2024年5月18日土曜日

出店に向けて(2024年05月17~18日)

16日(木)夜

閉店後、作業部屋に行き、大阪で買ったレコードを聞きながら来週末からの出店/旅行の行程を詰める。佐渡汽船のホームページを見ると、フェリーターミナルに行くまでにはいくつか間違えやすいポイントがあるらしい。乗り遅れないよう時間に余裕をもって行かないと。絵も少し進める。疲れているのでこの日は次にやる部分のマスキングだけ。

帰宅。野矢茂樹『心と他者』少し読んで寝る。


17日(金)

朝8時に起きる。最近まどが寝る時に白檀やラベンダーなどのお香を焚いてくれていて、眠りが深い。かなり助かっている。朝ごはんを食べて、井伏鱒二『釣師・釣場』続き読む。

野暮用を済ませ、作業部屋で絵の続き。昨日貼ったマスキングを全て無視してはがし、進めていく。なんだか完成したような気もするけど、一旦時間を置いてみる。

開店。昨日の強風は収まり(日本海上を台風のような雲の渦が通っていたようだ)、気温も上がってきた。この日は夕方あたりにパタリと客足が途絶えたものの、開店から数時間と夜はお客さんが多かった。店頭買取1件。千葉県と愛知県より郵送買取のご依頼が2件。郵送買取はどちらも以前ご依頼いただいたことのあるお客様からで、うれしい。橋本倫史さんがルヌガンガにて新刊『観光地ぶらり』の刊行記念トーク前に立ち寄ってくださったり、些末事研究の福田さんが新刊の納品がてら来てくれたり(最近庭に井戸を掘っているそうだ)、平尾君が来て突然天狗クイズ(嫌いな食べ物、好きな食べ物)を出し始めたりと、楽しい1日だった。

閉店時間をまわってからも作業。先日到着した、遠藤倫子さん制作の映画zine”ORGASM"を品出し。ORGASMは以前から遠藤さんのウェブショップ経由で何度か購入し、拝読していた。現在10号まで出ていて、テーマは各号ごとに異なるけれど、いずれもハードボイルドで切れ味の鋭い文章が載っていて、ソフト化されていない、あまり見る機会のないであろう作品でも想像を掻き立てられる。加藤華林さんによる趣向の凝らされたデザインも素敵だ。yomsのすぐそばには映画館もあるし、映画好きのお客さんに届けたい。

ORGASMをめくっていたら何か映画が見たくなり、ジャン・ヴィゴ『新学期・操行ゼロ』見る。1933年、40分ほどの短い作品。寄宿学校の子供たちが大人へ反乱を起こす話だけど、社会派なメッセージが込められているというよりは茶目っ気にあふれていて(しかし子どもたちの暴れっぷりはかなりのもの)、子供視点からの革命世界が描かれている。


18日(土)

朝7時半過ぎに起きる。シャワーを浴びて食器の片づけ、お弁当の準備。少し読書。まどと外出し、南でモーニング。『釣師・釣場』読み終える。まどは耳鼻科へ行き、自分は作業部屋へ。ちゃゆう君から貸してもらったダークアンビエント系のCDを聞きつつ、絵の続き。完成。少しずつでも進めていきたい。富山へ行くまでにもう1枚くらいできるだろうか。

高松から富山へ高速道路で向かうルートは何通りもあり、いずれも神戸あたりでいくつかのジャンクションを経由するようだ。どのルートを選ぼうか迷う。

開店。久々に好天が続いているためか、お客さんが多い。品出しをしつつ、25日の出店に向けて木箱を買い足したり、注意事項や搬入出の確認をする。ブースの位置を確認すると、うちは名古屋のON READINGさんと堀道広さんの似顔絵とに挟まれる位置にあるようだ。お客さんがたくさん来るであろうブースの間で閑古鳥となるわけにはいかない。力の入った選書で臨みたい。昨日福田さんから納品いただいた『些末事研究』Vol.9を棚に出す。先日上海から来てたくさん買ってくれたお客さん(本は郵送で送ったが無事に到着した模様)から連絡あり、またいくつか気になる本があるので通販したいとの依頼。お金のやり取りはPaypalでやることにして、画像を撮って送ったり、いろいろやり取り。お互い「これくらいなら分かるだろう」という程度のラフな英語でやり取りするのは楽しい。海外への発送にもこれを機に慣れたい。

閉店後、ルクスで行われているちゃゆう君の個展クロージングDJイベントに行く。たくさん若い人がいる。途中ふらふらしつつ(こういう時、自分の店が選択肢にあるのは良い)楽しんだ。小鉄君のDJがハートフルでなごんだ。

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