2025年11月24日月曜日

風邪、10年(2025年11月15~24日)

14日(金)夜

閉店後、本の出荷。帳簿付けをやり、ブログの更新。帰宅。シャワーを浴びて、『ハードスタッフ』12号続きを読んで寝る。

今日みくさんが燦庫で企画した『パーティーガール』上映会に、YOMSで扱っている映画zine”ORGASM”にも寄稿している徳島県阿南市在住の映画フリーク、川田さん(YOMS常連でもある)と一緒に行った。上映開始までの間、そういえば川田さんは小西さんのことを知っているのだろうか?と思い、『ハードスタッフ』を見せると「えっ何これ?めっちゃすごいやん。北島にこんな人いんの?」と言っていた。全然知らなかった様子。こういう瞬間の積み重ねが大事だ。


15日(土)

朝8時に起きる。まどもこの日は早起き。朝ごはんを食べてお弁当の準備。はまぐちさくらこからもらったコーヒー豆を挽き、工藤冬里さんの器で飲む。おいしい。『ハードスタッフ』ようやく読み終える。濃密な記事ばかりで読み応えがあった。昨年小西さんと初めてお会いして『Tさんインタビュー』を渡した時、小西さんはすごい速さで目を通し、「あなたのやっている「これ」に何か名前をつけて、周りの人に広めなさい。同志を増やしなさい。一人でやれることには限界があるから」と、初対面にも関わらず非常に具体的なアドバイスをくださった。

開店。昨日SさんTさんへ送ったPDF、ミスがあったので修正して再送。品出し、発送準備。CDR少し焼いたりもする。

閉店後、本の発送。帳簿付け。キャンバスの続きをやり、帰宅。風呂、寝る。


16日(日)

朝8時に起き、ご飯を食べてお弁当の準備。

外出。この日はSANUKI X GAMEという商店街各所を回遊する形のゲームイベントが行われ、YOMSも会場のひとつになっている。設営があるため早めに店へ。スタッフの方とゲームクリエイターの方が来られて、準備を始める。事前に片付けもしておいたので、それほど時間はかからずに済んだ。

早めの開店。イベントのことも周知が行き届いているからか、さっそくお客さんが来られる。意外だったのは、いつものYOMSのお客さんもけっこうゲームをやっていくことだった。新鮮な気持ちになる。

しかし、13時前頃から体調悪化。熱を測ってみると37.7度。朝もだるかったけど、平熱だったのに。スタッフの方に連絡し、ゲームをルヌガンガのほうに移してもらい、店を閉めさせてもらう。申し訳ないです。

日曜で病院も開いてないし、帰宅。ひたすら寝る。夕ご飯にまどが養生鍋を作ってくれた。


17日(月)

朝8時に起きる。鍋の残りを食べる。熱は平熱まで下がった。

外出。薬局で抗原検査キットを買い、店で試す。陰性。よかった。その後、場所下見。良い具合にいけそう。

帰宅。昼ごはんを食べながら、日本映画NETで配信されている草野なつかさんの『王国(あるいはその家について)』見る。演技/映画のフレームがぐらぐら揺るがされる作品。スクリーンでも見たい。

後藤明生『夢かたり』、レコード・コレクターズ2000年03月号『セルジュ・ゲンスブールと女たち』少しずつ読み、ひたすら寝た。


18~20日(火~木)

ずっと寝ていた。朝は平熱だけどすぐ熱が上がる、その繰り返し。18日にレココレ読み終える。20日にジャック・ベッケル『幸福の設計』、エルンスト・ルビッチ『天使』見る。頭の回転が鈍っているので、わかりやすそうな映画を選んだ。

些末事福田さんより、荻原魚雷さんが高松来てるから一緒に飲みに行かないかとお誘い入るが、行けず。すみません。


21日(金)

朝8時半頃に起きる。平熱、今日はいけそう。少し早めに店に行き、掃除や片付け。ゲームイベントの時にどかした本がそのままになっていて、元に戻す。ずいぶん時間が経ったな。

開店。アルバイトMさん来て支払い。平日にも関わらずお客さんが多くうれしくなる。海外からのお客さんは少ない。風邪で寝込んでいる間に日中関係がいきなり冷え込んでしまった。発送準備進める。YOMSで好評だった山東京伝現代語訳冊子を作った丗界さんが、無事第一志望の大学に合格したと報告しに来てくれる。うれしい。大学は都内中心部で、古本屋にも寄りやすそうだ。ネットで梱包材や灯油タンクを注文する。

閉店後、すぐに帰宅。風呂に入って寝た。夜になると咳が辛い。


22日(土)

朝7時半に起きる。東京から香川に引っ越して10年が経った。今は満身創痍だけど、好きな仕事で何とか生きれてて良かった。運が良かったし、周りの方々に恵まれていたと思う。

ご飯を食べて、咳が辛いのもありまた病院へ行く。ちょっといろいろ思うところあり、もうここへ来るのはやめにしよう、となった。

帰宅、お弁当の用意。後藤明生『夢かたり』続き読む。朝鮮での話が多い。

開店。この日は品出し少しやり、昨日届いた受託商品のお金の振り込み。夜に『十河進氏に訊く』を少しレイアウト調整、BASEにPDFをアップロード。以前よりこの日記に書いていた「TさんSさん対談」とはこれのことで、出版社・玄光社で数々の雑誌の編集に携わり、映画や文学に造詣の深い十河進さんのもとへ、『Tさんインタビュー』のTさんこと高縄洋さんと自分とで話を聞きに行ったもの。十河さんは高松高校で高縄さんの1年先輩、よくお2人で映画や小説についてのお話をされているそうだ。雑誌編集時代の大林宣彦、岡本喜八、加藤泰など映画関係者との思い出もとても興味深い内容。お話を伺ったのは7月末で、だいぶ時間がかかってしまったけど、なんとかまとまって良かった。
(↓こちらでPDFが購入できます)

ちょっと集中しすぎたのか具合が悪くなり、早め(といっても15分程度)に切り上げて帰る。帰宅する頃には、なぜか体調はましになっていた。シャワーを浴びて早めに寝た、気がする。


23日(日)

午前中は少し本を読んだような。あまり覚えていない。まどは昨日こんぴらさんに行って足が痛い様子。

開店。この日は前日の分の帳簿付けをやり、品出しを熱心にやる。来年2月に行うイベントの詳細について諸々連絡など。みくさん来てくれて、こないだ行ったという金沢の感想など聞く。鈴木大拙館良かったらしい。金沢おでんもおいしそう。weave来月の上映会のチラシをお預かりする。夜、栗金商店の2人来る。堀金君と映画の話など。堀金君はInternational AnthemよりリリースされるJeff Parker(TortoiseやIsotope 217の方)のremix LPに曲が収録されることになったそうで、大変めでたい。すごいことだ。

閉店後、本を発送して帰宅。『夢かたり』続き読んで寝る。


24日(月・祝)

朝8時前に起きる。朝ごはんを食べながら、ギヨーム・ブラック『宝島』見る。堀金君から「アマプラに入ってるのもうすぐで見れなくなりますよ」と教えてもらったのだった。限られた範囲の舞台で、ゆったりとした時間の中でたわむれる人もいれば、生活の苦しさも吐露する人もいる。様々なルーツを持つ人々が行き交う時間や空間の推移を見せていく。素晴らしかった。洗濯、掃除。

開店。BASEでもブラックフライデーの何か(よくわかっていない)が始まっていて、ウェブショップの商品が売れている。品出し、昨日の分の帳簿付けなど進める。この日は丸亀の大竹伸朗展が最終日。徳島からハードスタッフ小西さんやソラリスの瀬尾さん、愛媛から髙本さんが来てくれる。丸亀から割と離れているというのについでに寄ってくださるのはありがたいことだ。小西さんに『十河進氏に訊く』を渡すことができた。来年2月のイベントに関してもアドバイスをいただく。

明日はゆっくりできそう。風邪では寝ててもゆっくりできたとは言えない。

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