2025年12月22日月曜日

姫路、加西(2025年12月18~22日)

17日(水)夜

閉店後、本を発送して帰宅。風呂。石井隆『死んでもいい』見る。止まない雨。大竹しのぶ素晴らしい。永瀬正敏のサイコ役も良い。序盤の暴行シーンのカメラの低さと平行移動にフラーを感じた。破滅志向と男性性について考える。24時半頃に寝る。


18日(木)

朝9時前に起きる。よく寝た。朝ごはんを食べてお弁当の準備。まどと南へ行き、フラナリー・オコナー『賢い血』続き読む。フォークナーやマッカラーズなど、アメリカ南部の作家の作品は好きなものが多い。

開店。品出しなど進める。Kさん来てくれて、いつものように映画の話などしていると、高縄さん夫妻も来られ、紹介することができた。店頭買取1件。まどがメグマイルランドさんとの共作同人誌『怪獣と棕櫚』を納品してくれる。お互いがそれぞれの漫画のモチーフを交換し合って描いた『交換漫画』、(ほぼ)YOMSが舞台として登場する『地産漫画』、2人の往復書簡が収録されている。往復書簡からはまどもメグさんも日々いろんな方向に好奇心を持っていて、それを創作にも活かしていることが伝わってくる。

閉店後、作業部屋へ。『賢い血』読み終える。TSUTAYAディスカスで借りるDVDやCDを考える(たくさん借りると送料が安くなり、貸出期間が延びる)。新しいキャンバスに少し手を付ける。

帰宅。シャワー浴びて、グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学へ』上巻少し読んで寝る。


19日(金)

朝9時前に起きる。ちょっと寝すぎかも。朝ごはん、洗濯、お弁当の用意。まどは先に外出して、自分はゆっくり準備。

外出。作業部屋で絵の続きをやる。「これ途中?」というところで完成にしてみたいけど、どうなるだろうか。

開店。直後にお客さんより買取の持ち込みがある。80年代末~90年代頭に発行された建築系の雑誌や、郷土関係など。文庫にもミステリや哲学関連など良いものがあった。整理と査定を進める。

閉店後も在庫整理作業。帰宅、風呂。小島信夫『私の作家遍歴Ⅲ 奴隷の寓話』読み始める。この3巻目で完結だけど、これも600ページ弱ある。今年中に読み終えられるかな。


20日(土)

朝8時前に起きる。この日は臨時休業をとり、兵庫県加西市のVoidまでライブを見に行く。

来年2月に予定しているイベントのフライヤー、仮デザインが届く。とても良い。テンションが上がった。

レンタカーを借りて、久々の高速道路。高松西ICから入って、瀬戸大橋の手前で既に飽きてくる。一人だとしゃべったりもできないしつまらない。電車なら本を読みながら移動できる。しかし高松から加西市北条までは5回くらい乗り換えないといけないし6時間くらいかかる。車なら小休憩をはさんで2時間半くらい。龍野西SAで、用意してきたお弁当を食べた。

姫路で高速を降り、あまかわ文庫へ。尾崎さんとは夏にもお会いしているので、それほど久々という感じはしない。最近沖縄へ行かれたそうで、沖縄関連の本(郷土史的なものから写真集までいろいろ)が増えている。大澤慶久『高松次郎』、『高祖保随筆集 庭柯のうぐひす』の2冊を購入。どちらも古本ではあまり出会うことがないだろうし、良いタイミングだった。

あまかわ文庫から少し歩き、外観が気になった喫茶店へと入ってみる。テンションの高いJポップがかかっていて驚く。読書しようにも集中できず、さっと出てしまった。

姫路市街から北のほうにある、日本玩具博物館へと向かう。途中ハードオフを見つけて入ってみるが、特にめぼしいものなし。博物館はそこそこ辺鄙なところにあった。すぐ近くには川が流れ、田んぼが広がっている。中に入ってみると、家族連れのお客さんが何組もいて賑わっている。国内外のいろんなおもちゃがショーケースに展示されており、国内は2000年代頃までフォローされていた。一部のおもちゃは実際に手に取って遊ぶことができる。クリスマスの特集展示や、サンタの格好をしたスタッフの方もいたりと、力が入っていた。

加西へ。イベント会場のVoidでは一昨年個展をやらせていただいたこともあり、途中から見覚えのある道に入る。給油して『すし官太』という回転寿司に入る。兵庫県西部を中心にチェーン展開しているお店のようで、少しだけ高めだったけどおいしかった。ローカルな回転寿司をいろいろ食べてみるのもいいな。

Voidに到着。この日はゑでぃまぁこんとジョンのサンの2マンライブ。ジョンのサンは9人編成(5人は東京から、4人は愛知から)で、こっち(って、どっちだ)で見れるのは貴重な機会。ライブで見ると、誰がどのタイミングで歌っているのかわかって良かった。しかし、普段かなりの距離離れて生活しているメンバーがその日に集まってライブをやるのは大変そうだ。どうやっているのだろう。ライブ終了後、ジョンのサンの立石さん、辻井さんと初めてお話する。辻井さんがメンバーのバンド『YODO』のCDをその場で買い切り、仕入れさせてもらった。Voidのダイゴさんに、先日東京のアートフェアEAST EASTに出していたという作品を見せてもらう。良いタイミングで来れた。Voidでは来年一月半ばから坂口恭平さんの絵画展が行われるとのこと。チラシをお預かりする。

高速をとばし、24時半に帰宅。


21日(日)

朝8時に起きる。レンタカーを返し、南へ入る。『奴隷の寓話』続き読む。スーパーに寄って店へ。ルヌガンガへ坂口恭平展のチラシを持って行く。買い取った本や雑誌の整理。

昨日放送された『王様のブランチ』で、お笑いコンビ『かが屋』の賀屋壮也さんがまどの『怪獣を解剖する』を紹介してくださったそう。自分たちはテレビを持っておらず確認できていないが、なんと古本屋のことにまで少し触れられているらしい(と、偶然放送を見た方がSNSでメッセージをくれた)。とても気になる。なんとかして見たい。

開店。品出し、発送準備、ブログの更新など。自主制作の商品がよく売れる。松山からというお客さんが、まどの編みぐるみと同人誌2種類お買い上げ。他にもよくよく本を吟味して写真集を買ってくれた若い男性2人組など、真剣に本を見てくださるお客さんが多かった。おととい持ち込みいただいた買取2件、共に査定額了承取れる。

閉店後、早めに帰る。風呂。映画を見ようと思っていたら、いつの間にか微妙な時間帯になってしまった。お酒飲みながら本を読んで、寝た。


22日(月)

朝8時前に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。加西のイオンで買ったドラゴンフルーツを食べてみる。見た目は派手だけど味は淡泊。味の薄いキウイ?

外出、作業部屋に行く。絵の続き。少しずつ進めている。

開店。品出し、発送準備。店内に積んでいた買い取り済みの雑誌の仕分け。昼に高縄さん夫妻来られる。年内で春秋空港は高松発着便を終了するらしい。最近の日中関係も影響しているのだろうか。航空会社に勤めている人も大変だな。夜には堀金君が来てくれて、映画の話など。

今日はこれから雑誌の仕分け続きをやって、絵を描く。明日は定休日。

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