2024年5月20日月曜日

2022年(2024年05月19~20日)

19日(日)

朝9時に起きる。夜は意外と寒く、毛布1枚しかかけていなかったせいか、嫌な夢を3回くらいに分けて見た。内容はあまり覚えていないけど、なんとなく嫌な感触だけが残る。

朝ごはんを食べて、食器の片づけ、お弁当の用意、洗濯。まどがコーヒー淹れてくれる。野矢茂樹『心と他者』続き。

「ある命題がある実践の枠組を成すということは、次の二つの条件を満たすこととして定義できる。すなわち、(1)その命題を疑ったのではその実践が成立しなくなり、しかも、(2)その命題はけっして実践に先立って検証された真理というわけではない。」(p44-45)

「事物の実在性は、基本的に、連関性によるチェックのようななんらかの検査の結果として検証されるべきものではない。それは到達すべき課題としてわれわれに与えられているのではなく、むしろ逆に、他のさまざまな課題がそこにおいて生きる場を形成しているのである。」(p48)

外出、店へ。2階に行き、そういえば在庫置き場用の本棚が作りかけだったことを思い出す。先週末のうちに作り終えたいと考えていたはずだ。

開店。晴れが続いていたけど、はっきりしない中の下といった天候にまた逆戻り。品出し、均一本補充など進める。徳島県より出張買取の依頼あり。しかし来週末から県外に出てしまうので、先方のスケジュールに合わせられるのか微妙なところかもしれない。愛知県のお客様より郵送買取の本が届く。査定して金額を連絡し、了承取れる。夜、先日たくさんの本を売っていただいたSさんがご来店。小説の話を少しする。

閉店後、本棚の組み立てを少し進める。途中で木材を切る必要があることがわかり、明日にまわす。本を発送して帰宅。

Werner Nekes"T-WO-MEN"見る。1972年の作品。全5章から成っており、以前見たものは1章のみの抜粋だったようだ。今回は5章全てを通して見た。女性2人の戯れを細かいカットアップやオーバーラップなどの手法を駆使して見せていく。手法の効果自体を見せるというよりは、より長い時間軸での展開というか、1本の映画としての面白さを重視しているように感じる。見終えた後は「良い映画を見たなあ…!」という感慨があった。いわゆる実験映画として語られる映画でこういう気分になったのは初めてかもしれない。80分あまりという尺にも、古典的な映画への意識を感じさせる。音楽もNekes自身が制作していて、とても良かった。


20日(月)

朝7時半に起きる。この日まどは病院で検診があるそうで早めの外出。自分も同じタイミングで出て、南でモーニング。晴れて気分が良い。アントニン・レーモンド『私と日本建築』読み始める。大正~昭和初期の日本のモダニズム建築の写真がたくさん掲載されていて、とても良い。スケッチブック1枚描く。

店に行き、本棚作り続き。棚2つほぼ完成。出店に使う木箱に本が入ったままだったのを、段ボール箱に詰め替える。

開店。平日だけどお客さんはそこそこいらっしゃる。やはり天気は重要らしい。均一本の補充、品出し、発送準備。均一本半額セールは継続中で、少なくとも今月いっぱいまではやろうと思っている。隣の田中さんよりお花と飴をいただく。店頭買取2件。明日の定休日にやるべきことを書き出す。思ったよりもたくさんあるな。あんまり悠長にしているヒマもなさそうだ。

この日は珍しく時宅、回さん、れんげさんと周りの居酒屋さん3店舗が揃ってお休みで、早いうちから通りが暗くなった。少し緊急事態宣言の時期を思い出した。

久しぶりに「緊急事態宣言」という言葉を打ったけど、本当に物々しい字面だなと改めて思う。あの時はそれが日常だったんだな。調べてみると最後の緊急事態宣言が解除されたのは2021年の9月末で、そこから少し経って2022年のはじめにまん延防止措置が取られている。2年と少ししか経っていないにも関わらずその日常が遠く思えていることもなんだか不思議だ。2022年は2月にロシアのウクライナ侵攻が始まり、7月には安倍首相が銃撃されて、なんだかどんよりした年だったなという記憶。自分の身辺でも燦庫がオープンしたり、iLの浜吉さんやサンリンシャの蓮井さんが県外へ引っ越したりして、いろんな変化を感じた。なんとなくこのあたりからタワマンの開発も本格化して(アニメイトや春風堂、MakeMerryさんが入っていた建物のあった区画が更地になったのが2021年の暮れ)、商店街の雰囲気が変わってきたような。

今日は早めに家に帰る。

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