2020年3月5日木曜日

2020年03月04~05日

03日夜

詩・散文集「あてのはずれに」増刷し、風呂に入って、山下澄人「ルンタ」読み終える。めちゃくちゃ面白かった。
コーヒーを飲みすぎたせいか、全然眠れず。


04日

7時半に目が覚めてしまう。
ごはん食べて、ラジオ聞きながら「あてのはずれに」製本作業。10部完成。最近作った消しゴムはんこを使い、犬おわりに送るための絵を7枚作る。早起きのおかげで作業ははかどった。本の発送、電気代の支払、八百屋。

開店。雨でお客さんは少ない。店頭買取1件。
品出しと発送準備を進め、犬おわりへ送る手紙を書く。

夕ごはんはポテトサラダ、豚肉の生姜焼き、春菊のおひたし。
カレル・チャペック「いろいろな人たち」読み始める。

バイト行って、少し本を読んですぐに寝た。


05日

朝10時起き。9時間以上寝てしまった。日によって睡眠時間にばらつきがあるのは良くないな。さすがに体力は回復した。
灯油を買いに行く。

開店。ネットでよく売れている。品出し。書類の記入。
男の子が「この辺に、もっと古本屋はありませんか」と聞いてきたので、なタ書の場所と藤井さんの電話番号を教える。

ペーパートーク用の印刷物を作る。南新町のパン屋さんのイートインで描いたスケッチをまとめたもの。豆本にしようかと思っていたけど、A4にプリントした状態もけっこう良かったので、裁断せず出すことにした。

古本屋が仕事になってから、早いものでもう1年経とうとしている。去年の春から夏にかけては、この先やっていけるのかどうかの不安も大きく、苦しい気持ちで過ごす日が多かった。年末くらいからまあまあ売上も落ち着いて、油断はできないけれど、気持ちの面で少し余裕ができている。もっと買取が増えてほしいところ。
絵に対する気持ちもかなり変化してきている気がする。フルタイムで働いていた時には「労働の時とは違う自分でありたい」という思いがあったし、それが創作をめぐる自分の身振りに及ぼす影響も想像以上に大きいようだ。東京にいた頃と比べると、「何者かでありたい」という欲求はかなり薄くなったと思う。

難波ベアーズで今日山本精一さんは「コロナ調伏撲滅祈念 山本精一絶叫無観客ライブ」をやった。配信は無し。誰も聞けないけど、たくさんの人が「ああ、今山本さんは誰もいないライブハウスで絶叫しているんだなあ」と想像したはずだ。ひょっとしたら、普通にライブをした時よりもたくさんの人が、現在の山本さんの存在や意識について考えたかもしれない。すごいことだ。

今日はこれからバイト。帰ったら少し絵を描いて、本を読みたい。

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