2023年11月29日水曜日

駆け足日記(2023年11月25~29日)

24日(金)夜

閉店後、本の出荷。コンビニで切手を買い、レコ寄席のチラシも発送する。まどと合流、スーパーで買い物をして帰宅。

スーパーで買った安いピザを食べ、ウイスキーコークを飲みつつ、トビー・フーパ―「悪魔のいけにえ2」を見る。前作から12年後に作られた映画で、かなり雰囲気の異なったエンターテイメント作。セットへのお金のかかり方がすごいが、「一体何をやっているんだろう」ということばかりが起こり、しかも前作より汚さ暑苦しさが控えめで雰囲気がかなりゆるい。チェーンソーで一生懸命柱を切り続けるデニス・ホッパー…。


25日(土)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、そうじ。その後まどは洗濯をして自分は料理。青梗菜、にんじん、もやし、ひき肉のみそ炒め、卵焼きを作る。お弁当の用意。色川武大「狂人日記」と檜垣立哉「ベルクソンの哲学」を読んで感じたことをinstagramにまとめる。

外出。スーパーでみかんを買って作業部屋へ。新しいキャンバスに描き始める。出だしは順調。

開店。品出し、発送準備など進める。受託商品に関する連絡も。閉店後堀金君と打ち合わせのため、話し合うべきことをGoogleドキュメントでまとめる。店頭買取2軒。うち1件は岡山と香川の、主に戦前に発行された絵葉書の買取だった。郷土関連の紙ものの買取はひそかにずっと待ち望んでいたので、とてもうれしい。早速塩江温泉の絵葉書を品出し。収納袋の裏面には1941年に廃業した琴平電鉄塩江線がイラストで描かれている。戦前の旅館建築の図版がとてもいい。

閉店後、ルクスで堀金君と打ち合わせ。事前に紙にまとめておいたおかげで、いい具合に今後やるべきことが固まった。もう一杯頼んで、まいちゃんといろいろ話す。帰ってシャワーを浴びて寝た。


26日(日)

朝8時に起きる。ごはんを食べて、お弁当の用意。コーヒー飲んで「ベルクソンの哲学」続き。少しずつ読んでいく。

「現象学は、世界に対する特権的で超越論的な光源を現れの純粋性のために確保する。ところがベルクソンの哲学において、世界ははじめから純粋な光の場面であり、そこにどのように内在するのかが方法論上の問題になるのである。」(p26-27)

作業部屋へ行き、絵の続きをやる。昨日思いついたアイディアを試してみたらうまくいった。もうすぐで完成しそう。

開店。店頭買取1件。この日は集中して品出しを進めた。棚の隙間を埋めていかないといけない。夜におやつのカンデラの2人が来てくれて、いろいろ話す。

閉店後、集中して絵をやる。以前から進めていた小さなキャンバスが完成。一息ついてからまた別のキャンバスを進める。こちらも今のところうまくいきそうだ。最近はあれこれ考えながら時間をかけて進めていくことが多いが、逆に「えっ、これで終わり?」みたいな手数の少ない絵をどう作るかも考えてみたい。

帰宅。シャワーを浴びて、内堀弘「石神井書林目録」少し読んで寝る。


27日(月)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べて洗濯。コーヒー飲みながら「石神井」続き。

素人がつまらないプロになることは簡単なのだが、もっと面白い素人になっていくのは難しいことだ。」(p74)

お弁当を用意して外出。作業部屋で絵の続きをやる。順調に進む。

開店。昨日に引き続き品出しを進める。この日は若いお客さんが多かった。おしゃれな男の子3人組や、いつも1人で来てくれる高校生の女の子など、けっこう熱心に棚を見てくれる。夕方ごろに宮脇さんがzineに興味があるという香大の女の子を連れて来てくれる。写真をやっているそうだ。zineの話を少しして、まずは1冊買ってみたらどうですか?とダメ元でうながしてみたら、2冊買ってくれる。さらに長島有里枝「「僕ら」の「女の子写真」からわたしたちのガーリーフォトへ」、「写真分離派宣言」とかなり渋い本を買ってくれて驚いた。焚き付け過ぎただろうか?店としては香川の人の手に渡ってくれてありがたい気持ち。

まどと待ち合わせ、閉店後に半空へ。レコ寄席のチラシを暖さんへ渡す。来年に企画するイベント関係の連絡をする。とりあえず連絡すべき人には全員メッセージを送れた。その後時宅へ行く。最近料理研究家の方が時宅のことをSNSで書いていて、その文章がかなり拡散されていた。ウインナーをつまみに瓶ビール飲んで、ゆかちゃんやモモさんといろいろしゃべった。


28日(火)

朝8時に起きる。適当に支度をして南へ行き、モーニング。読書続き。まどはこの日男木島へマンガ資料用の写真を撮りに行くとのこと。自分も一緒に行く予定だったけど、絵を描いたり映画を見たかったりでやめにした。

南を出て別れ、散歩。ずんずん歩いて讃州堂さんへ行く。徒歩で行くのももう何回目かで、近く感じた。いろいろ見て2冊ほど購入。高松刑務所の塀のまわりをぐるっと歩いていき、福岡町にある「よしのや食堂」へ。ここは以前ネットで見かけて気になっていたお店。「大衆食堂」の大きなのれんに「めし しる」と書かれた立て看板。この外観だけでもそそられるものがある。入ると大きな炊飯器の前に若い店員さんが立っていて、元気よく挨拶してくれる。棚にある惣菜からアジフライと卵焼きのセット、まんばのけんちゃん(香川の郷土料理)を取って、味噌汁とごはんを頼んだ。お客さんは作業服姿の人やタクシーの運転手が多い。おかずはどれも程よい味付け。ごはんは中サイズでもかなりのボリュームがあり、ちょうどお腹いっぱいになった。ビールや日本酒もあり、飲もうと思えば朝から飲める。また近くに来ることがあったら寄ってみようと思う。

スマホに入れていた万歩計アプリのポイントがたまっていて、Tポイントに換える。ポイントを使ってビールを買い、店に戻ってアニエス・ヴァルダ「幸福(しあわせ)」見る。淡い色彩と細かいカット割りが印象的。最初はのんびりと楽しんでいたけど、話が進むにつれて「おいおい…」となっていく。見終えて、八百屋で買い物。

作業部屋でキャンバスの続きをやる。もう少しで完成するか。

帰宅。まどは島から帰ってきてクタクタの様子。サッポロ一番塩ラーメンをゆでて、鳴門わかめ、ほうれん草、もやしを乗せて食べる。途中でごま油を足してみる。わかめは2回ほど丁寧に洗ったはずだけど、どうもあまり塩気が抜けていなかったようで、しょっぱかった。残念。食べ終えて洗い物を済ませ、読書。「石神井」読み終える。YouTubeで期間限定公開されていた葛生賢「火の娘たち」見る。10分ほどの短い映画。

再び作業部屋へ行き、キャンバス続き。一旦完成かというところまでいくが、もう少し進めたほうが良くなりそう。明日以降またやることにする。


29日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて料理。にんじんとごぼうのきんぴら、ほうれん草ともやしのナムル、豚肉と玉ねぎのカレー炒めを作る。きんぴらに少しお酢を入れてみた。洗濯。

少し早めに家を出て店へ。階段などのそうじ。少し早めの開店。発送準備、品出し、均一本の補充、アルバイト用の本の準備など。受託商品が2種類到着する。店頭買取2件。うち1件のお支払は明日やることになった。

今日は友人の内田るんが東京から高松へ遊びに来ているので、これからまどと3人で飲む。

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