2021年7月4日日曜日

まんが(2021年07月03~04日)

02日夜

閉店後、ゆっくり風呂に入る。疲れたので什器の組み立ては明日にまわした。ベッドに横になり、本でも読もうと思ったけど気が乗らず、マンガにする。さくらももこ「コジコジ」読み始める。以前キャンバスを寄付していただいたIさんが「コジコジはね、良いんだよ~」とよく言っていたのを思い出す。コジコジは哲学的と取れることも、無意味でくだらないことも、残酷なこともなんの前触れもなく口に出すのがいい。思わず何度も笑ってしまう。まどが新しいマンガを描いた。まどから「少女マンガで読んだことあるのは何?」と聞かれて、そういえば萩尾望都の「半神」と岡田あーみんの「お父さんは心配性」くらいしか読んだことないかもしれないと気づいて、「ずいぶん違う二作だね…」となったことがモチーフになっている。


03日

朝8時に起きる。昨日大家さんからジャムなどをいただいたので、朝ごはんはパン。まどのマンガへの反響が大きい。生活の一コマを描いたマンガはなんだか明るい気分になる。自分一人でばかり店のことをやっていると多分固い印象になってしまうので、まどがこういう親しみやすいポップな感じをたまに出してくれるのはありがたい。

午前中は店の什器の組み立て。なんだか異常な蒸し暑さで、すぐエアコンをつける。なんとかできるところまでやれた。設置は翌日。スーパーへ買い物。なんだかお湯の中を歩いているみたいな気分。お昼はサラダうどん。外出、喫茶店でパウル・クレー「造形思考」読み進める。さすがにおっさんが一人喫茶店で「コジコジ」を読みながら笑いをこらえるのはためらわれた。

「『ヴァイオリンよりはむしろヴァイオリンについて』とは、目に見える外見よりも、その構造を、内的なものを、本質を、という意味である。」(上巻、p238)

ボールペンで2枚スケッチブックに描く。家に帰ってキャンバス少し進める。

まどと店番交代。品出しを進める。夜から雨。以前は気圧が低くなると頭が痛くなることが多かったけど、最近はお腹が痛くなる。夕ごはんはまどが作ってくれたポークソテー。

閉店後本の発送。まどが自分の作業場(といっても、今は買い取った本や雑誌がたくさん置かれている)の整理をしてくれている。まどは物の整理整頓が苦ではなく、むしろ楽しいようで、もりもりやってしまう。すごい。最初は自分の中の「物の住所」を変更されるのが嫌だったけど、もう片付けられるのにも慣れた。そんなことを言っている自分もこないだはリビングの天板の模様替えをしたし、生活への意識に影響を受けているなと感じる。シャワー浴びて本を読んで寝る。


04日

朝8時に起きる。暑くて体が動き出すのが遅い。朝ごはんはレタス、生ハム、チーズのサンドイッチ。おいしい。

まどと一緒に店の新しい什器の設置と、そこに置く商品の整理。入口にもどかどか物を置くのでエアコンつけず。暑い。zineを入れるのに使っていたウォールポケットもよく見るとけっこう汚れている。映画パンフレットや背表紙のない紙ものを置くコーナーも作る。省スペース、かつ見やすくなったのでは。午前中からハードな作業をやって二人とも疲れてしまったので、昼ごはんは一福でうどん。とり天にはいつも大根おろしを添えてから、レモンをしぼって醤油をかけて食べている。

開店。暑いせいかお客さんは少ない。発送準備進める。画家のはまぐちさくらこが来てくれて、いろいろ話す。一時期あまり絵を描いていなかったと聞いていたけど、最近はまた描けるようになったらしい。絵のことを最近の体調のように気軽に話せる友達がいるのはうれしい。本もたくさん買ってくれてありがたかった。午前中の作業でどかした本の整理をする。夏至が過ぎて、日が暮れるのが少し早くなった気がする。

今日はちょっとお酒でも飲みたい。キャンバスも進めたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿