2021年10月29日金曜日

おしゃべり(2021年10年28~29日)

27日夜

まどが弁当のおかずを作ってくれていた。風呂に入って、絵を描く。描いているといろんな発見がある。読書。朝吹真理子「流跡」読み終える。巻末の堀江敏幸との対談も面白い。四方田犬彦が解説でオクタビオ・パスによるマルセル・デュシャン論「水はつねに複数形で書く」に触れている。続いて斎藤潤一郎「死都調布 ミステリーアメリカ」読み終える。トランプ政権やBLM、コロナ禍のことも出てきた。1時頃寝る。


28日

朝8時前に起きる。早速絵を描く。朝ごはん。1時間ほどそのまま絵を進める。文学関係の本のネット出品作業少し。

喫茶店に行き、本を読む。ミシェル・ビュトール「ミラノ通り」読み始める。一人称と三人称がどんどん切り替わり、「おしゃべり」のシーンでは会話文が錯綜して誰の言った言葉なのかが全然わからなくなる(シーンに入る前で「おしゃべり。」とわざわざ断っているのが演劇の台本のようで面白い)。解説を読むと主語が省かれていたりする部分が多いようだ。

開店。おとといくらいから暖かく、ちょうどいい散歩日和。家族連れのお客さんもいらっしゃり和やかな雰囲気。但馬さんが展覧会のチラシを持ってきてくれる。兵庫町にゲストハウスのコトマスさんが新しくギャラリーを始めるそうだ。かなり目立つ立地。ここ数年でギャラリーやアーティストランスペースが増えてきている。昨日品出しした1960年代末~70年代始め頃の「室内」、30冊ちょいまとめて購入したいとの連絡が入る。ほか長い付き合いの友人からも郵送買取の依頼があり、距離は離れていても人の温かさを感じた一日だった。

閉店後、料理。青菜のおひたし、鶏肉とキャベツとしめじの辛みそ炒め、クミン塩ポテトを作る。キャンバスを進めて寝た。


29日

朝8時前に起きる。ゴミ捨て。玄米を炊き忘れていて、急いで土鍋を火にかける。ごはんを食べて絵の続き。20号のキャンバスが一枚完成。未使用キャンバスのストックがなくなってきたので、以前描いた絵を改良するとか、他のやり方を考えよう。外出。本を出荷して公園に行き、敷物をひいて読書。公園には演劇サークルらしき人達が練習していたり、子供と保育士さんが遊んでいたり、遠くの選挙カーからくぐもったウグイス嬢の声が聞こえて来たり、市役所前でトランペットを吹いているおじさんがいたり(なんなんだ?)など、なんとなく今読んでいる「ミラノ通り」とも通じる雰囲気。スーパーと八百屋で買い出しして帰る。

開店。均一本を中心に品出し。半額セールはなかなか効果がある。今後も本がたまってきたらやってみよう。京都からシャイスケさんと小西さんという女性の方がご来店。タイガー立石展を見に来たとのこと。いろいろお話して、高松でおすすめのお店をいくつか伝える。兒島さん来て、物件探しの現状を聞く。この日はネットでもかなり動きがあり、セットものの雑誌などを2箱梱包。けっこう疲れた。

これから本の発送。明日は土曜日だけど臨時休業を取って、イサムノグチ庭園美術館と四国学院大学で行われる「マームとジプシー」の公演に行く。

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