2025年9月6日土曜日

台風接近(2025年09月04~06日)

03日(水)夜

閉店後、本を発送。また店に戻ってアレの作業、ブログの更新。帰宅。風呂に入って信田さよ子『なぜ人は自分を責めてしまうのか』続き読む。


04日(木)

朝8時に起きる。なんだか背中が痛い。朝ごはんを食べ、まどが最近読んでいる中島岳志『縄文 革命とナショナリズム』の話から太田龍、梅原猛の話など。筋トレ。

外出。レターパックを買い足して、くつわ堂に入り読書。『なぜ人は』読み終える。スケッチブックにドローイング描くが、あまりうまくいかず。100均で消耗品を買って店へ。

開店。品出し、発送準備、均一本の補充、在庫整理。台風が近づいているせいか、なんだかだるく、頭が重い。夕方から雨が降り始め、18時くらいには少し強まるものの、割とすぐに落ち着いた。このまま穏やかに過ぎ去ってほしい。お客さんは意外と来た。コロナ流行っているらしい。自分も油断したらすぐにかかりそうだ、注意しないと。

奥田亜紀子さんがSNSで絵をほめてくれてうれしい。なかなかストレートにほめてもらえることなんてない。奥田さんにイラストを描いてもらったYOMSの手ぬぐいの宣伝までしてくれて、おかげでウェブショップで数枚売れた。数枚といっても、こんな台風の日にはとてもありがたい。

新規で取り扱いたい商品を作っている作家さんへメール。付き合いの長い人に対してでも、このメールを送る時は緊張する。この緊張感が大事だなとも思う。

閉店後、CDRなど焼く。時折強い風が吹く中、帰宅。シャワー。アンナ・カヴァン『愛の渇き』読み始め、寝る。


05日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べて、1つ用事を済ませる。『愛の渇き』続き読む。まどがルヌガンガで買ってきた淺井裕介『たねをたべたけもの』読み終える。こどものともの最新号。以前よりもキャラクターが表情豊かになっている。お弁当の用意。

作業部屋に行き、新しいキャンバスに取り掛かる。何色かのガッシュをキャンバスに直接つけて、水を含ませた太めの筆で混ぜながら広げた。

開店。この日はどうもやる気出ず。天気はまずまず回復したものの、気圧の変化で頭が締め付けられるようだった。今月末の旅行のための情報収集や、BOOK WEEKENDのためのセットリスト作りなどやる。この日も奥田さんイラストの手ぬぐいが売れて助かった。

閉店後、さっさと帰る。シャワー。ミケランジェロ・アントニオーニ『砂丘』見る。こんなにアメリカン・ニューシネマ調の作品とは思ってなかった。自分の好きな『夜』や『太陽はひとりぼっち』とは作風が違うけど、ラストシーンや、全編に漂う殺伐とした空気感がたまらなく良かった。


06日(土)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはん、洗濯。お弁当の用意。メグマイルランド『棕櫚の木の下で』2巻読み終える。メグさんの自在なコマ割り、事物に対するズームインズームアウトの緩急の心地よさは特別だ。先日行われていた個展もとても良さそうだった。いつか絵画や陶芸の作品も見てみたい。

外出。少し涼しい。作業部屋に行き、少しキャンバス進める。

開店。品出し、在庫整理、発送準備進めていく。BOOK WEEKENDに向けレンタカーの予約。月末の旅行の予定ほぼ固まる。今回はこないだの姫路みたいな失態はないはず。Kさんへアレの進捗確認。mezaのトートバッグが売り切れたので、片岡さんに追加納品のお願いをする。次回は靴下も仕入れられそう。

季節の変わり目だからか、飲酒へのモチベーションが高まっている。ビールを飲んで映画を見るか絵を描くかする。

2025年9月3日水曜日

映画など(2025年09月02~03日)

01日(月)夜

閉店後、シャワーを借り、スーパーへビールを買いに行く。作業部屋で、飲みながら映画。クリスティアン・ナイビイ『遊星よりの物体X』見る。ハワード・ホークスが(ノンクレジットだけど)演出で関わっているということでも有名。あまり書くとネタバレになってしまうが、ちゃんと”THE THING"としか呼べないものとしてリメイクしたカーペンターは偉いなと思った。犬がかわいい。次、曽根中生監督のロマンポルノ『らしゃめんお万 雨のオランダ坂』見る。舞台は上海、横浜、長崎の3つの港町。戸を閉める足の艶めかしさ、車輌置き場での足だけの立ち回り、ラストの赤いガラスなど、素晴らしい演出。主演サリー・メイの棒な演技と唐突に挿入されるテーマ曲の軽快さには笑ってしまうけど、最終的に良かった。


02日(火)

朝7時半に起きる。昨日おやつにと買ったスティックパンが余っているので、春風堂で少しパンを買い足して映画を見ながら朝ごはん。ヴィム・ヴェンダース『シルヴァー・シティ・リヴィジテッド』見る。1968年に作られた30分ほどの短編で、セリフもない詩のような作品。

キャンバスの続き。『ゼーロンの背中』昭和30年代日本映画特集を途中まで聴きながらやる。川勝さんが「増村保造はあまりピンとこない」と言っていて意外。自分は今まで石原裕次郎主演映画をなんとなく避けていたけど、これからはもっと見ていこうと思った。キャンバスは無事に完成。

外出。暑い。久々にケヤキカフェに行き、パスタセットで昼ご飯。アイスコーヒー飲みながら読書、天野知香『マティス:「装飾」が芸術をひらく』読み終える。その後、ひとつ用事。

砂古口早苗さんと会い、宮武外骨関係の話を聞く。砂古口さんは70年代から外骨関連の資料収集を始めたそう。80年代に入ると吉野孝雄『宮武外骨』や赤瀬川原平『外骨という人がいた!』が出る。90年代になって砂古口さんも「外骨忌」に行くようになり、さらに当時20代後半だった南陀楼綾繁さんがゆまに書房で『宮武外骨此中にあり』26巻を編纂して…と、関係者、研究者、編集者らが一体となってだんだんと外骨研究の道筋が整っていく過程がうかがえ、とてもわくわくさせられた。砂古口さんが希望者のみに無料で頒布していたというミニコミ『ぐわいこつふあんくらぶ』のことについても、詳しく伺うことができた。

店に戻り、いろいろ連絡など。アレの作業もやる。まどはだいぶ体調回復した様子。

スーパーに寄って帰宅。まどが夕ご飯の用意をしてくれている。家でご飯を食べるのも久しぶりだ。カツオのタタキ。

食べ終えてまどは外へ久々の散歩。自分はアイスを食べて家でゆっくり。風呂に入り、以前DVDを買ってあったルイ・マル『恋人たち』見る。ジャンヌ・モロー主演(役名もジャンヌ)、マル26歳の時の作品らしい。ストーリー自体はそれほど特別なものではないけど、休日の夜に見るにはちょうどいいゆったりとした時間と空間の流れに浸ることができた。

読書。岡田利規『掃除機』読み終え、信田さよ子『なぜ人は自分を責めてしまうのか』読み始める。信田さよ子の本を読むのは初めて。この本はオンラインでの公開講座をまとめた内容のようだ。読み進めるうち、自分の中にもある凝り固まった家族観や他者への支配欲求があぶり出されていくようで、若干辛くなる。しかし面白い。さらりとした語り口なのに、固定観念を軽くパカッと割られていく。

「堂々と、「親との関係に起因して生きづらいのだ」と言ってのける反逆性というか、ラディカルさはすごいです。家族の常識を転換させるという意味では、ものすごく大きな意味があると思っています。」(p40)

共依存について語っている箇所では、最近もやもやしていたことについてのヒントを得たような気がした(だからといって、それをすぐ武器に使おうとしてはいけない。じっくり噛み砕いていきたい)。


03日(水)

朝9時前に起きる。8時間くらい寝た。やっぱり自宅は落ち着く。朝ごはんを食べて料理。豚肉と野菜の辛みそ炒めを作る。お弁当の用意、筋トレ。久しぶりに腕立て伏せをやったら、少し回数が落ちていた。

開店。定休日明けで発送件数が多い。ウェブショップの商品も売れている。品出し。瀬戸芸夏会期も終わって週半ばの水曜だけれど、観光らしきお客さんも来られる。

連絡があり、夕方少し店内で打ち合わせ。これは楽しみだ。

なんだか台風が近づいているらしく、明日は雨の予報。

2025年9月1日月曜日

ケーキ(2025年08月30日~09月01日)

29日(金)夜

閉店後、スーパーで買い物をしてまどに届ける。LUUPに乗って片原町のあたりまで行く。LUUP初めて乗ったけど、それほど漕がなくても良いくらいパワフル。2キロ弱ほど走って200円ちょいだった。

吉野湯に入ってさっぱり。歩いてぎょうざやへ行く。今までも何回かお店の前まで行ったけど、お休みだったり満席だったりで入れなかった。この日はすぐに入店。とりあえず生ビールとぎょうざ1人前を頼む。「1人前でよろしいですか?」と店員さんに確認されたので、多めに頼む人も多いようだ。ぎょうざとてもおいしい。レモンサワー、塩だれきゅうり、ぎょうざもう1人前頼む。レモンサワーはすっぱすぎず、ぎょうざにとても合う。

昨日大三君に「最近ルクス行ってる?」と聞かれたのもあって、久しぶりに行ってみる。そしたら大三君がいた。小野君もいた。なんでもない話をしていると、まいちゃんが「今日誕生日ですよね?」とケーキを出してくれた。ルクスに行くとも言ってなかったのに、誕生日を覚えてケーキを用意してくれていたようだ。一日の最後に一気に誕生日らしくなった。ありがとう。


30日(土)

朝8時過ぎに起きる。毛布の下にもキャンプ用のシートなどを敷いたら、昨日よりも寝つきが良くなった。

グレコでモーニング。天野知香『マティス:「装飾」が芸術をひらく』続き読む。その後スーパーでお弁当を買い、店に戻る。来月21日に開催するBOOK WEEKENDでのDJに向け選曲。やり始めると意外と難しい。というか絶対にかけたいと思っていたCDRが見当たらない。困った。

アルバイトMさん来て、本の受け渡しと支払い。その後アルバイトN君来て、作業に入ってもらう。

開店。にぎやかな時と静かな時の差が激しい一日。辻さんや暖君、寺澤君、川人さん、井川さん来てくれる。辻さんから誕生祝いに花をもらった。うれしい。川人さんがまどの『話の話』を買ってくれた。品出しもそこそこできていい感じ。

閉店後、まどと電話。熱は下がったようだけど頭がぼーっとするらしい。映画見たり本読んだりも集中できないようだ。次に会うのは火曜の夜くらいになりそう。本を発送して、ゴールデンタイムに行く。サウナは気持ちいいけど毎日になるとお金がかかる。この季節は、外気浴よりも体をよく吹いて冷房のよく効いた脱衣所にいるほうが気持ちいいかもしれない。外はヤンキーが多い。店に戻り、アレの作業を少し進める。24時過ぎまでやって寝る。


31日(日)

朝7時前に目が覚める。二度寝せず、うどん食べに外出。その後南へ。『マティス』続き読む。たくさんのお客さんで賑わっている。食べたり飲んだりする時以外はマスクをしていた。

まどに食料を届け、店に戻る。香川に仕事の用件で来ていた佐貫絢郁さんとばったり会う。今日一日は丸々空いているとのことで、高松市美術館の石田尚志展をおすすめした。BOOK WEEKENDに向けての選曲続き。CDだけでなくサブスクも併用してやってみたら、思っていたよりも早く進み、ほぼ完成した。熱中してお弁当を買い損ねそうになり、あわててコンビニへ向かう。

開店。サウダージブックスのアサノタカオさん、京都の出版社Hazaのヴェロニカさんが来店。アサノさんと会うのも久しぶり。メグマイルランドさんとはかなり前からお知り合いのようだった。もうすぐ売り切れるまどの『話の話』を買ってくれた。ヴェロニカさんは市村柚芽さんのzineが気になったようで、市村さんは東京の画家で…と説明。品出し、在庫整理、アレの作業。夕方、丗界さんが久しぶりに『稿本 作者胎内十月圖』を納品しに来てくれる。夏休みで時間があったのか。来週に同志社大学がやっている「コテキリの会」のオンライン研究会でインタビューを受けるそうで、それに合わせての需要も見込んでいるようだ。今回は冊数多めの納品だけど、すぐに売れてしまいそうな気がする。その後、佐貫さん来てくれる。女木島に行ってきたようだ。佐藤豊さんの詩集を買ってくれた。夜に栗金商店の2人が来てくれて、いろいろ話す。

近所でシャワーを借りれることになる。サウナや銭湯に行くのは楽しいけど、毎日になるとお金も時間もかかってしまう。ありがたい。

閉店後、アレの件で方々へ連絡。自分の落ち度で手間をかけてしまい申し訳ない気分。シャワーを借りに行き、店に戻って発送準備と帳簿付け。発送。ランドリーにも行きたかったけど、もう遅いのでやめにした。さっさと寝た。


01日(月)

朝7時半に起きる。さっさと外出し、うえまつ食堂で朝ごはん。朝に来たのは初めて。ガラスケースからおかずを取ってごはんや味噌汁を注文する、昔ながらの食堂。その後ランドリーで洗濯。待つ間『マティス』続き読む。家賃振り込み。

店に戻り、服を整理してアレの作業少し。再び外出し、ビールやゴミ袋など買い足す。作業部屋でキャンバス続き。昨日サブスクで作った21日用のプレイリストを流しながらやる。いい感じだ。

いつもお世話になっている古物業者さんから「本がたくさんある現場なんですけど、来ますか」と連絡あり、来週の火曜に伺うことになった。解体予定の物件のようで、いるものだけ取ってくれて構わないとのこと。ありがたくお伺いさせてもらうことに。古物業者さんのピックアップの様子を見れるのも楽しみだ。

開店。品出し、発送準備進める。夕方まいこさんが来てくださり、いろいろお話する。まいこさんはzineなどを作っていている知り合いでYOMSにおすすめしたい人が何人かいる様子。持ち込みは基本断っていますと正直に伝える。自分も少し苦しい気持ちになるけど、しょうがない。この日昼間のうちは静かな感じで、夜は外国からの観光客も来てにぎやかな感じになった。

今日は久々に映画を見ようと思う。