2020年7月18日土曜日

2020年07月17~18日

16日夜

筋トレ、読書、バイト。ゆっくり風呂に入る。


17日

朝7時半に起きる。わさび菜の胡麻マヨネーズ和えを作る。洗濯物たたむ。

公園に行く。ティム・インゴルド「メイキング」読み終える。
「漁師はしばしば、動物に遭遇しないうちからそれを夢見ている。芸術家、建築家、作曲家、作家も同様に、つねに遠方へと放たれる傾向にある創作力の閃きを捕獲して、それを効率的な作業の直接性へと呼び戻すことに夢中になる。」
帰って、スケッチブックに1枚絵を描く。

開店。店頭買取1件。空が明るくなって、気温も上がってきた。このまま梅雨明けだろうか。地道に品出し。
ルヌガンガの涼子さんが天ぷらを差し入れてくれた。昨日おすそ分けしたとうもろこしもかき揚げに。天ぷらだと甘さがさらに際立っておいしい。隣のたかまつさんからも野菜をいただいた。

閉店。本を出荷して、スーパーに寄って帰る。筋トレと風呂。バイトは休み。

小島信夫「抱擁家族」読み始める。読むのは2回目。最初に読んだ時よりも、感情の逡巡がどれだけ事細かに書かれているのかを感じることができるようになった気がする。以下は浮気した妻の体に視線をやった場面。
「俊介は時子の血管の中の血の流れから、それが皮膚にもたせるつやから、しぼんだり開いたりするマツ毛の動きから、首筋から肩へ流れる骨組から、ゼイ肉を適度につけて二つか三つヒダを作っている下腹部から心持ち大きさの違う二つの乳房から、しっかりした足をもった比較的長い脚などを造物主のような気持で眺め、自分の手を離れて独り立ちした人間の重さにおどろいた。この状態から早く逃れたいと俊介は思った。」


18日

朝8時起き。今日はペーパートーク。
まどと喫茶店に行き、商店街を歩いて買い物する。

印刷物を置くテーブルを用意して、開店。お客さんは多い。本の寄付が1件。
行司君や、以前通販で本を買ってくれた成瀬さんが来てくれる。久しぶりにいろいろ話す。

ペーパートークは4ヶ月ぶりの開催で、今回の参加者は17名。Twitterのアンケートでは20名以上の人が参加の意思を示してくれたけど、ちょっと少なかったか。作りこんだ内容のものが多い。作りこんでいないものも良い。県外からの参加は岡山、徳島、兵庫、大阪、神奈川、熊本。ありがたい。
zineを作ったところで、それをどうしたらいいのかわからないという人はけっこういるようだ。置いてもらうようなお店とかがあれば良いけど、無かったらどこかに適当に置いてしまうとか、友達と締切と集合場所だけ決めて作って交換し合うとか、めちゃくちゃ小規模でも何か方法はあるはずだ。
ペーパートークは2006年に始めた。当時、高円寺駅の高架下で「途中でやめる」の山下陽光さんが「場所っプ」という「誰も何も売らないし買わない店」をやっていて、要するにただ決まった時間に路上で夜を徹して酒を飲んでいた。人通りの多い場所で、陽光さんも顔が広いので、30人くらい集まって、いつの間にかちゃぶ台が出ていたりする。自分はそこによく遊びに行っていて、何かやりたいなあと思い、フリーペーパーをもともとよく作っていたのでそういう印刷物の交換会はどうだろうとなって、始めた。けっこうめちゃくちゃなものが集まって面白かった。壁のある場所でやり始めたのは2017年、yomsでやるようになってからだ。

今日もバイトなし。少し絵も描きたい。

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