2020年3月3日火曜日

2020年03月02~03日

02日

この日はお客さんは少なかったけど、けっこう売れた。ずっと品出しして、夜は記事の校正。

夕ご飯はサバの塩焼き、にんじんともやしのおかか和え、卵と菜の花の炒め物、味噌汁。思ったよりも時間はかからず。

バイト行って、本読んで寝る。


03日

朝9時起き。よく寝た。

ごはんを食べて読書。レベッカ・ソルニット「ウォークス」読み終える。終盤にはパフォーマンスアートに関しての言及もあり、ヴィト・アコンチやマリーナ・アブラモヴィッチが取りあげられていた。
「アラン・カプロ―は、ポロックの重点は美的対象としての絵画から『日記体の身振り』としてのそれに以降した、と1958年に書いている。(中略)芸術家がカンバスへ向かう画家をはるかに凌駕する身振りの可能性を拡げようとする時、彼らの範となりうるのは科学者、シャーマン、刑事、あるいは哲学者であり、芸術品はそうした探求の物証か、鑑賞者の探求を助ける小道具でしかなくなるのかもしれない」
山下澄人「ルンタ」読み始める。

minamoに但馬ユカリさんの個展を見に行く。木版に水彩絵の具を乗せて刷った版画、淡い色彩。
店によく来てくれている汐音ちゃんがいた。今日卒業式だったとのこと。汐音ちゃんは秋田の大学に進学が決まった。よく一緒にいるアシュリーも、なんと昨日同じ大学への進学が決まったらしい。「高嶺格さんに教わりたい」と言っている。帰省した時に話を聞くのが楽しみだ。
國廣さんが中ザワヒデキさんの「現代美術史日本篇」を読んでいた(但馬さんだったかもしれない)。この本には自分が2010~12年くらいにやっていたライブペイントイベント「間欠泉」のことと、自分の「ヒアリング」という絵の図版が載っている。4月の頭に出る大山エンリコイサムさんの「ストリートの美術」という本でも、「間欠泉」について触れられた文章が掲載される予定。

歩いて図書館へ。鎌倉芳太郎について調べる。鎌倉芳太郎は香川県木田郡三木町に生まれ、大正期に沖縄で美術教師をしながら現地の風俗や工芸について調査と記録を進めた人物。日本政府による首里城取り壊しの計画を阻止するため、伊藤忠太に働きかけたりもしている。

銀行寄ってサンリンシャに行き、売り切れていた「こんにちは!さよふしぎたんていしゃです!」を再び仕入れ。
蓮井さんが「これ齋藤さんですか?」と、フライヤーデザインの本を広げる。小田島等さんと二艘木洋行とコインランドリーでやった3人展「オールドファッション」のフライヤーが載っていた。デザインは加瀬透君。これは本当にかっこよく仕上げてくれた、うれしい一枚。
konoji/dot.の小野さんと3人でいろいろ立ち話。

ルレーヴでパン食べてコーヒー飲む。スケッチブックに絵8枚描く。
帰宅。インタビュー記事校正。やっと仕上がった。

3月26日に発売される野中モモさんの「野中モモの『ZINE』 小さなわたしのメディアを作る」では、今も店でやっているPaper Talkのことが紹介される。Paper Talkの告知をモモさんがmixiで見かけて連絡をくれたのは2008年くらいか。
最近20代の頃の自分が勇気付けてくるような出来事が続く。振り返らなくても目の前からいろんな思い出がやってきて、「よっ」と笑顔で挨拶してくれるような感じ。うれしくなる。

まどがそぼろ目玉焼き丼、煮物、味噌汁を作ってくれた。おいしい。

店のレジで事務作業。詩集「あてのはずれに」を増刷。
これから週末のPaper Talkに向けての原稿作りと、時間があれば犬おわりに送る絵を作る予定。

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