閉店後、本の発送。作業部屋でチューハイを飲み、マフムード・ダルウィーシュ『壁に描く』続き読む。絵の続き。なんか大失敗したかも。
24時頃帰宅。シャワー浴びて、また少し読書して寝る。
26日(金)
朝9時前に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。石破首相の国連総会での演説を聞く。パレスチナ国家承認の件については歯切れ悪く感じたものの、同意できる点の多い内容。
外出。雨に降られる。昨日やるはずだったripple coffeeさんへの搬入を小雨のせいでこの日に延期したけど、結局この日も雨。最近天候が読めない。本を入れた木箱にビニール袋をかぶせて運ぶ。雨やんだ。rippleさんはお客さんで満席になっていた。海外からの人も多いようだ。古着屋Honeyさんの持ってきた閲覧用の古本がロバート・クラムやRat Fink、Destroy All Monsters、エドワード・ゴーリーの家の写真集などとても興味深い内容のものばかり。マリファナ料理のレシピ本なんかもあり、西海岸らしさを感じさせる。日本の”This"という雑誌、小山田圭吾、砂原良徳、中原昌也、常盤響の4人が西海岸買い付けツアーに行くという企画がメインでとても面白そう。90年代の余裕を感じる。
店に戻る。作業部屋で少し読書。
開店。この日は開店早々に段ボール3箱持ち込み、他2件店頭買取。忙しい。発送準備。昨日あきちゃんが納品してくれたzineを品出しする。あきちゃんは日頃からSNSに作ったものを投稿していて、あまり「自分はこうだ」と決め過ぎずにいろいろ試している感じが伝わってくるのがいい。今回のzineは8Pほどの小さなものだけど、自分の中のzineのイメージに近いと思ったし、最近店で仕入れている自主制作の冊子はかなりしっかりとしたつくりのものが多かったので、なんとなくタイミング的にも良かった。初心に帰るような気持ちになれた。
閉店後、早めに帰る。ヨーグルトを食べ、SNSをだらだら見ていると、日本の実験映像、自主映画などにやたらと詳しいフランスの方のXアカウントを発見。自分もいろいろ調べる。ためになるが、この人は一体どうやってこれらの映画を見ているのだろうか。日本に住んでいるわけでもなさそうだけど。
シャワーを浴び、旅行の準備をする。まどがメグマイルランドさんとLINEしていると、どうやらメグさんも28日に福岡にいるようで、自分もメグさんのLINEを教えてもらい、朝一緒に喫茶店へ行くことになる。楽しみ。メグさんと会うのは10か月ぶりくらいか。『壁に聴く』読み終え、寝る。
27日(土)
朝6時半頃に起きて、二度寝。緊張する面子に混じってDJをやることになり、焦る夢を見た。8時半に目が覚める。
まどとripple coffeeさんへ行き、モーニング。早速1冊売れていたようでうれしい。Honeyさん所有の古本を改めて見る。植草甚一『ジャズは海を渡る』読み始める。フリージャズ、特にESPやBYGなどの話題が多いようだ。読み進めるのが楽しみ。
スーパーでお弁当を買って店へ。開店。品出し、均一本補充、発送準備進める。瀬戸芸関連で香川でも展示を控えている淺井裕介が来てくれる。今回はパートナーの方も香川でご用事があるようで、夫婦での来店。淺井さんともそろそろ知り合って20年経つな。まどが来週末高松市美術館でトークする石田尚志さんと淺井さんはどちらも多摩美で教えているというのもあり知り合いのようで、石田さんの話もした。淺井さんは石田さんが地面に水で描いている映像を見て、石田さんは淺井さんがマスキングテープで壁に描いているのを見てお互いにシンパシーを感じたとか。良い話だ。まども少し経ってからやってきて、いろいろ話すことができた。その後、羊雲のちえみさんが小説家の乗代雄介さんを連れて来てくれる。乗代さんは岡山に定期的に来られているが、四国は今回が初めてとのこと。以前から作品を拝読していたので、少しお話できてうれしかった。夜になり竹内さん来る。仕事終わりで、いつものロックな感じではなくシャツ姿だった。久しぶりにいろいろ話した。この日は店頭買取2件。夜は発送が立て込み、若干焦る。
夕ご飯のお弁当を食べながら、昨日検索して見つけた山田勇男『夜のフラグメント』見る。1996年の作品(サイレント)。山田勇男は天井桟敷に参加していて、寺山修司の映画の美術なども担当し、北冬書房やワイズ出版の書籍の装幀なども手掛けているらしい。そういえば、この映画のテロップにも使われていた大正モダンを思わせる描き文字には見覚えがあるな。映画は、個人的に寺山などのいわゆる日本のアングラよりはアラン・レネやロブ=グリエを思い出した。情念の温度がそれほど高くなく、世界観に入っていきやすかった。
今日はこれから夜行バスに乗って福岡に行く。
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