2024年2月26日月曜日

切り替え(2024年02月25~26日)

24日(土)夜

帳簿付けや在庫整理、均一本の補充などやっていたら23時前。ついでにずっと開けていたら、外国からの観光客の方がzineなど買ってくれた。本を発送して店に戻り、アメリカの実験映画作家Larry Gottheimの1970年作品”Fog Line”を見る。定点でとらえた、霧深い丘の風景。映るのは数本の木と電線のみで、それらを包み込む霧が約11分の間薄くなったり濃くなったりを繰り返すだけの作品。

予定よりも仕事が遅くなってしまい、結局この日税務署へ提出する書類の作成はできず。


25日(日)

朝9時過ぎに起きる。もう少し早く起きたい。朝ごはんを食べて、まどの漫画のゲラチェック。雑誌に掲載され始めた頃は、まどがどれに掲載される予定の作品の作業をどこまで進めているかまでわかっていたけど、今はほぼわかってない。もっとパートナーの仕事に興味を持ったほうがいいんじゃないかと思うこともあるけどまあいいか。お弁当の用意をして外出。

この日も少し早めの開店。気温も低く雨が降ってはいるがお客さんはそこそこ多く、ありがたい。店頭買取はお預かりで段ボール5箱ほど。徳島から川人さん来店。鳥取に行ってきたそうで、汽水空港にも寄ったとのこと。自分はまだ鳥取駅周辺にしか行ったことがない。他の街にも行ってみたい。お客さんがいない間に、明日税務署へ持って行く書類を準備する。割とすぐに完成。明日無事に受理なるか。夜になるとお客さんは少なくなり、先日届いた小内光さんの新しい冊子を品出しする。これは昨年夏に小内さんが長野県で滞在製作と展示をされた際の記録をまとめたもの。デザインは明津設計こと浅田農さんによるもので、表紙に差した(ように見えるデザイン)光と影が美しい。yomsでの販売分は、冊子単独での販売と別に展示で使用された陶器作品のついた限定エディションも製作してくださった。お気遣いいただきありがたい。

ここ最近、疲れからかなんなのか、唇から血の気が引くような感じと呼吸の浅さが同時にやってくることがちょくちょくある。過呼吸か、自律神経の何かによるものか。今日はお客さんに愛想のない対応をしてしまった気もする。反省。

閉店後、本の出荷。作業部屋でビール飲みつつ、村上さんから買ったミャンマー竪琴のCDを聞く。いい感じだ。ミャンマーはクーデター前から海外発送に関して厳しい規制があり、CDも直接現地まで行って買い付ける必要があるとのこと。キャンバスの続きをやり、完成。

帰宅、風呂。『今和次郎採集講義』読み終えて寝る。


26日(月)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べてお弁当を用意し、早速外出。以前日の出タクシーの営業所があったところを通り過ぎると、新しいお店ができるようで、工事が行われていた。古い建具を使っている。和食メインの定食屋さんだろうか。

税務署へ行き書類の提出。特に問題なく、思ったよりも早く終了。税務署の窓口業務の方々は、日々いろんな人が来るだろうにいつも穏やかに対応してくださる。自分も見習いたい。まどと南へ行く。小島信夫、森敦『文学と人生』読み始める。小島信夫『別れる理由』終了後に行われた対談をまとめたものだけど、内容としてはほとんど続きに近い。出てまどと分かれ、作業部屋で個展に向けての準備。

開店。気持ちを入れ替えて、お客さんに明るい声で挨拶するよう心掛ける。店頭買取1件。品出し、発送準備、査定進める。小鉄君来てくれて、ラーメンや音楽の話などする。昨日お預かりした段ボール5箱査定完了。やるべきことを少しずつ終えることができて気持ちがいい。広島へ異動になった小林記者が久しぶりに来店。裁判の取材?か何かで香川へ出張があったとのこと。仕事忙しいようだけど、そんな中うちに寄ってくれたのがありがたい。おととい来て花原君のイラスト集を買ってくれた海外からの観光客の方が、友達へのプレゼントにともう1冊買ってくれた。

日記を見返してみると、友人知人が来ない日のほうが少ないようだ。レジに座ってばかりいると気持ちがふさいでしまいがちだけど、たくさんの人に支えられてなんとかここまでやってこれているのだということを忘れないようにしたい。

今日はこれから在庫整理作業と、個展に向けての準備。

2024年2月24日土曜日

ミャンマー音楽トーク、連休(2024年02月22~24日)

21日(水)夜

閉店後、本の出荷。雨に降られてしまう。店に戻り、源泉徴収について調べもの。帰ってビール、サルトル『嘔吐』少しだけ読む。


22日(木)

朝8時過ぎに起きる。この日はミャンマー音楽トーク当日。なぜかトークのお客さんがルヌガンガに殺到し、中村さんに聞いても「私も齋藤さんからそう(ルヌガンガでの開催と)聞いてましたよ」との返事で、ルクスへ行ってみるとお客さんはゼロ。まいちゃんは謎に誕生パーティーのような派手な飾りつけをしていて「今すぐ全部外してくれ」と言う夢を見た。こういうハラハラする夢を見ることが昔から多い。

朝ごはんを食べて、源泉徴収続き。国税局にも何回か電話をかけ、なんとか提出すべき書類はまとめられそう。間違っている気しかしないけどどんなもんだろう。まどからドーナツもらう。お弁当を用意して外出し、みかんを買って店へ。

開店。天気は相変わらず良くないが、雨が降っていないだけましか。イベント準備の関係で16時半までの営業だったけれど、意外とお客さんも来られて売り上げもあり、うれしい出張買取依頼も入った。イベント前に村上さんも寄ってくれた。今回の西日本ツアーで、村上さんは2週間以上に渡りほぼ毎日様々な都道府県をまわっている。毎回旅先での新しい発見をお聞きするのも楽しみのひとつだ。

16時半にyomsを閉め、帳簿付けなどをやってルクスへ行く。まいちゃんが早めに来て会場設営をやってくれていたようで、椅子がきれいに並んでいた。少しして村上さんが到着し、セッティング。余裕を見て早めに始めたけど、懸念していたプロジェクターの設置なども難なく終わり(村上さん持参のプロジェクターが自動でピント合わせも台形補正もやってくれる優れものだった)、隣のうえまつ食堂で軽く晩ごはんを食べた。

イベントは前回と比べて新しい話題が多く、村上さんがミャンマーのご友人と昨晩(!)やりとりしたメッセージも紹介されたりと、毎回見ている自分もかなり聞きごたえがあった。悪天候の割にお客さんにも恵まれ、無事に終えることができた。物販も売れていたようだ。終了後のお客さんからの質問もかなり多く、こちらもうれしい気持ちになる。yomsのキャパを越えるお客さんが集まったし、ルクスでやってみて良かった。


23日(金)

朝9時半に起きる。朝ごはんを食べて洗濯物を干す。

開店。祝日で3連休初日ということもあり、お客さんが多い。

京都でdeepblueseabooksという古書店を運営されている方が来られる。東京の友人、川口貴大さんからyomsのことを聞いていて、高松での打ち合わせがてら寄っていただいたようだ。話をすると共通の友人知人がとても多く、映画祭や展覧会の企画など様々な活動をされているとのこと。現在も国内外を飛び回っていて、とても刺激になった。またお会いして、企画の進め方など伺ってみたい。

京都から友人の画家はまぐちさくらこが来てくれる。以前来た時に「香川で展覧会をやりたい」と言っていて、何か決まったのかなと思っていたら、普通に観光で来たようだ。まどと合流して商店街へ行った。今度は一緒にご飯でも食べたい。

大三君が、現在高知にお住まいの阿部航太さんご一家と一緒に来てくれる。阿部さんはグラフィックデザインや文化人類学を軸に様々な活動を行っていて、ブラジルのストリートカルチャーに取材した映画『街は誰のもの?』も発表している。お話すると、yomsのSNSでの投稿をチェックしていただいているようで、このブログもご覧になっているそう。思わず「読んでる人、いるんだ…」と言ってしまった。すみません。大三君もたまに読んでくれているらしい。うれしい。

まさみさんと林田さん来て、英語どうやったらうまく話せるようになりますかね、という話。間違っててもいいから店に来た外国人客にガンガン話しかけるのが良いだろうか。

閉店後、本の発送。韓国のりをつまみにビールを飲みつつ、読書。こないだヤフオクで買った『beat jazz』という怪しげなジャケットのコンピレーションアルバムを聞く。コールマン・ホーキンスやサン・ラ、ジャック・ケルアック、ムーンドッグなどが入っている。全体的にジャズではあるけどスタイルは様々。『嘔吐』読み終え、絵の続きをやる。もう少しで完成しそうだけど、なかなか決め手がつかめない。帰って風呂に入って寝る。


24日(土)

朝8時半に起きる。雲は出ているけど久しぶりにまずまずの良い天気。食器片づけなど。お弁当を用意して外出、南でモーニング。『今和次郎採集講義』読み始める。この本は展覧会に合わせて発行されたもので、東京にいた時に買ったものの火事でだめになってしまったのだけど、先日また買取で入った。ネットでは高くなっているようだ。図版が豊富でうれしい。この展覧会が開催された2011年末から2012年始めにかけては、府中市美術館で石子順造展、お台場の日本科学未来館で梅棹忠夫展も開催されていて、とても楽しかった記憶がある。

まどと分かれて店へ戻り、そうじ。30分ほど早く開店。この日もお客さんは多い。店内が満員になったと思ったらゼロになったり、波が激しい。以前お預かりした分の支払いが1件、さらに店頭買取2件。まどかさん来て、『哀れなるものたち』の感想など話し合う。ラストの展開について意見が一致。なぜかロリータファッションの話もする。買取で入った雑誌『remix』の2009年7月号をめくっていたら、去年高松でもライブをやっていたK-BOMBさんのインタビューが載っていた。かっこいい。

「スピーディーにものごとが変わっていくのがやなんだよな。それをやればある程度のとこまでいけるとしても、俺にはそれは必要ない。俺は遠回りしてそこにいく。それが俺のペースなんだ。」
「売れるものを売れるようにやることは、当たり前にできる立場にいたからね。でもだったらダメだって言われてるものを良いって言わせたほうが、よっぽど俺の価値になるんだよね。裏を知れば知るほどそう思っちゃったね。東京をどうにかしてやるってね。」

夕方ごろ、今日tooniceでライブの蓮井さんが竹内さんと来てくれる。少しお話。夜には愛媛の三帆堂さんが来られる。松山にも久しぶりに行きたい。

最近ずっと、絵と古本屋と、どのようなバランスでやっていくかを考えている。県外から展覧会の依頼があるのはうれしいけど、なかなか支出も多いし、臨時休業ばかりではお客さんに申し訳ない。どうにか工夫して楽しくやっていきたいが。もっと生業と表現をすり合わせていくようなことはできないだろうか。

今日はこれから税務署へ提出する書類の仕上げ。

2024年2月21日水曜日

すき焼き(2024年02月20~21日)

19日(月)夜

閉店後、頼酒店に飲みに行く。いつもはビールとガーリックトーストを頼むけど、今回はレモンサワーにしてみた。1杯目はじゃこ天、2杯目はわさび豆と魚肉ソーセージで飲む。角打ちでサルトル『嘔吐』を読むとまるでダジャレになってしまうので、店にちょうど入荷していたすぎむらしんいち『SSSS』を読む。2杯目を飲み終わるくらいのタイミングでちょうど読み終わった。

作業部屋に戻って絵の続き。いい具合に進む。


20日(火)

朝7時半に起きる。まどと近くのスーパーのパン屋へ行き、フォカッチャにフランクフルトを挟んだやつを買う。スーパーの開店は9時半だけど、パン屋とそのイートインコーナーは7時半からやっている。このあたりはモーニングをやっているような喫茶店がない。イートインで考え事や読書などしつつ、スーパーが開いたら買い物して帰宅、というのもありか。

瓦町駅から少しだけ電車に乗って沖松島まで行き、イオンシネマへ。かなり久々。平日の朝10時までに始まる映画は1300円で見れるそうだ。いいことを知った。ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』見る。まどかさんが店に来てくれた時強くおすすめしていて、ちょうどまども見ようと思っていたタイミングとのことだったので、2人で見た。いろんなテーマが扱われている。衣装の雰囲気などまどかさん好きそうだ。イメージは絢爛、演出もダイナミックで、ふだんあまり見ないタイプの映画だけど、広角の画が多いしイオンの大画面で見れてよかったなと思う。

歩いて片原町~兵庫町まで行き、『さぬき麺業』でとり天ざるセット。なんとなく観光客向けのお店なのかなと思って今まで行ったことがなかった。とり天が揚げたてで、重くない。油が良いんだろう。その後皇帝に入り、サルトル『嘔吐』続き読む。まどは途中で散歩に出かけた。出て、レターパックなどを買い、宮脇書店でニーバー『道徳的人間と非道徳的社会』買い、スーパーで夕ご飯の材料を買う。

作業部屋へ行き、絵の続き。昨日に引き続きいい感じで進むが、途中違う色を入れてみたら失敗した。日も暮れ始めてきたので帰宅。少し休憩して晩御飯のすき焼きの準備。すき焼きは簡単でいい。どの具が好きか、とか他愛もない話で気分良くなれるのもいい。

風呂に入り、源泉徴収の作業。まどは確定申告について、自分は源泉徴収のことを進めている。そんなに進んではないが調べるべきことに当たりをつけて、また『嘔吐』続き。後半、「実存」という言葉が頻出し始めるあたりから面白くなってきた。


21日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べてお弁当を用意し、外出。眠い。源泉徴収続き。ほんの少しだけ絵も進めた。

開店。この日も雨。自分が香川に引っ越してきた頃よりも雨の日が確実に増えている。お客さんは少なめだけど、単価の高い商品が売れたりでうれしい。均一本の補充、発送作業。小内さんや田口さんから商品が到着し、その振り込みや事務作業。お客さんが来なくても作業は多いし、それなりにお金が出たり入ったりする。しかし普通のお客さんからは「このお店、暇そうだけどどうやって成り立ってるんだろう」と思われているに違いない。結局、ゆっくりやろうと思っていた源泉徴収の作業に入るころには夜になっていた。そして夜になってからお客さんが増え、なんだかんだと売り上げはあった。どんな日にお客さんが来るかはわからない。

閉店後、本を発送してまた店へ戻り、書類作業。またこれから帰って続きをやる。

2024年2月19日月曜日

団塊か(2024年02月18~19日)

17日(土)夜

なんだかんだでこの日も1時間ほど残業。何か映画を見たくなり、アメリカの実験映画作家Larry Gottheimの1987年の作品”Mnemosyne Mother of Muses”を見る。これは音もミュージック・コンクレートのようでとても良かった。

ルクスへ行き、22日のミャンマー音楽トークについて軽く打ち合わせる。これから新しくやっておかなければいけないことは特になさそう。偶然居合わせた大三君と黒コショウさんといろいろ話す。黒コショウさんのご先祖の話などを聞いた。

帰ってシャワー。サルトル『嘔吐』読み始める。さわりだけ20ページほど読んで寝た。


18日(日)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べながらジャン=リュック・ゴダール『中国女』見る。20年以上前に見た時にはとても退屈に感じてしまい、途中で寝た記憶がある。その時の印象から2時間半くらいあると思い込んでいたけど、実際は93分だった。今回はさすがに寝なかった。コーヒー淹れて『嘔吐』続き読む。ゴダール見てサルトル読むとか、俺は団塊か。

お弁当を用意して外出。野菜を摂りたくなり、スーパーでサラダを買う。100均で消耗品も買い足した。

少し早めの開店。東京の友人から郵送買取の本が届く。前もって見積もりは出していたけど、状態確認して最終的な査定金額を連絡。お金はパレスチナか能登への義援金にまわしてくれとのこと。店頭買取2件。買取についての問い合わせも店頭やお電話で何軒かいただき、なんとなく年度末の雰囲気を感じる。3年前くらいだったか、3月に入っても全然買取の依頼が入らず、あわててことでんの駅にポスターの掲示を依頼したことがある。今年はどうなるだろうか。夕方生物さん来て、伊勢に行った時の話など。5月に車で遠出する予定があることを伝えると、「渋滞に入るとかなり時間を取られるから、余裕をもって行ったほうがいい」と助言をもらう。そういえば自分が今まで高速道路で行ったことがあるのは加西、尾道、松山くらいで、大阪などの大都会は通ったことがない。ほかやしまーるの中條さんのお知り合いの方など、いろんな人が来た。

閉店後、本の出荷。作業部屋で絵の続き。詳細は控える(書いたところで「なんでそこまで?」と思われるだけなので)けど、店の営業中、どうしようもなく心のシャッターが閉まってしまった出来事があり、気を紛らわせようと疲れ果てるまで絵に集中する。さすがに進んだ。

美術家のエゴを内面化してしまった人と付き合うのは疲れる。


19日(月)

朝9時に起きる。眠い。天気が悪い。朝ごはんを食べてお弁当を用意し、外出。また絵の続きをやる。

開店。ほどなく雨が降り始める。発送準備や品出しなど少しずつやるが、昨日の出来事が尾を引いてやる気出ず。まあこんな日もたまにはいいか(と、自分に思い込ませる)。絵を一枚買ってもらえることになり、請求書を発行。関東への遠征前のタイミングにありがたい。

これからちょっと飲みに行こうかと思う。明日はまどと朝から映画を見に行く予定。

2024年2月17日土曜日

いい夜(2024年02月16~17日)

15日(木)夜

メールを送ったり、発送で2往復したりでこの日も1時間ほど残業となる。まだ体調も万全とは言えないので帰宅。ゆっくり風呂に入り、郡司ぺギオ幸夫『生きていることの科学』読み終えて寝る。


16日(金)

朝8時起床。ぐっすり眠れて体調もかなり回復。以前から風邪か?と思って結局大したことないというのが何度も続いている。どういうことなのだろう(悪化しないだけましか)。朝ごはんを食べて、諸星大二郎『トゥルーデおばさん』読み始める。お弁当を用意して外出。作業部屋でキャンバスの続き。

開店。暖かい。発送準備、ネット出品などゆっくりめに進める。店頭買取2件。海外文学や音楽関連の良い単行本が入ってきた。郵送買取の査定、振り込み。郵送買取は日曜にも東京から1件到着する予定。松山から研修(新卒の方だろうか)で来ているという若い方がご来店。「前から行ってみたかったんです」と言ってくださり、うれしい。大三君が来てくれて、いろいろ話す。この日は夜に熱心に棚を見てくださるお客さんが多くいらっしゃり、うれしかった。

閉店後、本の出荷。前日に、昨年個展をやらせてもらった大阪のギャラリーPOLの田窪さんから「明日高松行きます」と連絡をもらっていて、メッセージしてみると、イラストレーターの白根ゆたんぽさんと一緒にいるとのこと。合流して3人でカンクンで飲む。白根さんには10年前に自分が東京で企画した「Circle X 2」(yomsのショップカードのデザインや「古本」の描き文字をやってくれた鈴木哲生君、yomsでzineを扱っている河合浩さんや蚊にちゃん(福士千裕)などに参加してもらった)をご覧いただいたことがある。改めてそのお礼を伝えて、いろいろお話。来月の展覧会のDMも渡す。と、それを見たカンクンのマスターの方が「それ何?」と興味を持ってくれて、いろいろ話すと、お店の壁に貼ってくれた。yomsのこともご存じだったようで、うれしい。カンクンはとあるアーティストの方がたまに来ているお店で、その方が選曲したBGMをかけてくれた。1時半くらいまで飲んで話して、楽しい夜になった。


17日(土)

朝9時に起きる。シャワーを浴びてお弁当を用意し、外出。南でモーニング。『トゥルーデおばさん』読み終える。八百屋でポンカンを買って店へ。片づけと掃除。

開店。アルバイトMさん来てくれて作業。けっこうな量をこなしてくれて助かった。この日は店頭買取が3件と以前お預かりしていた分の支払いが1件。さらにお預かりが1件。マンガや雑誌が多かった。東京在住の画家市村柚芽さんより、追加注文していた商品と新作の冊子が届く。市村さんの製作物は昨年より取り扱っているけど、まだお会いしたことはない。しかし来月つくばでの個展の関係で東京へ行くついでに、ようやく会えそうだ。楽しみ。夕方にまどかさん来てくれて、映画の話。昔の怪奇映画をいろいろ見ているらしい。ランティモスの新作を推される。お客さんも多くて忙しく、それなりに売れたけれど、買取や市村さんへの振り込みで支払いも多かった一日。

今日はこれから絵の続きをやり、ルクスに行ってミャンマー音楽トークの打ち合わせ。決めておくべきことの抜けはないはずだけど、どうだろう。

2024年2月15日木曜日

花原君(2024年02月14~15日)

13日(火)夕方~夜

ブログを更新し、作業部屋で絵の続き。集中して2、3時間描き続けると何かしら進展がある。最近は音楽を聞きながら描きがちだったけど、BGMもなしでただじーっと途中の絵を見ているのが良いようだ。

まどと合流し、raiさんで晩ごはん。えびとアボカドのサラダ、鮭チャーハン、フライドポテト。ビール1杯だけ飲む。昼はYOMSの2件隣の田舎さんで食べたし、徒歩数分の範囲においしいお店がたくさんあるもんだなと思った。

作業部屋に再び戻り、絵の続きをやる。1枚完成。個展の搬入まであとどれくらいできるだろうか。


14日(水)

朝8時過ぎくらいに起きる。朝ごはんを食べ、郡司ぺギオ幸夫『生きることの科学』続き読む。お弁当の用意をして外出。作業部屋に行き、新しいキャンバスを1枚張る。

開店。この日は忙しかった。ネット出品していた本の発送がたまっていて、かなり時間を取られる。店頭買取1件。隣の市にお住まいの美術家の方(ご高齢の方のようで、お知り合いの方が本を預かって売りに来られた)からで、ご自宅にたくさん本や雑誌がある模様。いろんな人がいる。

KADOKAWAより花原史樹君の新刊『ね、この素晴らしき世界』が届き、ほどなく花原君からも新刊の特典として製作してくれたYOMS限定の缶バッジが届く。届いたすぐ後に若いカップルから「花原史樹さんのバッジありますか」と聞かれ、その場で箱を開けて売った。その後も花原君関連の商品をまとめて買ってくれるお客さんが何人かいらっしゃった。香川でも彼は人気のようだ。自分が最初に会ったのは多分2010年くらい、彼がまだ学生の頃で、今考えると信じがたいがその時は猫の絵を描いていなかった(!)。翌年まどと結婚してパーティーをやった時には、当時沖縄に住んでいた花原君とネットで映像をつなぎ紙芝居をやってもらった。懐かしい。懐かしついでに、花原君の出演しているカネコアヤノのPVも見る。花原君のタバコを吸う時の姿はさまになる。

閉店後も作業や連絡がたまっていて22時過ぎまで残業。当初やろうと思っていた査定は1冊も進まなかった。夜になってから頭痛や体の重さ、なんとなく寒気もしてきて、作業せず帰る。途中馬場君に偶然会った。


15日(水)

朝8時に起きる。9時間ほど寝て、体調まあまあ回復。最近は胃腸炎、インフルエンザ、コロナ、よくわからないが長引くらしい風邪、などいろいろ流行っているようだ。朝ごはんを食べて少し読書。そうじ、洗濯物たたむ。お弁当を用意して外出。ドラッグストアでポカリスエットやのど飴を買って店へ。

開店。この日は雨が降ったり止んだりのおかしな天気だったけど、意外にお客さんは多かった。店頭買取2件。昨日やれなかった査定を一気に進めて、やっと完了。金額も了承とれる。ほか発送準備、均一本補充など。夜に、竹森が大阪で工芸品のショップとギャラリーを運営されている方を連れて来てくれる。竹森もそこで自分の商品を展示販売したことがあるそうだ。

22日にルクスで行う『ミャンマー音楽の謎めいた世界へ』まであと1週間になった。村上さんとまいちゃんと、当日の流れなど打ち合わせる。

+ + +

「ミャンマー音楽の謎めいた世界へ 西日本ツアー2024」in香川

2/22(木)19時開場19時半開始
会場:電子音楽喫茶LUX(高松市常磐町1-7-19)
料金:1500円(要1ドリンクオーダー)

+ + +

村上さんは昨年末にもミャンマーへ行ったそうで、新しい話題がたくさんあるらしい。今回はミャンマーマンドリンの演奏もあるし、楽しみだ。予約まだ受け付けています。

今日は体力の余裕があれば絵を描きたいけど、やっぱり帰るかも。

2024年2月13日火曜日

かつ丼(2024年02月11~13日)

10日(土)夜

閉店後、本の出荷。スーパーでビールと安くなっていた餃子を買って帰り、安西水丸『ちいさな城下町』続き。旅のエッセイを読むこと自体がかなり久しぶりな気がする。気持ちが落ち着く。作業部屋でいろいろCDを聞きつつ、絵の続き。帰ってシャワー浴びて寝る。


11日(日)

朝8時に起きて、パンを焼きコーヒーを淹れる。食べながらフリッツ・ラング『M』見る。実際に起こった連続殺人事件を扱ったサスペンス…というよりは、警察も民間人も含め、人間の業や集団心理をえぐるように描いてみせる作品だった。朝からどっぷり疲れた。お弁当を用意して外出。ガソリンスタンドまで灯油を買いに行く。

開店。この日は店頭買取が4件と多く、お客さんもたくさんいらっしゃった。昨日に引き続き棚を見る視線に明らかな気合を感じるお客さんが多く、こちらも背筋が伸びる。買取は四国中央市からの方やご近所の今年90歳になる方までいろいろ。どんどん買い取った本がたまっていく。どんどん出すから、売れてほしい。

19時半に閉店し、tooniceへ行く。この日は小鉄君企画のイベント。ピクニックディスコ久しぶりに見た。平尾君もギター弾きまくりでとても良かった。ゲストのMilk Talkもかっこいいパフォーマンス。まさみさんも終盤のハウスっぽい展開など良かった。…なんだか投げやりな文面になったけど、総じて良かった。mellowbeatsさんのフォカッチャサンドもおいしくいただいた。

店に戻り、ブログの更新や帳簿付けなどをやる。


12日(月・祝)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べて洗濯。コーヒー飲みながら『城下町』続き。お弁当を用意して外出。作業部屋で絵の続きをやる。ここのところ、キャンバスへの1手目はとりあえず「よし」と思えても、大抵その後すぐ「やってしまった」と頭を抱えるような展開がやってくる。今この絵がそんな感じ。

開店。この日は後日支払いの店頭持ち込みが1件。まだまだお家にあるようで、今後もしばらく持ってきていただけそうだ。査定をしつつ、品出し、発送準備、均一本補充を進める。この日は日が暮れるにつれてお客さんは減ったけれど、その分作業は進んだ。コーナーによっては本が棚からあふれてきそうになっている。買ってほしい。

閉店後、スーパーでビール、韓国のり、豆腐を買って帰る。飲みながらジョン・カサヴェテス『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』見る。カサヴェテスの映画には大抵何かに突き動かされて理解しがたい行動に出る人物が登場し、人間のどうにもままならない部分を鑑賞者に向けて投げ出す。『アメリカの影』を図書館の視聴覚ブースで見た時は途中で涙が止まらなくなり焦ったけど、あの感覚は今でも取り戻せるだろうか。もう一回見る必要がありそうだ。

風呂に入り、『城下町』読み終えて寝る。


13日(火)

朝9時前に起き、まどと外出。南でモーニング。スケッチブックに1枚ドローイング。郡司ぺギオ幸夫『生きていることの科学』続き読む。

「消失点を加えることで、各々は、全体の風景の中に位置づけられ、全体の中での意味、すなわち、近景、中景、遠景を持つことになる。消失点は、すなわち全体を担う点だよね。(略)哲学の本とか読んだとき、一字一句はわかるけど、全体として何が言いたいのかわからないってとき、あるよね。この全体はもちろん、部分である各々の文の総和じゃない。じゃあ全体としての把握って何かっていうと、一つのキーワードが浮かんだり、一つの風景、図形が浮かんだりすることだよね。そのときの全体って消失点と同質の概念装置なんじゃないかな。」(p83)

店に行き、まどと一緒に在庫整理作業。まどは1つの作業に集中して取り組むことが得意だ。途中、田舎さんへ行き昼ご飯。自分はかつ丼、まどは玉子そばを食べる。かつ丼は火・金曜はなんと550円。衣もサクサクしていておいしい。松山の方から郵送買取の品物が届く。

今日はこれから絵を描いたり、発送準備を進めたり。お酒はやめておこう。

2024年2月10日土曜日

楽しい気分(2024年02月08~10日)

07日(水)夜

閉店後、本の出荷。早めに帰って、モンテ・ヘルマン『断絶』見る。とろけた頭で見るのにちょうどよかった。


08日(木)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、やるべきことを箇条書きにして整理。午前中は連絡や来月のための飛行機の予約など。やっと少し頭がはっきりしてきた気がする。店に行って物の整理。

千葉県の川村記念美術館で行われるカール・アンドレ展が気になっていたところに、前回のジョセフ・アルバース展に続きチラシが届いた。しかしなぜ香川県の古本屋に送っていただいたのだろうか。いや、うれしいけど。

開店。受託商品や展覧会関係の連絡を進めつつ、発送準備、品出し、均一本の補充などを進める。しゅう君が来てくれて、最近の音楽活動の話などをいろいろ聞く。店頭買取1件、さらにお預かり分1件。大きめの袋に2つほど。査定やる。

閉店後、レコード聞きながら絵の続きをやる。帰宅、滝口悠生『水平線』続き読んで寝る。


09日(金)

朝8時に起きる。この日の朝ごはんはトースト。『水平線』読み終え、お弁当を用意して外出。銀行へ行き、能登半島地震の義援金の振り込みと売り上げ金の預け入れ。今回は石川県が開設している口座へ振り込んだけれど、全国銀行協会加盟金融機関の窓口からの振り込みは手数料が免除となるらしい。その後100均で消耗品、八百屋でみかんを買う。ルヌガンガへ行き、買いそびれていた井戸川射子『共に明るい』を購入。

開店。ルヌガンガの涼子さんが来てくれて、児童文学の本を買ってくれる。先日買っていただいた本の感想も聞かせてくれた。この日は買い取りで忙しく、店頭買取3件。さらに大きめの段ボール5箱分ほど来る。去年徳島で行われた『うだつの上がる古本市』でYOMSを知ったというお客さんも来てくれた。郵送買取の相談をいただく。発送準備、品出し、査定進める。来月の個展で関東へ行くため、ホテルを予約。商品を扱っているがまだお会いしたことのない作家さんとも会えそうで楽しみだ。展覧会のDMも発送。

査定や帳簿付け、ブログの更新などで、結局店を閉めたのは23時過ぎ。疲れた。本を出荷し、作業部屋でビール。飲みながら安西水丸『ちいさな城下町』読み始める。一番最初の章が新潟県の村上だった。村上春樹と一緒に来たこともあるらしい。ほんの少し絵を進めて帰る。


10日(土)

朝8時に起きる。シャワーを浴び、洗い物。昨日からの「残業がんばる→がんばったからビール→それでも絵を描く→疲れてすぐ寝る→朝シャワーで体がだるくなる→その日の作業に支障をきたす」という流れは、何度も繰り返しているはずなのについやってしまう。

南へ行きモーニング。『城下町』続き読む。スケッチブックにドローイング。出て、少し本屋さんをぶらつく。P+D BOOKSで小沼丹が出ていて、買いそうになるががまん。

開店。この日は3連休初日、天気もそこそこ回復しお客さんは多かった。昨日たくさん本を持ち込んでくれたお客さんが、さらに3箱ほど持ってきてくれる。他にも、奈良県の実家にある映画パンフレットを郵送で送りたいというお客さんもいらっしゃる。いろいろな依頼があって楽しい。この日は品出しや均一本の補充を中心に進めた。なタ書の藤井さんが久しぶりに来てくれた。

今日はこれから絵の続き。しかしビールを飲みたい気持ちもある。個展は近いけど、常に自分がある程度楽しい気分でないと、つらい気持ちで絵を描いていてもどこか白々しい気分になってしまう。

2024年2月7日水曜日

休みの集い(2024年02月04~07日)

04日(日)

いよいよ『休みの集い』当日。朝7時過ぎに起きる。思ったより早く起きれた。ご飯を食べて9時前に家を出る。今回は店と会場とを2往復して商品を運び込む。会場入り時間は9時半だけど早めに2往復して運び終えてしまおうか…ととりあえず向かってみると、燦庫の井川さんはもう到着していて、鍵を開けてくれた。

2往復目にかかろうとした時、偶然この日に下のtooniceでライブだという元envyの飛田さんを井川さんに紹介してもらう。飛田さんのパートナーのさきよさんとは何度か東京でお話していて、そこに実は飛田さんもいたんです…と話すと、なんとその時のことを覚えてくださっていた。もう10年以上前のことだ。そしてなぜかYOMSのことも知ってくださっていた。誰から聞いたんだろう?とにかくうれしい。2往復目、つつがなく完了。

堀金君と、ワカバ君しゅう君が到着し、4人で会場設営作業をやる。若い2人が来てくれたおかげでスムーズに作業が進む。DJリハや出店者の搬入が進んでいくのを確認しつつ、自分の出店ブースの設営も進める。イベント開始時間10分くらい前にはちょうど準備が完了した。

イベントは盛況だった。来場者先着50名に配布する缶バッジは開始1時間ほどでなくなり、最終的には162名の来場者にお越しいただけた。多少の波はあったものの、終始お客さんは途切れることはなく、一人あたりの滞在時間が長かった。入場料を設定したのが逆に良かったようだ。最後のまいちゃんのDJでみんなちょっと踊っている感じも良かった。

Paper Talkのほうは今回は郵送参加なしでやってみたけれど、予想以上にたくさんの印刷物が集まり、企画して良かったなと思えた。次やる時は不参加の人も手に取れるようにしておいたほうが盛り上がるかもしれない。

終了後、搬出を終えて残ったメンバーでカレーを食べに行く。福岡から来てくれたタイキさんから面白い古物話をいろいろ聞いた。コンビニでビールを買って帰り、ゆっくり風呂に入った。

無事に終わって良かった。関わっていただいた皆さん、お客さん、ありがとうございました。


05日(月)

朝10時頃まで寝ていた気がする。この日のお弁当のおかずは惣菜を買って済ます。

『休みの集い』では、自分の古本出店ブースに2つだけ小さな絵を飾ってみた。買ってくれる人がいるならその場で売ってみたい気持ちもあった。こういうのを拡大して展開できたら、絵を描いている自分と古本屋の自分とが面白い形で交わる気がする。

開店。昨日まで張っていた緊張の糸がほぐれて、寒さもあって体が冬眠しようとしている。ぼーっとした頭でタイキさんからおみやげにもらったおせんべいや干し柿などをつまむ。栗田さんが来てくれて、宇野の最近の動きなどについていろいろとお話を聞く。リソグラフの使える場所ができたそうだ。出店に使った本の片づけ、お金の計算、発送準備、査定…とやっていたら深夜0時近くになっていた。


06日(火)

朝8時に起きる。まどと南でモーニング。滝口悠生『水平線』続き読む。

レンタカーを借りて出発。買い取りで入った大量の段ボールを捨てる。初めてやしまーるへ。定休日がYOMSとかぶっているために今まで行けてなかったけど、この日は臨時営業。おみやげに豆菓子を買う。山頂には三毛猫もいた。ブックオフへ行き、330円のCDと武田百合子『日日雑記』購入。昼ご飯に行こうと思っていたラーメン屋が早じまいしていて、回転寿司を食べる。

大窪寺へ初めて行く。お遍路の札所になっているお寺。曲がりくねった山道を延々と行くがほぼ2車線なので気楽だ。お寺の周りは土産もの屋やうどん屋などがあり、屋島とはまた全然雰囲気が違う。山中の冷え込んだ空気の中お参り。お寺の後ろにそびえ立つ山もすごい。売店に入り、『仙ぐり』という栗の甘露煮のようなものを買う。

レンタカーを返却し、まどとドトールへ入る。イベントで出た収益と支出の計算など。堀金君と合流し、3人でごんなへ行きラーメンを食べる。おいしいし、安い。その後ルクスへ。イベントの感想やら雑談。途中から来たお客さんがとある古物店(とても特殊な立地のお店)で昔アルバイトをしていたらしく、その時のお話もとても面白かった。なんだかんだで深夜1時近くまで話し込んでしまう。

『休みの集い』をまたやってくださいという声を早速いただいているけど、次にいつやるかは未定。雑誌でも展覧会でも2号/第2回までやってなんとなくフェードアウトというのはよくあるし、やるにしてもじっくりと練りたい。


07日(水)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べてシャワー。ほうれん草のおひたしと、豚肉とにんじんと玉ねぎのカレー炒めを作る。緊張の糸がゆるんでいるせいか、いろんなアイディアや記憶の断片、友人知人との思い出が頭の中をふわふわと漂っていて落ち着かない。

開店。この日もスローペース。ゆっくりと片づけや発送準備、品出しを進める。午前中晴れて午後に小雨というパターンが最近多い。休みの集いの時にルーツレコードさんで買ったArrow Tourのアルバム”Postcards from...”がとても良かった。

今日はたっぷり寝たいので早めに帰る。

2024年2月3日土曜日

いよいよ明日(2024年02月02~03日)

01日(木)夜

帳簿付けなどをやり、閉店。本を出荷してルクスへ行く。2/4のイベントでルクスからDJ機材を借りる予定で、前日にまいちゃんが会場に運び入れることになっているけど、どうも機材の量が多いんじゃないかという気がしている。まさみさんがDJの練習をしていた。林田さんも来る。4人でいろいろな話。


02日(金)

朝8時半に起きる。まどとモーニングへ行き、滝口悠生『水平線』続き読む。スケッチブックにドローイング。出て、店に行き在庫整理作業をやる。いざやってみると、他人事のようだけどすごい量だ。

開店。天気は回復したけれどお客さんは少なめ。Paper Talkに出すフリーペーパーの製本を終わらせ、品出しや展覧会DMの発送準備などを進める。Paper Talkの印刷物お預かりも何人か来られた。夜に堀金君が来てくれる。イベントへの最終調整的なことはだいたい済んでいるので、映画の話などをした。

閉店後、本を出荷して早めに帰る。ゆっくり風呂に入り、『水平線』を読んで寝た。北欧の国にいる夢を見た。深く眠れた時には、夢の中の世界の色がとても瑞々しく感じる。


03日(土)

朝8時過ぎに起きて朝ごはん。食べ終えて準備して外出。近所のkruhという美容室の2階で行われている展覧会に行くが、オープン時間は過ぎていたものの設営が押しているようで、あきらめる。燦庫の外観の写真を撮影。この間のレコ寄席で、何人かのお客さんから場所がわからなかったという声があったので、事前告知用。作業部屋へ。キャンバスを新しく張って少し手を付ける。

開店。4時半くらいまでは普通に営業。その間もPaper Talkの印刷物が届いたり、連絡関係をいろいろ。5月に県外での出店が入る予定で、そちらも面白くなりそう。夕方からぼちぼち選書作業に入る。前回の出店は徳島での『うだつの上がる古本市』で、あの時はだいぶたくさんの本を持って行ったけど、今回もかなりの量になってしまった。しかし古本の出店はうちと岡山の古本たかつかさんだけなので、お客さんに見ごたえのある棚を提供できるようがんばりたい。閉店時間を過ぎて、ルクスからまいちゃんとCDJスタンドを燦庫へ運ぶ。店に戻って本の箱詰め続きや帳簿付け、発送準備。

いよいよ明日は『休みの集い』だ。このイベントは自分の絵の活動に対しても面白い影響があるんじゃないかという気がしている。

2024年2月1日木曜日

同時進行(2024年01月30日~02月01日)

29日(月)夜

22時頃までフリーペーパーの原稿作りや帳簿付けなど。フリーペーパーとりあえず完成。本の出荷ついでにビールとつまみを買い、作業部屋で音楽を聞きながら飲む。キャンバスの続き。もうあとひとがんばりで完成しそうだ。


30日(火)

朝8時頃に起きる。朝ごはんを食べながら、五社英雄『人斬り』見る。勝新太郎、石原裕次郎、仲代達矢、三島由紀夫など豪華な出演陣。仲代達矢がついこの間見た岡本喜八『斬る』と真逆のような役をやっている。勝新の殴りつけるような斬りっぷりに思わず笑顔になり、終盤の裏切りの後の表情に泣けた。あっという間の135分。YouTubeで五社英雄がテレビ時代劇の効果音について語った短い映像を見つける。昔のテレビは映像が荒く、視聴者をなんとか惹きつけるために派手な効果音をつけたとのこと。

料理。春菊の胡麻和え、卵焼き、豚の生姜焼き、長ネギと大根の味噌汁を作る。ネット注文した木箱が店でなく家に届いてしまう。配送先の指定を間違えていた模様。昼ご飯。まどと一緒に外出し、銀行などをまわって栗金商店へ行く。週末のことを軽く打ち合わせ、厚手のシャツを1枚購入。まどと堀金君は映画の話をしていた。

くつわ堂に入って、コーヒーとチーズケーキ。スケッチブックにドローイングを描き、滝口悠生『水平線』、郡司ぺギオ幸夫『生きていることの科学』読み進める。出て、スーパーと八百屋で少し買い出し。

作業部屋へ行き、絵の続き。レコードをいろいろ聞きながらやる。3月の個展の時に良かったら在廊中レコードをかけてくれませんかと言われていて、できるかなと思っていたけど、なんだかやれそうな気がしてきた。木箱を店に運ぶために台車を押しながら帰る。

晩ごはんは昼に作ったおかずとまどの作り置きの煮物、カツオのたたき。食べ終えて、台車を押してまた店へ。途中たこ焼きとビールを買う。仕事をやろうか迷って結局絵のほうにした。たこ焼きうまい。2時間ほど作業して絵が無事に完成。

帰宅。ゆっくり風呂に入り、お茶を飲みながらアマプラ配信終了間際になっていた高橋洋『霊的ボリシェヴィキ』見る。タイトルのインパクトがすごいし、見てみたら本当にそういう映画(?)で、2度驚いた。把握不可能な絶対的ルールの支配するシチュエーションでは何が起こるかわからない。足元に流れてくる水が良かった。

深夜、消防車の音で目が覚めて窓を開けてみると、家からほど近い場所で巨大な火と煙の柱が上がっていて驚く。大火事だ。2階建て木造住宅が燃えたらしい。火事は怖い。


31日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて用事ひとつ済ませる。まどがいれてくれたコーヒーを飲みながら『水平線』続き読む。掃除、洗濯、お弁当の準備。外出。昨日の火事の現場横を通って見る。全焼していた。店に到着し、荷物整理やアルバイト用の本の準備など。

開店。発送準備、査定、品出しなど進める。査定が1件完了して、金額も了承取れた。別のお客さんからさらに段ボール5箱持ち込み。どんどんやっていこう。天気が不安定でお客さんは少なめ。夕方に久々の元常連さんが来られ、たくさん買ってくださり助かった。閉店時間を過ぎてからも延長して作業しているとお客さんが来られて、この方もけっこうな金額買ってくださった。なんだかんだで運が良かった。週末のPaper Talkや、来月22日のミャンマー音楽トークの件についてもいくつか連絡、予約が入る。

買取がたくさん入ったのもあって、22時近くまで作業。閉店後もアルバイト用の本の準備を進める。絵をやろうとも思っていたけど気が乗らず帰宅。家でウイスキーを少しずつ飲みながら『水平線』続き読む。この小説には鍵括弧が出てこない。読み進めるうちに時間や生死の境界も飛び越えて、誰がいつ何をしゃべり出すのかわからない雰囲気がたちこめてくるが、不穏な感じはあまりしない。


01日(木)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べて『水平線』続き。まどと話して、今度ドライブにでも行こうかという話になる。レンタカーの予約。お弁当を用意して外出。作業部屋へ行き、完成した絵の裏側にタッカーをさらに打ち込んで補強。

開店。天気がどんどん悪くなり、空が重く暗い。品出し、査定、発送準備、Paper Talkに出すフリーペーパーの製本など進める。ソレイユで映画を見終えたまどかさんが寄ってくれた。3月個展のDMも到着。会場の千年一日珈琲焙煎所CAFEへ送る準備をする。夜になって、ルーツレコードの宮崎さん寄ってくださる。ルーツレコードにも4日の『休みの集い』に出店いただく予定で、スタッフの皆さんも楽しみにしてくださっているようだ。うれしい。

友人のニ艘木洋行が、新宿二丁目にあるバー『星男』の昼の時間帯に間借りして『喫茶と軽食ロドス』という屋号で3月1日より営業を始めるとのこと。3月個展の関係で少し東京へ行くし、寄れたらいいな。

今日はこれからルクスに行って、余裕があれば少し絵を進めたい。