2019年11月1日金曜日

2019年10月28日~11月01日

10月28日・夜

KOURYOUさん、岸井大輔さん、陸奥賢さんによる、KOURYOUさん作品「家船」をめぐってのトークイベント。ギリギリでプロジェクターも間に合って良かった。終わってから12時くらいまで飲む。


10月29日

朝4時起き。真っ暗。雨の中、高松から高速バスで関空へ。ユルスナール「ハドリアヌス帝の回想」読み終え、植本一子「かなわない」読み始める。
関空着。新潟空港へはpeachで6000円ほど。時間にかなり余裕があったので朝ごはんを食べる。気流の乱れにより、離陸に若干の遅れ。
弟に空港で拾ってもらい、実家に向かう。8時間半ほどで着けた。

「かなわない」読み終える。途中漫画家の方との、深層意識を優しく掘り下げていくようなやり取りに、とても感じ入ってしまった。自分の余裕の無さ、コミュニケーションへの苦手意識、親や故郷への複雑な感情なども、根本は「寂しい」という感情からきているのだと思う。「自分は寂しい」ときちんと認識するのは大切なことだ。つい「うまくやれた」「だめだった」というふうに考えてしまいがちだけど、評価の尺度を自分の外側に置きすぎてしまっているのではないか。
クレア・ビショップ「人工地獄」読み始める。

詩が2つできる。SETOUCHI ART BOOK FAIRに出店した時、詩集「くもり」を毎日のように寝る前に読み返している、というお客さんがいらっしゃった。ありがたい。これからも少しずつ書いていきたい。

納骨式、通夜。この日は伯父夫婦と式場に泊まった。


10月30日

式場にて朝ごはん。火葬場へ移動し、お寺でお経をあげてもらい、お骨を拾って、また式場に戻り、お葬式は終了。弟に新潟駅まで送ってもらう。

新幹線で帰ろうかとも思ったけど、大阪への夜行バスが取れたのでやめにする。
レンタサイクルを借りて古町へ。気になる喫茶店が多い。老舗だけでなく、若い人がやっているところも良さそうな雰囲気。ポッポ焼き(新潟・下越地方の名物で、もちもちした食感の黒糖蒸しパン。基本屋台でしか売っていない)を買って食べる。
北書店に行く。見たことのないリトルプレスがたくさんで楽しい。常盤新平「遠いアメリカ」、山川直人「ハモニカ文庫と詩の漫画」購入。
古町の新刊書店・萬松堂と、万代の紀伊国屋書店をのぞく。紀伊国屋はビルの6階にも関わらず、かなり人が入っている。ポップなども多く楽しい店内。
10年くらい前、東京・高円寺の「素人の乱」界隈でよく遊んでいたyoyoさんに連絡を取ってみる。yoyoさんは8月から新潟市の沼垂テラス商店街にmountain groceryというヴィーガンレストランをオープンした。20時に用事が終わるとのことだったので、駅前で待ち合わせして少しだけ会うことに。沼垂も行きたかったけど、yoyoさんのお店を含め水曜は定休日のお店が多く、今回はやめにした。
ゆきのちゃんに教えてもらった新潟駅前の「安兵衛」に入って、一人で呑む。冷酒、マダイ刺、村上産の鮭とば、きゅうり。二本目に吉乃川の新酒を頼んだら、頭と体にズンと重量がかかった。新潟の酒を飲んでるなあという感じがする。さっそく「ハモニカ文庫と詩の漫画」を読む。たまらない。
新潟駅の南口ロータリーでyoyoさんと立ち話。高松で古本屋をやっているというのは全く知らなかった様子。yoyoさんは地域おこし協力隊として、妻有や糸魚川のあたりにいたようだ。15分ほど駆け足で話し、大阪行きの夜行バスへ飛び込む。会えて良かった。次はお店のほうにも行きたい。
バスの中で、そのまま「ハモニカ文庫と詩の漫画」を読み終える。


10月31日

朝7時半ごろに梅田着。電車で三ノ宮に向かう。モーニングを食べて、サウナに行こうか迷ったけどやめて、本を読む。
神戸周辺の古本屋さんをめぐる。神戸元町みなと古書店、三ノ宮駅前古書店、口笛文庫、花森書林。花森書林さんの新刊や手ぬぐいや雑貨の並べ方は本当に面白かった。雑然としているようで、とても風通しの良い雰囲気が流れている。上林暁「聖ヨハネ病院にて」、西成彦「新編 森のゲリラ宮沢賢治」、いましろたかし「釣れんボーイ」、ヘンリー・ミラー「南回帰線」、「田中小実昌ベスト・エッセイ」、多和田葉子「尼僧とキューピッドの弓」など購入。
昼ごはんは三宮駅高架下にある「長野屋」でカレーそば。馴染みのお客さんが多い。もったりした、あんかけのような質感の独特なカレーがかかっていた。

電車で岡山へ向かう。ローカル線。
「人工地獄」読み終える。芸術作品と参加者・鑑賞者との関係における政治性を様々な角度から検証していて、とても面白かった。この間読んだ「地域アート」にもクレア・ビショップの名前が頻出していて、内容的にも重なる部分が多い。
「鏡花短編集」(岩波文庫)読み始める。

2時間半ほどで岡山着。モモチャリでOFへ。街はハロウィンで沸き返っている。
個展に出していた絵の搬出。売り上げもいただく。岡山にOFが無かったら、自分が絵に再び意識的になるのはもっと先になっていたと思う。感謝。
OFの行司君と成田家に移動して打ち上げ。途中、ラウンジカドの成田さんも合流。ハマチ巻きやあんこうのから揚げなど、少し珍しいものを頼んでみる。どれもおいしい。岡山は、ギャラリーなどの環境作りも含め、美術をやることに関して能動的に考え動いている人が多い印象。自分も何か、もう少しキレのある動きができればなと思う。

23時頃ようやく自宅に帰る。まどと少し話して、荷物を片付けて寝た。


11月01日

朝8時半起き。ごはん食べて、図書館に本を返し、銀行にお金を入れる。

ネットでけっこう本が動いている。発送準備。品出しも少し進める。出張買取依頼が1件、店頭買取1件。
休憩中、隣りの美容用品屋さんが「本あげるよ」と言ってくれていたので、取りに行く。本が増えてきたな。スーパーへ買い物に行く。エビチリ、小松菜おひたし、粉ふき芋を作った。

4日月曜(祝日)の夜は、トークイベント「ミャンマー音楽の謎めいた世界へ」。今日さらに2名様予約が入る。楽しみだ。

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