2020年10月10日土曜日

2020年10月08~10日

07日夜

まどと一緒にベンさんの店に行く。ラムのジンジャー割とスモークウィンナー。隣に座った方が偶然仏生山のへちま文庫の方で、いろいろお話した。展覧会のチラシを置いてもらう。


08日

朝7時半起き。料理。卵焼きとキャベツの浅漬けを作る。胃の調子がよくないので朝ごはんはヨーグルトのみ。まどと一緒に外出し、喫茶店へ。木山捷平「大陸の細道」読み始める。100均に寄って帰宅。久しぶりに大きめのスケッチブックにインクで絵を描いてみる。うまくいかず。

開店。雨。お客さんは少ない。台風が一番接近するのはどうやら明日のようで、展覧会初日のあさっての天気は雨のち曇りとなっている。早いとこ過ぎ去ってほしい。店頭買取1件。

今から10年前の2010年ごろは、自分が今までやってきたことをやたらと説明しようとしていた。やりたいことがなんとなくつかめてきた時期だった。その後、自分で説明するのはなんだかかっこ悪い気がして、展覧会の時にプロフィール文だとか自分について書いてもらった本だとかを会場に置くことはほとんどしていない。今回は高松へ越してからやってきた中でも一番良い展示になりそうな気がするし、ここでもう一度振り返ってみるのも良いかな…と思って文章を書き始めたら、いろんなことを思い出しすぎて気持ち悪くなってしまった。東京と高松という場所の違いを過剰に意識してしまいそうにもなる(そういうのは、意識したところで面白い発想が生まれることが少ない)。今やっていることに集中しよう。

23時頃まで展覧会に出す作品リストを作り、早めに寝る。


09日

朝7時半に起きる。外は雨。ごはんを食べて搬入の準備。今までの展覧会や参加したイベントのチラシもあったので、箱に入れて、会場に置くことにする。気持ちが落ち着かず、少し作業をしては休んでの繰り返し。昼はうどん。

雨の中、台車で2往復して絵や木材を運び込む(搬出は茎のめぐさんが車を出してくれることになった)。大きな窓のところに木材であみだくじ状の格子を作り、絵の展示できるスペースを増やす。持って行った30枚のキャンバスは全て展示できた。天井からテグスでドローイングのコピー本もぶら下げて、19時半頃に作業終了。仕事を終えたまどもやってきた。

めぐさんに、近くのTempelというお店に連れて行ってもらう。店主さんが、屋島でひだまりカフェというお店をやっていた方だった。屋島西町に住んでいた時にモーニングをよく食べに行っていたお店だ。めぐさんと以前からお知り合いだったらしい。偶然の再会に驚く。鮭のムニエルや生春巻きなどの定食おいしい。

帰って芳名帳のデータを作る。シャワーを浴びてすぐに寝た。


10日

朝8時起き。「大陸の細道」続き読む。まどと喫茶店でモーニング。戻って掃除と洗濯。

まどに店番を頼んで、茎に行って展示を微調整する。また今日も昼ごはんはうどん。展覧会にどんどんお客さんが来てくれてありがたい。ドローイングのコピー本が湿度と重力でへたっていたので、黒い厚紙で表紙を作って補強する。

店番を交代。店頭買取1件。映画関係、マンガなど。発送準備を進める。少し品出し。閉店間際に友達が来てくれて、個展の感想を聞かせてくれる。とてもうれしい。この日は早くも絵が2枚売れた。すごいな。香川でも個展を年に一回くらいのペースでやれたらいいなと思う。作品が変化していく様子を継続的に見てもらいたい。

今回の個展で出している絵は全て今年に描いたもので、白地にいろんな線や色や形を散らした絵が多い。下書きの鉛筆の線だとか、塗りつぶそうとして途中でめんどくさくてやめたとか、修正しようと白く塗ったけどうっすらと下に透けているとか、そういった本来なら排除する部分をどんどん取り込んでいこうという姿勢で取り組んだ。それを繰り返していると、失敗と成功の垣根が曖昧になっていって、一筆一筆の全てがOKな感じになってくる。いくらでも続けられそうな気がしてくるけど、それでも「完成」が突然やってくるのが、なんだか不思議だ。

今日は疲れたので、ゆっくり風呂に入って本を読む。

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