2020年3月8日日曜日

2020年03月08日

朝8時起き。
ごはん食べて本を読む。

外出。雨も止んだ。岡山に向かう。
マリンライナーの中で池内紀「恩地孝四郎 一つの伝記」読み終え、水木しげる「総員玉砕せよ!」読み始める。負傷した兵の遺骨を確保するため、スコップで小指だけ切り落とすシーンが切ない。まだ生きていることが、逆にお荷物にされている。上官の面子と精神論のために、命がゴミみたいに捨てられる。潔さなんてどこにもない。

岡山到着。レンタサイクルを借りて岡山県美の坂田一男展へ。
同時代に生きたレジェやコルビュジェ、モランディなどの作品も絶妙な位置に配置されていて、批評的にお互いを補完し合っていた。ちょうどこの間読み終えた「抽象の力」での、同時代性に注視した論の構成とやはり似たものを感じて、にやりとしてしまう。一部の作品での線のゆらめきが醸し出すバランスの危うさと拮抗が興味深かった。

自転車で少し行ったところにあるフリーダムタコスというお店に行く。タコライス、チキンタコス、メキシカンポテト、ハイビスカスティーのセット。おいしい。なんとなく前からタコスを食べたい気分だった。

県立図書館で行司君と待ち合わせ。少し図書館の本を見る。
古京文庫さんへ。ほしい本がたくさんあって、こういう時には多少高くても気合いを入れて決めの一冊をと思うのだけど、結局買いやすい値段の本をたくさん買ってしまう。イヨネスコ「孤独な男」、ロブ=グリエ「快楽の館」、木山捷平「大陸の細道」、読み終えたのを店に出して売れてしまっていた小島信夫「抱擁家族」などを買った。

近くの喫茶店でコーヒーを飲む。OFの今後の展覧会予定を聞く。面白そうだ。

河川敷でやっている焚火に、行司君と混ざる。まったく初対面の人ばかりだったけど、マシュマロやつくねを串に刺して焼いたり、コーヒーをいただいたりして、とても楽しかった。気が付いたら4つくらい火が焚かれていて、ぼーっと火を見ているだけでなんだか充実した気分になってくる。気がつくとかなり時間が経っていた。高松でもやりたい。

行司君と別れ、カドでごはん。成田さんとけっこうしゃべった。「鳥取、尾道、岡山、高松の4つはけっこう近いから、お互い行き来して何かやれたらいいですねえ」確かに。それぞれ雰囲気もかなり違うし、楽しそう。

帰りのマリンライナーで「総員玉砕せよ!」読み終え、吉行淳之介「着流し対談」読み始める。
店に戻って事務作業。バイト。

もう少し絵を描くか本読むかして寝ます。

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