2022年12月28日水曜日

年末ひとがんばり(2022年12月23~27日)

22日(木)

閉店後、増村保造「青空娘」見る。ひどい父親だなあと思っていたら、最後にしっかり痛い目にあって改心していた。シャワーを浴び、小島信夫「菅野満子の手紙」読み終えて1時前に寝る。

「ここで白状いたしますが、くしくも小説『菅野満子の手紙』の中に、しばらく以前の号に私らしき人物が登場いたしました。Sさんという編集長と長話をするところがありますが、あの女のモデルはこの私なのです。私はSさんに名をきかれT・Hとだけ名乗って逃げました。あのところは、それこそぜんたいとしてはフィクションであることは、あなたもお分りと存じます。フィクションは、この小説『菅野満子の手紙』のあの部分にあるだけではないことは、あなたは先刻御承知のことでありましょう。」(p560)


23日(金)

朝8時頃に起きる。ゴミ捨て、余っていたおかずで朝ごはん。まどと話して27日火曜にドライブ行こうとなり、レンタカーを予約。

外出。本を出荷し、歩いて図書館へ。こないだ宮脇さんが「『イージー・ライダー』初めて見たけど面白かったよ」と言っていたので、自分もDVDコーナーから借りる。年末年始も見たい映画がたくさんある。スーパーと八百屋で買い物して帰る。

昨日スケッチブックに描いた、全然うまくいかなかった絵が気になる。うまくいかなかった絵の線を拾い集めるようにキャンバスに写していったら面白くなるだろうか。

開店。発送準備など進める。昨日お預かりした本の査定を進めようとしたところで、買取依頼のご連絡が2件。結果、この日は昨日分の3箱の査定が完了しお支払いしたものの、15箱分ほどの新たな買取がやってきた。他店頭買取も1件。年末を感じる。店内本でごちゃごちゃとしていたが、店舗ネットともに売り上げは悪くなかった。来年2月に吉祥寺・百年さんにて行う個展のDM届く。閉店後、本を出荷してスーパーでコーヒーと大福を買う。残業開始。査定や在庫整理を進め、24時半ごろまでやる。明日は昼過ぎにバイトの人が来てくれるので、その時渡すための本の準備もしないといけない。これは明日の午前中にやろう。

さっとシャワーを浴びて寝る。


24日(土)

朝7時半頃に起きる。軽くストレッチをして朝ごはん。コンビニで本を発送し、ケーキを買う。喫茶店に行こうか迷って、結局店で仕事を始める。まだ9時半。ネットで売れた本の梱包をしてまた発送に行き、昨日お預かりした本の整理。途中ルヌガンガで休憩。ミルクティー飲み、斎藤潤一郎「武蔵野」、千種創一「砂丘律」購入。店に戻って本の整理続き。結局開店までに全ては片付かず。

開店。友人さんや常連さんが代わる代わる来られ、楽しい一日。男女でのご来店も多い。バイトのYさん来て本の受け渡し。本の整理ひと段落つく。品出し、発送準備、査定進める。いい本が入ってきているのに延々査定ばかりやっていてなかなか出せないのがもどかしい。ネットで購入した吉田喜重「さらば夏の光」DVD届く。少しずつ集めていきたいところ。ちょうどTさん来られたので、吉田喜重やブレッソンの話などをする。

この日は22時半まで残業。ルクスへ個展のDMを置いてもらいに行く。風呂に入り、キャンバス少し進めて寝る。


25日(日)

朝起きて、昨日買ったケーキを食べる。喫茶店に行き、ポール・ヴァレリー「ドガ・ダンス・デッサン」続き読む。スケッチブックに絵を描く。レターパックを買い、三越でハムを買って帰る。

開店。この日は疲れがたまって動きが悪かった。方々へ連絡をとり、来年2月の個展DMを発送。皆さん快諾してくれてありがたい。

定時で終了、スーパーでヨーグルトを買って食べる。少し落ち着く。調子が良ければハムをつまみに飲もうと思っていたけど、すぐにベッドに入って寝た。


26日(月)

朝8時頃に起きる。体調少し回復。朝ごはんを食べ、査定の続きをやる。少しだけキャンバスも進めた。

開店。この日は年内の最終営業日。しかしそれほどお客さんは多くなかった。お客さんが増えるのは28~30日あたりの年内の仕事が終わるあたりなのかもしれないが、まあいいか。店頭買取が5件、うち1件は段ボール4箱で後日の連絡。以前お預かりした分の支払いが1件。査定をどんどん進める。残業して先日お預かりした分1件終了。

風呂に入り、少し本を読んで寝る。体力のなさを実感。


27日(火)

朝8時前に起きる。まどがゴミ捨てをやってくれた。南珈琲でモーニング。「ドガ」読み終える。解説を読むと、昨今よく言われているネガティブケイパビリティ的なところもある気がした。

「見慣れないものを理解できる形にし、言葉の型にはめこむことで、ひとは通常の状態に戻ってゆく。しかし、その手前に広がっている状態、言葉によって了解できない事物の不定形な、不気味な状態に、できるかぎりとどまっていることを、ヴァレリーは思考の本質的な営みと考えていた。」(p291、解説)

レンタカーを借りてドライブ。車の中は陽が差してあったかい。高松町、JR屋島駅から近いところにある「ルヴァン」というお店でパンを買って食べる。どれもおいしくて安い。その後、ぱらいそが火曜営業していたので行ってみる。みかんの入ったショコラロールはスポンジがもちもちしていておいしかった。この日は他にも何箇所か行く予定だったけど、結局疲れてしまいやめにした。タリーズで読書。「香山哲のプロジェクト発酵記」読み終える。香山さんの、自分の感覚を整理しやわらかく世の中へ差し出す手際にはいつも脱帽させられる。TSUTAYAでDVDを借り、車を返し、「まほろば」で夕ご飯。まほろばは以前「しるの店おふくろ」だったお店。汁の種類が少なくなっていたけど、豚汁も肉じゃがもはまち刺も全部おいしかった。この日は結局ずっと飲み食いしていた。

家に帰り、デニス・ホッパー「イージー・ライダー」見る。想像していたのと違い、ストーリーはほぼなく、呆気にとられるようなラスト。新潮美術文庫「ターナー」読み終え、寝る。

2022年12月22日木曜日

レコ寄席(2022年12月18~22日)

17日(土)夜

1時間残業。melobarでやっているDJイベントに行こうと思っていたがやめにする。フェデリコ・フェリーニ「青春群像」見る。ドラマチックな物語の芯の部分とは直接関係のない、なんでもないような男達の戯れのシーンがいい。新品のキャンバスを作業スペースに持ってくるが、特に手をつけることなくこの日は寝た。


18日(日)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べる。作り置きのおかずがけっこうな量余っていて、まどが鮭を焼くだけでこの日の料理は終了。

まどから以前買ったiPadの設定をやる(といってもほとんどまどが作業をやってくれた)。Procreate(描画アプリ)は以前に購入済みだった。ダウンロードの合間に南珈琲へ。小島信夫「菅野満子の手紙」読み進める。300ページあたりまで来た。今年中に読み終わりそうだ。家に帰ってiPadで絵を描いてみる。使いこなせたら面白そうだ。

開店。品出し、発送準備進める。ここ10日間くらいは急に寒くなった影響かお客さんが少なかったが、この日は多かった。先日本を持ち込んでいただいたお客様に支払。藤谷さん久しぶりに来てくれる。栗林公園は外国人観光客が増えているとのこと。ippenさんも来てくれて少し話す。この日はM-1決勝、NHK大河ドラマ最終回、ワールドカップ決勝などたくさんイベントがあり、SNSがにぎわっていた。

閉店後、なんとなく人と話したくなりルクスに行くが、まいちゃんに適当に話してたらいつの間にか前来た時と同じ話をしていて、帰る。家でお酒を呑み、まどが買っていた板海苔を何枚かそのままバリバリ食べる。キャンバスに、水をたくさん含ませた筆で色を広げる。シャワー浴びて寝る。とても寒く、首や肩のあたりが冷えてしまいなかなか寝付けなかった。


19日(月)

朝8時半に起きる。眠りが浅かったためか頭がぼーっとする。朝ごはんを食べて、料理。白菜とひき肉のうま煮(にんじんやネギ、椎茸も入れる)、卵焼きを作る。郵便局で本を発送し、八百屋で買い物。帰って絵を進める。少し読書。

開店。この日はネット出品していた高めの本がなぜかよく売れ、店のほうでも取り置きの本が売れたりで良い感じだった。

閉店。シャワーを浴びて、読書しつつキャンバスを進める。昨日色を塗った上から雑にジェッソを塗ってみた。


20日(火)

朝起きてまどとまた南でモーニング。その後さらにスタバへと移動。ポール・ヴァレリー「ドガ・ダンス・デッサン」読み始める。とても面白い。ドガをきっかけにしてヴァレリーが思う存分思索を広げていくような内容。

「私の興味を引くことが、私にとってつねに重要なものであるとはかぎらないのであり、これは誰にとっても同じことだろう。おもしろいということには注意しなくてはならないのだ。」(p14)
「動物は、命令されて動かないままでいるのに飽きると、逃げだして身をふるわせるが、それはある感覚から逃れようとしているのであって、何かあるものから逃げているのではない。駆け足をしたり、急に進路からそれたりして、思う存分自分をまき散らしているのである。」(p31)

家に帰り、キャンバスの続き。余っていたおかずで昼ごはんを済ませる。

外出。2月グループ展打ち合わせ。展覧会場に掲示する文章の内容に合うようなイメージ映像を撮ろうということになり、デジカメを三脚に立て撮影する。割とすんなり終了。ジュノ君と瓦町駅方面へ歩くが、もう少し話そうかという流れになりまたまた南へ。制作活動や生活の話などをする。しかし南珈琲がなくなったらどこへ行ったらいいんだろうか。

帰ってキャンバス。いい具合に進んでいる。まどと久々によって家に行く。サラダ、はまち刺、骨付鳥など何を頼んでもおいしいし、安い。まじめな話をした。飲みすぎたかもしれない。その後時宅へ移動し、お茶を飲む。但馬さんと安岐さんも合流。映画や美術館の話などをする。結局24時過ぎまで話していた。帰ってすぐに寝た。


21日(水)

朝8時に起きる。この日は夜にレコード寄席。朝ごはんを食べて風呂に入る。午前中ずっとキャンバス。もう少しで終わりそうだ。

開店。店頭買取1件、以前お預かりした分の支払いが1件。さらに愛知県のお客様より郵送買取1箱到着。梱包やイベント準備など進める。この日は次にやるべきことがすぐに浮かんでてきぱきと作業できた。チャイの材料が足りないことがわかり、まどに買い出しに行ってもらう。そのまま店番も交代して、はなまるうどんで早めの夕ご飯。

田口さんと、滋賀県にある古書店「半月舎」の御子柴さんが到着。車から本やレコードなどを運び出し設営開始。御子柴さんの古本は予想以上に量があったが、なんとかいけた。田口さんもyomsバックヤードにあった木の板や箱を活用し難なくブースを完成させていた。制作中の商品に関する面白い話をいろいろ聞く。お二人が一旦外出されて、パイプイスを並べていく。狭い店なので12席ほどしか用意できず。今回3年ぶりのレコ寄席というのもあってか、予約でほぼ枠が埋まってしまった。次回は他の会場も検討したほうが良いかもしれない。

イベント開始。今回は「文学者編」で、野坂昭如や三島由紀夫から谷崎潤一郎、植草甚一、文壇バーのママが手塚治虫プロデュース(!)で出したレコードなどいろいろ。メディア文化史的な話もたくさんあり楽しかった。田口さんと御子柴さんの持ってきた商品を熱心に見ているお客さんも多い。自分も一枚中古レコードを購入。

まどと4人で時宅へ行き、軽く食べながら伊那や彦根など街のことなどお話する。昨日けっこう飲んだので自分はこの日お茶。六ろくが閉店したことを伝えると田口さん驚いていた。24時頃まで話す。出て、車にまた商品を積み込みお二人は出発。年内のレコ寄席はこの日が最終日とのこと。ありがとうございました。


22日(木)

8時前に起きる。朝ごはんはおかゆ。おろししょうがを入れた。料理。煮物(大根、にんじん、しいたけ、長ネギ)、親子丼、キャベツの浅漬け作る。南珈琲へ。「菅野」「ドガ」交互に読み進める。スケッチブックに絵を描いてみるがうまくいかず。帰って絵をやる。完成。4日でできた。この調子で続けて描いてみたい。なぜか、よせばいいのに古民家改修に失敗した家族の動画を見てしまった。やめたい。

開店。イベントで出したパイプイスなどを片付け。ブログを書いたり発送準備をしたり。昨日お預かりした本の査定をやり、3箱終えて金額を連絡し、ご了承取れる。昼に店頭買取1件と、夜さらにもう1件来る。棚に本を出していく暇がない。昼Centerの大山さん来てくれる。夜は友人の大学院の後輩という学芸員の方がご来店。いろんな話を聞くが、公立美術館の現状はなかなか厳しいようだ。

今日は映画を1本見て、また絵を描こうと思う。

2022年12月17日土曜日

適当な絵(2022年12月15~17日)

14日(水)夜

22時半まで残業し、発送は明日にまわす。シャワーを浴びて、キャンバスを進めつつ、吉田喜重「小津安二郎の反映画」読む。1時過ぎに寝る。


15日(木)

朝8時前に起きる。ストレッチ。今日から上下ヒートテック。ごはんを食べて、引き続き読書と絵。合間に本の発送に行ったり、灯油を買いに行ったりする。まどが麻婆豆腐を作ってくれて、自分はブロッコリーを茹でた。2~3月あたりにイベントできないかと連絡が入る。

ある程度絵の制作を続けていると「ここには絶対黒があったほうがいい」とか、なんとなくわかってくるけど、それって一体全体何がわかっているのか?

「言葉をかわすこともなく釣り糸を投げかけ、流し釣りを繰り返す父と子の姿に、観客もまた口を閉ざして見入るしかなかっただろう。(中略)おそらく小津さん自身の、この世界を無秩序と見るその眼差しが、こうしたなにげない反復の運動、その美しい規則性を見逃すことなく捉え、無上の幸福にも似た、かりそめの調和の瞬間といったものをわれわれに夢見させるのである。」(「小津安二郎の反映画」、p102)

開店。バイトの人に頼んでいた本が早くも売れていてうれしい。品出し、ネット出品など進める。次のバイト本準備も少し進めた。

来年の10月から11月にかけての展覧会予定が決まった。2月と6月にも予定が入っている。忙しくなりそう。

閉店後、本を出荷してスーパーでビールとチーズを買う。家で飲みながら読書。キャンバスも進める。シャワー浴びて12時半頃に寝る。


16日(金)

朝8時前に起きる。ゴミ捨て。まどと南珈琲でモーニング。小島信夫「菅野満子の手紙」と「小津~」交互に読む。スーパーで買い物をして帰り、料理。豚肉の生姜焼き、キャベツとじゃこの和え物を作る。キャベツじゃこおいしい。これはおつまみにもなっていいな。キャンバス進め、ネット出品作業少しやる。

開店。店頭買取1件、段ボール4箱来る。均一本補充、ネット出品、査定進める。途中ドラッグストアに行ってラミーを買うが、高くなったうえに小さくなっていて寂しい。夜ダイゾー君来て、ルクスでのイベント用にパイプイスを貸す。カンデラ矢野さん来て、ショップカードを渡し合い、大晦日のチラシも渡す。いろいろお話。

この日は1時間弱残業。ダイゾー君からパイプイス受け取り。シャワー浴びて絵を描く。なんとか完成。今回の絵は思いついた形や線をゴミ箱みたいに放っていこうと進めた。適当な絵をゆっくり描こうとするのは、合間にああしようこうしようと考えてしまいがちでけっこう難しい。早描きのほうが自分に考える暇を与えないので逆に楽だったりする。どんな速度で描くかも重要だ。「小津~」読み終え、1時頃に寝る。


17日(土)

朝7時半に起きる。寒い。明日は雪が降るらしい。ストレッチをやり、朝ごはんをドーナツとみかんで済ませる。「菅野~」少し読み進める。

外出。本屋さんへ行く。講談社学術文庫で出たポール・ド・マン「読むことのアレゴリー」面白そうだ。しかし学術系の文庫は今高く、なかなかノリで買えないのが辛い。郵便局で本を出荷し、レターパックを買う。画材屋さんまで歩き、額縁を見る。あまりピンとくるのがない。来年の個展ではドローイングも少し展示しようと思っている。きちんと額装したいところ。スーパーに寄って帰る。

料理。親子丼、白菜とネギと豆腐の味噌汁、じゃが芋とにんじんとしいたけの煮物を作る。今日は前半まどが店番なので、そのまま昼ごはん。絵を描こうと思っていたが、雑誌類のネット出品作業を40冊弱やる。結局あまり自分の作業できず。

店番交代。とあることで大失敗してしまい(人からの信頼を落とすようなものではないが、金銭的、時間的な損失)、1時間ほど放心状態に。その後発送準備や査定やるが、だめ。こないだ来てくれたお客さん(共通の友人がいる)が、バンドTaiko Super Kicksの方と一緒にご来店。TSKのジャケットはyomsの袋をデザインしてくれた加瀬透君や、yomsでzineを扱っている河合浩さんが手掛けている。少しそういう話をした。

いつの間にかダラダラと1時間残業している。やるべきことはまだあるけど今日はもう終わりにして、映画が見たい。

2022年12月14日水曜日

しゃべる(2022年12月12~14日)

11日(日)夜

閉店後、まどと一緒にKOKUA COFFEE ISLANDへ。たくさんの人が盛り上がっていていい感じだった。コーヒー焼酎を飲む。おいしい。前にどこかでコーヒー焼酎飲んだ時にもおいしいなあと思ったけど、その時とはまた全然違う風味だ。カンデラ矢野さんや、fragrantのカオリさんと話す。まど先に帰り、ルヌガンガ中村さん、BOOK遍路のスタッフさんらと話す。BOOK遍路さんは今回のマップ制作で終わりというわけではなく、今後も香川を拠点に本に関する取り組みを続けていく模様。イベント終了の24時までずっといて、お開き。帰ってしばらくぼーっとする。少し早い忘年会という感じで良かった。シャワーを浴び、2時頃寝る。


12日(月)

朝8時前に起きる。まどは最近自分よりも早起きしていて、ずいぶん調子が良さそう。朝ごはんを食べて、少しキャンバスを進める。スーパーへ買い物に行き、帰って料理。卵とベーコンとしめじの炒め物、にんじんのマスタードシード炒め、茹でブロッコリー、ポテトサラダカレー味作る。

外出。KOKUAへ搬出に向かう。お金の精算と本の片づけ。ハップさんは今後ポップアップをやる時の注意すべき点などが整理できて良い機会になったそうだ。またよろしくお願いします。KOKUAは3階をギャラリースペースとしても使っていくそうで、今後の展開が楽しみ。本は無事に1往復で運ぶことができた。スーパーで段ボールをもらい、焼き芋とコーヒーを買う。ルヌガンガでBOOK遍路MAP補充分をもらう。

開店。出店に持って行った本を棚へ戻す。本が傾いていた棚に息が吹き込まれていくようで気分がいい。昨日お預かりした古本の査定を進め、金額を電話でご連絡。アルバイトTさんへ昨日準備した本20冊を渡す。土曜日ウェブショップへ追加したカレンダーが完売。まどに一部梱包を手伝ってもらう。途中でプチプチが足りなくなり、店を一旦閉めてパッケージプラザまで買いに行った。夜に平尾君が来てくれて少し話す。

閉店後、音楽を聴いて適度に休みつつカレンダーの梱包続き。終えて、少しだけキャンバスを進めて寝る。


13日(火)

朝8時前に起きる。朝ごはんを食べ、カレンダー発送用の伝票書き。まどが手伝ってくれたので早く作業完了。外出、南珈琲へ。小島信夫「菅野満子の手紙」と野矢茂樹「語りえぬものを語る」をまた交互に読む。以下2つはどちらも「語り~」。

「言語を奪っておきながら、複雑な心の動きを動物たちに帰属するような擬人化は矛盾したものでしかないだろう。だが、言語をもたないことによってどれほどのものがそれとともに失われるのかは、慎重に見きわめなければならない。」(p392-393)

「隠喩の眼目は真であることにある。しかも、すでにある世界をたんに描写するのではなく、隠喩は、その最も創造的な場面において、自らを真にするように世界の相貌を創り出すのである。」(p427)

店へ戻り、BASEの発送連絡作業。昼ごはん食べる。

午後、グループ展の話し合い。アイディアはたくさん出るがなかなかまとまらない。終えて、ジュノ君とCenterさんで開催されている北山雅和さんの展示を見に行くが休みだった。そのままなんとなく立ち話。帰って絵の続き。ひと段落ついて八百屋とスーパーで買い物。夕ご飯はすき焼き。牛肉は高いが葉物野菜が最近安いので、まあいいかとなる。やっぱりおいしい。次はちゃんと牛脂でネギと肉を炒めよう。風呂に入る。

まどと吉田喜重「秋津温泉」見る。自分は2度目。大仰な音楽と、同じカメラワークやシチュエーションが執拗に繰り返されテンションを高めていく。河本役は最初長門裕之ではなく芥川比呂志の予定だったそうだ。

キャンバスを進め、「語りえぬ~」読み終えて寝る。「菅野満子」と並走して読むのがとても楽しかったので、なんだか寂しい。


14日(水)

朝8時前に起きる。ストレッチ。朝ごはんを食べ、外出。図書館へDVDを返し、TSUTAYAへ行く。風がとても強く、冷たい。DVDを借りてタリーズで吉田喜重「小津安二郎の反映画」読み始める。自分はそれほどたくさんの小津映画を見たわけではないけど、とても分かりやすく、読みやすい。まどが「田町の商店街にレコード屋さんができるみたいだよ」と言うので行ってみる。元「かみをり」だったテナントで、小さなお店だけどオールジャンル扱っていて楽しそうだ。商店街の南のほうにも人の流れができてくるといいな。

「他人に興味がない」とわざわざ口に出す時は、無意識のうちに「他人」に押し込めている特定の人が何人かいそうだ。

開店。発送準備、品出し、均一本補充、ネット出品など進める。急に寒くなったせいか、次やるべき作業がパッと浮かんでこない一日。お客さんは少ない。店頭買取1件。閉店時間後もネット出品作業を進めた。重要なメールも1件送る。

今日はこれから本を発送して、絵をやる。

2022年12月11日日曜日

田町文庫(2022年12月09~11日)

08日(木)夜

閉店後、少し休憩して本を台車でKOKUA COFFEE ISLANDまで運ぶ。週末の出店のための搬入。HAPPFATさんへ挨拶して本を並べていくが、何かがおかしい。どうも自分が勘違いしていたようで、棚に対して本の量が全く足りていなかった。店に戻ってからさっき持って行った分の2倍の量の本を選ぶ。23時半頃に終了。

吉田喜重が亡くなってしまった。89歳。悲しい。

シャワー浴びて寝る。


09日(金)

朝7時半に起きる。軽くストレッチをやる。ごはん食べて、新しいキャンバスにジェッソを塗る。今回は描きたいものが決まっているが、どうなるだろうか。

外出。本を出荷してナルホドへ行き、筆を2本買う。図書館で吉田喜重「秋津温泉」DVDと「小津安二郎の反映画」を借りる。

一旦帰り、昨日選んだ本を台車へ乗せ再びKOKUAへ。本を並べる。つくばPEOPLE BOOKSTOREの植田さんは明日の正午前に着くらしい。まどが店番をやってくれる予定なので、自分も14時半くらいまでいれそうだ。

店に戻り開店。アルバイトの人が処理済みの本を持ってくる予定なので、次に渡す本の準備を20冊ほどやる。渡した後、品出し。KOKUAに本をたくさん持って行ったので、棚に隙間ができ本が傾いている。書店や古書店の棚にできてしまった隙間にはなんとも言えない寂しさがある。2月個展のDMのデータ入稿完了。夜、ぱらいそのみゆきさん大津さんご来店。大晦日のチラシをお願いする。

閉店後、本の出荷。タル・ベーラ「倫敦から来た男」見る。美しくノワールなモノクロの世界。2時間半ほどあり、思ったよりも気合のいる映画だった。シャワー浴びて寝る。


10日(土)

朝8時前に起きる。眠い。朝ごはんを食べ、キャンバスを進める。すぐに完成する予定だけどどうなるだろうか。

歩いてKOKUAへ向かう。PEOPLE BOOKSTOREの植田さんがちょうどこれから搬入を始めようとしているところだった。いろいろお話しながら本棚を仕上げていく。古本は一冊もかぶらなかった。見たことがないzineが多く楽しい。ひと段落ついて、コーヒーとツナメルトサンドをいただく。西讃に住んでいてなんとなく面白そうだから来てみたという若い女の子が来ていい感じ。些末事福田さんも来てくれて、いろいろ話す。

15時に店に戻り、まどと交代。疲れてゆっくりめに作業。品出し、均一本補充、発送準備。閉店間際に鈴木哲生カレンダーの店頭在庫分をウェブショップへ追加登録。

閉店後、本を発送し、センセイが燦庫でやっているドラムンベースのパーティーへ行く。フットワークやダブステップもかかって楽しかった。ルクスに行き、まいちゃんと少し話す。まいちゃん疲れている様子。帰ってシャワー浴びて寝る。


11日(日)

朝8時に起きる。眠い。朝ごはんを食べて南珈琲へ。野矢茂樹「語りえぬものを語る」、小島信夫「菅野満子の手紙」を交互に読み進める。この2冊の塩梅が非常に心地よい読書体験になっている。

「過去自体が私を触発して、私に過去を物語らせる。ここでも私は、語らせる過去が、語られた過去よりもはるかに豊かなものであるという思いを抑えることができない。語らせる力をもちながら、しかし語られなかった過去。それを、「語られないがゆえに存在しない」と、私は言う気にはならない。」(「語り~」、p350)

郵便局で本を発送し、梱包資材の買い出し。9月に出産して地元の高松へ帰ってきているただひから連絡があり、家族で今日お店に行きますよとのこと。ちょうど讃岐おもちゃミュージアムの近くにいたので、初めて中に入り、プレゼントに赤ちゃん用のおもちゃを買う。帰ってキャンバス続き。思いついた線や形をどんどん投げ込むゴミ捨て場のような絵ができればいいなと思う。新潟弁ではゴミを捨てることをナゲルとも言う。

開店。発送準備、品出しなど進める。ただひ一家がやってきて、プレゼントを渡し、今後の生活のことなどいろいろ話す。夕方からはアルバイトの人に渡すための本の準備。20冊ほどやる。

買い取った本の山から堀田善衛「奇妙な青春」を手に取ると、ブックコートされていることに気がつく。めくってみると「田町文庫」の印。どうやら高松市田町にあった貸本屋のようだ。yomsも田町にある。電話番号は4桁、「高松市田町角」との記載もあるが一体どこにいつごろまであったのだろうか。「奇妙な青春」の初版発行は1956年だからその時期にはあったということになる。今度県立図書館に行ったら調べてみよう。

今日はこれからまどとKOKUAへ行く。

2022年12月8日木曜日

飲んだり、話したり(2022年12月06~08日)

05日(月)夜

閉店後、五十嵐久美子「遠足」見る。オーストリアはウィーンにある神経科病院が運営する「芸術家の家」に住むアーティストを追ったドキュメンタリー。見終えて、明日のグループ展会議のための作業を少しやる。シャワーを浴び、キャンバスを進めて寝る。


06日(火)

朝8時頃に起きる。朝ごはんを食べつつ、エルンスト・ルビッチ「極楽特急」見る。よく考えたら荒唐無稽なストーリーなのに、テンポの良さにいつの間にか引き込まれ幸せな気分に。ミリアム・ホプキンスがかわいい。外出、八百屋とスーパーで買い物。春菊もパクチーも40円、葉物野菜が軒並み安くなっている。帰って春菊としめじとツナのパスタを作って食べる。

グループ展会議のためギャラリーへ。集合時間が迫っていたので急いで向かうが、ドアが開いていない。LINEを確認すると今日ではなく来週だった。fragrantへ行き、クッキーを買ってチラシを置いてもらう。

まどと瓦町駅で合流し、仏生山へ行く。温泉へ行くのも久しぶりだ。ゆっくりつかりながら野矢茂樹「語りえぬものを語る」読み進める。

「私は、言語的に分節化された体験を、圧倒的に豊かな非言語的体験の場が取り巻いているというイメージを抑えることができない。非言語的体験が言語を触発し、触発された言語が非言語的体験を分節化する。(中略)私は、非言語的体験が存在することを、しかもそれが豊かなものであることを、確信している。言語は、あるいは言語的に分節化された体験や世界は、非言語的な体験の海に浮かぶちっぽけな島にすぎない。」(p329)

ブックオフに寄って、古典新訳文庫のフロイトを2冊、J.G.バラード「ハイ・ライズ」買う。駅前の珈琲回さんへ。ここは神戸の1003さんが店内に置かれた本の選書を担当されている。様々なジャンルの新刊が置かれていた。小島信夫「菅野満子の手紙」続き読む。

太田へ移動し、久しぶりにソローへ。宮脇さんにチラシをお願いし、映画やマンガの話など。棚にあった蛭子能収「私はバカになりたい」読む。絵の展覧会に豚や犬などの動物がやってきて、ベテランの作家に「ああいうのが来るようじゃ君の絵もまだまだだな」と言われ辱しめられる(意味がわからないが…)画家の話が面白い。他の話はかなり殺伐としていて、食前の時間帯に読むんじゃなかったと後悔。駅近くの餃子屋さんで軽く晩ごはんを食べる。

瓦町へ戻り、一旦帰ってから馬場君と合流。夜の街を散歩する。スーパーで酒と軽いつまみを買って公園で飲む。馬場君は普段あまり自分の話をしないがこの日はいろいろしゃべっていた。いい話ができた。ごんなlegendでラーメンとビールをやって帰る。シャワー浴びて、キャンバスを進めて寝た。


07日(水)

朝7時半に起きる。まどはさらに早起き。今日から生活ペースを立て直すため7時に起きると決めたらしい。朝ごはんを食べ、キャンバスを進める。外出。用事一つ済ませ、散髪に行く。帰ってすき焼きを作る。大阪のギャラリーPULPの田窪さんから連絡。高松のCenterさんで行われる展覧会の関係で今日から3日間香川にいるとのこと。いろいろやり取りして、夜に絵を見てもらえることになった。

開店。この日は店頭買取3件あり、発送も多く忙しかった。買取のうち1件は西宮から空き家の片づけに来られた方からのご依頼。そういえば昨年末にも、東京から来られていた方から「今週末に空き家を壊すんだけど明日中に見に来てもらえないか」というご依頼があった。そんな季節なのかもしれない。バイトの人に頼んでいた作業がひと段落ついたとの連絡あり、諸々確認。夜に田窪さん来て、ここ2年ほどの間に描いた絵の中からいくつか見てもらう。田窪さんは以前より小田島等さんから自分の話を聞いていたそうでうれしい。東京にいた頃からやっていたキャラクターぽい要素の入っている絵から、最近の抽象度の高い絵への変遷などを説明する。途中ジュノ君も来てくれて3人で話す。

閉店後、田窪さんとジュノ君が飲んでいるところへ再び合流し、2軒はしごしていろいろお話。作品とお金の関係の話とかも聞けてよかった。帰って少し本を読んで寝た。


08日(木)

朝7時半に起きる。ストレッチ。一人で南珈琲。スケッチブックに絵を描き、読書続き。

郵便局でお金をおろして9時半に店に戻る。作業開始。ブログ書いたり、昨日出したキャンバスの片付け、売れた全集の梱包と発送など。そのまま開店。発送準備など進める。今治ホホホ座さんへご連絡し、大晦日ライブのチラシを置いていただけることになる。2月個展のDMをお願いしたいお店をリストアップし、印刷すべき枚数の見当をつける。昨日お預かりした本の査定。古めの漫画が多く、初版での相場を調べつつ進める。時間はかかるが勉強になる。電話で金額をご連絡し、了承取れる。香川でオンライン古書店をされているほんやら堂さん久々に来店。年末に空き家取り壊しが多いのは固定資産税の関係だろうとのこと。その後小鉄君も来てくれて、入ったばかりの川崎ゆきおの単行本を買ってくれた。ダイソーがサブカル系の漫画を出しているとの話を聞く。夕ご飯を食べて、今週末からのKOKUA COFFEE ISLANDでの出店に向けて選書。テーマが「行ってみたいあの離島、ユートピアに連れて行く一冊」とのことで、旅関係や詩集を中心に選ぶ。

これからKOKUAへ本の搬入。その後はゆっくりしたい…が、そろそろDMの入稿をやらないといけない。

2022年12月5日月曜日

7年ぶり(2022年12月03~05日)

02日(金)夜

仕事を終え、本の発送。ベンさんのお店へチラシを置いてもらいに行く。帰ってアマプラで映画を見ようとするが、どうも電波の調子が悪くやめにする。イタロ・カルヴィーノ「むずかしい愛」半分ほど読む。シャワー。キャンバスを進めて寝る。


03日(土)

朝9時に起きる。まどはここ数日背中が痛いらしい。マッサージする。朝ごはんを食べ、洗濯物をたたんでそうじ。おかずはまどが作ってくれることになり、自分はネット出品作業を進める。

開店。品出し進める。店頭買取1件。徳島県から来られたお客さん。最近香川県外から定期的に本を売ってくださる方も増えてきている。何かしら高松へ来られる用事があるのだろうか。アルバイトの2人にやってもらう用の本の準備を夕方まで。昔のオーディオ関係の雑誌などを30冊ほど準備する。日が暮れるにつれ低気圧で頭痛がひどくなる。閉店間際から2月の個展のDMデザイン作業を始め、23時頃なんとか完成。たいてい作業ついでに延長営業してもほとんどお客さんは来ないけど、この日は偶然来られた方がたくさん買ってくれた。そういう日もある。告知用の画像を作って個展の情報をSNSに投稿する。詳細は以下。

齋藤祐平個展「私は描いた気がする」
2023年2月8日(水)〜12日(日)
会場:百年(東京都武蔵野市吉祥寺本町2-2-10 2F)
開場時間:12〜20時(最終日18時まで)
新作のキャンバス作品を中心に展示します。


小規模ではあるけど、東京では7年ぶりの個展になる。この7年の間でなんとか自分は古本屋になったので、古本屋が古本屋で個展をやるっていうのは面白そうだと思い、百年さんに展示をお願いした。百年さんは言わずと知れた吉祥寺の名店。自分も東京に住んでいた時からよく行っていたお店なのでうれしい。

シャワーを浴びて寝る。


04日(日)

朝9時半に起きる。朝ごはんを食べてキャンバスを進める。

開店。丸亀町のコワーキングスペースco-baさんとBOOK遍路さんが共同主催で本のプレゼン交流会?をするらしく、その関連でco-baさんでインターンをしている学生さんが取材に来られる。品出し、発送準備進める。店頭買取2件。絵本など。アルバイトの2人に昨日準備した本を渡す。夜は少し2月のグループ展に向けた作業。

閉店後、西宝町のTSUTAYAまで歩く。寒いだろうとゴアテックスを着て行くが、歩くうちにあったかくなっていた。タリーズに入って読書。「むずかしい愛」読み終え、スケッチブックに絵を描く。意味なくスーパーやコンビニに寄り道しながら家まで歩く。ウイスキーとカルパスを買い、帰って飲む。小島信夫「菅野満子の手紙」読み始める。

伝記「ヘルダーリン」をライフワークとされた手塚先生とは、筆者(わたし)は夏の間、山の中の村で同じ隣組に住んでいる。人知れず自然とそこに世界中の人生のあるところの書物あいてに、日を送ろうと思っていたのに世話役さえ仰せつかり、夏一回の会合では先生とお会いする。先生は度々病気で入院され、退院されると、この伝記にかかりきり、200メートルしか離れていないところにお住まいであるが、会合のとき以外はおめにかかることもない。もっともご自分の健康状態のこともあり、一昨年夫人をなくされたして山の中へこられても、しばらくすると、もう帰京され、御嬢さまから、父は今朝帰りました、宜しくとのことでございました、と知らせがあるというぐあいである。それでは、あの車の音はそれだったのか、もし知っていたら、ごあいさつをするところだったのに、と思ったりする。」(p4)

場所と時系列がごちゃごちゃになったまま手から流れ出てきたような文章。同時期に書かれた「寓話」とはかなり趣が異なるように感じる。1時半頃に寝る。


05日(月)

朝9時過ぎに起きる。最近どうも起きるのが遅くなりがち。まどと南珈琲でモーニング。「菅野満子の手紙」読み進める。

私はその文章を二十年以上たった今、不意にある衝動にかられて、走り出すようにしてのぞきに出かけた。事実、私が思い立ったのが二時すぎであったので、井の頭線の駒場東大前駅で下車すると小走りに走ることになった。」(p26)
「二十年」と「二時」、「走り出す」と「小走りに走る」、「不意に」と「思い立った」、短い文章の中に小さく擦れ合うように呼応する部分が細切れで入っている。山に入った時にいろんな方向から木の葉のざわめきが聞こえてくるような…一枚の絵画を時間をかけて見ているうちに、作者が意図してもいない構成に気がつくような…。

野矢茂樹「語りえぬものを語る」も読み進める。しばらくの間はこの2冊を読んでいくことになりそう。スケッチブックに絵。喫茶店を出て、銀行と郵便局をまわって帰る。水菜と大根のごまマヨネーズ和えを作る。

昨日SNSに投稿した個展の情報に反応が多く、うれしい。何せ7年ぶりの個展だし、自分のことを慕ってくれていた人も東京から離れて生活を変化させていたりする。いろんな場所にDMを送って宣伝をしっかりやらないといけない。店をやっている今の状況では、香川県外で個展をやるのはけっこうな労力が必要だ。

開店。品出しなど進める。広島(広島県ではなく、丸亀から船で行ける塩飽諸島の中の島)にお住まいの、絵を描いているという方が来られお話する。その後さっこが来てくれて、大晦日に予定しているライブや志々島で起こったことなど話す。夕方ごろに全さん来られ、三豊や観音寺のあたりのことなど聞く。偶然にも西讃方面の話がたくさん聞けた日になった。

今日はゆっくり映画を見て、その後絵を描く。明日は定休日。昼に打ち合わせがあるが、終わったらまどと温泉へ行く。DMを送るべき場所をリストアップして枚数の見当をつけ、夜に入稿する予定。

2022年12月2日金曜日

配布や連絡(2022年11月30日~12月02日)

29日(火)夜

24時前にzoom打ち合わせ終了。疲れてへとへと。少しキャンバスを進めて1時前に寝る。海に突き落とされる夢を見た。悪夢には違いないがなぜかファンタジックな印象も残る。


30日(水)

朝8時頃に起床。眠気がひどいがいつまでも寝ているわけにはいかない。なんとか起きて、まどが着替えてくるまでの間キャンバスを進める。あっさりと1枚完成。南珈琲でモーニング。中井正一「美学入門」続き読む。スケッチブックに絵を描く。

図書館へDVDの返却に行き、ダイソーで梱包資材を買う。まどが通販で売れたカレンダーの梱包作業を一部手伝ってくれることになる。

開店。この日はほぼずっと梱包作業。一日の件数としては今までで一番多かったかもしれない。合間にこま切れでバイト関係の作業や2月グループ展の連絡。店頭買取2件。段ボール6箱で、後日また連絡ということに。イーストプレスより香山哲さんの新作届く。香山さんはベルリンに住んでいて、わずらわしい業界的な付き合いがなさそうで良いな。自分も東京でなく香川なので少し状況は似ているかもしれない。

この日は閉店後も香山さんの新刊に関しての諸々作業や2月の個展のDMデータ作成など、いろいろ作業。終わってみれば23時半。「美学入門」読み終えて寝る。


01日(木)

朝9時前に起きる。前日と大違いでぐっすり快眠できた。おかずがあるので料理はしなくてもOK。洗濯、朝ごはん。郵便局に行き、昨日梱包したカレンダーを発送。

少し早め、11時前に開店。昨日売上分の帳簿付けをやる。発送準備をやり、その次は昨日お預かりした分の査定。思ったよりも早くでき、お支払まで済ませる。少しネット出品や品出しもやる。夜に植松さんが来てくれていろいろお話。デジタルコラージュの個展をやるようだ。

この日は残業なしで、21時過ぎに閉店。まどと一緒に外出。昨日よりも寒い。半空へ行く。暖さんといろいろ話し、コーヒー飲みながら黒瀬珂瀾「黒耀宮」読む。チラシを置いていただき、新しく開店した半空2号店のショップカードをお預かりする。帰って風呂に入り、新しいキャンバスを少し進めて寝る。


02日(金)

朝8時に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。キャンバスやるが、いまいちな方向へ進む。味噌汁(しいたけ、ねぎ、豆腐)とほうれん草の胡麻和えを作る。まどが起きてくるのを待って外出。南へ。「黒耀宮」読み終え、スーパーに寄って帰る。

この日は前半まど店番。チラシの配布に出かける。トキワパーラー、ルヌガンガとまわり、風狸とfragrantはお休みで、マッシュルームレコードへ。かなり久しぶりに来たが、店長さんに親切にしていただく。うれしい。BYGから出ているクロード・デルクルーとアーサー・ジョーンズのデュオ作を購入。早くすっきりしたリビングでレコードを聴きながら読書する時間を過ごせるようになりたいもんだ。チョコレート買って帰る。

店番を交代。品出し、発送準備、在庫整理、ネット出品作業少し。急に寒くなった影響かお客さんは少ない。明日あさってはどうなるだろうか。ルヌガンガで、予約していた岡崎乾二郎「絵画の素」購入。夜になってからイベントチラシ発送作業。思い立って岡山の老舗ライブハウス、ペパーランドにも電話をかけてみる。配布快諾していただけた。さっこにも松山方面でどこか置いてくれそうなお店はないかと聞いた。2月のグループ展チラシ用のプロフィール文と作品画像送る。その次、2月に東京で予定している個展のタイトルを考える。いいのができた。メール。

今日はもうゆっくり過ごしたい。