2024年10月2日水曜日

インタビュー(2024年10月01~02日)

30日(月)夜

閉店後、帰宅。洗い物をしてシャワー。ブッツァーティ『ある愛』少し読み進めて寝る。


01日(火)

朝6時半に起きて、田中徳三『悪名』見る。若い頃の中村玉緒はなぜこんなに魅力的なのか。勝新との混浴シーンは見ているこっちが恥ずかしくなってくる。…と現を抜かしていたら、終盤の浪花千栄子の恐ろしさに背筋が伸びた。

まどが起きてきて、外出。郵便局で本の発送。この日からレターパックやスマートレターが大幅に値上げとなるので、不足料金分の切手を買う。南に入りモーニング。『ある愛』、岡崎武志『古本大全』続き読む。その後まどは病院での検診に行き、自分は店で切手貼り。

昼ご飯は瓦町駅近くのチャローさんでグリーンカレー。ショップカードも置いていただく。店主さんといろいろお話。タイも軍部が強い力を持っていて、町を歩くだけでもその雰囲気を感じるようだ。おやつのカンデラのあきちゃんと、美容室/カフェkruhのスタッフの方が偶然来られ、少しお話する。あきちゃんは最近アクセサリーなどハンドメイドでいろいろ作っている。相談されたので、業者の情報などを共有した。

くつわ堂に入る。お客さんのTさんにインタビュー。Tさんは1952年生まれで私の父親より歳上だけど、店を始めてから来てくれたお客さんで一番小説や映画の趣味が合う方で、吉田喜重やブレッソン、小島信夫やムージルなどの話をよくする。この日も60年代のテレビ時代劇や、天井桟敷で寺山修司に会った時のことなど、いろんな話を聞いた。Tさんは吉田喜重の『エロス+虐殺』を高校生の時に高松の映画館で見たそう。お客の入りは渋かったらしい。インタビューの内容は、フリーペーパーにまとめて『休みの集いVol.2』で行うPaper Talkに出す予定。早めに作業を進めておきたい。

Tさんと少し商店街を歩き、スーパーで買い物をして店へ。発送準備を進める。おかげさまでネット出品していたものがそこそこ売れている。

本を発送して帰宅。料理。豆腐とキャベツと長ネギの味噌汁、親子丼、かぼちゃの素焼き、小松菜のおひたしを作る。思ったより時間がかかった。まどと一緒の夕食も久しぶりだ。

加藤泰『阿片台地 地獄部隊突撃せよ』見る。タイトルがすごい。主演は安藤昇で、ヒロインはペギー藩という俳優。満州での日本軍の行いを風刺してはいるけど、「あれ?今なんかコマ飛ばなかった?」という妙な編集、セットとロケが交互に切り替わる橋のシーン、ペギー藩のカタコトなのに凝った言い回しを多用するセリフなど、いろんな種類の強引さが詰まった珍な映画だった。加藤泰ならではのローアングルも頻出するが、加藤自身は本作を失敗作と捉えていたようだ。人におすすめはできないけど、「変わったの見たなあ」という感慨はあった。

眠気が出てきたので、風呂に入って飛ばす。『ある愛』少し読み進めて寝た。


02日(水)

朝6時過ぎに起きる。朝ごはんを食べて読書。『ある愛』読み終える。途中までは「小悪魔的な少女の魅力に翻弄されるおじさんの話か…うーむ」と微妙な印象だったけど、ラストでその少女幻想が木端微塵に叩きのめされていて、良かった。いきなり読点も句読点も無しに書き連ねるなど、独特な文章のリズムはとても心地よい。

お弁当を用意して、早めの外出。店に行き、ネット出品して売れた商品の梱包。2個口でけっこう時間がかかる。郵便局へ行き発送。その後図書館へ。借りていたDVDや本を返却し、またデザイン関係の本など借りる。DVDも2本ほど借りた。

作業部屋へ行き、絵をやろうとするが、なかなかうまく切り替えできず。とりあえず新しい板パネルにマーカーで線を引いてみた。

開店。夕方ざっと雨が降ったりで不安定な天気だったものの、お客さんは思ったよりも来られた。店頭買取2件。セットコミックやDVDなど。創作折り紙の本など、珍しいものも入る。品出し、発送準備進める。発送忙しい。午前中に面倒な梱包のものを済ませておいて正解だった。

今日はこれからイラレ作業。

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