閉店後、帳簿付けをやり、音楽をいろいろ聴く。23時前に帰宅。シャワーを浴びて、はちみつヨーグルトを食べる。うまい。田中英光『空吹く風/暗黒天使と小悪魔/愛と憎しみの傷に』続き読み、ガストン・バシュラール『空間の詩学』読み始める。
「ことばを予知しがたくすることは自由をまなびとることではないか。」(『空間の詩学』p24)
03日(月・祝)
朝8時半に起きる。また寝坊気味になってきた。朝ごはんを食べ、洗濯物を干し、お弁当の準備。外は晴れているが風が強い。コルトレーン聴く。コーヒー飲みながら田中英光続き読む。筋トレ。外出。店に行く途中もコルトレーンの『アセンション』を聴いた。青空の下で聴くと気持ちがいい。
開店。この日は3連休最終日、瀬戸芸2025もこの日で終了。品出しなど進める。辻さんが来て、TAKAMATSU ZINEの追加分を納品してくれる。半空の岡田さん久しぶりに来てくれて、そのすぐ後、半空でも働いている外海書房の中川さんが来た。夜は税務署に提出する書類の準備。そんなに頻繁にやるものでもないので、いつもやり方を忘れている。払った給料をとりあえずまとめた。
閉店後、本を発送し、スーパーでビールを買う。作業部屋で飲みながらKim Longinotto & Jano Williams "Eat The Kimono"見る。1989年に製作された花柳幻舟のドキュメンタリー。花柳の「着物に食われるんではなく、着物を食ってしまわなければいけない」という発言(タイトルにもこれが反映されている)が印象的。秋田の山奥の温泉地での興行シーンも良い。スタッフのTシャツが白地に赤のバックプリントのみなのが熱い。
帰宅。ヨーグルトを食べてシャワーを浴び、本を読んで寝る。
04日(火)
朝8時に起きる。久しぶりに用事らしい用事のない定休日でわくわくする。天気も良い。朝ごはんを食べ、筋トレ。まどと南へ行く。田中英光続き読む。昼ごはんはそば。自分はおいなりさんも食べる。ちょっと足りなかったので、後でアップルパイをおやつに食べた。
午後は7月末に録音して半分ほどが完了していた文字起こし作業の続き。集中してやれるのも久しぶり、しかしもう1日くらいかかるだろう…と思ってたら、意外と早く進み、完了してしまった。ものすごい解放感。
無印やスーパーで買い物をして帰る。料理。無印で買った『辛い養生鍋』という鍋つゆを使い、今シーズン初めての鍋を用意。この鍋つゆは漫画家/イラストレーターのコルシカさんがinstagramのストーリーに載せていて知った。本当は辛くないやつなのだけど、この日行った無印には辛いほうしかなかった。しかしこちらで正解。とてもおいしい。食べた後にさらに中華麺を入れてみたら、かなりいけた。お腹いっぱい食べた。
川島雄三『しとやかな獣(けだもの)』見る。脚本は新藤兼人。ポスターを見ると若尾文子と船越英二が大きく写っているが、伊藤雄之助と山岡久乃のテンポの良さと巧さが印象に残った。鈴木清順を思わせるような演出(そばをすする夫婦とゴーゴーダンスを踊るきょうだい、風に揺れるカーテン)も出てくるがこちらは1962年。登場人物のほとんど全員が悪人。様々な角度からバチバチに決まる構図、かっこいい。最初から最後までまったく後味の良くない話のはずなのに、引きこまれてしまう。
風呂に入って2本目、神代辰巳『かぶりつき人生』見る。1968年製作、原作は田中小実昌(ストリップ劇場の客として出演もしている)。こちらも、モラルやら何かが欠落している人物が多数登場。少し間延びした場面に流れる情緒的な空気にらしさを感じる。主題歌?の『男は男、女は女、みんなはみんな~』と歌っている曲はなんなのだろう。調べたけどレコードなどにはなっていないようだ。しかし劇場のシーンで流れるマンボは、中原昌也監修の邦画劇判コンピレーションアルバム『スクリーミング ア ゴーゴー』に収録されているようで、TSUTAYAディスカスでレンタルしてみる。このコンピには以前見て好きだった西村昭五郎『残酷おんな情死』や、『女囚さそり』シリーズの音楽も入っている。
文字起こし作業が終わり少し時間ができそうなので、映画DVDもレンタルして1時前に寝る。
05日(水)
朝8時に起きる。味噌汁を作り、昨日の鍋の残りをおかずにして朝ごはん。料理。卵焼き、小松菜お浸し、もやしとにんじんのナムル、豚の生姜焼きを作る。ヨーグルトを食べ、コーヒーを飲む。読書。昨日見た映画2本といい、田中英光といい、なんだかうらぶれている。冬に向かっている感じがする。
ここ最近ロマンポルノを積極的に見ているし、ストリップ劇場にも行ってるし、自分は普通のスケベな中年なんじゃないか、という気がしてきた。「いやこれは芸術だから」と弁解したところで野暮になるだけだ。そこがいいんだけど。
開店。昨日文字起こしした文章を一通り見直し、細かいところを修正。SさんとTさんのお2人へデータを送る。今年中には紙に起こしたい。発送がかなり溜まっていて、もりもりと進める。店頭買取は3件。Iさんが来られ、おととい戦前に発行された俳句の雑誌を処分したとのこと。買い取らせてほしかったが間に合わなかったか。家仕舞いや大掃除の時など、本が出てきた時にすぐ思い出してもらえるよう、もっと働きかけていかないと。
今日はこれから音楽を聴くか、絵を描くかする。
0 件のコメント:
コメントを投稿