2021年11月29日月曜日
ふつうの日記(2021年11月27~29日)
2021年11月26日金曜日
尻から描く(2021年11月24~26日)
2021年11月23日火曜日
醍醐味(2021年11月22~23日)
21日(日)夜
閉店後、本の出荷。ジャン=リュック・ゴダール「さらば、愛の言葉よ」見る。シャワーを浴び、「柳宗悦随筆集」読み進めて寝る。
22日(月)
朝8時前に起き、玄米を炊く。ほうれん草ともやしのナムルを作る。朝ごはんを食べて喫茶店へ。「柳宗悦随筆集」読み終える。スケッチブックに少し絵を描くがうまくいかず。八百屋に寄って帰る。ネット出品作業20冊ちょい進める。毎日こつこつやっていきたい。
開店。明日が祝日なので、今日を休みにして四連休という人も多いだろう。あいにくの雨だけどお客さんはそこそこ来る。店頭買取も2件。買取が増えてきて年末が近づいていることを感じる。明日からぐっと冷え込むようだ。品出し、本の整理を進める。久しぶりに実家に電話し、親とお互いの近況を話した。来年は高松に行ってみたいとのこと。東京と長野から本の通販の依頼。長野からの依頼は大判の本を含む複数冊のご購入。ありがたい。1時間ほど残業。
閉店後、本を発送し、まどがネット出品を進めてくれていた本を整理。12時前に終わる。シャワーを浴びて寝る。
23日(火・祝)
朝8時頃起きる。ゴミ捨て。ごはんを炊き、手羽と根菜の生姜煮を作り、ブロッコリーを茹でる。この日も喫茶店へ。永島慎二「若者たち」読み始める。金を借りといてへらへらしていたり、店にごねておごらせようとしたりする主人公たちにイライラ。思わず「この頃のフーテンって…」と時代背景とセットで語ってしまいそうになるけど、こういう無軌道な人はいつでもある程度いるよな、とも思った(今マンガに出てきたとしたら、感傷的な雰囲気で終わらず悲惨な目に遭うところまで描かれてそうだ)。喫茶店を出て、そんなことをまどと話しながら歩いていたら、なぜか大麻の部分解禁の話題になったりして、レンタカー屋に着く。家まで自分が運転。まどは今日水族館までドライブへいく模様。以前に一度完成したキャンバスに色を塗る。
開店。連休最終日ということもありお客さんが多い。品出し、査定を進める。店頭買取1件。夜になって徳島のPhil Booksさんとうだつ上がるの高橋さんご来店。久々にいろいろ話す。
この連休は年配の方から買い取った貴重な本が若い世代のお客さんへ渡っていき、顔が見える店舗販売ならではの充実感を感じることができた。若い人も入りやすい店づくりをして、世代を超えて本が行き交うような場所にしたい。
発送準備や帳簿付けをやっていたらもう10時過ぎ。明日はやっと休日だ。
2021年11月21日日曜日
うっかり(2021年11月20~21日)
19日夜
閉店後、本を出荷してスーパーへ。帰ってシャワーを浴び、買ってきたチューハイを飲む。しそにんにくをつまむ。庄野潤三「山田さんの鈴虫」読み始める。庄野潤三の晩年シリーズはどれを読んでも気持ちが落ち着く。少し早めに寝た。
20日
朝8時半に起きる。よく寝た。まどと喫茶店に行きモーニング。「山田さんの鈴虫」と「柳宗悦随筆集」を交互に読み進める。コンビニと郵便局で本を出荷し、レターパックや食料品の買い出し。帰って牛すじと大根のカレーを作る。まどは洗濯とそうじ。
開店。まどは子宮頸がん検診へ。この日は査定を進める。知人や観光客含めお客さんの多い一日。次の火曜日は祝日なので、四連休にしている人も多いだろう。
閉店後、ゆっくり風呂に入る。栗金商店の二人とごはんを食べに行っていたまどが帰ってきて、いろいろと話す。本を読みつつ絵を進める。12時半頃に寝る。
21日
朝8時頃起きる。今日はまどが前半店番をやってくれることになっているので、朝ごはんを食べて山へ向かう。紫雲山の頂上まで行って休憩がてらスケッチし、トイレに行きたくなりそうな気がしたので早めに降りる。久しぶりなのでふくらはぎに効く。1時間半ほど過ごした。栗林公園に行く。人が多い。「山田さんの鈴虫」読み終える。文芸誌「波」に、藤子A不二雄が庄野潤三の「庭のつるばら」について書いた文章が掲載されたとある。いつの号だろう。外で2時間半くらいぶらぶらするだけでだいぶリフレッシュできた。
店に戻り、本を出荷。時間もあるし、最近八角を使った料理を全然作っていなかったので、炊飯器で鳥チャーシューと煮卵を作ることにする。仕込んで、昼ごはんを食べる。DVDを見ようとするが、この日は買取依頼もけっこうあり中断、夜にまわすことにする。ネット出品作業を20冊ほどやり、キャンバス続き。1枚完成。
店番交代。今日もお客さんが多い。夕方に入ってぱったり客足が途絶えるが、なんと入口ドアにぶら下げた札がずっと「CLOSE」になっていたようだ。お客さんが言ってくれて気がついた。よく考えてみれば「OPEN」と表示するメリットよりひっくり返し忘れた時のデメリットのほうが大きいので、札自体取る。よく来てくれる大学生のお客さんが「原民喜全集普及版」を買ってくれる。原民喜で卒論を書くそうで楽しみ。この日は店頭買取が4件と多かった。「ここで買った本はなかったと思います…」とおっしゃるお客さんがいたけど、うちで買った本も買取歓迎です。どんどんまわしていけたらと思います。
今日はこれから映画を見る。
2021年11月19日金曜日
空気の密度(2021年11月18~19日)
2021年11月17日水曜日
補助金、アリの歩行(2021年11月16~17日)
15日夜
閉店後、本を出荷してスーパーで段ボールをもらう。翌日の出張買取の準備。シャワー浴びて、石牟礼道子「椿の海の記」読み進め、絵を少し進めて寝る。
16日
朝8時前に起きる。ゴミ捨て。朝ごはんを食べてレンタカーを借り、出張買取へ。途中宇多津駅近くの「青龍」というお店で担々麺を食べる。辛すぎず、甘めでおいしい。ランチタイムは小ライスがサービスでついてくるのもうれしい。33号線は沿線にローカル色の強いお店が多く(閉店してしまっているところも多いが)、走っていて楽しくなってくる。
買取先に到着し、早速作業。文庫本を用意してきた段ボールにどんどん詰め込む。ひもで結束するよりも楽だ。内容は民俗学、日本近代文学、近世文学、古典芸能関係など。全集や叢書も多く、勉強になる。途中お茶とお菓子をいただき、いろいろお話。17時頃に作業終了。これにて引き取りが全て終わり。隔週で都合3回お伺いした。
一旦店に戻って本をおろし、仏生山温泉へ行く。牛めしを食べて、温泉に入りながら本を読む。近くのブックオフへ寄ると、前々から欲しかったイタロ・ズヴェーヴォ「ゼーノの意識」上下巻があったので購入。太田のスタバへ移動し読書、「椿の海の記」読み終える。
「人の言葉を幾重につないだところで、人間同士の言葉でしかないという最初の認識が来た。草木やけものたちにはそれはおそらく通じない。無花果の実が熟れて地に落ちるさえ、熟しかたに微妙なちがいがあるように、あの深い未分化の世界と呼吸しあったまんま、しつらえられた時間の緯度をすこしずつふみはずし、人間はたったひとりでこの世に生まれ落ちて来て、大人になるほどに泣いたり舞うたりする。」
帰宅。まどと少し話し、絵を進める。フアン・ルルフォ「ペドロ・パラモ」読み始める。読むのは今回で2度目だけど、やはりすごい小説だ。12時半頃寝る。
17日
朝8時前に起きる。ごはんを食べて外出、レンタカーを返す。喫茶店に入り、スケッチブックに絵を描いて読書。帰って小松菜のおひたしを作り、昨日買い取った本の整理をする。持続化補助金の事務局から電話あり、先日再提出した書類は通った模様。次は振込み手続きのための書類を書くことになるはず。断続的とはいえ、もう1年近く補助金のためのあれこれをやっている。役所関係からお金をもらうのは大変だ。
開店。品出しや発送準備、昨日引き取った本の査定を進める。店頭買取1件。査定を終えてお支払いすると、その時偶然居合わせた別のお客さんから「さっきけっこういい値段で買い取ってたけど…」と買取の相談を受けた。こういう流れはうれしい。以前も店内で本を紹介していたら、その時偶然聞いていた別のお客さんにお買い上げいただいたということがあった。この日は古本の寄附も1件。ありがたい。
話を聞くと、おしゃれで華やかで儲かっているように見えるお店でも、ストレスを抱えていたり身を削って働いていたりということは多いようだ。自分も適度に休みつつコツコツ積み上げていきたい。と同時に、アリの歩行に考えをめぐらせている時と一緒の感覚で人間と会話できたらなあとも思う。自分の中にあるいろんなものを並行して認めていきたい。
今日はこれから本を発送して料理。
2021年11月15日月曜日
芝生でごろ寝(2021年11月14~15日)
13日夜
閉店後、イングマール・ベルイマン「道化師の夜」見る。鏡を使った演出、劇場のシーンの陰影がすばらしい。主人公であるサーカス団長のあまりのだめっぷりに切なくなる。サーカスなんて気持ちがよっぽど強くないとできなそうだけど、よく今までやってこれたな。風呂に入り、キャンバスを完成させ、本を少し読み進めて寝る。
14日
8時過ぎに起きる。最近よく寝ている。ホットケーキを焼いて朝ごはん。たまに食べるとおいしい。まどは昨日のワクチン接種で左腕が痛むようだ。外出、高松市美術館で開催中の濱田庄司展へ。角ばった形の焼き物が好きだった。後半は「アウト・オブ・民藝」の著者でもある中村裕太さんが、濱田や讃岐民藝館所蔵の焼き物に着想を得たインスタレーション作品を展開。美術館を出て公園に行き、芝生に寝転がったりして少し休む。敷物もいいけど直に寝転がってみるのもいい。うどんを食べて帰る。
開店。昼に食べたかき揚げの油のせいか、腹が痛くなる。まどはワクチン後にもかかわらず在庫のネット出品を進めてくれているのに、申し訳ない。夕方に入りやる気も少し戻る。品出し進める。津山から古本たかつかさんがご来店。いろいろお話する。この日は店頭買取2件。ビジネス書、実用書、文学、DVDなど。夜になって栗金商店の二人が来てくれて、またいろいろ話す。まどと栗金商店のみきちゃんは来年の大阪で行われるコミティアに出展する予定。
閉店後、西宝町のタリーズへ行き読書。ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン「青色本」読み終える。まめに咀嚼しながら読んだので時間がかかったけど、ダウジングの話とか、「私は自分の眼球の奥にある景色が見える」と言い出す男の話とか、例えにユーモアがあって面白かった。帰ってシャワーを浴びて寝た。
15日
朝8時過ぎに起きる。まどと喫茶店へ。和山やま「カラオケ行こ!」読み終え、石牟礼道子「椿の海の記」読み始める。スケッチブックに少し絵を描く。スーパーに寄って帰り、本の出荷。キーマカレー作る。豆腐、ピーマン、しめじ、花椒入り。スパイスとトマトピューレが入った麻婆豆腐とも言える。
開店。品出しを進める。今日も観光らしきお客さんがいらっしゃり、たくさんお買い上げいただいた。観光客の方は気持ちが良い意味で張っているので、こちらの背筋も伸びる。広島県の方から雑誌を通販したいとのご連絡あり。
明日は定休日、車で出張買取に向かう。何回かお伺いしているお宅で、おそらく明日で運び終えられるはず。終わったらサウナにでも行きたい。
2021年11月13日土曜日
ひと息(2021年11月11~13日)
10日夜
閉店後も残業。発送準備や品出し、帳簿付け進める。23時頃終了、シャワー。少し本を読んで寝る。
11日
朝8時前に起きる。朝ごはん。長芋のゆかり和え作る。まどと一緒に出て、本を出荷し喫茶店へ。サマセット・モーム「要約すると」読み終える。「人間の絆」も読みたくなった。スケッチブックにボールペンで絵を描く。酒屋さんに行ってビールの買い出し。帰ってネット出品作業進める。毎日少しずつでもやっていきたい。
開店。雨が降ったり止んだりの変な天気。昨日の疲れもあるのでゆっくりやっていくことにする。店頭買取2件。近所で12月からコミュニティスペース(と言って良いのだろうか)を始めるというお二人がご挨拶に来てくれた。チラシをお預かりする。pixivにアップロードしていたまどのマンガが編集員のおすすめとして紹介されたらしい。すごい。フォロワーもかなり増えた模様。
閉店後、ゆっくり風呂に入る。料理。麻婆豆腐と小松菜のおひたしを作る。小松菜は先日お伺いした買取先でいただいた無農薬のもの。香山哲「ベルリンうわの空 ランゲシュランゲ」読み終え、絵の続き。途中まで全然うまくいかなかったけど、少し違うことを試してみたらいい感じに転がった。
12日
朝8時前に起き、玄米を炊く。ゴミ捨て、朝ごはん。郵便局で本を発送し、栗林公園へ行く。寒いので厚着してきたけど、日なたに行くと暖かい。大きい樹はいい。スケッチブックに絵を描く。うまくいかず。
ルートウィッヒ・ウィトケンシュタイン「青色本」読み始める。
「言語の働きにはそれと固く結び付いたある独立した心的過程があり、その過程を通してでなければ言語は機能できないようにみえる。その過程とは、理解し意味するという[心的]過程である。我々の言語の諸記号はこれらの心的過程が伴わなければ死んでいるように思われる。さらに、このような過程を喚起することが記号の唯一の機能のようにさえ思われる。そしてこれらの過程こそ、実際に我々が関心を抱くべきものに思える。」
「論理哲学論考」を立ち読みした時はこりゃ無理そうだと思ったけど、「青色本」はいけそうな気がする。最近少しずつ哲学や思想の本も面白く読めるようになってきた。
スーパーで買い物して帰宅。ネット出品作業進める。昼に行くべき用事を忘れていて、夕方出ることになった。
開店。天気が回復してやる気が出てきた。品出し、発送準備進める。ネット出品していた雑誌がまとまって売れた。夕方用事で1時間ほど外出。夜になって、補助金報告書の修正依頼が来ていたなあと確認すると、提出期限まであと3日しかないことがわかり焦る。しかし手を付けてみると10分ほどで終わった。良かった。
閉店後、本を出荷し、書類をFAXで送信する。帰ってシャワーを浴び、ミヒャエル・ハネケ「ピアニスト」見る。1時前に寝る。
13日
朝8時頃起きる。まどと喫茶店へ。スケッチブックに絵を描き、「青色本」続き読む。
「日常言語にはない表現が使われたとき、たんにそれを日常言語とは違うというだけで却下することはしないし、そんなことはできない。だが、新しい表現を提案する人はその意味を、すなわちその表現の使用を、われわれに説明しなければならない。あるいは、その表現を実際に使ってみせて、われわれをその言語ゲームへと導かねばならない。」(解説)
本屋を見て、靴下を買って帰る。料理。鯖の塩焼きと根菜の煮物、もやしとわかめの味噌汁を作る。こないだ作ったキャベツの浅漬けを足して昼ごはん。絵の続き。だいぶ進んだけど決め手が見えてこない。
店番交代。まどはこの日2回目のワクチン接種。店頭買取3件、お客さんも多い。締め切りのある作業がひと段落ついたので、だいぶ気持ちに余裕ができた。
今日はこれから風呂に入って、ゆっくり本を読んだりしたい。
2021年11月10日水曜日
久々の休み(2021年11月09~10日)
08日夜
閉店後、風呂に入って料理。にんじんとピーマンのおかか和え、キャベツの浅漬けを作る。ハンバーグを作ろうとしたらパン粉がなかったので、雨の中スウェット姿でコンビニまで買いに行く。ハンバーグを焼いて、なんだかんだ11時過ぎ。少し絵を進め、サマセット・モーム「要約すると」読み進めて寝る。
09日
朝8時前に起きる。雑誌の整理。ゴミ捨て、朝ごはん。まどに昨日パン粉を買いに行ったと話したら、ここにあるじゃんと言われる。まどはパン粉を袋から少しずつボトルに移して調味料棚に置いていたようで、自分はそれに気がつかず袋に入っているほうのパン粉ばかり使っていたようだ。本の発送。
この日は定休日。先週と3週間前は出張買取で、2週間前も出店があったので、一日休めるのは一ヶ月ぶりくらい。映画も見たいし、絵も描きたいし、本も読みたいし、ネット出品も進めたい。落ち着かない。決めかねて、とりあえず「天野忠詩集」(日本現代詩文庫)読み始める。本を読みたい気分になってきたので喫茶店へ。スケッチブックにぽつぽつと絵を描きつつ読書。スーパーに寄って帰る。昼ごはんを食べて、ジャック・ドゥミ「ロシュフォールの恋人たち」見る。何も考えずにぼーっと見ていられる。ジーン・ケリーのダンスがすごい。「天野忠詩集」読み終える。
花園の白雀さんに行き、馬場君とビールを飲む。絵画/音楽/文学それぞれの違いなどを話す。南に移ってカフェオレとチーズトースト。またスケッチブックに少し絵を描く。別れて帰宅、まどが帰ってきて一緒に夕ご飯。なんだか歯が痛い。眠くなってしまったので早めにベッドへ。池辺葵「ねぇ、ママ」読み終えて寝る。歯の痛みで夜中何回か起きる。ロキソニンをもらって飲んだ。
10日
朝8時前に起きる。シャワー。朝ごはん。まどと一緒に出て、歯医者に行く。特に虫歯ではなく、以前処置した部分のかみ合わせが悪くて炎症が起きているのかもしれないとのことで、少し削ってもらう。スーパーに寄って帰る。生姜焼きを作る。ネット出品の作業を少し進める。
開店。夕方ごろには少し小雨も降り、寒い一日だったけどお客さんは多かった。この日はネット出品していたものに動きがあり、梱包などで忙しかった。イーストプレスに注文していた香山哲さんの新刊「ベルリンうわの空 ランゲシュランゲ」が到着、品出しする。店頭買取1件。
発送すべき商品がいろいろあるし、棚にも隙間ができているので、今日は残業。ビールの買い出しやZINEのウェブショップへの登録もやらないといけないし、補助金の報告書の修正依頼も来ている。なかなか忙しい。
2021年11月8日月曜日
ふつうの日記(2021年11月07~08日)
06日夜
体調がいまいちなので、閉店後シャワー浴びてすぐベッドに入る。長新太「人間物語」読み終え、篠原資明「空海と日本思想」読み進めて寝る。
07日
8時半ごろに起きる。たくさん寝て体調回復。朝ごはんを食べ、料理。チキンカレーを作る。鶏肉と玉ねぎの他、粗く刻んだピーマンとニンジンも入れた。フェンネルシードの甘い香りが良い。ブロッコリーも茹でる。少し休憩して雑誌の整理を進める。
開店。矢野さんが勤務先の中学校の文芸部の生徒さん達を連れて来てくれる。皆さん真剣に棚を見てくれている。品出し、発送準備進める。植松さん来てくれて、出店の時はどんな風に本を選んでいるんですかと聞かれたので、こういう時はこういう本、といろいろ答える。それをたまたま横で聞いていたお客さんが、話に出ていた本に興味を持って買ってくれた。うれしい。休憩中「空海と日本思想」読み終える。
閉店後、本の発送。家に帰り、まどと話しながらスケッチブックに絵を描く。ミルクティーを作って飲む。サマセット・モーム「要約すると」読み始める。これは新潮文庫版で、岩波文庫では「サミング・アップ」というタイトルになっている。文学をめぐるエッセイのような内容。シャワー浴びて寝る。
08日
朝8時前に起きる。昨日まどが作業を進めてくれていた雑誌を整理する。ごはんを食べて、不燃ゴミを出し、まどと一緒に外出。郵便局で本を出荷して、喫茶店に入り読書。スーパーで買い物。家に戻って洗濯物をたたみ、本のネット出品作業を進める。
開店。小雨が降ってきて、すぐに止んだ。今日明日は雨になるようだ。どことなくざわざわして落ち着かない。こういう下り坂の天気の日はたいていお客さんが少ないが、今日はそうでもなく、売上は悪くなかった。ありがたい。品出し進める。毎日けっこうな数の本を出しているつもりだけど、いつのまにか棚に隙間が空いてしまう。
今日はこれから料理。明日は久々に仕事の入っていない定休日だ。
2021年11月6日土曜日
挨拶性(2021年11月04~06日)
03日夜
22時半まで帳簿付け、ブログ、チャイマサラなどいろいろ作業。本を出荷して23時。シャワー浴びて、葛原妙子歌集「雁之食」読み始める。12時半頃寝る。
04日
朝8時頃起きる。朝ごはん食べて、ネットで売れた全集を段ボール箱に梱包。80冊ほどあり、全部で4箱になった。郵便局で発送。銀行をまわり、レターパックなどを買い足す。ナルホドに行ってキャンバスとスケッチブックを買う。公園で30分ほど読書。100均でビニール袋買って帰る。
開店。昨日はお客さんがとても多かったが、今日は閑散としている。雷が鳴り雨が降り始めた。あきらめをつけて、品出しと査定を進める。
閉店後も査定を続ける。雨が降って寒くなった。22時頃終了し、やっと一息。風呂に入り、「雁之食」読み終えて寝る。
05日
朝8時頃起きる。料理。豚しゃぶすだちポン酢と根菜の煮物を作る。朝ごはん。外出して散髪。図書館へ行き本を返却。菊池寛記念館で石井桃子展を見る。
自転車をこいでいると、両手を縮めて両脇に投げ出すのと、左右の腿上げを交互に繰り返しながら歩いている男性がいた。パッと見で「運動中かな」と思ったけど、目的地へ早く着くための歩き方がこれだと本気で思っているかもしれないし、道行く人たちにこういう動きで挨拶をしているのかもしれない。挨拶なわけはないと思いつつ、街で信号待ちの時に屈伸し始める人を見たりするとなんとなく健康的な気分になるのは、気持ちよく挨拶ができた時と似た爽やかさがある。挨拶ではないけど「挨拶性」はある。
開店。昨日はお客さんが少なかったが、今日はそこそこ。観光客の人が増えて、店舗売上が上がってきている。品出し、ネット出品作業進める。宮脇さん来てくれて、明日からトキワ街のBRICで始まる写真展のチラシを持ってきてくれた。夜に平尾君来てくれていろいろ話す。
買取で入った丸山眞男「自己内対話」をめくっていたらこんな文章があった。
「自分の偏見(バイヤス)を大事にしよう。偏見を『客観性』や『法則』の名で非人格化する無責任さを警戒しよう。偏見を偏見としてみとめ、それを不断に吟味することを怠らなければ、思考の硬直が防がれるとともに、『とんぼがえり』的な、立場の急旋回にも陥らないだろう」
閉店後、スーパーでチューハイを買い、ロベール・ブレッソン「ブローニュの森の貴婦人たち」見る。明らかにお酒に弱くなっていることを痛感。
06日
朝8時頃に起きる。パンを買って朝ごはん。高松市から無料で受けられますと案内の来ていた「スマホdeドック」という簡易的な健康診断、申し込んで採血キットも届いたのでやってみる。自分で自分の指に針を刺して採血するのはなんだか気持ちが悪いし、手順を間違えたことに途中で気がついた。とにかく完了。返信用封筒にキットを入れる。
まどと外出。喫茶店へ行き、篠原資明「空海と日本思想」読み始める。香川に住み始めてだいぶ経つけど、空海のことはあまり詳しくない。出て、少し本屋を覗き、MOTIFにて今日から始まっている山崎由紀子さんの個展へ。山崎さんとは共通の友人が多く、東京にいた頃に何回か会ったことがある。昔の作品よりも、塗りのエッジが際立っている最近の作品のほうが好きだ。映像作品もあった。シンプルに「自分ももっと描かなければ」とやる気が出た。BRICにも寄り、写真展を見る。田中君の写真良かった。家に戻る。
東京にいた頃から紀行文や民俗学の本を読むのは好きだったけど、自分は読書で得た知識を作品のコンセプトに昇華するようなタイプではないので、その辺ズレがあった。今は読書で得た知識は商売の役に立っているので、うまいことバランスがとれている。
開店。品出し、ネット出品を進める。腹が痛い。昨日映画みながら明太子入りのかまぼこをたくさん食べたのが良くなかったのかもしれない。この日はまども品出しの作業を手伝ってくれた。夕方になって山崎さん来てくれる。東京の友人たちの近況を聞いたり、作品制作について話した。休憩中、買取で入った長新太「人間物語」を読み始める。ブラックユーモアたっぷり。
疲れがたまっているようなので、今日はゆっくりしようと思う。
2021年11月3日水曜日
時間がドッと(2021年11月01~03日)
31日夜
21時半まで作業をやり、閉店。本の出荷。ハロウィンで街がにぎやか。帰って料理。疲れたので鮭を焼いて卵焼きを作って終わった。風呂。山本精一「ゆん」読み始める。和歌山の熊野神社でパンクスがアンプなしで練習していた、など夢か現かわからないような出来事がたくさん書かれている。12時頃に寝る。
1日
朝8時頃に起きる。文庫本のネット出品を30冊ちょい進める。まどと喫茶店へ行き、モーニング。まどは昨日選挙特番の関係で夕方から深夜まで仕事で、今日は午後からの出勤。「ゆん」読み終える。出て、猫スポットに行ってみると親子が寝ていた。子猫は少しずつ凛々しい顔つきに成長しているが、しきりにじゃれていてまだ子供っぽい。まどと別れて、家でまたネット出品作業。
開店。均一本半額セールは昨日で終了してしまったが、今日も均一本がそこそこ売れる。ありがたい。歴史資料館の方々がいらっしゃり、いろいろお話する。
閉店後、本を発送して、ワイン飲みながら候孝賢「冬冬の夏休み」見る。起きている出来事はけっこうハードだけど、映像のゆっくりしたテンポが気持ちいい。最近忙しくなかなか映画を見る時間が取れない。シャワー浴びて寝る。
02日
朝8時ごろ起きる。定休日だけどこの日は出張買取2件。軽く朝ごはんを食べ、レンタカーを借りて出発。仕事ではあるけど晴れていていいドライブ日和。丸亀の中華屋で昼ごはん。待っている間、川崎長太郎「乾いた河」続き読む。私小説だけど、「~であった」という語尾とともに主人公を突き放すように客体化する描写が多い。スーパーでアイスを買って食べる。
買取先に到着。ご挨拶して、ひたすら4時間ほど結束と積み込み。日本近世文学、民俗学関係など。2週間前にも伺っていて、今回は2回目。前回よりスムーズに作業は進む。途中お茶とお菓子をいただき休憩。いろんなお話をする。清岡卓行、杉浦明平、木下順二、石川淳など。ちらっとゴダールの話も出る。最近DVDや映画パンフを積極的に出しているのもあってか、店でお客さんと映画の話になることが多い。「勝手にしやがれ」がもう60年以上前の映画なので、今「団塊の世代」と呼ばれている人たちも少し後追いで見たということになるのだろうか。単純計算してみればすぐにわかることだけど、実際にその世代の方々とそういう話をすると、時間の堆積がドッと体の中に流れ込んでくるような気持ちになる。こういう時、古本屋は面白いなあと感じる。小松菜やお惣菜をお土産にいただいた。
一旦店に戻り、少し荷物を整理して、ファミレスで晩ごはん。オムライスとほうれん草ベーコンのセット。2件目のお宅へ。こちらも文学がメイン。お話をしていると、探しているという作家の本がちょうどうちに入荷したところだったので、後でご連絡することになった。こういうことも最近続いている。
サウナに行って休憩。休憩所でスケッチブックに絵を描く。店に戻って本をおろし、車を停めてコンビニでビールを買って帰る。まどと話し、本を少し読んで寝る。
03日
朝8時に起きる。朝ごはんを食べて外出。ゴミ捨て、レンタカー返す。喫茶店へ行き読書、「乾いた河」読み終える。昨日の結束・積み込み作業で背中や足が筋肉痛。なんとなく肩の位置が上がっている気がする。スーパーで梱包用の段ボールをもらって帰り、在庫や昨日買い取った本の整理。
開店。この日はありがたいことにお客さんが多く、よく売れた。店頭買取1件。観光客の方も明らかに増えている。昨日の引き取り分の査定も進めたかったが、あきらめて、店舗の本の補充に集中する。安岐さん来てくれてお話する。安岐さんは北浜で新しく「北浜プラトー」という場所を立ち上げる。近々オープン予定。
今日はこれからネットで売れた本の梱包。