2021年11月6日土曜日

挨拶性(2021年11月04~06日)

03日夜

22時半まで帳簿付け、ブログ、チャイマサラなどいろいろ作業。本を出荷して23時。シャワー浴びて、葛原妙子歌集「雁之食」読み始める。12時半頃寝る。


04日

朝8時頃起きる。朝ごはん食べて、ネットで売れた全集を段ボール箱に梱包。80冊ほどあり、全部で4箱になった。郵便局で発送。銀行をまわり、レターパックなどを買い足す。ナルホドに行ってキャンバスとスケッチブックを買う。公園で30分ほど読書。100均でビニール袋買って帰る。

開店。昨日はお客さんがとても多かったが、今日は閑散としている。雷が鳴り雨が降り始めた。あきらめをつけて、品出しと査定を進める。

閉店後も査定を続ける。雨が降って寒くなった。22時頃終了し、やっと一息。風呂に入り、「雁之食」読み終えて寝る。


05日

朝8時頃起きる。料理。豚しゃぶすだちポン酢と根菜の煮物を作る。朝ごはん。外出して散髪。図書館へ行き本を返却。菊池寛記念館で石井桃子展を見る。

自転車をこいでいると、両手を縮めて両脇に投げ出すのと、左右の腿上げを交互に繰り返しながら歩いている男性がいた。パッと見で「運動中かな」と思ったけど、目的地へ早く着くための歩き方がこれだと本気で思っているかもしれないし、道行く人たちにこういう動きで挨拶をしているのかもしれない。挨拶なわけはないと思いつつ、街で信号待ちの時に屈伸し始める人を見たりするとなんとなく健康的な気分になるのは、気持ちよく挨拶ができた時と似た爽やかさがある。挨拶ではないけど「挨拶性」はある。

開店。昨日はお客さんが少なかったが、今日はそこそこ。観光客の人が増えて、店舗売上が上がってきている。品出し、ネット出品作業進める。宮脇さん来てくれて、明日からトキワ街のBRICで始まる写真展のチラシを持ってきてくれた。夜に平尾君来てくれていろいろ話す。

買取で入った丸山眞男「自己内対話」をめくっていたらこんな文章があった。
「自分の偏見(バイヤス)を大事にしよう。偏見を『客観性』や『法則』の名で非人格化する無責任さを警戒しよう。偏見を偏見としてみとめ、それを不断に吟味することを怠らなければ、思考の硬直が防がれるとともに、『とんぼがえり』的な、立場の急旋回にも陥らないだろう」

閉店後、スーパーでチューハイを買い、ロベール・ブレッソン「ブローニュの森の貴婦人たち」見る。明らかにお酒に弱くなっていることを痛感。


06日

朝8時頃に起きる。パンを買って朝ごはん。高松市から無料で受けられますと案内の来ていた「スマホdeドック」という簡易的な健康診断、申し込んで採血キットも届いたのでやってみる。自分で自分の指に針を刺して採血するのはなんだか気持ちが悪いし、手順を間違えたことに途中で気がついた。とにかく完了。返信用封筒にキットを入れる。

まどと外出。喫茶店へ行き、篠原資明「空海と日本思想」読み始める。香川に住み始めてだいぶ経つけど、空海のことはあまり詳しくない。出て、少し本屋を覗き、MOTIFにて今日から始まっている山崎由紀子さんの個展へ。山崎さんとは共通の友人が多く、東京にいた頃に何回か会ったことがある。昔の作品よりも、塗りのエッジが際立っている最近の作品のほうが好きだ。映像作品もあった。シンプルに「自分ももっと描かなければ」とやる気が出た。BRICにも寄り、写真展を見る。田中君の写真良かった。家に戻る。

東京にいた頃から紀行文や民俗学の本を読むのは好きだったけど、自分は読書で得た知識を作品のコンセプトに昇華するようなタイプではないので、その辺ズレがあった。今は読書で得た知識は商売の役に立っているので、うまいことバランスがとれている。

開店。品出し、ネット出品を進める。腹が痛い。昨日映画みながら明太子入りのかまぼこをたくさん食べたのが良くなかったのかもしれない。この日はまども品出しの作業を手伝ってくれた。夕方になって山崎さん来てくれる。東京の友人たちの近況を聞いたり、作品制作について話した。休憩中、買取で入った長新太「人間物語」を読み始める。ブラックユーモアたっぷり。

疲れがたまっているようなので、今日はゆっくりしようと思う。

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