2023年3月16日木曜日

ふつうの日記(2023年03月14~16日)

13日(月)夜

閉店後、本を出荷してスーパーで買い物。処分価格100円のハマチ刺しを買い、家でビール。いましろたかし「化け猫あんずちゃん」読む。無免許バイク運転で捕まり、シラを切ろうとするあんずちゃん。キャンバスを進め、シャワー浴びて1時過ぎに寝る。


14日(火)

朝8時前に起きる。ごみ捨て、朝ごはん。チャッターアイランド(とても面白い)聞きながらキャンバス続き。料理。手羽先の酢醤油煮、白菜とツナのポン酢和え、菜の花のおひたし作る。洗濯物干して昼ご飯。

外出、レターパックやら出汁用の鰹節やら買ってまわる。三越でホワイトデーのケーキも買う。行ったことのなかった喫茶店「ワキ」に入り、イーフー・トゥアン「空間の経験」続き。

帰って仕事。レターパック等へのハンコ捺し、発送準備、品出し、スリップ作り進める。仕事をしているとちょうど電話連絡入り、さらにもう1件持ち込みが入る。3時間弱作業をした。

晩ごはんを食べながら、フレデリック・ワイズマン「ナショナル・ギャラリー英国の至宝」見る。3時間くらいある映画を見ていると、さすがに休日を過ごしている気分になってくる。シャワー浴びて、キャンバス進めて寝る。


15日(水)

朝8時半ごろに起きる。ごみ捨て、朝ごはん。昨日のおかずがそこそこ余っていたので、サバだけ焼く。この日もチャッターアイランド聞きながらキャンバス続き。もうあと少しで完成しそう。

開店。査定、品出し、発送準備進める。良い本が入ってきていてうれしい。なんとなくやる気が出ず、ダラダラしてしまう。夜になって些末事福田さんが畑で採れたというブロッコリーを持ってきてくれる。その後平尾君とivoryさんが来てくれて、天狗のことや、音楽イベントのことなどゆっくり話す。

閉店後、本を発送。スーパーで荷造りのための段ボールをもらう。お酒を買おうか迷うが、やる気が出ない時にアルコールを飲むのは良くないんじゃないか、豆乳をあっためて飲もう、と思いやめる。

豆乳飲みつつ、キャンバス少し進める。風呂。ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」下巻読み進めて寝る。


16日(木)

朝8時半に起きる。一人で南珈琲へ行きモーニング。スケッチブックにドローイングを書き、「トリストラム・シャンディ」続き。午前中に1時間ほど読書すると、テンションと集中力が上がっていい感じだ。

「私の書く文章がつぎつぎと自然に出て来て、全体の構成もまたおのずから成ってゆく有様を一目御覧になりさえすれば、世の文士たる方々も、表の入口をさっと開いて隣人やら友人やら親戚やらをむやみに呼びこんで来る、ついでに悪魔までが子分どもを引きつれてまぎれこんで来て、ハンマーやら武器やらをやたらにふりまわすなどという、あのばかばかしい大さわぎ沙汰から永久にピタリと解放されることでしょう。」(p114)

家に帰って洗濯物を片づける。キャンバスの続き。一旦完成かなというところまできたけど、もう少しいけそうな気もする。雑なままでいいような気もする。店の作業もあるが結局開店間際まで描いていた。

開店。お客さんは多い。発送準備、査定、品出し進める。ネット出品も少し。一昨日持ち込みいただいたお客さんが、さらに追加で持ってきてくださる。

今日はこれから本を発送してキャンバスの続き。今日中に終わるだろうか。

2023年3月13日月曜日

無言で上がる(2023年03月12~13日)

11日(土)夜

閉店後、本を発送してivoryさん企画のイベントに行く。ゲストDJはokadadaさん。90分のセットの中で本当に幅広い選曲をしていて楽しかった。イベント全体的にダンスホールぽい曲がけっこうかかっていて、okadadaさんも最後のほうジャパレゲかけてたし、ラガな雰囲気あった。出て、たまたま商店街のほうに出ていたという馬場君と合流し、コンビニで飲み物を買って話す。帰ってシャワー浴びて寝た。


12日(日)

朝8時に起きる。歩いてバカ一代へ。東京から原田さんが高松へ来ていて、「てしまのまど」の安岐さんと一緒に4人でうどんを食べましょうということになっていたが、現地に着いてみると明らかに1時間以上は並ぶ長蛇の列。あきらめて安岐さんの車でコメダに行く。ここもモーニング客でいっぱい、少しだけ並んだ。まどは原田さんと作画の話、自分は安岐さんと東京へ行った時のことの話をする。原田さんは昨日工藤冬里さんに会ってきたそうで、冬里さんから預かったという器をいただく。ドライフラワーや木の実なんかを入れるとよさそうだ。1時間ほど話し、街中まで戻って一度解散する。まどはライブハウスのバイトへ。帰ってキャンバス進める。

開店。商店街を散歩していた原田さんが店にも来てくれる。うちで詩集を扱っているおさないひかりさんは原田さんとお知り合いだったようだ。まどの「ひととと」を買ってくれた。その後、ivoryさんやokadadaさん、昨日のイベントに出演されていた方々がご来店。ivoryさんから「okadadaさんは本が好きなんですよ」と聞いてはいたけど、購入された本が普段相当いろいろ読んでいることが窺えるものばかりで、無言でテンションが上がってしまった。その後品出し、発送準備。夜、まどに店番を代わってもらい「はやぶさ」というお店でラーメン食べる。夜に買取持ち込み1件。1時間ちょい残業。

閉店後、本の出荷。シャワー浴びてキャンバスの続きをやり、早めに寝る。


13日(月)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べ、食器や洗濯物の片づけをやる。キャンバス続き。南珈琲へ行き、読書。イーフー・トゥアン「空間の経験」読み進め、ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」下巻読み始める。

「大洋の広大さは、直接には把握することができない。ウィリアム・ジェイムズが述べているように、「われわれは、海を見るたびに受ける印象を頭の中で増殖させていくことによって、大洋を一つの全体として考えるのである」。」(「空間の経験」p35)

「三角形は、はじめのうちは「空間」であって、ぼんやりとしたイメージでしかない。三角形を三角形として認識するためには、三つの角(すなわち、三つの場所)をあらかじめ確認しておくことが必要なのである。」(「空間の経験」p38)

開店。発送準備など進める。昨日お預かりした本の査定。さらに1件、雑誌などの持ち込みがある。安岐さん来てくれて少しお話。夜、okadadaさんとライター/DJのshakkeさんのポッドキャスト「チャッターアイランド」を聞いてみる。noteのほうにもポッドキャストの関連記事があり、紹介した書籍なども書かれていて楽しい。

大江健三郎が亡くなった。たまたま単行本の在庫がたくさんあり、こういう時に出すのはどうなんだろうとは思いつつ、20冊ほど出す。

明日は久しぶりに特に用事のない日(やるべきことはたくさんあるが)。映画が見たい。

2023年3月11日土曜日

よく遊ぶ(2023年03月09~11日)

08日(水)夜

本を出荷してルクスに行く。大三君としゅう君もやってきて、えらいしょうもない話をして終わった。帰ってシャワー。ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」中巻読み終えて寝る。


09日(木)

朝9時前に起きる。朝ごはんを食べ、絵の梱包と発送。なんとか開店時間までに間に合った。セブンイレブンで滝口悠生の新刊「ラーメンカレー」関連のネットプリントを出力。

開店。この日はお客さんが少ない。いまいちこちらもやる気が出ないが、ネット出品作業や発送準備などを進める。ひとつの作業がひと段落すると「あれ、次やるべきことはなんだっけ」となり、ぼーっとしてしまうが、少し考えてみればやるべきことはたくさんある。頭の切り替えが難しい。

閉店後、ただひと谷藤さんとまどとで時宅へ。安岐さんと但馬さんもいた。ただひと谷藤さんは子供が生まれてしばらくただひの実家がある高松に住んでいたが、再び東京へ戻るとのこと。いろいろ話す。こないだ高松市美術館で聞いたデュシャンについての講演会の話もした。

帰ってすぐに寝た。


10日(金)

朝8時に起きて、少し片づけ。まどと南珈琲へ。妹尾克己、イシイ省三「抽象絵画の先駆者 坂田一男の素描」読み終える。3年ほど前に岡山県美で見た坂田一男展ではゆらめくような線が重ねられた抽象画が印象に残ったけれど、この本に収録されている風景の素描の線からもそれらに通じるものを感じることができて、面白かった。イーフー・トゥアン「空間の経験」続き少し読む。

「経験は外的世界に向けられている。見ることと思考することは、明らかに自己の外に出ていくものである。それに対して、感じることはもっとあいまいである。(略)何かを感じているときには「指向と被作用とが同じ経験のなかで同時に起こっているのである」。」(p22)

出て、不動産屋へ行く。店から徒歩圏内にある物件を内見。家賃の割にはとても広く、日当たりも良い。まども満足そうだ。契約書を交わし、再来週に引っ越し予定。食器や服、家電だけを持っていく予定だけど、すぐに終わるかどうか。スーパーに寄って帰る。

開店。品出し、発送準備など。お客さんは多い。店頭買取2件。久々にTさんが「春の陽気に誘われて…」と来店され、ジャン=ピエール・メルヴィルや小島信夫の話などする。自分は映画の知識がまだまだ足りないなと痛感。晶文社より大三君の「香川にモスクができるまで」追加納品分届く。夜、ジュノ君と田窪さん来て、いろいろお話する。2人とも時宅へ行くとのことで、自分も閉店後に合流。ジュノ君のマティス話が面白かった。

久しぶりに日本酒を飲んでけっこう酔ってしまったけど、なんとかシャワーを浴び、寝る。


11日(土)

朝8時過ぎに起きる。震災からもう12年が経った。朝ごはんを食べ、キャンバスを下塗り。久しぶりに公園へ行く。日差しがぽかぽかであったかい。スケッチブックに絵を描く。しばらくすると花粉がつらくなってしまった。八百屋に寄り、帰って料理。豚汁、卵焼き、菜の花ともやしのナムルを作る。キャンバス下塗り二度目。

絵のことでうれしい連絡があるが、すぐには応えられそうになく残念。申し訳ないです。

開店。この日もお客さんが多い。年度末が近いからか店頭買取も多く、この日は3件。均一本の補充、発送準備など進める。「香川にモスクができるまで」も出す。

今日はこれからイベントへ行く。最近よく遊んでいるな。

2023年3月8日水曜日

ほめ(2023年03月07~08日)

06日(月)夜

閉店後、本の発送。シャワー浴びて、いろいろ音楽を聞きつつキャンバスを進める。そこそこ良い具合に進む。自分はやはり物を配置していくように絵を作っていくのが得意なようだ。1時前に寝る。


07日(火)

朝8時前に起き、ごみ捨て。南へ行き、カフェオレ飲みながら読書。ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」中巻読み進め、イーフー・トゥアン「空間の経験」読み始める。帰ってごはんを作ろうと思っていたが、まどが作ってくれたとのことで、スーパーと八百屋で買い物だけして帰る。やたら暖かい。キャンバス続き。

Syndicateへ行き、グループ展の搬出。みんなおしゃべりしながら手際よくやっていく中、作品数の多い自分は1枚1枚グラシン紙とプチプチとで梱包していくので時間がかかる。しかし思ったよりも早く終えることができた。2往復して絵を家まで運ぶ。

少し休憩して、再び外出。久々にサウナへ行く。水風呂に入ったらジュワジュワきて体が軽くなった。体育会系の若い人たちの体はたくましい。自分ももう少し運動しなければいけない。トマトジュース飲みながら「トリストラム」続き。

「二十五年の間に他の原因によって起った不和の回数を総計したよりも多いのでした。ーーがこれは本題とは関係のないことーーなぜこんなことを書きつける気になったのかーーそれは私のペンに聞いて下さいーーペンが私を支配するのでーー私がペンを支配しているわけではありませんから。」(p259)

家に帰って晩ごはんを食べる。仕事のことなどでまどだいぶストレスがたまっているようだ。こないだ買ったハーブティーを飲む。東京でお世話になった人たちへ送るお礼の品を梱包し、手紙や伝票を書く。キャンバス進めて1時前に寝る。


08日(水)

朝8時過ぎに起きる。ごみ捨て、朝ごはん。キャンバス進める。昨日荷造りしたお礼の品を郵便局で発送。料理。豚の生姜焼き、粉吹き芋、春菊の胡麻和え作る。キャンバス続き、1枚完成。ペースが速くなってきた、この調子でいきたい。少し読書。

開店。お客さんは多い。ネットで注文していた、キャンバスを発送するための差し箱が届く。浜松の古書店で働いているというお客さんが「高松いいところですね」と言ってくれたり、作業着姿のお客さんが棚のつくりをほめてくれたり(内装関係のお仕事をされているのだろうか)、うれしいことが続く。些末事研究福田さん来てくれて、東京でのことなど、久しぶりにいろいろお話。夜には札幌の古書店で働いているという方が品揃えをほめてくれた。何かのドッキリだろうか(失礼)。

10月の大阪での個展会場をまだきちんと見れていないので、下見も兼ねて関西へ行くべきか考え中。どうせなら京都にも足を伸ばしたい。神戸から夜行のフェリーで帰ろうか。

今日はこれからキャンバスの発送準備。

2023年3月6日月曜日

展示終了(2023年03月04~06日)

03日(金)夜

閉店後、まどと燦庫で行われている時宅6周年記念イベントへ。人がたくさんいた。近藤君がドラムをたたいているのを初めて見た。その後宮脇さんとルクスへ行き、帰ってシャワーを浴びて寝た。


04日(土)

朝8時に起きる。まどと駅前まで歩き、プロントへ入る。ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」中巻、岡内大三「香川にモスクができるまで」交互に読み進める。スケッチブックに何枚かドローイング。キャンバスで改めてやってみたい絵も描けた。家に帰って、キャンバスの下塗り。洗濯物を干す。

開店。品出しなど進める。

13時から2時間ほどまどに店番をやってもらい、高松市美術館へ。マルセル・デュシャンについての著作を多数書かれている平芳幸浩さんによる講演会「版画・エディション・マルチプル」を聞く。デュシャンとグレゴリー・ベイトソンは一度対談したことがあるらしい。その内容については平芳さんの「マルセル・デュシャンとアメリカ」でも一部触れられているようだ。読んでみたい。

店に戻り、品出し続き。買取依頼も数件。この日は途中で店を出たにも関わらず、時間が妙に長く感じた。

閉店後、本の出荷。ついでにビール買う。帰って飲みながらGYAOで増村保造「最高殊勲夫人」見る。最高。精神が回復した。キャンバスの下塗りの続きをやり、シャワー浴びて寝る。


05日(日)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べて、料理。親子丼、春菊のおひたし、にんじんともやしのナムルを作る。キャンバスの続き。とりあえず一昨日完成した絵と同じやり方で進めてみるが、そんなに時間が経っていないはずなのに「何を考えていたんだっけなあ」となる。描いていた時の感覚はすぐに蒸発して消えて行ってしまう。スーパーで少し買い物して、段ボールをもらう。

開店。品出し、発送準備など進める。店頭買取1件。出張買取の問い合わせも入る。

15時になり、まどと店番を交代してSyndicateへ。この日はグループ展最終日。岡山から成瀬さんが来てくれていて、いろいろ話す。東京へ引っ越すそうだ。その後も菊池さん、ちゃゆう君、小野君、Center大山さん、但馬さんなどたくさん人が来てくれた。18時をまわり、矢野さんとジュノ君と天下一品に行ってラーメン。天一、10年ぶりくらいに行ったかもしれない。またいろいろ話す。展覧会としてどうだったかはまだ判断できないけど、自分の展示に関して言えば今後も展開していきたいことが見えてよかった。次は6月に兵庫県で個展。

店に戻り、まどと再び交代。発送準備、品出し。閉店時間を過ぎてからも作業を続けていたら、お客さんが入ってきてくれて少し売れた。

閉店後、ゆっくり音楽を聞いたり本を読んで過ごす。シャワーを浴びて寝る。


06日(月)

朝8時過ぎに起きる。キャンバス少しだけ進める。まどとけやきカフェに行き、読書。「香川にモスクができるまで」読み終える。とても面白かった。著者の、いち日本人としての在日ムスリムへの心の動きも丁寧に書かれているのが臨場感があってとてもいい。自分だったらこの時どう感じるだろうか、と想像が膨らむ。

開店。品出し、発送準備進める。この日は選書の作業を進め、60%くらいのところまできた。あと少しか。この日はお客さんの数はふつうだったけど、かなりの金額を買ってくださる方が多く、売り上げは良かった。

今日はじっくり絵を描く。明日は展覧会の搬出。

2023年3月3日金曜日

お礼の品(2023年03月02~03日)

01日(水)夜

閉店後、本の出荷。ついでにスーパーで買い物。帰ってシャワー浴びる。いつもならビールを飲んでしまうところを我慢して、読書。岡﨑乾二郎「絵画の素」読み終える。キャンバスを進め、1時前に寝た。


02日(木)

朝8時前に起き、ごみ捨て。朝ごはん食べる。キャンバス進める。南へ行き、岡内大三「香川にモスクができるまで」読み始める。まだ4分の1くらいだけどとても面白い。取材時の、大三君の心の動きも書かれているのがいいなと思う。読み進めるのが楽しみ。帰って、こないだ壊れた椅子の修理。修理というか、足についていた板が一部割れたのでそこだけ外した。キャンバスまた少しやる。

開店。発送準備、品出し。昨日はお客さんが少なかったが、この日はそこそこ。徳島から来られた方が、来月美馬市の「うだつ上がる」で行われる古本市のチラシを持ってきてくれる。今回は2回目。前回けっこうたくさんお客さんが来たらしい。いい感じだ。選書作業進める。半分弱まできた。ネット出品用の本の準備もやる。夜は査定。

閉店後、冷奴をつまみにビール飲む。読書。シャワー浴びてキャンバスの続き。1時前に寝る。


03日(金)

朝8時に起きる。ごみ捨て。料理。豚キムチ、卵焼き、ほうれん草としめじのお味噌汁を作る。キャンバス続き。

外出。いろんなお店をまわり、東京でお世話になった人たちへ送るお礼の品を(もう一か月近く経ってしまったが)買う。シューレに行ったら東京・西荻窪「サウスアベニュー」のハーブティーが売っていて、自分用に買う。

途中、日赤向かいにある喫茶店「NAN」でモーニング。「モスク」家に忘れてしまい、ロレンス・スターン「トリストラム・シャンディ」中巻読む。NANの天井はタイル張りで、角が丸みを帯びていていい感じだ。吉祥寺の「くぐつ草」や神戸の「ぱるふあん」など、天井の丸い喫茶店は居心地がいい。坂出の「薔薇館」も丸かったはずだけど、まだ行けてない。今度行こう。

帰ってキャンバスやる。1枚完成。

開店。発送準備、品出しなど。なんとなくお腹の調子が悪く低速運転。いつも来てくれるお客さんが「展覧会見に行きましたよ」と言ってくれてうれしい。あづささんや、高知の森田理論さん、4年ぶりに東京から菊池さん来てくれたり、この日はお久しぶりなお客さんも多かった。菊池さんは東京での個展も見てくれたそうで、絵のタイトルの付け方が気になったらしく、その流れで小説や詩についても話した。

今日はこれから、まどと燦庫で行われている時宅6周年記念イベントに行く。

2023年3月1日水曜日

駆け足日記(2023年02月23日~03月01日)

22日(水)夜

なんとなくテンションが上がって、ルクスへ行く。ivoryさんとまいちゃんと、昔聞いていた音楽の話など。こういう話は誰としても楽しくていい。帰って、シャワーを浴びて、キャンバスの続きをやる。


23日(木・祝)

朝8時半ごろに起きる。キャンバス続き。まどと南でモーニング。岡﨑乾二郎「絵画の素」読み始める。スケッチブック何枚か描く。まどとナルホドへ。スケッチブック、ガッシュ、マスキングテープ買う。帰って洗濯物干す。キャンバスの続き。

開店。品出し、発送準備など進める。お客さんは多い。店頭買取2件。Kさん久々に来られ、短歌の話などいろいろ。坂出の鎌田醤油には澁澤龍彦の生原稿が展示されているそうだ。気になる喫茶店もいくつかあるし、行ってみたい。夜、選書作業始める。150冊ほど選ぶことになっていて、少しずつ進めていかないと後が大変になりそうだ。

閉店後、本の出荷。お酒を飲みながら、熊井啓「サンダカン八番娼館 望郷」見る。苦しく悲しい話だけど、ストーリーよりも田中絹代のちょっとした表情の動きに感情が動かされる。シャワー浴びて、12時過ぎに寝た。


24日(金)

朝8時頃起きる。ごみ捨て、朝ごはん。キャンバスを進め、1枚完成。買い物へ行く。麻婆豆腐を作り、ブロッコリーをゆでる。

開店。昨日の帳簿付け、発送準備など進める。今日も休みにして4連休にしている人が多いのか、お客さんは多い。この日も夜から選書作業。ルヌガンガの中村さんが来てくれて、久しぶりにいろいろ

夜は燦庫へ。途中からの参加だったけど、shu君のユニットいまさらやちゃゆう君のライブも初めて見れてよかった。HAPPFATさんのDJはとても幅広い選曲でいろんなことをやっていて(テクニックに詳しくないので語彙が追い付かない)、時間があっという間に過ぎていった。ゲストのKotsuさんのDJは終始高いテンションを保っていて、途中のブレイク部分でも一切だれず、久しぶりにテクノ/ハウスでたくさん踊れて最高に楽しかった。いつの間にか2時過ぎになっていて、離脱。シャワー浴びて寝た。


25日(土)

朝9時半に起きる。まどとけやきカフェでモーニング。スケッチブックに絵を描くが、うまくいかず。「絵画の素」続き読む。帰り、部分洗い用洗剤を買う。

開店。店頭買取1件。ほか段ボール3箱買取依頼あり、後日お支払いとなる。品出し、査定、発送準備進める。千葉の「南方書局」より本届く。夜に栗金商店の2人とヤマハラさん来てくれて、少し話す。

閉店後、この日も燦庫へ。姫路から来られた生物さんのDJ、変わったダブステップやフットワークなどをコラージュ的な感じでミックスしていてとてもよかった。最後のほうでソニックドラゴルゴをかけていて親近感。

帰ってすぐに歯を磨いて寝た。


26日(日)

朝10時半に起きる。10時間くらい寝た。朝ごはん食べて料理。ブロッコリーをゆで、卵焼きを作り、豚肉、玉ねぎ、しめじ、にんじんを適当に味噌と豆板醤で炒める。

開店。さっそく店頭買取3件。ここ最近出張買取の依頼は少ないが、店頭買取が増えてきた。豊島からよしのももこさんが2年ぶりくらい?に来店、初めての小説「ジドウケシゴム」を納品いただく。宣伝用のチラシもお預かりする。チラシには作家の山下澄人さんがコメントを書いている(そこに至るまでの話は伏せます)。よしのさんは以前も「ようかいどく」という冊子を家族と作って納品いただいたことがあり、山下さんの作品は自分も以前から好きで読んでいたので、とてもうれしい気分になる。いろいろお話した。

夜は風呂に入り、ビールを飲みつつ読書。早めに寝た。


27日(月)

日、月と2日連続で、北欧のとある国にある日本家屋で展覧会をやる夢を見た。現地に着くと絵が一部(一部というのが気持ち悪い)届いていなかったり、勝手に他の作家に絵をインスタレーションの素材に使われたりした。何度も途中で起きてしまった。

南でモーニング。読書、スケッチブック。

この日は夜に体調が悪くなり、まどと店番を交代した。早めに寝て、夜中に起きて、キャンバスの下塗りをやる。


28日(火)

朝また南。読書、スケッチブック。スケッチブックに描いた絵から次のキャンバスの展開が少し見えた。ナルホドでジェッソや筆を買う。銀行をまわり、レターパックを買い足し、スーパーや本屋に行って帰る。カレーを作って昼ご飯。

この日はグループ展のギャラリー番。向かう途中、茎に寄って、ミモザと「バニーテイル」という猫じゃらしがもっとふわふわになったような植物を買う。めぐさんと少し話す。番をしながら読書、ネット出品作業。ルヌガンガ中村さん来てくれた。

家に帰り、晩ごはん。店で作業やる。発送準備など。おかげ様でけっこう売れていて、明日にまわしたらあわててしまうところだった。本を発送するついでに、田中菫さんのネットプリントHOT MILK LETTERSをプリントする。帰ってビール飲みつつ、ネットプリント読んだり、絵のことを考えたりした。シャワー浴びて寝る。


1日(水)

朝8時半に起きる。ごみ捨て、朝ごはん。鱈とほうれん草としめじと玉ねぎのバター焼き、ポテトサラダカレー味、キャロットラペ作る。午前中は絵を描こうと手を入れ始めたら、用事のあることを思い出し、結果すぐに時間はつぶれてしまった。

6月に行う個展についてやり取り。おおよその詳細が固まった。展示内容についてもイメージが整いつつある。

開店。良い天気で暖かいが、お客さんは少ない。品出しなど進める。豊島の吉野さんから「ジドウケシゴム」追加分届く。台湾生まれ日本在住の写真家、富澤大輔さんがやっている「南方書局」の本を品出し。富澤さんは書画や額縁の製作などの活動もされていて、幅は広いが全体としてどことなく統一感のある独特な雰囲気をもっている。南方書局の本をデザインしているのは、先日東京でもお会いした浅田農さん。

まどにめでたい知らせが届く。発表はもう少しだけ先になりそうだ。

今日はこれから風呂に入って絵を描く。