2021年8月13日金曜日

蹴り、おじいさん(2021年08月12~13日)

11日夜

閉店後、本の出荷。帰って料理。エビチリ、オクラの梅おかか和え、煮物(にんじん、玉ねぎ、じゃが芋、いんげん)を作る。風呂。奥野克巳「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと」読み進める。少しだけ絵を進めて寝る。


12日

朝7時半に起きる。外は雨で、何日か続く模様。涼しいのは助かる。玄米を炊いて朝ごはんを食べる。

外出。涼しいので傘をさして公園を散歩する。雨に濡れている緑はざわざわしてていい。自分が公園に着いた時は傘がいらないくらいの小降りになっていて、木から落ちる雨だれの音がいろんな方向から聞こえてきて良かった。風が吹くと雨だれの音も大きくなって、木がたくさん水を蓄えていたことがわかる。うーん、森が見たい。

足を出して何かに力を加える。蹴る。蹴り慣れていないと体の軸がぶれて、蹴られたものにうまく力が伝わらない。慣れていない蹴りの距離の掴めてなさ、確信の持てなさからくる動きの震え。それらが力とは別の何かを伝える。力以外の抽象性が加わることで「蹴り」のあり方が広がる。

トキワ街に最近できた喫茶店に入り、本を読む。マーカーでスケッチブックに絵を描く。ジュンク堂で少し本を見て、オーバーズでシャツを一枚買って帰る。

開店。お客さんはそこそこ。けっこう買って行ってくれる方が多くうれしい。品出しをどんどん進める。一箱入れ替え。店頭買取1件。

閉店後、本を出荷してスーパーで買い物。まどがかき揚げを作ってくれていたので、小松菜のおひたしを作り、玄米の準備をする。ビールと冷奴をお供に溝口健二「雨月物語」見る。「ありがとうも~」読み終え、シャワー浴びて寝る。


13日

朝7時半に起きる。玄米を炊き、ゴミ捨て、朝ごはん。ムージル「三人の女・黒つぐみ」読み始める。

外出。TSUTAYAに行ってDVDを返して借りる。冬に買った灯油でためたTポイントが活きている。図書館へ行き、読みたい本の購入をリクエストしてみる。「現代詩手帖」に載っていた田野倉康一と小山登美夫の対談を読む。帰って食器を洗って片付ける。

河川敷で焚き火をしているといつもやってくるおじいさんがいて、「ベンサム読まなあかんで!大きいビジョン持っていかな!」という話をする。声が大きいし、こちらの話は聞かないし、毎回ほぼ同じ内容の話で、正直聞いているのがけっこうつらい。今日図書館に行ったらベンサムの本が目に入って「あっベンサムだ」と思った。その時すぐにあのおじいさんのことを思い出したはずだけど、思い出したおじいさんと、河川敷で会ったおじいさんとは違う。思い出したおじいさんは「ベンサムを教えてくれた人」で、大声でしゃべらないししつこくもない。

開店。今日も雨、お客さんはふつうくらい。大喜多さんが久しぶりに来てくれて、絵のことをいろいろ話す。工芸で同級だった子たちとマルテでグループ展をやるらしい。但馬さん来てくれて、長野のことを少し話す。

今日は本を読みつつ絵を描く。

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