2023年5月19日金曜日

いろいろ日記(2023年05月16~19日)

15日(月)夜

閉店後、夜の街を少し散歩。南新町~トキワ新町~フェリー通りの間をジグザグに歩く。「お酒は絶対に飲まない」と心に決めながら歩くが、こんな時間にこの一帯を歩いたところで居酒屋に入るくらいしかやることはない。作業部屋へ戻る。製本作業を少し進め、キャンバスの続き。帰ってシャワーを浴びて寝る。


16日(火)

朝8時頃に起きる。まどがパンを買ってきてくれて、コーヒー飲みながら食べる。この日は定休日。山に登ろうかとか、温泉に行こうかとかいろいろ考えたが、あまり決めずにこの辺で過ごすことにする。スーパーで買い物して、ゴーヤチャンプル(カレー味)とトマト、きゅうり、レタスのサラダを作る。

外出。公園へ行き、スケッチブックを描く。最近ずっとボールペンで描くのを退屈に感じていたけど、この日はそこそこ楽しめた。ちょうど時間は昼ご飯どきで、近くの公務員の方だろうか、キャッチボールや輪投げのようなクリケットのようなゲームをしている人もいる。ナルホドで絵具を買い、レターパック買い、植田うどんで温玉肉ぶっかけの冷を食べる。急に気温が上がって熱くなった。南珈琲で読書。伊藤亜紗「ヴァレリー 精神と身体の哲学」続き読む。ルーツレコードでハワイアンのレコード1枚購入。

作業部屋へ。製本作業少しやり、キャンバス進める。この部屋は最上階で、他の部屋よりも段違いに暑くなる。仕方なくクーラーをつけた。スーパーでビールを買い、用意してきたお弁当で晩御飯。食べながら新藤兼人「裸の島」見る。瀬戸内海の、尾道から目と鼻の先にある島に自分たちだけで住んでいる家族の話。この島には実際60年代まで男性が1人住んでいたようだ。急な坂道を、水を入れた桶を背負いながらしんどそうに歩くシーンが繰り返される。ストーリーは驚くほど簡潔で、セリフもない映画だけど、これで90分見させてしまうのがすごい。見終えて、絵の続き。急に熱くなると眠くなる。なんとか完成。

帰宅。明日の弁当用のおかずが少なかったので、ウインナーを焼き、にんじんのマスタードシード炒めを作った。


17日(水)

朝7時半に起きる。昨日の食パンがまだ余っていたので、朝ごはんはこの日もパン。お弁当の用意。この日も暑い。

外出。9時に皮膚科を予約していたはずが、9時45分だったことがわかる。最近こういうことが多い。早い時間に勘違いしていただけましかもしれないが。仕方なく、丸亀町のマクドナルドで時間をつぶす。初めて来たけどこの時間はうるさくもなく、けっこう良いかもしれない。皮膚科は経過良好ということですぐに終了。きむら、八百屋、ダイソーで買い物。店入り口近くのドアにかぶせている布を留めるフックがおととい取れてしまったので、直す。製本作業続き。ルヌガンガへ行く。コミックビームをたくさん入れていただきありがたい。注文していたグレゴリー・ベイトソン「精神の生態学へ」上、アーヴィング・ゴフマン「日常生活における自己呈示」購入。

開店。キャンバスが1枚完成した翌日は気持ちの張りも違う。発送準備、品出しなど進める。ネット出品していた本がたくさん動いて、ずっと梱包をやっていた。夜は査定。閉店後、スーパーで半額になっていた巻き寿司とアイスを買って食べ、勢いでこの日は2時間残業。さすがに疲れたけど、けっこう進んだ。帰って風呂。少し本を読んで、1時過ぎにベッドへ。タオルケット1枚だけかけて寝た。


18日(木)

朝9時に起きる。寝すぎた。朝ごはんを食べ、読書。「ヴァレリー」読み終える。

「錯綜体が、間接的で偽りの仕方でしか知覚されず、そのものとしてその総体を認識できないのは、無意識や下意識のように、それが意識のおよばないところにあるからではない。それはたんに、錯綜体が「ひとりの人間の潜在的な可能性の総体」という超(非)時間的な概念だからである。」(p258)

「「正常と健康は、道具的な特性」であって、この成功による沈黙が身体の道具化であることは言うまでもない。言語によるそれにせよ、それ以外のものにせよ、詩があらわれるのは、「事物の自然な流れ」が断ち切られるところである。そしてこの断ち切りによってのみ、「私たちが持つ潜在的なものの総体」としての錯綜体への接近は可能になる。「成功していたら行為のなかで存在しないままにされていたであろうさまざまな錯綜体を燃え上がらせる」のは「抵抗」「失敗」「我慢できなさ」といったものなのである。」(p264)

お弁当を用意して出勤。なんとなくコーラを買う。レジ内やバックヤードにたまった在庫の整理。

開店。昨日の帳簿付け、発送準備など進める。新しいアルバイトのMさんが来て作業を進めてくれる。店頭買取2件。査定終了し、金額をお伝えする。この日は若いお客さんがけっこう買ってくれてうれしかった。大学でこういう方面の研究をしているのかな、という方もちらほら。

閉店後、時宅でminamoの2人と但馬さんとまどと5人でごはんを食べる。近況と、マンガやアニメの話。自分はそれほどしゃべらなかったけど、みんなが話しているのを聞いているのが楽しかった。時宅には高級な紅茶の茶葉が何種類もあり、試しに香りを嗅がせてもらった。濃厚なバニラっぽい香りやライチっぽい香りなど、いろんな種類があって楽しい。帰ったら洗濯物が雨に濡れていた。


19日(金)

朝7時半に起きる。雨。保坂和志「残響」読み始める。朝ごはん、コーヒー。ヒロシのソロキャンプ動画久しぶりに見る。ヒロシけっこう雨に降られている。外出。スーパーでミックスナッツ買う。作業部屋で製本作業続き。

開店。昨日の査定金額了承とれる。なんとなくぼーっとしてしまう。在庫整理、均一本の補充、発送準備、一箱の入れ替えなど。夜は「とじ太くん」を使って冊子の糊付け作業。雨だしこのまま静かに終了かなと思っていると、観光らしきお客さんが立て続けにいらっしゃり、売り上げが伸びた。ありがたい。週末にも期待したい。

7月に東京へ行く予定。マティス展の他にもいくつか行きたい展示がある。飛行機を予約した。

今日はこれから映画を見たい。

2023年5月15日月曜日

おすすめ(2023年05月14~15日)

13日(土)夜

閉店後、本を出荷し、燦庫にて行われていたナイトマーケットへ行く。DJやライブあり、古着に古本あり、食べ物飲み物ありのゆったりしたイベントでとても良かった。いろんな人が行き交っていて、その中でぼーっとしているだけで自分もほぐれてくる。東京から高松へ戻ってきたさえちゃんがいて、久しぶりに話す。しゅう君と農業の話。今はブドウが忙しいようで、枝の伸びる向きをこまめに矯正する?作業をしているとのこと。ビール1杯だけ飲んで帰る。

家で岡本喜八「ああ爆弾」見る。原作はコーネル・ウールリッチ「万年筆」で、意外な感じ。頭からラストまで圧倒的なテンポの良さで突き抜ける和製ミュージカル映画。狂言のような節回しと動きも多用されていて、それを伊藤雄之助がやるので余計に迫力がある。元気出た。


14日(日)

朝7時半に起きる。シャワー、朝ごはん、洗濯、そうじ。コーヒー飲みながらスケッチブックに絵を描き、伊藤亜紗「ヴァレリー 芸術と身体の哲学」続き読む。スーパーに寄って作業部屋へ行き、キャンバスを少し進める。まどはこの日玉藻公園にて行われるTAMAMO MUSIC FESへ。

開店。雨の予報だったけれど午後から天気は回復。査定、品出しなど進める。まどの新作が掲載されたコミックビーム最新号届く。夜、この春から直島で働き始めたという女性がご来店。長田弘や内藤礼がお好きらしく、おすすめの本はありますかと聞かれ、いろいろ本を出して見てもらう。八木重吉をすすめたかったけど生憎在庫がなかった。ワーズワース、北條民雄、吉田篤弘をお買い上げいただく。最終的に良い組み合わせになったなと思う。自分もそれなりに古本屋らしいことをやれているかもしれない、と思えた。

閉店後、お酒は飲まずに冊子の製本作業を途中まで進め、キャンバスの続き。帰宅途中に4匹くらいの猫の群れを見る。それぞれ柄は違うが、仲は良さそう。この辺は野良猫が多い。餌をやっている人もそこそこ見かけるが、あんまり増えすぎたら良くないしやめておいたほうがいいのでは。


15日(月)

朝9時に起きる。寝すぎた。朝ごはんを食べてコーヒー。6月の個展が終わった後、東京へマティス展などを見に行こうかと思っていて、計画を練る。シネマヴェーラでの吉田喜重追悼特集とマティス展とはまた別の見に行きたい展示が時期が微妙にずれていることがわかり、迷う。

いつの間にか11時を過ぎてしまい、焦ってお弁当を用意して店へと向かう。なんとなく気分を変えたくなり不二書店さんへ。阪田寛夫「天山」安かったので買う。本も最近あまり読めていない。電車旅でもして1日で3冊くらい読んでしまいたい。

開店。郵送買取の件でやり取りしていた広島のお客様より電話。見積もり依頼時よりも買取希望の本が増えたとのことで、お話を聞いているうちになんと店舗まで持ってきていただけることになる。だいぶ距離があるがいいのだろうか。この日はずっと査定と、アルバイト用の本の準備。均一本の補充も少し。近所をよくうろついている猫が店の入り口までやってくる。夜、ルヌガンガの中村さん来てくれていろいろお話。いい本入ってきてますよね、と言っていただきうれしい気持ちになる。

閉店後も一人でじっくり読書できるお店が近場にあるといいなと思う。半空は2、3人でじっくり話をする時に行きたい感じだ。安い居酒屋のカウンターは寂しい気持ちになりそう。なかなか難しい。

今日は少し製本作業を進めて、あとはじっくり絵を描きたい。

2023年5月13日土曜日

晴れたり曇ったり(2023年05月11~13日)

10日(水)夜

22時過ぎまで諸々作業をする。閉店、本の発送。ルクスに行く。ちょうど平尾君とivoryさんもいて、話しているとみんな次に向かっていろいろ動いているようで、元気が出た。帰るともう12時前。藤井基二「頁をめくる音で息をする」続き読む。同じ古本屋のはずなのに、古本以外のことばかりふわふわ考えている自分にはとてもこういう文章は書けないなあと思う。


11日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べて、「頁を~」続き読む。まどに髪を切ってもらいながら、カール・ドライヤー「ヴァンパイア」見る。IVCから出ているDVDには冒頭に淀川長治による解説が収録されていて、ほとんどオチまでしゃべっていてびっくり。影、パンニング、狂った女性の表情の動き、死体の眼に映る空。髪を切ってもらっていると気持ちよくて眠くなってくる。さっぱりした。

開店。ゴールデンウィーク明けのゆったり営業。段ボール13箱ほどの店頭買取があり、在庫を整理してなんとかバックヤードへ押し込む。どんどん査定。アルバイトの人にもどんどんまわして、作業を進めてもらわなければいけない。お客さんが少ない日に、誰かと話すこともなくずっと一人で作業をしていると、さすがに気が詰まってくる。

玉藻公園で行われるTAMAMO MUSIC FES ’23は今週末日曜の開催。イベントが増えてきている。自分は店番で行けないけど、まどは行くつもりのようだ。今のところ曇り時々雨との予報で、なんとか降らずにもってほしい。

閉店後、本の発送。スーパーで買い物。お酒買わず。作業部屋で冊子用に印刷した紙の裁断作業。意外に時間かかる。キャンバスの続き。1時ごろに帰って寝る。


12日(金)

朝7時半に起きる。シャワーを浴びて朝ごはん。顔にできた発疹は薬のおかげで消えてきた。お弁当を準備する。

外出。作業部屋で裁断作業の続き。ナルホドに寄って紙や絵の具、メモ帳を買う。メモ帳は言葉を思いついた時に書き留めておくために買った。レターパックや野菜などを買って帰る。裁断作業続き。「頁を~」読み終える。

開店。お客さんは昨日おとといと比べて若干多い。店頭買取2件。昨日お預かりした本の査定を進める。途中、だるくなってしまった。この日はまどの新作が掲載されたコミックビームの発売日。早速いろんなところから反応がきているもよう。

閉店後、本を出荷してお酒を買って帰る。作業部屋で飲みながら、最近SNSで流行っている「私を構成する42枚」というやつをやってみる。好きだったり影響を受けた音楽作品のジャケットを42枚選んで、組み合わせて一枚の画像を作るというもの。自分は思ったよりもポストパンク/NO WAVE的な質感の音が好きなんだなと思った。ヒップホップでもフリージャズでも、少しざらついた感じのがいいようだ。帰って、またシャワーを浴びて寝た。


13日(土)

朝8時半に起きる。ご飯、お弁当の準備。9時半にアルバイトYさんが本を持ってきてくれることになっていたので、早めに家を出発する。店に9時半ちょうどに到着し、少し作業。なかなか来ないなと思ってLINEを見返すと、半ではなく50分だった。Yさん来て本の受け渡しと謝礼の支払い。もらった本の整理をしていると意外に時間がかかり、40分ほど過ぎる。

一人で南珈琲へ行く。伊藤亜紗「ヴァレリー 芸術と身体の哲学」続き読む。

「人はつねにものを書く気分でいるわけではない。書くことなどとてもできないときもある。つまり書くという行為をすることが、書くことなどできない状態に自分がいることを記すことを原理的に排除しているはずなのに、多くの人が演劇化によってそれを語るのである。」(p55)

「詩が生まれるのは、作者と読者が「伝達」ではないしかたで結びつくときである。詩の創造とは関係の創造である。」(p62)

「詩において「私はもはや私の言いたいことが言えない」ことこそが重要なのである。詩がチェスのゲームであるならば作者はそのプレイヤーであるが、それは作者がすべてを支配するということを意味するわけではない。」(p94)

作業部屋に戻る。少し裁断作業をやり、キャンバスの続き。どんどん進めていきたいが、なかなか時間が取れない。

まどと店番を交代。店頭買取1件。雨の中本を持ってきていただき、ありがたい。他にも以前お預かりした分の支払いが1件。合間に裁断作業をやり、とりあえずひと段落。ここ3日ほど、特にはっきりとした理由もないのに何かとイライラしてしまう。久しぶりに魚雷さんのブログをまとめて読む。少し気持ちが楽になる。古本を買いに行きたくなった(本を読みたいという衝動と本を買いたいという衝動は別のものだ。店で本を買い取るのと自分のお金で私物として買うのも、また異なる)。明日のTAMAMO MUSIC FESに出演される方がいらっしゃり、少しお話する。

丸亀で8月頭から「城南古書街」というお店をオープンされる藤田さんがご挨拶に来られる。シェアメンバーの方々がセレクトした本が並ぶシェア型本棚を常設し、コーヒーも飲めるコミュニティスペースとしての機能も持たせていければとのこと。現在は内装や什器にかかる費用をクラウドファンディング中。詳細は以下。
https://motion-gallery.net/projects/jonansyotengai

今日はこれから燦庫のナイトマーケットへ。

2023年5月10日水曜日

ドライブ(2023年05月08~10日)

07日(日)夜

閉店後、本を出荷し、スーパーへ。ビールと、処分価格になっていたフライドチキンを買う。店の2階で飲みながら、ジョセフ・H・ルイス「拳銃魔」見る。食肉加工場や銀行での闘争~カーチェイスのシーン良い。ルクスに行ったら開いておらず、帰ってシャワー浴びて、早めに寝る。ルクスのまいちゃんや壊れたホテルの熊本さんはこの日Tobira Recordのインストアイベントに出演していた。


08日(月)

朝8時前に起きる。ごはん。コーヒー飲みながらホセ・ドノソ「夜のみだらな鳥」続き読む。だんだん終わりが見えてきた。外出。マルナカでコピー用紙を買い、セブンイレブンで友人の成瀬さんが参加した短歌のネットプリントを出力し、作業部屋へ行く。キャンバス続き。最近は白く塗りつぶしていたところから始めていたので、今回はまず全体に色を塗ってみた。使う色の数も抑えめでやってみようかと思う。

開店。昨日までは蒸し暑かったがこの日は涼しく、少し肌寒く感じる。発送準備や品出しを進める。夜になってかなり冷えてきて、ストーブをつけた。文章の冊子「人生は複数」の増刷作業。そろそろ新しいのも作りたいけど、どうしようか。印刷を進めながらアルバイト用の本の準備。

閉店後、本を出荷し、コンビニでお酒を買う。作業部屋で飲みながら、午前中に出力したネットプリントを読みつつレコード聞く。キャンバスを少し進め、帰ってシャワーを浴びて寝た。


09日(火)

朝7時半に起きる。パン屋で食パンとスコーンを買い、朝ごはん。読書。この日はまどがデジアシの仕事を休みにしてくれて、久しぶりに2人でドライブ。

レンタカーを借り、屋島西町のパーラーエメラルドさんへ行く。ちょうどお昼どきに行ったので、少し並んだ。元日本家屋の建物をリノベーションしていて、床にコンクリを打ち、壁を塗って、昭和レトロとエスニックが合わさったような空間になっている。ごはんはボリュームがあり、デザートもドリンクもついていて、値段も高くなくありがたい。

五色台にある、瀬戸内海歴史民俗資料館へ。とても眺めがいい。建築は元オリンピック選手でもあり、イサム・ノグチや猪熊弦一郎、流政之とも交流のあった山本忠司が手掛けている。なんと入館は無料。入ってみると大型の木造船など、香川、瀬戸内、四国の産業に関係する資料がたくさん展示されていて、とても見ごたえがある。特に漁具はいろんな工夫がこらされていて、面白い形のものが多い。屋上の展望台からの眺めもとても良かった。まども資料用の写真がたくさん撮れたようだ。

びんび三昧に行き、お寿司を食べる。なんとなくノリで取ったのが1皿400円のシマアジで一瞬「あっ」と思ったが、やっぱり高いのはおいしかった。国分寺のブックオフへ行き、ポール・ヴァレリー「精神の政治学」、フローベール「三つの物語」買う。久々に行ったら他にも良い本がたくさんあった。うちにも売ってほしい。タリーズで読書。「夜のみだらな鳥」読み終え、嶋禀太郎「羽と風鈴」読み始める。

スーパーに寄って帰宅。風呂に入り、ダリオ・アルジェント「サスペリア」見る。以前GYAOで見ようとしたらWi-Fiの調子が悪くで見れず、そのままGYAOが終了してしまったのだった。今回はDVD。登場人物のキャラクター、照明、音楽、いろいろ過剰で面白かった。


10日(水)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べて料理。ほうれん草と卵のスープ、鶏肉と野菜としめじの辛みそ炒め、小松菜のおひたし作る。弁当の用意。「羽と風鈴」読み終える。

レンタカーを返し、皮膚科へ。最近体がピリピリしてかゆい、と伝えると、湿疹の一部は細菌性のもののようで、一週間抗生物質と塗り薬で様子を見ることになった。とりあえず、心配していた帯状疱疹ではなさそう。なんとか開店時間にも間に合った。待ち時間中に、藤井基二「頁をめくる音で息をする」読み始める。

開店。発送準備、品出し、アルバイトの人に出してもらった本のチェックと整理など。店頭買取2件。まどがこの日もネット出品を進めてくれた。夜になってSyndicateで個展開催中の吉田さんが来てくれる。ほどなく但馬さんも来て、紹介できた。但馬さんとけっこう長いこと話す。2人でこれだけ話すのはもしかして初めてかもしれない。

今日は帰ったらまどに髪を切ってもらう予定。伸びすぎた。

2023年5月7日日曜日

少しずつ話す(2023年05月06~07日)

05日(金・祝)夜

21時半ごろに仕事を終え、本を出荷。スーパーでミックスナッツを買う。作業部屋でキャンバスの続き。途中で止まっていた大きいキャンバス、上下逆さまにしてみたらけっこういいかもしれないと思えた。帰って風呂に入り、1時半ごろに寝る。


06日(土)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べ、たたきキュウリを作る。お弁当の準備。コーヒーの粉が切れていたので、この日はまどと一緒に南珈琲へ行く。松浦寿輝「花腐し」読み始める。TSUTAYAの宅配レンタルでDVDを何枚か借りる。出て、作業部屋に戻りキャンバスの続き。もう少しで完成しそう。

最近、なんだか体がかゆい。アレルギーだろうか。掛け布団の通気性が悪い気がするけど、それも原因かもしれない。

開店。開店前にルヌガンガへ個展のDMを持っていったのを見かけた飛田さんがyomsまで来てくれて、「半空に持っていこうか」と言ってくれる。しかも本も買ってくれた。こないだおやつのカンデラの矢野さんも「DM預かりますよ」と言ってくれたし、本当にいろんな人にお世話になっているなと感じる。この気持ちを忘れてはいけない。この日は午後から不安定な天気になり、昨日や一昨日と比べるとお客さんは少なめ。品出しや発送準備などを進める。店頭買取1件。夜になって、ベンさんからyomsをおすすめされて来ましたというお客さんや、生物さん(と書くと知らない人には訳がわからないかもしれませんが、兵庫のDJの方です)が来てくれたり、楽しかった。天気は悪いがうれしい出来事の多い一日になった。

閉店後、キャンバス続き。まだいけるような気もするけどあえてここで、というところで止めてみた。完成。シューティングゲームのアプリをダウンロードして遊んでみたらやたら面白く、はまってしまいそうだったので、逆に速攻で消した。


07日(日)

朝8時前に起きる。「花腐し」読み終え、朝ごはん。シャワー浴びる。コーヒー飲みつつ、伊藤亜紗「ヴァレリー 芸術と身体の哲学」読み始める。

「なぜジャンルを超えることが可能なのか。それは「詩的なもの」が、詩的言語という詩固有の媒体に由来する何らかの特性を指すのではなく、作品体験のある質を指し示す言葉だからである。」(p40)

外出。店のレジ周りを少し整理。motifで開催中のグループ展”MY FAMILY”を見て、DMを置いていただく。motifのお二人と話すのも久々な気がする。コーラとお菓子を買って、minamoへ。竹森と話し、DM置いてもらう。竹森は少し前に宇野へ行ったそうで、宇野の「ココカ古書店」がとても良かったのでぜひ行ってみてほしい、とのこと。

まどと店番交代。この日は開店から閉店までずっと雨で、頭も痛かった。お客さんも少なめ。連休最終日というのに残念だけど、仕方がない。ネット出品していたものがそこそこ売れてくれて助かった。発送準備、アルバイトの人にやってもらう本の用意などをする。

最近イベントが増えてきていて楽しい。全部は行けなかったり、自分の趣味とはそれほど合わなかったりしても、誰かが何かに向かって動いているのを感じているだけでもなんとなく良い気分になる。

今日はこれから映画を1本見る。

2023年5月5日金曜日

GW本格化(2023年05月04~05日)

03日(水・祝)夜

閉店後、本の出荷。缶チューハイ買って作業部屋で飲む。最近よくお酒を飲んでいる。キャンバスの続き。12時頃に帰り、早めに寝る。


04日(木・祝)

朝8時半に起きる。辛い夢を見たような気がするけど、内容は忘れた。シャワー浴びる。コンビニでパンを買い、家でモーニング。豚の生姜焼きとレンコンをカリカリに焼いたやつをまどが作ってくれた。掃除機かける。外出。絵を描こうと思っていたが、スマートレターなどが足りないことを思い出して、買いに行く。ついでに店の消耗品をいろいろ購入。商店街では街角のいろんなところでストリートライブが行われており、丸亀町ではショーウィンドウに画家の山口一郎さんが絵を描いていた。

開店。この日は天気も良く、お客さんが多かった。夜になってから平尾君や大三君が来てくれてうれしかった。この日は津田の海岸沿いにできた施設で古本市があり、大三君も「香川にモスクができるまで」の販売をしていてけっこう売れたとのこと。自分は個展のこと以外で考えることを増やすのは良くないかもと思い、今回参加を断ってしまった。しかし今年は県外での活動が多くなっているので、香川でのイベントに顔を出したい気持ちもある。どうしたって体は一つなのがしんどい。店の売り上げは良好。店頭買取2件。うち1件は量が多かったので、査定後にお振込みという流れになった。

閉店後、大三君や稲盛さんがルクスに移動したとのことで合流しようかと外に出たら、馬場君がいて、コンビニでお酒を買って外で飲む。いろいろ話した。しんぺいうどんさんがゴールデンウィーク仕様なのか深夜まで開けていて、行列ができている。別れた後に作業部屋へ。キャンバスの続きをやる。1時くらいまでやって帰る。


05日(金・祝)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、コーヒーを飲みながら読書。酒井隆史「暴力の哲学」読み終える。

「社会に内在する敵対性に対して外的な敵対性を優越させることで、むしろ、政治的なものに固有の敵対性の次元、すなわち「政治的なものの構成要素としての内的な闘争」を忌避してしまっている。内部の矛盾を、外敵を設定することで隠蔽するということは権力の戦略として常套句ですが、この戦略においては同時に〈政治的なもの〉が排除されているのです。」(p176)

お弁当を用意して外出。作業部屋でキャンバスの続き。なかなかうまくいかない。新しいキャンバスを1枚下塗りする。

1週間後の12日には、まどの新作「複層住戸」が掲載されるコミックビームの発売日。今回は前後編に分けての、2号連続掲載になる。

開店。この日はとてもお客さんが多く、忙しかった。均一本の補充、発送準備。あまり品出しできず。昨日お預かりした本の査定が終了し、お振込み。夜に堀金君来てくれて少し話す。売り上げ上々。

今日はお酒は飲まず、絵に集中。映画も見たい。

2023年5月3日水曜日

山で遊ぶ(2023年05月01~03日)

30日(日)夜

閉店後、本の出荷。バックヤードや階段を掃き掃除。キャンバスの続きをやる。音楽をかけずに描いたほうが集中できる。もう少しでうまいこといきそうな気がする。少し早めに帰り、シャワーを浴びて寝る。

なぜか真夜中に猛烈にお腹が痛くなり、目が覚める。何度かトイレに入った。何か悪いものでも食べたかな。


01日(月)

朝8時半に起きる。個展の搬入まであと1か月になった。朝ごはんを食べて、コーヒー飲みながらホセ・ドノソ「夜のみだらな鳥」続き(いつ読み終わるのだろうか)。洗濯。弁当の用意。

少し早めに店へ。2階アルバイト作業部屋の整理。新しくネット出品のアルバイトをやってもらうMさんが来て、作業工程の説明。早速作業もやってくれた。歩合制でいつでもやっていいとなるとどうしても作業にムラができてしまうけど、時給で人を雇うのはまだちょっと早い気もするし、とりあえずこの感じでやってみよう。

開店。店頭買取が3件。うち1件は量も多く、後日査定額を連絡することになる。品出し、発送準備進める。この日も知人がけっこう来てくれて、お久しぶりの人も多く楽しかった。

閉店後、本の出荷。スーパーでビールとミックスナッツを買う。帰って食べながらエリック・ロメール「レネットとミラベル 四つの冒険」見る。ミラベルおしゃれだな。休日前に見るロメールはいい。見終えてキャンバスの続き。完成。帰る途中、いつも猫がいる道を通るがこの日は見かけず。どこに行ったのだろう。


02日(火)

朝7時半に起きる。もやしとしめじの味噌汁を作り、朝ごはん。まどのコーヒーを飲みつつ、酒井隆史「暴力の哲学」読む。とても面白い。以下の箇所などは街で個人店をやっている身としてもいろいろと考えさせられる。

「キングは過激主義者であるという、白人牧師や「リベラル」たちによるレッテル貼りに対して、そもそもイエスも、パウロも、ルターも、リンカーンも、ジェファーソンもその時代においては「過激主義者」だったではないかとして、こう応じています。「問題は、われわれが過激主義者かどうかではなく、どういう種類の過激主義者になるかということです」。つまり、敵対性や対立を激化させることそれ自体は疑うべくもない前提であって、どのような敵対性をどのように激化させるのか、それが問われるのです。」(p43)

料理。卵焼き、サバの煮つけを作る。ゴミ出し、スーパーで買い物。洗濯物をたたむ。早めの昼ご飯。

外出。Syndicateへ吉田和生さんの個展を見に行く。吉田さんは写真を軸としながらいろんな方向へアプローチをしていて、ぱっと見はコンセプチュアルな作風だけど、作りながら考えを広げ深めている様子が展覧会全体から伝わってきて良かった。高橋さん来る。腸炎で大変だったらしい。自分の一昨日の腹痛も同じようなものだろうか。

久しぶりに山へ。栗林公園北口駅の横から登っていき、小鳥の泉のあたりまで行く。座ってミックスナッツを食べているとヤマガラが自分の顔の前と餌を置く皿を往復するように飛び始め、「豆をここに入れろ」ということなのかなと思う。

こないだ公園のいろんなところに配置して楽しんだ、小内光さんの「愛かなんかのための初歩的なトレーニング#3」を山の中で同じように置いてみた。枝に引っ掛けてみると、小内さんの詩が印刷されたステッカーやポスターに、さらに高い場所にある木の枝や葉が影となって映り込む。枝は罫線となってうねり、枝分かれして、浅田農さんが一つずつ位置を微調整した文字に干渉する。罫線となった枝から落ちた文字が山に降り積もり、重なり合い、文章と認識できなくなり、虫や微生物が文字を噛み砕き咀嚼する。

yomsに入荷した、市村柚芽さんのポストカードも置いてみる。市村さんの花の絵のシリーズは都会のアパートの一室の、真夜中の束の間の静けさみたいな雰囲気がある。そういうのもあってか野外に置いてみると「窓」っぽい印象。壁に支えられていない、内と外とを隔てない、建築の単位としてではない、何かの暗喩というわけでもない窓。マティス展に行ったら窓の絵のポストカードを買って、いろんな場所に置いてみたい。

山を下って、先日行けずじまいだった扇町のえびす湯に行ってみる。番台に誰もおらず、400円置いて入った。開いたばかりの時間帯だったけど、おじいさんがたくさんいた。出て、兵庫町を通ると、以前「道」という喫茶店があった場所がまた新しい喫茶店になっていて、入ってみる。内装は純喫茶風だけどサブカルチャーぽい雰囲気もある。アイスカフェオレとハムチーズトースト。読書。

店に戻り、発送準備。けっこう売れていた。まどと合流して、この日は外食。トキワ新町にある「YEAH」という沖縄料理屋さんへ行ってみる。とても明るい店内で、もずく酢やラフテー&マッシュポテトなどおいしかった。沖縄ちゃんぽんはごはんの上に具が乗っているものだということを知る。かなり久しぶりに泡盛を飲んだ。

スーパーに寄って家に帰り、アイスを食べながらロベール・アンリコ「ふくろうの河」を見る。3つの話がつながっていて、一番最後の絞首刑の話が有名だけど、自分は2番目の話が好きだった。どの話でも森が美しい。スケッチブックに少し絵を描いて寝た。


03日(水・祝)

朝7時過ぎに起きる。レタス、大根、キュウリ、トマトのサラダを作り、卵焼きを焼く。朝ごはん。コーヒーと読書。スケッチブックに絵を描くがうまくいかず。弁当の用意。

外出し、ルヌガンガへ行く。本を2冊注文。店へ戻り、早めに開店。査定を進める。この日は天気が良く、お客さんも多かった。三重県にお住まいのお客様より、建築関係の本が段ボール8箱届く。ほか店頭買取1件。買取についての問い合わせのお電話も1件。この日はどんどん品出しを進めた。

今日はこれからキャンバスの続きをやって、ルクスへ行く。