2023年11月8日水曜日

近所を楽しむ(2023年11月07~08日)

06日(月)夜

閉店後、本の出荷。お酒飲みつつ、黒沢清「蜘蛛の瞳」見る。「蛇の道」に続き哀川翔が新島という役名で出ているが、「蛇の道」とはかなり違う雰囲気の映画で、「ニンゲン合格」「カリスマ」などに近い作風だった。見終えてキャンバス進める。やっているうちにいい具合になり、完成までいった。1時過ぎに作業終了し帰宅。


07日(火)

朝8時に起きる。この日は女木島でデイキャンプをする予定だったけど、昨日の夜から雨が降って地面が濡れてそうだし、風も強いしで中止。近場で過ごすことにする。

近くのクラフトビールスタンド「とりかご」さんにて週に一度喫茶営業をされている方がいるとの情報をInstagramで見たので、行ってみようかとなる。到着するとちょうどゆかちゃんがいて、しばらくして竹森もやってきた。ホットコーヒーとはちみつトーストを食べる。おいしい。

瓦町駅からことでんに乗り、仏生山温泉へ向かう。温泉へ入っているうちにお昼時になりそうだったので、初めて「宮武うどん」に入ってみる。きれいにそうじされていることがわかる店内で、とても落ち着く。かけ大といそべ天。おいしい。麺の食感が独特だった。温泉はいつもより長めに入り、ロビーで小島信夫「ハッピネス」読み終える。近くのブックオフに寄ってみると、トーマス・ベルンハルトが2冊もあった。他にも良い感じの海外文学が何冊かあったが、今回はベルンハルト「昏乱」を選ぶ。ほか110円均一から川端康成「水晶幻想/禽獣」(講談社文芸文庫)、ちくま日本文学の織田作之助を購入。

商店街へと戻り、ドトールで少し休憩。片原町駅でアシュリーと待ち合わせ、3人で北浜プラトーへと歩く。アシュリーは最近CDをウォークマンで聞いているらしい。「俺はカセットとかも聞いてるよ」と言うと、驚いていた。彼女は自分より20歳ほど若いが、なんだかこういう違いが面白い。プラトーでは東京のひとり出版社「土曜社」のポップアップが開催されていて、本の購入はもちろんのこと、本の内容に関連したワークショップや展示も行われている。ちょうど「私のアルバイト放浪記」(傑作)の作者、鶴崎いづみさんも東京から来ていていろいろお話。鶴崎さんは土曜社で働いている。2階に安岐さんがいた。4人で近況報告などいろいろ。プラトーは公に告知している以外にもいろんな人が集まって交流が生まれているようだ。

出て、3人で近くの居酒屋「鳥源」へ行く。5年ぶりくらいに来たのでは。突き出しのおでん、骨付き鶏、タコぶつ、ポテサラ、あさりバター、オニオンスライスとたくさん食べて飲んだ。さらにライオン通りに入り、まどが家に戻って、アシュリーと「カンクン」で飲む。制作のこと、大阪での展覧会のことなどいろいろ話した。カンクンは店内もマスターの雰囲気もゆったりしていてとても好きだ。また来たい。

帰宅。アキ・カウリスマキ「真夜中の虹」見る。カウリスマキの映画は構造やテンポがけっこう似ていたりするけど安心して見れる。この日は23時ごろに早めに寝た。


08日(水)

朝8時前に起きる。外の空気が冷たい。朝ごはんはパン。柿も食べる。まどと一緒に料理。白菜の浅漬け、牛肉のにんにく醤油和え、根菜とインゲンの煮物を作る。洗濯、そうじ。篠田浩一郎「形象と文明 書くことの歴史」読み始める。序盤は他の本で読んだことのある気がするトピックが多いが、おさらいにいいと思って読み進める。

外出。店の近くにある八百屋へ行くと、物にもよるが野菜の値段はスーパーのおよそ半額だった。しばらくはここで買うようにしよう。店で少し在庫整理。

開店。発送準備など進める。この日はお客さんそこそこ多く、皆さんけっこう買っていってくれた。まどかさんが来て映画の話をし、大三君が来て香港へ行った話を聞き(香港とても面白そうだ)、栗金商店の2人が来て吉増剛造の話をしたり、友達といろんな話をしつつも作業もそれなりに進んで楽しい一日。

これから少し本を読んで、キャンバスの続き。

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