2024年7月17日水曜日

いろんな動き(2024年07月15~17日)

14日(日)夜

1時間弱、帳簿付けなどで残業。お客さん来て少し売れる。作業部屋へ行き、齋藤なずな『ぼっち死の館』読む。絵の続きも少し。帰宅。シャワーを浴びて、『ぼっち死の館』読み終える。素晴らしかった。


15日(月・祝)

朝7時に起きる。あまり深く眠れず朝方に何度も起きてしまったけど、二度寝せずそのまま起床。朝ごはんを食べながら、黒澤明『蜘蛛巣城』見る。槍で刺す瞬間は映さず、生首を巻いた布は取られない。三船敏郎も山田五十鈴も表情に狂気がみなぎっている。ラストの動く森と弓矢の迫力。

まどが起きてきて、お弁当を用意して外出。喫茶店に入り、ジョージ・クブラー『時のかたち』続き読む。車だとやっぱり旅行気分はいまいち味わえない、やっぱり電車かバスがいい、などと話す。

開店。品出し、アルバイト用の本の準備など進めていく。夕方に、2月の『休みの集い』にも出店してもらった福岡のタイキさん(R.a.k.u.e.N.)と彌永さんが来店。京都まで倉俣史朗展を見に行ったそうで、その帰りらしい。こないだがふの長谷川さんと会ったことなど、いろいろお話。タイキさんの古物話はいつも元気が出る。福岡に行きたい気持ちがより強まった。今年中に行けるだろうか。彌永さんのオリジナルキャラ『かきもちくん』のLINEスタンプを購入。

閉店後、また絵の続き。まずまず良い具合に進む。少し読書、帰って風呂。


16日(火)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べながらジャン・ユスターシュ『ママと娼婦』見る。3時間40分もあり、定休日でもないとなかなか見れない長い映画。途中掃除や食事を挟みながら見た。退廃的な3人のやり取りが続く。時折挟まれる音楽にも惹き込まれる。ラスト良かった。

映画を見終えて、読書。『時のかたち』読み終える。「あ、ここはなんかわかるぞ」と思ったらそれもひゅっとすぐに逃げていくようで、なかなか読むのに苦労した。本文中、芸術の展開をとらえるために用いられるわかりやすい尺度として「ある芸術家の一生」が何度か挙げられる。著者はこの本の中で、その人間本位(資本主義的、とも言えるか?)の時間軸から一旦離れて、ある造形の中に含まれる影響関係や展開それ自体(本文中ではシークエンスという語が用いられる)を、通常の時間軸に代わって芸術をとらえるための尺度として用いよう、と働きかけているように感じた。うーん、こんな理解で合っているだろうか。

「ひとりの画家の作品において私たちがそれをつかまえたかと思うと、それはいつも画家の先駆者や後継者による遠くの作品群の背景へ溶け込んでしまう。それはひとりの画家が単独で描いた作品においてさえ同様である。だから逆に、その人物のいかなる一枚の絵であれ、その画家の青年期と老年期、ひいてはその人物の師や弟子たちの作品をも見透かすような、潜在力ある化石となる。」(p248)

外出。銀行でお金を降ろし、国保の支払い。こんな高かったっけか。作業部屋に行き、絵の続き。良い具合に進む。

帰宅。まどの料理の手伝い。この日は枝豆の和え物、牛肉とごぼうの炒め、野菜の揚げびたし。どれもおいしい。お腹いっぱい食べて、まどに髪を切ってもらう。シャワー。再び外出。涼しくて、夜の散歩にちょうどいい。

再び絵の続き。The Exoticsの7インチを聴く。なぜか変名になっているが、曲はTake Rodriguezのもの。レーベルもSonic PlateではなくTenguとなっている。『マンボティンバルンバ』を33回転で聴けるのがうれしい。いろいろいじって絵は無事に完成。次やるべきアイディアも浮かんだ。

帰宅。小島信夫『変幻自在の人間』続き少し読んで寝る。


17日(水)

朝7時半頃に起きる。この日は9時過ぎから胃がん検診のため朝食はその後になる。出発の時間まで1時間半ほど読書。検診は待ち時間が多く、その間もずっと本を読んでいた。バリウムを飲むのはかなり久々。周りはお年寄りの人ばかりだった。『変幻自在の人間』読み終える。

帰宅。遅めの朝食をとり、麦茶をたくさん飲む。水木しげる『貸本版 河童の三平』1巻読み始める。水中の描写、この季節に読むと涼しげでいいな。

開店。この日はネット出品していた商品に動きがあり、発送件数が多かった。どんどん発送準備を進める。店頭買取1件。愛媛より郵送買取の紙ものも届く。高校生の女の子2人組がいろんな場所にある本を手にとっては「ほら見てこれ!すごい!」と言っているが、何の本のことを言っているのか見えず、とても気になった。工芸高校の子たちが久しぶりにフリーペーパー『F』を持ってきてくれる。山川冬樹さんのインタビューが載った号もある。後で読もう。

姫路のあまかわ文庫さんが、姫路駅前に9月移転オープンされるとのこと。おざきさんからは古本屋一本でいけたらという話を以前も聞いていたけど、いよいよか。楽しみ。

今日もこれから絵をやる。

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