって書いていくと自分もいろいろ経ているなと思う。松本さんは中国の「寝そべり族」についての冊子を作ったとのことで、5部買い切りで仕入れた。これは面白そう。

今日はこれから料理。

2022年1月26日水曜日

ジョーズ(2022年01月25~26日)

24日(月)夜

閉店後、本の出荷。スーパーへ買い物に行き、段ボールをもらう。やらなければいけない梱包作業が2箱あるけど、明日にする。料理。豚しゃぶ、ゆで汁を使った大根のスープ、野菜としめじとさつま揚げ(こっちではあまりさつま揚げという言葉を使わない気がする。東日本ローカルなのだろうか)の炒め物を作る。風呂に入る。映画。イングマール・ベルイマン「不良少女モニカ」見る。不良といってもめちゃくちゃな悪さはしていない。しかしベルイマンの撮る空、水面、森の光の美しさはいい。國分功一郎「中動態の世界」読み終えて寝る。


25日(火)

定休日。朝8時前に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。弁当を準備する。ネットで売れた本の梱包作業をやり、発送。

外出。歩いて西宝町のTSUTAYAへ行く。DVDを返却し、また2枚借りる。タリーズで読書。「20世紀ラテンアメリカ短編選」読み進める。スケッチブックにボールペンで数枚絵を描く。図書館に行き、弁当を食べて、視聴覚ブースでルイ・マル「さよなら子供たち」見る。「短編選」読み終え、本1冊借りる。近くのエディオンでプリンターを買う。半導体が品薄な関係で今はどこの店でもプリンターの在庫が少ないらしい。1万円のを買う。思ったより安かった。

家に帰るともう日が暮れそうな時間になっていた。疲れたのでプリンターのセットアップは明日にまわす。少し休んで料理。にんじんとブロッコリーをゆでて、ポテトサラダとハンバーグを作る。まども帰ってきて晩ごはん。最近仕事のストレスが多い模様。まどは食べ終えてから編集者の方とオンラインで打ち合わせ。自分はその横で洗い物をしたり、画用紙に絵を描いたりする。2人でスティーブン・スピルバーグ「ジョーズ」見る。ジョーズの姿を見せずにどう怖くするかの演出が面白い。序盤の一気に崩れる桟橋、終盤のゆっくり沈んでいく船が良かった。有名な「デーデン」という音楽は思っていたより目立たない。この日は疲れたので早めに寝た。


26日(水)

朝8時前に起きる。玄米を炊いてゴミ捨て。朝ごはん。斉藤斎藤「人の道、死ぬと町」読み始める。プリンターのセットアップ作業。WiFiで簡単に接続できるのがうれしい。前使っていたのよりもコンパクトになった。少しキャンバスに手を加える。

開店。品出し、発送準備を進める。店頭買取1件。この日香川県のコロナ感染者は昨日のほぼ倍。どうなることやら。取り置きされていたお客さんが来られて、売上のほうは良かった。店を抜けてルヌガンガに行き、注文していた吉増剛造「詩とは何か」を購入。

疲れたので今日はゆっくりしたい。

2022年1月24日月曜日

映画(2022年01月22~24日)

21日(金)夜

閉店後、まどとサム・ペキンパー「ワイルド・バンチ」見て寝る。


22日(土)

朝8時に起きる。よく寝た。野呂邦暢「諫早菖蒲日記」読み終え、画用紙にマーカーで絵を描く。スーパーで買い物。掃除、洗濯。昼ごはんはきのことわかめのそば、たこ天、長芋醤油漬け。ますむらひろし「グスコーブドリの伝記」読み終える。

まどと店番交代。お客さんは少ない。コロナの感染者数が増えてくると週末のお客さんが減る傾向にある。みんなわざわざ街にまで出てこなくなるのだろう。少しずつ品出しとネット出品作業を進める。夕ご飯はまどの作ってくれたカレー。

閉店後、本の出荷。ワイン飲みながら、まどから買ったおさがりのiPadで市川崑「青春怪談」見る。原作は獅子文六、脚本は市川の妻の和田夏十。とても面白かった。ヒロインの北原三枝(石原裕次郎の妻)は異常にスタイルがいい。風呂。酒を飲んでから風呂に入ったら少し気持ち悪くなってしまったので、早めに寝る。


23日(日)

朝8時半に起きる。よく寝た。思いっきりたくさん寝るのもいいもんだ。朝ごはんを食べ、國分功一郎「中動態の世界」読み始める。医学書院「ケアをひらく」シリーズ中の一冊。新しいキャンバスにガッシュを塗る。途中まで進めていたキャンバスも同時並行で進める。まどがカフェオレを作ってくれた。「20世紀ラテンアメリカ短編選」読み始める。

開店。雨でお客さんは少ないが、売上はありがたいことに悪くはない。均一の雑誌を補充。建築系の洋書や雑誌、映画パンフレットなどを少しずつネット出品。

この日売れた本を挙げてみると、書肆ユリイカのキャスリン・レイン詩集、雑誌「奇想天外」創刊号、庄野潤三、バフチン、高峰秀子、ハヤカワSF銀背の眉村卓、「イームズ・デザイン展」図録、Casa BRUTUS 丹下健三特集、あいつ今ごろパフェとか食ってるよ、などなど。いろんな本が売れている。

閉店後、成瀬巳喜男「乱れる」見る。こないだ読んだ塩田明彦「映画術」の冒頭でこの映画が取り上げられていた。橋と襖に注目して見る。「中動態」読み進める。シャワー。今朝からやり始めたキャンバスを進め、完成。なんだかあっけない感じもするけどしばらくこれで様子を見よう。12時半頃に寝る。


24日(月)

朝7時半に起きる。ストレッチやって朝ごはん。sanbon radio聞きながら画用紙にマーカーで絵を描く。外出し、本を出荷してスーパーで買い物。読書。チーズ入りオムレツと長芋の醤油漬けを作る。

開店。天気も回復してきて、少し暖かい。気持ちもほがらかになる。発送準備、メールの返信。長年使ってきたプリンターがついに壊れてしまった。明日買いに行くことにする。この日はお客さんが多かった。やはり週末よりも平日のほうが来るようだ。

今日はこれから売れた本の梱包をして、料理。映画見れるかな。

2022年1月21日金曜日

またまんぼう(2022年01月20~21日)

19日(水)夜

閉店後、本の出荷。増村保造「妻は告白する」見る。シャワー浴びて料理。まどが鮭を焼いてくれていたので、ほうれん草の胡麻和えと卵焼きだけ作る。12時頃寝る。


20日(木)

朝7時半に起きる。朝やたらと早起きしていた時期は眠りも浅かったけど、最近はまたよく眠れるようになってきた。朝ごはんを食べ、飴屋法水「コルバトントリ」もう一回見る。塩田明彦「映画術」読み終え、野呂邦暢「諫早菖蒲日記」読み始める。画用紙にマーカーで絵を描く。

開店。店頭買取1件。お客さんは少ないがネット出品していたものが売れている。品出し進める。明日からまたまん防による時短営業に入るので、その旨SNSで告知。

閉店後、まどと一緒に明日のおかずを作る。まどは根菜と鶏肉の煮物、自分はほうれん草のおひたし。洗濯。風呂に入る。今日もゆず湯。読書、画用紙にマーカーで絵。キャンバスも少し進める。12時頃寝る。


21日(金)

朝8時前に起きる。ゴミ出し、玄米炊く。朝ごはん。本を読んだりキャンバスを進めたりしながら、灯油を買いに行ったり、八百屋やスーパーに行ったりして過ごす。「諫早」は不思議な小説だ。江戸時代の長崎が舞台で、ほとんど大きなドラマが起こらない。

開店。来月13日までは20時までの営業。しかし寒い。ストーブを付けていても寒い。マフラーを巻く。品出し進める。この日は昨日おとといと比べるとお客さんが多かった。

夜に小豆島の田山さんが来てくれる。この週末、ルヌガンガでインターンをしているそう。田山さんは小豆島に本屋を開店するためクラウドファンディングを実施中。予想以上のスピードで資金が集まってきているようだ。https://camp-fire.jp/projects/view/508690

今日はこれから映画を見る。

2022年1月19日水曜日

ゆっくりやる(2022年01月17~19日)

16日(日)夜

閉店後、少し休んで風呂。深沢七郎「人間滅亡の唄」読み進め、キャンバス少しだけ進めて寝る。


17日(月)

朝7時半に起きる。ごはんを炊いてフリッツ・ラング「ブルー・ガーディニア」見る。朝に映画を見るのははずみがつく感じで楽しいけど、まどとの朝の会話が少なくなるのは良くないかもしれない。

スーパーに行き買い物。梱包用の段ボールをもらう。午前中は棚の整理、ネット出品、梱包の作業をやる。昨日の腹痛と胃腸の疲れで体がぐったりしている。料理。白菜の浅漬けと、小松菜、油揚げ、玉ねぎ、にんじんの炒め物を作る。

開店。ネット出品していたものがけっこう売れていたので、ひたすら発送準備。品出しも少し。メールでの査定依頼に返信。昨日お持ち込みいただいた本の査定もやる。この日は開店直後と閉店直前にお客さんが来るという不思議な一日。

閉店後、本の出荷。料理。ブロッコリーを茹で、にんじんのクミンシード炒めを作る。ヨーグルトが余っていたのでタンドリーチキンも仕込む。シャワーを浴びて、「人間滅亡の唄」読み終え、寝る。


18日(火)

朝8時前に起きる。よく眠れた。ゴミ捨て。タンドリーチキンをオーブンに入れて朝ごはんを食べる。まどと一緒に外出し、本を段ボール2箱出荷。

歩いて図書館へ向かう。視聴覚資料コーナーを物色。アキ・カウリスマキ「浮き雲」のVHSがあったので見る。カウンターにお願いして再生してもらう方式。カウリスマキの映画の登場人物は悲惨なことが起こっても淡々としている。しかし映像の色味は明るくポップで、全体的にユーモラスな印象が残る。定休日の午前中に見れてとても良い気分。DVD2本、本2冊借りる。さらにTSUTAYAまで歩いてDVDを返却&レンタルし、帰る。いい運動になった。

昼ごはんを食べながらスマホを見ていると、香川県の1日のコロナ感染者数が最多を更新していた。食べ終わって八百屋へ買い出し。ゆずが3個100円で売られていたので買った。焼き芋も買う。帰ってお茶と一緒に食べる。絵の続き。改良中だったキャンバスが完成。絵がきちんと進むと気持ちに張りが出る。アンドレ・ブルトン「通底器」読み始める。

「眠るとは、さまざまのものが沢山住み込み、人も物もすべて人間自身であり、必然的にこの永遠の人間存在に関わり合って、石とともに落ち、鳥とともに飛翔することになるあの夜のふところで、人間がその必要な度毎に新たな活力を取戻すことなのである。私は公共の広場の真中にこの人間の姿を見る。この人間の中では、ありとあらゆるものの敵対し合う諸々の意思が、たがいに他を抹殺し合うどころか、この人間の、繰り返すが誰でもないと同時にすべての者であるこの人間の、生命の栄光だけをひたすらめざして、たがいに結ばれ合い、見事な相互限定を実現しているのだ。」

シュルレアリスムの運動や理論にはあまり惹かれないけどブルトンの文章は好きだ。「通底器」も評論のような、評論の形を借りた何かのような、不思議な文章。夢日記が挟まれたと思ったら共産主義の話になったり、女性との細かい心の動きが綴られたりする。ブルトンの文章をシュルレアリスムに対する評価でもって語ってしまうと、取りこぼすものが多いんじゃないか。

ゆず湯に入ってあったまる。

料理。鯖の塩焼き、小松菜と油揚げの味噌汁、菜の花のおひたし、根菜のゆず味噌煮込み、ピーマンとしめじとツナのカレーを作る。カレーは夕食用で、他は明日の弁当用。まどが帰ってくるまで読書。ごはんを食べ、ワイン飲む。「通底器」読み終える。まどとジャン=リュック・ゴダール「小さな兵隊」見て、早めに寝る。


19日(水)

朝8時前に起きる。ゴミ捨て。フランスパンに昨日のカレーの余りを挟んで食べる。塩田明彦「映画術」読み始める。映画美学校での講義を書籍化したもの。いろんな映画の演出や演技の奥深さについて語られていて楽しい。少しだけキャンバス進める。本の整理。スーパーへ買い物。スケッチブックにマーカーで数枚絵を描く。

開店。香川県はまたまん延防止措置となる模様。愛媛県は香川以上に感染者が出ているが、要請を見合わせている。発送準備進める。スマートレターが足りなくなったので、一旦店を閉めて買いに行った。

今日はこれから映画を見る。最近映画を見るのが楽しい。毎日見たい。

2022年1月16日日曜日

早起きの日々(2022年01月15~16日)

14日(金)夜

閉店後、本を出荷し、スーパーでワインとチーズを買う。家に帰りシャワー。明日の昼ごはん用にカレーを作る。まどとジャン=リュック・ゴダール「勝手にしやがれ」見る。話の進行が速く、人があっけなく死ぬ。見終わっていろいろ話す。12時半頃寝る。


15日(土)

朝7時前に起きる。「岡井隆歌集」(現代詩文庫)読みつつ、板パネルの絵を進める。マスキングしてガッシュを塗ったり、マーカーや鉛筆で線を引いたり。まどと外出。野良の黒い子猫見かける。いつも空いている喫茶店(失礼なので店名は控えます)を選んでモーニング。広い店内に、自分たち以外にお客さんは1人だけ。コーヒー飲みつつ読書。美術の話をしたり、まどのマンガのセリフの言い回しを一緒に考えたりする。郵便局で本を発送して帰る。また少し絵を進める。

昨日読み終わったレム・コールハース「S,M,L,XL+」は面白かった。建築家が建築以外のことも含めて書いた本をもっと読んでみたい。
「そういえば、場所(サイト)の反対語は何だろう?それは都市という概念に穿たれた穴みたいなものだ」
「ユートピアとは一つの状態をいう。芸術家村のことではない。」

開店。この日感染者数は少し減ったが、油断はできない。お客さんは思いのほか多い。皆さんマスク着用で静かに本を見てくれていてありがたい。店頭買取1件。品出し進める。まどは部屋の模様替えを一生懸命やっていた。

閉店後、本の出荷。「岡井隆歌集」読み終える。「現代短歌入門」の中の「私文学としての短歌」を読み返したくなった。シャワー。画用紙にマーカーで絵を描く。小島信夫「小説の楽しみ」少し読んで寝る。


16日(日)

朝7時に起きる。早起きが習慣化してきた。板パネル進めて完成。読書。春風堂でパンを買い、コーヒー豆を焙煎する。ソローの宮脇さんからも豆を頼まれていたのだった。コーヒーをいれて朝ごはん。余っていたカレーをパンにつけて食べる。読書しつつ、一度完成させたキャンバスに手を加える。当たり前だけどマーカーやボールペンで紙に描くのとは頭の使いようが違う。うまくいきそう。「小説の楽しみ」読み終える。90歳の時の語りおろしをまとめた本で、井上光晴や中上健次が「自分も『別れる理由』に出たい」と言ってきたけど断ったその理由など、とても面白い。短い中にも発見の多い本だった。深沢七郎「人類滅亡の唄」読み始める。

開店。昨日ほどは多くないけど、そこそこお客さんは来る。ゆっくり品出しを進めつつ、いくつか印刷業者へ見積りをお願いする。店頭買取2件。夕方頃からものすごい腹痛に襲われ、ほとんど作業できず。夜に宮脇さんや安岐さんが来てくれていろいろ話していたら、少しずつ和らいだ。体調が回復したので図録の整理。思い切って間引くことにした。できた隙間にはまだ出せてない建築関係を入れていくことにしよう。

今日はゆっくり休む。明日の午前中は図録関係の整理の続き。

2022年1月14日金曜日

おめでとう(2022年01月13~14日)

12日(水)夜

閉店後、TSUTAYAにDVDを返しに行く。寒い。帰ってレム・コールハース「S,M,L,XL+」読み始める。これはちくま学芸文庫版。原著でコールハース自身は「建築についての小説」と呼んでいるようだ。卵焼きと白菜の浅漬けを作る。風呂。少し絵を描いて寝る。


13日(木)

朝7時半に起き、神代辰巳「宵待草」見る。長谷川和彦脚本、細野晴臣音楽。ラストのなんでもないでんぐり返しにも切なさがこみ上げる。とても良かった。朝ごはんを食べ、ネット出品作業1件。読書。画用紙にマーカーで絵を描く。本の出荷。

開店。この日も寒いがなんだかんだ常連さんが来てくれてありがたい。品出し進める。店頭買取2件。先日届いたレコブックの作業もする。コロナの第六波がきて東京に行ける気がしなくなってきた。新潟に送ったものが到着したらしく、母親から電話。弟ともテレビ通話で久々に話す。甥も大きくなってきている。

以前出張買取に伺ったお客さんが来店され、レジ前に飾っている絵(私が描いたものです)を見て「その時々のテンションが混ざり合っている感じがいいね」というようなことをおっしゃってくれた。うれしい。コラージュの手法や素材についての話も少しする。自分の父親より年上の方だけど、通じる人には通じるもんだな。

まどのマンガ「複層住戸」のpixivコミック月例賞優秀賞受賞が発表。すごい。めでたい。
https://www.pixivision.net/ja/a/7213

閉店後、本の出荷。ロベール・ブレッソン「田舎司祭の日記」見る。悲しく切ない。少し読書して、この日は12時頃に寝る。


14日(金)

朝7時半に起きる。ストレッチやる。ゴミ捨て。玄米炊いて朝ごはん。読書。灯油買いに行く。外出。久々に公園を通ると冬晴れの空が気持ちよかった。ナルホドに行き、ガッシュ、ジェッソ、画用紙買う。スーパーで食材を買って帰宅。ネット出品作業、文庫本50冊ほど。

開店。この日はいろいろ印刷会社を調べた。見積をお願いする。品出し進める。休憩中「S,M,L,XL+」読み終える。ネット出品したものにケアレスミスが見つかり、ストレスがたまる。

今日もこれから映画。

2022年1月12日水曜日

せかせか日記(2022年01月10~12日)

09日(日)夜

閉店後、本を発送してコンビニでゆうパックの伝票をもらう。店に戻りカレンダーの発送準備続き。まどとトビー・フーパー「悪魔の沼」見る。「悪魔のいけにえ」と比べるとなんだかのんびりしている。フーパー自作の音楽がガンガン鳴っていて異様。まどはおじさん(映画好き)と一緒にこういうホラー映画をたくさん見ていたらしく、懐かしかったと言っていた。12時頃に寝落ち。


10日(月・祝)

朝7時に起き、不燃ゴミ捨てる。フォークナー「響きと怒り」上巻読み終え、朝ごはん。五十嵐大介「ウムヴェルト」読み終える。五十嵐大介の描く自然は草いきれまで伝わってくるようでいい。食器を洗って洗濯物をたたむ。

外出。昨日梱包したカレンダーを発送。実家への貢ぎ物の季節なので、ゆめタウンやうどん屋やまちのシューレなどをまわり、おもちゃや香川ならではのものを購入。明日まとめて発送する予定。家に帰り、長芋の醤油漬けと卵焼きをさっと作る。

開店。発送準備、品出し進める。長野の黒猫から「円盤のレコブック」シリーズ追加納品分がたくさん到着。お振り込み。メール連絡。この日はかなり品出しが進んだ。

閉店後、TSUTAYAに行こうとしたけどやめにする。シャワー。「響きと怒り」下巻読み進めて寝る。


11日(火)

朝8時起き。ゴミ捨て。朝ごはん。午前中はずっとネット出品作業。昼ごはんを食べ、ネット出品続き、発送準備、メール返信。60冊ほど出品できた。こないだメールを送った2つの件がどちらも了承取れ、動き始める。

この日は天気雨が降っていて、なんだか頭も痛い。コロナ感染者も増えてきているので広めの喫茶店へ行く。画用紙にマーカーで絵を描く。少し読書。スーパーで買い物。

家に帰り、ジャン=ピエール・メルヴィル「仁義」見る。出張買取にいった際にお客さんから買い取ったDVDで、「これは最高」とおすすめされていた。抑えに抑えた音楽と演出。こんな天気の日に見るのも逆にいいんじゃないかと思えるような緊張感に満ちた映画だった。

料理。ポテトサラダ、菜の花のおひたし、マーボーナスを作る。マーボーナスは明日の弁当用。夕ご飯はカツオのタタキ。生姜醤油につけて大葉を巻いて食べる。おいしい。まどとしゃべりながらずっと読書。「響きと怒り」下巻読み終える。シャワー。続けて近森敏夫「土佐の民謡」を読み始めるが、眠くなってきたので23時頃早めに寝る。


12日(水)

朝7時過ぎに起きる。ゴミ捨て。キャンバスに少し手を加えるがうまくいかず。別の板パネルにガッシュを塗る。朝ごはん。

この日の午前中は梱包作業。開店直後のスーパーにかけこみ、少し買い物をして段ボールをもらう。店に戻ってネットで売れた本を2箱梱包し、郵便局に持って行き発送。次は実家への荷物をまとめ、ヤマトからクール便で発送。こういう時に街ナカは便利だ。帰って少し読書。

開店。とても寒い一日。ストーブをつけていても寒い。発送準備、品出し、ネット出品作業を進める。休憩中「土佐の民謡」読み終える。寒くてだめかと思っていたけど、売上はどうにかなった。

今日はこれからTSUTAYAにDVDを返しに行く。

2022年1月9日日曜日

ズタボロと音楽(2022年01月08~09日)

07日(金)夜

閉店後、本を出荷してルクスへ。ゆず酒のソーダ割りを飲む。まいちゃんと店についての話になり、今読んでいる山下賢二、松本伸哉「ホホホ座の反省文」の話をする。まいちゃんメモをとっていた。家に帰りシャワー。スケッチブックにマーカーで絵を描く。読書して寝る。


08日(土)

朝8時前に起きる。朝ごはん。まどとTSUTAYAへ。タリーズで読書。「反省文」読み終え、金井美恵子「<3.11.>はどう語られたか」続き読む。情報量が多いので少しずつ読んでいる。画用紙にマーカーで絵を描く。DVD借りて帰る。

料理。カレーを作る。具は豚ひき肉、玉ねぎ、しめじ、ししとう、トマト。少しフェンネルシードを入れすぎたか。先日ご近所さんからいただいたグレープフルーツと一緒に食べて昼ごはん。洗い物をして、洗濯物を干す。

外出。久しぶりに茎へ行き、めぐさんと話す。最近やったという案件の写真をいろいろ見せてもらった。壁面に作った造花のアレンジメントがいい感じ。造花ならまめな手入れも必要ないし、重力にも逆らえるな。スイートピーを何本か買う。Syndicateで行われているグループ展へ。初日のオープニングパーティーに一度来たけど、じっくり見たかったのでもう一回。藤井さんといろいろ話した。

店に戻り、まどと店番交代。店頭買取1件。品出し進める。詳しくは書かないがお客さんからうれしい言葉をいただいた。最近褒められることが多い気がする。ありがたい。

閉店後、スーパーで買い物をして梱包用の段ボールをもらう。風呂。まどと話しつつ、キャンバス進めながら読書。「3.11」読み終え、フォークナー「響きと怒り」上巻続き読む。下巻の解説を読むと「1、2章は難解」というようなことが書いてあるけど、自分はこの文章とウマが合うのか、すらすらと読み進む。1時頃寝る。


09日(日)

朝7時前に起きる。もう少し寝たかったけど目が冴えてしまった。キャンバスを進めながら「響きと怒り」読み進める。途中から文章がズタボロ(?)になり、文章を読んでいるだけなはずなのに音楽を聴いているような気分になる(なぜズタボロが音楽と結びついてしまうのか、よく考えないといけない)。

「ボクたちは書斎に行った。ラスターが明かりをつけた。窓が暗くなった。それから暗くて背の高いところが壁にあらわれ、ボクは行ってそこにさわった。そこはドアみたいだったけど、ドアではなかった。」
「キャディとジェイソンが鏡の中でケンカしていた。『こら、キャディ』とお父さんが言った。二人はケンカしていた。ジェイソンが泣き出した。『キャディ』とお父さんが言った。ジェイソンが泣いていた。ジェイソンはもうケンカしてなかったけど、キャディが鏡の中でケンカしているのが見え、お父さんはボクをおろして鏡の中へ行き、一緒にケンカした。お父さんはキャディを抱きあげた。キャディはケンカしていた。ジェイソンは床に寝て泣いていた。手にはさみを持っていた。お父さんはキャディを抱いていた。」

こういう文章に触れるとものすごい解放感が襲ってきて「人生だな〜」と思ってしまうのはなぜだろう。不思議だ。キャンバス完成。

白玉をこねてゆでる。右腕の筋肉の衰えを感じる。まどと朝ごはん。まどは「3.11」は読むのがきつかったと話していて、気になった点をいろいろ聞く。確かにと思えるところが多かった。リマコーヒーさんに行き、また読書。近藤君と偶然会い、新年の挨拶。新潟に帰省していたそうで、新潟駅やバスセンターの変貌ぶりを聞く。

開店。品出し、カレンダーの梱包作業。店頭買取2件、どちらも段ボール1箱ほどで雑誌、詩、サブカル、ビジネスなど内容さまざま。ありがたい。平尾君や栗金商店の2人が来てくれて、いろいろ話す。堀金君は兵庫県のTobira recordでライブをやってきたそうだ。行ってみたいな。

今日はこれからまどと映画を見る。

2022年1月7日金曜日

こまごま(2022年01月06~07日)

05日(水)夜

閉店後、料理。豚しゃぶ、ゆで汁と青菜のスープ、クミン塩ポテト、長芋しょうゆ漬け、ブロッコリーと卵のわさびマヨネーズ炒めを作る。疲れているはずなのにたくさん料理をした。というか料理しているうちに元気が出た。いつも22時ごろからテンションが上がってくる(が、1時には寝てしまう)。依頼のメールを2通、途中まで書く。Madteoの去年出たアルバム2種類(傑作)聞きながらキャンバスを進めて寝る。


06日(木)

朝8時起き、ゴミ捨て。小雨が降っていた。朝ごはん食べ、玄米を炊く。キャンバス続き。外出。本を発送し、銀行をまわる。スーパーで食料買い出し。レターパック買う。

少し休んで、早めの開店。品出し進める。店頭買取2件。大柴さんが来て、多肉植物やグルジアの話などをする。22時半まで残業。昨日はなんとも気持ちが落ち着かない日だったけど、結局天気が下り坂だったせいなのか。今日は天候悪化も底を打って、作業が進んだ。まどは帰った後も編集さんと打ち合わせをしていて忙しそう。家事を手分けしてお互いうまいこと時間が作れるといい。

閉店後、本を出荷して料理。焼き鮭、ほうれん草のおひたし、卵焼き、根菜の煮物を作る。シャワー。西村ツチカ「さよーならみなさん」読み終える。少しキャンバスを進め、1時過ぎに寝る。


07日(金)

朝7時過ぎに目が覚める。ストレッチしてキャンバス続き。山下賢二、松本伸哉「ホホホ座の反省文」読み始める。初めて浄土寺店に行った時、雑貨もzineも新刊書籍も雑多に並べられている陳列が自分にはショッキングだった。もちろん良い意味で。次はまどと行きたい。外出してひとつ用事を済ませ、一旦家に戻り、郵便局、銀行、八百屋とまわる。昨日もほとんど同じルートを通ったような。灯油を買いに行く。細々とした用事がたくさんある。帰ってスケッチブックにマーカーで絵を描き、少し休む。

開店。品出し進める。店頭買取1件。おととい途中まで書いた依頼メールを送信。円盤のレコブックシリーズをまとめて買いたいというご依頼があったので、1部ずつ在庫確保。レコブックは派手にというわけではないけど、着実に売れる。田口さんに追加納品お願いしますとメールを送った。鈴木哲生氏デザインのカレンダー店頭在庫分をウェブショップへ追加。すぐに完売。明日梱包して発送しよう。

今日はこれからルクスに行く。

2022年1月5日水曜日

マフラーの影(2022年01月04~05日)

03日(月)夜

臨時営業は18時過ぎに終了。帳簿付けして、本の発送。まどとリチャード・フライシャー「絞殺魔」見る。黒沢清がよく言及している映画。取り調べや殺人シーンでの画面分割、ラストの長回しでのトニー・カーティスの演技の緊迫感はすごい。絵を進めながら後藤明生「行き帰り」読む。青菜のおひたしを作る。1時前に寝た。


04日(火)

朝8時頃起きて、ゴミを捨てる。朝ごはん。年末年始休業最終日の今日は夜に出張買取が入っている。とりあえず喫茶店へ行き読書。スーパーに寄って帰る。アラン・レネ「ミュリエル」見る。途中見ながら昼ごはん。キャンバス少し進める。

レンタカーを借りて出発。ブックオフのセールが今日までなので、まわってみる。「石原吉郎詩文集」、多和田葉子「エクソフォニー」、船木亨「メルロ=ポンティ入門」購入。いい本買えた。イオンで休憩し、買取先のお宅へ向かう。山間の一軒家で、サルが出たりもするとのこと。文学やサブカルチャー関係の文庫や新書が多く、ありがたい。一旦家に戻って本を降ろし、仕事を終えたまどを乗せて仏生山温泉へ。温泉につかりながら読書。「行き帰り」読み終え、金井美恵子「<3.11.>はどう語られたか」続き読む。

「ロラン・バルトが、ファシズムについて、それが本当に恐ろしいのは、何かについての沈黙を強いることではなく、何かについて語ることを強いることだ、と書いていることが思い出されるではないか。」

家に帰り、少しキャンバス進めて寝る。


05日(水)

朝8時に起き、たまっていたプラゴミを捨てる。朝ごはんを食べてレンタカーを返し、喫茶店へ。スケッチブックに絵を描いて読書。フォークナー「響きと怒り」読み始める。出だしから自分に合う文章だなとわかる。こういう時は幸せだ。

家に帰って本の整理を進める。昨日引き取った本を移動。棚にある歴史関係の本を間引いて、その隙間に江戸文化関係の本を移動し、さらにそこに民俗学関係の本を追加する。年末年始も一日3~4時間くらい働いていたはずなのに、進んでいるような、そうでないような。スマートレターが切れていたことに気づき、あわてて買い足す。

開店。SNSで「開店からそろそろ5年です」と投稿したらお客さんからうれしい返信をいただく。ありがたい。お客さんにも、周りのお店にも助けられている。発送準備、本の整理、品出しを進める。徳島より郵送買取の本が一箱到着。店頭買取も1件。まどかさんとfragrantのかおりさんが来てくれて、映画の話をする。

こないだキャンバスの途中経過をSNSに投稿しようと写真を撮ったら、そばにかかっていたマフラーの影が写り込んだので、「マフラーの影をなぞるのも面白そうだ」という文章とともに投稿した。投稿したあと、この絵が完成したら「マフラーの影をなぞるのも面白そうだ」というタイトルにしたら面白いかもしれないと思った。実際になぞるかは別として。何が言いたいのかというと、「マフラーの~」は絵に取り組んでいなかったら出てこなかった言葉ということで、他にも自分は絵を描いているからこその声の出し方、物の置き方、料理の盛り方をしているんじゃないかという気にもなってくる。

今日はとても疲れた。料理して早く寝たい。

2022年1月3日月曜日

新年(2021年12月31日~2022年1月3日)

30日(木)夜

閉店後も帳簿付けなど少し作業。本の発送をして仕事納め。帰ってまどと少し話す。クリームチーズをつまみながらビール飲む。金時鐘「日本風土記」読み終える。1957年発行、限定400部。すごい内容だった。他の作品も読まなければ。シャワー浴びて寝る。


31日(金)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんは納豆ご飯と餅。まどと外出、郵便局や図書館をまわってTSUTAYAに行く。タリーズでソイラテ飲む。諸星大二郎「壁男」読み終え、B5の画用紙に絵を描く。サローヤン「ディア・ベイビー」読み始める。DVD借りる。ファミレスに移動して、ポテトやピザやサラダを食べる。まどの新作マンガの原稿チェック。

帰宅。2時間ほど、発送準備とネット出品作業を進める。年末の影響か発送件数が多い。近くのポストまで発送。喫茶店に行き読書。

まどと焼肉を食べに行く。街をさまよい、焼肉の平均相場がわからず狼狽して結局安い店に入る。カルビ、豚トロ、ビビンバ、牛ハラミなどいろいろ食べた。しっとりした雰囲気が欲しくなったので、久しぶりに半空へ。お客さんが多かったけどちょうど2人分席が空いていた。アイリッシュコーヒーとフルーツサンド、まどはエロスという名前の紅茶を注文。棚にたくさんいい本があって、眺めているだけでも落ち着く。「ディア・ベイビー」読み終える。短い断片のような話がたくさん収められていて、どれも映画の中で本編の主軸とは関係ないけど「素敵だったなあ」と後でつい思い出すワンシーンといった感じ。こないだ読んだ「ヴァージニア・ウルフ短編集」も、より抽象的だけどそんな感じのする本だった。時間も場所も隔てた読者の周りにある世界と共振してその一部になり、総体として良くあろうとするような小説ってあるよな、と思った。一回家に戻り、時宅でお茶を飲む。この日は飲み物のみ注文可のプライベートな営業。常連さんがお土産に持ってこられたお寿司をいただく。画用紙に絵を描く。

家に帰って、なんだか疲れたのですぐに寝た。3時頃に目が覚めてしまい、小川公代「ケアの倫理とエンパワメント」少し読んでまた寝る。


1日(土)

朝8時半頃起きる。この日も餅を焼いて食べた。洗濯物を干す。

外出。サウナに行く。じいさん達が昔の塩田の話(竹がようけ生えとった、など)や、あそこの建物は大正9年に建てられた、とか興味深い話をしている。テレビではニューイヤー駅伝をやっている。いつもはサウナにテレビいらないなと思っているけど、駅伝はけっこういいなと思った。休憩スペースで「ケアの~」読み進める。ヴァージニア・ウルフやシャーロット・ブロンテ、トーマス・マンなどを近年の社会問題とも接続し論じている。

ブックオフに行き、古本初め。新春セールで人だかりができていた。黒島伝治「瀬戸内海のスケッチ」、ニコルソン・ベイカー「中二階」、マルセル・モース「贈与論」、ヴァージニア・ウルフ「オーランドー」、ますむらひろし「グスコーブドリの伝記」購入。にわかにウルフづいてきた。

家に帰り、スーパーへ買い出し。帰ってサッポロ一番塩ラーメンを作る。キャベツ、もやし、わかめ、焼いたベーコンを入れた。ついでにキャベツの浅漬けも作る。まどと昼ごはん。あったまって眠くなってきた。近所の神社へ初詣で。おみくじをひくとまどは大吉、時分は末吉。戻って発送準備や本の整理を進める。

料理。きのことわかめのそばを作る。しめじ、しいたけ、舞茸と3種類入れた。他に昼作ったキャベツの浅漬け、板わさ、湯豆腐。少し年始っぽさを出した。夕ご飯を食べ、先日石垣さんからいただいたワンカップを飲みつつエドワード・ヤン「ヤンヤン夏の想い出」見る。3時間あるので休みの日でもないとなかなか見れない。夜の町の光がきれいだ。本を整理して、新しいキャンバスに色を塗って寝る。


2日(日)

朝8時頃に起きる。もちを焼いて食べる。乾燥してきたのか、火の通りが悪い。

まどと西宝町のTSUTAYAまで歩く。意外と暖かい。タリーズで読書。「ケアの~」読み終え、スケッチブックに絵を描く。DVDを返して借りて、図書館に本を返し、うどんを食べ、スーパーに寄って帰る。肉うどんにてんぷら2つつけた。

本の整理、ネット出品作業進める。ひと段落してクリストファー・ノーラン「テネット」見る。これもけっこう長いけど、展開が多く複雑で見てて飽きない。見終えて「あれってこうだったよね」という話をまどとするが全然かみ合わず。図が欲しいなと思ったら案の定作ってネットに公開している人がいた。晩ごはんはまどがカレーを作ってくれることになったので、先にシャワーを浴びる。

晩ごはんを食べた後、Spotifyでプレイリストを作る。yomsのinstagramのストーリーではほぼ毎営業日にいろんな音楽を投稿していて、その中から読書にも合いそうなトローンとした雰囲気の曲をまとめてみた。高校の時から愛聴している曲から最近知ったよく知らない人の曲までいろいろある。3時間半あります。https://open.spotify.com/playlist/4vgsMZs6biquRaZSm1glmA?si=0edb74a057304160

キャンバス進め、途中まで読んで放ってあった真壁仁・編「詩の中にめざめる日本」の続きを読んで寝る。


3日(月)

朝8時前に起きる。朝ごはんを食べ、キャンバスを進める。まどと喫茶店に行き読書。ルヌガンガへ行き新年のご挨拶。ルヌガンガはこの日が新年初営業で、どんどんお客さんが入ってきていた。本を一冊注文。岩井澤健治「音楽」見る。大橋裕之さんのマンガが原作のアニメーション映画。昼ごはんは昨日作ったカレー。「詩の~」読み終える。

本の整理を進めたいので、今日は店を開けて作業。発送準備をまず進める。これだけでもけっこう時間がかかる。棚の空いているところに補充。

明日は綾川まで出張買取。少し早めの時間から車を借りたので、どこかに行きたい。