2022年8月31日水曜日

ドイツ(2022年08月29~31日)

28日(日)夜

閉店後、本の出荷。ルクスに飲みに行ってまいちゃんと話す。海外旅行の話になり、17年ほど前にドイツへ行った時の話をする。50日ほど滞在して、毎日のように美術館に行き、美術館が休みの日は動物園に行ってスケッチをしていた。一人旅だったのでクラブやバーにはあまり行かなかった(今考えるともったいない)。美術館で一番印象に残っているのはベルリンのHamburger Bahnhof Museumで、広大な空間にヨーゼフ・ボイスの巨大な立体作品がたくさん展示されている間を縫って進んでいくと、突き当りにアンディ・ウォーホル作のボイスの巨大な肖像画が2枚あった。ああいう力の入った展覧会を見ると、芸術に対する日本との姿勢の違いを感じてしまう。もちろんソーセージもビールもおいしい。またいつかドイツに行きたい。

家に帰り、シャワーを浴びて絵を描く。1枚完成。リチャード・ブローティガン「愛のゆくえ」読み進め、寝る。


29日(月)

朝8時頃に起きる。まどと外出。パンを買って公園に行く。この日は涼しく、日陰であれば心地よく過ごせるちょうどいい気候。

この日は40歳の誕生日。30代後半はとても楽しかった。まだまだやりたいことがたくさんある。オールカラーの作品集も作ってみたいし、ドイツで個展もやってみたい(つては全くないが)。店もがんばりたい。絵に関しては「これでお金をもらいたい」とか「プロになりたい」とかは全くないけど、古本屋に関しては「絶対これで食べていきたい」とファイトがわいてくるのも、考えてみれば不思議だ。自分の作ったものではないから積極的になれるのだろうか。

まどはこの日アシスタント仕事なので先に帰宅。自分は公園のベンチに残って読書。家に帰って料理。小松菜のおひたし、きゅうりの梅おかか和え、ハマチの照り焼き、ポテトサラダを作る。読書続き。「愛のゆくえ」読み終える。

開店。お客さんは平日にしては多い。店頭買取2件、お預かり1件。発送準備、品出し、査定進める。

閉店後、本の出荷。家に帰り、吉田喜重「告白的女優論」見る。浅丘ルリ子が暗い部屋を行き来するシーンが良かった。シャワー浴びて12時半頃に寝る。


30日(火)

朝8時に起きる。ゴミ捨て。まどとモーニングへ。ピザトーストとアイスコーヒー。武田百合子「富士日記」中巻読み進める。

歩いて図書館へ行く。講談社文芸文庫の「建築文学傑作選」の解説を途中まで読む。編纂した青木淳による文章。「語りを終えなくては、過去と現在は一致しない。では、回想録のなかで、語りを終えるのはどの瞬間なのか。そして、なぜ語りを終えるのか。建築では、こんな芸当は、とてもできない」。建築のところに移動し、「フラジャイル・コンセプト」をめくる。序文から武満徹の話になって「慣例に盲目的に従うのではなく、生成しつづける音楽行為そのものを〈現実〉にしなければならない」という文章が出てきたり、杉戸洋との共同作業について書かれた「どこからが絵なのだろう、どこまでが絵なのだろう」という章があったりと、面白そうだ。

スーパーに寄って帰る。まどが料理をやってくれることになり、自分は板パネルの側面塗りの作業。後々でやると面倒なので早めにやっておく。カレーを食べ、次は来月17日のライブの練習。ジャンクのレコードプレーヤー2台とレコード、コンタクトマイク、BOSSのイコライザーなどを使う予定。コンタクトマイクをもう1つ作らないといけないかと思ったけど、なんとかなりそうで良かった。

せっかくの休みだしと、また喫茶店へ。谷口ジロー/久住昌之「孤独のグルメ」読み終える。初めて読んだ。主人公が自営業なのが意外。てっきり中間管理職のサラリーマンかと思っていた。sanbon radioで本屋プラグさんが「食の漫画というより街の漫画」と言っていたのを思い出した。

家に帰り、カレーそば。食べ終えて少し休む。店の作業に取り掛かるが、どうも調子が出ずやめにする。ベッドに寝転がって、本を読んだりだらだら。22時半頃に寝落ち。


31日(水)

朝8時頃に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。今日もまどが料理をやってくれることに。昨日やった側面塗り作業の続き。合間に少し読書。ダイソーに行き、発送用の資材を買う。帰ってまた塗り作業。ひと段落ついた。

開店。この日はひたすら査定やネット出品を進める。かなり進んだ。お客さんは多くなかったけれど、若いお客さんがファッション関係の高い本を買ってくれて助かった。最近お伺いしているのとまた別件で大口の出張買取が1件入りそう。宮脇さんが東京でやる個展のチラシを置きに来てくれる。自分のチラシもお願いする。閉店後も査定続き。1時間ほど残業して終了。

今日はこれから風呂に入って読書。

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