2023年12月21日木曜日

なんかいろいろいい(2023年12月16~21日)

15日(金)夜

閉店後、本の出荷。作業部屋に行って絵の続きをやる。ほんの少しだけやって帰るつもりが思ったより時間をかけてしまった。帰ってゆっくり風呂。檜垣立哉「ベルクソンの哲学」少し読む。だんだん読むスピードが速くなってきたような気がする。


16日(土)

朝8時に起きる。この日も朝ごはんは豆もち。まどが作ってくれていた味噌汁も飲む。読書続き。作業場へ行きキャンバス続き。2枚同時に進めていて、1枚は無難で退屈、もう1枚はどんどん悪化していく。どうなるだろうか。

開店。この日は暖かいが風が強く、一日中気圧の谷間のような天気。先日到着した鈴木哲生君デザインのカレンダーを品出し。早速ウェブショップで何部か売れる。閉店間際に明日のレコ寄席での出店用に古本を選書。

閉店後、カレンダーの梱包をやって本を発送し帰宅。少し読書。


17日(日)

朝8時過ぎに起きる。たっぷり寝た。まどと外出。天気は良いが風がかなり冷たい。日本海側は雪が降っているようだ。南に入り「ベルクソンの哲学」読み進め、少しスケッチブックに絵を描き、カフカ全集「日記」読む。スーパーと100均で食料や消耗品など買い足し。店に戻り、昨日選書した出店用の本を箱詰め。

開店。この日は途中からレコ寄席の会場設営などあるため16時までの営業。品出しを少しやり、カレンダーの梱包作業を進める。Fujimura Familyの写真集「PROOF OF LIVING」を出版したMARGINAL PRESSより、発注していた新刊が到着。

16時に閉店し、本を台車に乗せて燦庫へと運ぶ。会場設営はほとんど済んでいた。井川さんも来て少し打ち合わせ。田口さんと半月舎御子柴さん来て、設営。レコードと古本をわっせわっせと運ぶ。晩ごはんにうどんでもいければと考えていたが、2人は昼既に食べていた模様。時間もなく結局パンを買って食べた。

レコ寄席は今回「谷川俊太郎と詩人のレコード」編。フリージャズやリーディング、童謡、アニメソングなど様々な音源がかかった。谷川俊太郎のメディアへの意識の高さは、他に聞けた吉増剛造や高木恭造らとはまた別のベクトルを向いていて、とても興味深かった。集客に関しては予約の時点でyoms店内のキャパを越えていて、燦庫で開催した甲斐があった。物販もけっこう売れたようだ。

焼き鳥屋で打ち上げ。まどとIDO CAFE市原さんも一緒。いろいろな話をした。


18日(月)

朝10時に起きる。寝るのが遅く、あまり眠れた感じがしない。昨日買っておいて余ったパンと、差し入れでいただいたドーナツ、コーヒーで朝ごはん。外出し、郵便局で発送。八百屋でみかんとバナナ入り甘食を買う。

開店。アルバイトMさんが来てネット出品作業。店頭買取1件。品出し、発送準備など進める。夕方ごろになんだか頭がぽーっとしてきて、昨日寒い風に当てられて風邪をひいたのだろうか?と不安になり、早閉まい。帰宅してベッドに入っているとだんだんと落ち着いてきて、そんな深刻な体調ではなさそうで安心する。しかし疲れているのは間違いないので、思い切り10時間くらい寝た。途中でベッドに入りながらエルド吉水「龍子」1巻読む。凄まじい筆致だ。


19日(火)

朝7時半に起きる。体調回復。南へ行き、「ベルクソンの哲学」読み進める。

レンタカーを借りて、出張買取で宇多津へ向かう。まどはこの日は別行動で、詫間までさっこの船を撮影しに行った。出発してすぐ、ぽつぽつ雨が降り始める。現地へ着くと倉庫などではなく現在も住まわれているお家の一室で温かい中作業ができ、玄関からすぐの駐車場にも屋根が付いていて、濡れずに運び込みができるつくりになっていた。真冬での倉庫作業に備えて新しいアウトドアジャケットも買っておきたい。段ボール2箱分ほど選ばせていただいたほか、今後の参考に聞いておきたいとのことで、まだ売れない本の軽い見積もりをお出しした。

思ったより早く終わったので仏生山温泉へ行く。ロビーの文庫本販売コーナーでレヴィナス「存在の彼方へ」と葛西善蔵「哀しき父・椎の若葉」が各200円で売られており、購入。ここはたまにいい本が安く売られていることがある。温泉にゆっくり浸かって、「ベルクソンの哲学」読み終える。読むのにかなり時間がかかったけどとても良い読書体験だった。

レンタカーを返し、丸亀町でまどと合流。片原町駅前で猫をなでて、某所で行われている某会に参加。美術館の学芸員さんも集まり、図録や写真なども交え今年見た展覧会を振り返るという内容。さいたま国際芸術祭や都現美で行われている豊嶋康子展、国立西洋美術館でやっていた「スペインのイメージ」展など。その人独自の視点からの話を聞くことができて面白かった。

店でほんの少し作業をして、帰ってすぐに寝た。


20日(水)

朝8時に起きる。昨日まどはさっことピザ屋へ行ったらしく、かなりのボリュームだったようで余ったのを持ち帰ってくれていた。朝ごはんに食べる。スーパーへ買い物。まどがシチューを作ってくれて、自分は洗い物など手伝う。マーカーで紙に1枚絵を描く。G・ウィリアム・ジョーンズ「ベルイマンは語る」読み始める。図版も多く、思ったより読みやすい。

早めに開店。店頭買取2件。濱田晋さんの写真集「Polyphony」届く。愛媛県に取材したもので、wellの村尾さんがデザインを手掛けている。この日はありがたいことに発送が多く、忙しかった。来年に予定しているイベント関係の連絡なども進める。夜に矢野さん来てくれて、いろいろ話してなごんだ。

閉店後、カレンダーの梱包資材を切る作業。これがけっこう時間がかかる。ブログも書いたり、ネット出品した本の整理もやったりで23時過ぎごろまで作業。

自分が面白いと感じたことは、誰かに伝えて共感を得るまでもなく、やっぱり面白い。友達や他人が面白いと感じたことを自分が面白いと感じることができなくても、その人が感じた面白さが減るようなことはない。なんかいろいろいい。


21日(木)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当を用意して早めの外出。郵便局まで本を出荷しに行き、その後は梱包資材作りの続き。

開店。この日は店頭買取が3件。うち1件は段ボール5箱で後日連絡、ほかもう1件も身分証お忘れで後日の支払いとなる。愛媛県からの郵送買取も1件到着。年末を感じる。少し品出しをして、他はずっとカレンダーの梱包作業。やっとひと段落ついた。26日に店頭販売分の残りをウェブショップに登録する予定。いろんな意味で、店頭で売れてほしいところ。郵送買取分は1950年代の修学旅行のしおり(どれも香川県の小学校で頒布されたもの)などがあり、とても面白い。受託商品も振り込みは終えているがまだ出せていないものがある。品出しと均一本の補充も少しやる。

閉店時間を過ぎてもネットで売れた本の発送準備や郵送買取分の査定と振り込みなど。気が付いたら23時を過ぎていた。映画や読書の時間が欲しいけど、良い本がたくさん入ってきていると幸せな気分になる。

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