2022年7月31日日曜日

くさくさ日記(2022年07月29~31日)

28日(木)夜

閉店後、梱包作業に苦戦。帳簿付けもやり、終わったら23時近くになっていた。シャワー浴びて「代わりに読む人」読み進め、1時前に寝る。


29日(金)

朝8時過ぎに起きる。トーストで朝ごはん。

外出。ここ最近耳掃除をするとガサゴソと鼓膜に何かが触れている感じがして、気になるので耳鼻科へ行く。耳鼻科に行くのなんて何年ぶりだろうか。診てもらうとどうやら髪の毛の切れ端が耳の奥に入り込んでいたようで、取ってもらう。

スーパーで買い物して帰宅。少し休んで在庫整理。料理。玄米を炊いて、ハンバーグとウインナーを焼き、かぼちゃのバターソテー、青じそドレッシングのサラダを作る。ファミレスっぽい昼ごはんができた。

昼ごはんを食べて読書。田山花袋「東京震災記」読み始める。最近戦前の日本文学を読みたい気分。吾妻橋のあたりから筑波山が見えたと書かれている。その後画用紙の続き。今度は白のジェッソを塗っていく。どうなるだろう。

こう暑いと公園や山にも行けず、自然を感じる機会が少なくなる。コロナで18きっぷ旅行もしづらい。困ったもんだ。瞑想的(と書くと、なんだか怪しげですが)な気分にひたりたい。川とか行きたい。

まどと店番交代。この日はまずまずお客さん来られる。ネット出品したものも売れていて、少しほっとする。品出し、発送準備進める。

30分ほど早く店を閉めて、ルクスで行われているイベントへ。久しぶりに見たYPYのライブはすごかった。前回見たのはカセットテープ主体のセットで、この日はアナログ機材とエフェクターのセット。名前よく知らないけど顔は知っている人がけっこういて、別に話すわけでもないんだけどなんとなくうれしかった。帰ってシャワー浴びて寝る。


30日(土)

朝8時に起きる。体が筋肉痛。まどと歩いてモーニングへ。スケッチブックにボールペンで絵を描き、「東京震災記」続き読む。スーパーに寄って帰り、掃除や洗濯。

開店。この日もとても暑く、お客さんは少なめ。店頭買取1件。ネット出品作業、品出し、発送準備進める。けっこう作業進んだ。夜、長野県のmountain bookcase石垣さんご来店。今回も18きっぷで高松へ。早朝に出発してさっき到着されたそう。久しぶりにいろいろお話した。

閉店後、本を出荷してスーパーでビールを買う。帰って、友人のところへ送るものの梱包。シャワー浴びる。ビール飲みつつ読書。「東京震災記」読み終え、ネルヴァル「暁の女王と精霊の王の物語」読み始める。5時頃に起きて公園に行ってみようという気持ちになり、早めに寝る。


31日(日)

朝7時半に起きる。結局5時の目覚ましでは起きれず。まどとモーニングへ。スケッチブックに絵を描き、読書。1時間ほど過ごして帰宅。本を読みつつ、スケッチブックや画用紙やキャンバスなどに描き進める。久しぶりにゆっくり描けた気が。ルヌガンガで滝口悠生「水平線」購入。

開店。ずっと暑い。店頭買取1件、大きめの紙袋7袋ほど。査定進める。ほか品出し、発送準備も。さすがにここ最近は日中よりも陽が傾いてからのほうがお客さんは多い。しかし今日は夜のお客さんも少なかった。売り上げのことを書くのはやめておきます。

このところ気分がふさぎがちだったけど、気持ちの赴くままに文章を書き散らしてみたらけっこうよかった。良い文章になっているのかはわからないが。今日はこれから絵の続き。明日は個展のチラシの入稿をしたい。

2022年7月28日木曜日

駆け足日記(2022年07月24~28日)

23日(土)夜

閉店後、本の出荷。またほろよい買う。帰ってずっと読書。イタロ・ズヴェーヴォ「ゼーノの意識」下巻読み終え、先日買取で入った大学短歌会の会員誌の気になる部分を読む。シャワー浴びて1時頃に寝る。


24日(日)

朝7時半に起きる。まどと歩いてモーニングへ。スケッチブックに絵を描き、「正法眼蔵隨聞記」読み始める。「臨済録」みたいなはちゃめちゃさを想像していたけど、思ったよりふつうに人生訓らしいことが書かれている。家に帰り、ネット出品作業やる。

開店。発送準備もそこそこに、集中して査定を進める。終了して金額をご連絡し了承取れる。ひと段落して発送準備、品出し。客入りは少なく、平日と変わらないくらい。お客さんと短歌の話をする。

閉店後、本の出荷。ルクスに行き、ビール飲みながらまいちゃんと打ち合わせ兼ねていろいろ話す。途中から小鉄君も来る。帰って、シャワー浴びて本読んで寝た。


25日(月)

朝8時半に起きる。よく寝た。朝ごはんを食べて読書。「正法~」読み終える。料理。空心菜とにんじんとかまぼこの炒め物、豚しゃぶと煮汁を使ったスープ、オクラの梅おかか和え作る。トマトも切っておく。小島信夫「一寸さきは闇」読み始める。これは戯曲。高松の不二書店さんで買った。以前買った大きめの画用紙に黒のジェッソをハケで雑に塗る。うまくいくのか、どうだろう。

開店。品出し、発送準備進める。どうも気分が乗らないので、途中サブスクでいろいろ音楽を聴いたりする。お客さんは少ない。発送し忘れていた本があり、まどに行ってもらう。申し訳ない。宮脇さんが来てくれて本を買ってくれた。

閉店後、本を出荷し、スーパーに寄って帰る。コーヒーにアイスを乗せて、わらびもちも用意。今村昌平「果しなき欲望」見る。元気出た。床板の上と下とか、川と岸辺とか、上下の構図がよく出てくる。長門裕之主演だけど、殿山泰司のほうが目立っていた。シャワー浴びて、「一寸~」読み終えて寝る。


26日(火)

朝7時半頃に起きる。定休日。ゴミ出して、パン買って、朝食はトースト。洗濯。

外出。図書館に向かって歩く。コンビニでボールペン買う。図書館でアラン・レネ「二十四時間の情事」見る。舞台は1950年代の広島市街で、ひっそりとした情緒が漂っている。原子爆弾の被爆者の映像もたくさん挿入される。思っていたよりもフランスの映画という感じがした。当時の日本からの反応はどうだったのだろうか。続けてもう1本見ようとしたら、LDはプレイヤーが壊れて館内視聴ができないとのこと。まだまだ見たい作品がたくさんあったのに、まいったな。

タリーズまで歩く。昼ごはんにビビンバを買って食べる。スケッチブックに絵を描き、マルジャン・サトラピ「ペルセポリス」読み始める。まど先に出て、買い物に行ってくれた。

異様な暑さの中歩いて帰宅。ルイス・ブニュエル「黄金時代」見る。サルバドール・ダリとの共作。ストーリーのよくわかる作風のほうが好きかも。「ペルセポリス」1、2巻読み終える。夕ご飯はそうめんとカツオのたたき。まどが準備もやってくれた。風呂に入り、お酒を買いに行こうか迷って結局やめにする。ロラン・バルト「エッフェル塔」読み終える。早めに寝た。


27日(水)

朝8時前に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。この日もトースト。文藝誌「代わりに読む人」読み始める。かぼちゃとニンジンの生姜煮を作り、外出。本を出荷し、スーパーや酒屋などまわって帰る。親子丼、青じそドレッシングのサラダ作る。

開店。蒸し暑い。お客さんは少ない。少しずつ品出し進める。以前お預かりしていた買取本の支払いを1件済ませる。

閉店後、また映画。増村保造「爛」見る。原作徳田秋声。出てくる人物全員どうかしている。田宮二郎かっこいい。テンポよく進むので退屈に感じない。シャワー浴びて寝る。


28日(木)

朝8時前に起きる。本を出荷し、食パンを買って朝ごはん。少し本を読んで料理。ピーマンとにんじんのおかか和え、卵焼き、鶏肉と玉ねぎの味噌炒め作る。画用紙に墨汁で描いてみる。同じような絵を描いている人が何人もいるような気がする。

開店。お客さんは少ない。品出し。なんだかあっという間に時間が過ぎてしまった。

今日はこれから梱包。明日は朝イチで耳鼻科に行く。

2022年7月23日土曜日

個展、ほろよい(2022年07月22~23日)

21日(木)夜

23時前に仕事を終え、シャワーを浴びる。イタロ・ズヴェーヴォ「ゼーノの意識」下巻続き読み、寝る。


22日(金)

朝8時前に起きる。ゴミを捨てるついでにパンを買い、朝ごはんにトーストを食べる。少し読書。

高松市美術館で行われている鴻池朋子展に行く。とても良かった。今まで鴻池さんの作品を個展形式で見たことがなく、勝手に「壮大な世界観の巨大な作品で圧倒する」ような作風と思い込んでいたけど、今回で覆された。自身の作品や美術館の設計図面、学芸員との打ち合わせの記録などを全て素材として扱い、周到な視線の誘導/導線の設定のもと、散文的なインスタレーションが展開されている(散文的であることは散漫ということではない)。会場内に張り巡らされた紐(目の見えない鑑賞者のためのものとキャプションにある)が効果的。物語性とアート(瀬戸芸を始めとした地域芸術祭を含む)に対する問題意識ががっちりと絡み合っているが、読み解き方は観客に委ねられている。せっかく年間パスも持っているし、もう何回か行きたい。

無印でコップを買って帰る。早めに店に行って在庫整理。

開店。受託商品の作業、メール返信、発送準備、品出しなど進める。お預かりしていた買取本の査定が終了し、お振り込み。そしてさらに郵送買取の本が届く。査定し振込み。ほか店頭買取2件。夜にぱらいそのみゆきさん来てくださり、少しお話する。

閉店後、本を発送し、スーパーへ。お酒が飲みたいけど作業もしたい。折衷案としてほろよいにする。店に戻り、9月に行う個展のSNS告知用画像を作る。個展の詳細は以下。

【齋藤祐平個展「猿ではない人」】

会期:2022年9月14日(水)〜19日(月・祝)
会場:ルクス(高松市常磐町1-7-19)
会場時間:平日20~24時、土日祝日15~24時
入場時要ワンドリンクオーダー

未発表のドローイングとキャンバス作品を展示します。

会期中にはライブイベントも企画します。

9月17日(土)20時〜
出演:knd(東京)、太史慈(香川)、熊本年孝(香川)、Palmwine(香川)
予約1500円、当日1800円(どちらも要ワンドリンクオーダー。予約はルクスか齋藤まで)

Palmwineという名前(チュツオーラの「やし酒のみ」から取っています)で自分もライブをやります。

風呂に入り、少し本を読んで寝た。


23日(土)

朝7時半頃に起きる。朝ごはんを食べてキャンバスの続き。以前一度完成していたけどなんとなく先月の個展には出さなかった絵を改良。完成する。外出、八百屋とスーパーで買い物。小松菜のおひたし、焼き鮭、味噌汁、トマトと卵とパクチーの炒め物を作る。昼ごはん。映画を見ようか迷って、やめて、頼まれていた絵の補修作業をする。その後「ゼーノの意識」下巻続き。久しぶりに集中して本を読めた。ルヌガンガでアンドレイ・タルコフスキー「映像のポエジア」購入。

東京の友人知人が続々とコロナにかかっている。自分もいつかかるかわからないな。今回流行っているやつは喉にくるらしい。

まどと店番交代。やはり先週の3連休と比べるとお客さんは少ない。品出し、発送準備進める。店頭買取1件。海外の工芸関係、インディアン関連書籍など珍しいものが多くありがたい。東京から移住されたそうで、いろいろお話。絵をほめてくださりうれしくなる。しかし先月くらいから買取が増えたな。どんどんやっていきたい。

今日もほろよいにしよう。

2022年7月21日木曜日

キャンバス(2022年07月19~21日)

18日(月)夜

閉店後、在庫整理作業。店内を薄暗くしていたところに突然大三君が現れ驚く。岡山のYEBISU YA PROで開催されたFUTURE TERRORの話を聞く。大三君帰り、作業続き。ひと段落ついて、シャワーを浴び、ボーっとする。早めに寝た。


19日(火)

定休日。朝7時過ぎに起きる。ゴミを捨ててモーニングへ。少し絵を描くがうまくいかず。庄野潤三「星に願いを」読み始める。忙しい時に読むとほっとする。

レンタカーを借りて出発。yomsにもよく来てくださるIさんからキャンバスを譲っていただくことになったので、車で向かう。Iさんは自分が店のことで精いっぱいになっていた頃にも一度キャンバスを寄付いただいた。コロナ禍に入って時間ができた時にそれらのキャンバスに描き始め、また絵を本格的に再開することができたのだった。使い古しのものなので、サラのよりは気軽に描き始められたのも良かった。今回いただいたものも使いやすいサイズがたくさんあり、ありがたい。これでしばらくもちそうだ。

ちょいちょい休憩をはさみ、びんび家で昼ごはんを食べ(しまあじの刺身定食は脂がのっていておいしかった)、阿南市にある喫茶店「大菩薩峠」へ向かう。徳島市からさらに南はまだ行ったことがない。広いまっすぐな道を車で一時間ほど走る。徳島の自然は大きい。草木がもうもうと繁った河川敷が広がっていて、いい感じだ。阿南の市街地を過ぎたあたりで少し細い道に入り、「この辺かな」というところでレンガ造りの大きな建物が見えてきた。「大菩薩峠」は巨大なセルフビルド建築で、パッと見はお城のようだけど店内は純喫茶風の内装になっている。写真を撮っている人がいた。中に入って、アイスカフェオレを飲みつつ読書。

まどと運転を交代しつつ香川へと戻る。途中ニトリで買い物。晩ごはんに焼き鳥を食べた。鳴門のあたりを夜に走るのも久しぶりだ。いろんなことを話した。出発前は温泉に行こうかと話していたけど、思ったよりも時間が遅くなってしまいやめにする。帰って、シャワーを浴び、「星に願いを」読み終えて寝る。


20日(水)

朝7時に起きる。ゴミ捨て。ゴーヤチャンプルー作る。朝ごはん。レンタカーを返し、片原町の産直市(安い)とスーパーで買い物をして帰る。少し休んで、いつものパクチーサラダを作る。

9月の個展に出す予定のキャンバスを梱包。昨日いただいたキャンバスを玄関先に運び、ほうきでホコリを払って物置へ移動。その後査定待ちの本を移動。冷房のない場所で作業していたら頭が痛くなってきた。氷枕で冷やす。シャワー浴びる。

開店。お客さんは少なめ。それほど売れないが、ネットのほうは動いている。発送準備や品出しを進める。マンガのセットものを出し、棚を整理。この日、香川県のコロナ感染者数が987人と大幅に増加しあわてる。

20時ちょい前に、まどと店番を交代。午前中に梱包したキャンバスを持って外出。平尾君に頼んで作品の撮影をやってもらう。平尾君、色への感度が鋭い。終わって雑談。帰ってダラダラ。イタロ・ズヴェーヴォ「ゼーノの意識」下巻少し読み、寝る。


21日(木)

朝7時半に起きる。まどと歩いてモーニングへ。スケッチブックに絵を描き、塔和子詩選集「希望よあなたに」読み終える。帰ってレジで昨日の帳簿付け。玄米を炊いて、ビーフカレー作る。完成したものの先月の個展には出さなかったキャンバスに手を加える。9月の個展には出せるだろうか。

開店。月曜に来てくれた利部志穂さんのお知り合いや利部さんが教えている学生の方々が来てくれる。高知在住の方もいて、いろいろお話を聞く。東京や関西から離れたところで活動するアーティストの生活は興味深い。昨日平尾君に撮影してもらった画像をダウンロード。原稿チェック1件。あとはお預かりしている本の査定をひたすらやる。明日も郵送買取が1箱届く予定。香川の感染者数が千人を越えたがこの日は買ってくれるお客さんが多く、売り上げは良かった。

今日は1時間半残業した。風呂に入って絵描いて寝る。

2022年7月18日月曜日

せかせか日記(2022年07月17~18日)

16日(土)夜

閉店後、本の出荷。スーパーでおつまみ(枝豆天、豆腐)を買い、帰ってビールを飲む。「Tri 第2号」荻原裕幸特集読み終える。くたくたになって眠くなってしまったが、なんとか起きて、シャワー浴びて寝る。


17日(日)

朝8時前に起きる。洗濯物をたたみ、ベランダで絵の写真を撮る。まどと外出。パンを買って港まで歩き、テラスのベンチに座って食べる。風が乾いていて気持ちがいい。暑くなってきたので屋根のある場所へ移動。スケッチブックに絵を描き、イタロ・ズヴェーヴォ「ゼーノの意識」続き読む。

シンボルタワーで行われている古本市へ。今回も出展募集の告知を見逃していてyomsは不参加。古本の出店は多くはなかったけど、にぎわっていた。メルロ=ポンティや森田真生、増田みず子など購入。思ったよりも安く入手できてほくほく。歩いて帰る。昼ごはんは南新町の油そばに初めて行った。

帰宅。少し休んで映画。ホン・サンス「クレアのカメラ」見る。夏の昼下がりに見るホン・サンスやロメールは本当にいい。キム・ミニは自分と同い年のようだ。料理。オクラの梅おかか和えと、長芋しょうゆ漬け、小松菜としめじの味噌汁を作る。在庫整理の作業をやって、キャンバス少し進める。

まどと店番を交代。3連休の中日でお客さんは多い。品出しなど進める。徳島から川人さんが久々にご来店。プライベートな話を含めいろいろ聞く。これからサンリンシャへ行くとのこと。この日は店頭買取3件。うち1件は段ボール10箱分ほど。ありがたい。後でご連絡して振込みということになった。他には集英社の「世界の文学」が全巻入る。全集だとお断りすることも多いが、これはラテンアメリカ文学やヌーヴォーロマンなどの良い作品がたくさん入っていてありがたい。晩ごはんを食べながらYouTubeでトリシャ・ブラウン見る。夜になって愛媛の三帆堂さんご来店、ショップカードを交換する。

閉店後、事務作業。本の発送。朝に撮った写真を見てみるが、やはり厳しい。平尾君に連絡し、今度撮影をお願いすることになる。ありがとう。シャワー浴びて、「ゼーノの意識」上巻読み終えて寝る。


18日(月・祝)

朝8時頃に起きる。朝ごはんを食べて、麻婆豆腐を作る。外出。今日からプレオープンのKOKUA COFFEE ISLANDへ。DJのHAPPFATさんが塩上町で始めたお店。水出しコーヒーいただく。おいしい。店内にはDJブースも設置されていて、本オープン後にはイベントも予定しているそう。なぜかつくばの話で盛り上がった。スーパーに寄って帰宅。キャンバス進める。白をばーっと塗ってかなり変わってしまったが、どうなるだろう。

開店。品出し、在庫整理進める。この日は店頭買取3件。うち1件はかなりの量。ありがたい。どんどんやらないといけない。

東京から利部志穂さんが来てくれる。会うのは7、8年ぶり。利部さんはインスタレーションの作品を作っている人で、展覧会では毎回いろんな試みがなされていて面白い。言葉を扱っていることも多く、いつも自身の情動の扱い方に独特なウェットさがあるなと感じていた(インスタレーションの作家はどちらかというと感情を排除、または自分から突き放して対象化したがる人が多いように感じる)。今回は「出現」という冊子を持ってきてくれて、これは利部さんほか全7名の美術家が書いた短編小説が収録されている。基本手売りで販売しているところを特別に卸してくれた。絵を描きながら古本屋をやっている自分のところにアーティストの友人が本を持ってやってきたというのがなんだか可笑しかったし、こういうのが実は自分のやりたかったことだったんじゃないか、という気もする。生活のことや芸術のこと、20代前半の若い人達のこと(利部さんは武蔵野美術大学で講師をしている)などいろいろ話した。結城さん(東京でkayokoyukiというギャラリーを運営していて、利部さんもそこの所属)も元気とのこと。しあさっての午前中までいるそうで、タイミング合えばまた会おうということになる。

今日はこれから在庫整理の続き。その後はゆっくりする。

2022年7月16日土曜日

絵の仕事(2022年07月15~16日)

14日(木)夜

閉店後、シャワー浴びて「率 幕間」読み終える。平岡直子や瀬戸夏子が参加している。看板ベタ塗り作業続き。0時半頃寝る。


15日(金)

朝8時前に起きる。食パンを買ってきて朝ごはんはトースト。食べ終えて看板続き。YouTubeにあった、岡崎乾二郎が参加している「芸術における抽象」というzoom配信の動画を流しながらやる。今日中に塗りをひと段落させたいけどどうなるか。

開店。雨が降ったり止んだりの変な天気。しかしお客さんは意外と多く、皆さん買ってくださる。高い本も何冊か売れた。先週あたりは店舗売上が芳しくなかったのでありがたい。この日も看板塗り作業をしながらの営業。いいペースで進む。まどは漫画の仕事と別にバイトがひとつ決まった。時間の融通がかなりきくようだ。

閉店後、シャワーを浴びて、ルイボスティー飲みながらタヴィアーニ兄弟「サン・ロレンツォの夜」見る。静かで切ない映画。看板作業続きやろうと思ったがやめた。0時半頃に寝る。


16日(土)

朝7時半に起きる。トーストを食べて外出。本の発送、DVD返却。帰って看板作業続き。八百屋とスーパーで買い物。ゴーヤチャンプルーとパクチーサラダを作る。再び看板作業、やっと完成。あとは梱包して送るだけ。

開店。この三連休は高松駅のほうで古本市も開催されていて、そちらから流れてくるお客さんも多い。愛媛の川之江で古本屋をされていたという流星堂さんがご来店。その後徳島のソラリスさんも来られる。うれしい。四国は広い。西讃や東予、徳島からの買取依頼も増えるとうれしいけど、まだまだだなと感じる。品出し、発送準備、在庫整理進める。さっこの新しいCD「ドーナツミックス」を店頭に出す。新潟の佐渡ヶ島にあるドーナツ屋タガヤス堂へライブをしに行った時の思い出がテーマになっているようだ。温かい録音が気持ちいい。

まどは漫画のアシスタント仕事が増えるらしい。忙しくなりそうだ。今日看板を塗りながら気付いたけど、自分はここ2年ほど展覧会や絵の仕事をもらうことはそれほど多くなかったが、自分が知人友人に絵やデザインの仕事を依頼することはやたら多かった。これは一体どういうことだ。しかしこういうのが自分らしい気もする。一生懸命やればやるほど職業としての画家からは離れていくのが笑える。

作業がひと段落ついたので、今日はゆっくり本を読みたい。

2022年7月14日木曜日

祖谷(2022年07月09~14日)

08日(金)夜

閉店後、本の出荷。段ボール2箱がまだ残っているけど雨も降っているので明日にする。帰ってシャワー。マルセル・モース「贈与論」読み進めて寝る。まどとドライブに行き山道を走っていると曲がるべき角を逃してしまい、そのまま進むがどんどん道が狭くなり不安になる、という夢を見た。ニュースを見すぎたストレスと、来週祖谷(徳島の山間地域)に行くのがごっちゃになったようだ。


09日(土)

朝8時頃に起きる。まどとモーニングへ。春日井健歌集「青葦」読み始める。「路上」という、暴走族を詠ったいくつかの歌に惹かれた。

族と風かたみに憎む野良猫は家猫のやはらかき尻をゆるさず

方位感いつしか失せてただならぬ単車の逍遥を街に見てゐつ

投げだされし少年の四肢なぞりたる白墨の上をわが轍(わだち)過ぐ

家に帰って、友達から頼まれた仕事をやる。よく道で見るような飛び出し小僧看板をオリジナルで作ってほしいとの依頼。板に下書きをする。

開店。お客さんは多い。MOTIFのお二人が次回展覧会のフライヤーを持ってご来店、少しお話する。品出し、在庫整理、ネット出品など進める。夜に安岐さんが来てくれていろいろお話。

30分ほど残業して閉店。「青葦」読み終え、シャワー。新しいキャンバスに手を付けて寝る。


10日(日)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べ、図書館へ本を返しに行き、スタバに入る。ゆずシトラスティーはおいしい、ちょっと高いけど。マルセル・モース「贈与論」続き読む。家に帰り、料理。きゅうり梅おかか和え、鯖の塩焼き、にんじんとじゃがいもの酢醤油炒めを作る。

開店。昨日と比べるとお客さんは少ない。在庫整理を進める。途中から読書。

閉店後、シャワー。「贈与論」読み終え、キャンバスを進めて寝る。


11日(月)

朝8時前くらいに起きる。この日は臨時休業。まどと歩いて久しぶりにkincoさんへ行く。イタロ・ズヴェーヴォ「ゼーノの意識」読み始める。医師のすすめで主人公が自己を回想していく様子が淡々と書かれていく。ジョイスがほめていたらしい。スーパーでそばを買って帰る。キャンバスを進め、旅行の支度。そば食べる。

2時前に宮脇さんが車で迎えに来てくれる。祖谷に向けて出発。途中サチコさんとも合流。池田あたりまでは意外と早くなぁという感じだったけど、そこから大歩危を通り、目指す落合集落までの道のりがかなり長い。崖沿いの道をずっと進む。途中ところどころすれ違いも難しくなるような箇所も多く、やはりこの辺の運転は自分には難しいな…と感じた。17時前に祖谷の「なこち」に到着。なこちでは毎年7月の11日から12日にかけて、「森の生活」などの著作で知られる作家H.D.ソローの生誕祭が行われている(今年で205周年)。なこちの稲盛さんと文化人類学者の今福龍太さんが主催されていて、今回今福さんは欠席。間に演奏やパフォーマンスを挟みつつ、山やろうそくの光を見ながら、飲んで食べて話すという会になった。なこちで「楕円」という屋号で料理を出している大楽さんと、和歌山から来られたやすさんかじさんの作る料理がとてもおいしかった。一応本やスケッチブックも持って行ったけど、特に手をつけることなく終了。久しぶりに夜更かしして寝た。


12日(火)

朝8時ごろに起きる。Tシャツ一枚では少し肌寒いくらいの気温。

みんなですぐ近くの神社まで散歩。サチコさんからカメラを借りてみんなを撮影。神社のあたりの林は植林ではないので、太い木が多く良い雰囲気(祖谷はかなりの山奥だけど、植林がかなり進んでいるそうだ)。

戻って、朝兼昼ごはん。おかずがこの日も何種類もあって豪華だ。稲盛さんが作ったガパオもおいしい。大三君や宮脇さんから、自分が高松に引っ越してくる前の街の様子をいろいろ聞けて面白かった。

帰りも宮脇さんの車に乗せてもらう。15時頃に高松着。洗濯。外出、国保をまとめて払う。スタバに行き読書。本屋に寄って、スーパーで買い物をして帰る。晩ごはんはそうめん、刺身、きゅうりとトマトの青じそポン酢サラダ。輸入ものの刺身はずいぶん高くなった。カツオは相変わらず安い。

デヴィッド・リンチ「ブルー・ベルベット」見る。まどは20年ぶりくらいに見たらしい。キャンバス続きやるが、眠気が襲ってきたので早めに寝る。


13日(水)

朝8時頃に起きる。玄米を炊く。看板作業続き。下絵完成し、マスキング。朝ごはん食べて塗りを進める。ベタ塗りしていくだけのはずが、予想以上に時間がかかる。途中TSUTAYAへDVDを返しに行く。帰ってまた看板作業の続き。

最近instagramで、香川で起きたことを東京の友人にもわかり良いように、また逆に東京での出来事を香川の友人にもわかり良いように書くのが楽しい。東京の友人と香川で会った時に「齋藤君が香川でどんな日常を送っているのかが気になってて…」と言ってくれたのがきっかけ。「ここはわかりにくいかな」とか「気を使い過ぎているかもしれない」とか考えながら書くので、文章の練習になる。自分がいかに普段友人同士の共通理解に助けられているか気付かされることも多い。

開店。発送作業を進める。定休日に加えて臨時休業も挟んだので、発送すべき本がたまっていた。店舗のほうはお客さんそこそこ来るが、売り上げはいまいち伸びず。今週末からは美術館の展示がいくつか始まるので、観光客も少し増えそうな気がする。夕方、尾道のSatie coffeeさんご来店。以前お店に伺った時にご挨拶したことを、偶然店の前を通りかかり思い出していただいたようだ。うれしい。夜は半空ラジオの収録。岡田さんからお土産をいただき、本もたくさんお買い上げ。ありがたかった。

閉店後、本の発送へ行こうかと思ったが早めに寝る。


14日(木)

朝8時に起きる。ゴミ捨て。シャワー浴びてモーニングに行く。タイザン5「タコピーの原罪」上下巻読み終える。エモい感じの漫画は苦手な自分も引き込まれた。結末も良かった。スーパーで買い物して帰る。本の発送。料理。小松菜のおひたし、卵焼き、鶏肉と野菜の辛みそ炒めを作る。スケッチブックにマーカーで絵を描く。

開店。お客さんは少ない。発送準備、品出し進める。思っていたより看板作業に時間がかかることがわかったので、営業中にベタ塗り続き。早く終わらせたいところ。

これから、まだまだ看板作業続き。

2022年7月8日金曜日

好きな人も嫌いな人も(2022年07月07~08日)

06日(水)夜

閉店後、本の出荷。家に帰って吉田健一「時間」続き読む。いろんな固有名詞が出てくるのにこの引っかかりの少なさはなんだろう。読む速さを緩めて何かつかめた気がしてもするすると逃げていく。シャワー浴びて、キャンバス進めて寝る。


07日(木)

朝7時過ぎに起きる。まどとモーニングへ。志村貴子「わがままちえちゃん」読み終える。頼まれている看板のアイディアを練る。あと1週間ほどで仕上げたい。「時間」続き読む。喫茶店を出て散髪。スーパーで買い物。意外と涼しいので公園に行ってみる。早くも蝉の鳴き声がしている。ベンチに座ると風が涼しくて気持ちいい。

帰って料理。ゴーヤチャンプルー、ピーマンとにんじんのおかか和えを作る。まどの漫画アシスタントの仕事(在宅だけど勤務時間が決まっている)が始まったので、自分が料理を作ることもまた増えてきた。キャンバス続きやる。完成形が少しずつ見えてきたかも。

開店。品出し、在庫整理などを進める。郵送買取の本が1箱届く。現代美術、短歌関係などなかなか入ってこないジャンルが多くありがたい。これは島にお住まいの方からのご依頼。島で古い家の取り壊しなどがあったら、中にある本はほとんど捨てられてしまうだろう。どうにかうまく救えれば良いけど。ネジマキネコさんご来店。福岡へ旅行に行っていたそうで、本屋話などをいろいろ聞く。yomsをご存知の書店さんも多かったようでうれしい。福岡はちらっとしか行ったことがないので、再訪したい。もつ鍋食べたい。夜からまた別の査定を3箱やり、金額をご連絡。いろいろやることがあり22時前まで作業。

閉店後、「時間」読み終える。シャワー浴びてキャンバス進めて寝る。


08日(金)

朝8時前に起きる。ゴミ捨て。最近運動不足なので、港まで歩こうということになる。春風堂でパンを買って出発。港は船を待つ車がたくさん停まっていた。瀬戸芸会期に合わせ設置されたテラスに座り食べる。途中から雨が降り始め、屋根のある場所へ移動。本を家に忘れてきたことに気付く。スケッチブックに絵を描く。11時頃帰宅。

絵の続き。ここ数日、毎日手を入れていたキャンバスが完成。今までとちょっと違った絵になった気がする。タイトルはどうしようと考えていると、安倍晋三元首相が演説中に銃撃されたとのニュースが目に入る。「好きな人も嫌いな人も生き続ける」というタイトルにした。安倍晋三は亡くなってしまった。

料理。小松菜とツナのパスタを作って食べる。物の整理。マルセル・モース「贈与論」読み始める。

まどと店番交代。品出し、発送準備など。花原史樹君のイラストをあしらったyomsオリジナルトートバッグの在庫がなくなる。再入荷を望む人の声もSNSで見かけたけど、また発注しようか。この日はお客さんは少なかったが売上は良かった。

今日はこれから本を出荷して、頼まれている仕事の続きをやる。

2022年7月6日水曜日

手放せない(2022年07月05~06日)

04日(月)夜

閉店後、本を出荷し、スーパーでビールを買って飲む。山田稔「マビオン通りの店」読み終える。シャワー浴びて、キャンバスを進めて寝る。


05日(火)

朝7時過ぎに起きる。定休日。モーニングへ。ゲルハルト・リヒター展図録続き読む。スケッチブックに絵を描く。帰宅。まどはこの日もアシスタント仕事。リヒター展図録と、大森静佳「カミーユ」読み終える。キャンバス続き。昼ごはんは春菊とツナのパスタ。

ジョン・カサヴェテス「こわれゆく女」見る。主演はジーナ・ローランズと、「刑事コロンボ」で有名なピーター・フォーク。2人の演技が本当にすごく、引き込まれるが、話としては前に見た「オープニング・ナイト」のほうが好きかもしれない。ピーター・フォーク演じる夫が子供たちを連れて海へドライブに行くくだりが良かった。

最近自分たちのお店を始めた友人から「店の前の道路の車通りが多いから飛び出し注意の看板を作ってほしい」との依頼あり、買っておいた木材を丸ノコで切る。料理。麻婆豆腐と、きゅうりの梅おかか和え作る。これはまどの夕ご飯用。

外出。ビールやレターパックなどの買い出し。サンリンシャに通りがかったので寄ってみるとダイゾー君もいた。レジ前にサンリンシャでの思い出を書いておけるノートが設置されている。現在不動産会社で働いているなっちゃんが持ってきたそう。自分も書かせてもらった。

アピマートに行き、馬場君と飲む。アピマートはスパイスや豆などを売っているハラルショップで、前は香大の近くにあったのが移転してうちからすぐそこの立地になり、ランチ/居酒屋営業も始まった。ラム酒の水割りを頼む。つまみは羊モツ炒めやモモ、じゃが芋クミン炒めなど。モツ炒めはレバーやハチノスなどいろいろ入っている。羊タンもあったけどまたの機会にした。馬場君とは「次はあの町へ行ってみたい」という話をずっとしていた。

燦庫へ。この日は半空と共同開催のイベントで、いろんな人の「手放せないレコード(CDでも可)」を聞いてみよう、というもの。自分はAlan Sondheimという人の1968年に出たアルバム"T'Other Little Tune"を持って行った。これは自分が買った唯一のレア盤で、20年ほど前に渋谷にあったクララオーディオアーツというお店で買った。店主の野界さんお元気でしょうか。アルバート・アイラ―やオーネット・コールマンも出しているESPからのリリースで、しかしジャズなのかロックなのか、どちらとも呼べないようなヘンテコで強烈な音楽。今はサブスクでも聞ける。イベントには他にもたくさんの人が出ていて、持ち主の話と一緒に聞いているとどれも面白く、お客さんもいろんな人がのんびりしている感じでとても良い雰囲気だった。

帰って、シャワー浴びてキャンバスを進めて寝た。たくさん人と会った一日。


06日(水)

朝8時頃に起きる。ゴミ捨て。朝ごはんを食べてキャンバスの続き。吉田健一「時間」読み始める。外出。TSUTAYAに行き、DVDを返してまた借りる。店のビニール袋をデザインしてくれた加瀬君が作った投票呼びかけポスターのPDFが公開されていたので、コンビニでプリント。帰って再びキャンバス進める。

開店。この日は店頭買取3件と、以前お預かりした本の支払いが1件。お金がスルスルとなくなっていく。明日は郵送買取の本が到着する予定。在庫整理、品出し、発送準備進める。茎のめぐさん来てくれて、いろいろ打ち合わせ。めぐさんは最近毎日1万歩歩くことにしているそうだ。すごいな。

ひとつ大事なメールを送る。どうなるだろう。

今日はこれから本を読んだり絵を描いたり。

2022年7月4日月曜日

時を経て(2022年07月03~04日)

02日(土)夜

閉店後、本を出荷してルクスへ。まいちゃんと話す。途中からダイゾー君も来た。岡山でFUTURE TERRORやるらしい。8/1にルクスの壁を掃除しようということになった。

家に帰ってシャワー浴びる。よっぽど寝ようかと思ったけれど、気合いを入れ直して冊子の製本作業。The Ratelの新しいアルバム”Scan”を聞きながらやる。素晴らしいアルバムだ。ジャケットデザインはyomsのビニール袋もデザインしてくれた加瀬透君が手掛けているようだ。製本作業は、ページ順通りにプリントした紙を並べるところまで終えた。


03日(日)

朝8時頃に起きる。この日も朝ごはんはトースト。さっさと食べて、sanbon radioの「代わりに読む人」回を聞きながら冊子製本作業続き。「とじ太くん」で背を糊付け。28冊が完成。外出し、ルヌガンガで早速「代わりに読む人」購入。後藤明生特集だし、佐貫絢郁さんの絵もたっぷりと載っている。中村さんと「最近、閉店するお店が多いですね」という話になる。こないだ六ろくが閉店したし、鍛冶屋町の雑貨屋サンリンシャも今月末で閉店とのこと。どちらも自分が高松にやってきた時からあったお店で、チラシなどをよく置かせてもらったし、サンリンシャでは棚を貸してもらって古本を販売していたこともある(yoms実店舗開業前の話)。南珈琲へ行き、ゲルハルト・リヒター展の図録を読む。リヒターの作品はひとつひとつの作品が別の作品の批評として機能し響き合っているその様子が良いという感じだ。

開店。お客さんの数はふつう。「人生は複数」増刷のお知らせをすると、長野県諏訪郡のmountain bookcaseさんより取り扱い希望のご連絡をいただいた。ありがたい。新潟県佐渡市のニカラでも取り扱いが始まっているはず。mountain bookcase店主の石垣さんはyoms開店当初より山梨から18きっぷで(!)よく来られていた方で、いつの間にか長野で本屋を開業されていた。いろんなお客さんがいる。

閉店後、本の出荷。シャワー浴びる。10年近く会っていない知人より連絡あり。うれしい。美術家が書いた小説をまとめた冊子を作ったとのこと。画像で見る限りかなりしっかりした造りの本だ。山田稔「マビヨン通りの店」読み始める。頭から加能作次郎の話で始まり、引き込まれる。1時頃に寝た。


04日(月)

朝8時前に起きる。朝ごはんを食べ、少し読書。まどは今日から週二で漫画アシスタントの仕事が始まる。料理。空心菜とベーコンの炒め物、卵焼き、きゅうりの梅おかか和え、なすとしめじの味噌汁を作る。外へ出て買い物。小雨が降っている。湿度は高いが少し涼しい。帰ってキャンバス続き。やっている途中はかなり手ごたえがあったけど、手を止めて引きで見るとどこかいまいちな感じがする。買取問合せのお電話1本入る。

たまに「俺よく今まで生きてこれたな!」とハッとする時があるのはなんなんだろう。

開店。ネット出品していた本が高く売れた。これから台風でお客さんが少なくなるだろうし、助かった。店頭買取1件。2000年前後のデザイン/サブカル関係の雑誌が多い。自分が一番都会にあこがれていたのがこの頃なので、なんだか恥ずかしい気持ちになってくる。査定してご連絡。やはり今日はお客さんは少なかった。閉店間際に福岡から来られたお客さんと少しお話して、寂しさがまぎれた。

明日は定休日。今日はビールを飲みつつ、本を読んだり絵を描いたりしよう。

2022年7月2日土曜日

暑い暑い(2022年06月30日~07月02日)

29日(水)夜

閉店後、ベッドに横になって本を読んでいたらそのまま寝てしまった。


30日(木)

朝8時起きる。朝ごはんを食べて、ホームセンターへ買い物。木材とペンキを買う。暑い。家に戻ってシャワー。ニコルソン・ベイカー「中二階」読み終える。キャンバス少し進める。

開店。ゆっくりと品出しや在庫整理などを進める。店頭買取2件。この日は均一本が40冊以上売れて良かった。すかさず補充。梅雨が明けて電車旅がしたくなり、いろいろ調べる。ダイヤ改正で高知への電車はますます不便になってしまった。岐阜から本屋めぐり旅行をしているというご夫妻が来店。神戸~高松~松山~尾道~岡山というご旅程とのこと。うらやましい。自分もそういう旅がしたい。

閉店後、西宝町のタリーズへ行き読書。山尾三省「永劫讃歌 森の家から」読み終え、乗代雄介「十七八より」読み始める。久しぶりに集中して本を読むと頭が解放されてくるのを感じる。DVD2枚借りて帰る。再びシャワーを浴びて寝た。ここ最近深く眠れている気がするのは漢方のおかげだろうか。


7月1日(金)

朝7時半に起きる。まどとモーニングへ。スケッチブックにマーカーで絵を描き、読書。ビュンビュン速度を上げて読むのは気持ちいい。速く読むのも遅く読むのもそれぞれ違う味わいがある。自分の状態に合わせて無理せず読めばいいんだろう。

家に帰り、料理。豚の生姜焼き、オクラのおかか和えを作る。スーパーと八百屋へ買い物。おかひじきを買ってみた。帰ってきゅうりとトマトとパクチーのサラダを作る。「十七八より」読み終え、東京で買ったゲルハルト・リヒター展の図録を少し読む。文章や展示されていない作品の図版が多く、やはり買っておいて良かった。

なんとなく、自分が友達に会う時の理由を分類するとだいたい3種類くらいに収まるのでは、という気がした。30種類くらいあるともっと楽しい気がする。いつもと違う会い方をすると「個人」の輪郭がはっきりして、お互いが今まで築いてきた関係から解放される瞬間がある。

開店。発送準備、在庫整理など進める。お預かりしていた小内光さんの詩集を店頭に出す。この日も暑いが、お客さんはそこそこ。映画好きのお客さんいらっしゃり、レネ、ゴダール、メルヴィル、ベルイマン、ブレッソン、吉田喜重の話などする。楽しい。本はもちろんだけど、映画の話になって話がはずむお客さんも多い。夕方から観光客らしき方々のご来店増える。売り上げは良かった。

閉店。レジ前に張っているビニールシートで冷房の風が遮られるせいか、熱中症ぎみ。少し気持ちが悪いので氷枕を当てて横になる。まどが買ってきてくれたゼリーを食べたら気分も回復。アキ・カウリスマキ「過去のない男」見て寝る。


02日(土)

朝7時過ぎに起き、パン買ってきてオーブンにセットしてシャワー。朝ごはん食べる。やらなければと思っていて手を付けていなかった扇風機の掃除をやり、床に掃除機をかけ、トイレと風呂の掃除もやる。外出。本を出荷しまどとスタバへ。ゆずシトラス茶飲みながらスケッチブックに絵を描く。リヒター展図録見る。リヒターの作品を集めた美術館を作ろうという動きがこれまで何度もあったらしく、しかし本人はそれに対して懐疑的だったそう。スーパーで買い物をして、期日前投票を済ませて帰る。

料理。玄米を炊き、おかひじきとベーコンのガーリック炒め、なすと小ネギの味噌汁、パクチーときゅうりとトマトのサラダを作る。炒め物に唐辛子を刻んで入れたら辛すぎた。ふかしたじゃがいもでも混ぜようか。昼ごはん食べて、冊子「人生は複数」のための裁断作業。ひと段落つくところまで終えた。次は製本作業だ。

まどと店番交代。店頭買取1件。少しずつ品出し。空が曇ってきた。週明けから半ばにかけて台風が通過するようだ。火曜にドライブ行こうかなと考えてたけど、やめにしとくか。ダムに水がたまってほしい。気圧の変化かどうもやる気出ず。お客さんも来ず。

今日は製本作業か、飲みに行くか、どうしよう。