2020年2月7日金曜日

2020年02月07日

朝8時起き。
事務作業。とある要件で、2011年にやったライブペイントイベントの記録写真を見直す。自分もみんなも若い。
郵便局と銀行をまわって帰宅。小倉ヒラク「日本発酵紀行」読み終える。現代の発酵文化を、ノスタルジーなしで見つめて捉えようとする姿勢が印象的。瀬戸内の話も多かった。次に尾道へ行く時にはお土産に酢を買ってみたい。

去年中国の四川省から来てくれた女の子に、instagramから”How about virus~”とメッセージを送ってみる。武漢からは1000km以上離れているはずだけど、メッセージの内容からはいつもの日常がまったく変わってしまったことが伺えた。

開店。
コーヒー豆を焙煎して外で冷ましていると、斜め向かいの美容室ジュノンさんが「一杯お願い」と注文してくれる。「おたくのカップでええけん」以前注文してくれた時、ジュノンさんは自分のカップを用意してくれていたのだけど、小さいサイズだったのでコーヒーがあまり入らず、400円のところを300円におまけした。そのことを覚えていて、気を遣ってくれたのだろうか。カップを返してくれる時に本棚を眺めて「難しそうな本ばっかりやなぁ」と言うので、「そんなことないですよ。ベストセラーものもありますし、料理の本とか、絵本もあります」と返すと、「あ、ほんまや」と本をいろいろ見て、1冊買ってくれた。家にマンガがようけあるとか、本は好きやけど目が悪くなってきてなかなか読めんという人が多いとか、そういう話もした。チョコレートを4粒いただく。

お店の真ん前に車が停まって、10分くらい動かない。誰だろうと注意して見ていると、前にも同じことをしていた人だったので、今回はきちんと「だめですよこんなことしちゃ」と伝える。少なくとも営業中はやめてほしい。

夕ごはんは白菜、長ネギ、油揚げ、にんじん、豚肉を入れた鍋。しょうがをたくさん入れた。
山本善行「関西赤貧古本道」読み始める。のっけから面白い絶版文庫の話がどんどん出てきて興奮。均一台を前にしての荒い息遣いが聞こえるようだ。すぐにでも古本屋をめぐりたくなる。

文学でも芸術でも音楽でも、ある表現に一度触れてから時間を経てまた全然違う感触で再会できた時、ものすごく幸せな気分になる。自分の価値判断の基準のあいまいさに思わず笑ってしまった後、世の中への認識にじわじわと余白が生まれる。何かに出会うことも、出会い直すこともどちらも楽しい。

今日はバイトなし。深夜のフェリーに乗って関西に向かう。

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