2023年8月30日水曜日

今治(2023年08月29~30日)

28日(月)

閉店後、本の出荷。店2階の作業部屋で、キャンバスをスマホ撮影。10月に行う個展DM用のもの。まだ途中の状態のキャンバスを進めようかとも思っていたけど、早めに帰ることにする。明日の旅行の準備をして、シャワーを浴びて寝た。


29日(火)

朝6時半に起きる。あまり実感がわかないけど、この日は自分の誕生日でもある。朝ごはんを食べて、高松駅7:40発の電車に乗り今治へ出発。良く晴れていて、香川/愛媛県境の車窓からの瀬戸内海もとてもきれい。平日だけど自分と同じルートで西へと向かう乗客もそこそこいる。車内でフォークナー「アブサロム、アブサロム!」下巻、あすなひろし「哀しい人々」読み終える。

11時頃に今治駅に着く。今治に来たのは1年と8か月ぶりくらいだ。真っ昼間はまだ日差しが強い。少し歩いて、「ぎょうざの店 白雅」に入る。ここは前来た時に良さそうだなと思いつつ寄れなかったお店。自分が最初のお客だった。冷麺と焼き餃子を頼んで待っていると、どんどんお客さんが入ってくる。一人客が多いのがいい。瓶ビールを飲み始める人もいる。冷麺は中華麺を使ったもので、冷やし中華に近い。餃子の皮は厚め。どちらもおいしかった。

商店街をぶらぶら歩く。開いている現役のお店は少ないが、古い変わったつくりの建物が多く楽しい。写真を撮る。交差点の角にある建物が特に面白い印象。目をつけていた喫茶店の前を通るが、実際見てみると外観にあまりそそられず、チルチルという喫茶店に入る。メニューはホットかアイスのコーヒーのみとのこと。テレビでやっている六角精児の乗り鉄旅番組を見つつ、文章の作業を進める。

チルチルを出て、「森」というお店に向かう。森は今治ホホホ座さんが最近別の場所で始められたお店で、古本も売っているらしく気になっていた。到着すると、立派な古民家を改装したお店で驚く。そして古本の在庫数も想像以上に(失礼)多かった。後藤明生、田村俊子、八木義徳などを買う。一部は松山にあった「浮雲書店」さんの在庫を置いているようだ。お店の方(香川出身の方だった)と話すと、今年の5月に開店したばかりで、今治では古書を扱っているお店はここだけとのこと。寄付の本もけっこう集まってくるそう。古本だけでなく、飲み物を提供したりイベントも開催している。とても風情のある建物なので、古本市をやっても良さそうだ。

森の方におすすめしてもらった「大黒湯」という銭湯に行ってみる。男湯と女湯の間の番台部分が外へ柱状に出っ張っている。他の今治の銭湯でもこういった形の建物になっていたけど、設計した人が同じなのだろうか。湯舟が真ん中にあり、西日本らしさを感じる。サウナは追加料金なしで入れる。水風呂はぬるめ。今回は行けなかったが、向かいにある焼き鳥屋「鳥八」もおいしいらしい。近くのお菓子屋さんで栗まんじゅうを買って食べる。

路地をぶらぶらしながら、有名な純喫茶「不二家」へ入る。クリームソーダを注文し、沢山遼「絵画の力学」読み始める。一度図書館で借りて読んだけど、今回は自分で買い直したものを再読。不二家は今年60周年とのことで、記念のタオルが配布か販売かされていたようだったが、特に店内に掲示などはなかった。しかし緑も多く落ち着く店内だ。ハワイアンのようなBGMが気持ちいい。高校生の女の子グループも来ている。

少し歩いたところにある洋菓子店「モアヤマダ」へ行き、「モア」というしっとりしたスティック型のケーキを買う。これはまどへのおみやげ。そして今治駅前にある「碧空」へ。今回お客さんは自分1人だった。それもあってかお店のご夫婦もたくさん話してくださる。点心、ビーフン、角煮(ロバという台湾の角煮)を食べてビールを飲む。

帰りの電車で、instagramのストーリーに旅の思い出を投稿。ハイライトにまとめる。途中伊予西条で乗り換えたが、高松行きの電車への接続で30分ほど待つのにホームにはけっこうな人数の高校生がいる。毎日こうして30分西条で時間をつぶしているのだろうか。ラングストン・ヒューズ「ジャズ」読み終える。これは素晴らしかった。木島始のですます調のやさしい訳も良いし、真鍋博のカットもふんだんに入っている。

家に23時半頃到着。軽くシャワーを浴びて寝る。


30日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べ、コーヒーを飲んで昨日買った「モア」を食べる。おいしい。まどの新作のゲラチェック。昨日自分は一日遊んでいたにも関わらず、まどはお弁当のおかずを作ってくれていた。スケッチブックに1枚絵を描く。

開店。お客さんはそこそこ。店頭買取。発送準備、品出しなど進める。うちの店の来店数ピークタイムは12~14時くらいで、開店してすぐの時間帯。観光客の多い時期は19~21時くらいの遅い時間帯にもお客さんは来る。夜に観光客が多いのは、昼間に島や美術館などに行ってるんだろうなと納得できるけど、開店直後にお客さんが比較的多いのはどういうことだろうか。

今日はこれから映画を見て、久々にキャンバスを進める。

2023年8月28日月曜日

いってきます(2023年08月26~28日)

25日(金)夜

閉店後、本を出荷して西宝町のTSUTAYAまで散歩。夜の県庁を見上げる。風は若干涼しいけどまだ蒸し暑い。タリーズに着いてアイスココア飲む。鶴崎いづみ「私のアルバイト放浪記」続き。人間関係の難しさについて書かれた箇所では自分の苦い思い出もよみがえったりするが、リズムや展開が絶妙で、とても面白い。文章の作業も少し進める。TSUTAYAでDVDを返却し、また借りる。外に出るとちょうど日付が変わるくらいの時刻で、21時過ぎと比べるとだいぶ涼しい。若干の早足で歩き帰宅。


26日(土)

朝8時半に起きる。寝すぎた。朝ごはんを食べて、「私の~」読み終え、フォークナー「アブサロム、アブサロム!」下巻を読み始める。まどと外出し、マルナカで買い物。実家へ小豆島のそうめん「島の光」を送る。この日はまど前半店番のため、2階でお弁当を食べていると、店頭買取が2件あり査定。

再び外出。スマートレターを買い足し、くつわ堂に入る。来月にまた東京へ行く予定があり、夜行バス(まどは飛行機が苦手なので、2人で行く時はバスを使う)を予約。読書。文章の作業もやろうかと思っていたができず。気怠さが体に充満している。喫茶店のソファだけど横になってしまいたい。と、思っていたらおじいさんが上半身裸になって乾布摩擦のようにタオルで汗を拭き始めた。自営業になってから「仕事をさぼる」という感覚を得ることが難しくなったなと思う。オンとオフがくっきりと分かれていた生活が、決して戻りたくはないくせにたまに懐かしくなることがある。18きっぷでどこかに行きたい。文章の作業だったら別に電車の中でもできる。車を運転するのすら今はめんどくさい。

店番交代。この日はお客さんは来るがあまり売れない。福田さんが来て、些末事研究を追加納品してくれる。久しぶりにいろいろお話。ビール大瓶2本飲んでくれて、こちらにも1本おごってくれた。川崎長太郎をおすすめし、買ってもらう。栗金商店の2人も来店。閉店間際には、昨日も来た欧米系観光客4名が再来店。雑誌を長いこと見ていた。けっこう買ってくれて、楽しんでくれたようだ。よかったよかった。

閉店後、ルクスで行われているDJイベントに行く。友人の小野君が主催。小野君は最初yomsのお客さんとして出会っていて、その時は高校生だった。その後大学に入り就職。自分とは18歳くらい離れている。この日DJしていた人たちはみんなだいたい20代前半で、お客さんも若い人が多かったが、聞き覚えのある懐かしい曲もけっこうかかった。お客さんにはダンサーも何人かいたようで、みんな思い思いに動いている感じが良かった。この日はtooniceでヒップホップ系のイベントもあり、いい流れができていた。終了後、栗金の2人や平尾君など世代の近しい友人たちと話し、帰宅。すぐ寝た。


27日(日)

8時半ごろに起きる。まどとモーニングに行こうとなり、シャワー浴びてお弁当を用意して外出。喫茶店でいろいろ話して、「アブサロム」続き。まどはこれから小豆島へ取材に行くとのこと。

30分ほど早く開店。店頭買取1件。発送準備、品出しなど進める。この日は友人知人来ず、黙々と作業。棚に本や雑誌が埋まっていく。

閉店後、本を出荷してスーパーで買い物。まどは島を歩き回って熱中症気味のようで、ポカリスエットやヨーグルトなども買う。帰宅。篠崎誠「おかえり」見る。あらすじは簡単に説明できてしまうかもしれないが、主演2人の演技、映像の不穏さと焦燥感が胸に迫る。見終わった後、タイトルの「おかえり」の意味が何重にもなって響く。公開は95年で、黒沢清「CURE」の2年前というのも感じるものがあった。シャワーを浴びて寝る。


28日(月)

朝7時半に起きる。早起きできた。朝ごはんはパン。まどと手分けして料理。自分は小松菜のおひたしとポテトサラダ、まどは手羽中の唐揚げと夏野菜の焼き浸しを作る。2人で作ると後片付けも早く終わる。

外出。明日18きっぷで遠出するため(実質は電車や喫茶店で文章の作業をする)、チケットショップで1日分だけ購入する。ほか、銀行や郵便局をまわったり、レターパックを買い足したり。まだまだ暑く、汗をかいた。

開店。店頭買取2件、うち1件は後日清算ということになる。この日はお客さんが多く、zineなどもけっこう売れた。近頃は平日も週末もあまり売り上げが変わらない。明日の計画を立てる。徳島や広島、松山なども考えたが、結局今治にした。今治は純喫茶がたくさんあり、ジャズ喫茶も2件ある。銭湯や老舗の定食屋なども多く、なんといっても台湾料理屋「碧空」が素晴らしい。一人でしんみりと過ごすのにとても都合がいい町だ。今回行くのは1年半ぶりくらいだろうか。

今日はこれから少し作業をして、早めに寝る。

2023年8月25日金曜日

束の間の涼しさ(2023年08月24~25日)

23日(水)夜

たまっていたブログ更新作業を終わらせ、21時半ごろに閉店。本を発送して、スーパーへ行くが何も買わず。作業部屋で読書。この日はいろんな人に会い気持ちがいい意味でざわざわとして、落ち着かない。早めに帰宅。外の風がとても涼しく、秋めいている。風呂に入り山尾三省「アニミズムという希望」読み終える。冒頭で感じた違和感はあまり解消されなかった。じっくり考えていきたい。


24日(木)

朝8時前に起きて、ごはんを食べる。クーラーのいらない気温。コーヒー飲みながらフォークナー「アブサロム、アブサロム!」続き読む。早起きできて、午前中の時間が長く感じられる。

作業部屋へ行き、絵の続きを少しずつやる。なんかだめかな、いつできるんだろうと迷いながら手をつけていると、それでもふとした瞬間に前進しているのを感じる。ルヌガンガへ行き、注文していたグレゴリー・ベイトソン「精神の生態学へ」下巻を購入。まだ上巻すら1ページも読んでいない。

開店。少し暑さがやわらいだからか、お客さんはそこそこ多い。品出し、在庫整理、発送準備など進める。ムサビの学生で利部さんと一緒に一度来てくれた寺岡さんがご来店。今教員実習で工芸高校にてワークショップをやっているとのこと。夜になってやる気が切れてしまう。少しずつ作業。

閉店後、本を発送してスーパーでビールとおつまみを買う。竹森とすれ違う。ジョゼフ・ロージー「エヴァの匂い」見る。ストーリーはシンプルというか、あって無いような感じだけど、鏡を多用した演出やミシェル・ルグランの音楽がかっこいい。見終えてキャンバスの続き。また決め手に欠ける段階に入ってしまった。ビールは結局飲み残した。別に映画とビールを無理にセットにしなくてもいいかもしれない。帰ってシャワーを浴びて寝た。


25日(金)

朝8時過ぎに起きる。背中が痛く、筋肉が衰えているのを感じる。朝ごはん。まどが小松菜の味噌汁やハムエッグを作ってくれて、食べ応えがあった。だし巻き玉子を作る。コーヒー飲んで読書続き。フォークナー「アブサロム、アブサロム!」上巻読み終え、鶴崎いづみ「私のアルバイト放浪記」読み始める。鶴崎さんは一時期「路地と人」(自分も大変お世話になった東京のスペース)のメンバーだった方で、去年の大晦日に企画した工藤冬里さんと安土早紀子のライブにも来ていただいた。まどが小豆島へ取材に行こうかと迷っている。自分だけでなくまども気持ちが詰まっている模様。

開店。早々に何人かのお客さんがたくさんの本を買ってくださり、気持ちが軽くなる。店頭買取1件。昨日お客さんから「川上未映子さんの本ありませんか」と尋ねられて1冊しかたところに、ちょうど川上作品の文庫がたくさん入ってきた。こういう偶然はよくあるので、一度店に来て気になる本がなくてもまた来てほしい。昼間は少し気持ちがだれてしまったが、夕方以降はやらなければと思っていた作業を少し進めることができ、充実感があった。夜に平尾君が来てくれて、大三君のモスクイベントのことなど話す。閉店間際には欧米系の観光客グループが来店。雑誌をけっこう見ていた。市村柚芽さんのポストカードをお買い上げいただいた。

今日はこれからタリーズまで歩いて、文章の作業を進める。今月中にある程度目途をつけたい。

2023年8月23日水曜日

会ってしゃべって(2023年08月21~23日)

20日(日)夜

閉店後、本の出荷。店でお酒を飲もうを思い、コンビニでカルパスと缶チューハイを買う。出ると向こうからまどがやってきた。まどはこの日大三君の「香川にモスクができるまで」関連で企画された、坂出にあるモスクでのイベントに行っていた。たくさんの人が集まったようだ。ルヌガンガも出店していたらしい。店のカフェ席で飲みながらフォークナー「アブサロム、アブサロム!」続き読む。

ルクスへ行く。この日はたくさん人がいた。まいちゃんと小鉄君と、ポツリポツリといろんな話をする。90年代の邦ヒップホップがかかっていて懐かしかった。帰ってシャワー浴びて寝る。


21日(月)

朝9時に起きる。よく寝た。朝ごはんに、まどが昨日モスクでもらってきたチーズナンを食べる。おいしいし、お腹にたまる。洗濯物を干し、スーパーで買い物。山尾三省「アニミズムという希望」続き。外出し、作業部屋でキャンバス少し進める。

開店。この日お客さんは日が暮れてから増えた。やっぱり日中はあまり出歩きたくないよな。発送準備、品出しなど進める。隙間の開いていたコーナーが埋まってくると気持ちが落ち着く。店頭買取2件。絵の続きが描きたくてムズムズする。夕方に大三君が来てくれて、昨日のイベントのことなどを聞いた。

閉店後、自転車をこいでTSUTAYAまでDVDを返しに行き、また借りる。TSUTAYAにあるもの以外にも見たいものがいろいろあるので、今回は1本だけ。作業部屋に戻ってキャンバスの続き。やればやるほど絵がだめになっていき驚く。こういう時は別の絵に取り掛かって間を置いたほうがいい。帰ってシャワー浴びて寝る。


22日(火)

朝8時ごろに起きる。定休日。朝ごはんを食べ、エミール・クストリッツァ「アンダーグラウンド」見る。3時間近くあり、定休日でもないとこのくらいの長さの映画はなかなか見れない。ユーゴスラヴィアの歴史を踏まえた、ユーモアもふんだんな重喜劇。あまり普段見ないタイプの映画だったけどとても良かった。スーパーへ買い物に行き、昼ごはんはそうめんとゴーヤチャンプルー。余った麺つゆで、かぼちゃとにんじんの煮物を作る。シャワーを浴びて少し読書。

外出。作業部屋でキャンバスの続き。新しいキャンバスを1枚下塗りし、進める。途中小腹が空いて、タコ焼きを買って食べた。

本屋に寄って、頼酒店へと向かう。とりあえずビールとじゃこ天で飲み始めていると、ほどなく馬場君とヒマさんが合流して3人で開始。お二人ともedition nordさんと関わりがあり、お互いのことは知っていたけれど実際に会うのは初めてとのこと。自分と馬場君がそれぞれの仕事の話をしていた気がする(ヒマさんは聞き上手だ)。2軒目はチャンポン慶造へ移動。ヤンフーの2人と出くわした。ポテサラや鳥皮ポン酢、太麺皿うどんなど食べる。ヒマさんと少し美術の話もした。

前日に連絡をくれたコルネリさんが半空にいるとのことで、2人と別れた後に自分は半空へ。コルネリさんは音楽をやっていて、共通の知り合いが多い。東京にいた頃いろんな場所ですれ違っていたけどお話するのは初めてだった。今回は丸亀でやっている中園孔二展を見に来たとのこと。自分が東京で2月にやった個展も見ていただいたそうで、とてもうれしい。

なんだかんだで1時過ぎに帰る。シャワー浴びて寝た。


23日(水)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当の用意。コーヒー飲みながら読書。外は雨が降ったり止んだりしている。しばらく不安定な天気が続くようだ。

開店。コルネリさんが来てくれて、改めてまたいろいろお話。もうこれから高松を出て東京へと向かうらしい。雨が降ってしまったけど香川を楽しんでもらえたようだ。この日は豊島から吉野さんが来てくれたり、島田さんサンドマンが来てくれたり、変な天気の割には知人の来店が多かった。吉野さん新作の小説がもうすぐ出るとのこと。最近いろんな人とゆっくり話す機会が持ててうれしい。夜にははるばる富山からDKXOこと高森君が来てくれた。高森君はデザイナーで、富山県内外の案件を広くやっている。高松のライブハウスtooniceの周年記念Tシャツもデザインしていた。会うのは15年ぶりくらい。お互い「あまり変わってないね」と言いつつも、積もりに積もった話をする。高森君がデザインで関わっている古本イベント「BOOK DAY とやま駅」はとても面白そうだ。里帰りがてら出店してみたい。また改めて飲もうと言って別れる。

今日はこれから本を読んで、絵を描く。

2023年8月20日日曜日

しんみり週末(2023年08月19~20日)

18日(金)夜

閉店後、本の出荷。スーパーへ行き、ビールではなくコーラを買う。キャンバスの続き。こないだルーツレコードで買ったハワイアンのレコードを聴く。いい感じだ。しかしいつまでも勘で買ったレコードをポータブルプレイヤーで聞いていていいもんだろうか。もっとちゃんとしたオーディオがほしい。一合まいた(高松の盆踊り唄)やダークダックスも聞く。帰ってシャワー浴びて寝る。


19日(土)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べ、料理。親子丼、きゅうり中華和え、にんじんのマスタードシード炒めを作る。親子丼に醤油を入れすぎてしまい失敗。洗濯物を畳む。コーヒー飲みながら山尾三省「アニミズムという希望」続き読む。偶像崇拝に傾きがちだったり、他にも違和感を感じる部分はあるけどとにかく読んでいくことにしよう。スーパーへ食料の買い出し。

外出。店に着くとまどが冷凍庫の霜取りをしてくれていた。お弁当を食べ、レターパックを買いに行く。Centerさんへ展覧会を見に行くと、まさみさんがちょうどお店番をしていて、いろいろ話す。今年に入りイベント開催や県外への移動がやりやすくなって、まさみさんも福岡や東京でのライブが増えている。自分も県外で個展をやることが増えた。ありがたいことだけど、香川でももっと何かできないだろうか。

まどと店番を交代。以前作った文章の冊子「人生は複数」を買いに来られたお客さんがいたそう。うれしい。増刷したにも関わらず店頭に出していなかった、あわてて出す。発送準備、ネット出品など進める。商店街はそれなりに人が行き交っていたけどお客さんは少ない。そういえばモンバスが開催中だ。毎年この時期(というか、他に大きなイベントのある日)はなぜか少ないのだった。

閉店後、クロード・ルルーシュ「男と女」見る。浜辺のシーンが美しい。ラストも良かった。キャンバスの続きをやり、本を発送して帰る。シャワーを浴びて寝た。


20日(日)

朝8時前に起きる。「人生は複数」がウェブショップで数部売れていてうれしい。朝ごはんを食べて読書。フォークナー「アブサロム、アブサロム!」読み進める。洗濯。まどが昨日作ったチャーシューがしょっぱくなってしまったと言っている。味見するとそうでもない気がするが、オクラをゆでて刻み、混ぜて薄めて食べることにした。

外出。家の近所に最近オープンしたカフェに行ってみるが、日曜休みと言われてしまう。特にどこにも告知されてなかったけど、まだ営業形態が定まっていないのだろうか?残念。結局南へ。文章の作業をやる。ファイリングした紙に文章や、挿入する写真の案などを書き込んでいきゲラ(?)を作る。最終的に本にする予定。デザインや紙や加工にお金はかけようと思えばいくらだってかけられるが、もちろん限界はある。落としどころをどの辺にすべきか迷う。

開店。お客さんは少ない。店頭買取2件。発送準備、ネット出品など進める。割と単純にお金を欲している自分に気が付く。夜になって「おやつのカンデラ」の矢野夫妻が来月にやる展覧会のDMを持ってきてくれる。2人は今車を持っていないそうで、カーシェアのことなどいろいろ話す。

今日はキャンバスを進めるか、本を読んで文章の作業をやる。

2023年8月18日金曜日

うれしいご来店(2023年08月17~18日)

16日(水)夜

閉店後、本の発送。新しいキャンバスに手を付ける。普段あまり使わない黄色で全体を塗ってみた。帰ってシャワー浴びて寝る。


17日(木)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べ、洗い物、掃除、洗濯。コーヒー飲みながらユハニ・パッスラマー「建築と触覚」続き。意外と短い本だけど、共感できる箇所が多い。

「本来、建築は自然を人口の領域へと拡張するものであり、知覚のための地盤と、世界を経験し理解するための視野を提供する。決して孤立し、自己完結する人工物ではない。私たちの関心と実存的経験を、もっと広範囲へと誘うものなのだ。」(p74)

「建築の基本的な経験は、名詞で表現されるものではなく動詞のかたちをとる。したがって、真の建築的経験とは、ファサードの外見的な理解ではなく、建物に歩み寄る、あるいは建物に向き合う行為であり、扉の視覚的なデザインではなくその扉から入る経験だ。」(p112)

開店。雨のおかげで湿度は高いが涼しい。発送準備、品出しなど進める。14時過ぎに雨は止んで、お客さんも増える。皆さんけっこう買ってくださる。ネットに出していた商品も動き、天気がいまいちな割にはなんとかなった。店頭買取1件、美術関係の実用書や囲碁関係など。

閉店後、本を発送してスーパーでビールを買う。オーソン・ウェルズ「偉大なるアンバーソン家の人々」見る。なぜか見ている最中にいろいろ他のことを考えてしまい、いまいち集中できず。「建築と触覚」読み終え、キャンバス進める。けっこういろいろ作業できた。


18日(金)

朝8時に起きる。シャワー。お弁当を用意して、まどと南珈琲でモーニング。フォークナー「アブサロム、アブサロム!」(講談社文芸文庫版)読み始める。こないだプリントした自分の文章を、「自然」「人間関係」「造形」などのキーワードをもとに仕分け。これとこれを組み合わせたらどうだろうとか、絵や画像を入れるべきだろうかとか、いろいろ考える。山尾三省「アニミズムという希望」冒頭少しだけ読む。喫茶店を出て、まどと別れる。店の倉庫から店頭に出せる本を何冊か出す。写真集や建築関係、文学評論など。どんどんやっていかないとな。

開店。向かいのビルに新しくカフェができて、女性客でにぎわっている。その流れでうちにも若い女性2人客が増えた。皆さんけっこう買ってくださる。この流れはしばらく続くだろうか。品出し、均一本の補充、発送準備など進める。夕方に熊本さん来てくれて、9月にルクスで企画されるライブのフライヤーをお預かりする。お互いの近況を話す。熊本さんは土木関係?の仕事をしていて、最近は小豆島の現場によく行っているそうだ。夜釣りに行ったりもするけど今の季節はやはり夜でも暑いらしい。自分の今後の展覧会の予定なんかも話した。夜にはヤンフーさんも来てくれて、少しお話。

この日は特別にうれしいことがあった。yomsの開店当初からほぼ週1のペースで本を買っていただいていたお客さんが久々にご来店された。お仕事が忙しかったそうだ。「やっぱりまめに来ないとだめですね」と言っていただきうれしい。タイミングの合う時で構いませんので、また気が向いたらよろしくお願いします。いつ来られても見ごたえを感じられるよう、品出しがんばります。

今日はこれからキャンバスの続き。

2023年8月16日水曜日

文章の作業(2023年08月15~16日)

14日(月)夜

閉店後、本の発送。大島渚「少年」見る。子供に当たり屋をやらせながら北へと向かう、どうにもならない家族の話。実際にあった事件をもとにしているらしい。辛いストーリーだけど様々な街(高知も出てくる)の昭和の景色を見ることができ、情緒的なところもある。途中、少年が脱走を試みて電車に乗る。路線図でとっさに目についた駅に到着すると、圧倒的に暗く寂しい駅前の景色。こういうシーンがたまらなく好きだ。

見終えて、キャンバスの続き。あまり時間かからず完成。変に粘らずちょうどいいところで終わらせることができた。帰ってシャワー浴びて寝る。


15日(火)

朝6時頃に目が覚める。やたらと湿度が高く、エアコンを除湿に切り替えてもう一度寝る。起きて、市川春子「25時のバカンス」読み終える。朝ごはんは惣菜パンとコーヒー。

昨日、店入り口に置いてあるチラシや傘立てを中に入れておくのを忘れていた。台風が近づいて雨風が強くなってきているが、店へ行く。ズボンがびしょびしょ。到着して3分ほどであっけなく台風対策完了。せっかく来たのでブログを書いたり、ネットで売れた本を倉庫から取ってきたりする。

スーパーへ買い出しに行き、再び家へ。ミートソーススパゲティを作ってまどと食べる。かなりの量を作ってしまい、お腹いっぱいに。1時間ほど寝る。外はまだ強い雨風が続きそう。店2階で作業する予定だったけどやめにして、家でやることにした。この日は過去Twitterに投稿した文章の中から今でも引っ掛かるものを拾っていく作業。意外と時間がかかり、思っていたよりもたくさん投稿していたことがわかる。「些末事研究」に寄稿した文章も見直す。全体的にうまくいっているわけではないけど、今でも「よく書けたな」と思える箇所はある。

夜になり、料理。じゃがいもとネギの味噌汁、だし巻き玉子、焼き鮭、オクラと長芋の梅和え、小松菜のおひたしを作る。一部は明日のお弁当用。晩ごはんのメインはマグロたたき、納豆、オクラ、長芋、大葉を乗せたどんぶり。スタミナをつけようとたらふく食べる。

ごはんを食べ終えて、サム・ライミ「死霊のはらわた2」見る。1が81年で、この映画は87年だから6年の月日が経っている。1も以前見たけれど、それと比べてテンポの良さや特殊効果の迫力が際立って増している。ブルース・キャンベルの演技というか顔芸もすごい。あっという間の85分。

風呂に入って文章作業の続きをやり、森本孝徳「零余子会報」読み終える。24時半ごろに寝る。


16日(水)

朝7時半に起きる。朝ごはんを軽く食べてお弁当の用意。眠りが浅く少し疲れている。まどと外出し、西宝町のTSUTAYAまで歩く。9時数分前に到着してDVDを返却。蒸し暑い。途中から早歩きして汗をかいた。また2本借りる。タリーズでアイスコーヒー飲みながら読書。ユハニ・パッスラマー「建築と触覚」読み始める。少し文章作業の続き。

開店。この日はなぜかお客さんが多く、たくさん買ってくださる方もいて、売り上げは上々。世間はお盆休み最終日だったのだろうか?発送準備、品出し、均一本の補充、ネット出品などやる。今月に入ってからというもの、ちょっと買取が少ないのが気になる。これだけ暑いと帰省ついでに片づけを…という気にはならないかもしれない。昨日今日とTwitterから拾った文章をとりあえずまとめてプリントアウトする。

今日はこれから文章の作業とキャンバス。

2023年8月14日月曜日

ひっそり営業(2023年08月13〜14日)

12日(土)夜

閉店後、本を出荷してスーパーでビールを買う。飲みながら加藤泰「みな殺しの霊歌」見る。すごいタイトルだ。内容も、少年をレイプして自殺に追い込んだ女性グループのメンバーを男が一人ずつ殺していくという凄まじいもの。テーブルの反射を利用したローアングルのカットなど、映像の構図も見ごたえのある箇所が多い。昔の新宿駅西口も出て来て、自分の生まれる前の時代の映像だけどなんだかうれしい。見終えてキャンバスを進め、帰宅。シャワーを浴びて寝る。


13日(日)

朝8時半くらいに起きる。朝ごはんを食べ、コーヒーを飲みながら読書。アリストテレス/ホラーティウス「詩学/詩論」読み終える。お弁当の用意をして外出。久しぶりにルーツレコードへ。気になるコーナーのレコードを見て、ふとCDコーナーも見てみると、CDもだいぶ安くなっていることに気が付く。結局この日はワンマンバンドのブルースと、ハワイアンを購入。どちらもレコード。

店の2階で昼ご飯を食べているとヒマさん夫妻がご来店。いろいろお話。昨日高松まつりでくまだまさしやレギュラーを見てきたとのこと。店で昔やっていたPaper Talkのことなども話す。お二人ともいつも屈託なく楽しんでいてすごいなと思う。また飲みにでもいきましょうとなった。

Syndicateにグループ展を見に行く。今回はスイスのジュネーブを拠点に活動しているアーティストグループの展覧会。作品の輸送や保護など、展覧会に付随する出来事を含めてインスタレーションを展開していた。偶然居合わせた、東京から来られたという方々とお話。盛り上がって長居してしまい、Centerでの展覧会を見逃してしまう。また今度。アイスを買って店まで戻る。

店番交代。この日もお客さんはそこそこ多く、高い本がいくつか売れて売り上げは良かった。Syndicateで会ったお二人も来てくださり、古本を買いにきたぞ!という意気込みを感じるお客さんもいたりでうれしい。品出し、発送準備、スリップ作りなど進める。20時からは高松港で花火大会。店のレジからでも音が聞こえた。

閉店後、キャンバスの続きを進める。帰りがけにコンビニでお酒を買い、飲みつつ歩く。家に着いて安岡章太郎「海辺の光景」少し読んで寝た。


14日(月)

朝8時前に起き、ご飯を食べる。読書。お弁当を用意して外出。本の出荷、飲み物の買い出し。作業部屋でキャンバス続き。もう少しで完成しそう。

開店。店頭買取1件。品出しや店内をくまなく見てから一度出て、そのまま帰るかなと思ったら均一本をぐるっと再確認し、もう一度入ってきて何冊かご購入…というお客さんが時たまいらっしゃる。この、再入店時に「いらっしゃいませー」と声をかけるべきかいつも少し迷うが、結局声をかけることが多い。そっちのほうがあまり気にされてない感じでお客さんも気楽なのではと思う。気にしすぎかもしれないが。休憩に読書、「海辺の光景」読み終える。ちょうど台風が接近している時に、こういう不穏だけど瑞々しくもある文章を読めて良かった。

これから映画を見て絵の続き。

2023年8月12日土曜日

お盆と台風(2023年08月11~12日)

10日(木)

閉店後、本を出荷し、tooniceで行われているDJイベントへ行く。ゲストDJのKotsuさんも香川のDJも皆さん良く、踊った。テクノ最高!という気分になる。あまり誰とも話さずに帰った。シャワーを浴びて寝た。


11日(金)

朝8時ごろに起きる。朝ごはん。まどが作ってくれた冷製のお吸い物を飲む。コーヒーを飲み、安岡章太郎「海辺の光景」読み始める。お弁当を用意して作業部屋へ。キャンバスに薄く色を広げていく。

開店。毎年、お盆期間中は客足がにぶい。あまり観光するような時期でもないし。しかしこの日は意外とお客さんが来た。ネット出品していた商品もよく動き、売り上げも良かった。この辺が地元で現在は他県に住んでいるというご夫婦が「空き家にある本を持ってきます」と言ってくださる。お盆や年末の営業はお客さんに店の存在を発見してもらう良い機会にもなることを再確認。宮脇さん来てくれて、久しぶりに話す。夜にはただひ夫妻が来て、またいろいろ話す。

まどと夫妻と、4人でヤンフーに行く。ヤンフーは現在営業時間を夜にずらしていて、yomsを閉めてからでも行ける。最近行けてなかったので良いタイミングだった。チキンピタサンドおいしい。自分たちが食べている間にたくさんお客さんが来て、席がいい感じに埋まっていた。別れて帰宅、風呂に入って本を読んで寝た。


12日(土)

朝7時半に起きる。少し本を読んで、まどと外出。南でモーニングを食べつつまた読書。「海辺の光景」とアリストテレス/ホラーティウス「詩学/詩論」読み進める。まどと別れて自分は作業部屋へ。キャンバスの続きをやる。なんだかいい感じに進みそう。再び外出し、本を出荷して、無印でカーペットクリーナー(コロコロ)を買う。なんとなくルーツレコードの斜め向かいにできた「もがみ屋」さんに寄り、たい焼きを買う。めちゃくちゃ暑いのにたい焼き。気になったからには仕方がない。おいしかった。ルーツにはハワイアンのレコードがいろいろ入荷している模様。また買いに行きたい。

開店。店頭買取1件。今日から3日間、近くの中央公園をメイン会場として高松まつりが開催される。お客さんは来るのか?と思っていたが、多かった。家族連れが多いのもこの時期ならではの雰囲気。このまま明日あさってもいってもらえればありがたい。発送準備、品出しを進める。

先週台風6号が来たばかりなのにまた7号が近づいてきているようで、しかもまた定休日の火曜日に最接近するとの予報。営業日に接近されても困るが。

今日はこれから映画を見て、キャンバスを進める。

2023年8月10日木曜日

のんびり2連休(2023年08月08~10日)

07日(月)夜

ビール飲みながら映画でも見ようかと思っていたけど、やめにしてキャンバスの続き。3時間ほど集中して進め、完成。ある程度長い時間(3時間程度で長いのか…という感じもするが、自分にとっては長い)取り組んでいると、うまくいき始めた時の興奮が大きい。深夜になり、店入り口を少し掃除。本を出荷して帰宅。シャワーを浴びて寝た。


08日(火)

朝7時半頃に起きる。この日は定休日で、台風もだいぶ西へそれたのでまどとドライブへ行くことに。南珈琲でモーニング。トリスタン・グーリー「日常を探検に変える」続き読む。

せっかく車を借りたので、普段あまり行かない遠くのうどん屋さんへ行こうとなり、綾川へと車を走らせる。32号線は周りに山が近く、そこそこ大きな川もいくつか越えるからかそれほど殺風景な感じがしない(大抵の香川民からは反対されそうだけど)。自分の生まれた新潟と比べると香川の車窓風景はだいぶ起伏に富んでいる。「はゆか」に着くと、早くも少し行列ができていた。お客さんは地元の人と観光の人と半々くらい。自分もまどもざるうどんを頼む。つゆは甘めで、こしが強い。おいしかった。

次はまんのうにある古民家カフェ「ハナあかり」へ。民家の納屋?を改装して作られたお店。アイスコーヒーとピスタチオバスクチーズケーキを頼む。ケーキは濃厚でとても食べ応えがある。まどが頼んだミルクレープも、クレープの弾力がすごい。自分は読書、まどはマンガの作業と、思い思いに過ごす。「日常を~」読み終える。外に出ると首輪をした体格のいい猫がいた。

高松へと戻り、ぽかぽか温泉へ。久しぶりに来た。テレビは「相棒」や甲子園中継などの時間帯で、定休日感がありとても良かった。風が強くサウナ後の外気浴も気持ちいい。温泉を出るとまどは寝てた。タリーズに行き、松波太郎「カルチャーセンター」読み始める。とても面白い。TSUTAYAでDVD2枚借りる。

車を置いてraiさんでごはん。カツオのたたきのサラダ、フライドポテト、ビーフン、軟骨唐揚げ。オリオンビール飲む。食べたらサウナ後のギューンという感じが時間差でやってきて驚いた。お腹いっぱい飲んで食べた。

帰宅。まだそれほど遅い時間でもなく、ミロス・フォアマン「カッコーの巣の上で」見る。ジャック・ニコルソンの表情はすごいが婦長役のルイーズ・フレッチャーの表情もすごい。少しの顔の動きで感情の起伏がわかる。釣り、バスケなど、入所者の人たちがわいわいと楽しんでいるシーンがよかった。

この日は出張買取中の知人の業者さんより「本がけっこうな量あるんですけどどうですか」と連絡あり、一度断ってしまったものの、店の入口前に本を置いていってくれた。お金はいいとのこと。ありがたい。がんばろう。


09日(水)

朝8時ごろに起きる。この日は臨時休業。レンタカーを返し、また南へ。読書を進める。安岐さんが偶然隣のテーブルになり、合流する。周防大島に行ってきたそうだ。自分もいつか行ってみたいが、行くとしたら高松からレンタカーになるか…片道5時間以上かかったそうだ。お互いの近況報告をして別れる。

店のレジへ行き、発送準備。どうせならと店も開ける。均一本が1冊だけ売れた。発送して暑い中さか枝本店まで歩く。冷かけ中とちくわ天。図書館へ。借りていたDVDを返し、少しスケッチブックに絵を描いて、読書。作業部屋に行って少しキャンバスやる。

スーパーに寄って帰宅。まどが作ってくれた晩ごはんを食べ、ビール。ウォン・カーウァイ「ブエノスアイレス」見る。風呂に入り、また読書。「カルチャーセンター」読み終え、アリストテレス/ホラーティウス「詩学/詩論」読み始める。たくさん本が読めた2日間だった。


10日(木)

朝8時半に起きる。ごはんを食べて読書。洗濯。お弁当を用意して、郵便局でお金をおろし、作業部屋へ。キャンバスの下塗り。

開店。発送準備など進める。毎年お盆の時期はお客さんが少ない。高松まつりの時期は店の前でビールでも売っていたほうがもうかる気もするが、性に合わない。高松出身の東京の友達が帰省中とのことで、明日ご飯を食べようということになった。

今日はこれからtooniceへ。

2023年8月7日月曜日

ぼちぼち日記(2023年08月06~07日)

05日(土)夜

閉店後、キャンバスの続きをやる。こないだ完成した絵と似たやり方で進めるが、自分の中にある手癖で描いている感じがして止めた。スケッチブックをもっと描くか、何か図版を参考にしようか。

本を出荷して帰宅。風呂に入る。まどのパソコンを借りて、展覧会チラシ用の画像をPhotoshopで加工。24時半頃に寝る。


06日(日)

一度7時半に起きたのに二度寝してしまい、9時前に起きる。最近こういうことが多い。朝ごはんを食べ、コーヒーを飲み「作家主義」アルフレッド・ヒッチコックの章を読み終え、「めまい」を見返したくなる。オーソン・ウェルズの章を途中まで読む。

お弁当を用意して外出。スーパーでポテトチップスを買い店へ。少し早めに開店。発送準備、品出しなど進める。あまりやる気が出ないが、ぼちぼち作業。10月後半から始まる展覧会のための連絡。DMのデザインをやってもらう知人に素材や概要などを送る。この展覧会はいつもと必要な準備が若干異なり、頭のいろんな部分を使うことになりそう。絵の製作以外の準備も早めに進めておかないといけない。

閉店後、本の発送。スーパーでビールとつまみを買い、ニコラス・レイ「暗黒への転落」見る。「夜の人々」のほうが恋人同士のヒリヒリする睦まじさがあって好きかも。「作家主義」読み終え、キャンバスの続き。こないだ完成した絵と同じ要領で進めてみているけど、なかなかうまくいかない。1時近くまでやる。家に帰るとまどはまだ起きていた。


07日(月)

朝8時頃に起きる。明け方寒くて何回か起きてしまい、あまり深く眠れなかった。シャワーを浴びて朝ごはん。コーヒー飲みつつ、トリスタン・グーリー「日常を探検に変える」続きを読む。

2人で外出し、まどは病院へ健康診断。雨が降ってだいぶ涼しい。自分は作業部屋へ行きキャンバスの続き。うまくいきだした気がする。

開店。午前中降っていた雨はすぐに弱まり、止んだ。発送準備、均一本の補充、ネット出品など進める。この日は天気のせいかお客さんはとても少なかった。人の流れがあると自分の作業の流れもパパっと切り替えられるけど、暇だとそれが難しく、時間が長く感じる。

自分の絵の活動が今後どうなっていくのかを考える。香川に引っ越したのはいろんな意味で良かった(東京で自分を見失わず活動を続けている友人知人は本当に尊敬する)。美術に携わってはいても、笑えないレベルで何かが壊れてしまっている人はたくさんいる。そのファナティックな状況の異常さに気付かせてくれたのは自分の場合香川の人たちだった。当たり前だけど、美に奉仕するのと美術に関わるのとは全く別の話だ。

明日は広島行きをやめて、まどとドライブへ。

2023年8月5日土曜日

台風接近(2023年08月03~05日)

02日(水)夜

閉店後、本の出荷。作業部屋に戻ってキャンバスの続きをやる。時間をかけて進めていたほうではなく、一休みしてなんとなしに手を付け始めたキャンバスのほうが調子がいい。少し早めに帰宅。本を読もうかと思っていたのがいつの間にか時間が過ぎてしまい、シャワーを浴びて寝た。


03日(木)

朝8時前に起きる。ご飯を食べて、こないだ届いた田中菫さん作のTシャツにアイロンがけ。「作家主義」ジャン・ルノワールの章を読む。写真家のアンリ=カルティエ・ブレッソンはジャン・ルノワール作品に助監督として関わっていたんだな。外出。まどと南珈琲に入る。スケッチブックを2枚ほど描くがいまいち。トリスタン・グーリー「日常を探検に変える」読む。作業部屋に行ってキャンバスを進め、完成。

開店。発送準備、品出し進める。この日もお客さんはそこそこ来る。いつもの方から観光らしき方までいろいろ。暖さん来てくれる。半空はお盆期間も変わらず月曜定休で営業するとのこと。田中菫さんのメデューサTシャツを品出し。

まどから「ZARAだったビルがドンキになってるよ」との連絡が入る。調べてみると2ヶ月ほど前に既にニュースになっていたようだ。なんか嫌だな。商店街沿いに新しく建つタワマンの1階とかも、賃料は高いだろうから大手チェーンが入ることになるだろう。今後商店街の雰囲気はどう変わっていくだろうか。

閉店後、本の発送。カール・テオドール・ドライヤー「裁かるるジャンヌ」見る。ファルコネッティの表情の迫力はやはりすごいが、ラストの騒乱シーンも良かった。ずっとロベール・ブレッソンの「ジャンヌ・ダルク裁判」を思い出しながら見ていた。キャンバスにガッシュを塗って帰宅。シャワー。「作家主義」ロベルト・ロッセリーニの章を読んで寝る。


04日(金)

朝8時前に起きる。まどとモーニングへ行くことに。お弁当を用意して出発。風があり日陰は若干涼しく感じる。「日常を~」続き読み、スケッチブック2枚ほど描く。まどと別れて自分は作業部屋に行き絵を描く。昨日一旦完成させた絵を改良。まどは向かいのビルに今日からオープンしたカフェに行ったようだ。

8、9日と広島へ旅行に行く予定だったのが、台風6号接近により微妙な雰囲気になってきた。とりあえず宿をキャンセルして、考え直すことにする。

開店。この日はあまりお客さん来ず。発送準備や品出し、ネット出品を進める。ネットに出していた高めの本が売れて、売り上げはなんとかなった。イモスケさんや平尾君来てくれる。パソコンやスマホの見すぎかなんなのか、どうも気持ちが落ち着かない。店頭買取1件。

閉店後、本の発送。スーパーで買い出し。レジに戻って帳簿付けと片づけ。ビール飲みつつ読書。つまみに買い置きしておいた豆腐を食べる。最近豆腐は本当に良い食べ物だなあと改めて思う。お腹にたまって健康にも良いしおつまみにもなる。

いつの間にか23時近くまで時間が過ぎていた。なんとなくHans Richter "Ghosts Before Breakfast" (1927)とMaya Deren "Witch's Cradle" (1943)を見る。リヒターはともかくとして、デレンはピンとこなかった。こないだ見たヴェルトフやドライヤーのほうがよっぽど実験的に感じてしまい、そもそも実験映画ってなんだっけ…という気分になってしまった。20代前半の頃は、こういう作品がとても好みなはずだったんだけど。


05日(土)

朝8時に起きる。ごはんを食べて、「作家主義」ハワード・ホークスの章とアルフレッド・ヒッチコックの章の途中までを読む。料理。ゴーヤチャンプル―とポテトサラダを作る。

デレンの作品のことを考える。メディア史的な部分や当時のニューヨークの状況などを踏まえて、点ではなく線的に考えないといけないなと思った。

外出して店へ。途中、クリーニングに出したTシャツを受け取る。前半少しまどが店番してくれることになったので、自分は2階でお弁当を食べてネット出品作業。店頭買取2件。店番を交代し、発送準備、ネット出品など進める。4年ぶりに来たというお客さんが来られた。レジに座ってるだけだとただ日常として時間は過ぎていくけど、「yoms〇年ぶりに来たなあ」という感慨を感じているお客さんは他にもいるのかもしれないと思うと、うれしい気持ちになってくる。

今日はこれからキャンバスを少しやって、展覧会の準備作業をする。

2023年8月2日水曜日

一人で角打ち(2023年08月01~02日)

31日(月)夜

平尾君と絵の撮影後、店に戻ってブログの更新など。家に帰り、シャワーを浴びて寝る。


01日(火)

朝7時半に起きる。スーパーでパンを買って朝ごはん。まどからのリクエストでベーコンも焼いて食べる。昨日さっこからもらった野菜を使って料理。ひき肉とピーマンとナスのオイスターソース炒め、オクラの梅和えを作る。洗濯物を干し、洗い物。ベッドで小一時間二度寝する。

外出。本を発送して、レジで昨日の帳簿付けや片づけなどをやる。こうしているとありがたいことにお客さんが入ってきたりもして、少しだけ売れた。さらに発送準備など進めて、結局3時間くらい仕事。南珈琲で読書。トリスタン・グーリー「日常を探検に変える」続き読む。作業部屋に戻り、キャンバス進める。良くなっているのかどうなのか、よくわからなくなってきた。しかし手を入れだすといつの間にか時間は過ぎていく。サウナに行こうかと思っていたがやめにする。

一人で、高松で唯一の角打ち頼酒店に行ってみる。以前馬場君と一緒に来たことがあるけど一人は初めて。その時はレジ前の常連さん向けスペース?で飲んだけど、このお店はそことまた別におつまみなども注文できる立ち飲みスペースがある。今回はそちらで飲んだ。1杯目はハートランド400円とガーリックトースト350円。ガーリックトーストはにんにくも塩も濃いめに利いていておいしい。読書しながら飲む。開店直後に来たからか店内のお客さんはまだまばらで、皆さん静かに飲んでいて雰囲気がとても良い。2杯目はレモン酎ハイ400円とあご入り魚肉ソーセージ200円。魚ソーはカウンターにいろんな種類が置かれていて、その中から選ぶとあぶってくれる。酎ハイはレモンが濃すぎず、ちょうどいい塩梅で飲みやすい。また来ようと思った。

三越でウインナーなどを買い、スーパーでも少し買い出しをして帰る。ウインナーを焼いてサラダを作って晩ごはん。食べながらフリッツ・ラング「メトロポリス」見る。なんとなく知っている気になっていたけど改めて全編通して見た。想像以上の大作で、今まで見てきたラングのサスペンス映画とまったく違う作風。ブリギッテ・ヘルムの演技がすごい。食べ終えて、まどに髪を切ってもらう。その後シャワー。「作家主義」のラング、カール・ドライヤーの章を読んで寝る。


02日(水)

朝8時半に起きる。よく寝た。朝ごはんはまどが用意してくれていた。食べて洗濯物をたたむ。「作家主義」ミケランジェロ・アントニオーニの章を読む。お弁当のおかずは余りもので済ませた。外出し、店へ。1件発送を済ませてキャンバスの続き。途中になっていた別のキャンバスにも手を付ける。

開店。意外とお客さんが来る。展覧会の関係の連絡や発送準備など進める。9日に臨時休業をする件もSNSで告知。店頭買取2件。この日は小鉄君やサチコさん、大三君など友人がたくさん来てくれてうれしかった。店の外を歩いている観光客が若干増えてきたような気がする。お盆期間は今のところ通常営業の予定だけど、お客さんの入りはどうなるだろうか。

今日はこれからひとつ用事を済ませて、キャンバスの続き。