2020年6月9日火曜日

2020年06月08~09日

07日夜

小山田浩子「庭」読み終え、いましろたかし「デメキング 完結版」読み始める。


08日

朝7時半に起きる。ほうれん草のおひたしを作る。
「デメキング」読み終える。浦沢直樹の解説も良かった。

今日も公園に行く。
自販機でジュースが100円で売られていたので買う。コンビニからエルビーの安い紙パックジュースが無くなってからもうずいぶん経つ。よくわからないアジアンテイストのがあったりして面白かったのにな。
ノートにマーカーで少し絵を描く。
尾崎翠「第七官界彷徨」読み始める。これは河出文庫版で、青木陵子さんの装画がかわいい。

開店。ネットで良く売れている。お客さんも戻ってきていて、うれしい。
東京・目白のブックギャラリーポポタムさんでYOMSMAGの販売が始まる。Twitterで内容を丁寧に紹介していただき、ありがたい。下北沢のBOOKSHOP LOVERさんからも取り扱いの依頼をいただく。

山下達郎と大滝詠一の新春放談がYouTubeにアップされていたので、聞く。ものすごく面白い。軽妙な語り口で近況を語り合ったと思ったら、いきなりはっと目の覚めるような批評が飛び出す。

閉店。スーパーに行って肉を買う。帰ってハイボール。やっぱり眠くなってしまった。シャワー浴びて、「第七官界彷徨」読み終えて寝る。


09日

朝7時に起きる。定休日。

ごはんを食べて早速外出。栗林公園に行く。ふらふらとくまなく歩きまわっていると、いつの間にか2時間弱ほど経っていた。いろんな松の木があってかっこいい。公園の中にある讃岐民藝館は、香川県に限らず日本全国の様々な民芸品や工芸品が展示されている。

久しぶりに上原屋へ行く。冷かけ小、ちくわ天、かぼちゃ天。かぼちゃ天が厚切りほくほくでおいしい。

市立図書館の菊池寛記念館で、「菊池寛とマスク」という企画展示を見る。今からおよそ100年前に流行したスペイン風邪を題材にして、菊池寛はいくつか小説を書いている。スペイン風邪には芥川龍之介や久米正雄も罹患していたらしい。

コピー用紙やスマートレターを買い、北浜alleyにあるカフェumieに行く。なんだか観光客みたいな過ごし方。アイスコーヒー飲む。

大山エンリコイサム「ストリートの美術」読み始める。この本の「ゼロ年代とライブペインティング」という章で、自分が2010~12年頃にやっていたライブペイントイベント「間欠泉」についての記述がある。初出は2012~13年にウェブで公開されていた連載記事。注釈には「間欠泉」の、いつどこでやって誰が参加していたかの記録も掲載されている。改めて読み返すと、10年前の自分はだいぶ「企画脳」だなと感じた。
以前、イベント中に起きた出来事を振り返りつつ、自分が「間欠泉」の何を面白いと感じていたのかについて考えたことがある。
こういった面白さは当時既に実感していたはずなのに、それを言葉にできていなかったのは、イベントという入れ物に意識が集中していたからだろうし、古本屋をやりつつ展覧会の予定もなしに絵を描いている今のほうが、なんだかよっぽど画家らしい気もする。
しかし「画家らしさ」も本当はどうでもいい。生きて湧いてきた疑問や興味からいろんなことを試してみて、それがどう展開していくのかを少し距離を置いたところから観察し、さらに楽しく生活するためのヒントを得たい。絵はその手段のうちの一つに過ぎない。
自分のやってきたことは、ある高みに向かって積み上げていこうとすればするほど、知らないうちにどこかで崩れて、それがさらにいつの間にか発芽して、思ってもみなかった角度から現在の自分に切り込んできたりする。そのことを忌避するのではなく楽しもう、という視点を与えてくれたのが小島信夫の「美濃」だった。「美濃」を読み終えたくらいのタイミングで、エンリコさんからこの本の連絡も来たのだった。
しかし2010年前後はいろんな人がやたらと集まったり戦ったりしていたなと思う。演出された「ガチさ」の中で自分なりの振る舞いを要請される空気は、本当に苦手だった。

帰宅。売れた本の発送準備。

今日はこれから、ベランダでの炭火焼肉に挑戦します。

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