2019年12月21日土曜日

2019年12月21日

朝9時起き。良く寝た。

高松市美術館に工芸高校美術科の作品発表展を見に行く。店によく来てくれるSちゃんの絵は、主張が意外なほど控えめで良かった。
見終わってから、昨日思い出したアートプロジェクトでの記憶や田口さんとの会話と絡めていろいろと考える。Sちゃんの絵が「良かった」とはどういうことなのだろう。
ある作品に対する感情の起伏を支えている要素は無数にある。作者への印象。作品の展示されている環境、たどり着くまでの景色。美術史への位置づけ。誰とその作品を見て、その時同行者はどういう反応を示したか。その後に見た別の作品や、展覧会全体の印象は。
Sちゃんの絵から今回感じた良さは、自分とSちゃんとの記憶に支えられている部分が大きい。しかし今後彼女の作る絵がどんな角度から自分の中に入ってくるかはわからない。今日感じた良さからはみ出たものが、時間をかけて絵に蓄積された時、また別の感情が呼び起こされるのだろうし、呼び起こされたいという期待もある。
アートプロジェクトでの作品の良さは、その地域の積み重ねた時間が醸し出す情緒に支えられていることも多い。そこに意識をめぐらさず、作品の力を過信してしまうのは避けたい。

喫茶店でコーヒー。金子光晴「ねむれ巴里」読み始める。
ルヌガンガで「BOOK在月 book7」買う。島根での様々な本の取り組みを紹介したリトルプレス。

開店。ありがたいことにお客さんが多い。
地元へ戻るというアベさんが来て、余っている生活用品をもらう。
晩ごはんは大根・水菜・ベーコンのサラダと、里芋のゆず味噌煮。どっちもうまくできた。

今日はこれからバイト。映画が見たい。明日は前半まどに店番してもらい、レンタカーで本の引き取り1件。

0 件のコメント:

コメントを投稿