2021年5月10日月曜日

売っては買って(2021年05月10日)

09日夜

店で帳簿付けなどをしていたら、いつの間にか22時前になっていた。閉店後、風呂に入る。まどが翌日のおかずを作ってくれている。畦地梅太郎「山の出べそ」読み終えて寝る。


10日

8時起き。朝ごはんはパン。コピー本を作るため、スケッチブックの良く描けた絵にふせんを貼っていく。昨日買い取った雑誌と、おととい虫干しした古書の整理。外出。駐輪場に自転車がなかったので、もしやと思いこないだ行った喫茶店に行ってみたら、あった。公園に行き、小島信夫「暮坂」読み進める。94年の短編集。最初に収められた「羽衣」では、書かれていることがいつ起きたことなのか判然としないような文章が続く。

「Uの話になるのを、私は気にしているが、彼は私にいちど美保の松原で『羽衣』の薪能をみに行こうといっている。でなくて、二、三年前に既にみに行ったのだ。私がこうしてこの小説を書いているこの時点よりちょっと前で、このことは、Sに内緒にしておかなくてはなるまい、と思ってきている。」

スーパーに寄って帰る。開店。お客さんはそこそこ。観光客らしき人はさすがにほとんどいない。昨日雑誌を持ってきてくださった方がいらっしゃって、今日も段ボール4箱ほど追加。まだまだあるそうだ。さらに店頭買取も1件。文学、デザイン関係など。この日は先週買い取った古書を中心に品出し。固有名詞なんかを調べながらやるので時間がかかる。均一本も出す。油断するとすぐに棚に隙間ができてしまう。先月に出した和田邦坊の木版画が売れた。閉店後も1時間ほど作業、雑誌の査定進める。

今日はこれから本を読んで絵を描く。明日は定休日だけど、朝10時に近所のお宅へ出張買取。他にもスケッチブックのコピー本を作ったり、買い物に行ったり、新しい什器のための図面を書いたり、やることがたくさんある。

0 件のコメント:

コメントを投稿