2022年10月31日月曜日

意外と人に会っている(2022年10月28~31日)

27日(木)夜

閉店後、シャワー。ウイスキー飲みつつ、グスタフ・ヤノーホ「カフカとの対話」読み始める。少しだけキャンバスを進めて寝る。


28日(金)

朝8時前に起きる。ゴミ出し、朝ごはん。この日はまどに店番をやってもらい自分は出張買取へ。銀行でお金をおろす。

レンタカーを借りてまずは三木町にあるIDO MALLへ行く。雑貨店やラーメン屋さん、コーヒーショップ、惣菜店などが同じ区画内で展開している小さなモール。東植田の麦縄の里や丸亀のKITOKURASなど、香川には郊外にこうした小規模の商業施設がいくつかある。これは全国的な流行なのだろうか。ねいろ屋さんで濃厚煮干しラーメン全部のせを食べる。おいしい。ねいろ屋さんは東京の荻窪が本店で、自分も以前その辺りに住んでいて一度食べに行った。本店は小さなお店で随分並んだ記憶がある(といってももう10年くらい前の話だ)けど、こちらはまだ早い時間だったこともありすぐに入れてゆっくり食べることができた。IDO CAFEでコーヒーを注文し、店主さんといろいろお話。店内にはたくさんの本やレコード、CDが置かれていて楽しい。

買取先のお宅へ。山間にお住まいの、農家をされている方。以前は大阪で教師をされていたそう。「買い取れそうな本だけ取っていってください」とのことで、棚から選んでいく。時折お客さんの思い出深い本が飛び出して、待ったがかかる。段ボール10箱分ほど買い取らせていただくことに。

途中コンビニに寄ってアイスを食べ、県立図書館へ。少し休んで、写真集を見る。松江泰治”Hashima"、川内倫子”Des oiseaux"、アンドレアス・グルスキーの10年ほど前に日本でやった展覧会の図録。

一旦店に戻って本をおろす。タリーズへ行ってタコライスとカフェオレ。3時間ほどかけてバイト業務の流れをじっくり考える。頭の中でもやもやとわだかまっていたものに筋道が通っていくのは気持ちがいい。気がつくと疲れが取れてすっかり元気になっていた。まどを車に乗せてぽかぽか温泉へ行く。サウナに入るとちょうど「君の名は。」の終わり際で、終了するとみんなゾロゾロ出ていく全裸映画館になっていた。帰って、コンビニでお菓子を買ってウイスキー飲む。夜遅くに変なもの食べてお酒まで飲んでしまった。たまにはいいか。


29日(土)

朝8時頃に起きて朝ごはん。少しだけキャンバス進める。レンタカーを返し、スーパーで買い物。路地裏にモロッコ料理店を発見。南珈琲に入り、「カフカとの対話」続き。

「照明を落した舞台でスポットをあてるように、私がものを僅かながら照し出すということはあり得ます。が、これは正しくない。事実は、舞台は全然照明をおとしていないのです。舞台は燦々たる陽の光に満ちている。そこで人間は眼を閉じる、殆どなにも見えぬ、というわけです」(p108)

家に帰って料理。鶏肉の酢醤油炒め、キャベツの浅漬けを作る。粉ふき芋を作ろうとしたら茹ですぎて柔らかくなってしまった。結局マヨネーズなどを混ぜてマッシュポテトにする。

開店。お客さんは多いが、売り上げはそれほどいかない日。店頭買取1件。IDO CAFEの方が来店されたので、ショップカードをお渡しする。みきちゃん来てくれる。最近デジタル一眼を買ったそうで、何枚か撮ってくれた。査定を進め、お預かりしていたものが1件終了。残業2時間。疲れた。

閉店後、シャワー。作業をやろうにも頭がぼーっとして動けず。少しキャンバスを進めて寝る。


30日(日)

朝8時半に起きる。まどは今日高瀬で行われるさっこのイベントへ。パンを買ってきてくれたので朝ごはんに食べる。キャンバス進める。家にずっといるのももったいないので外出。公園で読書。子供にサッカー(というか、ボール蹴り)を指導しているお母さんがいるが、口調がやたらと厳しくて聞いていて嫌になる。帰って料理。小松菜とにんじんのおひたし、ハマチの煮つけを作る。途中のまま放ってあったキャンバスを少し進める。

開店。お客さんは少ない。秋晴れの週末だし、みんなレジャーに行っているのかもしれない。熊本さんが来てくれて、以前お願いしていたCDとカセットテープを納品してくれる。今日tooniceでライブがあるそう。年末に加西VOIDであるイベントにも出演するとのこと。行きたい。行けるかな。

この日は定時で閉店。本を出荷し、スーパーでウイスキーとレモン味の炭酸水を買う。なタ書藤井さんとすれ違い少し話す。商店街はハロウィンでにぎやか、警官も見回りをしている模様。帰って飲みながらレオス・カラックス「ポンヌフの恋人」見る。火吹きや花火、吹雪のシーンなど、焦燥感にあふれた演出がすごい。しかしあまりに瑞々しく刹那的で、「好き」と言ってしまうのには躊躇してしまうかもしれない。好きという人の気持ちはとてもわかるけど。特典のメイキング映像も面白かった。


31日(月)

朝8時過ぎに起きる。野中モモさんが自分のZINEの活動について触れてくださった「日本のZINEについて知ってることすべて」を、ルヌガンガでのトークイベント用に探す。ついでに中ザワヒデキさんの「現代美術史日本篇」、大山エンリコイサムさんの「ストリートの美術」も手元に控えておく。この2冊は10年ほど前に企画していたライブペイントイベント「間欠泉」について触れている。トークイベントは県外の方からも予約が入っているそうだ。当日はどんな感じにどうなるだろうか。

南珈琲でモーニング。読書続き。帰ってシャワーを浴び、ウインナーを焼いて洗濯物を畳む。キャンバス少し進める。

開店。品出し、査定、発送準備など進める。さっこが高瀬で企画した源流祭というイベントからの流れで、テニスコーツのさやさんご一行が来店。まどは高瀬でさやさんと少し話したようで、自分も紹介してもらう。植野さんや大城さんのことなど少し話した。夜になって、instagram経由で連絡をいただいた建築事務所の方々と打ち合わせ。初顔合わせということもあり、今回はアイディアを出して少しすり合わせるところで終了。

こうやって日々のことを書き出してみると、店と喫茶店にずっといるようでも意外と人に会っている。

明日は定休日。やるべきことがたまっているので、そうダラダラと過ごしてもいられなさそうだ。

2022年10月27日木曜日

良い誕生日(2022年10月23~27日)

22日(土)

閉店後に本を発送し、ルクスに行く。この日はDJイベント。イコライザーを入れていていつもより音がだいぶ良かった。ビールを飲んでいるとivoryさんやダイゾー君、玄さん、宮脇さん、サチコさん来る。ivoryさんから牟礼にある面白いピザ屋さんの情報を教えてもらった。家に帰ると疲れてリビングの床に寝てしまい、シャワー浴びたかったがそのままベッドへ。


23日(日)

朝9時過ぎに起きる。一度8時に起きたけれど二度寝してしまった。昨日まどからもらったパンを朝ごはんに食べる。キャンバス続き。洗濯物を畳む。洗濯機のホース(短いものを継ぎ足し延長して使っている)の継ぎ目から水漏れ。新しく長いものを買うことにする。

開店。昨日に引き続きお客さんは多い。発送準備、在庫整理進める。まあまあすっきりしてきたか。店頭買取1件。ヤンフーさんが燦庫で企画するイベントのチラシを持ってきてくれる。メキシコがテーマとのこと。とても楽しそうなイベントだ。営業時間かぶってるけど行けたらいいな。

この日は残業あまりせずに閉店。本を発送してスーパーに寄り、帰ってはちみつパインヨーグルト食べる。キャンバスを進めつつ、葛西善蔵「贋物・父の葬式」読み進める。12時半頃に寝る。


24日(月)

朝8時頃に起きる。この日は早起き成功。朝ごはんを食べて、歩いて栗林公園へ行く。公園を歩き回っているといろんな考えが湧く。1日ずっと自然と触れ合うような日を作りたい。絵を描く主体はペンを持つ手にあるように見えて実は描かれる紙のほうにあるんじゃないか、というようなことを考える。電話が鳴って、途中の作業を急がないといけなくなった。これは自分のせい。

店に戻り、郵便局で本の発送。作業もあるので早めに開店。査定、品出しを進める。

閉店後、本を出荷し、なんとなくウイスキーとチーズを買う。シャワーを浴び、ウイスキーを飲み、キャンバスを進めつつ、本を読む。「贋物・父の葬式」読み終えて寝る。


25日(火)

朝8時頃に起きる。ずいぶん寒くなった。朝ごはんを食べて早速キャンバスの続き。3時間ほど集中してやる。1枚完成。定休日の午前中から絵が完成するととても気分がいい。集中しすぎて昼ごはんを食べる時間がなくなってしまい、適当に草餅と豆乳で済ます。

くつわ堂でグループ展の打ち合わせ。当初12月に予定していたのが2月へと変更になった。話し合いが一度お開きになってからも雑談。お互いの来歴などを話す。

家に帰って発送準備。スーパーで買い物。ごはんを食べてから南珈琲で読書。ホンマタカシ「たのしい写真」読み始める。図版も豊富でわかりやすく、ブレッソンやキャパらの「決定的瞬間」とエグルストンらの「ニューカラー」の対比を軸に、写真芸術の歴史の話を進めていく。エグルストンとティルマンスについての話が面白い。帰って映画。ベルナルド・ベルトルッチ「革命前夜」見る。モリコーネの音楽いい。キャンバス進めて寝る。


26日(水)

朝8時前に起きる。この日はまどの誕生日。kincoさんでモーニングを食べる。「たのしい写真」読み終える。帰ってキャンバス少しだけ進める。

開店。この日は18時までの短縮営業。店頭買取2件。京都から友人のはまぐちさくらこ一行が来店。さくらこはなんだかんだ1年に1度は会っている。近況を話す。大阪で個展をやるそうだ。最近の絵をほめてくれてうれしい。その後すぐにinstagram経由で連絡をくれた田中菫さんが来店。田中さんは絵を描いたり服を作ったりしている。東京から引っ越そうかと考えているそうだ。古本屋をやりながら絵を描いて発表している自分の生活に興味を持ってくれていたらしく、うれしい。いろいろお話する。

閉店。まどとヤンフーで夕ご飯を食べる。いつもながらおいしい。スケラッコ「みゃーこ湯のトタン君」読み終える。その後tooniceでライブ見る。島田さんとサンドマンさんは二人とも優しい声でいい感じだ。音数が少なめなのもいい。山本精一さんは2曲目に「お誕生日おめでとう」という歌い出しの曲を演奏していて、まどとみきちゃんと興奮。ギターのぶっとい音と醒めた歌声に圧倒される。「サイケデリックなギターのループ」と解説が書かれたCDが売られていたので購入した。その後、半空へ。三越の近くにできた2号店のほうへ行く。ゲーリックコーヒーという、スコッチウイスキーが入った生クリームの乗っているコーヒーを飲む。おいしい。まどと岡田さんといろいろお話。

帰ってすぐに寝る。山本さんに(偶然)祝ってもらって、とてもいい誕生日になった。


27日(木)

朝9時に起きる。段ボールをゴミに出す。朝ごはんを食べ、シャワー。買い取った本の整理をやろうとしたら均一本のラックを倒してしまい、本がばらばらになる。直す。

ルヌガンガで、中村さんと11/5に予定しているトークの軽い打ち合わせ。順調に予約が埋まってきているそうでありがたい。始めは「2時間もしゃべれるもんだろうか」と思っていたけど、中村さんが聞き手として話のとっかかりを作ってくれるので、なんとかいけそうだ。

開店。在庫整理、品出し、帳簿づけ、発送準備など進める。店頭買取1件。県がSNSとウェブページとで展開している観光客向け広報の取材を受ける。丸亀にある市民交流活動センター「マルタス」の方が来店され、取り組みに関してのお話を聞く。マルタスは行政が運営する施設だけど、ミュージシャンが館内でライブをしたり、アーティストの作品が展示されたりなど文化的な活動を積極的に展開している。

閉店後も梱包などで1時間半残業。明日は市内で出張買取1件。

2022年10月22日土曜日

イベントが多い(2022年10月20~22日)

19日(水)夜

23時前に閉店し、本の出荷。キャンバスを完成させて、シャワー浴びて12時過ぎに寝る。


20日(木)

朝9時に起きる。できれば8時には起きたいけど、寒くなってきたのもあって難しい。朝ごはんを食べて外出。散髪しようと思ったら定休日だった。店の売り上げ金を銀行に預ける。公園に行き、飯田有子「林檎貫通式」続き読む。一旦店に戻って本の発送。近くにできた無人古着屋を見てみるが特に目ぼしいものなし。ネット出品作業を少しやる。

開店。査定、品出しなど進める。夕方少し話し合い。火曜日「だめだ!」となっていたことに、なんとなく復調しそうな気配がしてきた。どうなるだろうか。受託商品についての連絡を進める。

この日は21時少し過ぎたあたりで閉店。本を出荷しスーパーへ行く。この時間は大抵パイナップルが安い。帰ってはちみつとヨーグルトをかけて食べる。吉田喜重「水で書かれた物語」見る。ストーリーが簡潔で、その分鏡台、影、縄のれん、蚊帳など細かい演出による心理描写が冴えて見える。特典で吉田喜重と岡田茉莉子のインタビューが収録されており、見てみると「母子相姦という題材を起爆剤として、女性の性の主体性を支点に日本の父権社会/男性社会を見返してやりたかった」(吉田)というようなことを言っていた。シャワーを浴び、「林檎貫通式」読み終えて寝る。


21日(金)

朝7時頃に目が覚め、ゴミ出し。二度寝して8時半に起きる。モーニングへ。葛西善蔵「贋物・父の葬式」読み始める。スケッチブックに絵を描く。最近はまたキャラクターっぽい要素を絵の中に入れてみようかと考えている。喫茶店を出て散髪。家に帰って料理。鯖の塩焼き、卵焼き、オクラの梅肉和え、かぶとにんじんと椎茸の煮物を作る。この日は前半少しまど店番。

minamoで今日から始まったタケモリの展示を見る。タケモリは漆芸家で、今回は墨流しのような技法を使って製作した器の展示販売会。漆の特性などいろんな話を聞く。ろくろを買って製作スピードが上がったらしく、確かに展示されていた器の数も多かった。

実家から柿がたくさん送られてきたので、ご近所に配ってまわる。新しいキャンバス2枚に下絵を描く。1枚は午前中に描いたスケッチブック、もう1枚はinstagramに友人が上げていた子供の貼り絵からアイディアをもらった。

店番交代。発送準備など進める。今日からCenterさんでは「セリ」という、最高額を入札した人が作品を購入できる形式の展覧会が行われていて、企画者の細野さんが出展されている作家さん達と来てくれた。細野さんは普段は東京在住で、以前半蔵門でANAGRA、現在は西荻窪でHAITSUというギャラリーを運営されている。ANAGRAは山崎由紀子さんの個展の時に一度行ったことがある。いろいろお話。その後ジュノさんと姫路にお住まいのアーティスト安野谷さんがご来店。安野谷さんはシンガポールのデザイナー(?)の方と協力してドイツの出版社から本を出したり(現物を見せてもらったがとても豪華なつくりだった)、パリやベルリンで個展もやったりと、精力的に活動されている。お話を聞いて自分も「もっとハングリーにいきたい」とやる気が出た。そうこうしているうちに、来年の夏にやる個展の会期が決まる。いろいろ決まってきている。ありがたい。

閉店間際にまどと再び交代、Centerの展覧会オープニングへ行く。まいちゃんやサチコさんがいて少し話した。展覧会ではアーティスト名や作品名が伏せられており、できるだけフラットな状態で作品を見てもらうよう配慮がなされている。ビールを飲み、細野さんと再びいろいろお話する。とてもエネルギッシュな方だ。

戻って閉店作業。本の発送。シャワー浴びて、キャンバスをやる。とりあえず水を含ませた筆で色を広げてみた。こないだ買取で入った写真集を売れないうちに見る。鈴木理策「TORII」、Wolfgang Tillmans "Conor Donlon"、松江泰治「cell」。1時前に寝る。


22日(土)

朝5時頃に一度目が覚め、寝付けずキャンバスをやる。もう一回寝て起きたら9時半。まどとkincoさんへ行き、モーニング、読書。2階ギャラリー(かなり広い空間)で開催中のイワサトミキさんの個展を見る。最近展覧会が多いな。

開店。お客さん多い。店頭買取4件。お客さんから歌集をいろいろ貸していただく。黒瀬珂瀾「黒耀宮」や荻原裕幸「デジタル・ビスケット」など、近年復刊されたのもあるけど貴重なものが多い。署名入りもあった。勉強しよう。

再来週、11/5(土)にはルヌガンガでトークイベントがある。なんと自分一人でしゃべるというもの。どれだけお客さんは来るでしょうか。聞き手はルヌガンガ中村さん。詳細、予約は以下のリンクへ。
https://onl.tw/BQrNs6z

今日はこれからルクスでやっているDJイベントに行く。

2022年10月19日水曜日

のどごし(2022年10月17~19日)

16日(日)

18時に体調不良で閉店し、寝て21時前にぬるっと起床、軽くごはんを食べ、23時前まで発送準備。出荷は明日にまわす。キャンバスを進めて1時頃寝る。何回か夜中に目が覚めた。妙にリアルな夢をこま切れに見る。


17日(月)

朝7時半にアラームが鳴り一度目が覚めるが、二度寝。起きると10時で二人してびっくり。そしてモーニングへ。ぼーっとした頭でル・コルビュジエ「伽藍が白かったとき」続き。頭が働かない時に抽象的な文章を速く読むのも、それはそれで楽しい。のどごしを楽しむというか。コルビュジエの文章のほうも、普通とは違う理解を求めている感じがする。

「建築は純粋に人間的な創造である。しかし人間は自然の産物であるから、建築は自然の対数の如きものである。自然ーーその法則、その賞賛すべき原理と宿命的な組織、その分類、その群、その無限に多岐なるさま、その単一的数学、ーーそれが教訓を淡彩の設計図面のなかにではなく、建築家の心の中に刻みつける。」(p210)

文章が展開していくための足場があっちこっちしているような面白さ。建築、人間、自然、関係性、集合、数理、絵画、精神、記憶…?

開店。頭がぼーっとしっぱなしなので、この日も低速運行。発送準備進める。21時を少しまわったあたりで閉店。

閉店後、本を発送してスーパーで買い物。帰って、はちみつキウイヨーグルトを食べながらアンドレイ・タルコフスキー「鏡」見る。モノクロの部分とカラーの部分とがあり、どちらも美しいが、カラーの緑とオレンジ色の対比が印象に残る。


18日(火)

朝8時頃に起きる。久々に時間の決まった用事の無い定休日。もういつぶりかわからない。朝ごはんを食べ、キャンバスの続き。1枚完成。これで他の作業に思う存分集中できる。喫茶店へ行き、「伽藍が~」読み進める。スケッチブックに絵少し描く。空気が乾燥する季節になってきたので皮膚科へ行き塗り薬を買う。

一旦帰り、諸々準備を整えて外出。さか枝でうどんを食べる。ジュースを買い河川敷へ。涼しくて蚊も少なく、ほどよい手入れのされてなさ。ビニールシートを敷いてパソコンを開き、文章の作業開始。しかし、なかなかうまくいかない。というか、そもそも…。ファミレスへ移動しまどと合流。ピザとコーラ。うーん…。行き詰まり連絡。思ったより早く事はまとまったが…いやこれは全然まとまってない。こんなんじゃだめだろ。

スーパーで刺身などを買って帰宅。しばらくまた絵をやり、味噌汁や枝豆の和え物など作る。晩ごはん。来週に迫るまどの誕生日の過ごし方を考える。

夜、発送準備少しやる。シャワー浴びてキャンバス。小林勝行の先月出たアルバム「KATSUYUKISAN」聴きながらやる。Voidで見た小林さんの朗読パフォーマンスはすごかった。アルバムは全編コラージュやギターノイズが乗っていて、つんのめったり歌い上げたりと変化するフロウに合っている。「その時今までしてきた握手の意味が変わった」という歌詞はなかなか思いつかないのでは。「伽藍が~」読み終える。

1時頃に寝る。5時頃に起きてしまい、キャンバス進める。ついでにゴミ捨て。


19日(水)

朝10時頃起きる。最近睡眠時間がずれ気味でよくない。お粥を食べ、豚肉の生姜焼きと卵焼きを作る。まどは小松菜のおひたしを作った。公園へ行き、飯田有子「林檎貫通式」読み始める。「現代短歌クラシックス」中の一冊。

開店。お客さんは少なめ。店頭買取1件。発送準備進める。お預かりしていた本の査定が1件終了、金額をご連絡する。昨日のことを思い出したら、いろんな感情を通り越して笑えてきた。

今日はこれから本を発送してキャンバスの続き。なんだかんだもう23時。

2022年10月16日日曜日

急降下(2022年10月14~16日)

13日(木)夜

仕事を終え、そのまま12月のグループ展に向けての作業をやり、本の発送。もう23時。少し音楽を聴いてゆっくりする。キャンバス続き。以前一度完成した絵に手を加えていて、もう少しで完成しそう。グループ展関連のLINEをやり取りしつつ進める。1時過ぎに寝る。


14日(金)

朝8時前に起き、ゴミ捨て。キャンバスの続き。少しだけやるつもりが1時間くらい経っていた。まど起きてきて、この日もモーニング。天野忠「木洩れ日拾い」読み終える。巻末の年表を見ると、参加していた同人誌が1937年に検挙され、戦後も詩作および詩集の発表は続いていたものの1961年に自主で出版した詩集で「長年の精神の鬱血状態から解放された」とある。この24年間は辛いことばかりではなかっただろうけど、長いな。

八百屋で野菜を買って帰り、料理。鯖の塩焼き、にんじんとかぼちゃとしいたけの生姜煮を作る。枝豆も茹でておく。

開店。この日は昨日おとといと比べるとお客さんは少なかったが、その分他の作業は進んだ。いつものとおり査定、品出し、発送準備。やり始めの時は作業に集中しているので「こういうふうに淡々と毎日を過ごすのも悪くないな」と思えたりするが、だんだんと他のやらなければいけないことが気になり始め、晩ごはん時にはストレスがたまっている、という流れになることが多い。こう書き出してみると単純ですぐ改められそうなものだけど、なかなかそうもいかない。隣のれんげ料理店さんへ野菜を降ろしている農家さんが来られ、出張買取のご依頼をいただく。もともと教師をされていたそうだ。意外なところにきっかけがあるもんだな。Centerの大山さん来られて、次回の展覧会のチラシをお預かりする。1時間半ほど残業。

閉店後、本を出荷。ルクスへ行きビール飲む。帰ってシャワー。キャンバスの続き。色を重ねて陰影を作るのは楽しい。1枚完成。1時過ぎに寝る。


15日(土)

朝9時頃に起きる。久々に8時間ほど寝て頭がすっきりした。まどが前日のうちからごはんを炊いて味噌汁も作ってくれている。朝ごはんを食べて洗濯物を干す。

外出。コンビニでジュースを買い公園へ。野矢茂樹「語りえぬものを語る」続き読む。若い男性が公園のいろんなところにある段差を使ってジャンプで上り下りを繰り返している。ダンサー?帰ってネット出品作業少し進める。出張買取の日程決まる。少し先にお伺いすることになった。

開店。査定、品出しなど進める。お客さんは日が暮れてから多くなった。昨日今日のがんばりの成果で在庫がだんだんとすっきりしてきた。みきちゃんが個展のチラシを持ってきてくれる。

この日はほぼ定時で閉店。本の発送も明日にまわし、ゆっくり風呂に入る。キャンバスを進めつつ読書。ル・コルビュジエ「伽藍が白かったとき」読み始める。コルビュジエとかコールハースとか、建築家の文章はかなり独特な散文だったりするけど、本職の建築家の人達はどういう風に読んでいるのだろうか。明日のごはん用に小松菜、とうふ、しいたけの味噌汁を作る。絵を少し進めて、乾くまでの間に本を読んだり少し料理をしたりするのは気持ちがいい。1時過ぎに寝る。


16日(日)

朝8時頃に起きる。ごはんを食べて絵の続き。

外出。高松市美術館で毎年恒例のアニュアル展を見る。ついこないだ見たばかりな気もするけど、もう1年経ったのか。例年よりもまとまりのある展覧会だった気がする。その後郵便局で本を出荷し、スーパーで買い物。帰ってネット出品少しやる。ルヌガンガへ行き、注文していた沢山遼「絵画の力学」購入。来月に開催予定のとあるイベントに関して少し話す。

開店。いつもの通り作業を進めるが、すぐに頭がギリギリと痛くなる。明日は雨の予報、気圧の変化によるものだろうか。店頭買取1件。夕方ぐらいから頭痛だけでなく吐き気も出始め、本格的に体調悪化。18時ごろに店を閉める。2時間半くらいベッドで寝ていたら回復した。体が少し冷えたのも良くなかったかもしれない。

今はまた店に戻って発送準備をしている。早じまいしてしまったけど、ネット出品していたものが売れていて助かった。明日の午前中はゆっくり過ごそう。

2022年10月13日木曜日

ひと段落(2022年10月11~13日)

10日(月・祝)夜

1時間半残業。閉店後にシャワー。天野忠「木洩れ日拾い」少し読んで寝る。


11日(火)

朝8時前に起きる。定休日だがこの日は倉敷まで出張買取2度目。朝ごはんを食べて、昨日の在庫整理作業続き。

レンタカーを借りて出発。昼ごはんは久々に鬼無の一福でかけ2玉+とり天。高速道路を運転するのも慣れてきた気がする。交差点や信号がないぶん気楽かもしれない。1時間弱走って倉敷着、待ち合わせ時間ちょうどくらいに買取先のお宅へ。2週間ほど前にお伺いした時はまだまだ量があるとのお話だったので、これはあと2回くらい来ることになるかなと思っていたが、一部傷んでいたらしく、ちょうどライトバン1台分くらいに収まった。段ボール箱への梱包も終えてあり、スムーズに作業は完了。今回ご依頼のお客さんは86歳とご高齢だけど、本が入ったみかん箱を持ち上げて運んだり、庭の草刈りを始めたりととてもパワフルだ。自分は先週の夜行バス往復がまだ影響しているのか若干腰が痛い。

買取先を出て、少し時間があったので蟲文庫へ向かう。蟲文庫の田中さんとはyomsの開店直後に少しお話したけど、もう随分長い間行けていない。美観地区を散策しつつ、到着すると、なんと定休日。また来よう。コンビニでアイス食べて高松へ戻る。店で本をおろす。これで出張買取(の、本の引き取り)はひと段落ついた。あとは査定と品出しだ。まどを乗せてタリーズへ行き読書。温泉にも行きたいが、翌朝に車を返すのが面倒なのでやめにする。レンタカーを返却。宮脇書店に行き、フロイト「日常生活の精神病理」、檜垣立哉「ベルクソンの哲学」購入。

居酒屋で12月に予定されているグループ展の打ち合わせ飲み会。みんなよく食べよく飲む。どう進めていくかの段取りも固まる。自分は展覧会のチラシなどに載せる導入の文章を書くことになった。来週火曜の定休日に集中して仕上げてしまいたい。

家に帰り、まどとダラダラくだらない話をして過ごす。シャワーを浴びて12時半頃に寝る。


12日(水)

朝9時に起きる。よく寝た。朝ごはんはお粥とはちみつバナナヨーグルト。食べ終えて公園へ。しばらくぼーっとして過ごす。こういう時間が欲しかった。鳥の鳴き声、木の枝のざわめき、虫の歩いている様子など、自然の中にいると自分と直接関係のないたくさんのものにさらされる。店に戻って、昨日持ち帰った本の整理。

開店。この日はネットも店舗もよく売れた。徳島よりPhil Booksさんと高橋さん久々に来られる。査定、発送準備など進める。1時間半残業。

閉店後、お酒飲みながらGYAO無料配信で神代辰巳「赫い髪の女」見る。原作は中上健次。音楽は憂歌団。ほろ苦く切ないが、今の自分にはちょっと退廃的すぎたかもしれない。そういえば意識して日活ロマンポルノを見たのは初めてだな。日活の映画がGYAOで無料配信されているのは店のお客さんに教えていただいた。ありがとうございました。12時過ぎに寝る。


13日(木)

朝7時半に起きる。よく眠れた。まどと一緒に出張買取で使った大量の段ボールをまとめ、ゴミに出す。モーニングに行き、読書。「木洩れ日拾い」、野矢茂樹「語りえぬものを語る」読み進める。

スーパーに寄って帰る。新しく届いたiPhoneの初期設定に四苦八苦。1時間半もかかってやっとできた。料理。青じそドレッシングのサラダと麻婆豆腐を作る。ネットで買った郡司ペギオ幸夫「群れは意識をもつ」届く。この日はまどが少し店番をやってくれることに。

昼ごはんを食べて外出。久々にサウナへ。ごはん食べたばかりでも少しじゅわっときた。休憩室で少し読書、河川敷で川を見る。魚が多い。魚の動きはいい。群れになるとさらにいい。こう動きたいもんだ。茎でやっているくりもとみきちゃんの個展に行く。みきちゃんのイラストは今までいろんな機会で見ていたけどこうやって展覧会で見るのは初めて。今回は全て手描きで描かれた作品だった。めぐさんは他のお客さんとしゃべっていたので早々に出る。まどへのお土産にアイスを買って帰る。

店番交代。査定、発送準備、品出し進める。yoms移転前からほぼ毎週来てくださっている常連さん、ここ4ヶ月ほど来られず「異動したのかな」と思っていたけど、久々にご来店。間違いなくうちで一番本を買っているお客さん。感極まるが、いきなり泣かれても困るだろうと思いこらえる。買ってくれる常連さんもいれば売ってくれる常連さんもいる(なぜか、どちらかに分かれていることが多い)。ありがたい。

今日も既に閉店時間を過ぎている。早めに終わりたい。

2022年10月10日月曜日

三連休(2022年10月07~10日)

06日(木)夜

2時間ほど残業し、本の出荷。ルクスへ行こうと思ったけど、お酒を呑んだらすぐ寝てしまいそうなのでやめる。音楽聴いて、シャワー浴びて寝る。気温が急に下がった。風邪をひかないように気を付けたい。


07日(金)

朝8時半頃に起きる。ゴミを出し損ねた。朝ごはんを食べて外出。けっこうな雨が降っている。まどはスタバ。レターパックなどを買い、スーパーで食料を買って帰る。久々に料理。ベーコンとエリンギのバター炒め、大根と水菜のサラダ、かき卵スープを作る。

開店。雨は昼過ぎに止んだ。発送準備、査定、品出し進める。この日はあまり売れず。1時間ほど残業。

閉店後、本を出荷してルクスへ。ジントニック飲みながらまいちゃんと東京でのことなどを話す。帰ってシャワー。新しいキャンバス2枚を少し進めて寝る。


08日(土)

朝8時半に起きる。まどとモーニングへ。保坂和志「小説の誕生」読み終える。

久々にルヌガンガへ。以前図書館で借りて面白かった沢山遼「絵画の力学」を手元に置いておきたくなり、注文する。他にもほしい本はたくさんあるが、あいにくどれも高い。今はやめにする。忙しくて本を読む時間が取れない時に限って気合のいる本が欲しくなってしまうのはなぜか。

家に帰って洗濯物を片付け、掃除機をかける。梨をむいて食べる。まどがカレーを作ってくれることになった。ネット出品作業少しやる。

開店。この日は3連休初日ということもありお客さんが多い。以前出張買取でお世話になったOさん、飛田さんや岡田さん、福田さん、ダイゾー君と知人友人も来店。いろいろお話する。東京へ行ったばかりで頭の中の情報量が多く、またSNSに年末やるイベントの告知をちらっとしたのもあって、なんだか気持ちが落ち着かない。店頭買取2件、お預かり1件。

残業2時間がんばり、閉店。本の出荷は明日にまわす。シャワー浴びて、楳図かずお「イアラ」読み始める。キャンバスをこの日も少しだけ進め、寝る。


09日(日)

朝9時前に起き、朝ごはんを食べる。まどの分がなくなり、じゃあうどんでも食べようと外へ。さっと食べて公園に行こうと思っていたが綿谷は休みで、結局ドトールに入る。外で風を感じたかったけど仕方がない。「イアラ」続き読む。スケッチブックにマーカーで絵を描くが、いつも描いているような抽象的な図形しか出てこず、いまいち。次の段階にいかないといけない。

少し早めの開店。査定進める。本の引き取りから時間が経ってしまっているのでお客さんへ申し訳ないですとメッセージを送ると、ねぎらいのお電話をいただいた。スマホのカメラが壊れたので白ロムを注文。夜にはやしはなこさんご一家が来店。はなこさんにはyomsオリジナル手ぬぐいのイラストを描いてもらった。三浦しをん「きみはポラリス」や東直子「薬屋のタバサ」(いずれも文庫版)など、本の装画も多く手掛けている。今日は犬島と直島へ行ってきたそうだ。いろいろお話する。10年ほど前にはなこさんの一日限りの個展を企画した時、はなこさんは「壁に紙を貼って、子供をおんぶしながら描いた」と言っていて、その時おんぶされていた娘さんのりんちゃんはもう中学生。お母さんと背丈がほとんど変わらない。大きくなった。

この日の残業は1時間半で切り上げる。本の発送。ついでにビールを買い、カルパスをつまみに家で飲む。絵でも描こうと思っていたら、12月のグループ展に向けての作業があることを思い出し、進める。12時半頃終了。寝る。


10日(月・祝)

朝8時前に起きる。シャワー浴びて、まどとモーニングへ。「イアラ」読み終え、スケッチブックに絵を描く。家に帰ってキャンバスの続き。

開店。査定、品出し進める。疲れてぼーっとしてしまうが、お客さんは多く本もそこそこ売れる。店頭買取1件。12月に予定しているライブイベントのチラシのための絵を描き、スキャンして画像を送る。さらに12月のグループ展用の作業。こちらは明日の夜に打ち合わせがある。

定時に上がるつもりが結局1時間半残業。明日は倉敷まで出張買取、早めに寝たい。

2022年10月6日木曜日

東京へ(2022年10月04~06日)

03日(月)夜

閉店時間を1時間切り上げ、ことでんで高松駅へ向かう。夜行バスで東京へ。車内でヘンリー・ジェイムズ「デイジー・ミラー」読み終え、保坂和志「小説の誕生」続き読む。


04日(火)

朝7時半頃に新宿駅に到着。久しぶりにベルクへ行く。自分もまども少しいいモーニングセットを注文。その後上野に移動し、駅からすぐ近くの「コーヒーショップギャラン」へ。純喫茶な内装で、歴史は古そうだけど中はピカピカ。店員さんが絶えずガラスや冷蔵庫を磨いていた。

東京都美術館でフィン・ユール展見る。デンマークの建築やデザインの歴史もざっとおさらいできる構成。展覧会の最後にはいろいろな名作椅子があり、座れるようになっていた。

駒込へ移動。kayokoyukiというギャラリーへ行き、結城さんと久々に会う。現在展覧会はやっていないが、2名のスタッフの方と一緒に仕事を進めていて、ギャラリーには梱包前の作品が立てかけられていた。パリで行われるアートフェアへの出展が控えているそう。まどと先に近くの喫茶店へ移動し、ごはんを注文。後から結城さんと、夏にyomsにも来てくれた利部さんが合流(利部さんも結城さんのギャラリーに所属している)。食べながら生活や仕事の話などする。海外アートマーケットの話にもなり、イギリスのEU離脱や中国の立ち位置など、国際社会の動向が如実に反映しているんだなと感じた。ギャラリーへ戻り、持ってきた絵を結城さんに見てもらう。詳細は省くが的確で率直な言葉をいただく。良い意味でも悪い意味でも、いかに自分がノラ犬のような活動をし続けてきたのかを実感。結城さん仕事へ戻り、利部さんから新しく作ったという映像作品を見せてもらう。早速この夏に撮影した瀬戸内海の映像素材が使われている。2人とも自分とはかなり活動のスタイルが違うはずなのに、忙しい中時間を作ってくれてありがたかった。

まどと一旦分かれ、自分はギャラリーめぐり。原宿のBlum&Poeで岡崎乾二郎展、天王洲のANOMALYで高橋大輔展見る。高橋大輔さんのここ数年の作風の変化がとても気になっていたので、見れて良かった。天王洲では淺井さんの描いた巨大壁画も確認。歩いて疲れ果ててしまい、品川で喫茶店を探す。「ダリ」というお店があった。地下のお店だけど店内は明るく、店名の通りダリの版画や溶けかかった時計のオブジェが飾られている。読書しつつ休憩。

赤羽へ移動。駅でまどと合流。少ししてイラストレーター/マンガ家の石山さやかさんと合流。焼きとん屋で飲む。主にまどと、仕事についての込み入った話。しばらくして、yomsのトートバッグにもイラストを提供してくれた花原史樹君も合流。花原君この日が職場の最終出勤日だったとのこと。焼きとん屋を出て、しやさんは仕事に戻り(忙しいところありがとうございます)、花原君と「暖母」(だんぼ)という喫茶店へ。ここは深夜12時くらいまでやっているらしい。飲み物がとても安い(300円~)し、おつまみもいろいろあり(鍋まである)、面白いお店だった。花原君から新作の構想を聞く。完成が楽しみ。

この日は神楽坂のホステルに泊まる。さっさとシャワーを浴びて寝た。


05日(水)

朝8時半に起きる。ホステルのロビーにいたら飲み物の注文を促され、払おうとしたらキャッシュレス決済のみで、結局早めに出る。

高田馬場へ。駅に隣接したベックスコーヒーで佐藤豊さんの展示を見る。グラフィックのプリントとドローイング。とてもかっこいい。佐藤さんは河合浩さんの画集のデザインも手掛けている。ほどなく内田さんと船戸君が合流。二人はTOWEDというギャラリーを墨田区で運営していて、自分もグループ展に参加させてもらった。近くのカンタベリという喫茶店へ移動。絵も見てもらう。二人はかなり熱心に(というか、ほとんど歓声を上げながら)見てくれて、やる気が出た。

吉祥寺へ移動し、まどと分かれる。自分は来年2月に行う個展の打ち合わせ。東京で個展をやるのは7年ぶりになる。担当の方と顔合わせ。とても丁寧な方だった。こちらも丁寧にやっていきたい。搬入の流れなど細かい点を確認し、絵も見ていただく。展覧会もDMは年始くらいには完成の予定。

まどと合流し、久々に百年へ。ヴァージニア・ウルフ「波」(角川文庫版)、アラン・ロブ=グリエ「迷路のなかで」(文芸文庫版)、楳図かずお「イアラ」(小学館文庫版)購入。いずれも手ごろな値段で購入できた。今回立ち寄れた古書店は結局ここだけ。

新宿駅で荷物をロッカーに預け、自分は再びギャラリーをめぐる。目白のTALION GALLERYで二艘木洋行やucnvさんの参加しているグループ展、六本木のTaka Ishii Galleryで梅津庸一展見る。昼ごはんを食べそこね、結局富士そばに入る。

高田馬場に戻り、早稲田松竹でアピチャッポン・ウィーラセタクン「メモリア」見る。レオス・カラックスの「アネット」と2本立てだったが、「メモリア」だけ見た。最初は何が起こっているのかよくわからなかったけど、ハードディスクとアンテナのくだりあたりからこれはすごいなと感じ始めた。もう1回見たい。しかし早稲田松竹はブレッソン、ホン・サンス、濱口竜介など良い作品がたくさんかかっている。メモリアとアネット見ても1300円。うらやましい。

お茶の水へ移動。Donatoというジャズ喫茶に行く。お店のロゴはyomsのビニール袋のデザインもやってくれた加瀬透君が手掛けている。店内は会話禁止、ジャズが大音量でかかっている。まどはお店の本棚にあった高橋留美子を読みふけっていた。カフェオレも、オリジナルのチキンライス(?)もおいしかった。

帰りも夜行バス。やたらと喫茶店に行った旅だった。新しいお店もいろいろ知れて満足。


06日(木)

朝8時過ぎに高松着。家へ荷物を置き、また喫茶店へ。ぼーっとしつつ、ぽつりぽつりと話す。「小説の誕生」続き読む。帰宅。発送がたまっているので自分はすぐにレジへ。大きめのものを2件梱包し、コンビニで発送する。

開店。お客さんは多い。店内には買い取った本も積まれている状態で、少し申し訳ない気分になる。お客さんの引いたタイミングで在庫整理。発送準備、査定進める。結城さんからうれしいメール届く。2時間ほど残業。明日もどんどん進めたい。

今日はこれから本の発送。少しでもいいから絵を描きたい。

2022年10月3日月曜日

出発前(2022年10月02~03日)

01日(土)夜

閉店後、本の出荷。お酒を買おうか迷ってやめる。帰ってバナナにヨーグルトとはちみつをかけて食べる。シャワー。キャンバスの続きを少しやって寝る。


02日(日)

朝8時前に起きる。今日も眠い。一日ひたすらゴロゴロしていたい。小さなおにぎりを3つほど作って、まどと公園へ向かう。いい天気だ。おにぎりを食べて保坂和志「小説の誕生」続き少し読む。家に帰って、12月のグループ展に向けての作業。スーパーでコピー用紙、春風堂で昼ごはん用のパンを買う。キャンバス続き。なかなか進まなかったがやっと完成。

開店。査定、品出し進める。途中エネルギーが切れてしまい、ぼーっとする。12月に予定しているイベントのフライヤーデザインを依頼。こないだの個展の記録写真をPDFにまとめ、ネットプリントへ登録。実家から米と枝豆届く。

閉店後、12月のグループ展に向けてのzoom会議2回目。前回よりもまとまってきた気がする。うまくいくといいな。1時間半ほどやって、その後本の発送とネットプリントの出力。家に帰るとまどもちょうどライブハウスでのバイトから帰ってきたところだった。この日は長丁場だったらしい。明日の夜に東京出発、諸々準備。絵を見てもらう用事もあるので、キャンバスや板パネルを選ぶ。12時過ぎに早めに寝る。まどはこの時間になってもがんばって絵を描いていた。


03日(月)

朝8時前に起きる。とりあえずモーニング。ぼーっとして頭が働かないが、ヘンリー・ジェイムズ「デイジー・ミラー」半分まで読む。まどはTSUTAYAへDVDを返しに行った。自分は銀行や郵便局をまわる。ダイソーでクリアファイルを買い、昨日出力した諸々をまとめる。見てもらう絵の梱包。上原屋に行ってうどん。東京で会う人たちに渡すおみやげを買う。

開店。土曜日にお預かりした本の査定を進める。かなりの金額になったけど、それだけ良い本が入ってきている。ありがたい。12月イベントフライヤーのための連絡。晩ごはんはまどが店番を代わってくれたのでふみやでお好み焼き。余った分を包んでもらい、まどに渡す。香川も東京も感染者数の減少は続いているようだ。

もう少しで出発。今回はどんなことが起きるかな。

2022年10月1日土曜日

主体性(2022年09月30日~10月01日)

29日(木)夜

1時間弱残業。終わり際に飛田さん来て話す。半空が最近取ったラジオの賞(?)の別部門で、田口史人さんも受賞されていたらしい。田口さんには12月21日水曜日、3年ぶりにyomsでレコード寄席をやっていただく予定。次回は文学者編とのことで、とても楽しみ。

本を発送し、スーパーでお酒を買って帰る。シャワー。飲みながらキャンバスの続き。進んではいるけどどこか決め手に欠ける。どうすべきか。早めに寝るつもりが、結局1時前。


30日(金)

朝8時前に起きる。ゴミ捨て。キャンバス続き。KOHHの新しいアルバムに入っている、「ロープ」の理貴によるバージョンが良くて何度も聴く。

まどとモーニングへ。保坂和志「小説の誕生」読み始める。最近読書の時間が取れず、一度に100ページ以上読むことがなかなかできない。喫茶店を出て不動産屋。街ナカからそれほど遠くない物件を見に行く。タワーマンションができてこの辺の家賃も高くなってきているだろうか。引っ越した場合のお金のあれこれをまどと相談。話していて、改めて自分は絵に関すること以外に対して主体性がないなと感じた。引っ越しものっぴきならない理由ができないと腰が上がらない。いつも周りや状況に流されている。流してくれるのはありがたくもある。孤独が一番良くない。

開店。この日は発送が多く、梱包に時間がかかった。店舗でもそこそこ売れた。SNSを見ているとふと九州のとある古書店さんのインタビュー記事が目に入る。本に対する熱意が伝わってくる内容でとても良かった。自分は最近在庫とお金のことばかり考えてしまっている。良い本は入っているけど、時間に追われているとふと棚に血が通っていないような気がして自分をいぶかしんでしまう。本格的に日々の業務を見直すべきタイミングに来ているんだろう。

30分ほど査定で残業。疲れた。閉店後、本の出荷。スーパーでヨーグルトを買って食べる。読書。「小説の誕生」続き読み進め、ヘンリー・ジェイムズ「デイジー・ミラー」読み始める。シャワー。キャンバスをやる。あれこれやっていたら悪化した。1時前に寝る。


01日(土)

朝8時前に起きる。アラームを切っていてもいつもの時間に起きれた。朝ごはんを食べ、絵の続き。今日まどは徳島まで「アバター」の4D上映を見に行った。カレーを作り、玄米を炊き、洗濯をする。そしてまた絵の続き。また少しずつ前進し始める。途中「あ、失敗した」と思っても、結局自分の納得いくまで手を加えるんだから問題ないのだ。

開店。お客さんは多く、よく売れた。査定、品出し、発送準備進める。こないだネットで注文したニューバランスのスニーカーが届く。店頭買取2件。うちお預かりした1件は大きめの箱3つに写真関連の本が詰め込まれていて、かなりありがたかった。さっこ来て、進めているあれこれについて話す。疲れていてあまり的確なことが言えなかった。個展にも来ていただいた映画好きのお客さんから、神代辰巳のピンク映画が今GYAOで無料で見れるとの情報をいただく。宅配レンタルしようか迷っていたところだった。

友人の成瀬さんが所属する岡大短歌会の会員誌が発行になった様子。ネットにいくつか上がっていたのを読んだら興味深かった。今後どう作風が変化していくのか楽しみだ。

今日はもう既に一時間残業している。これから本を発送して絵か読書。