朝9時起き。
喫茶店に行って読書。常盤新平「遠いアメリカ」読み終える。
郵便局で荷物の発送、スマートレター買う。
古井由吉が亡くなった。
https://mainichi.jp/articles/20200227/k00/00m/040/117000c
「世界には、政治や経済だけでなく、やっぱり文学が必要なんですよ。「どうやって生きるか」とか「どんな生き心地を求めるのか」とか、人にはそういう心の問題があるんでね」
https://www.sankei.com/life/news/180525/lif1805250014-n2.html
「生き心地」に対する意識が欠如すると、人間は病む。文学は様々な「生き心地」があることを、多様な描写でもって気付かせてくれる。
文学や芸術は、小難しく非効率的なものと思われることもあるけれど、明解な結論の手前にいろんな感覚や事象が隠れていることを受け手へと伝える。たくさんのもやもやしたものにゆっくりと向き合うことで、自分が大切にしている感覚って何だろうと考えることができるし、身の回りや遠くにいる人達の時間や感情に思いをはせることができる。個人や、ひいては国家がその積み重ねを続けていくことで、社会の理念が鍛え上げられる。
何かを鑑賞したり、作ったりすることは、そういった思索や想像を養い、どういう感覚が自分の生にとって大切なものかを注意深く確認する力をつけることだ。その結果投げ出された創作物は、ひとつの語りになる。
古井由吉は「日本で文学が栄えるのは、ひどい時代なんですよね。滅亡を前にして歌がさえる」とも言っている。
https://book.asahi.com/article/12124912
開店。店頭買取1件。50~60年代に作られた紙芝居など。状態良い。
ルヌガンガの中村さんと少し話し、多和田葉子「百年の散歩」買う。
昨日円盤の田口さんから届いた商品を、レコード寄席に来ていただいてたお客さんが「田口さんが新しく作った本、ありますか?」と買いに来てくれた。届いたばかりで、まだ店頭に出せていなかった。うれしい。
夕ごはんは手羽の酢醤油炒め、菜の花とにんじんのおかか和え。
霜降り明星のだましうち聞く。だましうちは2人ともリラックスしていて、いろんなことを思いついたらすぐに試している感じがいい。
今日もバイト。帰ったら絵を描きたい。
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