定休日。
朝8時に起きる。
ごはん食べて本を読む。
小島信夫「女流」、チャペック「ロボット」読み終える。
「女流」は男女の恋愛を描いているが、主人公であるところの「私」は、恋愛をしている男の弟。
終わり近くになったところで急に「私は以上のような文章を書いた。思うままに私の中にとびこんでくる時間にのせてつづったものが、果して小説かどうか分らぬ」と、さらに語りの視点の転換が挟まる。
不動産屋で火災保険の更新。
銀行にお金を預ける。
昨日おとといと出店で忙しく、あまりちゃんとしたものを食べれていなかったので、久しぶりに料理。
チキンカレーと、卵とモロヘイヤのスープを作る。
まどと喫茶店に行く。
テレビのニュースが流れていて、外国人の日本でのマナーの悪さを伝えている。
簡潔に現状と対策を述べれば良いのに、長々とディテールを語るのでどうも気分が萎える。
もっと増税後の税金の使われ方とか、台風の被害への取り組みとかについて掘り下げてほしい。
荻原魚雷さんの「活字と自活」読み始める。
冒頭は東京の中央線沿いでの生活について多く書かれている。
自分も東京にいた頃はそのあたりに住んでいたので、いろいろ思い出すことが多い。
確かに不思議な磁場があると思う。
「中央線」とあえてカテゴライズする時、そこには自嘲や皮肉のニュアンスが込められていることも多く、「中央線沿いに住んでるやつらのお互い傷をなめ合ってる感じが嫌いなんだよね」とはっきり言う人もいた。
個人的には、市井の人々がお互い傷に塩を塗りつけ合っているような世の中なので、傷をなめ合えるような環境があるだけ良いのでは、と思う。
ある観点のもとに人間の属性を切り分け、「あいつらとは違う」と自尊心を保つのも一つの方法かもしれないけど、孤独に心がむしばまれてしまった時にまでその生き方を続けようとするのは、ちょっと厳しい。
新刊書店に行って本見て、何も買わず帰る。
今日は夜バイト。
それまで本読んだり絵描いたりします。
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