2021年12月15日水曜日

今治(2021年12月14~15日)

13日(月)夜

まどに誘ってもらい、久しぶりに時宅へ行きホットレモネードを飲む。皮の苦みが効いてておいしい。本の発送をして、シャワー浴びる。まどの明日の弁当用に親子丼を作る。ベッドに入り、ヴァルター・グロピウス「建築はどうあるべきか」少し読んで寝る。


14日(火)

朝7時前に起きる。この日は定休日で、18きっぷで今治まで旅行。朝ごはんを食べて、洗い物をして出発。港の朝焼けがきれいだったので写真を撮る。

電車は観音寺と伊予西条で乗り換え、今治までは3時間と少し。松山までも18きっぷで2回ほど行ったので、車窓からの風景にも見覚えが出てきた。山並みが紅葉できれい。「建築はどうあるべきか」読み終える。訳者解説が批判的な視点も併せ持ったもので面白かった。川野里子「幻想の重量 葛原妙子の戦後短歌」読み始める。戦後歌壇におけるフェミニズム史と読める部分もあり、とても読み応えのある内容。

11時頃、今治に着く。お腹が減ってきたけどとりあえず今治市役所へ。丹下健三建築が3つほど固まっているのでまずは外から見学。そのうちの一つ、今治市民会館は中を見学させてもらうことができた。階段のつくりが少し香川県庁舎と似ている。

少し歩き、karmaというカレー屋さんへ。看板がなく、一瞬どこかわからなかったけど、無事に到着。マトンカレーをいただく。さらさらで、ほどよい辛さでおいしい。店内のラジカセからは最初ラジオの国会中継が流れていて、途中からはクリームが流れてかっこよかった。

近くの純喫茶不二家へ行く。店内外にたくさん植物の鉢植えが置かれ、装飾も多くかわいい店内。手入れされていて清潔感が保たれている。アイスカフェオレを飲みながら読書。窓辺の席からは川が見える。有線からジャズアレンジのクリスマスソングが流れている。出て、少し港のあたりを散歩。まどにロケハンを頼まれていたので、写真を撮る。港のあたりには「早朝喫茶」という喫茶店が多い。漁業関係者向けだろうか。あいにく閉業済みのお店が多い。

また喫茶店。モードリンというお店に行く。コーヒーを飲んでいると、近くのおばあさんが「最近牡蠣がおいしいね」「炊き込みご飯にすると出汁がよう出るね」という話をしている。店を出ると猫が見送ってくれた。

街をぶらぶら散歩。おみやげを物色するが決めかねる。とんかつ屋、中華屋、餃子屋、パン屋など、おいしそうなお店が多い。途中、国の有形文化財に指定されている「今治ラヂウム温泉」を見る。大正期の建築で、三角屋根の温泉というのも珍しい。駅のほうに向かい、「ナニワサウナ」へ。男性専用。おかみさんが優しく利用方法を説明してくれた。サウナはとても暑く、外気浴はなし。休憩室はタダでマッサージチェアが使えて、なんと2段ベッドで仮眠もできる。本棚にあったいましろたかし/狩撫麻礼「タコポン」少しだけ読んで出る。

「JUG」というジャズ喫茶に行こうと思っていたが、まだ準備中のようだったので、近くの「マニアナ」へ。こちらもジャズ喫茶。店主の女性の方と常連のお客さんとで、今治や高松の話。今治は個性的なつくりの飲食店が多いと感じた。長い時間をかけて店の変化を常連さんも受け止めてきたんだろうな、と感じる店が多い。

旅の最後はマニアナの御主人も働いていたという「碧空」へ。ネットで調べると「純洋酒喫茶」とあり、しかも本格的な台湾料理や飲茶が食べられるとのことで気になっていた。入ってみるときらびやかな内装のお店。ビールを飲みながら小籠包、焼き餃子、ピータン、イカシューマイを食べる。どれもおいしい。おかみさんも楽しい方で居心地が良かった。1950年の創業とのこと。

駅の売店で、おみやげの天ぷらを買う。今治また来たい。帰りの電車の中でもずっと読書。久々にもりもり本を読むことができた。家に帰り、まどと話す。荷物を片付けて、少し絵を進めて寝た。


15日(水)

朝8時頃に起きる。ゴミ捨て。昨日買ったじゃこ天を焼いて、生姜醤油をつけて朝ごはん。おいしい。しばらくだらだら過ごして、ネット出品作業。前々から手をつけなければと思っていた大口のもの(80冊)をやる。少しキャンバス進める。

開店。発送準備、均一本の補充など進める。夜になってからだんだんお客さんが増えた。安岐さん来てくれていろいろ話す。

今日はこれから料理。

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