2019年10月8日火曜日

2018年10月08日

朝8時半起き。

ごはん食べて、サンポートのフェリー待合所でコーヒー飲みながら、小沼丹「小さな手袋/珈琲挽き」を読む。ガラス越しに雨の降る港を見ながら小沼丹の文章を読んでいると、自販機で買った舌にピリッとくるようなコーヒーでも雰囲気のあるものに思えてくるから不思議だ。ここは床屋やうどん屋もあって、昔ながらの待合所の名残りが感じられるようで好きな場所。
港へ向かい、女木島へ。フェリーの座敷にいると、幼稚園くらいの女の子が赤ちゃんをあやしていて、とてもかわいい。

女木島でKOURYOUさんの作品を見る。以前YOMSでもライブドローイングを一緒にやってくれた蚊にちゃん(福士千裕)も参加していて、ポップな作風が廃屋の中でコントラスト鮮やか。近くにあるなタ書の藤井さんが選書で関わった作品も見た。
13時20分高松港行きのフェリーを逃して2時間ほどぶらぶらして帰ろうか迷うが、港の休憩所はレンタサイクルでいっぱいになっていて椅子が撤去されていたし、雨が降っていて外で過ごす気にもなれず、さっさと高松に戻ることに。
着いた後、このまま帰るのももったいないような気がしてしまい、高松駅の2階のベンチで本を読む。観光客向けのビデオが下の階で流れていて、ピアノの打鍵が激しいニューエイジ風の音楽が大音量で聞こえてくる。空間が広々としているためか、他の利用者の話し声などもうっすら聞こえてきて意識が分散されるためか、不快感は少ない。旅行中でなくとも、待合室での読書ははかどる。しかしわざとフェリーを1本逃がしてまで待合室での時間を作ろうとするのは、やっぱりどこかおかしいのかもしれない。
「小さな手袋/珈琲挽き」読み終える。

古本買う。「ポオ 詩と詩論」、荻原井泉水「奥の細道ノート」、カルペンティエール「この世の王国」。

家に戻り、まどが買ってくれていたポテトチップスをつまみながら「ブラックウッド傑作選」(創元推理文庫)読み始める。ネットで売れた本の配送作業。晩ご飯。図書館で本を返す/借りる。なタ書にマンスリーインフォを置いてもらいに行き、秋の催事について、藤井さんと話す。

今日はこれから個展に出す絵を選ぶ。個展初日は台風が直撃しそうで心配だ。搬入はなんとかいけそうだけど、初日を終えたタイミングあたりで、瀬戸大橋が不通になりそうな気がする。

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