2023年1月15日日曜日

人間の動き(2023年01月13~15日)

12日(木)夜

22時半頃までzoom会議やり、その後在庫整理。シャワー浴びてキャンバスの続き。あと少しというところまできているのに、決め手が見つからない。1時頃までやって寝る。


13日(金)

朝8時起き。まどがゴミを捨ててくれた。ストレッチ。昨日左肩甲骨の下あたりが痛くなって久々に腕立て伏せなどやったら、一晩明けた今日筋肉痛になった。朝ごはんを食べ、昨日からの在庫整理続き。ひと段落してカレー作る。煮込んでいる間キャンバスの続き。外出。普段通らない細い路地に入ってみる。商店街の大きめの通り沿いはだいぶ開発されているが、車も入れないような細い通りの奥にあるところは古い物件(廃屋も多い)が取り残されていたりする。スーパーで梱包用の段ボールをもらって帰る。

開店。発送準備など進める。アルバイトの人に払った給料や、アルバイトを雇ったことで得た収入の額などをスプレッドシートに整理。支出(給料)と収入のバランスもちょうどいい塩梅で、ほっとした。三連休後のここ数日、お客さんは少ないもののけっこうな量を買ってくださるお客さんが1日に1人くらいいらっしゃる。ありがたいことだ。昨日届いた香山哲さんの「プロジェクト発酵記」を出す。

閉店後、ルクスへ行く。平尾君も来ていろいろ話す。新しく椅子やテーブルを買ってレイアウトを変えようと、平尾君コーディネートで選ぶ。まいちゃんは動くだろうか。帰って瀧口範子「行動主義 レム・コールハースドキュメント」続き読み、寝る。


14日(土)

朝8時頃に起きる。キャンバス続き。まどとモーニングへ行き、読書。来月東京へ行く予定を立てる。飛行機などを予約。国立近代美術館での大竹伸朗展見れそう。方々へ連絡をとる。今回はたくさんの人に会うことになりそうだ。

一旦家に帰り、八百屋へ行って、本を出荷。この日は前半まど店番。菜の花としめじとハムのパスタを作る。食べて、詩集の製本をやるつもりが、結局連絡関係とキャンバス作業で終了。

まどと店番交代。ネット出品作業、発送準備進める。ここ最近天気もぐずつきがちで、テンション上がらず。晩ごはんもあまり食べれなかった。しばらくだらだらしていたら気分いくらか回復。

閉店後、発送ついでにビール買って帰る。飲みながらHarry Pussy(昨年新しいコンピレーション盤が出ていたようでびっくり)、moreru、Xinlisupremeなど、ほとんどノイズみたいなロックを聞く。テンションも上がってきて、冊子製本作業。いいところまで進む。シャワー浴びて1時半頃に寝る。


15日(日)

朝7時半に起きる。ストレッチ。背中の痛み軽くなった。まどと高松駅まで歩き、プロントに入る。トーストとサラダを食べ、コーヒー飲みながら読書。「行動主義」読み終え、グレゴリー・ベイトソン「精神と自然」続き。

ブランディングというのは大嫌いだ。最もバカげたコンセプトだと思う。ブランディングというのは、アイデンティティーを特定の方法で位置付けるための知識が存在するという前提に立っている。けれど、そんな知識はないんだ。(「行動主義」p420)

ミース(※ミース・ファン・デル・ローエ)が、ユニバーサルな方法でデザインを確立しようとした人物だと見るのは、彼のほんの一部を理解したに過ぎない。彼の本当の姿はその奇妙さ、不思議さにあるんだ。ミースには不可思議やところがたくさんあるんだけれど、それがいつも編集されたアートとなって語られてしまう。そうしたことに対して敏感な人であってもそうとしか理解できないのは、彼の不思議さが非常に説明しにくいものだからなんだ。しかもミースは、自分の動機をまったく明らかにしない方法でものを書いていた。そこには、何か意図された大きなギャップが存在する。(「行動主義」p429)

意味を定めるものはコンテクストなのだからして、発生における諸々の指示に意味を宛てがうのも、やはり受容のコンテクストでしかない。あれを"鼻"と呼び、これを"手"と呼ぶとき、われわれは成長しつつある生物に働く発生の指示を(正しくもしくは誤って)引用している。(「精神と自然」p39)

久しぶりに読書の楽しみを味わって、スーパーと書店に寄って帰宅。まどの漫画が載ったコミックビーム、ルヌガンガさんが数冊入れてくれることに。

そういえば…と思って調べてみると、やはり昨日は開店記念日だった。店も丸6年が経ち、7年目に入ったことになる。古本屋専業になってからも3年が経った。去年ルヌガンガでトークをやった時にも言おうと思っていたのだけど、店が6年続いたとかトークイベントをやったら人がたくさん来てすごいとかではなくて、やはり店やイベントに足を運んだ人の動きがすごいのだと思う。お客さんの気まぐれな動きは予想がつかず、焦らされるが、それを長い時間かけて受け止めていくうち「他人は絶対に自分の思い通りにはならない」事実に逆に勇気づけられ、「人間こうでなくちゃなあ」と謎の元気がわいてくる。裏を返せば自分も他人の思い通りにはならない、ということだ。しかも自分をコントロールすることすらもままならない。考えてみればこれは当然のことだ。

開店。品出し、発送準備など進める。松山から螺旋の玉井さん来られ、お店や取り扱われていたzineのことなどいろいろお話する。夜には堀金君が来店。小説や映画の話など。楽しい。

今日はこれから冊子の製本続き。

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