2019年11月9日土曜日

2019年11月08~09日

7日の日記を見たら、いろいろ書き逃している。
午前中にめぐさんが来て「古書店緑化月間」搬出。好評のうちに終了。またやりましょうという話をした。
「出張円盤レコード寄席」の開催が12/19(木)に決定。予約優先、15名限定。今回はタイムリーな「クリスマス編」。楽しみだ。


08日

朝8時起き。「ハックスレー短編集」読み終え、尾崎一雄「単線の駅」読み始める。「単線の駅」は単行本版で、函の装画も最高だし、本体表紙の明るい茶と背タイトルの水色、スピンの白の組み合わせも絶妙だ。夏になタ書で買ったもの。

ごはんを食べて、すぐ近くの某所へ出張買取の見積り。文学関係の単行本が中心。見積を済ませ一旦帰るが、時間もあるのでタクシーを使って引き取りまでやることに。最近ほぼ毎日、しかもけっこうな量の買取がある。ジャンルも幅広い。売れてくれ。

開店。ひたすら品出しと本の整理を進める。休憩中、野菜のオイスターソース炒めを作る。

翌日はペーパートークなのに、まったく印刷物を作っていないし、アイディアもわかない。仕方がないので「ドカベン100連発」(ドカベン〇〇編、をたくさん考える大喜利)をやる。つまらなくても汚点になっても、作らないよりまし。

バイト行って、帰りにコンビニでお酒のつまみを買う。明太マヨかにかま130円、それと10円のカルパスを3つ。麦茶割りおいしい。


09日

朝8時起き。
まどとモーニングに行く。まどは明日色彩検定の試験で、色見本を切り貼りして勉強している。絵の展覧会や、SNSについてなどいろいろ話す。まどが「Twitterは会話っていうよりもただの音って感じがする」と言っていたのが印象的。お互いに時間の余裕がある程度ないと、こういう取り留めのない会話のための時間をとるのは難しい。できれば週に一度、2時間くらいはこういう時間が取れたら良いなと思う。

戻って、本の整理やペーパートークの準備、弁当の用意など。開店して品出しを進める。

「良い移民」などの本を編集されている太田さんが来てくれる。ご購入されたカナダの移民についての本、なんと「この本に載ってる街に行ったことがあるんです」とのこと。すごい偶然だ。日本のイクラ産業の話を少し聞く。

ゆきのちゃんが、夏葉社の島田さんと一緒にやってくる。島田さんが来られるというのは聞いていたので、この日は緊張していた。夏葉社から出ている、尾形亀之助/松本竣介の「美しい街」は本当に好きな本。好きすぎるので、島田さんに対しても気持ちが前のめりになってしまうが、なんとか抑える。詩集「くもり」「信号機」を渡せた。
昨日まで佐渡に行っていたというゆきのちゃんが、「太宰治に「佐渡」っていう小説があって、すごく良いんですよ」と教えてくれた。読まなければ。最近木山捷平や井伏鱒二が太宰について書いた文章を読んで、本当に太宰は周りから愛されていたんだなあと、気になっていたところ。

韓国で出版をされているという方がご来店。日本語も堪能で、萩原朔太郎の翻訳をされたそう。世界各国の近代文学を韓国で出版されているとのこと。お互いの国の状況についても少し話す。ちょうど島田さんもいる時だったので、自分も知り合ったばかりだけど、ご紹介した。

ペーパートークは今回8名参加、10種類の印刷物が集まった。前回よりは少なかったけど、次回は年明けの開催ということもあるし、また増えそうな気がする。隔月ペースは「今回は間に合わなかったけど、次は出そう」とか、計画が立てやすくて良い。
閉店後、印刷物を出してくれた樺山さんと全さんと店でいろんなことを話す。香川で展覧会の企画をやっていくには、という話など。全さんはここ最近大阪や松山など遠方の古本市にも足を伸ばしたらしく、その話も聞く。
「ドカベン100連発」はただの大喜利なのに、「Twitterで見て気になってたんですよ」と言ってくれる人がけっこう多く、恐縮する。次はもっときちんとしたものを出したい。良く言えば、こういう間に合わせみたいな印刷物も集まってしまうのがペーパートークの面白さと、言おうと思えば言える。

今日はなんだかとてもいろんな話をした。太田さんや島田さんとももっと話したいことがあったけど、時間が足りなかった。

片付けは明日にして寝ます。

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